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うつくしい世界

うつくしい世界

こゆび侍

サンモールスタジオ(東京都)

2011/12/14 (水) ~ 2011/12/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

伝えたい
泣いた。3年ぶりに芝居見て泣いた。
鼻すすったり手でぬぐったりすると周りの集中切らすから流れるままに垂れ流しにしてたんだけどそしたらもうなんか声だして号泣したくなってきてこんなに泣きたい欲求を刺激されたのは初めてだ。堪えたけど。

ネタバレBOX

浅野千鶴さんが本当に良い。
純粋でさー、本当に透き通ってて、すごく自然で迫力あって素敵だった。可愛かった。

もう一人のお目当て佐藤みゆきさんが今回乞食の役。
あんなに可愛いのに…そんな汚い格好を!と最初ショックだったんだけど(笑)目を奪われるほどに今まで見たことない佐藤みゆきさんがいた。
その声どこから出してるのー。

脚本も良かったわー。
オリジナルファンタジーの世界観の確立。
説明くさくなくてちゃんとそこに暮らしてる人々がいて。
れきしの勉強が歌を歌うことだったり、ふうせんにんげん=バラって呼称も綺麗。
本当汚いけれど美しい世界。

セットも素敵だった。
あの狭いサンモールのなかにあそこまできちんとした壁や家や世界を作り出せるものなのか。

クライマックスの「好きだ」の連続にぶわっと泣けてしまって。
でもピコとニカロは出会って数日だから、もしこれが長年付き合ってきた恋人同士とか、夫婦だったらもっと感極まったと思うの。
長年罵声の言葉しか掛けられなかった相手に初めて気持ちのままの愛の言葉を伝えられる。
(たとえばニカロの両親がその役目でもよかったと思う)

バッドエンドスキーとしては最後はやっぱりニカロがいなくなってほしかったな。
でもすごく素敵なお話でした。
旦那に「愛してる」と伝えたいと思いました。
『三月の5日間』100回公演記念ツアー

『三月の5日間』100回公演記念ツアー

チェルフィッチュ

KAAT神奈川芸術劇場・中スタジオ(神奈川県)

2011/12/16 (金) ~ 2011/12/23 (金)公演終了

満足度★★★★★

人や世界(社会)との微妙な距離感
出来事や人間関係に全方位的で、かつ微妙な距離感を保っている人たちの話。

「三月の5日間」の出来事が、「物語」となっていく、ある種の「ぶゆうでん、かっこわらい」な物語。


素晴らしい戯曲と役者たち。
1時間30分+休憩15分。

ネタバレBOX

2003年3月のイラク空爆を挟んだ5日間の話。

イラクの戦争なんてまったく関係ないや、と思っているような若者たちなのだが、やはり気にはなっている。
ラブホに長逗留していても、「家に帰ったら終わっていたりして」のように、どこか頭の片隅で意識している。

反戦デモに参加している2人組も、もちろんそうなのだが、過激系なデモの先頭にいたり、警官を挑発したりしている人たちとは、距離を置いている。

イラクは気になるし、戦争は嫌だけど、ほどほどの距離感でいたい。

それは、「戦争」という、遠い海の向こうの出来事に限らず、彼らにとっての、隣にいる友人との距離感も微妙なのだ。

ラブホで朝起きたら隣に寝ていた知らない女や、映画館で出会ったアズマとミッフィーの距離感の微妙さは当然としても、ライブにわざわざ誘って出かけたミノベとアズマ、デモに一緒に出かけたヤスイとイシハラの距離感も、友人であろうが、かなり微妙なのだ。

相手を気遣っているようで、その実、相手の話をきちんと聞いておらず、「あ、そうなんだ」と、上の空の同じ返事を繰り返していたり、自分の話たいことを、例えば、アンミラの制服話を無理矢理ねじ込んでみたり、なんだか「自分に好都合な距離感」ともいえる。

友人関係を壊すことなく、かといって、踏み込むでもなく、「丁度いい塩梅の距離感」だ。

「戦争」との距離感も、戦争そのものは、反対だし、もちろん、巻き込まれるのは絶対にイヤ。「反対」はしておきたいし、でもハードにかかわるのも、ちょっとな…というところ。「関心」があっても深くのめり込まない。
「評論家的」には、世界とかかわることができる。
そしてそれは、傷つきやすく、だけど傷つきたくない。つまり、自分を守るために、全方位的な関係でもある。

