最新の観てきた!クチコミ一覧

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絵ニナル人

絵ニナル人

ロックンロール・クラシック

ギャラリーLE DECO(東京都)

2012/07/04 (水) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

満足度★★★

普通に面白かったのですが
ある意味,日常の暮らしの中で起こってもおかしくはない人の出会いと感情の表れで,普通に面白く観劇できましたが,かといって,特別に印象に残り感動を受けるような,また,興奮を得るようなものでもない。役者さんも演技は安心して観てはいられるものの,特別惹かれるものも少ない。初見の劇団であったので,今回の芝居がそういうものであったのか判断はつきかねるが,いい意味でも悪い意味でも普通の演劇であった。

ウイルス

ウイルス

大駱駝艦

世田谷パブリックシアター(東京都)

2012/07/05 (木) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

満足度★★★

エンターテインメント性のある舞踏
老舗舞踏カンパニーの創立40周年記念公演で、精神論的な方向に行き過ぎず、エンターテインメント性を大事にしていて、所々にユーモラスな雰囲気もあり、エログロ的表現もソフトな印象で、単純に楽しめました。

冒頭からかなり長い時間を床にうずくまっている男性3人や、ワンシーンの間を宙に吊されたフレームに座り続ける女性達等、静止したままで舞台美術の一部として存在する身体が美しかったです。
喜び、悲しみ、驚きといった様々な感情を想起させる、いびつで優雅な女性群舞が素晴らしかったです。麿赤兒さんのソロは凄味と滑稽さが両立していて、強い存在感がありました。全員が一列あるいは一固まりになって客席側にジリジリと歩み寄るシーンが印象的でした。

土井啓輔さんとテクノ・ミュージックの大御所、ジェフ・ミルズさんによる音楽がとても格好良く、正直舞踏だけでは少々間延びしているシーンを引き締めていました。
女性舞踏手達が着ていた青いドレスは美しかったのですが、男性が着ていたカビをイメージさせる赤や緑の小さな玉が付いた衣装は安っぽくて、残念に感じました。

マックス・ヤスガーさんの憂鬱

マックス・ヤスガーさんの憂鬱

ナントカ世代

アトリエ劇研(京都府)

2012/07/06 (金) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

初日割引で拝見。
原作なし、ってことだったけど、いつものナントカ世代でした。(笑)
やり方とかは変えてきてたけど、相変わらずお腹の内側をもぞもぞくすぐられるような、少しずつ澱がたまるように組み立てられていくお芝居です。では、少しも隙がないかといえば、ずっと隙だらけのような時間。
まるでベケットか別役か、でも不条理劇と言うにはすごく軽い、昔のMONOみたいな瞬間もある。この劇団でしか味わえない、特殊な感覚です。

ネタバレBOX

1本のバス停と看板(広告物?)だけが立つシンプルで重々しい舞台。ウッドストック行きのバスを待つ人たちの話。結局、バスは来るのか来ないのか最後まで分からないし、バスが来る前に段々人がいなくなる。最後に女がどんでん返しでホラーになって終わり。ヤスガーさんの正体は、序盤でバレバレだけど、最後に明らかになります。
ミュージカル「ひめゆり」

ミュージカル「ひめゆり」

ミュージカル座

THEATRE1010(東京都)

2012/07/05 (木) ~ 2012/07/10 (火)公演終了

満足度★★★★

ミュージカルの出来は良好
沖縄に旅行して見聞した事実からは幾分悲惨さは薄められているにしても,ミュージカルの出来はとても良く,しっかりと堪能できました。キャストはみな実力があり,不安要素と思われた神田さやかも邪魔になることなく,歌と芝居の世界を構築していました。夏になるとというか,過去にこのような事実があり,いまの幸せをな生活を維持する義務があると再認識した時間でした。

葬式クラス2012

葬式クラス2012

エビス駅前バープロデュース

エビス駅前バー(東京都)

2012/07/01 (日) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

台本と役者たちの纏う齢の絶妙なマッチング
28期を拝見。
初演の良さを引き継ぎつつ、
ベテランの域に入りつつある
まさに脂の乗った役者のお芝居を
ガッツリ楽しみました。

