最新の観てきた!クチコミ一覧

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はんなり☆夏語り

はんなり☆夏語り

はんなりラヂオ

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2012/06/28 (木) ~ 2012/06/30 (土)公演終了

葬式クラス2012

葬式クラス2012

エビス駅前バープロデュース

エビス駅前バー(東京都)

2012/07/01 (日) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

傑作
28期ver.

面白い。80分あっというま。

ネタバレBOX

卒業後、毎年死人が出て、その都度葬式が開かれる。日野(萩山博史)の経営するバーには、各回のメインキャストが訪れ、人生の悲哀を嘆き楽しむ…。

2002年
市ヶ谷(岡見文克)は、人生低空飛行。踏んだり蹴ったりの中、恩人の会社の金を持ち出すクズっぷり。
2004年
神田(金崎敬江)は、学生時代地味グループに所属し、大人になって結婚を忌み嫌い、モテる西荻(篠原あさみ)を妬む。
2006年
当時付き合ってた男が死に、嘆く西荻。さらに、夫の浮気と浮気相手の妊娠(しかも西荻が欲しかった男児)と姑から暴言にと、打ちひしがれる西荻。
2008年
慕ってた男が死に悲しみにくれる日野(ゲイ)を尻目に、飄々とした大久保(伊藤信隆)。そんな大久保も、息子の喫煙トラブルをはじめ、家庭の問題から逃げるようにキャバクラ通いに走る。

市ヶ谷と西荻の新婚旅行当日。一人バーを訪れる市ヶ谷。追ってくる西荻。自分と関わると不幸になると放つ市ヶ谷だったが、大吉しか引いたことのない西荻の心に押され、再度結ばれる。結婚反対の神田も男性と同居し、大久保も引越し後、新たな人生を歩み出す。日野も、妹の結婚を機に親との確執も和らぐ。献杯の瞬間、市ヶ谷たちが乗るはずだった飛行機がメカトラ&着陸失敗の情報が入り、驚く面々。クラスにかけられた呪いは終わったんじゃないかと、明るい未来に盃をかわす。

30後半から40半ばの年齢だろうか。苦い想いがバーに醸す。けど、彼らの表情は悲観というより、乾燥しているようにみえる。
「毎年葬式」(他人の死)って設定に反射するように、生きるってことを静かに描いた作品。バーテン日野の乾いた人生観に癒される、バー公演に相応しい舞台だった。

苦くてニヤニヤできて、ちょっとあったかい。
「バーニングスキン」

「バーニングスキン」

劇団子供鉅人

Vacant(東京都)

2012/06/29 (金) ~ 2012/07/02 (月)公演終了

また東京でやってほしい。
親子であるという記号だけでまったく親子ではない芝居と、
膨大なポエムをただワメクという技法で垂れ流すオープニングに
これはしくじったかと思いましたが、
物語が進行するにつれ、そんな些細なことはどうでもよくなり
カオスな世界観に没頭できたのが楽しかったです。

とりわけジェニファーとカーボーイが支えていた感が強かったなぁ。

お前らは排泄物だ!とかSEX関連をポエムにするのは正直難しいなと感じました。

カーテンを使用した舞台装置はシャレオツ!!
最後はちとありきたりな感じが、もっとぶっ飛んでもよかったのにね。
次回も観に行きます!

ワンダフル・ワールド

ワンダフル・ワールド

劇団フライングステージ

駅前劇場(東京都)

2012/07/04 (水) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

満足度★★★★

上手い
 セクシャルマイノリティーと被災者の置かれた位置を重ねつつ、実際には父を登場させずに父的なものとの葛藤を描く所など実に上手い。また個々の役者の役作りがとても丁寧で好感を持った。
 演出面では、机と椅子が倒れているシーンと通常使う状態との差だけで、被災地の根こそぎ状態を象徴していて、さりげないが渋い演出である。科白の中にもさりげないが、実に深く被害の実態、心の傷の深さをあらわしているものがあって、感心した。
 ひとつだけ、自分の得ている情報とは異なる科白があった。内容的には、被災地での放射能の影響について、心配する人達の言っていることがデマだと決めつけていた。
 然しながらIAEA、WHO、ICRPの言っていることが嘘ですね。

みのり

みのり

劇団プロジェクト

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2012/06/29 (金) ~ 2012/07/10 (火)公演終了

不遇な感じがマッチ
坪田文らしいホン。
主演新垣ありきの芝居だから、このホンは、客席に目立ったコアな客層にはどうなのかとは思う。
シアターグリーンで6,500円は、さすがハロプロの価格設定。

