ゴーストライター
劇団After6
シアター風姿花伝(東京都)
2011/12/08 (木) ~ 2011/12/11 (日)公演終了
満足度★★
難しい
この物語にのるのがとても難しい。
少し気になったのは、役者それぞれの声と小屋とのバランス。
量が少々アンバランス。
全体的にごり押しぎみ。
BARHOPPER vol.1~MOJITO~(満員御礼で終演しました!)
BARHOPPER
エビス駅前バー(東京都)
2011/12/10 (土) ~ 2011/12/10 (土)公演終了
満足度★★★★★
一日だけの上演だなんてほんともったいない!!
演劇はたくさん観ていますが、朗読劇(+生演奏)というのは個人的には初めて。55分の上演と聞いていましたが、体感時間としては2時間くらいに感じました。これは悪い意味では全くなく、むしろ真逆で、上質でゆったりと心地良い時間が流れているように感じました。本当に贅沢な時間でした。そしてVol.2の上演を気長に待ちたいと思います。
(俳優さんが台詞を噛んでしまったところって、自分の中では脳内スルーしてさほど気にしない方の人間だと思っていたのですが、それにしても男性の俳優さんがあまりにも噛み過ぎだと思いました。全体としては本当によかったのに、それだけもったいなかったです。)
ゲハハ。
FOURTEEN PLUS 14+
御縁屋 (福岡・天神 親富孝通り)(福岡県)
2011/12/09 (金) ~ 2011/12/11 (日)公演終了
満足度★★★
初日
もう、こういう場所好きなんですよね~♪
雰囲気があるというか不自由さがいいというかw
前に長身の男性が座っていて顔をあちこちに動かしながらの観劇だったけど、
内容はかなりつらいものでしたが、最後は良かった・・・
ネタバレBOX
プライベートと重なってて涙でそうでした。
でも、摩訶不思議ワールド炸裂!笑
ニュートンの青いリンゴ
タマコロ
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2011/12/07 (水) ~ 2011/12/11 (日)公演終了
満足度★★★★
女の子独特の圧倒的なパワーとその生態(^^;
女の子独特のすごいパワーに圧倒されっぱなし!!今回初めてタマコロ観ましたが、まだまだ伸びしろを感じます。彼女達の舞台を観れてよかったし、次回公演も上演する時はぜひぜひ観たいです。
大島が出来る話
演戯集団ばぁくう
アトリエ戯座(福岡県)
2011/12/20 (火) ~ 2011/12/20 (火)公演終了
満足度★★★★
素晴らしい
佐藤さんはやっぱりステキだ♪若い人は若いなりに、歳を重ねたらそれなりの
深さを表現してくれる役者さんを尊敬します。
いい話でした(*^▽^*)
道成寺
劇団山の手事情社
アサヒ・アートスクエア(東京都)
2011/12/07 (水) ~ 2011/12/11 (日)公演終了
満足度★★★★
がっつり演劇を見た満腹感。
身体能力の高い役者が技術力を求められる肉体表現をしてみたり遊んでみたり。極端な緩急が芝居を引き締めてる。97分。
ネタバレBOX
基本の話の印象は変わらない。ただ後から考えると必死で逃げる・飲み込まれるの構図は震災の後では演じる方もなにか変わったのではと思ったり。
今回は芝居の緩急の緩の方、「黒衣装の女」や「脚」で女性の曲線美の美しさを強調しているのがとても印象的だったし惹かれる点だった。
役者陣が変わったりもしているのだが、それでも同じレベルとテイストを提供できる、そんなところに劇団の底力が伺える。でもやっぱりキャスリーヌの突出したキャラだけは代わりがきかないことを再確認^^;;
アサヒ・アートスクエアの舞台は狭い上に入口は下手前方だけ。山の手のスタッフは開演5分前になると容赦なく席を詰めていくのでチケットを持っている人は早めのご入場を。
ノーアート・ノーライフ
ナイロン100℃
梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(大阪府)
2011/12/10 (土) ~ 2011/12/11 (日)公演終了
満足度★★
久々のナイロン
ナイスエイジやわが闇で好きになったナイロン。
だけど今回はちょっと私好みではありませんでした。
ネタバレBOX
再演ということで期待大だったのですが、そのせいか沸点に届かない内容でした。
ちょっと力不足に感じたのは私だけ?
