ベッジ・パードン
シス・カンパニー
世田谷パブリックシアター(東京都)
2011/06/06 (月) ~ 2011/07/31 (日)公演終了
おもいのまま
トライアングルCプロジェクト
あうるすぽっと(東京都)
2011/06/30 (木) ~ 2011/07/13 (水)公演終了
満足度★★★★★
選択の物語
飴屋法水の仕掛ける、選択の物語。
絶品でした。
休憩で帰りたくなっても、帰っちゃダメ!
ネタバレBOX
久々に行ってきました、あうるすぽっと。
なんか息苦しい額縁舞台だった記憶しかないので、客席入ってびっくり。
粋な装置。
家なんだけど、壁とかは作らず、柱だけでうまく作ってる。
あうるすぽっとの広い舞台空間を無理して埋めてる感もなく、音響スピーカーが山積みされてたり、脚立が立て掛けてあったりと、
「ここは劇場なんだぜ」
って感があって好き。
かっけー。
芝居は休憩挟んでの二部構成。
前半がとにかくしんどい。
高級住宅地のある一軒に、スクープ記事ばかり書き続けている二人の記者が侵入してくる、
ってのが大雑把なストーリーなんだけど、
この二人が、本当にゲス野郎で、観てて胸くそ悪くなる。
それだけ芝居うまいって事なんだけど、ほんとに、しんどいくらいゲス。
脚本もまたドギツイのでゲス度MAX。
大切にしてた道徳とか倫理観とかを目の前で粉砕されるような、言い様のない怒りが込み上げてくる。
芝居のクオリティとか役者の演技にいらいらする、とかではなしに、芝居の登場人物に対して怒りを覚えるってのは久々の体験かも。
それだけ引き込まれてたって事か。
前半が終わり、休憩に。
前半で、一つの芝居として完結している。
続けるとしたら、あの方法。
と思ってたら、やはり。
ラン・ローラ・ラン形式と呼びましょうか、
あるいはキラー・クイーン・バイ・ツァ・ダスト(敗けて死ね)形式と呼びましょうか。
この芝居の一つのテーマとしてチラシにも書いてあるのが、
「選択」
あの時ああしていれば、なぜあんな風に…
生きてる中でしている選択の数々は、未来を大きく変えてゆく。
その「選択」についての物語なだけに、後半も前半と同じ入り方をする。
この戯曲の仕掛けがまた、粋。
前半の展開から、少しづつ少しづつ変わっていく後半に、
完全に心をつかまれる。
なんともまぁ、ずるい展開。
前半のドギツさも、後半の為に過剰に盛られたスパイスに違いない。
前半でキツいからって休憩で帰ったら間違いなく損する芝居。
演出の、空気のコントロールが、巧み過ぎる。
後半は、佐野史郎らしい佐野史郎で少しほっとする場面も。
選択によって変化していく物語は、自分の選択を受け入れる物語でもある。
自分が選んだ道から目を背けながら歩んだり、後悔し続けながら歩む事は、なんとももったいない事なのだ。
あの時こうしていれば、な思考ではなく、
自分で選んだ道だから、と道を受け入れて歩む事。
「誰が選んだのでもない、自分で選んだ道ですもの」
森本薫『女の一生』の名台詞を久々に思い出した。
私も、「なんであの時…」って考えがちな人間なのだが、
この芝居を一つのきっかけに、久々に前向きな気持ちになれそうだ。
演出・飴屋法水のやり方にはびっくりさせられる。
演出・美術・音楽デザインとクレジットされているだけあって、美術・音楽の演出効果が半端ない。
特に音楽。
ノイズ的なサムシングが、生理的に嫌な部分を非常にうまく突いてくる。
芝居の空気感が、聴覚化されているとでも言おうか。
ヤバすぎる。
音で、会場全体がびくっとする光景なんてそうそう出会えない。
演出家・飴屋法水、凄すぎる。
この人が演出した『4.48 サイコシス』がべらぼうに評判良かったそうだ。
観てみたい。
愛の蟻地獄【無事終演しました。ご来場ありがとうございました!】
はらぺこペンギン!
