
Dogs 7days
Double Spin
pit北/区域(東京都)
2011/09/22 (木) ~ 2011/09/25 (日)公演終了

悩殺ハムレット
柿喰う客
シアタートラム(東京都)
2011/09/16 (金) ~ 2011/09/25 (日)公演終了
満足度★★★★
予想のはるか上
柿喰う客は「露出狂」ではじめて観劇して感激したのですが(ダジャレじゃないですよ)、今回も予想のはるか上を行く「ハムレット」を見させて頂きました。
ひさびさに「虚構の塊」を具現化したような演劇を見た気がしました。
とても楽しい時間えを過ごさせて頂きました。
また私事ですが、学生料金が一般よりかなり格安になっていたので、
お得感も120%でした。
「こいつらマジヤベぇ!」

プラトーノフ
劇団俳小
シアターX(東京都)
2011/09/21 (水) ~ 2011/09/25 (日)公演終了

さよなら また逢う日まで
ブラジル
紀伊國屋ホール(東京都)
2011/08/14 (日) ~ 2011/08/16 (火)公演終了
満足度★★★★
初めての劇団
オープニングは、メンバーが強盗に出撃するシーンでした。
音楽に合わせて計画書をばらまいたりと、
とてもスタイリッシュ。
ブラジルは初めて見る劇団です。
出演者で知っているのは、MCRの櫻井さんくらいですね。
でも、素行の悪役やる桜井さんは格好いいくらいはまりますね。
最後のどんでん返しというか、
結末まで読めませんでした。
まさに衝撃のラスト。
4年間ひとり罪を被った人間がリベンジをというストーリーに騙されていました。
まさかもう一人リベンジを誓っている人がいるとは。
次々とメンバーが殺されていく様は、恐怖を感じました。
誰が裏切り者なんだとね。
最後の銃撃戦も手に汗握りましたね。
まさか舞台上で銃撃戦があるとは。
ラストシーンでやっとタイトルの意味が分かる。
こんな結末誰が予想できるのか。
初紀伊國屋ホールということでしたが、
セットの天井が高くて、とてもよい雰囲気を出していました。
今後の公演も見たいと思わせる公演でした。

トロンプ・ルイユ
パラドックス定数
劇場HOPE(東京都)
2011/08/09 (火) ~ 2011/08/14 (日)公演終了
満足度★★★★★
人馬一体
以前のチラシを見たときは、
タイトルから騙し絵だから、
詐欺師の話かなと予想していたのですが、
見事に裏切られました。
馬の話でした。
でもね。
馬だから競馬のシーンとかないんだろうと思っていたら、
まさかね。
人が馬を演じるとは。(演劇なので当たり前ですが(^_^;)
パラドックス定数にしては珍しく暗転があり、
音楽もかかるという珍しい公演でした。
でも、この演目にはそれがふさわしい。
5頭の馬と5人の人間の物語。
5頭と5人が微妙にリンクしている。
性格が同じだったりと、
馬社会のシーンでは馬同士が会話するし、
人間のシーンではもちろん人間が会話する。
馬と人間が混在するシーンでは、
一方通行の会話だ。
それは馬と人間だからね。
でも、シーンが進んで一瞬だけ、
馬と人間が通じる合う瞬間がある。
でも通じていないかもしれない。
お互いの思いが同じだけで、同じ言語はしゃべっていないのだから。
人馬一体。
人に人生があるように馬にも人生(馬生)がある。
ただ走ることに全てをかける姿に人は感動して、
自分の人生を投影する。
そこには、純粋にゴールに向かう崇高な姿をした、
馬がいるから。
人間は迷い、立ち止まることがあるから、
走り続ける彼らに惹かれるのだろう。
パラドックス定数の新しい進化を見た気がする。
演劇ってやつは可能性が無限大ですね。

