最新の観てきた!クチコミ一覧

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駄々の塊です

駄々の塊です

悪い芝居

ギア専用劇場(京都府)

2011/11/02 (水) ~ 2011/11/09 (水)公演終了

満足度★★★★★

悪い芝居の塊です
2回目観て修正。悪い芝居のすべてを凝縮した90分間。横→上下→劇場→家屋→ライブハウス→砂場ときて今回は『環』。初めて悪い芝居をご覧になられる方でも十分以上にすごいと思いますが、これまで観てこられた方なら、有機的に環となってつながるはず。すごいですよ。こ気が付いたとき、ふるえますよ。興奮で帰り道、ニタニタして歩いてしまいました。そして通行人に指差されて笑われてしまいました。それくらいの傑作です。京都に来て悪い芝居を観ませんか。悪い芝居を観るためだけに京都にいらっしゃる価値があります。

狼少年ニ星屑ヲ 総動員数773人!

狼少年ニ星屑ヲ 総動員数773人!

おぼんろ

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2011/10/19 (水) ~ 2011/10/31 (月)公演終了

満足度★★★★★

末原氏が掲げる普遍的テーマが作品いっぱいに溢れていた
前回の「ハッピー!」ではじめておぼんろ作品を拝見して、我々みんなが「幸せになりたいと願うこと」、「愛したり愛されたりすることを心から求めること」を、正面切って肯定してくれる作品テーマと強いメッセージ性に強く惹かれたのだが、そのメッセージは今回の作品にも目いっぱいこめられていた。前回よりも広々とした空間で、天井から下がるランプのような照明に燈された異国風のセットや、美しい音楽、どこの国か分からない凝った衣装がとてもファンタジックで心地よかった。
 ひとつだけ言わせていただくなら、「借金地獄を経験した貧乏劇団」であるのなら、ワンドリンク制にする必要はないと思う。その分、チケットの額面を少なくした方が、足を運んでくれる人がより増えるのではないかと。チケット代で敷居を高くしてしまったら、観に行ける人が減ってしまって、語り継がれる物語への道のりが遠くなってしまう!大丈夫、あのムードなら、お客は各々勝手にバーカウンターに向かうだろうから(笑)。
 それにしても、相変わらず「キミ、明らかに作品観てないで批判してるだろ?」って突っ込みたくなるコメントが目につくのだが・・・。まあ、プチ有名税ってところかな。厳しいコメントであってもほとんどは皆さんからの愛あるアドバイスだと思うので、惑わされずにこれからも頑張れ!

ネタバレBOX

同じように「キンキラキンのラブ」を求めていたはずなのに、全く違った道をゆくことになった3人の少年の哀切な物語。嘘つきの代名詞のように使われる「狼少年」だけれども、3人がそれぞれ違った形で狼少年であると同時に、あの老婆もまた優しい嘘をついていたのではないかとさえ思えてしまう、哀しいけれどとても素敵なラストだった。リョウイチがなぜ変わり果ててしまったのか、リンペイは何に気づいてあの生き方を選んだのか、タクマが最後に得たものは何だったのか。愛を求めることと与えること、どちらをないがしろにしても、「キンキラキンのラブ」は完成しないのだろう。
 次回作も応援しています。
「さよなら、三上くん」「今日も」

「さよなら、三上くん」「今日も」

劇団はんなりふるぼっこ

pit北/区域(東京都)

2011/10/28 (金) ~ 2011/10/30 (日)公演終了

満足度★★★★

二劇団とも今後が楽しみです
「今日も」切り取られたシーンを繋いで進めていく演出、良かったです。BGMも心地よく観れました。ただ、ラストの状況説明が台詞ではなく表現できたらもっと良かったと思いました。あと、もう少し広いステージで観たかったです。
「さよなら、三上くん」時間と配役がめまぐるしく変わるのですが、それがまた舞台の空間というか奥行きを広めていく感じでよかったです。ただ、もう少し、配役の違いが解りやすければもっと楽しめたかと、思いました。
幕間芝居も、二つの演目の奥行きを増し、うまく繋いでくれてると感じました。

無邪気で邪気なみんなのうた-抗争編-

無邪気で邪気なみんなのうた-抗争編-

ぬいぐるみハンター

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2011/10/31 (月) ~ 2011/11/02 (水)公演終了