朗読劇「ユンカース・カム・ヒア」

朗読劇「ユンカース・カム・ヒア」

NoH-Ra

ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)

2012/07/03 (火) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

満足度★★★★

家族愛を感じる暖かな舞台!
いやあ、なかなか良い朗読劇だった!
ベタだけど、家族愛を感じる作品だった。
仕事忙しかったけど、無理して観て良かった!
元TM NETWORKの木根尚登さんの生歌を舞台途中で聴けただけでも
十分価値があった。
上演時間90分。アフタートーク25分。

ネタバレBOX

ユンカース(人間と話せる犬)は不思議な能力をもっており、
主人公の瞳が望む3つの願いを叶えられると伝える。
彼女は自分のことではなく、周りの人たちのために願いを使う。
このくだりは、心が暖まり良かった!観客席からはすすり泣きが聞えた。

役者陣では瞳の母親親役の白羽ゆりさんが安定していて特に良かった!
脱兎のごとく

脱兎のごとく

踊れ場

ひつじ座(東京都)

2012/06/19 (火) ~ 2012/07/01 (日)公演終了

満足度★★★★

たいしたことはないようで
すごくおもしろい。

北野武作品のバイオレンスを、ちょっとコミカルにして、ちょっと優しさのスパイスをふりかけたような感じかなあ。

暴力シーンに意味が有るようで無い気もするし、意味無いようで意味が有る気もする。

深く考えずに、目の前の芝居を存分に楽しむってのもイイ。

だって全員ゲスなんだもの!笑

でも、ちょっとだけ、考えたくなっちゃう。

きっと、役者さんが良いんだろうなあ。

特に、野口オリジナルさん(ポップンマッシュルームチキン野郎所属)。

のりうつってるというか・・・憑依感というか・・・巧く表現できないんだけど。

とりあえず、目がイイね。あのヤバイ目が。

今からモウムリポ公演『熱海殺人事件』がすっごく楽しみ。

ただ、ジミー小西さんの使用法には、ひと言物申したい!

今回の芝居だけで言うなら、セリフ無いほうが良かったんじゃないかなあ。。

ぬいぐるみハンター『増殖おとこ』で、ただ歩いてるだけで「この人、ヤバイ!」って雰囲気を振りまき、足元で寝転がった瞬間、連れが「ヒャっ!」と声をあげたくらいのアブなさ。

おもしろいセリフを吐かせるだけじゃもったいないっす!笑


それはさておき、亀田梨紗さんってかわいいね。

あの衣装は反則だよ。もうイチコロさ(笑)

ネタバレBOX

未だ冒頭の行進シーンが頭から離れないなあ。

「オイッチニィサンシィ!オイッチニィサンシィ!」

最高。
髪をかきあげる

髪をかきあげる

Moratorium Pants(モラパン)

千本桜ホール(東京都)

2012/07/04 (水) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

満足度★★★★

いろいろな場面
場面がいくつかあり、人のこころの隙間が見えるお話だった。

喫茶店でのいくつかのお話は特に面白かった。
(全体を通して一番短かった気もするが。)

短大生と妻子持ちのサラリーマンは、なにか違う世界の人のようで楽しい。

おまけ:
劇場入って右奥が「パンツ」席かも。

ネタバレBOX

ぐるっと360度に観客席がある。
劇場入って左手奥の上段から見たが、正解だったかもしれない。

とはいえ角度によって少し見え方が違うのだろう。

ワンダフル・ワールド

ワンダフル・ワールド

劇団フライングステージ

駅前劇場(東京都)

2012/07/04 (水) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

満足度★★★★

昨年の3.11で
人との絆や思いやりの気持ちを強く意識したけれど、1年が過ぎてその気持ちを忘れかけていることを反省。 大切なものを失わないよう今を素直に生きたいものです。 ワンダフルワールド・・・。

『(諸事情により)よろず相談始めました。人間科学隙間研究所』~お陰さまで全日程終了致しました。次回作も御期待下さい。

『(諸事情により)よろず相談始めました。人間科学隙間研究所』~お陰さまで全日程終了致しました。次回作も御期待下さい。

劇団夢現舎

新高円寺アトラクターズ・スタヂオ(東京都)

2012/06/29 (金) ~ 2012/07/16 (月)公演終了

満足度★★★★★

まあ、いいか。の精神
教授は本来の研究職が立ち行かなくなり、隙間産業である「よろず相談」を始める。しかし相談にくる者は教授の過去を知ってる者ばかり。その重荷に耐えかねた教授が決断したものは・・。

すごく面白かった。人間の底に渦巻く心理を他人のせいにすることで安堵する他人本願な気持ちの描写がお見事!

