最新の観てきた!クチコミ一覧

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リトルショップ・オブ・ホラーズ

リトルショップ・オブ・ホラーズ

アトリエ・ダンカン

本多劇場(東京都)

2012/06/07 (木) ~ 2012/06/20 (水)公演終了

満足度★★★★

見てきました!
あーおもしろかった。

おもしろかったけど、怖いし、深い。

カンパニーのバランスもすごく良くて、楽しめました。

動物農場【公演終了!ご来場下さいまして、誠にありがとうございました】

動物農場【公演終了!ご来場下さいまして、誠にありがとうございました】

素晴らしき青春 第六幕

PRUNUS HALL(桜美林大学内)(神奈川県)

2012/06/10 (日) ~ 2012/06/14 (木)公演終了

満足度★★

学生公演
行く前からね、学生主体だから、まぁ、いろいろとあるだろうとは思ってたけど、
悪い方向で想定範疇内でしたね。

もひとつ、パワーというかイマジネーションというか、飛びぬけたものが欲しかったなー。
即物的だったしねぇ。

ネタバレBOX

あと、所詮200人程度の収容なのに、開演までに結構手間取っていたのはやはり学生さんだったからかな。。
講師らしき人が影で相当フォローしてたのが相対的で、痛々しかった・・・
15 Minutes Made Volume11(ご来場ありがとうございました!!)

15 Minutes Made Volume11(ご来場ありがとうございました!!)

Mrs.fictions

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/06/07 (木) ~ 2012/06/11 (月)公演終了

満足度★★★★

Mrs.fictionsが一番良かった
前回はたいして印象に残らなかったけど、最後の方の奥さんのセリフが良かった。すべてそのセリフまでのつなぎと思えた。
あとは、「根本宗子」、梅棒、MCR、あやめ十八番、ピャーの順とさせていただきました。
お手伝いに来てたアメリさん、ちゃんとしてるとかわいいですね。

WARRIOR~唄い続ける侍ロマン

WARRIOR~唄い続ける侍ロマン

TEAM NACS

赤坂ACTシアター(東京都)

2012/05/30 (水) ~ 2012/06/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

3年ぶりの新作は満足しました!
前作「下荒井兄弟のスプリング・ハズ・カム」から3年。
各方面でソロでの活躍著しいTEAM NACSの新作となれば期待も最高潮です。

本命を「東京公演」、保険として「大阪公演」を予約したところ、両方ともチケットがとれたので、無事に2回、行ってきました。

時は戦国時代。
かの有名な桶狭間の戦いから始まる。
本来、史実に基づけば、今川軍に徳川家康も明智光秀もいないのだが、森崎さんがアイデアを出したことで、同時代に活躍していないはずの武将を同じ時代に生かすことで、物語に深みとストーリー性が生まれた。

ネタバレBOX

桶狭間の戦いで、殺された家康。織田信長に捕らえられた光秀。
家康は、そのまま葬られたが、和睦を結びたい信長は、家康と同じ顔をした又兵衛という絵師を家康の影武者に仕立て、光秀は自分の軍師にする。
又兵衛は、自信がないこともあり断るが、信長はそれを許さず、結局、又兵衛は、不安を抱えながらも家康としての道を歩み始める。
一方、家来も殺され、生きる理由も見つけられない光秀は、死のうとするが、信長の野望により、死ぬことさえも選べない状況に追い込まれる。
信長の忠実な家来には柴田勝家、豊臣秀吉がいる。
ある日、武田軍が攻めてきたことで、家康は突然、武将として戦わなくてはいけなくなる。
しかし、一介の絵師がそんなことできるわけでもなく、家康はただひたすら逃げる。
そのため、秀吉が殿(しんがり)を務めることになるが、死にたくない秀吉は家康に自分の気持ちを吐露する。
生きることを説得するが、秀吉は「武士」としての勤めを選ぶことにしていた。しかし、光秀の登場により、秀吉は生き延びることができる。
信長は、無事に武田軍を追い払った光秀、殿を勤めた秀吉に褒美として、妻の濃に酒を注がせるが、もともと自分の妻だった濃にそんなことをしてもらうことに光秀は抵抗があった。
一方、武田軍が動いたのは、家康の妻、築山御前の策略と知った信長は、家康に妻子を殺すように命ずる。
「影ゆえに本物になりきろうとした」家康は、2人を守ろうとするが、逆に築山に諭され、2人を殺すことになってしまう。
大切な人を失う自分を省み、本当に守るべき時は闘うことを誓った家康は、気持ちを入れ替える。
そんな時、毛利征伐のために、信長は、一時、本能寺へ行くことにするが・・・・


