最新の観てきた!クチコミ一覧

140841-140860件 / 190187件中
Dogs 7days

Dogs 7days

Double Spin

pit北/区域(東京都)

2011/09/22 (木) ~ 2011/09/25 (日)公演終了

満足度★★★★

真面目な姿勢に敬意!
動物愛護センターに収容された犬の口を借りて人間の事情が見えてくる、そんな話でした。

ネタバレBOX

最後の殺処分はあんな感じなんでしょうか、突然で効果的でした。

初っ端、いきなり「捕獲された」という言葉が出てきました。人間側が「捕獲した」のであって、犬側としては「拉致された」ですね。この時点では状況が把握し切れていないのですから、知らない人間に無理やり車に乗せられて連れて来られたという程度の表現で良いのではないかと思いました。

1日目と4日目、それに7日目~8日目が取り上げられていましたが、何でイッスーチーなのって思いました。1日目はその日捕獲された犬が一部屋に入れられるくらいまで、あとは2日目にし、4日目も何日かに分ければいいのに。

飼い主に棄てられたとは言わず、ついふらふらと歩いていたら捕まったという風に見栄を張るのは飼い主に探しに来てほしいから、そんな気持ちが怒りに変わり、次第にあきらめになり、そして死を意識するようになる、一日ごとに気持ちが変わっていく緊迫感がもう少し感じられたらなと思いました。

それにこの見栄のせいで、人間側の事情が正確に伝わりづらくなったきらいがありました。

以前、テレビで滝川クリステルさんの報告を見たときは、壁が毎日機械的に移動し、即ち収容室が一日一日ガス室に近づいて行くという視覚的にも緊迫感がありました。両隣りにも一日違いのグループがいるということでもあります。この視点も大切ですね。

そもそも9頭は多すぎるように思います。事情はあるのでしょうが、せめて2頭くらいは削ってスッキリさせた方が良かったのではないかと思いました。
悩殺ハムレット

悩殺ハムレット

柿喰う客

シアタートラム(東京都)

2011/09/16 (金) ~ 2011/09/25 (日)公演終了

満足度★★★★

予想のはるか上
柿喰う客は「露出狂」ではじめて観劇して感激したのですが(ダジャレじゃないですよ)、今回も予想のはるか上を行く「ハムレット」を見させて頂きました。
ひさびさに「虚構の塊」を具現化したような演劇を見た気がしました。
とても楽しい時間えを過ごさせて頂きました。
また私事ですが、学生料金が一般よりかなり格安になっていたので、
お得感も120%でした。
「こいつらマジヤベぇ!」

プラトーノフ

プラトーノフ

劇団俳小

シアターX(東京都)

2011/09/21 (水) ~ 2011/09/25 (日)公演終了

満足度★★

喜劇として
前半は終始重い空気だったが
後半からは喜劇的な場面も効果を上げていてそれなりに楽しめた。

ネタバレBOX

ただ役者の力量がバラバラだったため、アンサンブルという点ではいまいち。
目を引いた役者はオーシップと郵便局員。

しかし、あの全体で流れていた安っぽいBGMは必要だったのだろうか。
おかげで芝居が安っぽくなってしまっていた。
正直言ってあまりにも古臭い演出だった。
さよなら また逢う日まで

さよなら また逢う日まで

ブラジル

紀伊國屋ホール(東京都)

2011/08/14 (日) ~ 2011/08/16 (火)公演終了

満足度★★★★

初めての劇団
オープニングは、メンバーが強盗に出撃するシーンでした。
音楽に合わせて計画書をばらまいたりと、
とてもスタイリッシュ。

ブラジルは初めて見る劇団です。
出演者で知っているのは、MCRの櫻井さんくらいですね。
でも、素行の悪役やる桜井さんは格好いいくらいはまりますね。

最後のどんでん返しというか、
結末まで読めませんでした。
まさに衝撃のラスト。

4年間ひとり罪を被った人間がリベンジをというストーリーに騙されていました。
まさかもう一人リベンジを誓っている人がいるとは。
次々とメンバーが殺されていく様は、恐怖を感じました。
誰が裏切り者なんだとね。

