最新の観てきた!クチコミ一覧

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毒と微笑み

毒と微笑み

ブルドッキングヘッドロック

ザ・ポケット(東京都)

2011/08/04 (木) ~ 2011/08/10 (水)公演終了

満足度★★★★

欲を言えば戦争関連にももう少し踏み込んで欲しかった
序盤で提示された沢山のバラバラなピースが次第に関連付き組み上げられて行く構造ゆえか休憩なし160分の尺も体感的には一般的な芝居程度にしか感じず。
笑いや装置の使い方なども良いが、欲を言えば戦争関連にももう少し踏み込んで欲しかった。まぁこれは前夜に戦争について語った作品を観た影響もあるのかも知れんが…

濃紺羊は旅に出る

濃紺羊は旅に出る

移動する羊

要町アトリエ第七秘密基地(東京都)

2012/06/23 (土) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★

男と女の二人芝居×二本
室温が高かったこともありますが、退屈指数が上がりました。

ネタバレBOX

【空の音】 友人の知人ということで知り合った男女の話。交流しているうちに男は女に惚れて手を繋ごうとしますが女は今一その気がありません。女は友人と付き合っていたのでした。

それがどうしたって感じ。

【新月の見える丘】 なんか街で知り合った男女の話。男はいなくなった女のブログを何度も読み返したり、更新したかどうかをチェックする毎日だとか。

気色悪い。台詞の言い直しやろれつが回っていないのが気になりました。

前説における夢で見た母の思い出が携帯の呼び出し音で台無しになったという芝居掛かった注意喚起小ネタや、二本目で客席から女が登場したアイデアは面白かったですが、もっと本編に注力してほしいと思いました。
ミュージカル 湖の白鳥

ミュージカル 湖の白鳥

劇団あおきりみかん

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/06/22 (金) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

笑いました。
実際、船上パーティーはどこまでが妄想だったのかもよくわからない、はちゃめちゃなストーリーでしたが、ダメ男(とまで言ったらかわいそうかな?、逃げてる男)の人生と彼が立ち上がるまでをミュージカル仕立てで面白く見せてくれました。楽しかったです。

木村仁美さんの歌と顔芸が圧倒的でした。
終演後そばで拝見したら意外に小柄な方で、舞台とのギャップに驚きました。(ステージでは、かなり大きく見えたので)

前から2列目に座ってしまいましたが、後方の方が見やすかったんですね。
事前チェックが甘かった。
もう一度観たいお芝居です。

ネタバレBOX

ミュージカルと言いながら、歌が上手い人は木村さんひとりだけ(笑)
そのゆるさがまた笑えました。
天井が低くて(船上が高すぎて)、リフトをすると頭がぶつかりそうになるところなども、異常にツボにハマってしまって可笑しかったです。
百舌沢さんが宙乗りするところも同じく。ものすごく低い位置でポーズ取ってるのがサイコーでした。

あと、部長のダンスも良かったです。

雑誌「AOKIRI」とか百舌沢写真集とか、細かい小道具にも笑わせていただきました。
グッズコーナーで売っていたら買ったかもしれません。

ドコカ遠クノ、ソレヨリ向コウ 或いは、泡ニナル、風景

ドコカ遠クノ、ソレヨリ向コウ 或いは、泡ニナル、風景

マームとジプシー

PRUNUS HALL(桜美林大学内)(神奈川県)

2012/06/22 (金) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

喪失と残像
喪失と残像をリスレインすることでデッサンのように次第にくっきりと描いた1時間半。
他愛ない会話の積み重ねに深い哀しさを感じた。

ネタバレBOX

リフレインの多用から浮かび上がるのは日常から切り離され、かけがえのない人を「ドコカ遠ク」に連れ去られる側の悲痛な哀切と悔恨。

続くはずだった日々から突然、ポーンと投げ出されるように終焉を迎える人の静かな心象風景の淡さを激しい動きで描く。
繰り返される一連の動きは生きている彼女たちの姿でありながら、暗闇で花火を振り回す時にまぶたに焼き付く光の残像のようで、まさに儚い「泡」のよう。