ネタバレBOX

初演も観ていて、
その時の骨組みも十分に記憶していて。
でも、その中に、今回の出演者のテイストが
しなやかに織り込まれていて、
その記憶に作品が内包するさらなる奥行きを感じる。

役者たちのキャリアが
そのまま舞台の設定や織り上がる色を
しなやかに映えさせていきます。
脚本の力というか設定が、
其々の秀逸な演技力での
キャラクターたちのさりげないデフォルメに映え
さらなるもう一歩の味わいを導き出していく。

シーンごとにひとりずつの背負うものが解け
温度が生まれて、
さらにその温度の重なりが観る側に残りつつ、
他の物語が重ねられて・・・。
呪われたように繰り返される
葬式ごとに舞台に垣間見えるものから
個々の過ごした時間や想いにとどまらない
同じ時間の流れに幾度も重なった
同級生たちならではの愛憎や連帯感が生まれ
観る側をも巻き込んでいく。

いい年した大人たちの容貌に、
彼らの学生時代の雰囲気や
クラスの男子・女子みたいな空気の肌触りが
絶妙に醸し出されて・・・。
また、バーのタイトな空間が
その肌触りを霧散させることなく、
しっかりと観る側を浸し込む。
そして、そのベースをもった視座だからこそ
浮かび上がるキャラクターの色合いや
俯瞰しうる彼らの齢の肌触りがあって。

彼らが作り上げた時間の
ちょっとビターで、どこか懐かしく、
そこにまた帰ってきたいような居心地をもった舞台の余韻が
終演後もしばらく抜けませんでした。
Doll Castle ~人形の城~【当日券あります】

Doll Castle ~人形の城~【当日券あります】

Souse

高田馬場ラビネスト(東京都)

2012/07/06 (金) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

満足度★★★

レビュー
 芝居というよりレビューに近い感触であった。踊りは上手い。然し、演劇というにはちょっと内実に乏しい。演技にしても、役者の演技の範疇に入れられるメンバーはごく少ない。チェーホフ以降、内面性をも描くようになった劇という表現行為で、人生を生きていて出会う様々な問題を自分に引き受け、背負うような姿勢が無ければ到底滲み出すような表現はできないことを肝に銘ずるべきである。今後の奮闘を期待する。

ウィンドミル・ベイビー

ウィンドミル・ベイビー

演劇企画集団・楽天団

北とぴあ ペガサスホール(東京都)

2012/07/04 (水) ~ 2012/07/06 (金)公演終了

満足度★★★★★

大方 斐紗子
 大方さんのファーストネームを書き違えました。大変失礼いたしました。正しくは、今回の表記です。お詫びし訂正します。

ウィンドミル・ベイビー

ウィンドミル・ベイビー

演劇企画集団・楽天団

北とぴあ ペガサスホール(東京都)