長いなとも思いましたが、最後これで終わり?という感じで、
平坦な芝居だな、と感じてしまいました。
小劇場でなら良いのですが、シアタードラマシティはちょっと広すぎる内容かと。
乞局(こつぼね)
乞局
インディペンデントシアターOji(東京都)
2011/12/08 (木) ~ 2011/12/13 (火)公演終了
満足度★★★
初見
観たいと思っていた劇団の一つ。
ようやく行けました。
ネタバレBOX
小さな街角にある喫茶店。
そこにいる夫婦のもとに次から次へと訪れる人々。
話したことを次の日に忘れる妻へ、告白、愚痴、誰かの悪口。
はけ口にとなっていくことに耐えられない夫。
その夫も既に精神の限界を超えていた。
夜な夜な行われる忘れられた暴力と、増えて行く生きる姿の重み―
初見でした。
観たいと思ってはいたのですが、どういったスタイルの芝居をする劇団なのか、まったく知らないまま今回は観させて頂きました。
滑り出しのおさえた部分から後半の盛り上がりにかけての組み方など、すごいなあと思わされる部分は多々あり。
ただ、全般的に生活への苦しみ重みがきつく、観ていてちょっと疲れてしまいました。
もしかしたら身近にあるかもしれない、けれどどこかちょっとレトロな空気感。
物語として好きかどうかと聞かれると、多分苦手な分類だとは思うのですが、芝居としての見ごたえはありました。
かっちりとつくられた印象。
The Girls next door 公演は無事終了いたしました。ご来場ありがとうございました。
遊戯ヱペチカトランデ
APOCシアター(東京都)
2011/12/08 (木) ~ 2011/12/12 (月)公演終了
満足度★★★★★
無題218
19:00の回、ここは初めて、また早くついたので場所を確認、マックへ。受付時間の少し前に着きしばらく待つ。中に入ると生き物たちが…新聞紙で作っているんですね、たくさん展示されています。18:30開場、2階へ、案内の方に(強く...笑)一番前のミニ椅子を勧められ座る。もともとそのつもりだったし…が、やはり終盤お尻が痛くなる、クッションはもっと厚めをお願いしたく。
「Girl」ではなく「Girls」なお話は私にピッタリ、ミュージカルも。今日のテーマは「カノン」なのか開演前、繰り返し演奏される。カノンにはいろいろなバージョンがあって「カノンロック(YouTubeでどうぞ)」、アンサンブル・プラネタのアカペラ版が双璧。
場所が場所なのでかなり上向きで見ることになりますが、客席床面は平ら、でそこに椅子席、後方は少し段差あり、なので前のほうがよいかと。
でもとても近い、手を伸ばせば舞台に触れてしまいます。役者さんを見上げれば照明に涙が光る、なぜか萩尾望都さんの初期の作品を想う(人は2度・・・)。
アフタートーク、今夜は黒澤さん、いつも質問しようかなって思うんですが、クールダウンに時間がかかるので聞くだけ。帰りに台本+パンフを購入。
続く
ネタバレBOX
それほど奥行がないので全員出てくると狭いかというと、気になりませんでした(もしかしたら前すぎだからか?)、みなさん自然な演技、客席左、後方も使ってい動きに変化あり、海の音、雨の音、心の音(?)、日の移り変りを照明が光と影を、手にした祭の提灯が怪しさをみせる。
お芝居の中に溶け込んだように感じていたので、よほどあっていたんだと思います。時間は循環し、舞台のなかの舞台は、あたかも流れる雲が月を隠したかと思うと、次はクレーターだらけの表情をみせるように移ろう。
小さいころは見える世界が小さく、焦点を合わせやすい、長ずるに従い世界は拡がり誰かと共有したくなる、そしてここがずれてゆくのが大人になるということなのだろうか。
夏葉亭一門会vol.3
夏葉亭一門
インディペンデントシアターOji(東京都)
2011/12/05 (月) ~ 2011/12/05 (月)公演終了
満足度★★★★
小劇場俳優×落語の好企画。
夏葉亭一門会という企画は、小劇場俳優というフィルターを通して落語の面白さをひろめようという意志のある、すごくいい試みだとおもう。ただひとつ気がかりなのは平日昼夕各1回ポッキリの公演であるということ。これだと勤め人にはなかなかシビアなタイムスケジュールだ。しかし、もし万が一見逃したとしてもgiggleのブログ(http://ohji-giggle.seesaa.net/article/239033184.html)で動画をいつでも誰でもみれるという体制が整っているので問題なし。夜の王子落語会に来られるような方々と夏葉亭の回路がつながれば更にいい循環が生まれそう。なんせ『夏葉亭』という屋号自体、何やらしでかしてくれそうな、はたまた新しい風を吹き込んでくれそうないい気配が漂っている。
