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2012年・蒼白の少年少女たちによる「ハムレット」

2012年・蒼白の少年少女たちによる「ハムレット」

彩の国さいたま芸術劇場

彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉県)

2012/02/20 (月) ~ 2012/03/01 (木)公演終了

満足度★★★★

素晴らしき蜷川演出
この難しい戯曲をたっぷりと堪能させてもらいました。ハムレット役の川口覚さんは一人ずば抜けていた。台詞、佇まいといい素晴らしかった。

Kと真夜中のほとりで

Kと真夜中のほとりで

マームとジプシー

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/10/14 (金) ~ 2011/10/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

完全にやられた
ラップ調の台詞回し、徹底的なリフレイン、役者を酷使する動き。ここまでやっても作家・藤田さんの感性の50%も出せてないのではないか。それ位中毒性があるし圧倒された。あとは役者の演技をする(間・余白)を与えてあげるともっと良かったかも。それでも完全にやられた。

モスキートーンは聞こえない

モスキートーンは聞こえない

9-States

相鉄本多劇場(神奈川県)

2011/09/29 (木) ~ 2011/10/02 (日)公演終了

満足度

長い
完全に作家の自己満足芝居でした。

芸劇eyes番外編『20年安泰。』(各回当日券発売有り)

芸劇eyes番外編『20年安泰。』(各回当日券発売有り)

東京芸術劇場

水天宮ピット・大スタジオ(東京都)

2011/06/24 (金) ~ 2011/06/27 (月)公演終了

満足度★★★★★

すごくいい企画!!
マームとジプシー、ロロが観れて大満足でした。範宙遊泳のユルさも良かった。しかし大きな劇場に慣れてないのか、全体的に声が聞こえづらかったのが残念でした。この5団体集めてのコストパフォーマンスは素晴らしい。

「極めてやわらかい道」千穐楽!23日は13時開演!!当日券アリマス

「極めてやわらかい道」千穐楽!23日は13時開演!!当日券アリマス

ゴジゲン

駅前劇場(東京都)

2011/10/06 (木) ~ 2011/10/23 (日)公演終了

満足度★★★★

好きとはを徹底的に掘り下げる
そんな作品でした。これ書くの大変だったのではないでしょうか。人間の欲って紙一重なんだなぁ。演者皆さん全員好演してましたが、個人的には川島潤哉さんのお芝居が良かったです。休止はかなり残念です。

テディベア・シンドローム(満員御礼!ご来場ありがとうございました!)

テディベア・シンドローム(満員御礼!ご来場ありがとうございました!)

劇団MAHOROBA+α

荻窪小劇場(東京都)

2012/03/16 (金) ~ 2012/03/18 (日)公演終了

満足度★★★★

偶然か必然か
物語の内と外の偶然と必然、心地良くくすぐられました。

ネタバレBOX

殺人が続いたら、市民を安心させるため誰でもいいから犯人と思しき人物を逮捕して処刑する、また事件が起きたら誰かを捕まえる…、前近代的な社会の陰鬱なファンタジーかと思っていましたが、役者を殺した犯人をあぶり出すための型破りな作戦と、自殺志願者が死刑囚に執着する話が合わさったようなお話で見応えがありました。

ロミオ役の役者を殺したのは、ジュリエットに感情移入しすぎた女性でした。ロミオ役をやりたがっていたという理由で逮捕された男をロミオと思い込み、愛し、その囚人に擦り寄ってきた女性を恋敵と考え殺そうとして事件の全てが露見しました。

一方の囚人に擦り寄ってきた女性の思いは慈善か愛か、それとも単なる心中相手を探しているだけなのか、死刑囚なら誰でもいいのか…、結局は自殺志願者が道連れを探していたというのが真相のようでした。

こうした男に訪れた災難や愛憎劇は偶然か必然か、悪魔の問に男は偶然と答えます。そう、未来は偶然の積み重ねだとは思いますが、このお芝居の配役をトランプを使って決めたシーンは必然でしたね。あのとき、随分かったるいことやってるな、時間の無駄だと思いましたが、最後のくすぐりに繋がっていたとはやられました。前説と後説は偶然に任せたと理解しておきます。

ジュリエッタが本当に逮捕され檻の中の女の件は解決しました。さあいよいよ終盤ですというときに、檻の外の女マリアが自殺するまでが長すぎました。冗長でダレました。ジュリエッタが逮捕され、マリアは男を好きになりながらも自殺願望に抗えず自殺しますが、無罪放免された男は奴隷市場でマリアに似た女性に出会い恋をするとスムーズに流れてほしかったです。
オルフェゴッコ