誰もが迎える大切な人との別れ。
自分に引き寄せ兄と妹の会話に胸が苦しくなった。

身近な人を失うことをイメージし畏れる子供のような、普遍的だが瑞々しい感じを受けた。

まんまと、甘えん坊気質の27歳に泣かされてしまった。
SOTOBA-COMACHI 【初演版のダイジェスト動画を公開しています】

SOTOBA-COMACHI 【初演版のダイジェスト動画を公開しています】

一徳会/鎌ヶ谷アルトギルド

アトリエみるめ(静岡県)

2012/06/23 (土) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★

こんなにすごい俳優がいるんだ!
と、打ちひしがれるような思い。

ネタバレBOX

【美しいって何?】
ひげ面のおっさんが老婆に見え、
美しい小町に見え、
ダンプカーがダンプに見えなくなる。

観客も登場人物の詩人が見ている世界と同じように
見ているものが変貌していく。
シェークスピアの『マクベス』の「きたないはきれい。」ではないけれど、
美とは何か、美に携わるとは何かを問いかけられているよう。

詩人と老婆、二人の俳優が作る緊張感と言ったら、
観客を舞台に釘付けにすることを強いるかのよう!


更に美しいと言った者を死に追いやる小町という存在に、
その美しさに魅入られた者が命を落とす原子力の灯と重ねあわせて
演出家の問題意識も織り込んでいました。
原子力の灯は力強く美しく、人を魅了するが
それは人の命も奪いかねない危険なもの、
それをダンプカーという巨大で危険なものを使うことで
表せていた気がしました。


飛躍的な発想、
手堅い演出、
圧倒的な俳優陣、
と三点揃った良作と見ました。
シレンとラギ

シレンとラギ

劇団☆新感線

青山劇場(東京都)

2012/05/24 (木) ~ 2012/07/02 (月)公演終了

満足度★★★★

それなり
感想書くの忘れていました。
みなさんが書かれていますが、ゴダイ役の高橋克実さんが良かったですね。
藤原竜也がカッコよく、永作博美さんが小さくて可愛いのは約束通りだったので、高橋克実さんの悪人ぶり、迫力・存在感が一番印象に残りました。
いつもの新感線メンバーも健在。
ただ、私としては粟根さん、高田聖子さんにもっと活躍していただきたかった。
笑いのシーンは、じゅんさんが頑張ってくれていましたが、正直、今一つ。

個人的には「レッツゴー!忍法帖」みたいな完全お馬鹿で笑える話の方が好きです。

タイトルの「それなり」というのは、それなりに満足できるという意味です。
12500円というチケット代を考えても、それなりのものを見られました。
大満足ではありませんが。

ネタバレBOX

新感線で「近親相姦」を描かれると、うーん。
難しいですね。(蜷川さんとかに任せておけばいいのに)
永作博美さんが可愛らしいので、さほど気持ち悪くは感じなかったのが幸いです。が、古ちゃんのはちょっと気持ち悪かった(笑)

最後の「ひととして」という台詞も、とってつけた感がありました。

ああ、もっとお馬鹿でおポンチな新感線が観たいー。
ミュージカル 湖の白鳥

ミュージカル 湖の白鳥

劇団あおきりみかん

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/06/22 (金) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★

すてきにバカ
地獄のミサワ風の決め台詞がちりばめられているなかで唐突にミュージカル。しかも歌の上手い人がひとりで他は微妙。
だが、それが素敵。

昔、いろいろと揉めたり面倒くさかったりしたシーンで、話し合うのもいやになり「人生のこういうシーンこそミュージカルになればいいのに。みんな主張は歌い上げ、オーバーに踊りまくればいいよ。そうしたらもめ事も悩みもなんか楽しげでいいじゃん」と提案したら即座却下されたことを思いだした。

たのしかったです。
たのしかったけれど、思い返したらかなり痛々しい話ではある。
そういう部分も素敵でした。嫌な奴とか弱虫とかちいさな奴とか痛々しい話こそ、笑いとばしたいよね。嗤うんじゃなく、笑いあげたいよね。
いいミュージカルでした。

ところで私は部長(あらため社長)が大好きでなりませんでした。無駄にキレのいいダンス!