ネタバレBOX
まずは昼の部、トップバッター。金丸慎太郎さん扮する、夏葉亭桜は メールのサクラと桜命名秘話を掛け合わせ、花繋がりでゆるやかに「竹の水仙」の本編にはいり、現代的な感覚の語り口で、あまり落語を観たことがないひとでも違和感なくスッとその世界にはいっていけるようなフランクさでもって、宿屋と天才竹細工職人の駆け引きから温情までしっかり演じ分けているのが新鮮で、ほんとうにこれは古典落語なのかと思わせるほど、なじんでいた。金丸さんの辞書に『野暮』という文字はないような気がした。
一方、永島敬三さん扮する夏葉亭雛菊は、まくらに与太郎を置き、古典落語の血筋をなぞるようにそのまま噺へ。柿喰う客メソッド、高速台詞回しの引用により、話法としての独創性はそこそこ見受けられたものの、声のトーンがイマイチ演じ分けられていないように感じた。滑舌はしっかりしているので、語尾まできちんと台詞が聞こえるが、センテンスの真ん中あたりが時折混線した風というか、詰まる感じになるので、聞き取りにくい印象。動画でみるとそれが目立つ。
ホッチキスの小玉久仁子さんは、とにかくまくらからぐいぐいと惹きこまれ、いつのまにやら「たらちね」がはじまっていた。しゃしゃり出てくる大家の独壇場。台詞のリズムが音楽的に流れ行く様に、歌舞伎のようなダイナミズムで盛り上がり、そこから更に笑いに転調させるというアンサンブルがなんとも小気味よい。小玉さんの声の響きにはもっと、ずっと、聞いていたいと思わせる魔力を秘めている。
多田直人さんは、しじみ売りの少年、寿司屋の親父、親方、子分を変幻自在に演じ分ける。表情をかえ身体を切り替える。その瞬発力が凄まじく、ぞくぞくした。それぞれのこころの裏側がみえるような。惜しむらくはトリを努めることの恐縮から金保丸という名前の由来、それから自分語りを経て「たすけあいの精神」を強調するのだが、このまくらが冗長的な割に、まったくおもしろくなかったことだ。少年のはなしがおもしろくないという本編にあわせて多田さん自身の記憶と重ね合わせてそうしたのだろうが、もう少し違う噺をしてもよかったようにおもう。
夕の部、夏葉亭みかん(柿喰う客/村上誠基)による前座。開演に際しての諸注意を小話を交えて。しかしこれは落語というより、マクラの名を借りた雑談といったほうが近いような趣き。同級生のギュウちゃんという名前の女の子の失敗談を、携帯電話のヴーと鳴るヴァイブ音、と言葉遊びをしたくなる気持ちはわからなくもないが、噺としてはあまりおもしろくない。唯一、おもしろかったのが、柿喰う客のワークショップ秘話。これにはえらいカルチャーショックを受け、お陰で何の諸注意のことやらまったく失念してしまった...。笑
さて。夕の部のトップバッターは劇団兄貴の子供の小笠原結さん。落語の魅力を自らの体験談として語り、落語でおなじみの登場人物紹介する鉄板的なマクラでゆっくりと丁寧な語り口。本編も一語一句、言葉を大切に扱い、見る側に聞かせ、届けようとする姿には小笠原さんの、あたたかいお人柄が伝わってくるような、味のある語り口で、気がつくとクスっと笑っていて、ほっこりした気持ちに。ふわっとした空気感にゆるりと染める小笠原さんの存在感で魅せる落語。
続いては日栄洋祐さん。どちらかといえばインパクトのあるマクラで観客を惹きつけようとするのだけど余裕がないのか、緊張しているのか、気持ちが競ってる感じがした。客イジリとまではいかないまでもせめて、観客が笑った時に「今、冗談だとおもったでしょ」とか言ってフォローを入れながら話したらおもしろくなりそうなのにな、とおもった。本編のほうも、話す速度がはやいし、演じ分けもあまり出来てなくて、混乱した。
次、鬼頭真也さん。夏葉亭ハスカップという名前はおもしろいが、いくら身近なトピックとはいえいきなりマクラで一人芝居の告知するのは如何なものか。そもそもマクラの意味をはき違えてるのでは、とおもった。本編は、抑揚が無く、テキストを音読しているような印象を受けた。
ラストは齋藤陽介さん。会場の空気を読みつつ、本編にちなんだマクラを披露。齋藤さんの「芝浜』はとても叙情的で、物語の全体像と登場人物の情感が鮮烈な色としてみえてくるような豊かな語り口だったこと。とくに台詞の負荷の掛け方(抑揚/息づかい含め)と仕草が繊細で、かつ、そのバリエーションが多く、目が離せない。後半、なぜか失速し台詞を噛む場面が多発したことだけは気になった。