満足度★★★★

ませた幼稚園児
ほんとの幼稚園児はあんな風に動くわけはないが、
幼稚園児だと思って観れば、面白い話。



ぬいぐるみらしくて好きです。
役者さんの個性をそのまま使っているのかどうかわからないが、
いつもいろんなキャラをもった人物が出てくるのが面白い。

ネタバレBOX

つじちゃん+たなちゅうのコンビは、あの集団の中で"浮いていた"し、
はっしーのでかさとすごんでも全然すごめていない様子とか、

特に、こじが、皆が踊っているのに、一人だけ、まだ役柄を演じているのには、渡ってしまった。

しかしさすがに、登場人物が多いのと、明確に役名がセリフに出てこないので、
全員は誰が誰かわからなかった。残念。

英語の発音がいい"いい人"とか、狼少女とか、気になりました。
ロロvol.6 『常夏』

ロロvol.6 『常夏』

ロロ

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2011/10/25 (火) ~ 2011/11/05 (土)公演終了

満足度★★★

ロロっぽい
最後のワンシーンにやられた。インパクトありました。

範宙遊泳の山本さんとのアフタートークでの三浦さんの話でなんとなく思ってたロロの印象が、なるほど、三浦さんがそうやって作っているからだ、と納得した。

いつもながら、なんとなくノスタルジックさを感じ、ゆーるりとした時間の流れ。

望月さんがいつもと違う印象でした。

ネタバレBOX

個人的には、

小道具とかの使い方をもっと丁寧にしてほしいなあと思った(わざとだろうけど)

また、いつも演じない役者さんも場に残しておいたりするが、これも結構気になります。気になるんだけど、特に意味がなさそうな感じがまた特に。

ロロは3回目がだ、それにしても脚立と、ブルーのビニールシートが好きなのかなって思ってしまう。
いと愛し

いと愛し

劇団競泳水着

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2011/11/01 (火) ~ 2011/11/06 (日)公演終了

満足度★★★

愛は受けた者にとってすべて等しかったか。
立てられぬ証、明かせぬ遺愛。

ネタバレBOX

残されたたったひとつの証。
Utrobne ~ 虚舟 ~ うつろぶね

Utrobne ~ 虚舟 ~ うつろぶね

横浜赤レンガ倉庫1号館

横浜赤レンガ倉庫1号館(神奈川県)

2011/10/14 (金) ~ 2011/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★

「現代」が消えていく
 ものすごい熱量に、圧倒される舞台。僕は、痛々しさに、逃げ出したくなったが、同時に、目をそらすことができなかった。こちらをどんどん揺さぶる熱さに、正直辟易したけれど、強く突き刺さって、離れない。見終わってからも、この舞台につきまとわれているような気がしている。逃げ続けているように、感じている。

ネタバレBOX

 舞踏家、笠井叡と、息子の端丈のダンス公演。ホールをぐるりと椅子が囲む平舞台。若い女性4人の、しっかりと振りつけられた群舞の中心で、笠井親子が即興の動きをみせる。

 女性たちの流麗なダンスと、ぎくしゃくした即興の動きの対比が、際立つ。そして、即興は次第に行き詰まりを見せていく。同じ動きが目立ち始め、動きに生じた迷いが変な間をつくったり、ほころびが目立つようになる。決まった動きをなぞる群舞が、反対に生き生きと美しく映っていくのに対して、即興の痛々しさは、ひたすら生々しく映る。

 なにより痛々しいのは、67歳の老体で激しく踊る、笠井叡だ。彼は、舞台の始めから終わりまで、激しく動き回りながら、客席をまわり、そして、観客のひとりひとりに、ぎりぎりまで顔を近づけて、大声で喋りまくる。「人間が、ケータイのマネをするようになっちまった! ケータイなんて、虚舟の中に隠しておけ!」「日本なんて国は、もう、どこにもなくなっちまった! 日本があるのは、ただ、この、劇場の中だけだ!」

 舞台の熱量が増すほど、客席が凍り付いていくよう。「光よりも速い物質が発見された! ということは、ものごとの因果が逆さまになる可能性が出て来たのだ! つまり、いまや、観客がいるからダンサーが踊るのではない。観客が、踊るのだ!」容易には理解できない自説を、客席をまわり、ひとりひとり、無理矢理目を合わせながら説き始めたときには、もしや本当に踊らされるのか!? と、客席全体を戦慄が走った(さすがに踊らされることはなかったが)。

