最新の観てきた!クチコミ一覧

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Caesiumberry Jam

Caesiumberry Jam

DULL-COLORED POP

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2011/08/20 (土) ~ 2011/08/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

これは,是非お勧めしたい!
ひょっとすると,2011年を代表する作品になっちゃうんじゃないか?って途中から思いながら観てました。
細かいことは他の方がうまく書いておられると思うんでそちらを御覧頂きたいですが,小劇場とか演劇とかの大切なところと自分が思うところとして,風刺・皮肉などとともに,時代感覚が挙げられます。
先見性も時には予言と映ります。
失礼ながら,劇場型結婚式?谷賢一なにしてんの?とか思ってましたが,初観劇ながらこれは恐れ入りました。ナニか持ってるわ,この人。
次作にも大いに期待いたしております。

冒険絵本 PINOCCHIO -ピノキオ-

冒険絵本 PINOCCHIO -ピノキオ-

アミューズ

渋谷区文化総合センター大和田・さくらホール(東京都)

2011/08/12 (金) ~ 2011/08/22 (月)公演終了

満足度★★★★

毎年恒例。
アミューズさんの若手俳優さんで作られる舞台はかれこれ5年前?4年前?の「FROGS」から観劇させていただいてます。

去年の「BLACK&WHITE 悪魔のテンシ天使のアクマ」はシリアスな作品かな?というぐらい衣装などシンプルかつカッコいい作品だったので途中あらわれる【笑い】のシーンがあまり自分の中でなじまず。

今年の作品も去年のプロジェクトチームで作られるとのことだったのであまり期待していなかったのですが、ファンタジーなテイストでとても楽しめました。
ダンスのクオリティはやはり高いなぁと感動。あとやっぱり音楽がかっこよかったです!

演技は柳澤君、平間くんがとても素敵でした。カラフルな衣装など目でも楽しめました。DVD買います!

ピグマリオン

ピグマリオン

アトリエ・ダンカン

あうるすぽっと(東京都)

2011/08/19 (金) ~ 2011/09/04 (日)公演終了

満足度★★★★

演劇!って作品でした。
アフタートークショー付の回に観劇。
映画で一度みて、「マイフェアレディ」は未見でしたが、予習しておいたので作品が楽しく見ることができました。

ヒギンズを演じる市川君は以前ドラマで拝見していましたがお世辞にも演技が上手、という印象はうけませんでしたがこの作品でみてとてもたくさんの量の長台詞。歴代ベテランの方々が演じてきたヒギンズをどう演じるかたのしみでしたが、彼なりのヒギンズができあがっていたように感じられました。

初舞台、でこのセリフ量、そして主演と色々とプレッシャーはあったと思いますがとても素敵でした。 

セットの作り込みも綺麗で、舞台から目が離せませんでした。

ミュージカルとはちょっと違う作りのようですが、【演劇】だなぁ。という印象を受けた作品でした。

リピーター割引チケットがあったので一枚購入しました。

純真無垢のメカニズム

純真無垢のメカニズム

たすいち

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2011/08/20 (土) ~ 2011/08/22 (月)公演終了

満足度★★★

イマイチ
乗り切れず。
いつもは心地よい軽さが今回は合わなかった。
キャストも多く感じた。
純真無垢というより未練や後悔がキーワードだな。
アフターイベントが充実していた。

ネタバレBOX

女性が成就できなかった恋に未練たっぷりというのが引っ掛かるかなぁ。
リコリス ~夏水仙~

リコリス ~夏水仙~

東京ストーリーテラー

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2011/08/17 (水) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

ぶれない優しさ
他者に対し、表面的にだけ優しく接することはある程度容易だし、誰しも、できることならいつも優しい人でありたいと思うだろう。けれども、喫茶店「リコリス」のマスターのように、真の優しさで、真摯な眼差しと誠実さで他者と向き合い続けることは、決して容易ではないことだと思う。ヤワではダメ、芯が強くなければ。たとえ、自らは傷つくことになろうとも、それを怖れずに。
物語が佳境に入る前から、主人公の、そして彼を巡る登場人物たちの、ひいては作者の眼差しのあたたかさと真摯さと、ぶれない優しさが胸に迫り、気づいた時には涙ぐみながら作品世界にひきこまれていました。
東京ストーリーテラーさん、初の観劇でしたが、是非次作も観たいと思います。