最後の銃撃戦も手に汗握りましたね。
まさか舞台上で銃撃戦があるとは。

ラストシーンでやっとタイトルの意味が分かる。

こんな結末誰が予想できるのか。

初紀伊國屋ホールということでしたが、
セットの天井が高くて、とてもよい雰囲気を出していました。
今後の公演も見たいと思わせる公演でした。

トロンプ・ルイユ

トロンプ・ルイユ

パラドックス定数

劇場HOPE(東京都)

2011/08/09 (火) ~ 2011/08/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

人馬一体
以前のチラシを見たときは、
タイトルから騙し絵だから、
詐欺師の話かなと予想していたのですが、
見事に裏切られました。
馬の話でした。
でもね。
馬だから競馬のシーンとかないんだろうと思っていたら、
まさかね。
人が馬を演じるとは。(演劇なので当たり前ですが(^_^;)

パラドックス定数にしては珍しく暗転があり、
音楽もかかるという珍しい公演でした。
でも、この演目にはそれがふさわしい。

5頭の馬と5人の人間の物語。
5頭と5人が微妙にリンクしている。
性格が同じだったりと、
馬社会のシーンでは馬同士が会話するし、
人間のシーンではもちろん人間が会話する。
馬と人間が混在するシーンでは、
一方通行の会話だ。
それは馬と人間だからね。
でも、シーンが進んで一瞬だけ、
馬と人間が通じる合う瞬間がある。
でも通じていないかもしれない。
お互いの思いが同じだけで、同じ言語はしゃべっていないのだから。

人馬一体。
人に人生があるように馬にも人生(馬生)がある。

ただ走ることに全てをかける姿に人は感動して、
自分の人生を投影する。
そこには、純粋にゴールに向かう崇高な姿をした、
馬がいるから。

人間は迷い、立ち止まることがあるから、
走り続ける彼らに惹かれるのだろう。

パラドックス定数の新しい進化を見た気がする。
演劇ってやつは可能性が無限大ですね。

暴れン坊の棒、大いに暴れるの巻

暴れン坊の棒、大いに暴れるの巻

LIVEROCK

ラ・グロット(東京都)

2011/09/02 (金) ~ 2011/09/04 (日)公演終了

満足度★★★★

狭かった。
あの狭い会場で、階段を動かして、あれだけ動こうとよく思ったなあ、というところで驚きました。すごい。
狭い小劇場だと下手な役者を見るのがきつかったりしますが、ほとんど距離のない目の前で見ても、目を逸らしたくなるような役者が居なかったので安心して見れました。ただ、近すぎて途中でちょっと気持ち悪くなってしまいました。
連れはあまり気に入っていなかったようなので好みは分かれると思いますが、一時間弱で色んなものを詰め込んだごった煮感が個人的には好きでした。

オシャレ紳士と梅棒のラブ・パレード

オシャレ紳士と梅棒のラブ・パレード

男衆ver.2.0 おしゃれ紳士

笹塚ファクトリー(東京都)

2011/09/21 (水) ~ 2011/09/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

最高のエンターテイメント!!
個人的には、非常に幸せな時間を過ごせた!
公演関係者に心から拍手を送りたい!!
観客を心から楽しませようという工夫が公演中あちこちに。
観客目線の構成であり、本当に楽しめた!
公演時間90分のダンスエンターテイメント公演。

私はこれまでに芝居の他、お笑い、ライブ等、様々観賞しているが、
2500円という価格設定でここまで楽しめたのは数えるほど。

例えていうなら、安くてボリュームのある、良い飲食店を見つけた気分。
決して高級料理店ではないため、誤解のないように!
観賞が終わった時は、満足感でお腹いっぱい満たされました(笑)

25日(日)が最終日であるが、時間のある人にはオススメ!!
若い子供連れのママさんも結構いたが、そりゃ観に来たくなるよなあ(笑)
僕も親しい女性や友人連れて来れば良かったと思ったし。
時間があれば、もう1回観たかった。