暴れン坊の棒、大いに暴れるの巻
LIVEROCK
ラ・グロット(東京都)
2011/09/02 (金) ~ 2011/09/04 (日)公演終了
満足度★★★★
狭かった。
あの狭い会場で、階段を動かして、あれだけ動こうとよく思ったなあ、というところで驚きました。すごい。
狭い小劇場だと下手な役者を見るのがきつかったりしますが、ほとんど距離のない目の前で見ても、目を逸らしたくなるような役者が居なかったので安心して見れました。ただ、近すぎて途中でちょっと気持ち悪くなってしまいました。
連れはあまり気に入っていなかったようなので好みは分かれると思いますが、一時間弱で色んなものを詰め込んだごった煮感が個人的には好きでした。

オシャレ紳士と梅棒のラブ・パレード
男衆ver.2.0 おしゃれ紳士
笹塚ファクトリー(東京都)
2011/09/21 (水) ~ 2011/09/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
最高のエンターテイメント!!
個人的には、非常に幸せな時間を過ごせた!
公演関係者に心から拍手を送りたい!!
観客を心から楽しませようという工夫が公演中あちこちに。
観客目線の構成であり、本当に楽しめた!
公演時間90分のダンスエンターテイメント公演。
私はこれまでに芝居の他、お笑い、ライブ等、様々観賞しているが、
2500円という価格設定でここまで楽しめたのは数えるほど。
例えていうなら、安くてボリュームのある、良い飲食店を見つけた気分。
決して高級料理店ではないため、誤解のないように!
観賞が終わった時は、満足感でお腹いっぱい満たされました(笑)
25日(日)が最終日であるが、時間のある人にはオススメ!!
若い子供連れのママさんも結構いたが、そりゃ観に来たくなるよなあ(笑)
僕も親しい女性や友人連れて来れば良かったと思ったし。
時間があれば、もう1回観たかった。

『ナツヤスミ語辞典』
演劇集団キャラメルボックス
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2011/08/03 (水) ~ 2011/08/11 (木)公演終了
満足度★★★★
お祭り
キャラメルボックスと柿喰う客のコラボ公演。
最初のシーンからドン引きました(笑)
笑いがついていけないというかなんというか(^_^;
でも、終演後には思うのは、あのビートが耳から離れないのです。
低音で響くビートは、あの中学生達の活動的な生の鼓動であり、
生きている者の鼓動だったんですよね。
その代わりにウラシマ達のシーンでは、ビートがない無音の世界でしたから。
ウラシマは、鍛治本さんが演じていましたが、
個人的には石原さんで観たかったなぁと思いますが、
キャラメルでは観られることの少ないいい役でした。
コロさんは、ProjectBUNNGAKUという演劇で、
初めて見てなんというイケメンな女優さんだと思っていましたが、
柿喰う客の俳優さんだったのですね。
今後注目かなと。
森下さん演じる駅長が場面を締めていましたね。
やはりベテランはこう使うべきというか、
空気を持っていますね。
この作品はこれで初めて観たのですが、
キャラメルボックス版も観たくなりました。

ホナガヨウコ企画×テニスコーツ 音体パフォーマンス公演『愛さないで下さい』
ホナガヨウコ企画
神楽坂セッションハウス(東京都)
2011/09/24 (土) ~ 2011/09/25 (日)公演終了
満足度★★★
ガーリーな世界観
ダンスと演劇と演奏が一体となった「音体パフォーマンス」と銘打った作品で、女の子らしい可愛い世界観が印象的でした。
ギターを弾くテニスコーツの植野さんの体におぶさって落ちないようまとわりつきながらポジションを変えていく印象的な場面から始まり、4人のパフォーマーが台詞やダンスを通じて男女の愛憎関係をポップに描いていました。
音楽を担当したテニスコーツの2人も傍らで演奏するだけでなく、パフォーマンスに介入して作品に立体感を加えていました。
東京コレクションに参加しているファッションブランドが衣装を担当していて衣装替えが何度もあり、宣伝だけではなく公演時にもヘアメイクさんがついていたりと、この規模の公演にして異例なレベルでビジュアルに力を入れていて、パフォーマンス化されたファッションショーのような華やかさがあり、目を楽しませてくれました。
台詞と動きと音楽を並列に扱い、そこからメルヘンチックでガーリーな世界観を打ち出しそうとする意図は理解できるのですが、60分間の上演時間を持続させるには演出が少々弱く感じました。ポーズをパタパタと繋げるスタイルの振付を多用していて、流れるようなムーブメントがないため進行に硬さを感じました。
ホナガヨウコさんのイノセントな可愛らしさが素敵でした。菊池明々さんも所属しているナイロン100℃の公演に出演してときとは異なる存在感があって魅力的でした。テニスコーツの暖かみのある生演奏も素敵でした。