アイデアを森崎さんが出し、それを元にpeople purpleの宇田学さんが脚本をするという、私にとっては最高のコンビだと思った。
今までのNACSの作品は「パワー・勢い・テンション」という言葉に代表されるように、とてもパワフルで勢いがあった。
本来、森崎さんが脚本をするのが理想だが、森崎さん以外の人がNACSの脚本をするとなると・・・?と思うと、宇田さんの感動を紡ぎ出す言葉の数々は、理想とするところだ。
すでに舞台が始まる前から期待は高まっていた。

そして、実際に大阪公演を観たとき、5人が揃った姿を見た瞬間、とめどなく涙があふれた。
3年前、「下荒井兄弟のスプリング・ハズ・カム」以来、楽しみにしていた瞬間だった。
お芝居の内容は、史実に基づいてはいないものの、アイデアが満載で、とても面白かった。
NACS独自の笑いのシーンもふんだんに盛り込まれ、さらに、泣かせるところは泣かせる内容には、十分満足した。
戸次さんは、一見非情ではあるものの、実は愛する人のことを思う信長を艶やかに演じ、音尾さんは、農民から信長の右腕にまでに登り詰めた実力があるものの実は、一番野望を秘めた秀吉を器用に演じていた。
さらに、森崎さんはそのご自身の持つパブリックイメージ通りの豪快でワイルドな柴田勝家を大らかな雰囲気を持って演じていた。
1人の女性をただひたすら愛する光秀を演じた大泉さんは、TVで見るイメージとは違っていたが、逆にその一途な姿に目を奪われた。
そして、安田さんは、このお芝居の核になる「生きる」ということをひたすらに感じ、考え、伝える役目を演じていたが、安田さん独自の笑いのシーンもあり、本当に感動した。

5人がそれぞれにキャラクターが確立し、さらに、そのキャラクターに甘んじることなく、多岐にわたる役を演じられるTEAM NACSの凄さには毎回驚かされるが、今回も、十分に満足することができた。

次回作が、何年後になるかわからないが、楽しみに待っていたいと思う。
15 Minutes Made Volume11(ご来場ありがとうございました!!)

15 Minutes Made Volume11(ご来場ありがとうございました!!)

Mrs.fictions

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/06/07 (木) ~ 2012/06/11 (月)公演終了

満足度

全体的にレベル下がった?
自分的にはあやめ十八番くらいしか収穫はありませんでした。
若手劇団を発掘するんもいいですけど、「いい」若手劇団を発掘して欲しいです。
次回は行かないかもしれません。

15 Minutes Made Volume11(ご来場ありがとうございました!!)

15 Minutes Made Volume11(ご来場ありがとうございました!!)

Mrs.fictions

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/06/07 (木) ~ 2012/06/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

特色
会話劇や一人芝居やダンスやカオスなど様々な芝居が楽しめた。
個人的に好みだったのはMCRと梅棒とMrs.fictions。
今回もMrs.fictionsの会話の面白さと完成度の高さは楽しかった。

カサ・ノワール

カサ・ノワール

ZIPANGU Stage

萬劇場(東京都)