Goodnight

Goodnight

劇団競泳水着

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/06/22 (金) ~ 2012/07/02 (月)公演終了

満足度★★★★

楽しめた
舞台上のセットも素晴らしい。惜しいのは、設定上の時間の経過がわかりにくいこと、登場人物が多いこと。細かい部分では、店主である兄貴、銀行員のキャラはちょっと違和感あり。兄貴は頑固者というより変わり者になっている。もう少し職人気質的な演出のほうが途中に挟んだ笑いがさらに生きてくると思う。銀行員も、もう少し演出を変えたほうがわかりやすく、キャラクターが生きてくるかと。

挫折と思いやりと連続殺人

挫折と思いやりと連続殺人

G-フォレスタ

神戸アートビレッジセンター(兵庫県)

2012/06/22 (金) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

嵐の孤島!
圧倒的な世界観で「引き込まれる」とはこういうことか、という雰囲気を持つ舞台でした
分岐点での提示が「置いてきぼり感」を感じさせることもなく、しかし団員の方の演技力はリアルで、まるで自分も参加しているような気持ちに
観劇というより体感です、しばらくフワフワと余韻に浸りました

ステキなチェックメイト

ステキなチェックメイト

円盤ライダー

HOTEL SHERWOOD(東京都)

2012/06/14 (木) ~ 2012/07/03 (火)公演終了

満足度★★★★★

タイトル通り
とっても素敵な作品でした。
脚本・演出の臣太朗さんの作品は今までにもいくつか観ていて、どれもとっても好きな作品だったので、今回も大きな期待を持って会場へ。
今回も期待を裏切らないおもしろい作品でした。

ホテルのラウンジの中央をメインの舞台とし、周りをくるっと取り囲むように客席が用意されていました。
とても小さな空間なので役者さんとの距離が近いっ!!
表情や仕草のひとつひとつが間近に観えるのがとっても贅沢♪
気がつくとまるで自分もお芝居の一部として存在しているような不思議な気分になりました。
テンポよく進んでいくストーリーは笑いどころもたくさんあって楽しい!!
そして少しずつスレ違いと勘違いのピントが合っていくと…
なるほど!!そうなるか!!な展開に思わずホロリ。
まさにステキな時間を過ごすことができました。

ホテルの8階ラウンジが会場になっているので、ライトアップされたスカイツリーを含む夜景も素晴らしい。
劇場での観劇が多い私にはとっても新鮮な空間でした。

7月3日まで公演は続くので気になってる方もそうじゃない方もぜひ会場へ♪

濃紺羊は旅に出る

濃紺羊は旅に出る

移動する羊

要町アトリエ第七秘密基地(東京都)

2012/06/23 (土) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度

全く・・
理解出来ませんでした。舞台の始まる前は、前説(進行役?)が良かったので期待したのですが、まるで分かりませんでした。役者さんの演技についても、何とも言えない感じでした。進行役の方の演技を観たいと思いました。

10年目のペンギン

10年目のペンギン

はらぺこペンギン!