2012/07/04 (水) ~ 2012/07/06 (金)公演終了

満足度★★★★★

大方 斐沙子
  名演である。差別とはどういうものか。丹念に描かれたシナリオの良さに改めて気付かされると共に、大方さんの演技力の素晴らしさに心を打たれた。因みにこのシナリオの作者、デービッド・ミルロイは演出家、ミュージッシャンとしても知られる才人で、アボリジニの作家としては初めて、オーストラリアで最も権威のあるパトリック・ホワイトの名を冠した賞を受賞している。2003年のことだ。因みにP.ホワイトは、20世紀の英語圏で最も才能豊かと言われた作家で、ノーベル文学賞を受賞した。
 今回、上演されたウィンドミル・ベイビーは、白人至上主義などという馬鹿げた差別をし続けた英国からの移住者に1788年以来、獲物として銃で狩られ、惨殺され、辱められ、土地を奪われ、差別され続けてきたオーストラリア先住民であるアボリジニの老婦、メイメイが、かつて自分が働いていた農場へ50年ぶりに帰還し、遣り残した仕事を終える話である。無論、登場人物はたくさん居るのだが、12名の人物を大方さんはたった1人で演じ分ける。その芸の質の高さ、滲みでる人間味の豊かさ、愛嬌や品、素朴やしなやかさ、白人農場主の冷酷性やその夫人のたおやかさ、アボリジニの純朴と知恵などを見事に演じ切る。無論、差別され、虫けらのように殺される立場でもあるので生きる為の知恵も巧みに表現されている。ミルロイ自身がアボリジニであるから、実体験も多く含まれよう。まして演出は、このような問題に関わり続けてきた和田氏である。肌理の細かい演出は流石である。
 一方、白人と雖も、時代の流れには逆らえない。2008年2月13日には、オーストラリア首相として、ケビン・ラッドが初めて先住民に対する公式謝罪をしている。とは言え、未だ、差別は息づいており、オーストラリア先住民の置かれている情況は、酷いものである。平均年齢の差が、白人より20年も短いことも見ておくべきだろう。
 舞台に登場した人が、実は、もう1人いる。生演奏で舞台を引き立て、劇中のシチュエイションに合わせたコラボでも笑いを誘うなど、舞台に膨らみを持たせてくれたボードビリアン、バロン氏。
 この後、福島でも7月12日の公演がある。今回、見逃した方、遠方で見に行けなかった方も是非、観劇して頂きたい。

ミュージカル「ひめゆり」

ミュージカル「ひめゆり」

ミュージカル座

THEATRE1010(東京都)

2012/07/05 (木) ~ 2012/07/10 (火)公演終了

満足度★★★★★

復帰40年
 きびきびした動きに、かなりリアルな作りの戦場風景が、いやでも戦地の緊迫感を伝える。飛来する敵機、機銃掃射、沖縄戦では島民の4人に1人が亡くなったと言われ、艦砲射撃によって島の形が変わったといわれている。このような激しい戦闘の場へ狩り出された少女たちの無垢で美しい歌声は、悲惨と切なさを倍加する。個々の出演者のキャラを立てる場面、集団で演ずる場面の連携も非常にバランス良く構成され、過酷な状況の中で理不尽に命を奪われる友や兵士たちの苦悩や嘆きをしっかり捉えながら、それでも生きようとする姿を対比させ、命の儚さと同時に尊さ、強さも描いて見せた脚本、演出も見事だ。今まで、自分が日本国内で見たミュージカルでは最も出来の良い作品である。(ブロードウェイからやってきたアメリカ人のミュージカルも見たことがあるが、完全に日本を舐めた上演であり評価外であった。その時の演目はガーシュウィンの「マザーレスチャイルド」だ。NYのブロードウェイで見た「ミス・サイゴン」は良く練れた作品であったし、金も掛けていたが、ベトナム戦争をアメリカに都合よく描き、単なる恋愛物に仕立てていた図々しさには呆れた)
 本題に戻ろう。優れた作品を力のあるメンバーで上演したことには、施政権返還40年の節目ということもあろうが、自分は、ヤマトンチュウの卑劣を考えずには居られなかった。現在も国土面積の0.6%に約75%の基地が集中し、レイプ、殺人、暴行、ひき逃げなど米軍人・親族による犯罪は絶えない。因みにレイプは親告罪なので、数字に表れている数十倍の被害者がいるはずである。そこに、アメリカ国内でさえ、”空飛ぶ恥”と言われるオスプレイを配備しようと躍起になる日本政府とは何か? 国民の生きる権利を蔑にする姿勢は、原発問題や水俣、薬害などに対する反応同様、戦争中、沖縄島民にスパイ容疑を掛けて殺したファシストと一切変わらない。我々は、このような政府を成立させている我々自身の恥を知らねばなるまい。
 このようなことを改めて考えさせてくれたこの作品に改めて感謝したい。

ウイルス

ウイルス

大駱駝艦

世田谷パブリックシアター(東京都)

2012/07/05 (木) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

震えた!!
壮大な宇宙の中のちっちゃな世界…。すごいよなぁ。舞台セットも音楽も照明も衣装ももちろん振付もすごいよなぁ。感激!!特に今回は女性の鋳態に魅力を感じました。麿さんの鋳態にも注目です!!

