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ミュージカル「愛の不時着」

ミュージカル「愛の不時着」

フジテレビジョン

COOL JAPAN PARK OSAKA・WWホール(大阪府)

2025/12/06 (土) ~ 2025/12/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/12/11 (木) 13:00

事前にドラマを観ていなかったのですが、とても楽しめました。皆さん、歌がお上手。映像で舞台背景を表現していましたが、とても綺麗な映像でした。カーテンコールでは、字幕に「ここからは写真撮影可能です」という合図が出るのも親切だなと思いました。

ネタバレBOX

4人の中隊メンバーがそれぞれ個性的で、歌や振付もとても良かった!
「Collapse Of Values」Re:Mix

「Collapse Of Values」Re:Mix

SFIDA ENTERTAINMENT

劇場HOPE(東京都)

2025/12/09 (火) ~ 2025/12/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

 「裏」を拝見。

ネタバレBOX

 オープニングは可成りおちゃらけた始まり方をするが、内容はかなりダークで悍ましい。板上には奥に嵩上げされセンターに出捌けを設け出捌け左右に目隠しの板を設えた民家の1階が示され、上手奥は玄関という設定だ。下手・上手側壁にも各々1か所出捌けが設けられている。一風変わっているのが、この屋敷には板中央辺りに奈落があり奈落のスペースを此処での作業場としている点だ。従業員たちの休憩所、風呂場などは1階下手、作業は各グループを3つに分け3交代制で24時間作業が継続されている。無論、物語の展開するのは真ん中の空間でありこの空間は、警察署内にもなれば民家1階にも作業空間脇にもなる。この建物内で行われている作業の管理者専用ルームが上手にあり従業員はみだりに入ることができないよう施錠されている。場面によっては出演者が観客席通路を導線として用いる。かなりダイナナミックな劇場の使い方だ。尺は約120分弱。
 さて、物語は突如連絡の途絶えたサラリーマン2人の行方捜査開始で始まるが、行方不明となった2人のうちの1人は捜査を命じられた佐々倉優希刑事の弟、優太であった。捜査開始からの進展は捗々しくない。佐々倉刑事は潜る決断をする。条件は良さそうだ。報酬額が極めて大きいのだ。果たして応募した件は採用になった。佐々倉は鈴木と名乗って所期の目的通り潜入捜査を開始した。無論、署との連携は相棒の鈴音を通じ確保済である。その上で実際にここで行われている作業に関与してゆくことになるが、その内実は実に悍ましいものであった。作品では、この作業を管理する者の素性や行状も描かれるがその内容はグロテスクである。
 今作を観て今作の謳い文句通り観客はその価値観を崩壊させられてしまうだろうか?
劇場版 ツインルームス

劇場版 ツインルームス

丸福ボンバーズ

APOCシアター(東京都)

2025/12/10 (水) ~ 2025/12/16 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白い。3つの観点によって構成されているようで、その総体が舞台となる この「HOTEL HEAVEN」を表しているよう。物語では、単純に「天国」というよりは「たいへん幸福な場所、状態」と捉えたほうが しっくりくる。「温かい」とか「優しい」といった表面をなぞるだけの容易い表現では言い尽くせない。

少しネタバレするが、3つの観点は そのまま見所に直結する。第1は、ホテルの常連客(夫婦)の話、第2は、ホテルにある予備の部屋(SPARE ROOM)のようなところで語られる3つの話、第3は、ホテルで演奏している設定の生演奏。全ては、ホテルを舞台にしており、存在そのものが物語になっている。「敷居は低いけど、質の高いエンターテインメント」の謳い文句通り 見応えがあった。
(上演時間1時間50分)㊟ネタバレ

ネタバレBOX

舞台美術は中央上部にスクリーン、その下に横並びの演奏スペース。その前(客席寄り)に白いソファが2つ。所々に瀟洒なランプシェード。ホテルの人々は同じ制服で雰囲気を醸し出す。
3つの観点は次の通り。

●物語は、羽深泰治(41歳)が ふみ(25歳)に色々な名言を用いて結婚を申し込むところから始まる。2人の歳の差は16歳。泰治は、ニーチェの「未来は過去と同じくらいに現在に影響を与える」といった有名な言葉を用い、今の自分の幸福の有り様を説明する。そして これはラストシーンにも使われる。ちなみに「泰治」は 皆から「先生」と呼ばれている。