ザ・ポケット(東京都)

2012/06/20 (水) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★

外連が圧倒的
初日を拝見。

冒頭こそ、ばらついた感じがありましたが、
中盤以降はぐいぐいとおもしろく・・・。

とても楽しませて頂きました。

ネタバレBOX

正直なところ、
最初は舞台上にいまいち噛み合っていない部分があって、
なんだろ、役者たちが、それぞれに探り合っているような感じもあって。

それでも、少しずつペースを掴んで
次第に物語の輪郭が見えてきた矢先の
ザンヨウコのものすごいインパクトを持った登場で
一気に舞台がまとまって。

舞台というよりも劇場の空気が変わった気がした。

そうなると、舞台上の様々なことが
いちいち面白くて・・・。
伏線のはり方なども、したたかなものからあからさまなものまで
バリエーションが様々にあって、
それが、一つずつ回収されていく。

終盤の養護教師の場を一気に変える
「音痴」の演技など実に秀逸、
あれはもう、至芸の域というか・・・。

気が付けば、展開に翻弄され
あざとさを感じることなく
ラフでなにか、良さげな終わり方を
あたたかい気持ちになって受け入れている。

後には、不可思議だけれど
心地よい充実感というか、
劇団10年のおすそわけのような充足感が
残って。

役者たちの、豊かなかぶきや
伸びやかで安定した突き抜けを楽しみつつ、
ほくほくと家路をたどることができました。
闇言

闇言

JACROW

ギャラリーLE DECO(東京都)

2012/05/08 (火) ~ 2012/05/13 (日)公演終了

満足度★★★★

エスカレートしていく「闇」
地に足がつきつつ、ちょっとした人の心の闇を垣間見せるJACROWの世界観に、elePHANTMoonのフレーバーが(たぶん)ガッツリ組み合わさり、過激で、グロく、エロく。
JACROWにはなかった直接的な内容。

ネタバレBOX

うっかりして当日パンフを劇場に落としてきてしまったようで、それぞれのタイトルと役名等が不明。
ダム建設が予定されている地方都市と、川にまつわる伝説が全話の軸となっている。
時間軸は、過去に順番に遡っていくのかと思っていたら、そうではなかった。

第1話 轢き逃げの話。
この話の面白いところは、まず後輩の男に「あのクソババァ」のような汚い言葉を吐かせるところにある。それに対する先輩の対応と、轢き逃げ後の後輩の、「こいつ頭おかしいんじゃないのか」と観客に思わせる発言のエスカレートする様が、彼の冒頭からの挙動と結び付き、観客は、先輩と同様に非常に不快な思いをする。

そういう観客の気持ちの動きをうまく利用して、ラストの「あれっ」というところに落としていく、オトシ話的な面白さがあり、全4話のツカミはOKといったところだ。

それにしても、谷仲恵輔さんっていう役者さんは、普通の人(どこかにいそうなサラリーマン)を演じさせると、なんてうまいんだろうと思う。これの後に観たホチキスの『看板娘ホライゾン』でも、いかにもいそうな脱サラおじさんがよかったのだ。


第2話 チンピラが川で自分を捨てた母に会いに行く話。
これは、台詞のやり取りを楽しむ作品で、他の3本とは少々毛色が異なる。
現れたのが本当の母なのか、それとも別の誰かなのか、母だとしたら死んでいるのか、生きているのか、まったくわからないまま、2人は出会い別れていく。
この話で一番好きなのは、母らしき女性(蒻崎今日子さん)の発する最初の一言の声のトーンだ。
これにはシビれた。
この設定で、この登場、そして、このトーンはまさにベストではないかと思う。

今回の舞台内容からやや脱線するが、母らしき女性を演じた蒻崎今日子さんという女優さんは、どの役であったとしても(子どもを誘拐される社長夫人とか中国スナックのママとか、確かにそういう役が多いのだが)、腹の据わった感じがとてもカッコいいのだ。存在としての重さとか。小劇場でいそうでいないタイプなのではないだろうか。今後、年齢が増せば増すほど、彼女の持つ存在感にさらに磨きがかかり、凄くなっていくのではないかと思っている。