そうした若者たちを巡るストーリーは、すでに「物語になっている」。
「語られる対象」となっている、あるいは「過去の話」になっている、と言ったほうがいいか。

つまり、「あの2003年3月のイラク空爆を挟んだ5日間に、渋谷のラブホに居続けたんだぜ」という「伝説」のような「物語」になっているのだ。
それをミノベから聞いたアズマは、ほかの友人に話すし、そのとき自分はどうしていたのか、も加えて「語る」わけだ。

「じゃ、それをやりまーす」と言って始まるのは、その物語を「語っている(再現している)」わけであり、すでに「過去の物語」になっているということ。

過去の物語だから、何度も同じことを繰り返しているようであり、本人であり、第三者的でもある。つまり、自分の記憶を語るのは「第三者的」な視点が入り、「盛ったり」もする。
コンドームの話とか、どちらが先に「ここだけの関係にしよう」と言い出したのか、なんて微妙なことは、曖昧にしておく。

ラブホにいたミノベは、最初はチャラい感じなのだが、後半は、 オラオラ系な前に出るタイプになっていく(語る役者が変わっていく)。

全体的に、傷つきやすい系の中の、オラオラ系とも言えるキャラは、「伝説の象徴」と言ってもいいのではないだろうか。
つまり、語られていくことで、「ぶゆうでん、かっこわらい」になっていっているということ。

出来事や人間関係に全方位的で、かつ微妙な距離感を保っている、という今の人たちの微妙なバランスを観たということだ。

独特の長台詞と台詞回しが素晴らしいと思った。
役者としては、メガネのミッフィー(青柳いづみさん)が、戯画化されすぎてはいるが、面白いと思った。

で、スズキはどうした?
星の結び目

星の結び目

時間堂

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/12/22 (木) ~ 2012/01/02 (月)公演終了

満足度★★★★

チラシが良いなぁ!
プレビュー公演を観劇

ネタバレBOX

初見の劇団だが、チラシのデザインと戯曲を書いているのが、劇団・青組の吉田小夏という事で興味をもった。

氷屋で財を成し、成功を収めた吉永家の波乱万丈の歩みを、女中の視点から描いている話。
現代の小劇場では珍しいストレートプレイの醍醐味で見せていく芝居だ。
家族の話と言えば山崎豊子の華麗なる一族を期待してしまうのだが、これも似たような家族の話だが、そこまで徹底して骨肉な家族模様を描いていない。女中の視点から描いているのは非常に良いのだが、視点というよりは、ただそこで働いていました?というだけになってしまい、女中の視点、すなわち演出家の視点が見えてこないので、観客は話の進行と共に路頭に迷ってしまうのである。それだけに戯曲の良さとストレートプレイという方法論が空回りしてしまっている。
戦前~現代までの歴史を背景に、伝説的な話を織り交ぜながら、繊細なセリフの素晴らしい戯曲ではあったが、戯曲の良さと劇場体感を観客に提示出来なかったのが残念だ。だが、小劇場でこのような芝居を観れる機会は少ないので、次回作に期待!
星の結び目

星の結び目

時間堂

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/12/22 (木) ~ 2012/01/02 (月)公演終了

満足度★★★★

時代の流れに
翻弄される商家の様子がしっとりと描かれていました。

ネタバレBOX

回想シーンは大正末期か昭和初期か、この頃の氷屋は大いに儲かり、事業を拡大しています。氷屋といっても電気で氷を作るのではなく、冬に氷室に貯蔵した氷を夏売りだすやり方。戦時色が濃くなるにつれ料亭や酒場の営業が自粛ムードになり、氷屋は次第に落ちぶれていき、戦後完全に没落するまでを描いた話でした。

主家の人たちは癖はあっても基本いい人、従業員もお女中も元気で働き者、それでも時代の流れでどうしようもなく落ちぶれていく、そのような様子を見ているのは重苦しく、辛いものです。

龍の女の子供ということで、河原に捨てられていた捨て子だったことを表現していたのは切なく、養父の愛情も感じられ素敵でした。

ところで、「星の流れに」は戦後の流行歌です。女中さんの生き様を考えれば戦後部分に使われるのは当然ですが、番頭さんの出征シーンに流れていたのは如何なものかと思いました。

戦後、女中さんと従業員が結婚して和菓子屋さんを開業したという消息は知ることができました。主家も元の場所にあって、少なくとも長女は住んでいるようです。ジャワに行った次男の生死については想像に任せても構わないと思いますが、長男一家がどうなったかは触れてほしかったと思います。