ネタバレBOX

マスターの左手薬指に控えめに光る結婚指輪。
そして、マスターの優しさが、おそらくは彼本来の性質でありつつ三年前に大切な人を看取った経験を経てのものなのだと気づいていく…。
そういう繊細な世界観が伝わる緊密な空間で、優しい物語の世界に浸ることができました。
理想論だとかキレイゴトだとかいう見方もあるかもしれないけれど、私は、最後に地面に頭をこすりつけて号泣する轢き逃げした彼も含め、悪人の登場しない物語、好きです。
久間さんの冒頭のご挨拶と、マスター役・牧島さんのカーテンコールでの皆さんの想いを集約しているのだろうなと感じた「一期一会」のご挨拶を含め、あたたかい気持ちで劇場を後にすることができました。

喫茶店「リコリス」を舞台にマスターとげんちゃん(彼女の想いむくわれなさそうだなぁ…マスターそのへん鈍感そうで)の続編、是非お願いします、久間さん!
バッド・アフタヌーン

バッド・アフタヌーン

アミューズ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2011/08/13 (土) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★★★

笑えた
平田敦子さんと菅原永二さんが見たくて見に行きましたが、
期待通り、このお二人が凄く面白かったです。
それにしても、前日の24時間テレビに出て、早朝ライブをしていたらしい、
ヒロシさんが噛みまくりでした。

Nazca -ナスカ-

Nazca -ナスカ-

劇団銀石

吉祥寺シアター(東京都)

2011/08/18 (木) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★★

話を理解するのは無理だったが…
この芝居全体の空気は嫌いではなかった。現実と病気の少女の創り出した世界に、さらに別の世界が交錯しているようだったが・・・途中で話を追うのはあきらめて音楽と芝居の雰囲気を味わうことに専念した。それでよかったかな?

美しの水

美しの水

AND ENDLESS

THEATRE1010(東京都)

2011/08/20 (土) ~ 2011/09/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

大感動
WhiteとBlueを二日続けて見てきました。
この作品、大好きなので、ようやく見れて嬉しかったです。
ホント、笑いまくり、泣きまくりでした。
すっごく良かったです。
Whiteでの思いを引き継いでいるので、
Blueでは始まってすぐに涙があふれました。
そして、Redを思い出しながら、より泣けました。
来週見る、Redが本当に楽しみです。

Nazca -ナスカ-

Nazca -ナスカ-

劇団銀石

吉祥寺シアター(東京都)

2011/08/18 (木) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★★★

難解でも魅力的
言葉遊びのような独特なセリフと難解な構成が個性になっているような劇団。

私のように演劇を専門的に勉強したわけでもなく、頭がよくない観客にとってはじゅうぶん理解できたとは言えないのですが、私は佐野木さんが創る芝居が、理屈抜きで、ただ「好き」なんです。

自分にとって受け付けられない難解さではなく、独特の個性があり、それに惹かれて観続けている。

前回公演の中途半端感に比べれば、シンプルで、テンポもよく、時間も気にならなかった。

今回は吉祥寺シアターの大舞台で、映像を駆使して縦横に使うなど、それにふさわしい空間演出だったと思う。

「愛する者を失っても、それでも生きてゆく物語」が今回のテーマだそうだ。

初演を観ていないのでどのあたりを改訂されたのかわからないけれど、プラネタリウムのような涼やかな空気が流れ、夏芝居らしく暑苦しさがなく、なかなか考えさせられる内容で楽しめた。

ネタバレBOX

前にも書いたが、銀石は野田秀樹の芝居と共通する雰囲気を感じる。

野田さんが「最近は難解で感情移入できないから楽しめなかったと観客がソッポを向く傾向があるが、僕は昔から簡単に感情移入できる芝居を創りたくなかった」と新聞のインタビューで語っていたことを思い浮かべる。

好みや評価が分かれる劇団だと思うが、いまよりも広く観客の心を捉えるには「難解な個性」だけでなく、解釈は人それぞれでも、何か1本スッと太い筋がより明確に伝わる工夫が必要かとも思う。
そのへんの伝わり方が今回、何となくモヤモヤとしていたようにも感じるが、欠点はあっても、ちんまりとまとまっていない若さに期待している。

