
激情版!!1・2・3ショットマンレイ
劇想からまわりえっちゃん
一心寺シアター倶楽(大阪府)
2012/02/25 (土) ~ 2012/02/26 (日)公演終了
満足度★★★
可能性の感じる劇団♪
上演開始10分前に演者さんが客席の後ろからゾロゾロと話しながら登場!
学生演劇で今までにないこの前説の様な…
内容は西部劇!一人のガンマンが仲間を連れて敵と闘いながら旅をする⁈
ちょっと簡略しすぎた(^_^;)
前日に続いての西部劇!
二部構成になっていて「3秒間の覚悟編」と「変わる真編」が
あるのですが時間の関係で3秒間の覚悟編だけ観劇♪
主役の森山亮介さんをはじめ役者さんは皆さん熱く上手な演技♪
風や物は全て役者さんが表現する演出は面白いなぁ~と思いました(^^)
ピストルもエアーガンで弾丸の音などを口で鳴らします♪
細かな表現の描写も良かったのですが
前日にピストルの小物を使った西部劇を観ただけあって、
どうしても比較してしまって少し力強さがなく迫力にかけた印象(^_^;)
西部劇が重なるなんてバッドタイミング…
話しの切り替わりなどで「To Be Continued」の使い方も面白い♪
話しが後半になってきて敵と味方が少し混乱してしまった(^_^;)
それとラストの闘いで顔を撃たれても死なない?など分かりにくい部分がありました…
終わり方も後編への続きに余韻を残したまま…で少し戸惑いましが
色々な試みの表現など可能性の感じる劇団♪
公演によって色々な演出をしてるのかな?次はどんな表現なのか興味が湧きます(^^)

ビリィ・ザ・キッド
ファントマ
ABCホール (大阪府)
2012/02/24 (金) ~ 2012/02/27 (月)公演終了
満足度★★★
蒲田行進曲の残像が・・・・
舞台のセットはかなり作り込まれて期待感が高まります♪
オープニングの映像も力が入ってます
演者さんの衣装や小道具も本格的!
お芝居は終始、本筋の話しの中にえん魔さんらしい笑いをちりばめていて
上手な役者さんたちが熱く演じていて面白かったのですが…
笑いを盛り込み過ぎて話しの流れに乗ることが出来ず、
その話しがグッときませんでした…
そのひとつに私だけかも知れませんが
話しのポイントになっている
あの時代に家を賭ける程、ビーバーにそんなに価値が見出せなかった(^_^;)
なんとなく違和感を感じてしまった…
直球のお芝居は分かりやすくて好きなのですが…
見終わって心に響けばTwitterなどでいつも呟くのですが
今回ばかりは呟く事ができませんでしたm(_ _)m
普通に観れば素晴らしい役者さん達が熱く演じていて全然、楽しめるお芝居だと思います♪
坂口修一さんの熱演も含め、見応えのあるシーンも色々あります!
現にTwitter上では面白かったなどの声がいっぱい上がっていましたので…
千秋楽ではトリプルコールにスタンディングオベーション♪
私の中で蒲田行進曲の残像があって期待し過ぎた分、
初日だった事もあり、手探り部分を感じて物足りなかっただけかも知れません…
えん魔さまが終演後Twitterで呟いてましたが舞台裏では怒鳴りあってたとか
⁈
しかし、私は初日だろうが千秋楽であろうが
同じ料金を払っているのだからプロセスは関係なく、
舞台で観たモノが全てだと思います
お気に入り劇団だけに次回公演を愉しみにしています♪

ロマンサー-夜明峠編-
モダンスイマーズ
シアタートラム(東京都)
2012/02/23 (木) ~ 2012/03/04 (日)公演終了
満足度★★★★
ヒグマ
実際にあった三毛別羆事件の概要が観劇中もずっと頭から離れませんでした。
熊をめぐり対立する山と里の人間。
熊を殺そうとするものと熊と共にあろうとするもの。
交錯しながら進んでいく物語の結末と、劇中にあった台詞に相容れないものを感じてしまったのも確かです。
三部作ということなので、どのような答えを出すのか最後まで見てみたいと思いました。