OFF OFFシアター(東京都)
2011/07/07 (木) ~ 2011/07/18 (月)公演終了
満足度★★★★
時東ぁみが良かった。
下北沢OFFOFFシアターにてはらぺこペンギンを観た。前半は台詞の噛みなども少し目立ち、少し練習不足?と心配したが後半は引き込まれた。
オカマを主人公にハチャメチャなストーリー展開ながら最後には見事に感動させられる。白坂英晃の演出力だ。
今回、劇団員以外はイケメンとアイドルという面白い組み合わせ。眼鏡アイドル時東ぁみが普通に参加し、普通に演技をしていた。そのことに感動。
血の婚礼
Bunkamura
にしすがも創造舎 【閉館】(東京都)
2011/06/24 (金) ~ 2011/07/30 (土)公演終了
満足度★★★
唾かぶり席ならぬ雨被り席で観劇
事前情報より、前2列はビニール被る事を知っていたので覚悟はしていたけど、鼓笛隊の登場が近づく度「・・来る!」とビニール構えながら見る事に。
迫力は充分感じたけど、幾分そちらに気を取られ過ぎた事もあり、話の内容より役者さんやらセットの猥雑さに興味が入ってしまった。
場面事の雨降らしに強弱があり、前の方に座っていても上手・下手で喋っていると一部台詞がかき消されて聞き取り辛い事もあったけど、後ろの方は聞こえたのかな?
なんだか、歌舞伎町の路地の一部で繰り広げられているような芝居だった。
ネタバレBOX
周囲が首を突っ込んできて問題がより複雑になり、絡まった糸がもつれたまま余計ややこしくなり、当事者達が予想していた事から予期せぬ結果になってしまう。ってこれってまんま現代の置かれている状況のような。
最後全員が見つめた電車の光は、日本の未来への暗示?明るい希望メッセージってことだったのかな?
雨が降っている間はオドオドした感じだったハルキが、雨がやみ停電した途端豹変、北の兄に敵意をむき出しにし、蝋燭の灯りだけで対峙している様は迫力があった。また好きな女を奪う北の兄は役に合ってた。
兄を気にかける弟、誰かと交信し繋がろうとするトランシーバー少年、わざと万引きし注意されたい男、傍観者のようで血の結末を選んだコインランドリーの兄さんと姉さん。街の中で交錯している人物達が雨の中でもがきながら生きている姿は脆くて苦そう。
停電後の蝋燭の灯りだけで進行する場面は、炎が揺らぐ度、先日の震災直後の心細さにも似て生や死を連想しそうになるが、正直、漠然とした理解しか出来ないのが口惜しい。
機会があったらビニール準備に慌てず落ち着いて見たい。
不都合な四日間≪終演致しました!沢山のご来場ありがとうございます!≫
クロカミショウネン18 (2012年に解散致しました。応援して下さった方々、本当にありがとうございました。)
テアトルBONBON(東京都)
2011/06/29 (水) ~ 2011/07/03 (日)公演終了
満足度★★★★
オモシロ企画
投げっぱなしパワーボムやら文字通りノールックのスルーパスやらを総受けしたクロカミさんは大変だったと思いますが、何とか纏まっていたと思います。勿論、辻褄あわせが厳し目なところ、無理やりチックなところもありましたが、ある程度はしょうがないかなと割り切って、お祭り公演として楽しませてもらいました。
ネタバレBOX
クロカミさんのプロデュースと言うか見本市としては成功したのではないでしょうか。少なくとも私には次回の本公演も観たいと思わせましたから。
愛の蟻地獄【無事終演しました。ご来場ありがとうございました!】
はらぺこペンギン!
