掏摸―スリ― 公演情報 サイバー∴サイコロジック「掏摸―スリ―」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    文芸っぽい
    原作や原作者の他の作品もまったく読んだことがないのでどんな世界かはわからないが、舞台自体とても文芸作品っぽい感じがした。

    それでいて、演出のおかげなのか映像作品っぽさもありなかなか見ごたえがある120分でした。

    お話の流れもよく、いろんな仕掛けもあり、笑いもあり、楽しいです。

    敢えてマイナスポイント2つ。
    タバコが苦手な私には、狭い劇場で喫煙シーンがあるとちょっとつらい。
    松澤さんは味がありますが、他の役者さんとは違う異質感が強すぎるかも。

    ネタバレBOX

    荒川さんは別の作品で観た時は非常に”嫌な感じ”がしていたのだが、それは役柄だったのだと気付いた。今回、時間の流れなどがとてもよく伝わってきた。
    すばらしいと思いました。

    個別のパーツで好きなところがいくつか:

    中学生のふたりが初々しくて、背筋がぞくぞくするぐらい。
    (でも高校生ぐらいのほうがまだ、納得感がある・・・)

    あと、ベットの中からの人の出入り。いいですね。面白い。
    客席からも飛び出たり。
    (最初なんで荷物が置いてままの席があるのに開演するのかわからなかった…)

    首相・父親の雰囲気すきです。

    悠理がおなかに手をあてていたり、飲み屋での制服のシーン
    あとから考えるといい振りでした。”病気して休む”とかもなかなか。
    そじんさんのお腹の手、結構気になったんですよねえ。

    2人の悠理が手をつなぐところもほんとに重なっていく感じがして、
    映画っぽかった。

    正直、最後のラームラの行動については意味がわからなかったのだが、
    わざと意味がわからなくしているのか、自分が気づいていないだけなのか
    気になる・・・。

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    2012/03/17 00:03

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