2012/06/07 (木) ~ 2012/06/10 (日)公演終了

満足度★★★★

満足
いかにもこの劇団らしいサスペンス・ミステリー・コメディ。ドタバタしているけど、ケジメをつけて大団円。いやー満足です。

PLAY PARK2012

PLAY PARK2012

PLAY PARK 事務局

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2012/04/20 (金) ~ 2012/04/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

MONOを観に・・・
今年の2月にMONOの「少しはみ出て殴られた」を観に行って以来、MONOに釘付けになってしまった私。
ちょっとでも観れないものかと思い、探し出したのが「PLAY PARK」。
最終日に出演するということで、昼公演と夜公演がありましたが、夜公演は売り切れていたので、昼公演に行くことにしました。
5組出演中、MONOは4番目。
期待も最高潮に来たときに登場!でした。

ネタバレBOX

「意外な盲点」
ある部屋に集まった4人の男。
彼らは、ある計画を練っていたのだが、その計画が警察にもれたことから、誰が犯人なのかと探し始める。
でも、実は、その計画がもれた理由は・・・・

MONOらしい、会話が中心でその会話のズレによって生まれる笑いがとても面白かったです。
個人的には、尾方さんがめちゃくちゃ可愛くて、水沼さんがカッコ良かったです(*´∀`*)

余談ですが、MONOの後に登場したコンドルズ独立機動部隊「暁」さん達が、スーツ姿でピストルを持っている姿がめちゃかっこよかったのですが、その前のMONOもスーツ姿にピストルを持っていたので、全く違った趣があってそれはそれで良かったです。
あと、動物電気さんは、辻修さん以外の方が、みんなズングリしていて笑えました。
ひかりのまち

ひかりのまち

たこ足配線企画

北池袋 新生館シアター(東京都)

2012/06/08 (金) ~ 2012/06/10 (日)公演終了

満足度★★★★

よかったです
玄関先にたたずむ少女。こんな風景は琴線に触れます。自分も子供の頃ボケーっとたたずんでいましたから(電波の受信はしてませんでした)。とりあえずここで生きるしかない。なんかグッときましたね。多少難有れど、いい話でした。

A.C.O.A.presents「スピリッツ オブ ジョン・シルバー」

A.C.O.A.presents「スピリッツ オブ ジョン・シルバー」

A.C.O.A.

atelier SENTIO(東京都)

2012/06/07 (木) ~ 2012/06/10 (日)公演終了

満足度★★

なぜジョン・シルバーなのか
開演前から役者たちが会場内にいて、入場してくる観客を迎えている。場内カウンターでは飲み物などを売っている。開演前にそういった雰囲気づくりをしているのは、別にいいと思うのだが役者が知り合いの観客と客席で雑談を始めてしまうのは、この劇団の関係者でもない人間にとっては違和感があった。
唐十郎の「ジョン・シルバー」をもとにしているが、台詞を割ったりしているためか、個々の役が立ってこなくて、ドラマとしての展開の面白さは少なかった。75分ほどの短い芝居で、歌も頻繁に入るわりには退屈した。なによりも唐の台詞を喋れるだけの肉体が圧倒的に不足していると感じた。男役を女にやらせるのもどうかと思った。唯一、小春役を演じた演出家でもある鈴木史朗だけが、猥雑な身体を持っているように思えた。音楽も同じような曲ばかりで、場を変化させるだけの高まりに欠けた。そして何よりも、今なぜ「ジョン・シルバー」なのかということが分からなかった。

水曜日のラララ

水曜日のラララ

ねこまる

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2012/06/08 (金) ~ 2012/06/10 (日)公演終了

芝居が見たくなくなる芝居
久々に本当にひどい芝居を見た。スーパーのバックステージを舞台にした人情コメディーのつもりみたいだが、まずは本がめちゃくちゃひどい。強引な説明的台詞ばかりで信じられるものが何ひとつない。さらに役者たちもまったく魅力がない。こんな役者を1時間半以上見ていなければならないのは拷問だ。しかし結局、いま東京で行われている大多数の無名劇団の芝居は、書けもしない自称劇作家が台本を書き、芝居の才能もない自称俳優が舞台に立っている。それでも東京では何となく続けられてしまうところが問題だと思う。ふだん芝居を見ていない観客がこの芝居を見たら、きっともう二度と芝居なんか見たくないと思うだろう。唯一、演出だけは職人的仕事ができる人間ではないかと思った。