ネタバレBOX

人気アイドル公演や人気ドラマの口パクは、非常に面白かった!
織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の歴史ものも良かった。
『ナツヤスミ語辞典』

『ナツヤスミ語辞典』

演劇集団キャラメルボックス

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2011/08/03 (水) ~ 2011/08/11 (木)公演終了

満足度★★★★

お祭り
キャラメルボックスと柿喰う客のコラボ公演。
最初のシーンからドン引きました(笑)
笑いがついていけないというかなんというか(^_^;
でも、終演後には思うのは、あのビートが耳から離れないのです。

低音で響くビートは、あの中学生達の活動的な生の鼓動であり、
生きている者の鼓動だったんですよね。
その代わりにウラシマ達のシーンでは、ビートがない無音の世界でしたから。

ウラシマは、鍛治本さんが演じていましたが、
個人的には石原さんで観たかったなぁと思いますが、
キャラメルでは観られることの少ないいい役でした。

コロさんは、ProjectBUNNGAKUという演劇で、
初めて見てなんというイケメンな女優さんだと思っていましたが、
柿喰う客の俳優さんだったのですね。
今後注目かなと。

森下さん演じる駅長が場面を締めていましたね。
やはりベテランはこう使うべきというか、
空気を持っていますね。

この作品はこれで初めて観たのですが、
キャラメルボックス版も観たくなりました。

ホナガヨウコ企画×テニスコーツ 音体パフォーマンス公演『愛さないで下さい』

ホナガヨウコ企画×テニスコーツ 音体パフォーマンス公演『愛さないで下さい』

ホナガヨウコ企画

神楽坂セッションハウス(東京都)

2011/09/24 (土) ~ 2011/09/25 (日)公演終了

満足度★★★

ガーリーな世界観
ダンスと演劇と演奏が一体となった「音体パフォーマンス」と銘打った作品で、女の子らしい可愛い世界観が印象的でした。

ギターを弾くテニスコーツの植野さんの体におぶさって落ちないようまとわりつきながらポジションを変えていく印象的な場面から始まり、4人のパフォーマーが台詞やダンスを通じて男女の愛憎関係をポップに描いていました。
音楽を担当したテニスコーツの2人も傍らで演奏するだけでなく、パフォーマンスに介入して作品に立体感を加えていました。

東京コレクションに参加しているファッションブランドが衣装を担当していて衣装替えが何度もあり、宣伝だけではなく公演時にもヘアメイクさんがついていたりと、この規模の公演にして異例なレベルでビジュアルに力を入れていて、パフォーマンス化されたファッションショーのような華やかさがあり、目を楽しませてくれました。

台詞と動きと音楽を並列に扱い、そこからメルヘンチックでガーリーな世界観を打ち出しそうとする意図は理解できるのですが、60分間の上演時間を持続させるには演出が少々弱く感じました。ポーズをパタパタと繋げるスタイルの振付を多用していて、流れるようなムーブメントがないため進行に硬さを感じました。

ホナガヨウコさんのイノセントな可愛らしさが素敵でした。菊池明々さんも所属しているナイロン100℃の公演に出演してときとは異なる存在感があって魅力的でした。テニスコーツの暖かみのある生演奏も素敵でした。

【御礼-公演終了!】Blue Bird Baby

【御礼-公演終了!】Blue Bird Baby

劇団MAHOROBA+α

シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)

2011/09/23 (金) ~ 2011/09/25 (日)公演終了

満足度★★

神話的な。
こちらの演出さんの作られる作品は3度目ですが、
前に拝見した時よりも、演者の演技のタイプが揃っていて(ミュージカルっぽい演技)、ぐっと見やすくなっていました。
後、照明がとてもよかったです。

