
準決勝
あひるなんちゃら
駅前劇場(東京都)
2011/09/02 (金) ~ 2011/09/06 (火)公演終了
満足度★★★★
2000円
黒岩三佳と金沢涼恵のこまったちゃんぶりがとてもいい。
萌えという言葉を使いたくないけど、すずさんに萌える(笑)
贅沢な役者の使い方をしているので、もっと観たい感は残る。
あの主題歌好きだなぁ。
駅前で2000円は価格破壊やで。

Migwetch(ミーグウィッチ
ひのあらたpresents
パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)
2011/08/30 (火) ~ 2011/09/05 (月)公演終了

「ベルナルダ・アルバの家」
ウンプテンプ・カンパニー
シアターX(東京都)
2011/09/01 (木) ~ 2011/09/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
丁寧に作られた芝居
このお芝居を観たいと思ったきっかけはフライヤーの写真がとてもお洒落な感じだったからですが、ロルカの作品と知り、フライヤーのイメージとは違うかもしれないとか観劇前は思ったりもしました。
観劇後の感想は非常に満ち足りた気持ちで、宣伝美術から、音楽、照明、美術、俳優の演技すべてに主宰であり演出家の長谷トオルさんの神経が細部にまで行き届いていて、「お見事」と言うしかありません。
久々素晴らしい公演に巡り合え、幸せです。次の公演もぜひ拝見したいと思っています。

謎の球体X
水素74%
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2011/09/02 (金) ~ 2011/09/11 (日)公演終了
満足度★★
う~ん
途中までは面白く観られました。ちょっときわどめなブラックネタも
良いタイミングと間で放出されるから、悲壮感も無く笑えるし。
ただ…後半やり過ぎて無茶苦茶になってしまってて、ラストも
打切りエンドみたいなのがなんだかな、と思いました。

柳家喬太郎プロデュース公演
落語王
本多劇場(東京都)
2011/08/30 (火) ~ 2011/09/04 (日)公演終了
満足度★★★★
じっくり聞かせてもらった
怪談牡丹燈籠 其之壱である。
喬太郎さんは結構好きで、過去に4.5回はみているが、今日はじっくり聞かせる話であった。
1週間のプロデュース公演。いや堪能させていただいた。

riverbed sleepless summer
白米少女
プロト・シアター(東京都)
2011/09/02 (金) ~ 2011/09/04 (日)公演終了
満足度★★
それぞれが抱えるトラウマ
川沿いの小屋を舞台に、姉妹と男3人のそれぞれが持つ心の傷をじっくりと描いた作品でした。可愛らしいユニット名から想像していたのとは異なる、シリアスなテイストでした。
妹が長らく連絡を取っていない姉が住んでいるはずのアパートに来ても、そのアパートは既になく粗末な小屋があるのみで、その小屋の主である元科学者とその幼馴染みや元同僚、姉との関係が明らかになるつれて、それぞれの悩みも見えてくる物語でした。
人は皆、人に言えないトラウマを持ちながら生きているというテーマがストレートに描かれていましたが、ありきたりな展開で2時間強の時間で描く内容としては物足りなさを感じました。
役者達は落ち着いた演技で良かったです。妹役を演じた人(当日パンフレットに配役が記載されていなかったので名前が分かりませんでした)の多彩な表情が魅力的でした。
下手には川を摸したプール、中央~上手は拾った空き缶が散乱する室内を表していた美術は雑然さの中にセンスの良さを感じさせました。
バイオリンとエレキギターの生演奏があったのですが、間奏曲みたいな扱いになっていて、演技との相乗効果がないのがもったいなく感じました。曲もワンパターンな展開や安っぽい打ち込み音源、メロディーラインと合っていないコード進行など、あまり魅力が感じられず、長過ぎると思いました。バイオリンの演奏は安定感があり、美しい音色が素敵でした。
演奏時に流れる映像は凝ったアングルや編集で作られていた洒落た雰囲気でしたが、物語との繋がりが不明な内容で意図が分かりませんでした。
開場時間まで窓のない入り口を閉めきって、雨が降り出す中、屋根がないところで待つ客を放置していたり、明らかに席に余裕があるのに端の席から詰めて座るように促したり、配役が記されていないのにアンケートに「良かった役者は誰ですか?」という設問があったりと制作サイドの動きが残念でした。

