最新の観てきた!クチコミ一覧

142921-142940件 / 190274件中
マッチ・アップ・ポンプ

マッチ・アップ・ポンプ

キリンバズウカ

川崎市アートセンター アルテリオ小劇場(神奈川県)

2011/08/06 (土) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★★★

愛すべきダメ人間
全然ダメ人間、普通にダメ人間、どっかダメ人間等、ダメな人の見本市と言う感じでしたが、ふと我に返るとこの世に完璧超人なんていないし、現実世界だってこの舞台のように不完全で弱い人間同士が寄り添って生きているんだなあと改めて思い知らされました。
全体的に脱力とは言わないまでも緩やかに流れていき、普通なら紐が解けるような終盤からラストも、この舞台では完全に解けないし丸く収まった感もあまり無く、特に良い話だったなあと思わせないのですが、逆にそれが弱くて愛しい人間ドラマになっていて、とても楽しめました。

さよなら また逢う日まで

さよなら また逢う日まで

ブラジル

紀伊國屋ホール(東京都)

2011/08/14 (日) ~ 2011/08/16 (火)公演終了

満足度★★★★★

初ブラジル
苦笑系とあるが、堂々ハードボイルドであり一級の娯楽作だった。
不良性感度の高い中川智明と櫻井智也が抜群。
久しぶりにいいカーテンコールの拍手を聞いた。

ネタバレBOX

奥田ワレタは大ファンだけど、今回のファムファタール役にはちょっと弱い。
ラストは女を撃つ方が好みだな。
アルトマンのロンググッドバイになっちゃうけど。
関ヶ原BOOGIE★WOOGIE

関ヶ原BOOGIE★WOOGIE

劇団BOOGIE★WOOGIE

シアターサンモール(東京都)

2011/08/11 (木) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★

つらかった
力のある劇団だというのは動員数だけ考えてもよく理解できる。
ただ、私には辛かった。
コメディというより「お笑いライブ」に近い感じがした。ストーリーも練られており、群舞や殺陣、ダンスなどもしっかりしているのだが、ストーリーから外れて「笑わそう」とするギャグが多く、さらには内輪ウケ的なネタが多いと感じたところが私の好みには合いませんでした。

かみさまの匂い

かみさまの匂い

東京マハロ

駅前劇場(東京都)

2011/08/11 (木) ~ 2011/08/17 (水)公演終了

満足度

残念ながら
前半、ひどい。ない。怒りを感じた。全体、あまい。絵空事。稽古場で作品がほとんど精査されないまんま舞台にのっかった印象。

いつか / タルチュフ

いつか / タルチュフ

こゆび侍

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/08/09 (火) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★★

タルチュフ観劇
中盤まで退屈。
後半は得意の型にねじ込んだ緊迫感のある演出で見入った。
もはや喜劇ではなかったけど(笑)
佐河ゆいさん、お綺麗ですな。

さよなら また逢う日まで

さよなら また逢う日まで

ブラジル

紀伊國屋ホール(東京都)

2011/08/14 (日) ~ 2011/08/16 (火)公演終了

満足度★★★★★

なれの果て
当日券が売れまくり、結局薬局、紀伊国屋ホールを満席とさせてしまうブラジルはあっぱれ!
指をパチンッ!と鳴らしての始まりがカッコイイ。全員が黒いスーツを身に纏い、これから始る物語がヨーロッパのどこかで紳士が犯罪を犯すさまを想像させる。また導入音楽もいい。さらに彼らのアジトが廃校跡のような風景も、一枚の絵画を観ているような雰囲気で美しい。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

物語は、強盗に失敗し、ひとりで罪を被った男が、4年の服役を終え、出所してきた。男は服役中もかつての仲間を庇い決して仲間の名前を吐かなかったのだった。男は、昔の仲間と新しいメンバーを集め、新たに現金強奪計画を実行しようとする。メンバーは全部で9人。現金は7億だ。

劇中、一人分の分け前は7000万という行があったが、ワタクシはどう考えても7億を9人で割ると7000万なはずがなく、何となく解せなかったが、数字に関する何か重要なセリフを聞き逃したのだろうか?

この9人のメンバーの中に、女2人が加わっていた。4年前に銃で撃たれて大怪我をした宮下と、オトコマエのカッコイイ女・矢野だった。完全犯罪を行う場合、女は不必要なのだが、ここでも宮下に特別な感情を抱く男たちが宮下の犠牲になってしまうのだから、なんともやりきれないのだ。

前半はナンセンスコメディをちらほら魅せながらも登場人物の絶妙な会話で観客を引っ張る。後半にかけて、7億の大枚を無事、アジトに運んだ場面で、長谷川が何者かに銃で頭を撃たれ殺されてから、アジトでの人間関係が崩れ、全員が誰かの裏切り行為に過剰に敏感になり始め、疑心暗鬼に陥ってしまう。千葉の「仲間を信じろ」という説得も耳に入らず、やがて仲間を信じることが出来ずに、争いの中、一人ずつ殺されてしまうのだ。