ある日、ぼくらは夢の中で出会う

ある日、ぼくらは夢の中で出会う

ネルケプランニング

紀伊國屋ホール(東京都)

2012/07/04 (水) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

満足度★★★

ブリットは、マックイーンですよ
客席は若い女性で一杯だった。
若い4人の俳優がテンション高い演技をし、何をしても、若い女性たちは大笑いをする。

作品の知識がなかったのでそういう舞台かと思ったら、突然、物語はブラックになった。

恐らく多くの観客は、俳優目当てなのだろうけれど、俳優たちは、人気に溺れてはいないと思った。  演技も台詞もしっかりしていて、好感を持った。

冒頭、若い刑事役の俳優が、刑事が主役の映画の題名と主演俳優をいくつか上げた。
ところが、最初を間違えた。
「フレンチコネクションの主役をスティーブ・マックイーン、ブリットの主役をジーン・ハックマン」と言った。
逆である。  どちらも、我々世代では、代表的な刑事映画。
間違ってはいけない。  まあ、客席を埋める若い女性は気がつかなかっただろうけれど。

蛇口からアイスクリーム

蛇口からアイスクリーム

突劇金魚

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2012/07/02 (月) ~ 2012/07/04 (水)公演終了

満足度★★★★★

『絶対の村上ちゃん』と『夏の残骸』
今までの突金は何か薄いフィルムの向こうで遠い芝居、役者が透き通っていた感じがするのですが、今回目の前で血の通う色の濃い人間が芝居していた。蔵本さんを軸に据えて劇団を前面に出して取り組まれたからだと思います。突金で一番面白かった。今後がとても楽しみです。

AWAY FROM THE WORLD

AWAY FROM THE WORLD

IQ5000

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2012/06/28 (木) ~ 2012/07/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

心にぐっと来る
3作品観させていただきました!!
処理能力が追いつかなくなるような膨大な情報量があって、シーンが次々と変わり、心が次々と動かされる。
すごく引き込まれていきました。
役者さんのエネルギーを感じました。
それぞれでももちろん楽しめますが、3作品観たらもっと楽しめます。

記憶、或いは辺境

記憶、或いは辺境

風琴工房

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2012/06/27 (水) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしい!
感動もしましたが、わずかな史実から芝居を作り上げるとはこういうことなのかと思い知らされました。

ネタバレBOX

樺太落合の理髪店を舞台に選んだことが全てでした。

ラスト前で美都子から朴への求愛があり、そしてラスト。大泊に行く沈夫婦を見送る朴、そこに美都子は登場しません。

帰国のことを全く考えていない朴のそぶりから美都子は落合に残ったのではないか、あるいは津田理髪店の看板に愛着を抱いていることからやはりあのとき美都子はきょうだいと一緒に帰国したのか、どちらにも解釈できるように作られていたのが絶妙でした。

無鉄砲な美都子のことです、美都子は落合に残ったと思いました。

半島、チョッパリの関係は、もしかしたら今頃日本人がキャロラインなどと名乗っていたかもしれないと思わせる関係だったのですね、春子のちょっとした言葉から気付かされました。

乱視気味のせいもありますが、帰りにペーパー頂きましたが、字幕は見づらかったです。

ペーパーに大泊からキムチを送るという台詞がありました。美都子はキムチの作り方を教えてもらっているから、いれば自分で作ります。やはり美都子はあのとき帰国していたんですね。
リリオム

リリオム

こどもの城 青山円形劇場/ネルケプランニング

青山円形劇場(東京都)

2012/05/25 (金) ~ 2012/06/03 (日)公演終了

満足度★★★

話さなくても通じ合える。言葉にすると駄目になる。"あいまいさ"をあいまいなまま共有する関係。
青山円形劇場の大ファンです。
冒頭、真っ暗な舞台の中央に回る筒、その内側に照明があり、筒に「切りぬかれた回転木馬」の形が、円形劇場の客席側の壁にぐるりと投影されて、回っています。
(こんな説明で伝わってますでしょうか?)
非常にロマンチックな演出。
これだけでも円形劇場でやる意味がある。