あの日踊りだした田中

あの日踊りだした田中

劇団綺畸

駒場小空間(東京大学多目的ホール)(東京都)

2012/06/07 (木) ~ 2012/06/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

未来からの問いかけと再生の物語
「あの日踊りだした田中」の感想。

IEA前事務局長 田中伸男からとってきた?タナカノブオ。

この劇の主人公である。
かつて、ある研究所でこの世が滅びることを知り、それを伝えるためのビデオを撮っていた。
これが廃墟の坑道の奥でノブオの発見されたのだ、未来の町で。真実を知ってしまったノブオの行動は周りからは狂気にうつった。
2011.3.11の出来事をメタファーしながら話は未来の町で進む。
若者たちの絶望と希望を象徴するかのように常に影となるもう一人が暗示する・・・自分でいて自分でない不思議な影が・・・。
この町の砂には毒があると・・・これを新聞に載せてしまったミズキ。
良かれと思ってしたことが、逆に人を傷つけてしまうことがあるという現実の中で苦しむ。
ただし、この感覚こそが世界を救うのだが・・・・。
それでも、真実を伝えようとするミズキ。

時間軸と空間軸が交差しながら話は進む。
ミズキが伝えるのは空間としての仲間との関わり。
ノブオが伝えるのは過去からのメッセージ。
ノブオは狂気の中で真実を伝える役割を与えられ、誰もがそれを受け入れない中で、踊るしかないのだ。愛する人を救うために。
ノブオは過去からのメッセージを伝えるが、観客は未来の町の出来事から何かを伝えられる・・・・。今を生きるわれわれに、何かを伝えようとする試み。それも、正解はない問いかけ。
3.11の現実を受け止めながら、若者に希望はあるのか?が一つの問いかけかも知れない。あえて未来に設定された廃墟の出来事を通して、これから起こるであろうことを暗示する。ノブオやノブオの影である科学者に叫ばせることで、現在見えなくされている事柄に気づくよう各自に問いかける。
ノブオ、ミズキ、トモコといった未来の登場人物には名前を用い、対照的に苗字を名乗る二階堂には現在(の感覚)を代表させる。したがってタナカノブオはタナカとは呼ばれず、現在を生きる我々の中の田中を暗示する。

トモコが毒の砂がある環境の中で子どもを育てることを断念し村を出て行くとき、それは仲間と別れることでもあった。フクシマで起こっている共同体喪失の叫びを暗示する。良い悪いではなく、トモコが苦渋の中で一つの選択を行ったとき、影が消える。何かを選ぶとき何かを捨てなければならない。ここから絶望と希望の中から、一人としての歩みが始まることを暗示する。

劇画チックな設定になっているが、過去と未来を演じる中で現在を問いかける。皆が走りまわるドタバタ劇のようであって、ある種の静けさを感じる再生の物語。笑いが取れる劇ではなかったが、観客が各自の思いの中で様々なことを考えさせられる深みを持った劇であった。


15 Minutes Made Volume11(ご来場ありがとうございました!!)

15 Minutes Made Volume11(ご来場ありがとうございました!!)

Mrs.fictions

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/06/07 (木) ~ 2012/06/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

愛があふれる
6つの作品とも、根底に流れる愛を感じました。地図を頂けたおかげで、まだ見ぬ素敵な劇団を発見できました。感謝です!

