最新の観てきた!クチコミ一覧

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㐂(よろこび)

㐂(よろこび)

ろりえ

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/05/30 (水) ~ 2012/06/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

繊細
昨年末、奥山氏の春風舎でのワークショップの風景をみていたせいか、
今までより物語の奥まで視えてきたように思います。

それを踏まえて他の方の評価をみてみると、
自分の考えよりは評価が若干低いようにも感じられたりもして、
違和感があったりしました(苦笑

今回の作品、今までの作品よりはだいぶ作者の繊細さが前面に出ている気がします。

・・ただ、その繊細さは以前から感じられていたことで
あくまで同じ世界の別の面を見せてあげたにすぎないのです。

というのも、これだけ登場人物一人一人のキャラをしっかり組み立てながら
メリハリをつけて完璧な笑いに仕上げるのは、繊細でないと無理だからです。

・・たとえば自分が前日に観た青☆組ですとか、箱庭なんかと比べてみれば
良く分かるのですが、
奥山氏の舞台では、登場人物のひとりひとりがとても生き生きと(目のキラキラしっぷりが半端ない(笑)文字通り跳ね回っています。

物語や世界観として捉えるなら、
ひとつの流れとして目に見えるかたちは、
青☆組や箱庭のほうがずっと美しく見えたりもするのですが
(そこが評価の分かれ目になったりもするのかな・・?
登場人物のその躍動感は、現在他のどの劇団をも圧倒的に凌駕しているようにも思うのです。

以前はその原因が、ひょっとしたらただ単に奥山氏の周りに
非常に魅力的な役者陣が常に自然と集まっているだけなのかと
勘ぐったりしたこともあるのです(相当初期のころからその傾向が続いていたので(笑
しかし、ワークショップをみてみて、
勿論それも大いにあるのですが、
奥山氏が登場人物一人ひとりのキャラクターを、
役者たちといっしょに作り上げることに恐ろしく長けていることが大きいのだな、と気付きました。

それは、何か特殊な演出法というよりか、
多分演出家自身の、天性の人を見る目によるとでも言えばいいんでしょうか。

今回の舞台を観ていれば良く分かるのですが、
登場人物すべてが、
「凄くバカなのに凄く一生懸命愛おしく生きている」
のが、よく伝わってくると思います。

作者は、悩み苦しみ、それでも生きる登場人物すべてを愛していますし、
誰も決してバカにしていません。
(当たり前な話ですが、想像力が豊かな人は決して
一生懸命生きている人を馬鹿にしたりはしません。

人によっては、
政治家や大臣のような他人に命令できるような立場になって後世に名をのこすことが、
人より優れた人生であると思い込んでいたりもするようですが、
この作品には、
そんな人に誇れるものなど何もなくても、
他人から見れば失敗もあり、悲しくもある寄り道だらけの人生でも、
それも愛おしくて素敵だと信じられる作者の愛が込められているように感じます。

それこそが、自分が演劇に求めているものですし、
この舞台にはそれを優しく表現できる
若い役者とスタッフたちが揃っていた。

もし百年たって、今回の脚本を元に上演しても、
まるで別物になっているでしょう。

自分にとってろりえは、
トリュフォーのように繊細であるという点で、
現在の東京の劇団の最高峰に位置するように感じられます。

そして、それは他の東京のいくつかの劇団にみられるように、
特筆すべきテクニカルな演出法とチームワークによって際立つというよりかはむしろ、
細やかな感性とやさしい想像力によって際立っているという点で、
異色であり、自分にとっては好ましい存在でもあるようにも思うのです。

ゲルダ

ゲルダ

ムーンビームマシン

HEP HALL(大阪府)

2012/05/25 (金) ~ 2012/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

ダンスも物語も凄く練られている作品
自分が見始めたのは「ドロテアノヒツギ」からなんですが、
その頃には既に、東京ではまったく聞こえない劇団にも関わらず
凄くレベルの高い作品を上演していました。

その後も短編長編といくつか作品を観ましたが、
どれも非常にレベルの高い作品でした。

若手のファンタジーを上演する劇団としては、
全国でも屈指の作品をコンスタントに上演していると言って間違いないように思います。

今回の作品も非常にレベルが高く、
東京から見に行く理由としては十分だなと感じました。

物語が正統派すぎると感じる人もいるかもしれませんが、
自分は逆に、その真っ直ぐな視線がとても好きです。

そのうち東京に来るのを気長に待つよりも、
今のうちに大阪のわりと大きめの劇場での公演を観ておいたほうが
良いのではないかな、とも思ったりします。

こういう動きの切れが大事な公演などは特に、
仮に遠征して苦労して上演しても、
地元の温かな空気の中で伸び伸びやるときの魅力に及ばないことが
多いようにも思うからです(それは他の劇団の公演にも大いに当てはまります

ファンタジー系の舞台が好きな人は一度は観ておいた方が良いように思います。

ハムレットォ!!