【御礼-公演終了!】Blue Bird Baby
劇団MAHOROBA+α
シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)
2011/09/23 (金) ~ 2011/09/25 (日)公演終了
満足度★★
神話的な。
こちらの演出さんの作られる作品は3度目ですが、
前に拝見した時よりも、演者の演技のタイプが揃っていて(ミュージカルっぽい演技)、ぐっと見やすくなっていました。
後、照明がとてもよかったです。
言葉遊びで世界が変容したり、個人と世界がそのまま結びついているような表現は、やっぱり神話的。

『庭みたいなもの』
山下残
KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)
2011/09/22 (木) ~ 2011/09/25 (日)公演終了
満足度★★★
不思議な魅力
コンテンポラリーダンスの公演には珍しい大規模な美術の上で展開する、言葉と身体とコミュニケーションを考察するダンス作品でした。正直なところ、台詞の意味が全く分からず、いわゆる「ダンス」的な動きもほとんどないため、どのように受け止めれば良いのか戸惑いました。かといって面白くないわけではなく、むしろ約90分間集中力が途切れることのない、言葉では表せない不思議な魅力がある作品でした。
7人のダンサーは舞台に現れる度にTシャツやバイクの車輪、プレイステーション2、分電盤などを持ち込み、その物についての断片的でもどかしい会話と動きが行われるシークエンスが続く構成で、照明も変化せず、BGMも時折流れる電動工具や金槌の音だけの中で脱力的な笑いも交えつつ淡々と進むのですが、後半はドラマチックな展開があり、対比が印象的でした。
木で組まれた高さ2m、広さ10m四方程度の舞台の下を通って客席に辿り着くという面白いアプローチでした。カミイケタクヤさんによる美術は高松の川の中州に2ヶ月間暮らした際に小屋とその時に集めた廃材で出来ていて、舞台の下がインスタレーションの様な空間になっていて素敵でした。

Dogs 7days
Double Spin
pit北/区域(東京都)
2011/09/22 (木) ~ 2011/09/25 (日)公演終了
満足度★★★
ペットは「買うもの」?「飼うもの」?
犬たちは飼い主の都合、つまり歳や病気のため、引越しのため、経済的な理由などで捨てられて収容所に運ばれてきます。
役者が九匹の犬を演じました。ビーグルだったりトイプードルだったりチワワだったりダルメシアンだったり。犬たちがそこで過ごす7日間の物語です。

ハリーポタ子【5年ぶりの東京。たくさんのご来場、ありがとうございました。】
石原正一ショー
シアター711(東京都)
2011/09/23 (金) ~ 2011/09/26 (月)公演終了
満足度★★★
昭和のアニメを満喫!!
個人的には、なかなか楽しめた!
特に1970代のアニメキャラがテンコ盛り(笑)
芝居を観劇しているというより、エンターテイメントショーを
観ている感じがした。
観劇していて、非常に役者陣の勢いを感じた!