どの役者さんも『落語』とは、一体なんでしょうか。という概念的なことから考えて、試行錯誤を経ながら『芸』を磨き、のびやかに表現されていて、なかにはフリースタイル落語とでもいうような、新感覚の落語を披露される方もおられ、落語の楽しさ、面白さを改めて知ったひと時だった。
第16回王子落語会
花まる学習会王子小劇場
インディペンデントシアターOji(東京都)
2011/12/05 (月) ~ 2011/12/05 (月)公演終了
満足度★★★★
バラエティ豊か。
落語の種類も芸風も異なる方々の、おはなし。堪能しました。
ネタバレBOX
トップバッターは立川こはるさん。彼女の落語はスピーディーでサクサク噺がすすんでいくのだけど、だからこそ一度つっかえてしまうとなかなかペースを取り戻せないのが弱点かな、と今年の8月にみたときに感じていた。それがたった数ヶ月の間に劇的な変化をみせていた。スピード感はそのままに、間を置くタイミングと客席を観ながらお話できていたので、臨場感が出ていた。
神田京子さん。講釈台の説明から史実に基づいたお噺をするということに至るまで、講談師のあれこれをおはなしくださった後に本編に入るので、私のようなビギナーにもわかりやすい。しかも、この日の本編は『忠臣蔵』。パンパン!と張扇で講釈台を叩いてリズムをとりながら、声高にお話をすすめていく。途中、客席で携帯電話が鳴るトラブルがあったのだけど、それを上手い具合に噺の内容に取り込み場内を笑いで席巻!!すごく面白かった。コメディやナンセンスギャグがすきな人がみたらハマりそう。
仲入りの後、桂米紫師匠。いかにも関西!な落語家さんで、マクラはお馴染みの(?)東京/大阪間のギャップのあれこれ。そこそこ会場があたたまったところで『宗論』。ただの痴話げんかでもその内容が宗教というタブーを恐れずに口論しまくるというのが噺としておもしろいし、米紫師匠の語り口がとにかくヤバい。ボケて、ツッコミいれて、はったりかまして、すっとぼけて、逆切れして、、、と会場にいる全員を笑かすまで絶対舞台おりんで!みたいな威勢のよい熱弁ぷりがほんとにヤバい。しかも熱弁すぎて座布団ズレまくり。最後は正座の意味を失うのではないかとおもうほど。かなり衝撃。そして、ラディカル。
トリは、瀧川鯉昇師匠。さきほどの荒ぶる米紫師匠とはうって変わり(笑)鯉昇師匠の落語はとても穏やかで、やわらかで、あたたかで、まるで春の木漏れ日のよう。そのふんわりした存在感と、すんだ声に耳をすますだけでおもわず笑みがこぼれる癒し系の落語家さん。そんな鯉昇師匠の本編はまさかの『三枚起請』。それをあんなにも柔らかなトーンでお話されては抱腹絶倒必須なのですが、なんだかそうすることが罪深くおもえて、必死に笑いをこらえたのでした。
テノヒラサイズのトナカイガリ
テノヒラサイズ
自由表現空間 シアターカフェNyan(大阪府)
2011/12/06 (火) ~ 2011/12/21 (水)公演終了
満足度★★★★
トナカイです
Nyanの空間を目一杯使います、だから 毎回公演30人限定です。
司会の福山俊朗さん テンション高く ぐいぐい引っ張ります。
つなぎを脱いで、チラシの姿の手のひらサイズ、
クリスマス気分も盛り上がります。
この回のゲストは、中岡優介さん やっぱり爽やかです。
イベントは、3部構成で、思いっきり楽しませてくれました。
残り2回 この空間でのテノヒラサイズは贅沢です。
リーディング・フェスタ2011 戯曲に乾杯
日本劇作家協会
座・高円寺2(東京都)
2011/12/10 (土) ~ 2011/12/11 (日)公演終了
コントがいいね
コントアラカルトのみ観ました。リーディングと言っても小道具やちょっとした動きがあり、作品を楽しむことが出来ました。勉強になりました。あの笑いの空気が良いですよね。フラミンゴのコントも良かったです。
たゆたう曾祖父
さるしげろっく
テアトルBONBON(東京都)
2011/12/08 (木) ~ 2011/12/11 (日)公演終了
満足度★★★★
人間味溢れた公演
セットが素晴らしい。どっしりとした趣のある民宿のセットだ。
祖父の一周忌の為に三姉妹が、老舗の民宿「松浪荘」に集ったさまを描く。三女の多恵(作家)を主軸に大正時代の情景を絡みながらの舞台だった。
以下はネタばれBOXにて。。
ネタバレBOX
裏日記はこちら→http://ameblo.jp/misa--misaki/
序盤、老齢の腎茂エイジが登場するが、これが実に素敵だ。エイジもこんな風な老人になるのだろうな・・と想像できて楽しかった。また、「松浪荘」のアルバイトの金谷(中村まゆみ)のキャラクターが毎度のごとく、ウザ過ぎるほどで、完全に中村はピエロ化していた。苦笑!