ネタバレBOX

「工藤、笑って!」
爽やかな学園恋愛モノ、の中に女子のあざとさが見え隠れ。今どき男子がリアルで面白かったです。女子も男子もお互い傷つけあってるようでいて、どこか「ごっこ」ぽく軽くて滑稽で。山田みたいなおばさん、職場にいます(笑)

「love」
セリフはほとんど意味不明でしたが、種(?)が降ってきたところと、最後に大きな布で舞台上の役者さんを丸ごと包んでリボンをつけたところで、うっすらと謎の感動を覚えました(笑)。脈々と受け継がれる愛だよ、大きな愛なんだよ!みたいな感じ・・でしょうか。

「お父さんは若年性健忘症」
最後に、夫と出かけるお母さんが娘に放ったセリフ「うらやましいだろー」が絶妙。
今でも脳内をリフレインするくらい。たった一言にこれほど愛を込められるものだとは。。お母さん役の方の声のトーンが本当に素敵でした。

「散々無理して女だった、女だったのに」
いったい「女」は何歳まで「女」でいられるんでしょう。自分から白旗揚げたくはないけど・・・ふっとよぎる弱気な「女」のあずきさんの表情が、切なカワイかった。あずきさん誘って一緒に日本酒飲んで愚痴聞いてあげたくなりました。

「八坂七月 諏訪さん九月」
堀越さんの立ち姿の美しさと色気といったらもう。。言葉のリズムが綺麗。作品名を声に出して読むだけでも既に美しい。台詞の間が素晴らしく、響きが心地よく、見えない情景までもがくっきりと浮かびました。日本語の力ってすごいなと思いました。

「キック・オフ!!」
理屈抜き、頭真っ白にして楽しめました。男子校の文化祭で超ハイレベルな出し物を観ちゃったよ!みたいな高揚感。女子高生に戻って黄色い声援送りたかったなぁ(笑)
燕のいる駅

燕のいる駅

Cucumber

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2012/05/18 (金) ~ 2012/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★

今置かれる自分を振り返り・・・・
5月19日、三鷹芸術文化センター星のホールにて「燕のいる駅」を観てきました。

ある駅に流れるいつもと変わらない時間。
しかし、遠くの空にタヌキの形をした雲があらわれたことから、そこにいる人々は「世界が終わるのでは?」と考え始める。
でも、外は、何も変わらない風景がそこにあるというのに・・・・

ネタバレBOX

駅には、のんびりとした性格で、事の次第を受け止めていない駅員「高島」と外国人の同僚「ローレンコ」、そして売店の店員「有本」が残っていた。
そして、弟の帰りを待つ有本の元家庭教師「下河部」と葬儀会社の社員「真田」とその上司「水口」がいた。そこに不思議な男性「祭」をローレンコが駅に連れてきたことから、人々の不安が広がっていく。

初演1997年、MONOでは1999年、さらに2005年にも再演されている本作品。
震災もあったものの、内容やそこにあるメッセージは、色あせないものだと感じた。
そして、それを生み出した土田英生という脚本家の才能に驚いた。

私事ではあるが、まだ5月の終わりは、大きな行事の前ということもあり、気持ちの焦りがあった。
仕事も立て込んでいて、正直、気持ちが落ち着かない日々を送っていた。
その中で、この作品を見たとき、「真田」の落ち着かない感じや大声で威嚇する割に、「世界が終わるかもしれない」不安に対して弱気なところを見ていると、なんだか自分を映し出されているような気になった。
真田と水口は、最後に2人で逃げることを選択するが、この時、真田がとても弱気だったことがどうしても定期大会へ向けての自分を見ているようで痛々しささえ感じた。
そして、自分にとっての「水口」はいるのだろうかとボヤッと考えてしまった。

最後に、今回、土田さんが演目を「燕のいる駅」に決定した1ヶ月後、東日本大震災が起こったという。それに対し、土田さんは演目を変えようか迷ったとパンフレットに書いてあった。
確かに、あの震災・原発の被害を画面上だけではあるものの、目の当たりにした人たちが、「燕のいる駅」を観た際、あの場面を思い出す人も多いだろう。
しかし、この作品があの被災地の現状を見せているわけではない。
そう考えると、私自身は、この作品が、今、上演されることに、なんら疑問は抱かなかった。
毎回、見ている人に疑問を投げかけ、考えさせる場面を作りながらも、笑いやホッとする場面も用意できる土田さんの脚本が好きで、次の土田さんの作品にも期待をしたいと思います。
なしのつぶて