オルフェゴッコ

双数姉妹

吉祥寺シアター(東京都)

2012/03/15 (木) ~ 2012/03/20 (火)公演終了

満足度★★★★

「冥府惑う」の・・。
いつも通り淡々とした”小林さん”、相変わらずの<自由演技者>“野口さん”・・今回も、エエ加減にしてク~ダサイ、肝心の唯一の<規定演技>「・・決して後ろを振り返ってはなりません・・」の台詞を飛ばしてどうすんの・・って、感じ・・、まぁ、いいっか。。
・・「バケレッタ」の”吉田さん”は役柄に合せた“鄭義信さん”の演出であったのでしょう。。しかし・・今回の役処は、難しかったと思います。。
まぁ先輩諸氏の「悪いところ」、「良くないところ」、「エエ加減なところ」は反面教師として、今後はマキアージュを含め、情熱&伸びシロのある“吉田さん”に期待して観まひょ。。
爆弾娘の“野口さん”は勿、可能な限り、伺いますですよ。

ネタバレBOX

真っ暗がりで最初は判らなかった危険でリスクの高い、ど真ん中の奈落を含め4つの縦空間、客席通路・上手下手絡手等、数不明の横空間を駆使し、“井上さん”のスットンキョな味のある姉、アクロバティックな“熊懐さん”演じる弟(危険手当は?)、はたまた、“佐藤さん”演ずる「吟遊詩人」モドキが覚えてても何の役にも立たない「○○甚句?」であって「○○」甚句?」でないような口上で“渡し守”や“狂番犬カオルベロス(?)”をおとなしくさせたり・・、稽古場の気分転換で取入れていた様な即興・余興劇っぽい修行(ゲームゴッコ)場面もあり・・。。
実は夫の役柄は、“小池さん”の投影で、今迄前しか見ずに走って来て、立止まって、振返ったら“吉田さん”が付いて来てくれてたので、バトンを渡した・・と、勝手に解釈させて戴きました。長い間、御苦労様、お疲れ様でした。。
テディベア・シンドローム(満員御礼!ご来場ありがとうございました!)

テディベア・シンドローム(満員御礼!ご来場ありがとうございました!)

劇団MAHOROBA+α

荻窪小劇場(東京都)

2012/03/16 (金) ~ 2012/03/18 (日)公演終了

満足度★★★★

素敵
満席で、いま地震が来たらどうしよう、と思いました。特にそれについて触れてませんでしたし・・・・
それを除けば、良かったです。
ちょっと、役者さんに気になる点がなかったと言えば嘘になりますが、
物語としては好きです。
依存?
最後を見るとそうでないのか・・・

ネタバレBOX

最初、人に囚われる極限下での依存(ストックホルムシンドローム)的な話かと思っていましたが、クライマックスからラストまでのながれを見て、おや?
・・・うーん。。誰でもいいの?え?みたいな。
「淫乱テディベア」なんて言葉がありますが、ちとそんなイメージもあるのか、いや、考えすぎだな。
どちらにしても、やはり「シンドローム」だけあってW
病的な感じはしました。
そこが気持ちいい、というのは少し変態じみてるかな。
テディベア・シンドローム(満員御礼!ご来場ありがとうございました!)

テディベア・シンドローム(満員御礼!ご来場ありがとうございました!)

劇団MAHOROBA+α

荻窪小劇場(東京都)

2012/03/16 (金) ~ 2012/03/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

ドキドキしました
暗めの照明の中、進んでいくストーリにひきつけられて、90分ドキドキしっぱなしでした。
女性ならではのねっとりしていつつドライなのかと思わせる感じがとても好みでした。
雰囲気は少し乙一とか桜庭とかそんなかほり。

葵の下

葵の下

劇団阿佐ヶ谷南南京小僧

座・高円寺2(東京都)

2012/03/16 (金) ~ 2012/03/16 (金)公演終了

満足度★★★

熱演
・・・

ネタバレBOX

古いものと新しいものが対立して、『やっぱ古いものがいいよね』
大資本と小資本が対立して、『やっぱ小資本がいいよね』
って構図の次の構図はいつ出てくるのかなぁ?
オルフェゴッコ

オルフェゴッコ

双数姉妹

吉祥寺シアター(東京都)

2012/03/15 (木) ~ 2012/03/20 (火)公演終了

満足度★★★★★

観ておかないと後悔したであろう作品
キョーレツな野口さんを客演で観て気になっていた双数姉妹、初観劇で活動休止。今回観て良かった!