ハムレットォ!!

少年社中

あうるすぽっと(東京都)

2012/05/25 (金) ~ 2012/05/31 (木)公演終了

満足度★★★

最終日観劇
前作「天守物語」の和テイストが、今回は洋の舞台に変化。ハムレットの名を借りた少年社中版のオリジナル芝居だった。
そのままシェイクスピアの舞台に持っていったら似合いそうな舞台美術、昭和特撮怪獣映画を思い出すような音楽(←あくまで個人の感想ですよw)
例によってみんなすぐ死ぬが、ゾンビではなくゴーストで即復活、この切り替えの早さが社中版らしいわ。復讐悲劇が見事に喜劇脚色された、気難しくない面白舞台。

ネタバレBOX

旅役者の芝居(舞台)への思いがこもった台詞は作品を愛しているからこそ出る台詞だと思った。
一観客の自分は遭遇した事はないけど、劇団解散への不尽はどうもリアリティがありすぎるようにも見えた。どこかの実話にも想像出来そうw。
百年の秘密

百年の秘密

ナイロン100℃

本多劇場(東京都)

2012/04/22 (日) ~ 2012/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★

二人の女性の友情を彼女たちと家族の半生を通して描く。
犬山さんと峯村さんが演じる二人の女性の『友情』、二人だけの秘密。
時代を行き来して描かれる二人の半生。
エピソードは時間順ではなく、
観客に「見せる順番」「知る順番」を考えて、時にさかのぼったりする。
そして、予期せぬ結末。

ネタバレBOX

最近は感動的なエンディングも多かったケラさんですが、本作では…。
一気にダークな展開をみせるのも面白い。
看板娘ホライゾン

看板娘ホライゾン

ホチキス

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/05/31 (木) ~ 2012/06/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

いやー、まいった、たまげた!
見てきましたよー。
椎名琴音ちゃん目当てでしたが、ホチキス、次の公演も絶対行きたい。
脚本、ぶっとんでんなー。
琴音ちゃんも舞台初とはとても思えない。大物っぷり。
フレッシュで、かわいかったです。モモカとはまた違ったキャラで楽しかった。
最後までノンストップコメディでした。ぱちぱちぱち。もう一回くらい行くかな~

ことほぐ

ことほぐ

intro

生活支援型文化施設コンカリーニョ(北海道)

2012/05/31 (木) ~ 2012/06/04 (月)公演終了

満足度★★★★

見てきました。
おもしろかったです。
明日も観に行きます。

明日は反対側の席に座って観ます。

憧れと衝動

憧れと衝動

小松台東

高田馬場ラビネスト(東京都)

2012/05/30 (水) ~ 2012/06/03 (日)公演終了

満足度★★★★

愛嬌
チケットプレゼントにて鑑賞。元気が湧いてくるような話に好感。

ネタバレBOX

久美(大川翔子)は、演劇への想いを捨てられずに上京、紗江(異儀田夏葉)の家に居候し、以前働いていたキャバクラめいた店で働き出す。紗江の家にいられなくなった久美は、従業員の萩原(塙育大)と同居しだすも、萩原はDVっけのある男だった…。
紗江は、両親想いの友達想い。久美を自宅に招くも、同棲しているエリート会社員・渡辺(佐藤達)は、潔癖症というか神経質で近眼な男で久美をよく思わない。そんな渡辺に合わせることに疲れつつ、結婚という夢と両親への気持ちから、自分を殺す毎日を送る紗江。そんな中、渡辺の海外赴任の話が決定する…。
優希(板倉美智子)は、TV局のAP。Dの林田(犬塚征男)に陰鬱でノリが悪いといびられる。Dの横山(とまべちゆうこ)に庇ってもらい頑張るも、横山がレズでその想いを優希が拒否すると、今度は横山が陰険なイジメをはじめ、優希は精神的にもまいってしまう…。

高校からの友人で宮崎出身の3人が、夢のために頑張り、人間や環境に押しつぶされそうになるも、勇気ある一歩を踏み出し始める話。三十くらいの女性を主人公に、ビターな感覚で悩みと抑圧された人間を描く。
中盤の、3人が圧迫されはじめるあたりから面白さがグッと増す。全員演技が上手いと思うけど、各ストーリーの敵対者がいい味を出すからだろうか。佐藤達とか気持ち悪い感じがうまいし、塙も気味の悪いイライラ感がうまい。とまべちも前半の好意的な感じから一転、ネチネチした攻撃が上手い。