多恵は自分の作品を描く上でルーツを探るべく、見知らぬ曾祖父に想いを馳せる。その物語は作品の中の大正時代の松浪荘だ。曾祖母の恋愛と曾祖父の関係を現代と交差させながら三姉妹の今後の行く末も描いていた。長女、次女、三女の性格設定が絶妙で、次女の夫は、いろんな意味で理想的な夫ではなかろうか?
また画家の湯浅の「みんな好き」な女好きキャラクターの立ち上がりも絶妙で、バカバカしいけれど楽しい。一方でちょい役で登場した人気作家の北原(大竹浩平)がものすっごいインパクトで、観客を喰っていた。正直言ってもっと見ていたかったキャストだったが、ほんのちょっとの登場だったので残念だった。ものすっごいオーラ!ケンシロウもびっくりのオラオラオラオラ・・・の百裂拳オーラ!笑
終盤の描写と導入音楽が素晴らしい。温度のある人情味溢れた舞台だった。
12月文楽鑑賞教室公演
国立劇場
国立劇場 小劇場(東京都)
2011/12/01 (木) ~ 2011/12/13 (火)公演終了
満足度★★★★
学生さんが大挙して来られていた
初心者向けの鑑賞教室、多くの若人が見に来られていた。
曾根崎心中を見るのは、これで2回目。わかりやすく解説もあり、世話物の人形浄瑠璃として、近松門左衛門の傑作作品。
来年2月公演は何を見ようかな、
乞局(こつぼね)
乞局
インディペンデントシアターOji(東京都)
2011/12/08 (木) ~ 2011/12/13 (火)公演終了
満足度★
わからなかった
初見です。自分には合わないようです
太陽
イキウメ
ABCホール (大阪府)
2011/12/02 (金) ~ 2011/12/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
「マイノリティ」と「マジョリティ」
最高です、面白いです、流石です。
鶴屋南北戯曲賞、紀伊國屋演劇賞個人賞、芸術選奨新人賞、読売演劇大賞優秀作品賞、読売演劇大賞優秀演出家賞など受賞しているのは伊達じゃないですね。
「マイノリティ」と「マジョリティ」の話として観ました、強者が偏見や差別を作ってしまう、マイノリティの考え、思いが、分からない、分かろうとしないから、理解出来ない。 彼らの芸術的感性は素晴らしい、私にはそんな感性は無い、素晴らしい・・・よく聞きますよね、こんな言葉、 エスキモーをより小さな民族に区切ってイヌイットと呼んでみたり、「マイノリティ」を、あえて作ろうとしている様にも感じる事が有ります。 日常の至る所によくある強者の偏見や差別による誤解、理解されない思い、たとえば 学歴、趣味、郷土、クジラ保護、等、差別はしていないと言うが、理解をしないのは、差別と思います。
このお芝居は、そんな今の日常、身近な生活に起こる現れる、そんな出来ごとにダブりました、それだけに怖いです、恐怖を感じました。 完成度の高い脚本とそれを演じきる役者さん 面白いお芝居をありがとうございました、次も楽しみです。
ネタバレBOX
バイオテロのウイルスで感染した人の中から、奇跡的に回復した人々
老化が遅く、健康、頭脳明晰、しかし太陽の光の下で生きれない。
ノクスになる方法も解明され、数が増える。 ノクスは、自らを旧人類に比べて優れていると考える、 ウイルスで感染していない人をキュリオ(骨董品)呼び、軽蔑する。
キュリオがノクスを殺した、ノクスを殺した家族が焼き討ちに遭う、その集落が閉鎖される、それでも家族はそこに住み続けた。 ノクスは数を増やしキュリオは人間の3割程度になる、キュリオは四国を割り当てられ多くが移住した。