みのり

みのり

劇団プロジェクト

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2012/06/29 (金) ~ 2012/07/10 (火)公演終了

満足度★★★★

なんかエロい。
坪井文さんの「ハロプロ仕様」って感じの芝居。まあ、トロけるというか…ノケぞっちゃう台詞のオンパレード。
ま、『梅ちゃん先生』の坂田先生には負けるけどな!笑

元モーニング娘の新垣里沙さんが、24歳のニートを好演。まじカワイイ。

所々「下手だな」って感じる部分はあるんだけど…ボクの中での伝説の舞台『高橋さん家と新垣さん家』からずいぶんと精進したんだろうな、と。

ま、あの舞台のどーしようもなさは、アンドリウ氏のミスとも言えるんだろうけど(でも、記憶に残っちゃってるということは、アンドリウ氏の策略に、はまっちまったともいえる 笑)。

それにしても、アイドル舞台ってのは雰囲気がイイね。
客席に、同僚(?)のアイドルがいて華やかだし…開演前の暗転で拍手が湧くし…。
この開演前の拍手って、食事前の「手を合わせて、いただきます」のように、したほうが良いんじゃないかな、って思うんだけどなあ。したことないけど(笑)

観劇数が多すぎるのかな…「2か月ぶりの観劇」の時の、ワクワク感、感動の深さはスゴいものがあるもの。

あとはネタバレで。

ネタバレBOX

坪田さんぽくていいな、と感じたのはラブシーン。

と言っても、キスやセックスが舞台上で繰り広げられるわけじゃなくて…それを想像させるセリフ、仕草がたまらなく良いんだよなあ。ボクは、他人のキスやセックスを見たくないので、こういう演出は大好き!

嗚咽する母親を支えながら部屋に向かう若き恋人(しかも、娘の目の前でだぞ!)…エロティ~ック!!!

若き恋人から強烈な説教をされ、母親(元妻)&娘(新垣さんが演じてる)の家を後にする父親(元夫)&パートナー(母親の元同僚なのだ)の背中…言葉にならね~!!!
でも、その背中に男と女の情愛を濃厚に感じるんだよなあ。寄り添って生きていくしかない二人を応援しようとは思わないけど、酒酌み交わしながら、話聞きたいね(笑)

あっそうそう。若き恋人が調香師って…なんかズルい(笑)

最後に。

「親子丼完成しちゃったよ…。」と心中でつぶやいておりました…。

猛省いたします。
リンダリンダ

リンダリンダ

サードステージ

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2012/06/20 (水) ~ 2012/07/22 (日)公演終了

満足度★★★

悪かないけど。
とんでもねーバカがそろっちゃってんだよなあ…主催がTBSかと思っちゃったよ。

「頑張れよ!」「おい、それは違うぞ!」っていう気にならないんだよ…「バカにつける薬は無い」ってさじ投げちまった(笑)

良いバカもいるんだけどね。松岡充くんを目の敵にするジャージ3人衆。こやつらはイイ!笑

馬鹿の暴走を止めようとするのは、バンドリーダーの彼女(高橋由美子さん)だけ。

それにしても、高橋さんは手堅い女優になったなあ。昔、グッピーって呼ばれててさあ…ポワ~ンとしてて…頭からシャボン玉が噴き出てるような感じだったけど、イイ女になったよなあ。。。

松岡充くんは、やっぱイイ!!!
『キサラギ』での「アイドルおたく公務員」ぷりに感服したけど…イイなあ。。。

ま、その松岡くんも「お、お前までバカだったのか!」だから参っちゃうんだけどな!笑

脚本のぬるさを、場内に張り巡らされたライブハウスを髣髴とさせるポスター&チラシとブルーハーツの楽曲が、とことんカバーしていくって感じ。

ま、半端じゃなく思い入れのある『ラブレター』をグッピーが歌い始めた時は、のけぞったけどな! 良かったけどさ(笑)

『リンダリンダ』はアンコールで。

そりゃないぜ!