第3話「おみやげ」の話。
新婚の女が夫の上司と浮気関係にある、という展開も酷いのだが、それをさらに上回る展開が、内容とともに、かなりグロい。
新婚の男が徐々に常軌を逸していることがわかっていく精神の状況が気持ち悪い。
観客には、赤いモノまで見せなくても十分に、モノとしてではなく、人の気持ち悪さが伝わったのではないかと思う。

新婚の妻と上司が絡むシーンは、上司は単にひたすら触るのではなく、あまり触れずにいても、もっとねちっこくて、嫌らしい感じのほうがよかったのではないだろうか。そのほうが爛れた関係がもっと出たように思えるから。

最後のオチ的な「おみやげ」のもうひとつの意味で、ブラックなコメディ(…違うか・笑)に一転するのだが、気持ち悪さは残る。
そして、その展開から、第2話での「マフラー」のつながりに気がついて、ちょっと「おお!」となった。「みんな気がついた?」と。

第4話 犬の霊の話。
これは本当にエロくて、グロい、ドタバタコメディ。なのだが、ラストの展開での気持ち悪さと後味の悪さがなんとも言えない。
JACROWの公演だったら、ここまではやらない、という一線を越えた作品で、観客はあっけにとられたと思う。

1〜4話に行くに従い、深さというよりは、「見せること」と過激さがエスカレートしていき、構成はうまいと思ったし、各話のつながりもいい。
こういうのもたまにはいいかな、というところ。会場もサイズが手頃で、舞台の上で演じられるのを観るのではないことが、この公演の内容とマッチしていたと思う。
舞台の上だったら、「演じている」感が強すぎて、この気持ち悪さは半減しただろうと思うから。
決して後味がいい舞台ではないが、勢いがよく、気持ち良く(悪く?)騙された感じがよかった。

JACROWの別の劇団とのコラボも観たいと思う。
もちろん本公演も楽しみである。
果てしの花園 【ROSE】 【JASMINE】

果てしの花園 【ROSE】 【JASMINE】

室生春カンパニー 劇団 風の森

荻窪小劇場(東京都)

2012/06/21 (木) ~ 2012/07/01 (日)公演終了

満足度★★

若書き
 とはいえ、もう少し完成度の高いものを期待していた。特に、導入部とメインプロットの繋がりが弱い。もう少し論理的に運ぶべきだろう。それに英語の発音が悪い。歌、踊り共に、修練を積むべきであろう。現在では、素人でさえ、ブレイクダンスなどの踊りを街中で結構上手に踊る。プロを目指すのであれば、身体性をキチンと考慮し体も絞るべきである。振付も冗漫に感じた。
 演技に関しては、若い俳優たちの間の取り方にタメが無いのが気になった。それが無いため、表現が表面で上滑りしてしまう。
 総じて技術レベル、思考レベル、身体性に対する哲学的考察レベル、論理徹底性のレベルなどに大きな問題を抱えているように思った。好感を「もったのは一所懸命であったことである。ますますの精進を望む。

月の岬

月の岬

青年団

座・高円寺1(東京都)

2012/06/08 (金) ~ 2012/06/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

2回目
やっぱり素晴らしい。私の今年上半期正統派演劇部門ナンバーワン作品。

シレンとラギ

シレンとラギ

劇団☆新感線

青山劇場(東京都)

2012/05/24 (木) ~ 2012/07/02 (月)公演終了

満足度★★★★

よくまとまってたような?
2階席とはいえでも、2列目だったのでよく観れました。
最近休憩をはさむような長いお芝居は個人的に集中力が続かず、展開が必ずあるような2幕よりも1幕の方が印象的に残っていたりして、中々楽しめてなかったのですが、今回は全部(約3時間)楽しめました。
話をきちんと予習していたからかもしれませんが…。

藤原竜也の声はいつ聞いても素敵ですね。
そして、高橋克実さんの演技は圧巻でした。
存在感がとてもあり、悪人とはいえども、やんちゃで、観ている私としては何故かわくわくしてしまいました。
恒例の新感線独特のお笑い要素も楽しく、お客さんがよく笑う方が多く、一緒に楽しめました。
セットも素敵。(やはりお金のある団体さんは色々出来ていいですね!)