●ホテルには予備の部屋(800号室、幽霊も出るという噂)のようなものがあって、そこでバンドメンバーが経験した3つのエピソードが語られる。このシーンのストーリーテラーがヴォーカルの通称リヴで、自分のことではないので喜々として紹介していく。1つ目は、通称チャックが財閥 三ツ葉家の令嬢 ひめかと その父 一郎との仲を取り持つ心温まる話。2つ目は、通称フラップが自分の音楽的才能に見切りをつけてオーナー濱口瞳子に辞表を提出するが…の哀愁話。3つ目は、通称テールの双子の弟 美鶴とその娘 めぐみの 遣りたいこと巡りと思い出話。この室内ストーリーは3人のゲスト脚本家が担い、テイストは違うが それぞれ滋味溢れる物語。

●最後は、羽深夫妻、そして800号室に登場したゲストを招いてのホテルバンド「チャックテールフラップ with リヴ+ガン)による生演奏。上手からフラップ(ギター&ヴォーカル)、チャック(パーカッション=ジャンベ?)、リヴ(ヴォーカル)、エキストラで来たベーシスト通称ガン(ベース)、テール(ギター)が見事な演奏を披露する。数年経っており、既に ふみ と めぐみ(2人は浮遊感ある白衣裳)は亡くなっており、体はこの場所にないが 魂は来て演奏を聴いていると。そして ふみ はヴォーカルとして歌う。

当日パンフによれば、劇中で演奏しているのは6曲。ホテルでの演奏という設定で、物語に巧く取り入れており充実した空間を創り出している。またホテルが海の近くという立地や館内・室内も映像で映し、情景も分かり易い。さらに波の音など効果音で臨場感を漂わす丁寧さ。最後にホテルのような受付対応、実に好印象。
次回公演も楽しみにしております。
「Collapse Of Values」Re:Mix

「Collapse Of Values」Re:Mix

SFIDA ENTERTAINMENT

劇場HOPE(東京都)

2025/12/09 (火) ~ 2025/12/14 (日)公演終了

実演鑑賞

面白かったです。

わたしは太陽

わたしは太陽

ももちの世界

テアトルBONBON(東京都)

2025/12/10 (水) ~ 2025/12/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ピンク地底人3号の筆による舞台はこれで4作目になるか...。青年座への書下ろし、ももち東京遠征公演、名取事務所への書下ろし、そして今作。シリアスな書下ろし二作に比べ、ももち舞台は前回観たのもそうだったが人情劇寄り笑いありのソフトな劇団っぽい手作り感。今作は更にドタバタ度も増して冒頭から呆気に取られる。だが後半は原発問題環境問題をきっちり絡めて作者らしさ?を発揮。俳優陣のデコボコした取り合わせも良し。

ネタバレBOX

のっけに登場するのが艶やかな衣裳、ディナーショーの歌手に見紛うがすぐ実は人魚と知れて笑いが漏れる。内田健介扮する<人魚王>が、執事(人間の形をした亀=目印は甲羅に見立てた背中掛けのリュック=ノートPCが入る形のしっかりしたサラリーマンがよく背負ってるやつ)に婚前逃亡を図った娘を探すよう言いつけている。ここでのやり取りで舞台の背景説明。人魚界(海)でも、ここは西の海で、結婚相手は東の王子。東が西の方まで幅を利かせて来た昨今、人魚同士の対立の根を断つというのが思惑らしい(関西人の東京人への目線を何気に反映?テンプレだろうか)。政略結婚の色合いはあるものの悪人にも見えない王は、ちょっとした独りよがりキャラ。でもってこの王、かつて妻には人間と駆け落ちされた過去あり、少し前には長女が人間と為さぬ仲となり出て行かれておる。残る姫は次女しかおらぬその姫、中々我の強いキャラで、これも人間界へエスケイプしようとしている。王の去った後、隠れていた姫の登場と相成るが登場するなり「人間界に自分も行く」と言われ困惑の執事。王の司令に従い、こわ~い魔女の許可がいるんだぞお~とか、人間の男と相思相愛にならなければ人間界に行けないルールや、尾ひれが割れて両足を持つので暫く足の激痛に悩まされる(これは本当なので仰々しくなく説明)等と引き留め作戦の間抜け振り。結局次女は「時代が変わった」ため厳しくなくなったルール(昨今の風潮でバイオレンスな要素は廃止の方向的なノリ)のお陰で人間界=浜辺に辿り着く。これを助けたのが、中学で同じ部活に所属する男女の二人組(ディベート部ともう一つ。実はその二つが得意な男子が好きで女子の方は入部している・・そのバレバレ演技も笑わせる)。姉の方はとある青年と相思相愛となり結婚して人間界に居ついているのだが、地上に上がった次女は二人の世話になる。姉の夫は内田健介が役を兼ねる人間界での「町長」の息子。以上の登場人物の前に立ち現れるのが、貧しい地方の一町村の前にチラつかせられていた原発を蹴って代わりに出て来た「再生エネルギー」すなわちメガソーラー誘致の話。さて物語は無敵キャラの次女の動静に注目させながら皆が一役担いながら当然、大団円へと向かうのだが・・
こんな芝居を作者は元々書いていたのか、あるいは新機軸か・・今後も注目であるな。
劇場版 ツインルームス