長男の袴の丈があまりにも短かったのには驚きました。また、ニ女を嫁にしようとした山崎は戦前の成り上がり者かもしれませんが、少なくとも貴族院議員ですから、いくら下品な男とはいえ靴を履くときにあんなにトントンするでしょうか。細かいところが気になりました。
学生版日本の問題

学生版日本の問題

日本の問題

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/12/21 (水) ~ 2011/12/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

Aチーム観劇
よかった。
三者三様、どれも満足。
個々の感想はネタばれで。

とにかく、見て損なし。
お勧めします。

ネタバレBOX

ミームの心臓
「vital signs」

ハイデガーの「死を自覚して生きなさい」という哲学と、安楽死の問題と、
「人は二度死ぬ(肉体が死んだときと、遺された者から忘れ去られた時)」というテーマが、わりとオーソドックスに語られていました。
梨沙のいる避難区域というのがフクシマなのか、恒暉が逃げてきた施設というのが何なのか(ただの刑務所というには思わせぶり)、そもそもこれって現代の話ってことでいいのかとか、いくつか疑問は残りましたが、脚本のややこなれていないところ、あとテーマのかみ合わせのぎこちなさなどは、役者の魅力がカバーしてくれてました。
鈴木由里さんの目力が良い。朝戸佑飛さんも全く個人的に好み(おばさん・笑)。この二人のお芝居、また観たいです。


四次元ボックス
「あんのーん」

まさに「unknown」で「安穏」なお話。
何が日本の問題なのか全く分からなかったけれども、とにかく楽しかった。
ダンスのキレもいいけれど、何より声のそろい具合が気持ちよかった。
見て気持ちの良い演劇は、また観たいです。


声を出すと気持ちいいの会
「役者乞食」

やられた。紹介文から、騙されました。
紹介文でも冒頭でも「これはドキュメントです」とやたら声高に叫んでいて、そして語られはじめたのが妙に美化された日本の農村の情景。
なんだかうすっぺらい気がして、正直、一番期待していただけにがっかりしたんですね。
というのは、私、前回の鋼鉄村松のお芝居でザキヤマ七段を演じた後藤裕哉さんの隠れファンになっていたんです。隠れなくてもいいか。
で、残念ながらイマイチだなーと思っていたところのあの展開。
農業問題だけじゃなくって、全てに傍観者である日本人の問題を鋭く突かれました。私のこととして。

すごいね。うまいね。

できたら、後藤くんにはあの最後の場面、もっとがっつりおにぎり頬張ってほしい。
米粒ボロボロこぼして、でもそれを(地面に落ちたものも全部)拾って食べてほしい。

しかし、あのおにぎり、固めすぎなんですよね。なんだか、餅を食いちぎるように食べていましたね。
あのお兄さんが握ったんなら、仕方ないか(笑)

あのお兄さんに「お前、日本の問題、日本の問題って、えらそうに考える振りして、ただ芝居見てるだけじゃねえか」と言われた気がしました。
マラカイト

マラカイト

め組のよぎんち

劇場MOMO(東京都)

2011/08/03 (水) ~ 2011/08/07 (日)公演終了

満足度★★★

無難な船出、次回作期待。
地方の場末のキャバクラで巻き起こる騒動・・「夜の衣装・化粧」はうら若き女性(役者さん)を妖艶な大人びた女性に変化させてしまう・・を再認識、恐ろしやぁ~。。
AKBの歌と踊り、キャバ嬢間の軋轢、常連客さん間の指名合戦、結果、内気な御曹司さんが傲慢で無理難題門な上場企業部長(御曹司さんの印籠に退散)からヒロインさん救う事に・・、途中キャバクラでの抽選会がリアル客先を巻き込んだ抽選会に・・等々、最後は親子人情劇へ。。

『ナツヤスミ語辞典』

『ナツヤスミ語辞典』

演劇集団キャラメルボックス

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2011/08/03 (水) ~ 2011/08/11 (木)公演終了