 対比が、どんどん際立っていく。生き生きした群舞と行き詰まる即興。同じ即興でも、舞台の中央で無言のまま踊る笠井端丈と、客席をまわりながら、個性的な自論をまくしたて続ける笠井叡。群舞から即興。無言の息子と、必死に自説を叫び続ける父親。二重三重に、現代から遠ざかっていく。隔たっていく。

 重なるように、舞台上の物語の上でも、時間は遠ざかっていく。物語は、現代の渋谷から始まって、戦後、戦中の日本を通過し、人間の誕生する以前、はるか古代へ向って時を遡行していく。ほとんど舞台の主人公である笠井叡は、生々しく、痛々しさをさらけ出しながら、物語上でも、現代から遠ざかっていくのである。

 僕は、岡田利規の『クーラー』を思い出す。若い男女の会話。男は、政治のトーク番組の中の、他人の話を一切聞かずに自説をひたすら喋りつづける「やつら」の、信じられないような「粘り」をすごいと思うという話を、ひたすら続ける。女は、相づちを打ちながらも、部屋のクーラーが寒いことにしか感心がない。一方的に自説を叫ぶ笠井叡。こちらの話を決して聞いてくれそうにない彼の「粘り」をすごいと思いつつ、世代のギャップを理由に逃げ出そうとする僕は、一方で、他人の話を、聞いているつもりで、実は聞く気がない、無言で、無関心に、踊る、ケータイのマネをしている人間なのかもしれない。
ロロvol.6 『常夏』

ロロvol.6 『常夏』

ロロ

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2011/10/25 (火) ~ 2011/11/05 (土)公演終了

満足度★★★★

フィクションとしての夏
春から続いている夏シリーズのラストを飾る作品で、ここ最近の作品での試行錯誤している感じを払拭する様な、瑞々しい爽快感がありました。

探偵事務所の2人、甲子園好きな姉弟、世界征服を狙う2人、離れ離れになってしまう男女、1人佇む浴衣の女のエピソードが断片的に重なりながら描かれ、よく分からないながらも圧倒的な高揚感で感動させられてしまうラストへなだれ込む構成で、いつものパターンなのではあるのですが今までと異なる手触りがありました。
いかにも夏を思わせるアイテムがたくさん出てくるのですが、リアルな夏というよりかはイメージとしての夏という雰囲気で物語が描かれていて、うっすらと立ち上るノスタルジックな感じが心地良かったです。今までの作品に比べて文学性とエロティシズムが強く打ち出されていて、新鮮でした。

様々なサブカルチャーからの引用やベタな台詞が狙って配置されているのにスノッブな嫌らしさを感じさせず、とてもナチュラルに表現する、この劇団の特色が良く出ていたと思います。脚立やブルーシート、バスタブ、台車などの工業製品を他の物に見立てる演出も面白かったです。

毎回思うことですが、女優陣が魅力的で、それぞれの個性が引き立っていました。びしょ濡れになりながら演じる北川麗さんの不思議な色気が特に印象に残りました。

みちゆき

みちゆき

椿組

ザ・ポケット(東京都)

2011/10/26 (水) ~ 2011/10/30 (日)公演終了

満足度★★★

個人的な意見ですが
好みが別れると思います.。椿組は、本の魅力を引き出し、色合いと味に深みを出すのが、上手い劇団さんと思っているのですが、本が好みでないと言うか、魅力を感じられなかったです。役者さんは、良かったと思いますが、

ネタバレBOX

通夜の席で、遺体の北澤に『まだ死んでいない。俺を連れて逃げてくれ』とi言われ、看護師のもとかが死体を盗すんで逃走する前半は、可笑しかったが、やっとたどり着いた旅館には、自殺サイトで、集まった人々がいて・・・