会場内、ものすごく暗いです。疲れていたら寝てしまいそうな明るさ。
客入れから舞台には役者さんが。少し早めに会場入りした方が世界観に浸れます。

照明も暗ければ話も暗く、しまった、苦手なパターンだ。と思ったが、それは最初だけであり、目が慣れるにつれ頭もこなれ話にのめり込んで最後まで飽きることなく2時間楽しみました。
最後は怖かった。ホラーですね。
こういうお芝居大好きです。

物販コーナー是非覗くべし!
Tシャツがなんと1000円!しかも、福袋もあり!Tシャツ+缶バッジ3個+台本3冊の中から一冊選び+サントラCDまで付いて1500円!
台本セットもお安くなっていたと思います。
私は福袋セットの台本「やや無情…」を選びました。
本公演は観ていませんがモダンスイマーズの古山さんが出ていたので。

双数姉妹の皆様。お疲れ様でした。
再活動を期待しています。ありがとうございました。

ネタバレBOX

事故で死んだ二人が地獄?あの世に行き、言葉のようであって言葉でない。ああ、悲しい。

番人の野口さんキレッキレ。
途中エチュードがあるけど台本ではないのかな。お約束なんだろうか。
大相撲番付の遊びにワクワク。観客が一体となり見守りました。

二階を作り三階まで使い、うまい空間作りだと思います。
あの穴、まさか本当に開いてるとは。席が後ろの方で、あの瞬間まで見えていなくてビックリしました。
鳥目のせいかもしれません。

鏡の顔のない男、怖かった。
落ちてから気持ち落ち着かず、言葉が入ってこなくて申し訳ない。
今回の上演台本が欲しいです。物販で見落としていたらすみません。
M.クンツェ&S.リーヴァイの世界 ~2nd season~ 

M.クンツェ&S.リーヴァイの世界 ~2nd season~ 

東宝

キャナルシティ劇場(福岡県)

2012/03/14 (水) ~ 2012/03/15 (木)公演終了

満足度★★★★

音楽はすごい
聞いただけで舞台を再現させる。
どれもCDは持っているんだけど。やっぱり役者さんの生歌は
全然違う。涙うるるでなつかしいナンバーを堪能しました。

ネタバレBOX

レベッカだけは観ていないのでやっぱり少しひいた感じで。
でも一路さんの歌は迫力あったな~~
ジョシ☆テキ

ジョシ☆テキ

緊急女子会

シアターシャイン(東京都)

2012/03/15 (木) ~ 2012/03/17 (土)公演終了

満足度★★★★★

セツ子と杉○カ○ルと、カマキリの餌
フライヤーとUSTとで楽しそうと思った予想を裏切らず、女子的な色々が炸裂していました。
見に行ってよかったです。
全体的にピンクでまとまった舞台装置や小物、フリフリの文学少女アイドルの衣装、シースルーな袖と舞台を分けるカーテンを吊るポールもピンク。着替えもメイク落としも「シーン」なのでそれら差し支えないように着ているハートのトランクスにリボンのTシャツも実にジョシ的。

日々ジョシ同士でシノギ合いシビアに値踏みしあうジョシ。
自らが可愛くあることが至上命題なので、ルールはあって無きが如く、仁義なき飛び道具もコずるいトラップも辞さないジョシ渡世。
イケメンもブサメンもそういう意味ではジョシカマキリの餌でしかなくて、お金があろうとなかろうと見た目がどうだろうと、どっちでもいいのかもしれない。

ネタバレBOX

大幅にココアちゃんサイドな人生を歩んできた身としては、もうココアちゃんを見るのがいたたまれない場面も多いのですが、最後まで白樺ちゃん的に大変身しないのがいいなぁ!って思いました。
ココアちゃん役の方は終演後、かなり別人なので、あんなにぶさいくにするの大変だったんじゃないかしら・・・。かわいい娘さんでした。

誰かの想い人を奪い取っては捨てていくというココアの同居人なう子の姿は、ちょっと昔の杉田かおるさんのようだなと思って見た。
なう子がレズに目覚めたら怖かろうな、と思ったけど働き始めて狩られにくいオトナの男をなう子が狩ろうとするときは、教師だの学生だので培った手段は多分通用しないと思う・・・・。そこでなう子がどうするか見てみたい気もする。的確に落とせるってことは、恋してない相手だからってのが大きいんだろうな。