言葉遊びで世界が変容したり、個人と世界がそのまま結びついているような表現は、やっぱり神話的。

ネタバレBOX

題名にもある「母と子」のくだりがやや唐突に感じてしまったのですが、神話ってそういうものだったりするよね、となんとなく受け入れられてしまいました。
いつか「母と子」だけのテーマで一本書いて欲しいです。神話のお決まりの題材ですし。(既に書いてらしたらすみません)

ただ、青い鳥を中心にした物語自体は単純なはずなのに(筋がシンプルだからこそ?)、妙に冗長に感じてしまいました。
後半になるにつれ、同じ場面を繰り返し見ているような錯覚に陥ってきました。
突き詰めると、いろんな人が「青い鳥」=幸せを探し求めてる、というだけの話だからかもしれませんが・・・でもずっと同じ「悲劇」の匂いがするので、もうちょっと起伏がほしかったです。

ファンタジーや寓話は数あれど、神話(的な)ものを作る劇団はあまりみないので、この路線でやり続けて頂きたいなと思いました。
『庭みたいなもの』

『庭みたいなもの』

山下残

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2011/09/22 (木) ~ 2011/09/25 (日)公演終了

満足度★★★

不思議な魅力
コンテンポラリーダンスの公演には珍しい大規模な美術の上で展開する、言葉と身体とコミュニケーションを考察するダンス作品でした。正直なところ、台詞の意味が全く分からず、いわゆる「ダンス」的な動きもほとんどないため、どのように受け止めれば良いのか戸惑いました。かといって面白くないわけではなく、むしろ約90分間集中力が途切れることのない、言葉では表せない不思議な魅力がある作品でした。

7人のダンサーは舞台に現れる度にTシャツやバイクの車輪、プレイステーション2、分電盤などを持ち込み、その物についての断片的でもどかしい会話と動きが行われるシークエンスが続く構成で、照明も変化せず、BGMも時折流れる電動工具や金槌の音だけの中で脱力的な笑いも交えつつ淡々と進むのですが、後半はドラマチックな展開があり、対比が印象的でした。

木で組まれた高さ2m、広さ10m四方程度の舞台の下を通って客席に辿り着くという面白いアプローチでした。カミイケタクヤさんによる美術は高松の川の中州に2ヶ月間暮らした際に小屋とその時に集めた廃材で出来ていて、舞台の下がインスタレーションの様な空間になっていて素敵でした。

Dogs 7days

Dogs 7days

Double Spin

pit北/区域(東京都)

2011/09/22 (木) ~ 2011/09/25 (日)公演終了

満足度★★★

ペットは「買うもの」?「飼うもの」?
犬たちは飼い主の都合、つまり歳や病気のため、引越しのため、経済的な理由などで捨てられて収容所に運ばれてきます。

役者が九匹の犬を演じました。ビーグルだったりトイプードルだったりチワワだったりダルメシアンだったり。犬たちがそこで過ごす7日間の物語です。

ネタバレBOX

密室で二酸化炭素で窒息死させられるまでの七日間が演じられます。自分たちの行く末に不安を感じながらも、主人を信じている犬、主人ひいては人間に不振を抱く犬。いろいろな葛藤や互いの励ましが演じられます。
最後の窒息死のシーンは涙を誘われました。助かった二匹と助からなかった七匹の別れも感動的でした。

------
ペットは「買うもの」ですか?
それとも「飼うもの」ですか?
本当はどちらでもない。なぜなら、わたしたちは、共に生き、共に喜びを分かち合うものだと思うからです。
-------
これは公演に協力しているNPO法人のリーフレットにあった言葉です。この言葉が主題をうまく言い現していると思いました。
日本では年間30万頭以上のペットが命を絶たれるそうです。この劇は教育・啓蒙ドラマとして活用できると良いのではないでしょうか。

犬たちのセリフですが、不安な心理や揺れ動く気持ちを表していたのかもしれませんが、少しちぐはぐな印象を受けました。後少しのアイディアでより感動的な劇に仕上がると思います。
ハリーポタ子【5年ぶりの東京。たくさんのご来場、ありがとうございました。】

ハリーポタ子【5年ぶりの東京。たくさんのご来場、ありがとうございました。】

石原正一ショー

シアター711(東京都)

2011/09/23 (金) ~ 2011/09/26 (月)公演終了

満足度★★★

昭和のアニメを満喫!!
個人的には、なかなか楽しめた!
特に1970代のアニメキャラがテンコ盛り(笑)
芝居を観劇しているというより、エンターテイメントショーを
観ている感じがした。
観劇していて、非常に役者陣の勢いを感じた!