抽象的な世界が、個々の具象的な場面によって紡がれていくという点で観客にとっては難易度が高いのかもしれない。

場面の相関関係がいまひとつ理解しにくく、太平洋戦争の特攻隊を連想する場面もどこか戦争ごっこのように描かれ、弟と兄や父との絆がいまひとつ、シリアスに迫ってこない感もあった。

ウツセミを演じる安藤理樹のキレのある動きと聞き取りやすいセリフ、表現力はさすが。蝉の鳴き声もうまい(笑)。

明るくも病弱で命はかなげな妹(浅利ねこ)の隔離されたような存在も気になる。

SF的な世界の中でゆったりとした日常を演じる母親役のながみねひとみがとてもよかった。


ピアノ演奏の吉田能が中空で人々の営みを眺めている様子が、観客の視点と一体化しているようで、演者ではないが印象に残った。
団扇を使っている姿が俳優だけになかなかかっこよく、面白い演出。目立ちすぎてもいけないし、難しい立場と思うが。

「聞き出すことが危機脱すること」。今年の夏は、蝉の声に耳を傾ける人々にも昨年までとは違うさまざまな想いが去来したことと思う。

死者の声に耳を澄ませながらも、これからの人類の未来と足元の現実をしっかりとみつめて行動しなければならないことを改めて考えさせられた。




これは僕が神様になりたかったけれどなれなかった話で、僕の彼女が実は地球だったってオチが待っている話なわけで、

これは僕が神様になりたかったけれどなれなかった話で、僕の彼女が実は地球だったってオチが待っている話なわけで、

劇団エリザベス

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2011/08/19 (金) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

無題94
だいたい、学生芸術祭というものがどのようなものなのか知らず、このお芝居がその参加作品であることを知ったのは、席について頭上を見上げたとき。さっきサイトのインタビューを読んだが、もひとつわからない。わからなくても誰も損はしないし、お芝居もそんな感じでした。開場前、入口で待っていると目の前を今村さんが通りました。アフタートークのゲストだったんですね。舞台上、下手、ぶら下がっているのは縞模様の惑星群。扇風機があって、上手では男性がひとり寝ている。しばらくすると女性が一人、扇風機にあたったり、シャボン玉、風車で遊んだり。風鈴を鳴らしてみたり(もっといい音の風鈴を)。シャボン玉、その小さく生まれた星々は扇風機に吸い込まれる前に消滅、まるで事象の地平線(ブラックホール)をみているようです。柔軟体操をする(湿布を剥がしている?)女。ドリンクを一気飲みする男。携帯で自身を撮る女。ドリンクの蓋がなかなか開けられない女。古風なタイプのカメラで写す男。グーとチョキで蝸牛をつくる男。爪を切る女。歯磨きをする女。体が硬い男。チラシで飛行機をつくる男(ちゃんと飛ばそうよ)。コマ送りのように10数秒でいろんな人が出入り。個人的には、開演時間までじっと待たないですむのでありがたい。いろいろ目に入ってくるのはいいけど、セリフはあまり耳に届かない。それだけ耳の皮が厚くなったということかも。

ネタバレBOX

萩尾望都さんのトークイベントに行ったとき「私はすぐに妄想しちゃうんです」と何回かおっしゃっていました。1971「11月のギムナジウム」1972「ポーの一族」1974「トーマの心臓」1975「11人いる!」20代半ばまででこれだけ書いている。若い人たちの妄想から生まれ育つものは、それだけでも眩しいはずだけど、なんだか本作品に光は感じなかった。何億光年も先まで届けるのならもっと光らなくちゃ。なんと言っても「メルト」という現象に意味はなく(「花と魚」の現象とは大違い)、なくても問題なさそう(舞台上の誰ひとりとしてビビってないし)だし、個人的には語感がよくない。
これは僕が神様になりたかったけれどなれなかった話で、僕の彼女が実は地球だったってオチが待っている話なわけで、

これは僕が神様になりたかったけれどなれなかった話で、僕の彼女が実は地球だったってオチが待っている話なわけで、

劇団エリザベス

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2011/08/19 (金) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★★