ココアを反面教師にして美少女になったセツ子。
セツ子をギュッと抱きしめてやりたし(笑)
ジョシが高望みになるのも「努力への当然の代償」ってのは判らなくもない。
プチっと切れて、矛盾に悩まなくなるといい感じに力が抜けてホントにいいオナゴになってほしいなセツ子。

そして、一時の餌としてのイケメン。
男子こそ本当は乙女じゃないかと思う。
根拠のない自信に満ち満ち見え透いたジョシの罠にやすやすと嵌まるなんて!自分をカッコイイと思ってないと無理だと思うから。
こんなに狩られやすい男子、最近少なくなってきてる気がする。
でも演じてるイケメンさんは説得力あるイケメンなので他のところで他の役してるところも見てみたい。

トークショーも面白かった。
アイ・アム・アン・エイリアン

アイ・アム・アン・エイリアン

ユニークポイント

シアター711(東京都)

2012/03/13 (火) ~ 2012/03/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

好き
個人的には、大好き。大満足。
何をモチーフにしていようが、面白いと思えるものは、面白い。一つの作品として、一つの物語として、とっても好きです。
まるで、自分もそこにいるかのように、すっかりのめり込んでしまいました。
肯定できる意見、否定したくなるような意見、様々な「人間」が飛び交い、自分なら、どういった意見を述べるのか、思わず想像してしまい、時には、本当に声を出したくなってしまうほど、飲まれました。
脚本、演出、役者さん達、セットに音響に照明、全てにおいて、大好き、大満足です。
素敵な、有意義な時間を、ありがとうございました。

ジョシ☆テキ

ジョシ☆テキ

緊急女子会

シアターシャイン(東京都)

2012/03/15 (木) ~ 2012/03/17 (土)公演終了

満足度★★★

中の上の下
不思議と楽しかった。75分くらい。

上演中、遅れ客を座らせるため、別の客を移動させるのはよくないのでは。

ネタバレBOX

乙女心愛(濱野瞳)は地味でデブスな大学生。なう子(大日向祐美)は心愛と同居する、男に媚びる女。文学少女シラカバ(柳瀬晴日)は、心愛の旧友でやはりデブスだった、現アイドル。そんな3人を中心に据えた「女子」の話…。
「女子」をデフォルメした内容で、ありがちかもしれないけどどこかニヤニヤさせられる。じょっしーら4名の女子的な煽りとか。正直深いとこはわかってないけど、女子とはこういうもんだ、と言われたような気になった。

心愛のいじけた心が、岡田せんぱい(後藤文嘉)に惹かれるにつれ(じょしこらの煽りもありつつ、シラカバの存在もありつつ)、暖かくなっていく様とそれが壊れるところが、女性作家的だと思う。甘くないというか。
なう子は、美人的な描き方かななんて思ってたら、劇中でほどほどの美人という評価。性格も込の女性の評価とも思える。衣装がどこか野暮ったかったのはそのためかな。人の物をほしがる性分も女子的なのか。
シラカバの、劣等感を克服した向上心と、かわいくなっても幸せをつかめないもどかしさに好感をもった。自問自答の一人芝居とか声色の使い分けなど魅力的。

なにげにじょしりんぬら4人の存在も好き。
今回の舞台で男子の意見ってあんま表現されていないけど、やはり女子は女子の意見を重要視しているということか。男子の存在って女子的にはどうなのかしら。
『ひとり、たび』/『HAPPY JOURNEYS』【CAST紹介写真&アンケート公開しました!!】

『ひとり、たび』/『HAPPY JOURNEYS』【CAST紹介写真&アンケート公開しました!!】

トレモロ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2012/03/14 (水) ~ 2012/03/18 (日)公演終了

19時の回からセットで観ました
トレモロさん観るの初めてだったのですが、こういう独特なテイストがあるのですね。ワイルダーは知らなかったのですが、シェイクスピアをこんな風にモダン要素?も取り入れつつ演出できるのかと面白く感じました。この長丁場で飽きさせない、言葉のリズムで客を引き付ける、という力があると思いました。
個人的には衣裳が見ていて楽しかったです。

小田急線で会わせに行きます

小田急線で会わせに行きます

ジェットラグ

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2012/03/16 (金) ~ 2012/03/19 (月)公演終了