もとかが旅館から出る時には、白地に赤い染みが付いた大きな風呂敷背負ってる、死体だった北澤が、少し離れて、独り歩きしてる。
その描写が、理解不能でした。
あんなに苦労して、死体と逃げてきたのに、邪魔になって、切り刻んで、背負ってるようにしか、思えなかったので、、、・・・死因は、本人の強い意思含む積極的安楽死だったが・・・
所詮、肉体と言う名の物質と割り切れたのなら、土に埋めるなり、方法は、もっとあったと思う。わざわざ、重たい死体と一緒に、ファミレスに入ったり、腐らないように、氷で冷したりした前半部分は、なんだったんでしょう?
コミカルに、したかったのかもしれませんが、『クスッ』としたり、『ニヤッ』とは、したけど、場内も笑い声は、ほとんどしなかったです。もちろん、声出さずに笑って面白いと感じる方も、いることは存じてますが・・・
タンゴのダンスのシーンの見せ方は、面白みもありましたが、、、

だから、、、?何事にも、答えが一つとも限らず、相反していても、結果同じだったりと、いろんな考え方、見方がありますが・・・
ラスト近くに、北澤の両親の想いは語られるが、状況描写も感情描写も少な過ぎる脚本演出のように感じ、観劇後数日考えたが、解らず・・・

『死』は、誰もが必ず迎えなければならない現実ですが、たいていの方が、普段意識する事は、ないと思われます。

私事ですが、父が10年前に他界してます。心筋梗塞で闘病2年半、他界直前3ヶ月は、脳梗塞で半身不随になっていたので、会話もできませんでした。
同時期に親友の父親も末期ガンで、寝たきりだったので、『死』に対しての様々な考えがある事を目の当たりしました。
状況と感情だけでは、割りきれず、容赦ない現実も襲いかかってきます。
そんな経験がある者にとっては、重たい意味の単語の提示にしか思えない本には、魅力を感じられなかったです。

『観てきた』に、個人的な経験書く事に、躊躇しましたが、良くも悪くも、理由を書かないと、ケチをつけただけと思い、書かせて頂きました。
不文律

不文律

643ノゲッツー

劇場HOPE(東京都)

2011/11/01 (火) ~ 2011/11/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

重い。
すごいものを観てしまった。カーテンコールですら緊張感が半端なく続いてました。観劇後ですらうまく現実に戻ることができなかったです。他の人にもあの感覚を味わってもらいたい。ひがしさんに色々聞いてみたい。あの人はどういう感覚をしているのだろうか?1日経っても余韻が残る芝居はそうそうないと思う。本当に圧倒されました。あえてネタバレは書きません。

狼少年ニ星屑ヲ 総動員数773人!

狼少年ニ星屑ヲ 総動員数773人!

おぼんろ

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2011/10/19 (水) ~ 2011/10/31 (月)公演終了

満足度★★

キャストが良かった
観客を巻き込むことを売りにしているなら、前説のトークや公演内容など全体的にもう少し巻き込む迫力がほしかった。前説は学園祭の生徒会長のトークのレベルだった。観客が身内や知り合いが多ければあのくらいでも盛り上がるとは思うが、一見さんやふらりと観に来た人たちにとっては巻き込まれ感が足りず乗り切れない。公演内容も、楽しめるかどうかは観客次第と言っているのならそれを納得させるだけの巻き込み力がほしい。今の状態では、ただ「楽しめないのはあなたの乗りが悪いせいだ」と言われているように思える。個人的には、一生懸命の押し売り感が否めない感じがした。キャスト1人1人はとても良かった。非常に迫力のある演技だった。観客参加型にするには、明るさや前向きさ、引っ張る強さだけでなく、包み込む大きさや度量が必要。今後頑張ってほしい。

おねしょ沼の終わらない温かさについて

おねしょ沼の終わらない温かさについて

鳥公園

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2011/10/19 (水) ~ 2011/10/24 (月)公演終了

満足度★★★

夢の中のように変幻自在な世界
夢の中のように変幻自在で「何でもアリ」な世界の中で語られるのは「母と娘の間」?
誤読や深読みをも含む解釈の余地が大きい(爆)隠喩をあれこれ想像をめぐらせながら観るのまた楽しからずや。
それにしてもアレが洗濯糊とペンキを混ぜた物とは…!
で、「3人とも私の母です」という台詞に生みの親、育ての親などを想起するのが普通だろうが「生みの親が3人」とすんなり受け取ったのは、序盤でその3人が実は同じ人物では?と思ったためかも。

いと愛し

いと愛し

劇団競泳水着

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2011/11/01 (火) ~ 2011/11/06 (日)公演終了