OFF OFFシアター(東京都)
2011/07/07 (木) ~ 2011/07/18 (月)公演終了
満足度★★★★
楽しかったです
なんというか、もっとドレスアップしたおねにいさま達が登場するのかと思ってが、そういう傾向なことになってる役の人はそれがわかる程度の小物を身につけてるだけでしたね。でも、里崎さんはリングや小物など雰囲気作りが他の人より徹底されてた様に感じました。衣装の面白みはむしろ別のタイミングにたっぷりありました。
サキはまあ華かな?カナコは素晴らしかった。
私は何となく初めから小森に注意が行ってしょっちゅう見てました。あと台本を作っているシーンで台本に従って演技している照明が当たっている部分よりも、そのシーンをどのメンバが気に入っているのかが気になって暗い方ばかり見てました。
たぶん私の見方は今回の他のお客さんの見方とは違っていたと思うし、後半では思わずつっこみを入れていたので、周りの方の迷惑になったのでなければよいのですが...。
ペンギンさんの芝居は、やっぱり期待通り私の好みに合っていると思います。また、次の公演も見に行きたいです。
ペール・ギュント
SUNBEAM MUSICAL KITCHEN
ザ☆キッチンNAKANO(東京都)
2011/07/12 (火) ~ 2011/07/17 (日)公演終了
満足度★★
リーディング・ミュージカル
ホラ吹きのペール・ギュントが世界を回りながら己れ自身を探し求める奇想天外な冒険譚を、休憩込みで3時間弱のリーディング上演という意欲的な公演でした。
リーディング公演とは言っても、役者の動きや照明、キーボードと歌の生演奏がふんだんに用いられていて、台本を手に持ちながらの芝居といった趣きで、視覚的にも情報があるので、見応えがありました。
第1部は真面目な演出だったに対して第2部前半は少々ふざけた感じの趣向も取り入れていましたが、あまり笑いを取れていなくて、物語の流れを途切れさせていたように思いました。
会場の立地条件を生かした演出は、空間の広がりを感じさせて素敵でした。第2部後半からラストまでの演出はペールの生きた時間の流れを象徴的に描いていて、効果的でかつ美しかったです。
役者達は熱演でしたが、元々そういうシーンの多い物語とはいえ、声を張って台詞を言うところが多すぎて、疲れました。会場のサイズに合わせた発声をした方が観客に感情が伝わるし、喉も痛めなくて済むと思います。
マイム的な身体表現を用いるならば、もっとこだわって欲しかったです。
今回の公演のためのオリジナルの音楽は、ミュージカル音楽でよく見られるコード進行が多用されていて分かりやすさやシーンを盛り上げる力はあったのですが、オリジナリティが感じられず、印象に残りませんでした。グリーグ作曲の名作と比べるのは酷かもしれませんが、グリーグの曲を使った方が情景や情感が伝わってきたと思います。
しかし、ミュージカル的な場面を入れて作品にメリハリをつけるアイディアは楽しかったです。
きょうの日は
コメディユニット磯川家
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2011/07/07 (木) ~ 2011/07/10 (日)公演終了
満足度★★★
五年間の思い
テンション、コント、コメディ、ベタそしてシリアス等。あ!あと着ぐるみ(河童かあ~あそこはチュパカプラでしょう)(笑) 今までの集大成的な感じでしょうか。楽しかったです。また会える日を。
サヨナラ【当日券有ります!!】
双数姉妹
赤坂RED/THEATER(東京都)
2011/07/07 (木) ~ 2011/07/14 (木)公演終了
満足度★★★
コミュニケーションってむずかしい
話せても、見ることができても、聞くことができてもうまくいかないのに!
極端だけれども一所懸命コミュニケーション取ろうとしてすれ違う様子がやきもき面白かったり。人の話はちゃんと聞こう・・・。
いわざるのジェスチャー、観た回ではわからなかったです。。
カフェカップルがほほえましかった。。
ネタバレBOX
奇しくも現在、咽喉故障して「いわざる」状態。
こんなんで海外いったら大変なことになるんだろうな~などと思ってしまいました。
サヨナラ【当日券有ります!!】
双数姉妹
赤坂RED/THEATER(東京都)
2011/07/07 (木) ~ 2011/07/14 (木)公演終了
満足度★★★
劇団初見!