満足度★★★

二人の幸せ
笑えるような笑えないような舞台。面白い。80分くらい。

ネタバレBOX

姉と不仲なユイ(富田麻紗子)は、バンドやってる大地(吉田能)と東京で同棲。そんな中、姉のマナ(金沢涼恵)から母が死んだと連絡が入り、大地と一緒に小田急線で「渋沢」へ向かう…。
イライラするユイ、結婚の話をマナにしたい大地、マナの母の介護を手伝っていたという宮村(佐々木光弘)、処女であることのコンプレックスや寂しさを押し殺すマナ…4人の感情とか愛情とかがぶつかり合う良い舞台。

いい加減そうなユイらとちゃんとしてそうなマナらが後半で入れ替わるような構成。マナの失恋→一人がいいの時のユイの姉妹愛みたいな感情が面白い。ユイのツンツン具合とのギャップが魅力を引き立ててるし、「好きな人と一緒にいる幸せ」という箇所も輝いてみえる。てかマナの話は笑えるようで笑えない。
大地も宮本もいい味を出してた。宮本は嫌な男、大地は意外と実直で。大地のわがままなユイがかわいい、と言い切る感性は素晴らしい。

全体的に面白かったけど、オチの「大地みたいな男性がいい」はちょっとしっくりこなかったかな。
掏摸―スリ―

掏摸―スリ―

サイバー∴サイコロジック

OFF OFFシアター(東京都)

2012/03/14 (水) ~ 2012/03/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

文芸っぽい
原作や原作者の他の作品もまったく読んだことがないのでどんな世界かはわからないが、舞台自体とても文芸作品っぽい感じがした。

それでいて、演出のおかげなのか映像作品っぽさもありなかなか見ごたえがある120分でした。

お話の流れもよく、いろんな仕掛けもあり、笑いもあり、楽しいです。

敢えてマイナスポイント2つ。
タバコが苦手な私には、狭い劇場で喫煙シーンがあるとちょっとつらい。
松澤さんは味がありますが、他の役者さんとは違う異質感が強すぎるかも。

ネタバレBOX

荒川さんは別の作品で観た時は非常に”嫌な感じ”がしていたのだが、それは役柄だったのだと気付いた。今回、時間の流れなどがとてもよく伝わってきた。
すばらしいと思いました。

個別のパーツで好きなところがいくつか:

中学生のふたりが初々しくて、背筋がぞくぞくするぐらい。
(でも高校生ぐらいのほうがまだ、納得感がある・・・)

あと、ベットの中からの人の出入り。いいですね。面白い。
客席からも飛び出たり。
(最初なんで荷物が置いてままの席があるのに開演するのかわからなかった…)

首相・父親の雰囲気すきです。

悠理がおなかに手をあてていたり、飲み屋での制服のシーン
あとから考えるといい振りでした。”病気して休む”とかもなかなか。
そじんさんのお腹の手、結構気になったんですよねえ。

2人の悠理が手をつなぐところもほんとに重なっていく感じがして、
映画っぽかった。

正直、最後のラームラの行動については意味がわからなかったのだが、
わざと意味がわからなくしているのか、自分が気づいていないだけなのか
気になる・・・。
HOTEL CALL AT “杉並演劇大賞”受賞

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メガバックスコレクション

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2012/03/16 (金) ~ 2012/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★

良作
この劇団らしいストレートな感動作。設定や展開が良く、居心地がよかった。

あたりまえのできごと

あたりまえのできごと

パセリス

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/03/15 (木) ~ 2012/03/20 (火)公演終了

満足度★★★

エクソシスト
面白いのもあれば退屈なのもあり。約90分。アフターイベントの「もやもやパセリス」なかなか笑えた。

ネタバレBOX

「呪いの動画」…「ノロい動画」一発目としてはアリ。もう少し短めでも。
「オートメーション」…神様(通地優子)と天使(堀米忍)の話。オートメーション化された神様の仕事の存在意義とは…どうも惹かれなかった。
「感情移入」…TVドラマに介入する視聴者、というメタ的な構成。わかりやすくて笑える。身近なアイテムだし。ニシノラン(佐藤ユウ)の悪女な魅力が良い。衣装も素敵。オチ(そんなイイ男か?)も良い。
「プレゼンテーション」…宇宙人が日本人と友好関係を結べるか調査すべく、日本に留学し、その結果をプレゼンする。「人による」は最強、という結果が面白い。曖昧で明確な答えだ。
「あたりまえのできごと」…女子の生活と女子会の様子を、歌にのせて贈る。ダンスはもっとハジけても良かったかな。


若干理屈っぽいところがあるような。それも味かな。共感できればよいのだけど。ホラー映画の悪霊の目的は確かに不明だ。

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