夢の中?
全体的にラブコメというよりコント集を繋いだような劇。自由が丘ハイスクールが舞台。
序盤、すやまが寝ているシーンから始まり、終盤もすやまが寝ているシーンで終わるこの舞台はきっとすやまが見た夢の世界の出来事を描写したものなのかな、とも思う。その妄想劇ともいえる世界観はアニメ。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

中性的な魅力のすやまは、草食系を通り越して既に蜜食系な女声で「自殺しても死ねない」なんてのたまう。どうやら思春期特有の自殺願望手前の「死んでもいいかな」程度の思いなのだ。時折、すやまはナイフで自らの胸を刺したりして自害するも、なかなか死ねない。そんなすやまには海の中の気泡のような女神・美希が憑いていてすやまを守っていたのだった。

自由が丘ハイスクールが舞台なので当然、同級生の男女、教師も登場するが、これらのキャラクターたちがイッチャッテル。笑
特にあいちゃん演じる真鍋建史が異様な色気で背後から紫の煙のようなものが立ち上ってるような感覚にさえ感じた。笑

学園に新たに蔓延るメルト。それは人間以外の地球外生物のようだが、姿かたちははっきりしない。メルトとは地球の白血球みたいなもんで雑菌を排除しているのだが、これに感染すると、進化しなかったサイヤ人ごとくゴリラのように毛深くなったり(ドラゴンボールかよ)それぞれのキャラクターたちは、人間離れしていってしまう。

すると人間そのものが雑菌かよ。なんつって突っ込みたくなるようなオチなのだが、林の自虐ネタなアドリブには笑えたけれど、それ以外のネタがあまり面白くない。また役者がこの日はカミまくり、その都度、現実に引き戻され物語に浸れる度合いも浅かったように思う。全体的に練習不足な印象。

全ては僕の世界そのもの、つまり、すやまの脳内物語のようなものなのだが、すると君と過ごした時間もすべては夢ってことで、それは僕が夢の中で描いた物語なわけで、メルトは僕が排除したい人間なわけで、あとやっぱりそんななかでも僕は普通以下の人間なんだと思ってるのだけれど、だがしかし、
             それでも僕は、あがいていかなければならなくて、
                     他の生物になりたい、なんて思ってしまうわけで・・。


・・と、蔵ラのため息が聞こえてきそうな物語。笑
増殖にんげん

増殖にんげん

ぬいぐるみハンター

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/08/16 (火) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

やはりいいね
こういう感覚の演劇がこれからの演劇を変えていくのは間違いない

そして誰もいなくなった

そして誰もいなくなった

劇団東京乾電池

駅前劇場(東京都)

2011/08/19 (金) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★★★

不条理なのに論理的に推理劇として成立し、大どんでん返しがあるという矛盾。それ自体が不条理。面白い。
本多劇場こけら落とし第2弾として上演された演目。
タイトルの通りクリスティの同名小説に材をとりながら、
ゴトーを待ち続けるという味付け。

どうも、別役実というと不条理で難解という
イメージが強く苦手なのですが、
その中にあっては、殺人の動機も「不条理な理屈」
には合っている。

本作の「不条理推理劇」としては、
連続殺人の犯人探しのストーリーも、
不条理な動機から客観的に理屈が合うという
一見矛盾した状況が面白い。

そしてラスト、推理劇として普通に?感心する?
どんでん返しがあるというところが面白かった。

ここがチラシの宣伝コピー「モンティパイソン的大どんでん返し」
を指すのでしょうが、表現方法というか絵面が
「モンティ…」なだけなので、
他の作品を引用するのはかえってマイナスであり、
別に、「他作からの引用を宣言するような」必要はないと思う。

柄本さん(セリフはとんでたけど)、綾田さんという
ベテラン勢の力の抜け切った演技もいいが、
クライマックスでは探偵的な役割を担った、
江口のりこさんが光ってた。

八月花形歌舞伎

八月花形歌舞伎

松竹

新橋演舞場(東京都)