劇団劇場~Act In Rule~vol.4
劇団劇場製作委員会
Glad(東京都)
2011/09/04 (日) ~ 2011/09/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
1日だけではもったいない。
大変面白かった。
第一回目を観て以来だが、運営もしっかりしてきているし、参加団体の質も数段レベルアップしてきている。
何より新しい演劇のスタイルを築きたい、新しい演劇のフアンを獲得したいという主催者の志しが素晴らしい。

HELLO!
表参道ベースメントシアター
表参道GROUND(東京都)
2011/09/02 (金) ~ 2011/09/04 (日)公演終了
満足度★★★★
若手タレントと小劇場も相性があいそう
とある町の喫茶店を経営する家族と、それを取り巻く人たち一人一人の、挫折と不安と、それをなんとか乗り越えようとするエピソードがからまって展開する話。
一人一人には深刻な話でも、それを取り巻く一人一人にはどう取り扱うかとまどってしまう。
観客として観る側にもそのように映る。それが淡々と進行している舞台として感じた人が多かったに違いない。
私には、そうしたことがとてもリアルに感じた。あえて凝らない、ひねりも加えない、正攻法で一人一人の人生のひとこまを描いていた。他人からみれば大したことのない新たな生き方を模索し、ほんのちょっとの曙光をみいだすことで舞台が終わる。『HELLO!』のタイトルには、そうした意味をこめていたのかどうか。新たな元気を社会にもたらすなんて大それたことを考えず、一人一人が自分の生き方に責任持って、立ちむかうメッセージとして、この舞台を、私は受けとった。

4つの駒-THE FOUR PIECES-
アポロ5
青山円形劇場(東京都)
2011/09/03 (土) ~ 2011/09/08 (木)公演終了
役者さんたち
「リーマンギャンブラーマウス」をベースに「花と蛇」をちょっと足したような本。荒っぽい芝居だけに、役者さんがどう消化して、変容させるかがすべて

劇団劇場~Act In Rule~vol.4
劇団劇場製作委員会
Glad(東京都)
2011/09/04 (日) ~ 2011/09/04 (日)公演終了
満足度★★
ちょっとした学園祭ムード…。
満員のスタンディングで観るのはツライ。
面白かったのならば、ツラクなんかないのだが。
これは「観客」として見ると、辛かった。

準決勝
あひるなんちゃら
駅前劇場(東京都)
2011/09/02 (金) ~ 2011/09/06 (火)公演終了
満足度★★★
コメディー!
安定して、ズレタ、コメディなのがいい。
こういうのは、誰にでも受け入れられやすいし(傷つく人がいない)、すごく普遍的だと思う。
自覚的に面白いからいいなあ。
黒岩三佳さんのコメディエンヌぶりがいい。

謎の球体X
水素74%
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2011/09/02 (金) ~ 2011/09/11 (日)公演終了
満足度★★★
因果律
因果律とか難しい言葉は簡単な言葉で言い表せないから難しい言葉があると思うのです、私は。だからそれを理由ととらえて、どうでもいいと言ってしまうのはいかがなものかと。(どうでもいいとは言ってないようですね。でもそう読めました。)
青年団系と私があわないのはわかりました。

秀山祭九月大歌舞伎
松竹
新橋演舞場(東京都)
2011/09/01 (木) ~ 2011/09/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
新又五郎
初日夜を見ました。芝翫さんが口上の口火を切って、しゃんとしてらっしゃいましたが、2日目からはお休みとか。今月中に戻っていただきたい物です。2日目には新又五郎さんもお怪我をされたとかで、3日目からはギブスを巻いてらっしゃるとのことです。
初日の又五郎梅王丸はほんとうに素晴らしく、彼の芸達者ぶりが花開いた舞台だったので、すこし残念です。