閉鎖をとかれた集落 ノクスとのとの交流が始まるが、理解しあえない。 ノクスになったその集落出身の医者がやってくる、 ノクスの医者は、昔友達だったキュリオと話す、ノクスの医者は、ノクスになる女の子をサポートする、ノクスになった女の子は、悩んでいた事が、馬鹿みたい、その変わり様は、心をなくした様、いたわる心がない。 まるで別人の女の子になった、良かったなーと、泣きながら声をかけるキュリオ ノクスになった女の子は、その心を理解できない。 ここ 思いっきり泣いてしまった。 ノクスの医者は、昔友達だったキュリオと再び話す、ノクスの出生率は1%以下 心をなくす、ノクスは病気だ!必ず滅びる!! ここで(外)夜明けが観たい 死ぬぞ分かっているのか 朝日を見たい。
誤/娯楽
黒色綺譚カナリア派
こまばアゴラ劇場(東京都)
2011/12/08 (木) ~ 2011/12/18 (日)公演終了
満足度★★★
燃え尽きた演技を見た85分
今まで見たこまばアゴラの舞台美術では最大規模でこれて見納め(かもしれない)すごいセットを組んでびっくりしましたね。85分は物足りなかったのですが、声の出演した山田百次さんの名(?)調子がよかったです。
ネタバレBOX
前説をつとめた女性は、ローブにしめた宙ブランコののって90分がまんしてたそうですし、後説を勤めた、赤澤ムックさんは、正しい姿勢でお知らせをいってましたね。
前衛漫画劇 帰ってきた日本
SCOT
吉祥寺シアター(東京都)
2011/12/09 (金) ~ 2011/12/11 (日)公演終了
スラップスティック
博徒たちの関係性を、国家間の関係性にまで拡大させたスラップスティックコメディー。
溶けるカフカ
カトリ企画UR
日本基督教団 巣鴨教会(東京都)
2011/12/08 (木) ~ 2011/12/10 (土)公演終了
満足度★★★★
無題217
9月、「母語を醸す」をみたので今回も…カフカは殆ど知りません、役者さんは公演をみたことがあります。特に予習などせず、教会という場所にひかれてやって来ました。13:30開場とあったものの初めなので早目に到着、受付は1時間前だったそうです。靴を脱ぎスリッパを履いてなかに入ると鳴海さんがいらっしゃいました。先日、学習院女子大で、それ以前にSENTIOでよくお見かけしました。会場は2階、入って正面奥に十字架、会場を横に使って、一番前が座布団、その後ろに長椅子の席。ピアノがあって男性の方が(開場前から)弾いています。下手、椅子2脚、上手、木製ベンチ。床には白い紙が散乱、白い壁にも貼られています。十字架の前に大型のスピーカ。手元の当パンをみると「構成・演出」は鳴海さん…ここで今日は普通の(何が普通かは、人それぞれとして)お芝居ではなさそうな予感。教会でのお芝居は2回目(「シルシルシ」根津教会)でした。
ネタバレBOX
正面壁に映っていたのは何処なんでしょう。映像が薄くぼやけているので…東北かな…。
こういった雰囲気好きですよ、なんででしょうね。言葉で理解できなくても映像、音像として捉えたものがからだを素通りしなければ面白かったというのだと思います。映画を観ていてたまーにこんな感覚の作品に出会います。感覚に対して☆4。
待っている時間でも役者さんが普通に出入りするしドアを開けてくれる。
劇場ではない「場」に入ると、周囲に何があるのか開演までの時間そういったものを眺めています。エアコンは新しそうだし(寒くはなかったです)、、観葉植物、網入りガラス、カーテンで中が見えないけど控室かな、聖書などの本がたくさん、トイレは1階、駅から歩いていると曲がるところにお一人案内の方、
全くもって自分には上面しかみえていなさそうな気がしますが、仕方がない、勘違いも人生。SENTIOでみたものは本作以上に「わかりにくい」ものでした。でも感覚のセンサーを少し切りかえれば楽しめたのではないかと思い始めています。
これを機にカフカを…読まないですね、きっと(すみません)。