しかし、終盤で宮下が男たちの裏で糸を操り、7億の現金を我が物にしようと企んでいたことがバレてしまうのだった。何の躊躇いもなく伊藤と佐々木を殺す宮下。最後の生き残りの千葉は「仲間なのになぜ殺した!」と叫び宮下を殺そうとするも、「仲間なんていない。金としがらみと憎しみで繋がっていただけ」と吐く。これを聞いた千葉は自分の頭に一発の弾丸を見舞う。

「これが永遠の別れだとしても、さよならは言わない。また逢う日まで」は8人の死んだ輩への賛美歌だろう。男たちは金じゃないという理想を掲げ、一人生き残った宮下は現実的に7億の現金をせしめる。

劇中、ブリックパックのキャッチボールがあったがこの演出が実にセンスいい。一人で罪を被った男とそれによって負い目を背負った仲間と、一人で怪我を負った女の生きざまを描写したような舞台だった。

心から素晴らしい舞台だったと賞賛したい。


いつか / タルチュフ

いつか / タルチュフ

こゆび侍

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/08/09 (火) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★★★

いつか
開始当初から一本調子の語り口だったので、どうなることかと思ったが、中盤から一人芝居なのに情景が見えてくるようになり、ストーリーに惹き込まれていった。観ていて微笑ましく、自然と頬を緩めて観劇してました。
一見そうは見えないが、素晴らしいファンタジーだった。

荒野に立つ

荒野に立つ

阿佐ヶ谷スパイダース

イムズホール(福岡県)

2011/08/11 (木) ~ 2011/08/12 (金)公演終了

おもしろかった~!
前作の「アンチクロックワイズ・ワンダーランド」がさらに進化した感じ。ここまで想像力を要求される芝居を久しぶりに見た気がしますが、それがまた非常に楽しかった。難しい感じも全然しなくて、演出と役者の力を感じました。今後、さらに進化していくであろう長塚ワールドが楽しみになりました。

ダブルレンティング

ダブルレンティング

劇団ぼるぼっくす

RAFT(東京都)

2011/08/12 (金) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★★★

ほんわか♪
マチネをみてきました!
なかなか面白かったです。坂本役の人がハマっていて好きだな、と思いました。
あとは鈴木一郎さんと、途中で出てきた絵を持った人が面白かったです。おにぎりwww
坂本が最初はツンデレ(?)な感じだったのに、だんだん素直というか、心を開いていくのをみて、暖かい気持ちになりました。
あと、音楽良かったー!



マッチ・アップ・ポンプ

マッチ・アップ・ポンプ

キリンバズウカ

川崎市アートセンター アルテリオ小劇場(神奈川県)

2011/08/06 (土) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★★★

哀しい でも 優しい
ひとつの壊れた家族のストーリーを軸に、いくつかのサイドストーリーもしっかり見せてくれたので、見応えありました。男はどうしようもなくおバカさんで、女はわがままで・・。
いろんな人に感情移入できる舞台でした。

クレイジーハニー

クレイジーハニー

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2011/08/05 (金) ~ 2011/08/28 (日)公演終了

満足度★★★

何も残らなかった。
前半はなかなか楽しかったんだけど、途中で少し飽きてしまった・・もう少し短ければ・・という感じ。
クレイジーなひろみ(長澤まさみ)ですが、もっともっとクレイジーでもよかったんじゃないかなぁ・・あんまり病んだ感じがしなかったです。

こころ

こころ

る・ひまわり

青山円形劇場(東京都)

2011/08/10 (水) ~ 2011/08/13 (土)公演終了

満足度★★★★

舞台美術がステキ
まず劇場に入って息をのみました。舞台美術がステキです。天井からピアノ線(多分)で吊るされた無数の紙くず(遺書のイメージかな)・・照明があたると色んな顔を見せてくれます。雨に光るときも・・(ただ・・雨用の照明の音が・・カラカラ聞こえるけれど(^^;))円形劇場をシンプルに使い、円形であることを生かした演出が楽しかったです。
けっこうハードルが高い戯曲でした。原作を読んでいないと戸惑うんじゃないかな・・。

大きなものを破壊命令

大きなものを破壊命令

ニッポンの河川

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/08/10 (水) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★★

4人の女優の演技と操作を楽しむ
4人の女優が演技だけでなく照明や音響も操作するという独特なスタイルでハチャメチャな物語をコミカルに描く作品でした。後に残るものはありませんが、女優4人の演技に笑える部分が沢山あって楽しかったです。

熊谷の珍走団の頭、かんばやしまもる(14歳)と首絞めジャックの闘いの物語と、軍を脱走しジャングルの中を進む4姉妹の物語が入れ替わりながら展開しますが、巧みに絡み合うということもなく、ストーリーの流れを楽しむというよりかは、それぞれのシーンの馬鹿馬鹿しさを楽しむタイプの作りでした。