満足度★★★★

プレビューとして
劇団員だけの公演だからこそのチャレンジなのか、
物語の組み上がりの秀逸のなかに
脚本が役者に求める場の質感や密度の細かい作りこみが
がっつりと折り込まれているように感じました。

この作品、なんとか時間を見つけて
公演期間の終盤に
もう一度拝見したいと思います。
終演時に感じたこの舞台の秀逸にとどまらない、
伸びしろというか、
公演の重なりの中でさらなる豊かさの醸成を、
予感させ、
期待させる「プレビュー」でありました。

ネタバレBOX

「プレビュー」ということだからでもないのでしょうけれど、
序盤は場に醸し出される空気に
役者が十分コントロールしきれていない
硬さのようなものが感じられて・・・。
しかし、役者たちの演技が精度を持って重なりだした中盤以降は
この作品、そして役者が作り上げる世界の
ビターさやウィット、ふくよかさ、
さらにはしなやかなエッジが生まれ
キャラクター達はもちろんのこと、
その場にはもういない
彼女たちを繋ぐ人物の面影の姿までが
肌触りとして感じられ、
深く浸潤されました。

したたかで秀逸な作品だと思う。
単に物語が組みあがっているというに
とどまらず
役者達が物語を成り立たせる以上の踏み込みを
自らの力で作りこんでいける
間口と奥行きがこの作品にはあって。



作品が役者を縛っての輝くのではなく
役者達が作品を踏み台にして刹那の輝きを作りあげる場が
この作品にはあるように思う。

終演後、
良い芝居を観たときの感覚にしっかりとみたされつつ、
役者たちが醸すであろう
さらなるものへの期待が生まれたことでした。
いと愛し

いと愛し

劇団競泳水着

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2011/11/01 (火) ~ 2011/11/06 (日)公演終了

満足度★★★★

良作
女性3人の心情がよく描かれてました。
とてもいい作品。

宇宙船に乗りたい女達

宇宙船に乗りたい女達

青ひげマシーン

pit北/区域(東京都)

2011/10/14 (金) ~ 2011/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

ぎっしり♪
どんな女達が出てくるのか楽しみにして行ってきました。

結果、
まるでおもちゃ箱をひっくり返したみたいな楽しさがぎっしり詰まった公演でした♪

面白い構造の劇場でしたが、舞台の2階部分など客席から見えにくい個所を上手く使っていました。見えにくいところをチラ見せで興味を惹くかと思えば、舞台真中で見えているものを見えていないで進行したり。
演出がよかったです。

そして随所に散りばめられた笑いのエッセンス。本人達が真面目だからこそ生まれる可笑しさと、役者さん達のコミカルな立ち回りに自然と笑いがこぼれました。

タイトルからして、いったいどんな作品?!と思っていましたが、
SFあり、AV、ストリップ、妄想、etcといい意味で期待を裏切る想像もつかない展開にまるでおもちゃ箱をひっくり返したような楽しさと、面白さだけではなく、
作品にこめられた風刺のようなメッセージを感じ、観劇後もしばらく余韻に浸ってしまいました(^^)


強いて言うなら、もう少し方向性を持たせると腹八分目でいいかも。
今回はお腹一杯になれる作品でした♪

バナ学バトル★☆熱血スポ魂秋の大運動会!!!!!

バナ学バトル★☆熱血スポ魂秋の大運動会!!!!!

バナナ学園純情乙女組

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2011/10/26 (水) ~ 2011/11/01 (火)公演終了

満足度★★★

バナナの教祖は二階堂瞳子さま
バナナを見るのは初めてではないけど、やはりすごかった。前回も水をかぶったが今回は席が前のほうだったのでたっぷり浴びてしまった

いろいろ物が投げられているようでしたが、バナナはおもちゃでした。しかしなにやら丸っこいものが投げられてきたので拾ってみると生のキャベツでした。

圧倒されっぱなしでした。しかし登場する役者さんは二階堂瞳子に心酔しているようで、新興宗教のような狂気さでした。

「さらば冬の殺し屋」

「さらば冬の殺し屋」

enji

OFF OFFシアター(東京都)

2011/10/29 (土) ~ 2011/11/06 (日)公演終了

満足度★★★★

(^-^)/今回もえぐります。
(^-^ゞお気に入り深重系劇団[enji]さん。今回はより重いテーマ、背筋がゾゾッとするラスト。各々の心象風景、定番の無いオリジナルな表現に一瞬戸惑いましたが[enji]ワールドを堪能しました。また次回も楽しみにしております。