それにしても、やっぱロッカーが童謡って・・・勘弁してくれー。

ベタっていうか昭和だけど、ロッカーにはギャンブルやってもらわんと。

バイト程度の稼ぎのくせに、イカゲソフライかじりながら、川崎競輪場あたりでくすぶっててほしいよ(笑)

血みどろ君

血みどろ君

踊れ場

ひつじ座(東京都)

2012/06/19 (火) ~ 2012/07/01 (日)公演終了

満足度★★★★

後半は、話芸で魅せる。
3作品の中では、一番コミカル。
コミカルに見せて実は深い・・・ということは、多分ない(笑)

「後半ネタばらし」系の芝居なんだけど、前半のドラマ部分(?)の気狂い模様が凄く良くって・・・それだけで1本の舞台として十分な濃度をもっていて、しっかりと創られてる感じ(つまりはキュートでポップでゲスでバカを、とことん突き詰めてるってこと 笑)。

となると、後半のネタばらし部分は、ダレるというか、「後半無くても良かったんじゃね?」ってことになりがちなんだけど…藤吉みわさんの芸で、バッチリまとめあげてるんだよなあ。

藤吉さんのあの「話芸」は、どこかの舞台でも披露してた気もするんだけど…どの舞台でのものだったか思い出せない。リジッター企画だったような気がするんだけど。
ものすごくおもしろいし、「やっぱ藤吉さん好きだなー」って思うんだけどさ…ちょっと安い感じもする。器用な奴なら、あのレベルの「話芸」はできるのかな、って。少なくとも、10数年前に都立大の自転車サークルに所属していたY君はできた(笑)
高いポテンシャルと熱意をもってる女優さんなので、主宰作品では、意識的にプロの技を見せてほしい気もする(今のままの藤吉さんでも良いんだけどね…そもそも主宰作品に出演なさるかわからないんだけどね 笑)。

それにしても、布教隊助手は、一体なにを撒いてたんだ?笑

Goodnight

Goodnight

劇団競泳水着

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/06/22 (金) ~ 2012/07/02 (月)公演終了

満足度★★★★★

劇空間としての「居心地」の良さ
とにかく劇空間の「居心地」の良いことと言ったら! 客席にいて舞台上で起こることを観ているだけでシアワセな気分になれる、的な。
なので敢えてどこがどう良かったとか理屈での分析はせず、その旨のみにとどめる。
抽象的な表現になるが、「口当たりが非常に良い酒」のようかも?
何の抵抗もなく、すいすい受け入れることができて、いつの間にかすっかり酔っている、的な?
しかもそれでいて悪酔いはしない、みたいな。(笑)

永遠に少年

永遠に少年

劇団HallBrothers

ぽんプラザホール(福岡県)

2012/07/06 (金) ~ 2012/07/10 (火)公演終了

満足度★★★★

初日
久々のホールはすごく心地よかった。
若い役者さんがもうちょっとなのはほほえましくて・
これ、いいよ。どんな人にも巣食っている感情をえぐりだしている
作品だと思う。

ネタバレBOX

徹底的にいやな奴もいたのに最後はちょっと盛り返すのが
ホールの優しさ?かな
高き彼物

高き彼物

(公財)可児市文化芸術振興財団

吉祥寺シアター(東京都)

2012/07/04 (水) ~ 2012/07/10 (火)公演終了

満足度

みた
トンデモ芝居。こんなのみちゃだめ。

ネタバレBOX

この作品に感じた不満または違和感というのはいくつかあって、ひとつは役者の魅力。石丸謙二郎演じる先生が舞台に顔を出すまで、開演から20分くらい。その間、彼を取り巻く人々がやたら彼を褒める。見ている私としては、その人物に対するハードルを上げてしまう。けれども石丸謙二郎という役者の存在感や台詞の中身が、そのハードルを超えてはくれなかった。説得力に欠けていた。