主演の3人も、打ちひしがれ涙する演技がとても良かった。ついでにいえば、林田役の犬塚が、軽薄そうで筋のあるようなDを魅力たっぷりに演じていたと思う。笑えるし、横山とのやりとりとかグッとくる(この時の横山も好きだけど)。久美の働く店の店長役の根津も、萩原とのやりとりの旨さと久美への配慮とか、できた人間を力強く演じてて印象よい。

ラスト、「扇」の「耐えろ!!」ってのに、前向きな気持ちになれる舞台だった。
看板娘ホライゾン

看板娘ホライゾン

ホチキス

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/05/31 (木) ~ 2012/06/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

びっくりした!
初のホチキスでした。
おもしろかった~

何度か鳥肌が立った。
ネタばれになるので、これ以上は言えないw

『ウェディング、ラン!』

『ウェディング、ラン!』

8割世界【19日20日、愛媛公演!!】

劇場MOMO(東京都)

2012/05/25 (金) ~ 2012/06/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

走り抜けた!
あっという間に終わってしまい、とても楽しかったです。
ツッコミがとにかく鋭かったです。

マタイ【アンケート即日公開中!】

マタイ【アンケート即日公開中!】

劇団バッコスの祭

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2012/05/23 (水) ~ 2012/05/28 (月)公演終了

満足度★★★★★

ストーリーが・・・
ストーリーが圧倒的でした ほうほうっとうなずいてしまいました。

内容に負けず役者の皆さんのパワーも感じ素敵な時間をすごすことが出来ました。

【満員御礼・次回は11月です!】インストォル

【満員御礼・次回は11月です!】インストォル

ソテツトンネル

神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)

2012/05/31 (木) ~ 2012/06/03 (日)公演終了

満足度★★★

おにぎりうまそう
よく掴めないなぁ、SF的な部分が本筋じゃないんだろうなぁ、とは

『ウェディング、ラン!』

『ウェディング、ラン!』

8割世界【19日20日、愛媛公演!!】

劇場MOMO(東京都)

2012/05/25 (金) ~ 2012/06/03 (日)公演終了

満足度★★

初見!
八割世界って劇団名がいい感じだあ~と前々から思ってはいて、corichで評判が良くって、今回が最後の脚本かも知れなかったりで、当日券余ってまっせーと、19時新宿での帰り道に言われたら‼ そりゃ〜ま~行っちゃうよね。そして、そこでとんでも無い傑作に !(◎_◎;) 出会わないんだなぁ! 人生そんなに簡単じゃ無い。思った以上のドタバタ、いかにもって感じのキャラの、笑えないエピソードの数々。
ただ、主人公役の湯口光穂ちゃんは人を引きつける魅力ある役者さんで(オープニングは凄く良かったし)むしろ一人で唯一無二のウエディングを考えて、自分で突っ込むみたいな一人芝居をしたら面白そう。
他の評価はいいから、少数意見だけどね。

キツネの嫁入り

キツネの嫁入り

青☆組

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/05/25 (金) ~ 2012/06/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

めでたしめでたし
とは言えない、いろんな意味を含んだ物語でした。
ただ、細やかで暖かさのある演出と展開で、怖さがオブラートに包まれていたように感じました。
未来とは、暗闇の中にある真っ白なキャンバスなのですかね!?

【当日券あります!】さよならは言わないで

【当日券あります!】さよならは言わないで

てにどう

シアター711(東京都)

2012/05/25 (金) ~ 2012/06/03 (日)公演終了

満足度★★★★

せっかくのピアノとパーカッションの生演奏
もう少し効果的に使えなかったかな、と少し残念感が残る。各場面が生演奏ありと無しにはっきり分かれてしまって、つながりのあるオムニバスなのに生演奏のせいで却って断絶した感じが強い。せめて暗転の間だけでも演奏があったらよかったのに、と思いました。生演奏というのはやはりすごく存在感が強く、今回は裏目に出た感じだ。ストーリーも楽しめたし、演技も達者で無理に大団円にしていないところにも新鮮な魅力があってよかった。私はこういうタイプのオムニバス好きです。

ハムレットォ!!

ハムレットォ!!

少年社中

あうるすぽっと(東京都)

2012/05/25 (金) ~ 2012/05/31 (木)公演終了

満足度★★★★

悲劇が。。
良席でたのしませていただきました~。。
霊感強いハムレット、熱くるしい劇団員、イケメン王、美声のオフィーリアと幽霊たちがそれぞれキャラ立ってて魅力的でした。

現代いたらイラッとするでしょうけれど、、「いい人」なんでしょうねぇ。
ラストの笑顔が印象的でした。。

ネタバレBOX

死ぬのが怖くなくなりますね。。

王と弟の和解がよかったです。
サロメ

サロメ

新国立劇場

新国立劇場 中劇場(東京都)