これはこれで面白かったと思う。私も見ない人になってみましたが、無音が続いたので観てみたら「言わざる」がシリトリしていた。
1999年の夏休み
青蛾館
こまばアゴラ劇場(東京都)
2011/07/10 (日) ~ 2011/07/13 (水)公演終了
満足度★
脚本のよさに救われただけの舞台
とても楽しみにしていた作品だったが、受付から最後まで興ざめ。演出も演技も脚本のよさに救われただけの舞台。特に役者が鼻につく演技が大半。漫画として完成度の高い原作と脚本として出来上がっている作品を使って、コスプレごっご遊びしただけという印象。岸田作品の傷にならないといいのだが。どうせゴッコ遊びなら本当にピュアな年齢か、それを表現できるキャストでそろえればいいものを。全てが中途半端に演劇人ぶっていて、最後まで何とか良いところを探そうとしたが無理だった。不快感だけ。
ネタバレBOX
主演含む大半の役者の自己中な演技が読みの浅さを全て物語る。最後のほうに一人が持っていっても遅い。岸田作品を愛する人と、映画、原作が好きな人にはお勧めできない。どれも知らないで何だか少年愛的なものが好きという人向き。そういう需要もあるのだろうが私は二度とこの集団で岸田作品を見たくない。
きょうの日は
コメディユニット磯川家
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2011/07/07 (木) ~ 2011/07/10 (日)公演終了
満足度★★★★
夏日にとっても暑っ苦しい爆笑コメディ!
笑った。大笑いした。
テンション高くて、しつこくて、夏向きとは決して言えないスタイルだが、十分に楽しんだ。
気持ち良く笑ってスッキリ。
ネタバレBOX
正直初めて磯川家を観たときは、テンションが高すぎて、しかも全編がそんな印象だったので、面白いけど途中で疲れてしまった。
で、今回、テンションは高いところが多いけれど、2時間とても楽しんだ。これはもちろん観劇の席位置とか体調とか、諸々の要素もあるのではないかと思うけど、一番はやっぱり「笑った」ということに尽きるのではないだろうか。
大笑いした場面が多かったのだ。
実に気持ち良く笑った。
観客全体もそんな雰囲気でとても良かった。
そんな磯川家なのだが、休憩に入るという。これはとても残念。
物語は、ある1日を軸に家族のことを描いた作品だった。
それほど無理のない展開と、やや変なテンションの登場人物たちが次々と現れ笑わせてくれる。最初から威厳のある父親には見えない父親に威厳のあるという設定の設定というあたりもナイスだ。
キャラ押しの部分と話として笑わせる部分がはっきりしている。キャラ押しについては、1度滑るとそのキャラでは笑えなくなるのが諸刃の刃であろう。
伊智子の婚約者の前髪をいつまでもしつこくいじるのも、外れたら結構厳しいことになっていたかもしれない。私はずっと笑ったのだが、このあたりの塩梅で、この舞台の面白い(笑えた)or 面白くない(笑えなかった)の境目になったのかもしれない。
コツは笑うつもりで観ることかもしれない。腕組みして観てやろうじゃないか、という対決姿勢では楽しめないからだ。…でも、スタイル的に合わない、ってのはあるとは思うけど。
それにしても、あの回想シーン。てっきり伊智子のお母さんの回想シーンかと思えば、回想シーンというわけではなく、単に昔の話が差し込まれていただけで、元の時間に戻ったときの会話で「えっ?」となった観客も多いと思う。実際席が近いカップルが、「えっお母さんて2歳のときに…」みたいな会話でざわついていた(笑)。その声を作者は聞きたかっただろうなと思う。してやったりという顔をして(笑)。
この、観客の頭を一瞬グルグルさせる手法は面白い。何が起こったのか理解するまでの時間が楽しいのだ。
演劇などの手法を逆手に取ったというか。
しかし、ちょっと「イイ話」的な方向にしたかったのか、オープニングとエンディングが体感的に少々長く感じた。鬱陶しいほど、ガンガン行くのだから、しっとりシーンは、そこまで「間」を取らなくても十分に「間」として感じられたのではないだろうか。
ついでに言えば、ラストにもう一発ドカン笑いで締めて欲しかったというのは贅沢かな。ユニットの休憩前だけに。
主人公の伊智子役の二宮瑠美さんは、物語をきちんと支えていて好演。隣の家の希恵役の塚田まい子さんの、あのキャラも面白かった。早口の台詞がいいのだ。
そして、客演のお父さん役の湯浅崇さんとお母さん役の伊藤昌子さんは、とてもいい仕事をしていたと思う。この2人が出てる芝居は好きだ。どうでもいいプチトマトのやり取りは夫婦の絆を感じた、というのは言い過ぎか。
磯川家、早い休憩明けを待ち望む。
愛の蟻地獄【無事終演しました。ご来場ありがとうございました!】
はらぺこペンギン!