不機嫌な子猫ちゃん
水素74%
アトリエ春風舎(東京都)
2012/02/15 (水) ~ 2012/02/20 (月)公演終了

トリツカレ男
演劇集団キャラメルボックス
赤坂ACTシアター(東京都)
2012/02/16 (木) ~ 2012/02/29 (水)公演終了

君には頭がさがる
電動夏子安置システム
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2012/02/23 (木) ~ 2012/02/28 (火)公演終了

玉田企画『果てまでの旅』
玉田企画
アトリエ春風舎(東京都)
2012/02/24 (金) ~ 2012/02/29 (水)公演終了
満足度★★★
修学旅行での一夜
「なんかテーマとか、物語とか、そういうの考えません」と謳っていたので、抽象的でパフォーマンス的なものを想像していたのですが、全然そういう感じのものではなく、誰でも共感できるような他愛のない会話がダラダラ続く作品でした。
中学生が修学旅行で宿泊したホテルの部屋での一夜が描かれていました。前半は馬鹿なことをして騒ぐ男子達の様子、後半では同じ時間帯にライバル心を燃やす女子達の様子が描かれ、終盤では男子達が女子部屋にやって来てギクシャクとしたやりとりが繰り広げられる物語で、変に虚勢を張ったり、恥ずかしくて本心を言えない中学生特有の心境がコミカルに表現されていました。3人の会話で主導権がコロコロと変わって行く様が楽しかったです。
何とも言えない気まずい雰囲気が笑える場面が多かったのですが、全体的にコント的雰囲気だけが強く出ていて、この作品ならではという特徴が感じられませんでした。前半では本気で枕を投げたり叩いたりしていたので、演技ではないリアルな身体性を追求しているのかと思ったのですが、途中からはそういう要素が見られなくなって普通の演劇になってしまっていて、残念に思いました。
台詞が「え?」や「なんか」を多用する、いかにも現代口語演劇という感じが強く出過ぎていて気になりました。
天井から吊り下げたミニマルな物と、乱雑に散らかった畳敷きの床でホテルの一室を表した、濱崎賢二さんによる美術が素晴らしかったです。
暗転することに必然性を持たせての男子部屋から女子部屋への転換がうまく工夫されていて良かったです。

がっつり演劇LOVE わーくしょっぷ 発表会
福岡市文化芸術振興財団
ぽんプラザホール(福岡県)
2012/02/19 (日) ~ 2012/02/19 (日)公演終了
満足度★
シロウトだからではない
『再/生』を楽しく観ることができたので、こちらも期待して観に行った。
結果を言えば、ワークショップのシステムは面白かったが、出来上がった作品は何一つ見所のないつまらないもので、すっかり落胆してしまった。
シロウトの集まりだからつまらなくなっているわけではない。ワークショップのやり方そのもの、多田淳之介の演出自体に重大な欠陥があるのだ。『再/生』と違って、この発表会の方は、観客の想像力が一切喚起されない。観客は置いてきぼりを喰らってしまうのである。
想像力が喚起されないのは当然である。多田氏は、このワークショップでは、『再/生』とは全く正反対の演出を施している。アフタートークで多田氏自身が発言していたことだが、『再/生』は俳優同士にコミュニケーションを一切取らせなかった。それに対して、ワークショップは、コミュニケーションをとらせることをテーマにしているのだ。
コミュニケーションを取らせなかったからこそ演劇として成立していた舞台を、根底から覆すような演出を試みれば、演劇になりようがないのは自明ではないか。
『再/生』の舞台に立っていたのは、紛れもなく「俳優」であり、一人一人が「人生」を背負ったキャラクターとして生きていた。しかしワークショップの舞台に立っている人たちは、ただの「ワークショップの参加者」でしかない。そうとしか見えない人々に対して、想像を働かせることは不可能である。
これはただのワークショップ発表会であって、演劇ではない、という言い訳は成り立たないだろう。「演劇LOVE」とまでタイトルに堂々と冠しているのだから、たとえ出演者がシロウトであろうと、出来上がったものは「演劇」になっていなければ、看板に偽りありと誹られても仕方がないはずだ。
どうにも理解不能に陥ってしまうのは、どうして多田氏は、一目瞭然、できあがったものが、演劇にも何にもなっていないという、単純な事実に気付かなかったのだろうかということだ。それとも舞台上の登場人物がただ雑然と行き来するだけの舞台が、演劇として成立しているとでも思っているのだろうか。
多田氏も果たして演劇人としての腕が一流なのか三流なのか、よく分からないところがあるようだ。