2012/05/31 (木) ~ 2012/06/17 (日)公演終了

満足度★★★★

多部さんが良かった♪
四人の帰り道で賛否は真っ二つ、だったかな。私は賛。最期に向かってサロメの愛にグッと絞られていく。多部さんが良かった♪ 二時間ないので休憩なし。これでもか!ドーン!ダーン!と一気に観られるのもいいかも。ただ、好き嫌いは分かれますね(笑)。

ネタバレBOX

チラシの血は、演出そのものだったんですね~。
㐂(よろこび)

㐂(よろこび)

ろりえ

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/05/30 (水) ~ 2012/06/03 (日)公演終了

満足度★★★★

世情
ネタばれ

ネタバレBOX

池袋シアターグリーンにて劇団ろりえの【よろこび】を観劇。
前作【三鷹の化け物】では等身大のゴジラ(上半身)を登場させて​度肝を抜いたが今作は何を見せてくれるか?

ホモの為に村で爪弾きにされているカップルが捨て子の赤ん坊カヨ​子を見つけて育ていく。ホモの親でもカヨ子は愛情につつまれて、​子供~少女~大人へと立派に成長していく。そしてカヨ子も結婚し​て愛する夫が出来るのだが、突然の事故で夫を失い、茫然自失のカ​ヨ子は親と娘を残して上海に流れついてしまう。そして生きる為に​娼婦になるのだが、事件に巻き込まれ何十年振りに日本に戻ってく​る。そして残された家族と再会するのだが、カヨ子は癌に犯され余​命幾ばくもない状態だった・・・・。

カヨ子の生まれてから死ぬまでの一生を3時間かけて描いていく。​不幸な運命の持ち主のカヨ子なのだが、周りの人達との関わりや生​きる喜びを見出しながら、負の面をあまり見せずに、己の人生に投​影するという行為を観客はしないでカヨ子の波乱万丈の人生を観て​いく。だが最後にカヨ子の葬式が終わって舞台の幕が閉じるという​終わり方には度肝を抜かれてしまった。始まりから終わり直前まで​は観客の感情をあまり動かさない芝居だったのが、最後に人生の一​生を終える瞬間がこの舞台の最大のクライマックスであり、ここで​初めて観客の感情を揺さぶり、己に投影させるように持っていくと​は・・・・。

中島みゆきの【世情】が久しぶりに効果的に使われていた。金八先​生以来かも?
ウェルカム・ニッポン

ウェルカム・ニッポン

大人計画

本多劇場(東京都)

2012/03/16 (金) ~ 2012/04/15 (日)公演終了

満足度★★★★

再び
6月末にwowowでやるみたいだから、もう1回観ますー

断脈

断脈

熱帯

サンモールスタジオ(東京都)

2012/05/30 (水) ~ 2012/06/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

驚いた!!
同僚3人で初日の公演を観て来ました。

過去に何度か、お誘いを受け、他の舞台を見たことはありましたが、
あまりグッと来るものはなく。。。

今回も正直余り期待していなかったのです。。。

が!!

熱帯「断脈」は、最初から最後まで、完全に引き込まれました。

みなで拍手する場面では、つい自分まで手を叩くところでした。
(完全入り込んでましたね)

同僚も、テンポも良くって後味スッキリ!すっごく良かった~ととの事。


舞台初心者の私ですが、お蔭様で、何だかはまりそうです。

10月公演予定の熱帯の舞台、今から楽しみです。



誰か、月光 恐怖・ハト男

誰か、月光 恐怖・ハト男

劇団東京乾電池

本多劇場(東京都)

2012/05/26 (土) ~ 2012/06/03 (日)公演終了

満足度★★★

癖になる肩透かし感
6階建ての雑居ビルの5階に出入りする男性14人の様子が奇妙なテイストで描かれ、ほとんどストーリー性もなく判然としない箇所がたくさんありながらも不思議な魅力のある作品でした。

暗転して明るくなる時に客席まで明るくなる冒頭から妙な引っ掛かりを感じさせ、素人っぽくも見える少々投げやり感のある台詞回しで淡々と会話が連なり、後の展開を予感させる様々なエピソードがそのまま放置されたりしながら、登場人物達の特に強い意志があるわけでもない心情がシュールに描かれていました。
深読みすればメッセージがありそうだと思わせつつ、実はただのナンセンスとも感じさせる雰囲気が独特でした。

ドアの付いた小さな壁が両袖に立ち、下手側にエレベーター、上手側にはガラクタの山があるのみで、舞台の裏側がそのまま見えているという、作り込んだセットを用いる公演が多い本多劇場らしからぬ質素な設らえや、舞台上で素で吹き出してしまう役者等、舞台上を自立した虚構の世界として完結させない要素が絶妙なバランスで存在しているのが興味深かったです。

作品の内容に対して舞台、客席とも大き過ぎて求心力が弱まって感じられたのが残念でした。

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