2011/08/06 (土) ~ 2011/08/27 (土)公演終了

満足度★★★★

第3部を見てきました。
宿の月は夫婦の愛憎をコミカルな作品でした。
怪談乳房榎は怪談噺。

バランスの取れた作日を2本。
前者は亀太郎役の橋之助さんががいい味を出していました。

後者は現代劇でも活躍中の勘太郎さんが四役早代わり、獅童さんの敵役も憎らしさをうまく表現。みていて肩のこらない作品でした。面白かったです

これは僕が神様になりたかったけれどなれなかった話で、僕の彼女が実は地球だったってオチが待っている話なわけで、

これは僕が神様になりたかったけれどなれなかった話で、僕の彼女が実は地球だったってオチが待っている話なわけで、

劇団エリザベス

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2011/08/19 (金) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★

学生演劇
学生演劇だから…、とわかっていても…、やっぱり好みが合わなかった。ところどころ笑えたけど、やはりついていけない(笑)。開演前の舞台で、役者がいろいろ動いていたのは何だったの?

GHOST IN THE BOX!!

GHOST IN THE BOX!!

PEACE

上野ストアハウス(東京都)

2011/08/18 (木) ~ 2011/08/22 (月)公演終了

満足度★★★

若さがある
皆さんお若くて、エネルギーがほとばしっていました。アフタートークでもメンバーの演劇にかける情熱を感じられました。

Nazca -ナスカ-

Nazca -ナスカ-

劇団銀石

吉祥寺シアター(東京都)

2011/08/18 (木) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★★

難解
独特の世界観で、個性的なストーリーだ。あの大きなステージを有効に利用した演出は実に見事。縦方向、横方向、高さ方向を無駄なく使うことで立体的な表現が冴えていた。舞台美術も見事だ。ただ、なかなか入り込めない。隣の客が、幕が開いて5分ぐらいで寝ていた。その気持ちわかる。確かに難解だ。でも、我慢して(笑)いると次第に慣れてくるのかも。単純な、分かりやすい台詞回しではないから好みが分かれる作品だ。セリフが聞き取りにくいのも困った。

これは僕が神様になりたかったけれどなれなかった話で、僕の彼女が実は地球だったってオチが待っている話なわけで、

これは僕が神様になりたかったけれどなれなかった話で、僕の彼女が実は地球だったってオチが待っている話なわけで、

劇団エリザベス

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2011/08/19 (金) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★★

観念的?
もう少し軽くて、青春ものだと思っていましたが、実は結構しっかりした芝居でした。
ただ、不条理劇というべき内容で私の琴線には触れてきませんでいた。

東京タンゴ

東京タンゴ

マドモアゼル・シネマ

神楽坂セッションハウス(東京都)

2011/08/20 (土) ~ 2011/08/21 (日)公演終了

満足度★★★

童話的な朗らかさ
カエルの王様が発令した「ポワント条例」によって全員がポワントを履くことになった村の人々という童話的物語をユーモラスに描いた作品でした。

ポワントを履いて常に爪先立ちのため動作がギクシャクするのをコミカルに見せ、観客にポワント条例を続けるかどうか多数決を取り、晴れて廃止となって自由に踊り回るという分かりやすい筋立てでしたが、親しみ易さを演出しようとするあまり、必要以上にウケ狙いのベタな動きや台詞が盛り込まれている感じがしました。

マドモアゼル・シネマのメンバーのダンスは悪くはないのですが、ちょっとモサモサした感じがあり、あまり印象に残りませんでした。
ゲスト出演のジャン・ローラン・サスポーテスさんは、シルクハットを被ってゆったりと粋な感じ踊る姿がダンディーで、彼が所属していた故ピナ・バウシュのヴッパタール舞踊団の作品を彷彿させる雰囲気がありました。特に両手を恋人に見立てて椅子に座ったまま手だけで踊るシーンが美しかったです。

現代能楽集Ⅵ 『奇ッ怪 其ノ弐』

現代能楽集Ⅵ 『奇ッ怪 其ノ弐』

世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアター(東京都)

2011/08/19 (金) ~ 2011/09/01 (木)公演終了

満足度★★★★★

鳥肌が立った
このシリーズの其ノ壱を観ていない自分が情けない・・・、と思うくらい良かった。

前川作品を観るのは5月の「散歩する侵略者」以来2作目だが、どちらも素晴らしい作品。

もう一回観るか検討中。

ネタバレBOX

ラスト、ぞくっとした。

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