バックギャモン・プレイヤード
カムヰヤッセン
吉祥寺シアター(東京都)
2012/02/09 (木) ~ 2012/02/13 (月)公演終了
満足度★★★★
面白かったです。
良い意味で素直で捻りの無いストーリー。前半を観ただけで、こう展開していってオチはこうなるんじゃないか予想が付き、まあその通りになりました。
こんな風に書くと、揶揄しているようで詰まらないと思われがちですが、全くそんなことはありませんでした。捻りがなく予想が付くと言う事は、人が経験する物語は全員違う中で、何か人の心の奥深くで繋がっていて、それをなぞられているようで、ある種の快感であると思います。そんなストーリー展開の素晴らしさを、改めて見直させてもらいました。
自分は変に難解にすることで高尚と勘違いしているような脚本や独りよがりの自己陶酔型の演出をしたりするような作品が嫌いなので好感が持てました

アテルイ ―北の燿星
わらび座
新宿文化センター(東京都)
2012/02/23 (木) ~ 2012/02/26 (日)公演終了
満足度★★★★
迫力!
ストーリー自体はわかりやすく,年齢を問わず幅広く好まれるようなもので,自分としては特別の感動はない。ただし,これが和太鼓や歌と一体となり舞台を作ると,とても見応えのあるものになる。わらび座はホント昔に見たことがあり,まずは懐かしさをおぼえたが,大人になっていろいろな舞台を見て,そして久々にわらび座を見ると,なんていい劇団なんだろうって,そこに感動をおぼえてしまった。またいつかわらび座を,できれば秋田で見たいと思う。

サカナノクチ
ベビー・ピー
アトリエ劇研(京都府)
2012/02/24 (金) ~ 2012/02/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
邪ゆえ誤読してしまいました
幕が上がると、男が笛、女がハーモニカを吹きながら絡み合っています。邪な小生は、これを性交渉だと誤読してしまいました。どうしてもそちらの方向に考えようとしてしまい、作品がわからなくなってしまいました。しかし、それでも面白かったです。豊潤な作品でした。

百年の雪
十七戦地
インディペンデントシアターOji(東京都)
2012/02/23 (木) ~ 2012/02/27 (月)公演終了
満足度★★★
う~ん・・・・・
人物相関図を公演前にじっくり見ましたが、やはり分かり難かったです。一つには各時代が同じくらいの分量で取り扱われ、どれがメインになっているのかよく分からなかったこと。また、衣装や髪型などの時代感がよく伝わらなかったこと。
面白いストーリーなのですが、追っていくだけでいっぱいで、疲れました・・・。

男節
劇団BOOGIE★WOOGIE
ウッディシアター中目黒(東京都)
2012/02/23 (木) ~ 2012/02/26 (日)公演終了
満足度★★★
3作目のセオリー
2作目は1作目のマイナーチェンジ、3作目で新機軸を打ち出すというシリーズ展開の定石を踏まえ(?)、寺山修司作品へのオマージュとのこと。
序盤の文学的な薫りと母を喪った兄弟の想いが印象的。
後半は過去と同様の展開になるが、まぁそれはお約束?(笑)