なしのつぶて

ナカゴー

RAFT(東京都)

2012/06/09 (土) ~ 2012/06/10 (日)公演終了

満足度★★★★

いつのまにか
そんなことになっていて、なぜかわからないが笑ってた

WARRIOR~唄い続ける侍ロマン

WARRIOR~唄い続ける侍ロマン

TEAM NACS

赤坂ACTシアター(東京都)

2012/05/30 (水) ~ 2012/06/10 (日)公演終了

満足度★★★★

うぉりゃー
まさにアリナシ超越の時代劇、ド派手でカッコよかったです。

ただ私、今回が初TEAM NACS で、散々前評判を聞いての参加だったため、
期待が大きくなりすぎていて、話的には若干の肩すかし感あり。
いえ、いろいろコネタは面白かったんですが、まさにコネタって感じで(笑)
全体的には小劇場でよくみる、史実を織り込んだフィクション時代劇。
あからさまな嘘の中に史実(エピソード)の折り込み方が上手かったです。

TEAM NACSの5人のキャラがそれぞれ立っていて、ストーリーありきの芝居ではなく、役者(スター)ありきの芝居という点で、宝塚に通じるものを感じました。

あと、映像の使い方も良かったです。

ネタバレBOX

「あからさまな嘘」のひとつが、徳川家康が実は桶狭間の戦いで戦死していて、たまたまそっくりな絵師池田又兵衛(だったっけ?)が信長の命令で入れ替わり、戦国の習いに巻き込まれながら、戦の無い世の中を目指すというところ。
普通の「命を惜しむ男」が「侍」になっていく様が、よく描かれていたと思います。安田さんの熱演もよかった。


ちなみに、「WARRIOR」って「うぉりゃー」って掛け声だったんですね(笑)

カーテンコール、大千秋楽だったからか延々と続き、会場盛り上がってるし、最後はハートや花も降ってくるしで、お祭りの最後の最後に飛び込んじゃったみたいで、楽しかったのですが、前からのファンだったらもっと楽しめただろうなという残念な気持ちも少し。

信長様の戸次さん、今回初見でしたが、ファンになりました。
モノマネ58弾、他にどんなのやったのか気になります。
サロメ

サロメ

新国立劇場

新国立劇場 中劇場(東京都)

2012/05/31 (木) ~ 2012/06/17 (日)公演終了

満足度★★

現代劇のサロメ
有名なわりに現在では上演される機会が少ない作品。演出は現代風だが、成功しているとは言い難いのでは。税金で運営している手前、意欲作を取り上げているというエクスキューズのために取り上げられたのではと邪推してしまう。

ネタバレBOX

我がままな娘とそれに振り回される父というホームドラマ的な感じで、この作品の本来の魅力である、背徳とかエロティシズムといったものがあまり感じられなかった(多部美華子さんはなかなか良かったけど)。古典を現代風に演出する最近の流行りに便乗したようにしか思えない。有名な七つのベールの踊りももっと観たかった。
意味不明なのが舞台に大勢出ている俳優たち。実力のある人も多いのに群衆的な扱いでほとんどせりふもない。手持無沙汰そう。国立劇場ならではで、民間ではありえないこと。
NOVEL lie’s

NOVEL lie’s

super Actors team The funny face of a pirate ship 快賊船

ブディストホール(東京都)

2012/06/06 (水) ~ 2012/06/11 (月)公演終了

満足度★★★

一回じゃ難しい…
台詞で繰り広げられる登場人物の名前を、聞きながら観ながら整理するのが大変でした!情報量が多いので、残念ながら一度の観劇では理解できず(>_<)でも、テンポよくストーリーが展開するので、2時間を越える舞台でしたが、飽きませんでした。もう一回観たら、きっとよりストーリーを掴めて、面白さを実感できたのかな!?舞台セットも衣装も華やかさがあって良かったです。