「回転木馬」のバーのボーイ、リリオムは女中のユリと暮らし始める。
リリオムは、非常に粗暴で、ユリにも普段から暴力を振るうが、ユリは彼にも優しいところがあるといい、周囲の心配にも動じない。
しかし彼は、一向にまじめに働く様子もない。
やがて、二人の間に子供ができると、リリオムは悪友に誘われて、大金が手に入る計画に乗るのだが…。

リリオムは、口下手で要領も悪く、物事を上手く伝えられないために、そのもどかしさが「暴力」としてあらわれてしまう。
そのことを、ユリはよく理解している。

話さなくても通じ合える。
言葉にすると駄目になる。
あいまいさ"をあいまいなまま共有する関係。
二人の関係は、その二人にしかわからない絆があるのかもしれない。

物語は、中盤で、大きく転換し、何と天国で裁きを受ける場面に。
これは全く予想していなかった。

時は過ぎ、リリオムは、少し大きくなった自分の娘と話そうとするが、やはりうまくいかず、彼女の手をはたいてしまう。
しかし、娘は「痛くなかった、叩かれたのに温かかった」と、ユリに話すのでした。

自分の心を上手く伝えられない男の哀しさ、と言いたいところかもしれませんが、
私には、何か、DVの言い訳、DVの加害者に都合のいい解釈、夢の話に見えてしまい、どうも釈然としませんでした。
殴る蹴るは愛情表現で、その後は急に優しくなる、まさにこれまでさんざん聞いてきた夫婦間の暴力の話に…。

美波さんの存在感は、優しくてりりしい。さすがです。
娘役、初舞台の武田杏香ちゃんは、素直で、危うい、透き通ったようなそのままの存在感がよかった。

これは、100年前にハンガリーの作家が描いた話で、ミュージカルや映画「回転木馬」になったとのこと。
その話が、今の日本で上演されているという、なんと「奇跡」のような話だと思う。

Goodnight

Goodnight

劇団競泳水着

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/06/22 (金) ~ 2012/07/02 (月)公演終了

満足度★★★★

初めての劇団競泳水着
セットや出演者の方々から、上質、上品、お洒落な印象を受けました。
でもそれでいて、とっつきにくいわけでも分かりにくいわけでもなく、
普通の会話劇なのにとても面白かったと思います。
自分のような演劇初心者にもすっと入ってくる内容でした。

個人的には、すれ違った人達がまたつながるのではなく、
それぞれの進む道を尊重して別れるところがとても好きでした。
優しいお話で、見た後の余韻がとても心地良かったです。

ネタバレBOX

黒木さんがエプロン?を締め直すシーンが
彼女の真っ直ぐさを表すしているようでとても印象的でした。
言葉数が多いわけでもアクションが大きいわけでもないんだけど、
所作とか含めて凄く綺麗だなと思い、自然と目で追ってしまっていました。
素敵な女優さんに出会えたと思います。
のぞき見公演#3 「恥知られたら恥ずかしい」

のぞき見公演#3 「恥知られたら恥ずかしい」

ガレキの太鼓

都内某所【のぞき見型】(東京都)

2012/06/28 (木) ~ 2012/07/03 (火)公演終了

満足度★★★★

嫁と姑と息子編
ものすごいリアリティ。ストーリー性もなくグダグダな感じなのですが、そこがまさに他人をのぞき見ているようで、斬新です。他の演劇とは一線を画した個性的な公演でした。
特筆すべきは、役者さんの自然すぎるほど自然な演技。まるで観客が「いないもの」として彼らの生活空間に紛れこんだような気にさせられます。ちょっとした仕草や演出がいかにも日常的で、不自然さをまったく感じないというのがすごい。結局どこからどこまでが台本どおりなのか、いまだにわからないのでした。

ネタバレBOX

品川の、とあるマンションの一室で、小さな椅子に座っての観劇です。本当に一室の端に寄っているだけ。仕切りもなにもありません。目の前に役者さん。床を移動する小さな振動まで伝わってきます。
登場人物は、嫁さん(現代的感覚の持ち主で結婚後も仕事を持っている)、姑さん(昔気質の専業主婦で少々依存体質)、息子さん(おおらかだが機微が読めない)。姑さんの旦那は一年前に亡くなり、今は実家で一人暮らし。他の子供たちは遠方に家庭があるため、近くに住む次男=息子さんのマンションに入り浸っている。嫁姑関係は表面上は良好。しかし嫁さんは内心姑さんが家事に介入することを快く思っていないし、姑さんは息子夫婦に気を遣いつつ嫁さんの現代的感覚についていけない。息子さんは嫁姑のそんな違いをわかっていない。現状とほとんど変わらないだろうという感覚で、姑との同居を考えている。
こんな微妙なバランスにある三人の、微妙な空気の会話が見所です。なんとも気まずい空気が見事に表現されていて、会話の展開に緊張することもしばしば。特に嫁さんと姑さんの、互いに遠慮しながら無理に会話している感じが素晴らしくリアルで、こちらまで変な焦燥感を抱えていました。この三人の主張はまず一致することはないと思われるので、今後どのような(胃の痛くなるような)話し合いが持たれるのか、非常に気になるところです(笑)
唐突に始まり、また唐突に時間終了となり、まさに時間制限付きでちょっとのぞかせてもらう、といった趣向でした。55分の公演は他と比べるとコンパクトですが、椅子が簡易的なのと体勢を制限されるのとで、体力的にはちょっとつらかったです。
ミュージカル ドリームハイ