BW☆VS.(ブギウギバーサス)
劇団BOOGIE★WOOGIE
ウッディシアター中目黒(東京都)
2012/02/23 (木) ~ 2012/02/26 (日)公演終了
満足度★★★★
原点回帰?
コメディ劇団として原点回帰、的な短編4編。
お約束的な部分もありつつ肩肘張らずに気軽に楽しめる感じ。
短いながらも起承転結を踏まえていたりするあたりはさすが。

最後の炎
テラ・アーツ・ファクトリー
d-倉庫(東京都)
2012/02/23 (木) ~ 2012/02/26 (日)公演終了

百年の雪
十七戦地
インディペンデントシアターOji(東京都)
2012/02/23 (木) ~ 2012/02/27 (月)公演終了
満足度★★
とくに話が展開しない。
2代3代間での時空を遡ってお話を紡ぐという点では面白みがあるかもしれないが時代時代で分散していてさほど時代毎の見所を感じない為興味も関心も持てないまま多人数の時空を越えたやりとりが続いていた。話、演出、役者どれでもいいから引きつける何かがあればな、と思った。全体的に自分たちだけでやっている感と話の展開がないというのは体感時間が長く感じられ少し疲れてしまった。個人的にはもう少しどこかの時代に重点を置き感情移入出来るくらいになってからとんでって欲しかった。

【公演終了】ブスサーカス【感想まとめにリンクあります】
タカハ劇団
ギャラリーLE DECO(東京都)
2012/02/21 (火) ~ 2012/03/04 (日)公演終了

君には頭がさがる
電動夏子安置システム
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2012/02/23 (木) ~ 2012/02/28 (火)公演終了
満足度★★★
いつもの電夏とチョと違っていた
ストーリーがあり、いつもとはちょっと違い、ああこういう芝居もあるんだなと関心。
でも、平日の15時の会で満席、力のある劇団ですね

慣れの果て
演劇チーム 渋谷ハチ公前
赤坂RED/THEATER(東京都)
2012/02/22 (水) ~ 2012/03/04 (日)公演終了
満足度★★★
一歩踏み出そうよと
励ましたくなるような話。本当の親子だって一緒にいると息苦しくなる時期があるんだから。何の工場なのか最後までわからなかったが、セットは本当に良くできていた。床に敷き詰められていたのは何か特別な土?じょうろで水を丁寧に撒いていたが、それにしてもほこりは全然舞ってなかった。

真夜中
ラズカルズ
シアター711(東京都)
2012/02/22 (水) ~ 2012/02/26 (日)公演終了
どうしちゃったのか
お葬式から始まるので、どんな舞台なのかと思えば意外や意外、ジュブナイル? 青春? もので途中まで大変楽しく観られた。
青い鳥文庫とか講談社の中学生向けの小説に似た印象を受けて、珍しく感じた。役者の演技も面白かった。
でもそのような気持ちは、きちんとした結末を迎えることが担保となっている。
普通なら採用し得ないラストとなっていた。
このラストを採用する明確で強い理由があったのか考えるも、えらい難問で答えを見つけられなかった。
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演出家・脚本家が出演する場合のリスク、って結構大きいのかもしれない。納得が行かなければ公演中も脚本を書き続ける人はいるようだけど、出役も兼ねる場合は更に負担が大きくなるし、客演が多い場合はいつものメンバーという分けにはいかないので周りにもなかなか無茶をお願い出来ないのだろう。
・役者について
全員芸達者だった。
高校生、まさかのセーラー服。
女性陣はどういう時代設定で女子高生を演じていたのだろうか?
衣装が良かった。
井端樹里さんは他の役者と演技のトーンが一緒で、合宿するまで特別な感じがしなかった。合宿のとき、あれ?アイドルか?とやっと気づいた。さっき検索したら実際はアイドルではなかったけど。美女の役が出来る女優さんだ。