照明は床に設置されたスイッチで操作し、音響は左腕に装着したカセットプレーヤーとスピーカーから流し、違う音を出すときはテープを入れ換えるというアナログな手法が楽しかったです。舞台の3隅に特に劇の内容とは関係のない自転車が吊るされていて、最後のシーンで手でサドルを回し、回転する車輪のスポークに仕込まれた照明で花火を表現していたのが素敵でした。

中央の演技スペースを客席が4方から囲む配置でどの席でも役者との距離が近く臨場感があり、馬鹿馬鹿しいことを真面目に演じている本人達も楽しんでやっているのが伝わってきました。

インド人の風習をネタにしたところはシニカルなブラックジョークになっていればまだ良いのですが、ただ単純に馬鹿にしているだけに見えて、印象が悪かったです。

いつか / タルチュフ

いつか / タルチュフ

こゆび侍

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/08/09 (火) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★★★

「タルチュフ」観ました
私が数ヶ月前観劇の世界に足を踏み入れる前に想像していたようなお芝居でした(古典ということもあり)。

ネタバレBOX

狙いではないと思うのでいいますが、娘の婚約者の衣装はなんとかならなかったものでしょうか。
鳥と戦闘機【初日予約満席になりました】

鳥と戦闘機【初日予約満席になりました】

Common days

TORII HALL(大阪府)

2011/08/12 (金) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★★★

観るのに気力のいるお芝居
好きな劇団で、いくつか観たことがありますが、今回はいつもと作品の雰囲気がちがってて、驚きました。
かなりのテンポで騒がしくすすむのですが、四面楚歌な重々しさが全体に横たわっていて、あまりに共感できる所があって、なんとも言えない気分になりました。
ただ笑って泣きたいときには、ちょっと、つらいかもしれません。少し後悔もしました。
でも、ラストまでみて、観て良かったと思いました。いつもだときついけど、こういうお芝居をたまには見て、終わってから考え込む時間をもててよかった。
そういう、力のあるお芝居でした。

休みの日にお芝居をたのしむってものとは違うきがしますが、今の私は五つをつけたいです。

でも、こんどは、また、居酒屋でお酒のみながら、見たいなあと、思います。

パール食堂のマリア

パール食堂のマリア

青☆組

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2011/07/29 (金) ~ 2011/08/07 (日)公演終了

満足度★★★★

観客の事を良く考えている。
まず、パイプ椅子に座布団が敷いてあり、膝掛けまで準備しているとの事。
大変好感が持てます。長時間椅子に座るのは、やはり厳しいもの。

さて、お芝居ですが、まず劇場空間に圧巻。
次に役者の方の実力とでも言うのか空間のおかげなのか分からないが、まるでその場所(物語)に自分もいるかの様な錯覚。
人物の内面が丁寧に表現されており、良かった。
何も考えずにゆっくり観られる、そんな感じのお芝居でした。
時代設定は昭和との事ですが、その時代の雰囲気が出ており、良かった。

大きなものを破壊命令

大きなものを破壊命令

ニッポンの河川

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/08/10 (水) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

おもしろい
わずか60分とは思えない充実した時間。とってもおもしろい。意図はしていないと思うがインド人蔑視ともとらえかねないセリフが残念。

演劇大学2011 in 福岡

演劇大学2011 in 福岡

日本演出者協会 福岡ブロック

パピオビールーム・大練習室(福岡県)

2011/08/11 (木) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

演劇“大学”とは?
短編4本。

どれもつまらなかったが、前半2本は特に酷かった。

参加者の数の問題なのかわからないが、どの作品も一つの役を複数でやるようなことをしている。
それがどの作品も何らかの演出意図があってのことのようには見えない。
あったとしたなら台本を阻害するばかりで失敗しているとしか言いようがない。

どだい4日間で一つの作品を作り上げることは福岡の(福岡以外の方もいたようですが)演劇人には無理なのではないだろうか。
4日間というのは、それまでに多くを積み上げいつでも準備が出来ている、という者か、演劇的センスのある者が実力ある演出家に出会えた時だけだろう。


無料だったのであえて星は入れません。

ダンスがみたい!13

ダンスがみたい!13

「ダンスがみたい!」実行委員会

d-倉庫(東京都)

2011/08/05 (金) ~ 2011/08/30 (火)公演終了

満足度★★★★

松島誠/とりふね舞踏舎
松島:「自由」と「奔放」 / とりふね:ひたすらと美しい

チャイムが鳴り終わるとき

チャイムが鳴り終わるとき

オーストラ・マコンドー

吉祥寺シアター(東京都)

2011/08/10 (水) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★★★

チャイムが鳴り終わった後に
それぞれの心の中に渡された白紙のページにはどんなことが綴られたのでしょうか?!
以前の作品よりは分かりやすかったかと思いますが、そのぶん観劇後に.....って感じですね!
あいかわらず、会場を巧く使っていたのと、
2時間を超える長さも気にならずに楽しませてもらいました。


ネタバレBOX

ただ、シーン展開のための椅子を叩き付けての音は不快に感じたのと、せっかくの広いステージなので、ベッドを左右のどちらかに固定して毎回登場させなくてもよかったのでは!?と思いました。

このページのQRコードです。

拡大