さよならシンデレラ/σ^2=1
劇団PaPrika
ギャラリーLE DECO(東京都)
2011/09/22 (木) ~ 2011/09/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
ピリッと辛いメルヘン
小さな小屋ということもあり、自分が舞台の中に入り込んでいるかのような錯覚を受けます。2本立てのオムニバス形式で、『さよならシンデレラ』は抽象的なようで具象的な感じ、『σ^2=1』は具象的なようで抽象的な感じ。相反するようで重なるような、不思議な芝居でした。
皆さんお疲れ様でした。今日千秋楽ですね。最後まで頑張ってください。

猿とドレス
劇団レトルト内閣
ABCホール (大阪府)
2011/09/16 (金) ~ 2011/09/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
90分わしづかみ
もう、ほんとに怖かったです。
とにかくめまぐるしい展開でちりばめられる伏線、その回収のアザヤカさ!!
終演後の拍手も忘れるぐらいのジェットコースター展開でした。
もう一回見たい!!

男亡者の泣きぬるところ 福岡公演
ライトアイ
ぽんプラザホール(福岡県)
2011/09/24 (土) ~ 2011/09/25 (日)公演終了
期待以上!
一人芝居を経験した者同士の、期待以上にがっつり二人芝居でした。アンサンブル芝居とはまた違った、二人芝居ならではの演出がすばらしい。

悩殺ハムレット
柿喰う客
シアタートラム(東京都)
2011/09/16 (金) ~ 2011/09/25 (日)公演終了
満足度★★★★
女性の演じるハムレット
90分。ハムレットの知識はあんまなくて鑑賞した。面白かった。女体シェイクスピアの第2弾に期待が高まる。
アフタートークで話にあったけど、衣装に力入ってんなって感じだった。皆、美しくかっこよくキマってた。
深谷由梨香は素敵な女優さんだと思った。

母
劇団アドック
麻布区民センター 区民ホール (東京都)
2011/09/09 (金) ~ 2011/09/11 (日)公演終了
満足度★★★★
「蟹工船」書いた人のお母さんの話でした
知りませんでした・・・、「蟹工船」作者の最後。
その母親の、なんと明るく寛容な。
なかなかに逞しく・優しい、
ほんに「母」でした。
感動いたしました。

普天間
秋田雨雀・土方与志記念 青年劇場
神奈川県立青少年センター(神奈川県)
2011/09/23 (金) ~ 2011/09/23 (金)公演終了
満足度★★
悶々と眠れない…
期待しすぎた。でも、坂手洋二で、青年劇場で、普天間なら期待してしかるべきでしょう。予習して、「沖縄三部作」読んで臨んだんだってば。何年も前の作品だけど「GALF」観て感動したんだってば。だから、期待はめっさ高かったんだけど……。上演時間、休憩込みで3時間強。圧倒的な取材力と情報量は魅力的だが、散漫な印象しか残らない残念な公演。沖縄戦の歴史・米兵の起こす事件の実態・国際大学への米軍機墜落・少女暴行事件から発展した大規模な県民大集会・基地で働く従業員・沖縄の経済情勢・普天間基地移転について、、、などなど。そして3/11の以降の原発事故についてまで、多様に触れる。でも物語らしい物語はない。確かに、沖縄の基地を巡る問題を紋切り型には語れないが、盛り込みすぎてはいないだろうか。この内容なら、演劇である必要はないと思う。同じ内容で、「普天間基地と沖縄」という内容のシンポジウムを聞きに行ったのなら、☆4~5でもおかしくない内容だと思うが、演劇である必要性をまるで感じない。逆に演劇であることを邪魔に感じてしまった。

愛が殺せとささやいた
ドリームプラス株式会社
草月ホール(東京都)
2011/09/16 (金) ~ 2011/09/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
演技合戦
これで犯人決定かと思ったらまた別の人が怪しくなるどんでん返しの回数は、このくらいが限度か。
確かに、若手とベテラン勢の演技合戦も面白く、特に鈴木裕樹が怪演!