満足度★★★★★

「キャラ箱の 中敷詰める 柿尽くし」かな
「かき(柿)氷 キャラツブ乗せて いと旨し」
“柿さん’s”の特徴 リズムのある台詞回しでのリフレイン攻撃に加え、ついにBGM(リズム低音)との融合による“ビートの利いた芝居”を確立させてしまった感ありで、略全編リズムに乗って観る芝居って!最初はとてもチャレンジングで大変であったと思料される分、もの凄さを感じます。
個人的にはサブリミナル効果のある“最終ウエポン村上さん”の不意打ち攻撃が好物で、本作「ポップコーン」の台詞(正確には台詞の後 文脈の繋がりが全く無い、只の突拍子に発する奇声です。)が頭に残り、観劇後、気が着いたら行き付けのスーパーでポップコーンを なぜに2袋 無意識の内に買ってしまってました。(あな、恐ろしや!)又、長台詞の台詞回しは、古くはなりますが“4代目 柳亭痴楽師匠”「七・五調」の新作落語「痴楽綴方狂室」を彷彿させるもがあります。
“柿さん’s”は未だ日が浅く初観は、「露出狂」で、“深谷さん”“熊川さん(範中遊泳)”に注目、インパクト面では“七味さん”“あがささん(劇団零式?)”でしたが、今回、特質すべきは間違いなく“深谷さん”滑舌も良く、女性で無理なく あれ程声の通る役者さんは稀で、表情・表現も豊か、全編全力で演じきり役者である事をとても楽しんでおられる姿は、好感が持てます。
<客席ウォッチング>
開演直前“村上姉さん(ホチキス)”と“片桐さん(箱庭)”が来られプライベートでの仲の良さも垣間見えました。仮に御二方が、“柿さん’s”の舞台に上がったとしたら・・??
<追伸>
天下を往く“水戸黄門様TV版”の如くマンネリ傾向故、一旦卒業しましたが、22年前の作品(成井さん27才時)は、斬新でさすがに“本”は良かった。原作の枝葉を大胆にシンプルに切取り、内に育まれた原木を無垢(予見不可能)な姿で取り出す、天才“中屋敷さん”を以ってして熟慮の結果「真正面からぶつかる」・・にせざるを得なくさせてしまった。。正に“アナザーフェイス”間違いなくとても面白い作品でした。機会があり、時間巻き戻しネタでなければ久々に“キャラメルさん”観に行こっと。。
「【佳作】正統派 かき(柿)乱だされて 新機軸」

盲人書簡

盲人書簡

劇団☆A・P・B-Tokyo

ザムザ阿佐谷(東京都)

2011/11/11 (金) ~ 2011/11/15 (火)公演終了

満足度★★★

詰め込みすぎ
作品の内容よりの前に、ちょっと詰め込みすぎ。来たお客さん全員に見てもらいたいのはわからないでもないが、快適な観劇環境も大切。
いい作品も魅力半減。当日券のお客さんがどれだけ居たかわからないが、当日券のお客さんを断る勇気も必要だぞ。

本編、マッチを使った演出は綺麗でよかった。

チカブン【追加公演決定!!】

チカブン【追加公演決定!!】

ROGO

劇場HOPE(東京都)

2011/11/09 (水) ~ 2011/11/13 (日)公演終了

満足度★★★

なかなかに面白かった
どれもなかなかに面白かったと思いました。
ただ4話目、舞台手前が空いてるのに、舞台後方での演じられる事が多かったのは、少し何故?と思いましたが。

ビルと廃材

ビルと廃材

拘束ピエロ

Studio Hatch(東京都)

2011/11/08 (火) ~ 2011/11/13 (日)公演終了

満足度★★★

会場の場所はビックリ
ブラックライト一瞬であったが、使い方は印象的であったり、場所にあってる部分もあったりして、全体的には悪くはなかったですが、もう一息、この場所ではというのが欲しかったかな。

しかし、あの競技成り立つのか??(まあ、劇中の競技なので深く考える必要はないのだが)

五次元の詩(うた)

五次元の詩(うた)

劇団三日月湊

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2011/11/11 (金) ~ 2011/11/13 (日)公演終了

満足度★★★

5次元ではないな
後半、震災の件を描きたかったのかと思えたが、全体的に抽象的な感じで、ちょっとわかりにくかったかな。
後、少し長いかな。ただ、長いと感じたものの観終って1時間50分程度経ってたの、ちょっと驚いた。

バータイム/パラダイム【全公演終了しました!ご感想お待ちしております!!】

バータイム/パラダイム【全公演終了しました!ご感想お待ちしております!!】

Minami Produce

エビス駅前バー(東京都)