物語の方では、シノケンの死というのが序盤の鍵となるわけけれども、誰も秀一を無免許の件で責めない。責めることをすっ飛ばして、いきなり弁護や同情に入っていく。先生に至っては、実際に会ったこともないシノケンの言葉を借りて激励までしていたはず。ここまでくると、作家の眼差しは温かいというより独り善がりに見えた。
先生の抱えた秘密も唐突で、何より×××である意味はあったんだろうか。もし女生徒だったら…という台詞もあったものの、取って付けたような気がし、むしろ女生徒であった方が、高き彼物というあの言葉が、しっくり来たのではないかと思った。
終盤、先生の苦悩は取り越し苦労と判明する。過ちと思っていたことは、過ちではなかったと告げられる。でも人間なのだから苦しみ続けてもいいじゃないか、と私は思った。過ちは犯さないに越したことはないけれど、しでかしてしまうこともまた人間の姿ではないかと肯定して欲しかった。ああした形の解決は、問題を投げてしまっている気がした。
見ながら、漱石の「こころ」を思い出したけれども、あの物語はその点を肯定していたように思う。
短編劇集 vol.2 夏カフェ『夏いろいろ』

短編劇集 vol.2 夏カフェ『夏いろいろ』

劇団桃唄309

RAFT(東京都)

2012/07/05 (木) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

満足度★★★★

濃厚な2芝居
友人の紹介で観た。

カフェ公演と聞いていたが、
入ったとたん、まずは模擬店ぽいカフェスペース
まわりにたくさんの店員が
どうやら店員はみなさん役者さんのようでした。

お茶とビールケーキを購入。

味はちゃんとしたカフェなみだった。
美味しかった。

2本の作品は、どちらも男女の2人芝居。
(桃唄309の方はちょい役で他にも出るが)

ネタバレBOX

1本目 みきかせworks
烏色の夜を行け
学生時代に、一人の男を介して付き合いのあった男女が、
男の死をきっかけに再会する。

前半は重い感じで寝るかと思ったが、
中盤からカラスの行動をきっかけに男女の関係が変化する。
最後の二人で叫ぶシーンは、笑いと共に涙が滲んだ。
あまりない設定と役者の集中力が凄い。

2本目 桃唄306
ずっと待ってる

夏のオープンテラスで、思い出話をする男女。
他の人には、カップルには見えないと言うところがみそ

最初は女が死んでいると思った
男のテンションの高さが悲しみの大きさを表しているのかと
思ったので。

でも死んでいたのは男。
女は母親も巻き添えで死んでいて、ひとりぼっちで待っている。
爽やかさと相手を思いやり続ける男女の言葉が涙を誘う。

短編集としては、とてもいい組み合わせ。
長さも良かった。

他のプログラムも観てみたい。
朝がある

朝がある

ままごと

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2012/06/29 (金) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

満足度★★★

はじめてのままごとは・・・
以前、喫茶店か料理屋なにかの会で会った男性が
「ままごと」の「わが星」を勧めてくれた。
私はそのときまでままごとのことを知らず、
携帯に2語だけメモして後日調べてみた。
公演のチケットは売り切れでもう手に入らなかった。

この劇団が随分人気なのではないかと気づいた。
しかし、だからと言って、良いものだという予感はなし。

特殊なスタイルの芝居をして、
普段商業演劇を観ない人、そもそも演劇を観ない人
に人気があるファッションに近いものなのだろうと想像した。

そしてこの「朝がある」の公演に突然行ってみた次第。
これまで思っていたようなものではなく、
存外に感ずるところのある作品だった。

以下、ネタバレ。

ネタバレBOX

まあぶっちゃけ、
絶対面白くない、至らないものだろうと思ってたんですよ。

でも、そうでもありませんでした。
楽しく観ることが出来ました。

はじめてだということで、随分集中して観てしまいました。
広い舞台の中に、人間が一人、その言葉は私の脳に
「想像!」するようしむけてきます。
一言一句聞き逃せません。
だって、細かく状況が説明され、それらは一続きでつながっていて、
一言でも聞き逃すと重要なヒントを欠いてしまう恐れがあるんですもの。
すっっっっげーーーーー集中力が必要で、
いやがおうにも脳みそを使わされました。