OFF OFFシアター(東京都)
2011/07/07 (木) ~ 2011/07/18 (月)公演終了
満足度★★★★★
笑いだけじゃなく。
話の8割は笑えるのだけど後2割はせつない。
ただ笑えるだけという舞台ではないですよ。
個々に抱える切なさがあってそれが笑いの中に表れてくるから重たい切なさではなく、何だか心地良い切なさに感じる。
初日に観に行き2度目の観劇になりますが、初日は若干手探り状態なところもあったのかなと感じたけれど、回を重ねて微妙に変更されたとこもあり、役者さんも弾けていてとても楽しかったです。
シアターライブ! part1
SOUKI
シアターブラッツ(東京都)
2011/07/09 (土) ~ 2011/07/10 (日)公演終了
満足度★★★★
楽しかった!
とっても雰囲気の良い空間だった!
ボクは2列目で鑑賞。
最前列は子供たちがズラ~っと並んでたんだけど・・・子供たちって面白ければケラケラ笑うし、つまらなければダレる(笑)
笑いのポイントも大人のそれと微妙に違ってて・・・なんかおもしろかったなー。
9名によるコンテストなんだけど、技量の差は・・・あるかな。
ネタによる順位の入れ替わりはあるんだろうけど・・・上位2人の技量は、ここでは格が違うように感じた。
この公演を、コリッチユーザーの方々がご覧になって、パントマイムや大道芸に注目してくださったら嬉しいなあ。
早稲田の舞夢踏の公演は、震災の影響で中止になっちゃったけど・・・観てほしいなあ。。。
来週あたり、鶴岡アキラさんか村田朋未さんの芸を観にいこっと!
ネタバレBOX
上演順に。
1.ビリッケン「その気持ちをカタチに~BKジャパン~」
どこにでもいそうな気の弱い高校生。そんな彼が所有する印籠が、突然ものすごいパワーを発揮する!あふれんばかりの欲望が、ドンドンかなえられてく。そして・・・。
マイムなのか一人芝居なのか・・・?
もっともっとステレオタイプな表現で、キレよくやったほうが伝わりやすいような気がしたなあ・・・勢いだけじゃなくて。
ラストは、逮捕されるほうがわかりやすいと思う、というかボクの好み(笑)
2.餡子R★CK『俺とあの子の海物語』
サエない男に、海水浴場である出会いがある。心身ともに鍛錬された男に待ち受けていたものは・・・?
マイムというより、肉体を使った自由演技。
マイムで子犬との交流を表現していたにもかかわらず、ラストで子犬のヌイグルミを抱いて登場するという禁じ手を使用・・・不覚にも爆笑してしまった(笑)
3.HADO『月に魅入られた男』
農作業中に、箱を掘り当てた男。その行く末は・・・。
悪くない。心に染みる作品。観劇通には、ウケがよさそうだが、最前列の子供たちは呆然としているようだった(ボクの前に座ってた女の子は、母親らしき女性に「・・・怖い」とつぶやいていた)。
4.hico2『出遭い、それは覚醒』
六法全書が全ての男。マナー違反者を注意しまくり。そんな彼が、電車内で携帯を鳴らしちゃったバレリーナに一目惚れ・・・。
hico2さんの登場で、ようやくパントマイムライブっぽい雰囲気になる(笑)
マイムの技術もあるし、なんといっても身体能力が高い!
なだぎ武&萩原流行のような顔立ちから繰り広げられる、顔芸もイイ!
