満足度★★★
主人公はどっち側?
原作を読んでないからどこまで忠実かはわからないが、面白かったと感じる部分もあるが、主人公がどれだけ凄いのか、またどれだけ悪なのかが思ったほど伝わらず(むしろ善人に感じる)物足りなさを感じる部分もあり。
満足度★★★★
初サイバー
終始息を飲みっぱなしでのどがカラカラになるほど物語にのめり込んだ!
でも実は男は弱く、、、弱くは語弊があるか、
自分の信念というかルールというか、そういうものに縛られないと
生きられないが、女性はそうではなくたくましいという物語だったのかも。
李そじんさんの14才ははかなげで可愛らしく、黒沢佳奈さんの悪女の様は美しかった!
満足度★★★★★
遅れましたが感想です。今、原作読んでます!
初めてこちらの劇団を観させていただきました。
舞台中央のベットから突然役者が出てきたりと、後ろの壁が開く仕掛けなど
舞台装置がとても印象的でした。
また、役者陣も演技が上手く、主人公の少年時代と現在の演じわけが巧みですばらしかった。主人公の父親を演じられていた役者さんの迫力もすごかった。だが一番印象に残ってるのは、武子太郎さんが演じられていた木崎という役がとてもつもなく印象的でした。
最近観たなかでは一番面白い劇団だと思います。
ただ、個人的には最後の終わり方がもうちょっとスッキリした終わり方だとよかったと思いました。
満足度★★★★
従来作よりも重厚?
原作ものという先入観もあってか従来作よりも重厚な印象。
そんな中、主人公の父親に対するコンプレックスが前面に押し出されていて非常に共感を憶える。
で、ベッドから父親が登場するホラー映画風のシーンには大笑い。
満足度★★★
入り方がちょっと
導入部、余りにぺダンチックでダサい。これで純文学と言うのは、文学的認識が浅いのではないだろうか。それに、主人公は、ちっとも悪ではない。寧ろ、それに徹することができずに悩む所が、余りにもありきたりで、そのことが、観客の失意をかったのではないか。悪らしい悪は、一人居た。だが、それはフライアーで言われている父ではない。掏りの演技も未熟であった。にも拘わらず、主人公の顔が、中盤から終盤になってどんどん良くなっていった点、良い役者になる可能性はある。個々の俳優のこれからに期待する。
満足度★★★★
掏摸師の哀しみ
フライヤーから立ち上る“ピカレスクの香り”に強く惹かれた。
荒川ユリエル演じる掏摸師は、繊細なたたずまいで14歳から29歳まで自然に見せる。
とてもナイーブでミステリアスな表現が出来る人だ。
満足度★★★★★
引き込まれたまま2時間!
「いつものサイバーとは違う」らしいのですが初サイバーでした。
2時間以上もあったのにまったく集中が途切れないまま引き込まれっぱなしでした!
役者さんが特に素敵で、演出もあいまって…目が離せませんでした。
理不尽で絶対的な悪、非常に怖かったです。
満足度★★★★
見応えのある秀作
原作は読んだ事がないが、優れた小説を戯曲にしただけあって、二時間余りの時間、飽きさせる事なく、舞台に釘付けにされてしまった。力量のある役者が多く、この劇団のレベルの高さも良くわかった。最初は、所謂ピカレスクものと思って観に言ったのだが、悪としてしか生きられない主人公の葛藤や優しさ、苦しみなどを上手く表現しており、それでも生きていく者の生命力を感じた。
満足度★★★★★
文芸っぽい
原作や原作者の他の作品もまったく読んだことがないのでどんな世界かはわからないが、舞台自体とても文芸作品っぽい感じがした。
それでいて、演出のおかげなのか映像作品っぽさもありなかなか見ごたえがある120分でした。
お話の流れもよく、いろんな仕掛けもあり、笑いもあり、楽しいです。
敢えてマイナスポイント2つ。
タバコが苦手な私には、狭い劇場で喫煙シーンがあるとちょっとつらい。
松澤さんは味がありますが、他の役者さんとは違う異質感が強すぎるかも。
満足度★★★★★
原作を読んでいても
筋の決まっている原作ありとなると、とんでもない結末が待っているこの劇団の特長を打ち消してしまうのではないかと心配でしたが、そんな危惧など軽く吹き飛ぶ力作でした。原作となった小説の筋を単になぞるだけではなく、中村作品を知り尽くした人のみに可能なプラスαがたくさん含まれていたと思います。
満足度★★★★
みごたえあり!
午後9時5分、大事な場面のところで緊急地震速報が客席に鳴り響き、地震があったが、役者さんたちはまったく気づいていなかった様子。終演後すぐに都内の震度と鉄道の運転状況を客に伝えた対応は大変よかった。原作を読んでいないので、色々気になる点はあったが、終始緊張感のある非常におもしろい芝居。気になる点はネタバレにて。
満足度★★★★★
素晴らしい
ストーリーは文句なし。セットの使い方が絶妙。過不足のない役者の素晴らしい表現力。悪、邪、望んでいないのに転がり落ちて行く悲しさの中に、時折垣間見るおかしさの演出。サイバーサイコロジックを初めて観ましたがとても魅力的。観て損はない。強いて言うなら、上演作品としてもう少しだけコンパクトに構成できたなら言うことはない。