朗読みたいなものかもしれません。
そういう意味で、演劇的というより文学的だったのか?
朗読みたいなんだけど、聴衆は自分の内部に落ちていって想像は出来ず、前を向いて舞台を観なくてはならないんです。

そんなこんなもあって、
脳みそフル回転で聞き続けることは難しかったです。
集中力が続かない、というより、
つまらなくなって、飽きてしまうんです。
不思議なことに、何度も同じようなテキストを語るにもかかわらず、
そのテキストは特に魅力的なものじゃないんです。
苦行。

でも、私の場合、
役者に引っ張られて、観劇を降りないでいられました。
役者が一人。
彼が、一人で、よどみなく語り、動く、ことが魅力的なんです。
しかも、し損じないで!

また、演出が丁寧なことも影響しました。
照明や投影映像、舞台装置の妙など、丁寧な仕事です。
モノがないのは稚拙なのではなく、十分にコーディネイトされた状態。

そうして事の次第を見届けよう、という気に。
これで至らない稚拙なものだったら、本当に帰っちゃいますね。

芝居、というより、バレエとかダンスとかエクササイズに近いものを感じました。
英会話教室では、似たようなダイアローグを本を見ずに
何度も繰り返して語りますが、そんな感じもある。
これが新しいものかは分かりません。誂え方が目新しいとは思いますけど。

もし新しいのだとしたら、彼らの狙いが新しいということなのでしょう。
では、彼らの狙いはなんでしょうか?

私がこの公演を面白いと思えたのは、本城直季の写真のようなイメージを
プロセスの指定を受けて頭の中に想像したからです。
洗脳とか催眠に通ずる方法なんじゃないかな。
強制的な頭の体操。
そんな舞台はなかなかないですね。

大抵、舞台はエンターテイメントで、
面白がらせるとか感動させるための基本的な構造があって
それに乗っ取っていることが多いです。

苦行ギリギリの、頭の体操みたいな体験をできる、舞台鑑賞。
これがちょっと楽しかった。
また、私のために一生懸命パフォーマンスし続けてくれる役者
を観るのも楽しいです。
ももいろクローバーのライブが面白いのもこれと同じです。

この舞台で何を見せたかったか、ということを考えると
ちょっと難しいですね。
何かありそうだけど、それは3回くらい観ないと分からないんじゃないかしらん。

あと、公演時間中、何度も飽きが来たけど、
でも、また観たいと思います。
繰り返しまくるくせに、トランス状態になりません。
なんのために繰り返してるのか・・・
もしかしたら、観客も基本のテキストを暗記して、
肩の力を抜いて聴けたときに
やっとトランスの入り口が開くのかもしれません。
そのためには、3回くらい劇場に足を運ばねばならないでしょう。

こんなマニアックな舞台がなぜ人気なのか不思議です。
もしかしたら、
人はもう、魅せられたり、感動したりするのに疲れているのかな?
やたら力の入った芝居は現実的には不自然です。
肩の力をぬいて観られる、見世物を求める人が増えているのかもしれません。
サモン

サモン

ブルーノプロデュース

サブテレニアン(東京都)

2012/06/20 (水) ~ 2012/06/25 (月)公演終了

満足度★★★★

演劇版「4分33秒」
いわば演劇版「4分33秒」、観客のイマジネーションを喚起するために演者によるモノローグや動作がある、みたいな?
そういえば前回は「言葉による交響詩」のような印象を受けたし、ここの作品って極めて音楽的なのではあるまいか?

Heavenly Bento

Heavenly Bento

ジェイ.クリップ

青山円形劇場(東京都)

2012/07/04 (水) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

芸術品
映像と光と、役者がいい感じにシンクロして世界を創り上げていました。
こういうノンフィクションの作品は、なんとなくつまらなく、味気ない事実の羅列になりがちですが。そんなことは一切ない芝居でした。
全編英語上演ということでしたが、字幕もついていて普通についていけました。
また、日本にはないジョークの感覚もキレキレで、ちょいちょい笑えてよかったです。

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