欲を言えば、バレエが上達する過程を観たかったが、10分の持ち時間では無理か!笑
5.みおりスマイリー『江戸錦「恋」』
あまり売れない遊女。ボヤ騒ぎで助けてくれた男に一目惚れ。逢いたくてたまらないのに、遊女ゆえ自分から逢いにゆくことは許されず・・・。
『八百屋お七』の遊女編。
金魚を模したミニスカ和服(?)が艶やか。遊女の気持ちも良く伝わってきた・・・パントマイムというよりも、ストリップの1曲目のような感じがするにはしたけど(←伝わりづらいかもしれませんが、褒め言葉です)。
6.小鉄『いとしのキミ』
内容は・・・見事に消え去ってます!笑
これ、ショーパブの余興以外のナニモノでもない!
ショーパブ劇で言うなら・・・完璧です!笑
ショーパブなので、一部女性客のドリフばりの大爆笑もOKなのであります!笑
7.おおきバタ子『森の小人の危機一髪』
森に住む小人がカラスに襲われ危機一髪!小枝と石で作ったパチンコでカラスを撃退するんだけど・・・。
構成がすばらしい。舞台上に小人が出てきた瞬間に「また不条理モノか(泣)」と一気に疲れる「演劇バカ」のボクなのだが・・・この作品は、メルヘンに徹してた!小道具も最小限しか使用せず、マイムで勝負してたのもヨカッタなー。
テクニックはまだまだだけど、魅せるチカラをもってるパフォーマーだなって思う!
で、いろいろ調べたらtamago PURiNの『さいあい~シェイクスピア・レシピ~』に野菜役で出演していらっしゃったとのこと・・・どの野菜だったんだ(ニンニクでないことは間違いない)?笑
8.小野廣己『明日に向かって一緒に走るぜ!』
運動会の一日を起床から演じる。場所取り&応援に気合入りまくりの父親。息子(娘?)と二人三脚競技に出場。二人の足を紐で結んでいるときに、過去の息子との日々が走馬灯のように思い起こされてきて・・・。
親子愛を描いた作品。老若男女が楽しめたんじゃないかな?
9.前田秀『フェイス』
街頭演説中の政治家が撃たれる。天才外科医による執刀で、命は取り留めたが、カラダにはデジタル機器が埋め込まれていて・・・。
テクニックダントツ!構成も巧み!単独ライブで客が呼べるレベル!
以上、9名のパフォーマンス。
終演後、観客による投票がありまして・・・前田秀さんかおおきバタ子さんかで迷ったんだけど・・・「前田さんはボクの投票がなくても1位だろう」と思ったので、バタ子さんに一票。
・・・バタ子さん、土曜日夜の回の得票数「1」。
1票が生きてヨカッタ!!!笑
ちなみに、4回公演の総合結果は、優勝はhico2さんで、2位に前田秀さん。
おおきバタ子さんは、7位でした!次はがんばってねー!!!
血の婚礼
Bunkamura
にしすがも創造舎 【閉館】(東京都)
2011/06/24 (金) ~ 2011/07/30 (土)公演終了
満足度★★★
期待値が
私の中での期待値が大きすぎたのか・・・。ちょっとものたりない感じでした・・・。
セットや雨はさすがでした♪
おどくみ
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2011/06/27 (月) ~ 2011/07/18 (月)公演終了
ペール・ギュント
SUNBEAM MUSICAL KITCHEN
ザ☆キッチンNAKANO(東京都)
2011/07/12 (火) ~ 2011/07/17 (日)公演終了
満足度★★★★
ババリました(^^;)
家に帰れないかと思って終盤にはソワソワしちゃったよ(^^:)
リーディングだから公演時間90分くらいかな・・と考えたのが甘かった。なんと休憩時間15分込みで3時間の長丁場。だから19時開演でも22時になっちゃう。こういった3時間公演の場合、先に教えてくれないとダメだよね。週末に観に行くべきだった。
舞台は普通のリーディングではない。音楽と半分芝居がかった、リーディング劇。全ての役者の演技力は秀逸でまったく欠点はない。役者の感情移入が激しくちゃんと泣く場面で涙していた。ビルの6Fでの観劇は新宿の夜景も芝居に計算されており、やはり夜の観劇がお勧め。事前に公演時間を知らされてなかった為、-1とした。
以下はネタばれBOXにて。。
ネタバレBOX
ペールは20歳。母親のオーゼと一緒に暮らしていたがペールは、王様になる、皇帝になると大きな事ばかり言うほら吹きで、仕事もせず喧嘩ばかりしていた。ある日ペールはイングリッドという娘の結婚式に、呼ばれてもいないのに出かけていきます。そこで、美しく、清楚で、手には讃美歌を持った可憐な少女、ソルヴェイグに惹かれ恋をします。
その時ペールは花婿から花嫁のイングリッドがこの結婚を嫌がって、蔵に閉じ篭ってしまったと告げられます。何とかしてくれよ、と花婿に泣き付かれたペールは何と!花嫁イングリッドをかかえ、険しい崖を登っていくではありませんか!