ミュージカル ドリームハイ

TBS

新国立劇場 中劇場(東京都)

2012/07/03 (火) ~ 2012/07/20 (金)公演終了

満足度★★★

散漫な印象
元になったドラマは見ていないので、やはり芝居として独立・完成したものを見たかった。ドラマを見ていることを前提にしてはいけないと思う。最後のショーケースに向けて、突っ走るような疾走感がほしい。特に休憩後の後半は場面転換ばかり多くダラダラしていた。休憩なしで2時間10分ぐらいにしてほしい。初日の昨日は終演が9時40分過ぎだった。女子生徒と先生(!)の歌がうまい。男子生徒はイマイチ。楽曲と演奏は素晴らしい。

朝がある

朝がある

ままごと

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2012/06/29 (金) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

満足度★★★★

科学的記述から立ち上がる叙情性
ある日の朝の描写から始まり、音や光を巧みに用いて空間的・時間的に様々なスケールの科学的事象を語り、一人芝居らしからぬ壮大さを感じさせる作品でした。

一般的な物語性でドラマが展開するのではなく、水を中心とした科学的なトピックと音楽と物語を巧みに絡め、様々な数字や科学用語の羅列から叙情性が立ち上がっていて、新鮮な感覚がありました。人の一生や宇宙規模の話に展開して行くのがいかにも柴さんらしかったです。
バラバラな系列が最終的にカチッと嵌ってカタルシスを感じるまでには至らないままにさらっと終わってしまった印象がありました。
モチーフとなった太宰治の『女生徒』が直接的に引用または言及されることはわずかでしたが、共通した若々しさやユーモラスな雰囲気が感じられました。太宰の他の作品をほのめかすシーンもあって楽しかったです。

中盤で現れた言葉と音高を関連させる音楽的アイデアが興味深かったのですが、一度観ただけでは終盤でどこまで反映されているのかが分かりませんでした。開演前・終演後のアナウンスも作品に取り込んだ構成が面白かったです。
作品全体としても、今までの作品の精密な作り込みに比べて良くも悪くもラフな感じがあったと思います。映像やセットの使い方が柴さんの旧作と異なる印象があり、新しい作風に移行しつつあるように感じました。

名詞と助詞を切り分けて発声し、次第に音楽的な流れに変化する独特な台詞回しとダンスをこなしながら70分間を一人で演じ切った大石将弘さんは素朴な雰囲気が素敵でしたが、歌唱力がちょっと残念なレベルで勿体なかったです。

病気(再発)

病気(再発)

二番目の庭

アートスペース2F(北九州市小倉北区清水3-8-21-2F)(福岡県)

2012/06/22 (金) ~ 2012/07/01 (日)公演終了

満足度★★★★

インビジブル
人が生活していたにおいが色濃く残る古いアパートの一室。
でも主のいない部屋。

高過ぎる位置に吊るされた鳥かご。
水だけが満たされた水槽。
テレビの前の虫かご。
ここにもいるはずの主はいない。

15人で満員の6畳間から観る居間とその向こうにある台所。
前半はある意味、日常の世界、後半は非日常の狂気が加速する。
ねっとりと絡みつくような濃密な空気、水中にいるような息苦しさを覚えた。

観劇後の後味はけっしてよろしいものではない。
あの空間、時間が病気で狂気なら、実際この世はそうとう病んでいるんだろうね。
駅に向かう途中、電車に乗ったら何かに巻き込まれそうな不安を覚えながら歩きました。
2008年の「病気」を観られなかったのは残念。




ネタバレBOX

開演前、終演後に役者さんが姿を表さないのが○。
感想さえ求めないのは清々しい。

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