いと愛し

いと愛し

劇団競泳水着

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2011/11/01 (火) ~ 2011/11/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

この作品も今年を代表する作品になるかも。
劇団員三人だけの公演。それなのに逆に豪華ささえ感じさせるのが凄い。三人の女優の個性が(いい意味で)ぶつかりあって素晴らしい作品が出来上がった。この空気感と質感は上野友之しか出せない。見事だ。今回、川村紗也が新境地を開いたような演技。ほれぼれした。

競泳水着は昨年のCoRich舞台芸術アワードナンバー1作品を作った団体。今年は劇団としてはこの1作だが、この作品も今年を代表する作品になるかもしれない。

バナ学バトル★☆熱血スポ魂秋の大運動会!!!!!

バナ学バトル★☆熱血スポ魂秋の大運動会!!!!!

バナナ学園純情乙女組

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2011/10/26 (水) ~ 2011/11/01 (火)公演終了

満足度★★★★★

乾燥
自分は、最初から学園で滝に打たれるつもりでしたので
特にレインコートも着ていかなかったのですが、
逆に敬遠されてしまったのか?(誰だって嫌がる人に水をかけたいのでわ?
思ったよりずぶ濡れになりきれなかったのが逆に心残りでした(苦笑

割と頑張って見よう見まねでヲタ芸?をしたり拍手をしたりしてたので
多少汗はかきましたが、帰りにぶらりと猫カフェ(自分にはスタバのような存在)に寄って猫たちと遊び、
さらにもうひと汗かく位の(湿気の)余裕はありました(笑

次からはもう少し頑張って良い席を取り、
さらには自然に水の標的(ターゲット)としてロックオンされやすい雰囲気を醸し出せるよう(具体的な計画は無いですが・・)、
精進しよう(滝だけに)と思ったりしました。

いと愛し

いと愛し

劇団競泳水着

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2011/11/01 (火) ~ 2011/11/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

贅沢な時間
大川翔子さん、細野今日子さん、川村紗也さんの揃い踏み、いい時間が過ごせました。

ネタバレBOX

突然死した音楽家のお葬式が終わった次の日の事務所で遭遇した女性三人の話。

秘書(細野今日子さん)、音楽家の実の娘(大川翔子さん)、音楽家の愛人の娘(川村紗也さん)、三人の恨みや嫉妬が絡み合い、1対2になったり、1対1対1になったりして、三者三様の心情の変化が楽しめました。

実の娘は父親を取られた感情と下手だったとはいえピアノの稽古を止めた後悔があって、数日前に音楽家が音大に通っている愛人の娘のために作曲した楽譜を事務所で見つけたときに嫉妬のあまり思わず持ち帰ってしまいましたが、返そうと思い直して持ってきたときに秘書と遭遇。

秘書は愛人の娘から楽譜を探すように依頼されたため事務所に来ていたもの。そこに愛人の娘が受け取りに来て、三人劇の始まり。

紅茶にミルクを入れる行為で実の娘が事務所に来ていたことを秘書は感づき、楽譜を持ち去ったことも確信。返したものの、今度は秘書が愛人の娘にまだ見つからないと報告。さあここで秘書の予想外の行動に、嫉妬の意味は何かということで最高に盛り上がるとともに、実の娘が愛人の娘に同情する変化が生じました。秘書は愛人の娘が指を怪我していることを心配した面もありますが、愛人の娘から指摘されたように、実は音楽家と学生時代に付き合っていた女性との間に生まれた子どもで、面と向かって愛されていた二人に対する嫉妬がめらめらと燃え盛ったようでした。

最終的に楽譜は無事愛人の娘の手に渡り、ただ予定してあったコンサートについては怪我を治すことを優先させる方向に進むようで何よりでした。

ミルクのこと、大川さんの涙が見られたことから下手側が好位置でした。細野さんは知的でてきぱきした感じ、川村さんは方向音痴で天然ボケって感じで、期待していたチラシのイメージとは異なっていて少し残念でした。という訳で、本作品の評価点は、大川翔子さん、細野今日子さん、川村紗也さんの順でした、悪しからず。

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