「花嫁奪略だ!」「ペールを殺せ!」村中は大騒ぎになってしまいます。
一夜明け、すっかりイングリッドに飽きたペールはイングリを捨ててしまいますが村中が、村一番の富豪の娘を略奪したペールを探し、山々からは「ペールを殺せ」という声が聞こえ、ペールはそのまま山の奥深くに逃げ込む羽目になってしまいました。
逃げ惑う中、ペールは一人の緑色の服を着た少女に出会います。彼女こそがドブレの国の王女、魔王の国の娘だったのです。ペールは彼女に結婚を申し込み、ドブレ王国を我が物にしようとし、魔王に会うため、魔の国・ドブレ王国に行く事になったのでした。
そしてペールは魔王の宮殿で、魔王とその手下の不気味なトロル達の前での結婚条件に驚き、魔王の国から逃げ出そうとしますが、興奮したトロル達に追い詰められ、あと一歩で殺される!という所で教会の鐘が鳴り、トロルの国もろとも消え失せ、ペールは一命を取り留めたのでした。
未だ追われる身のペールは山の中に雨風をしのぐ小さな小屋を作ります。するとある日その汚い山小屋にソルヴェイグが現れたのです。彼女は家も家族も捨て、愛するペールの元に来たのでした。ペールは喜びでいっぱいになり、穢れなきソールヴェイを王女の様に大切に、小屋に招き入れます。
しかしそこに、魔王の娘が赤ん坊と一緒に現れます。魔王の娘は、その子はペールの子、もしソルヴェイグと結婚するならトロルの魔法を使ってでも邪魔してやる!と脅します。ペールはソルヴェイグを守る為、そして穢れ無きソルヴェイグにふさわしい自分自身を見つける事が出来るまで、旅に出かけます。これがペールの自分探しの旅です。
ソルヴェイグには「取ってくるものがあるから、ここで待っていてくれ」と言い残して世界中を駆け巡る冒険に出かけるのでした。
ペールは母オーゼの家に向かいました。ずっと姿をくらましていたペールの無事を見て、母は安心しますが、彼女自身、臨終の時を迎えようとしていたのです。死を恐れる母に、ペールは最後の優しい空想話で、彼女を穏やかに神の元に導きます。ペールの腕の中でオーセは静かに眠る様に息を引き取ったのでした。ここから本格的なペールの自分探しの旅の始まりです。
時は流れ50歳になったペールはモロッコの西海岸にいました。彼は怪しげな商売で大金を儲けるも全財産を船に積んで地中海航海の真っ最中に航海を共にした4人の客人にペールの全財産を持ち逃げされてしまうのです。
無一文になったペールは砂漠をさまよいます。ある時、ほら穴の前で盗賊の宝石や武器、豪華な衣装を見付け、運が向いてきたとばかりその盗品を丸ごと頂き、今度は予言者になりすまします。
ベドウィン族の酋長の所で、大予言者としてもてなされるペールでしたが、その祝いの席で酋長の娘アニトラに出会い、すっかり彼女の魅力に夢中になったペールは、アニトラにせがまれるまま、宝石や貴金属を次々彼女に渡します。ついにアニトラはペールの財産が積まれた馬ごと盗む事に成功し、又もやペールは一文無しになるのです。
ペールはその後エジプトにも行き、メムノン像やスフィンクスも訪れます。スフィンクスで出会った男に連れられ、彼はカイロの精神病院で皇帝として迎え入れられたりもします。
こうして各国を廻り奔放に旅を続けたペールも、すっかり白髪交じりの老人になりました。今や金を掘り当て、充分な財産を得たペールは、故郷ノルウェーに帰るべく船に乗っていました。しかし、ペールの乗った船は激しい嵐に掴まり、沈んでしまいます。どうにかボートに掴まったペール。一緒にしがみついてきたコックを蹴落とし、自分だけ故郷に辿り着いたのでした。