15 Minutes Made Volume11(ご来場ありがとうございました!!)

15 Minutes Made Volume11(ご来場ありがとうございました!!)

Mrs.fictions

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/06/07 (木) ~ 2012/06/11 (月)公演終了

満足度★★★★

15mm
根本宗子・Mrs.fictions・あやめ十八番が好み。
休憩とアフタートーク込みで二時間半。

ネタバレBOX

月刊「根本宗子」
色々繊細な女子高生・工藤(梨木智香)を励まし、次の恋に向かわせる山田(根本宗子)だったが…。
一発目の雰囲気の中、笑える良作。根本は小動物なかわいさと、風間(加藤岳史)のとぼけた感が好き。

宗教劇団ピャー
複数の男女はキスし続け、その前で、3人のヘンテコな人が色々話す…。
なんか壮大な話なのか。悪いとも良いとも言えない。考えようによっては笑えるかも。

Mrs.fictions
若年性健忘症の父(岡野康弘)と母(小見美幸)の会話からして笑える。娘の美佳子(長谷美希)が入ってきてからさらに笑える。見下した笑いじゃないのがイイ。金曜の夜だからと外出しようとするバブルな父に付き添う母もドレスアップ…ナンパの流れから母「羨ましいでしょ」、んで3人のカップを寄せる娘でエンド。よいです。特に小見美幸がよい。長谷美希も娘してた。怒るトコとか。

MCR
ゾンビに噛まれたあずきちゃんとその彼氏・佐賀野と、二人の友人・櫻井が15
分間笑わせてくれる。小椋あずきの頓狂でパワフルな演技と、櫻井の冷めた演技が魅力。

あやめ十八番
堀越涼の一人芝居。元レディースヘッドの自分の姉が旦那を火事で失ったとして、客に語るような舞台を創り上げる。照明の使い方が効果的で、話が際立つ。ラストの踊りも囃子の調子も手伝って、熱が篭ってた。今後にも期待。

梅棒
とあるサッカー部。マネージャーの件で対立する部員。試合でラフプレーをする奴らに怪我させられたキャプテンはマークを託す…。
紹介のとおり、なじみあるpopsにのせた勢いのあるダンスで魅せてくれた。少年漫画な話も、格好よくみえた演出とか構成が良い。
【全日程終了!】鬼畜ビューティー【ありがとうございました!】

【全日程終了!】鬼畜ビューティー【ありがとうございました!】

ロ字ック

サンモールスタジオ(東京都)

2012/06/06 (水) ~ 2012/06/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題403(12-146)
17:00の回(分厚い雲、風)、16:15分受付(整理番号券がありましたが渡されなかったのに...あとで気がつきました)、16:30開場。前2列がミニ椅子でしたので3列目にしました。今日も満席、追加席が出てます。番外編を挟んで3作が最終公演。壁がピンク、グリーン、花柄とカラフルな舞台、上手、「習字」と黒板の落書き。ピンクと白の掃除道具(デッキブラシ、バケツ)。下手はマンションの1室なのか、テーブルにPC、冷蔵庫にピンクのTV(SHARP)、鏡や電話、くずかご、なべつかみ。その奥は寝室らしく、ピンクとブラックのひものれんで仕切られ、ポール(ポールダンス用?)が1本、天井まで。中央には学校机と椅子、床は板目、学校ですね。
17:11それまでなにやら楽しく会話していた役者さんたちの声が大きくなり...開演~18:39終演。みなさん、スタートから「全開」。舞台は役者さんの一挙手一投足を逃すことなく揺れ動くように見えます。
帰り際、台本を購入、階段を上がっているとちょうど山田さんがいらしたのでご挨拶、次回もうかがいますね。公演中、雨が降っていたようで路面が濡れていますが、元気度がアップしているので、てくてくと新宿駅に向かいました。

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