4つの駒-THE FOUR PIECES-
アポロ5
青山円形劇場(東京都)
2011/09/03 (土) ~ 2011/09/08 (木)公演終了
満足度★★★★★
人の命を弄ぶゲーム
知らないうちに殺人ゲームに巻き込まれた者たちの緊迫感は尋常でない。
人の命を弄ぶゲームに対して嫌悪感を抱くよりも前に、生き残りをかけた極限状態の恐怖感や狂気のお裾分けで、終始手に汗握っていました。

御伽草子
劇団三年物語
SPACE107(東京都)
2011/09/01 (木) ~ 2011/09/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
カッコイイ!
昼・夜2公演を観て来ました。ストーリーがわかってから観ると、また楽しい! というのは、リピーターにとって最高ですね。

vol.5『日本全国奇形鍋』
財団、江本純子
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2011/09/01 (木) ~ 2011/09/04 (日)公演終了
お疲れ様でした。
あの小スペースであの役者の人数!!
出だしはついていけるか不安でしたが役者の個性を生かした演出が楽しめました。小劇場の苦痛は・・・やっぱりお尻が痛いとこだなぁ・・・。

劇団劇場~Act In Rule~vol.4
劇団劇場製作委員会
Glad(東京都)
2011/09/04 (日) ~ 2011/09/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
新しい試みのきっかけ
いきなりテロリストが攻め込んで来ることから始まって、その後いろいろお下劣なことが繰り広げられ、全く飽きない2時間でした。各劇団の特色がよく表れていたと思います。特にラブホテルの掃除係から見た世界を描いたロジックが秀逸でした。
東京ペンギンが観客に写メでステージを撮らせ、それをtwitterに載せるように求めたり、夜の回はustで生中継したり、従来の演劇フェスの枠を飛びこえ、劇場の外の人も巻き込む新しい試みになっていたことも評価したいです。
トマトでぐちゃぐちゃになったあんかけフラミンゴは、最前列は危険なヤバい劇団として記憶にとどめておきます。

HELLO!
表参道ベースメントシアター
表参道GROUND(東京都)
2011/09/02 (金) ~ 2011/09/04 (日)公演終了
満足度★★★
自然な台詞と温かいストーリーでしたが
何かもう一つインパクトが欲しかったな、というのが正直な感想。それとこういう客席ってどうなんだろう・・・・・。舞台を高くするとか何とか、もう少し見えやすい工夫をして欲しかったです。HELLOWの意味はやっぱり私にもよく分かりませんでした。おしゃれな表参道でのみ許される演目、という気がした。

「ベルナルダ・アルバの家」
ウンプテンプ・カンパニー
シアターX(東京都)
2011/09/01 (木) ~ 2011/09/04 (日)公演終了
満足度★★★★
悲劇を重さを胸に感じた
新井純さんの迫真の演技に圧倒されました。熱演でした。坪井美香さんも役に合った良い演技をされていました。
その他にも良い点がいろいろありました。

暴れン坊の棒、大いに暴れるの巻
LIVEROCK
ラ・グロット(東京都)
2011/09/02 (金) ~ 2011/09/04 (日)公演終了
満足度★★★
ギャップがよかった!
演劇は初めて見ました。
最初は特になにも考えもしないで見ていたものの、途中から何か惹かれるものがありました。
一生懸命な場面やふと真剣に地球のことを考えさせられる場面…
その反面、ギャグ?などで吹き出しそうになる場面や笑いを堪えきれず涙が出てしまった場面・・・
これらのギャップがよかったです!
劇場は確かに狭かったけど、出演者の熱を身近に感じることができてよかったと私は思います。