その他は内容に触れるのでネタバレへ。

ネタバレBOX

話は思っていたほど複雑ではなかったので、それなりに良かったです。
でも結構途中から行く末が分かってしまいなんとも言えず…。
シレンとラギが親子であったことは台詞から伏線が拾えましたし。
あぁ、やっぱりというか。キョウゴクもやはり、そうでしたか…というか。

個人的に納得がいかなかったのは2幕ですかね。
なんとなく、とんとんと進んでしまい、気付いたら二人で「人として」他の人々を助けに行く?!
もっともっと2幕ドロドロしてても良かったかもしれないです。
やけにすっきりしていて、上手くまとまりすぎてて・・・。

面白かったけど、良く分からない爽快感を感じてしまい、言葉には上手に表せないのですが、どこかもやもやしてしまう、私にとってそんなお芝居でした。
THE ICEBREAKER ~その凍てつきし場所で~

THE ICEBREAKER ~その凍てつきし場所で~

ネオゼネレイター・プロジェクト

「劇」小劇場(東京都)

2012/06/20 (水) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★

ホラーな演劇
ホラーなお芝居というのは、聞いたことがなかったのでどんな感じなんだろうと構えて観ていましたが、何度もビクッってなってました(笑)何が起こるかっていうドキドキ感がすごかったです。怖いだけでなくて、何度も笑いました。シリアスであって、楽しい瞬間もある見ごたえのあるものでした!
演劇を観に行くというのもこれまでそんなになかったのですが、やっぱり観劇っていいですね。楽しかった!!

ドコカ遠クノ、ソレヨリ向コウ 或いは、泡ニナル、風景

ドコカ遠クノ、ソレヨリ向コウ 或いは、泡ニナル、風景

マームとジプシー

PRUNUS HALL(桜美林大学内)(神奈川県)

2012/06/22 (金) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

前衛
今回見て、藤田作品は、つくづく前衛劇だなあ、と思った、今更ながら。
冒頭の尾野島の台詞の間合いが素晴らしかった。
直後の召田のリズム感、手拍子が素晴らしかった。
成田さんはマームの中にあって感情表現担当という感じ。
高山さんも良い感じ。
役者の演技の完成度は、もっと高くできるし、そうして欲しい。
私は横から見た。走るシーンがすごく良かった。
2回、泣いた。

ネタバレBOX

妹の最後の「じゃ、行くね。」というセリフがとても良かった。
いないかもしれない 動ver.

いないかもしれない 動ver.

青年団若手自主企画 大池企画

アトリエ春風舎(東京都)

2012/06/16 (土) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★

黒いうさちゃん、お出迎え。
ただただ、つまらなかった。

ネタバレBOX

全員で上手の壁を全力で押すところは凄く良かった。
Goodnight

Goodnight

劇団競泳水着

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/06/22 (金) ~ 2012/07/02 (月)公演終了

満足度★★★★

あの時どうするべきだったのか、
大事件は起こらないのだけれども、競泳のイメージ変わるほど笑いが渦巻いて、とにかく面白かった! 

一部阿久澤さんの独走はあるけど、瀧川先生のツッコミあってこその笑い! 

黒木絵美花さんの、笑いにもっていくのか、シリアスにもっていくのかわからないニュートラルな立ち居振舞いがいつになくステキ☆

ネタバレBOX

あの時どうするべきだったのか、、、そう思う事は誰にでもあること。 

夢への道、兄弟との関係、恋人との仲、そんな人生の分岐点への振り返りを、

やわらかなタッチで描かれて、もう元には戻れない、でも、

でもまた何か始められる、そんな期待感を観る人に持たせてくれたと思います。

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