故郷で、ペールは皮肉交じりに自分の人生を振り返りながら、行く当てもなく森を彷徨う内、見覚えある山小屋を発見します。小屋からは何と!!ソールヴェイがペールを待ち続け歌う声が聞こえるではありませんか!ペールはたちまち自分の人生を後悔し、そこから逃げ出します。
ペールの前に、死神の使者であるボタン職人と名乗る男がペールの前に現れます。
ペールの人生は出来損ないで、天国にも地獄にも行けない為、柄杓に入れて溶かしてくる様に言い遣ってきたと言います。
自分の人生とは一体何だったのか?答えを見つけるまで待ってくれ、とペールは嘆願し、すがる様に、道行く人に問いますが、誰もが、ペールの人生の無意味を気付かせただけでした。
疲れ果てたペールが辿り着いた所は、あの山小屋でした。ソルヴェイグは、ずっと待っていてくれたのです。彼女はペールがいつも自分の信仰の中、希望の中、愛の中に存在していた、と言い、ペールを優しく包みます。助けを求め、彼女の膝に顔を隠したペールは、ソルヴェイグのその言葉に救われたのです。
ソルヴェイグは静かに子守唄を歌い始め、ペールは彼女の膝の中で静かに息をひきとったのでした。
・・・っとまあ、こんなに場面転換の多い戯曲なので芝居での表現が難しくリーディング向きな物語なのだ。キャストらはきっちり豊かな表情で演じていたので直にその世界に入り込むことが出来た。場面転換が目まぐるしい分、スピーディーな会話でコミカルに表現していくので、3時間まったく飽きずに堪能出来た。そして奇想天外なファンタジー性抜群の物語に重なるように美しい女性陣のキャストらが目の前で、時には色気ムンムン娼婦のように、時には清楚な美しさを引き出しながら熱演していたので視覚的にも楽しめる。
またペール・ギュント役の石母田史朗が出ずっぱりな舞台だったがひじょうに素晴らしい演技力だった。またこの舞台を補佐的に盛り上げた生音楽と生歌も功を奏していた。灯を巧みに操った演出も絶妙で全体的に美しい舞台だったと思う。ここで衣装にも手を抜かなければ完璧だったと思う。
不都合な四日間≪終演致しました!沢山のご来場ありがとうございます!≫
クロカミショウネン18 (2012年に解散致しました。応援して下さった方々、本当にありがとうございました。)
テアトルBONBON(東京都)
2011/06/29 (水) ~ 2011/07/03 (日)公演終了
満足度★★★★★
すごい☆
四人の作家さんが、登場人物や背景、舞台設定など全く話し合わずに、脚本を書いたとのことですが、よくこんなにちゃんとまとまって、おもしろい芝居ができたもんだなあと感心。すごい。企画、各作家、役者、スタッフ陣、お疲れ様でした。
月光インク
シアターノーチラス
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2011/07/01 (金) ~ 2011/07/04 (月)公演終了
満足度★
うーん
話のいちばん最初の原型(あらすじを思いついたところ)は、なんとなくわかりました。ただ脚本のブラッシュアップ、役者の演技、演出、もっともっとレベルが上がることを望みます。
八人目の侍
演劇プロジェクト・Decca(デッカ)
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2011/07/05 (火) ~ 2011/07/10 (日)公演終了
満足度★★★★★
すっごい笑えました!!
ストーリーがおもしろくて、純粋に楽しめたし、笑えました。素敵な舞台をありがとう。