2011/12/14 (水) ~ 2011/12/23 (金)公演終了

満足度★★★

BARという特殊性を上手に用いていました
狭いながらも、芝居の上演を工夫して成功させていました。
人間関係が良くわかる方法と、
サスペンス・ミステリーの要素が融合してました。

ですけど、細部のアラがあり。
物語の抑揚が一定に感じた。
もう少し観客への感情へのふり幅をランダムに、
上手に振り分けたり出来たら良かったのにと思った舞台でした。

ネタバレBOX

それにつけても狭く感じた。
自分が横幅取るせいもあると思うが、
椅子の幅だけで人は座れないですよー。

また照明が普通に壁付けのスイッチでやっていたので、
(大変そうでしたが)暗幕などで仕切れなかったかなと。


靴下にカミソリ

靴下にカミソリ

メガロザ

中野スタジオあくとれ(東京都)

2011/12/20 (火) ~ 2011/12/25 (日)公演終了

満足度★★★★

独特
独特の世界で、ドタバタとシュールが混在する。楽しかったが決して万人受けはしないし、粗削りさに味があるので、誰にでもおすすめできるものでもない。

嫉妬.混む!(しっと どっと こむ)

嫉妬.混む!(しっと どっと こむ)

トム・プロジェクト

あうるすぽっと(東京都)

2011/12/07 (水) ~ 2011/12/14 (水)公演終了

満足度★★★★★

生、川島なお美は綺麗だった。
細いー、顔小さいー。
美人だなぁーって見とれました。

でも芝居で目立ってたのは、
ブルドック顔と呼称された親馬鹿さんでした。
それはもう一人芝居の勝ち逃げのような存在感で笑わせて下さいました。

あぁ、わかり易いコメディは良い!
というような、
見本のような舞台でありました。

学生版日本の問題

学生版日本の問題

日本の問題

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/12/21 (水) ~ 2011/12/25 (日)公演終了

満足度★★★★

声を出すと気持ちいいの会…☆5、チームAの他2団体…☆4(チームAの平均点4.5)
【声を出すと気持ちいいの会】…観ていて、自分が小学生の頃、母方の祖父母の稲刈りを手伝ったことを思い出しました。稲を刈ること自体は機械がやるのですが、自分はその刈った稲を束にして、束を二股に分け、高いところに掛ける作業をしてました。(稲を干すための作業です。) 小学生ながらに重労働であったことは今も体が覚えています。ですので、ごはん粒は残せませんし、残しません。農業に直接携わってない自分ができることは、ごはんを感謝して頂く。ということだと前々から思ってましたし、そうしてきました。

声を出すと気持ちいいの会、いろんな人に観てほしい。

乙女の祈り

乙女の祈り

ユニットえりすぐり

座・高円寺2(東京都)

2011/12/21 (水) ~ 2011/12/25 (日)公演終了

満足度★★★★

渡辺えりの魅力満載!
個人的には、とても良い時間を過ごせた!
5つの話で構成された物語。
様々な物語を一人芝居で見事に演じていた。
初日のせいか、少しセリフを噛んでいたのが残念!
照明の使い方がとても良かった!
舞台セットがなかなか特徴的だった。
それにしても、他ではなかなか観れない渡辺えりさんを観れた。
というか、観てしまった・・・・・(笑)

ネタバレBOX

まさか渡辺えりさんのセーラー服姿を観るなんて!!
瞼に焼き付いてしまった(笑)
一人芝居ではあったが、三人サポート的(黒子的)な役者さんが出演していた。



超恋愛2011

超恋愛2011

映像・舞台企画集団ハルベリー

Geki地下Liberty(東京都)

2011/12/21 (水) ~ 2011/12/25 (日)公演終了

満足度★★★

楽しめました。
イイお芝居でした。ただ、下ネタとか若干下品なシーンが残念でした。色物で笑いを取ってはいけません。やらなくても充分楽しめますよ。

グッドモーニング、ビッグバン

グッドモーニング、ビッグバン

東京ハートブレイカーズ

吉祥寺スターパインズカフェ(東京都)

2011/12/21 (水) ~ 2011/12/22 (木)公演終了

満足度★★★

THBらしいゆるさ
ゆる~い感じが楽しかったぁ。
今年最後の岡田さんを堪能しました♪
瀬戸山さんが3.11以降抱いているのであろう思いが
台詞の端々に見え隠れして、
アドリブっぽいゆるい会話の中にもチクリと刺さる感じがありました。