ネタバレBOX

脚本の石原氏はハリーポッターの映画を観ていないそう。
なので話はハリーポッターには関係なし(笑)

さよならシンデレラ/σ^2=1

さよならシンデレラ/σ^2=1

劇団PaPrika

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/09/22 (木) ~ 2011/09/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

ピリッと辛いメルヘン
小さな小屋ということもあり、自分が舞台の中に入り込んでいるかのような錯覚を受けます。2本立てのオムニバス形式で、『さよならシンデレラ』は抽象的なようで具象的な感じ、『σ^2=1』は具象的なようで抽象的な感じ。相反するようで重なるような、不思議な芝居でした。
皆さんお疲れ様でした。今日千秋楽ですね。最後まで頑張ってください。

ネタバレBOX

『さよならシンデレラ』
女の子同士のくっついたり離れたりを描いた作品。
一女子として「あるあるー」と思いながら、自分の身近な女友達を重ねながら観ました。
毛糸の演出がニクイ。毛糸電話を断ち切るところが好きです。
女の子が少しずつ成長して行く訳ですが、スタンスや仕草の変化や、会話の中からいつを演じているのかが分かり、展開を見失うことがなかったです。
作演さんの努力と役者さんたちの演技力の賜物ではないかと思います。


『σ^2=1』
冒頭、地震を彷彿させるシーンに、3.11の記憶がフラッシュバックして、恐怖を煽られる。1本目の作品とは対照的に、床のコンクリートやブロックを用いたダークな印象でした。
家族を描いた作品で、「親と思われる人がいるだけ」という下りに、最近親との関係がギクシャクしている私の心が揺さぶられる感じがしました。その直後のシーンに唖然。あそこまで豪快にやると、役者さんたちも吹っ切れるのではないでしょうか?
最後、何となく結末が分かったような、分かっていないような…
ただ、当たり前と思っている家族に対して、何か新たな視点が与えられたような気がします。


あと、スタッフ的なお話。
舞台:三面舞台ということもあり、お客さんの表情が丸わかり…少し照れます(笑)二つの作品のバラバラなようでリンクしている世界観がしっかり出ていたと思います。個人的に『さよならシンデレラ』の手鏡欲しいです。
照明:色をそんなに使っている訳ではないのに、キレイにまとまっていました。『さよならシンデレラ』のパチっとなるところが良かったです。
音響:選曲良かったです。音を重ねているところが多々あって、音響さんは相当苦労したのではないかと…
衣装:『σ^2=1』の田中さんの衣装が素敵です。
宣伝美術:ロゴが好きです。可愛いようでお洒落で、でもピリッとした感じ。
制作:笑顔で丁寧な対応をして下さってました。
猿とドレス

猿とドレス

劇団レトルト内閣

ABCホール (大阪府)

2011/09/16 (金) ~ 2011/09/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

90分わしづかみ
もう、ほんとに怖かったです。
とにかくめまぐるしい展開でちりばめられる伏線、その回収のアザヤカさ!!
終演後の拍手も忘れるぐらいのジェットコースター展開でした。
もう一回見たい!!