8人の女たち

8人の女たち

Quaras

ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)

2011/12/09 (金) ~ 2011/12/25 (日)公演終了

満足度★★★★

女優陣競演の視点では満足
チケットにまで、出演者名の最後に、(五十音順)と断り書きされていて、笑えました。

昔、演劇界の事情に詳しい家庭で育ったせいで、このキャスト順で、揉めて、降板した女優さんをたくさん知っています。

そんな周囲が気を遣う程の豪華配役陣で、さぞかし、まとまりのない舞台になるのかと想像していましたが、各人、なかなか適材適所で、熱演されて、あくまでも、物見高い観客目線で言えば、堪能できる舞台だったと思います。
若い女優さんお二人も、物怖じする様子もなく、ベテラン勢と互角に渡り合っていました。

荻野目さんは、コメデイタッチの演技も秀逸で、彼女の出演が、良いスパイスの役目を果していたと思います。

牧瀬さんは、若い頃は、清純派の役柄が多く、私は、彼女の任には合わない気がしていましたが、今回のふてぶてしい家政婦役は、はまり役でした。

戸田さんの演技が、やはり最高!ただ彼女が台詞を言うだけで、何だか嬉しくなってしまいました。

大地さんも、相変わらず、綺麗で、存在感があり、いつもの独特の言い回しが緩和されていて、安堵しました。

何と言っても、大地さんと戸田さんが姉妹で、その母親が加賀さんなんて芝居、そう滅多に観られそうにないので、それだけでも、観劇甲斐があったというものです。

ただ、最後の謎解きをする女優さんが、あまりにもアッケラカンと説明するので、この台詞にもう少し情感が籠められた方が、エンディングの出来事が、もっと衝撃的に感じられたのではないかと思いました。

ネタバレBOX

カトリーヌの謎解き、だいたいは納得できましたが、犬の死体のトリックは、どういう風にしたのかしら?
犬の様子は、3人くらいが確認しているわけだから…。

荻野目さん、過去に辛い経験をされ、こういう内容の芝居って、過去を思い出されたりしないのかと、気になってしまいました。でも、そういう感情を超越されたからこそ、こういう素敵な演技ができる、素敵な女優さんに成長されたのだろうなあと感慨深く思いました。

中央に舞台がしつらえてあり、退場後も、休憩される女優陣が目に入る点は、私の席からは、それほど、気にはなりませんでした。
むしろ、この8人の女優の競演タッグマッチ風で、面白いアイデアだと好意的に受け取れたのですが…。
歯に衣着せない

歯に衣着せない

劇団あおきりみかん

新宿シアターモリエール(東京都)

2011/12/17 (土) ~ 2011/12/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

コトバを浴びる
あおきりみかんのサービス精神、スサマジイ。今回も開演前はシンプルな舞台上が、開演するとみるみる変幻自在な世界を見せる。パワフルな役者さんの洗練された動きによって行われる場転も演技も歌も踊りも見てるだけで楽しい。クルクル変わる世界。そして、脚本演出が魅力的。毎回新しい魅せ方に挑戦して、それがきちんと形になっているのがスゴイなぁ。でも敷居低く、学生から大人まで誰でも楽しめる「やさしくて深い」内容なのが何よりの居心地の良さだ。

ネタバレBOX

「歯衣(はごろも)神社」にお参りすると思ったこと全て声に出して喋ってしまうようになる、という設定。とにかく役者さん達がドトーのごとく喋り続ける。思った事を口にしてしまうと、それがあまりにも開けっ広げな内容なもんでドキドキするし、でも役者さんが喋るのを聞いてるとリズムや内容が絶妙で心地よくて病みつきになる。普段、人ってこんなに頭の中でイロイロな事考えてるんだなって感心してしまう。

印象的なシーンはたくさんあるけれど。ある日形容詞しか喋れなくなる女の子は、彼氏と一緒に「歯衣神社」におまいりしても治らない。帰り道に彼氏から「寝言でチョコレートパフェって言ってたよ。しゃべりたくなったら喋っていいからね」と告げられる。答えは「自分」にしかないのだ。あとは、やはりドトーの言葉の嵐を2時間浴びた後の、クライマックスっっ。人はみんな自分の事を70%や80%じゃなくて、100%わかって欲しいと思って、一生懸命喋る。でも100%はわかってもらえないって諦めて、溜まってしまう。そんな気持ちを呼び起こされるような公演だった。見れて良かった。

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