男亡者の泣きぬるところ 福岡公演

男亡者の泣きぬるところ 福岡公演

ライトアイ

ぽんプラザホール(福岡県)

2011/09/24 (土) ~ 2011/09/25 (日)公演終了

期待以上!
一人芝居を経験した者同士の、期待以上にがっつり二人芝居でした。アンサンブル芝居とはまた違った、二人芝居ならではの演出がすばらしい。

ネタバレBOX

赤と青の柱(可動)が4本立っているシンプルな舞台は、プロレスかボクシングのリングのよう。まさにそのリング上で、男と男の戦いが繰り広げられていました。赤星さんも坂口さんも本当に達者な役者さんで、正面きっての戦いはとても見ごたえがありました。
悩殺ハムレット

悩殺ハムレット

柿喰う客

シアタートラム(東京都)

2011/09/16 (金) ~ 2011/09/25 (日)公演終了

満足度★★★★

女性の演じるハムレット
90分。ハムレットの知識はあんまなくて鑑賞した。面白かった。女体シェイクスピアの第2弾に期待が高まる。

アフタートークで話にあったけど、衣装に力入ってんなって感じだった。皆、美しくかっこよくキマってた。

深谷由梨香は素敵な女優さんだと思った。

ネタバレBOX

父・前デンマーク王(兵頭祐香)が叔父であるクローディアス(コロ)に暗殺され、王の息子・ハムレット(深谷由梨香)が復讐をする。

原作と脚色がどこなのかしらないけども、大変わかりやすい舞台でよかった(ぐっとるくシーンで再構築してくれたおかげか)。んで、演出がそんな話にしっかりマッチしていた。特に、若者的で裏社会的な会話手法が舞台の潤滑油になっていたように思う。また、女性が男性を演じることで、女性へのメッセージ、逆に男性へのメッセージに一種のシニカルさが増しているような印象を受けた。

役者では、深谷とコロが特にかっこよかった(役柄的に当然か)。深谷は復讐という運命をもちつつどこか弱弱しさのある演技で非常に良かった。どーでもよいが、中腰でしゃべるとか、かかと若干あげてのポージングとか、ハードな演出で大変そうだと思った。

ちなみに、ガートルード(右手)とオフィーリア(新良)はびっくりするくらいナイスバディだった。
母

劇団アドック

麻布区民センター 区民ホール (東京都)

2011/09/09 (金) ~ 2011/09/11 (日)公演終了

満足度★★★★

「蟹工船」書いた人のお母さんの話でした
知りませんでした・・・、「蟹工船」作者の最後。

その母親の、なんと明るく寛容な。

なかなかに逞しく・優しい、
ほんに「母」でした。

感動いたしました。

普天間

普天間

秋田雨雀・土方与志記念 青年劇場

神奈川県立青少年センター(神奈川県)

2011/09/23 (金) ~ 2011/09/23 (金)公演終了

満足度★★

悶々と眠れない…
期待しすぎた。でも、坂手洋二で、青年劇場で、普天間なら期待してしかるべきでしょう。予習して、「沖縄三部作」読んで臨んだんだってば。何年も前の作品だけど「GALF」観て感動したんだってば。だから、期待はめっさ高かったんだけど……。上演時間、休憩込みで3時間強。圧倒的な取材力と情報量は魅力的だが、散漫な印象しか残らない残念な公演。沖縄戦の歴史・米兵の起こす事件の実態・国際大学への米軍機墜落・少女暴行事件から発展した大規模な県民大集会・基地で働く従業員・沖縄の経済情勢・普天間基地移転について、、、などなど。そして3/11の以降の原発事故についてまで、多様に触れる。でも物語らしい物語はない。確かに、沖縄の基地を巡る問題を紋切り型には語れないが、盛り込みすぎてはいないだろうか。この内容なら、演劇である必要はないと思う。同じ内容で、「普天間基地と沖縄」という内容のシンポジウムを聞きに行ったのなら、☆4~5でもおかしくない内容だと思うが、演劇である必要性をまるで感じない。逆に演劇であることを邪魔に感じてしまった。

愛が殺せとささやいた

愛が殺せとささやいた

ドリームプラス株式会社

草月ホール(東京都)

2011/09/16 (金) ~ 2011/09/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

演技合戦
これで犯人決定かと思ったらまた別の人が怪しくなるどんでん返しの回数は、このくらいが限度か。
確かに、若手とベテラン勢の演技合戦も面白く、特に鈴木裕樹が怪演!

このページのQRコードです。

拡大