劇場版 ツインルームス

丸福ボンバーズ

APOCシアター(東京都)

2025/12/10 (水) ~ 2025/12/16 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ライブ演奏とお芝居が心地よく溶け合う、独特のスタイルの舞台でした。生演奏と生歌の迫力に、やわらかく心に寄り添う物語が重なり、とても素敵な舞台でした。
以下、公演中なのでネタバレで。

ネタバレBOX

ホテルの部屋を舞台に、3つのエピソードが少しずつ切り替わりながら進んでいく構成。
「少し見ては別のエピソードへ」→「一巡して最初の続きへ」というリレー形式で、断片がつながっていく過程が楽しく、伏線がきれいに回収されていきます。さらに、全体を通してのエピソードもそっと隠されていました。(分かりやすかったですが(笑))
そしてどのエピソードにも“誰かを思う優しさ”が溢れており、観終わるころには優しく温かい余韻に包まれる作品でした。
劇場版 ツインルームス

劇場版 ツインルームス

丸福ボンバーズ

APOCシアター(東京都)

2025/12/10 (水) ~ 2025/12/16 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

八木さおりさんが受付時に素敵な笑顔で迎えてもらいました。そして帰りも!
もちろん舞台も演奏も歌も演技も素晴らしく、特に声がとおり聞き安くて良かったです。
別れの話でしたが、悲しいだけでなく前向きに未来に向かっていく希望多めの素敵な話でした!

「Collapse Of Values」Re:Mix

「Collapse Of Values」Re:Mix

SFIDA ENTERTAINMENT

劇場HOPE(東京都)

2025/12/09 (火) ~ 2025/12/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

裏チームを観劇しました。
サスペンス大好きなので、どんな展開になるのか興味津々でした。
笑えるシーンを交えつつ、かなりダークな内容で、怒涛の展開に衝撃でした。
役者さん達の熱演にも惹き込まれました。
面白かったです。

PROPS!

PROPS!

吉本興業

吉祥寺シアター(東京都)

2025/12/04 (木) ~ 2025/12/08 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

吉本興業とムシラセのコラボレーションは、漫才賞レースのバックステージもの。
”ゴドーを待ちながら”を下敷きに、来ない相方を待つコメディ。
作・演出の保坂萌(めぐみ)さんの過去作『つやつやのやつ』『ファンファンファンファーレ』と同じ世界観の最新作でもあります。

吉本興業とのコラボってことで、笑いに特化するのかなって思っていたら、照明や演出も派手なことはしないで、しっかりと演者を見せてくれる感じだった。
保坂さんのユーモアセンス、人間的欠点はあっても愛おしいキャラ。
視点が暖かい、居心地の良い芝居。

あたらしいエクスプロージョン

あたらしいエクスプロージョン

CoRich舞台芸術!プロデュース

新宿シアタートップス(東京都)

2025/11/28 (金) ~ 2025/12/02 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白い。
一人複数役を演じ、目まぐるしく展開していく。
これは正に舞台劇ならでは。

また劇伴がとても良い。

電子ピアノの劇伴、音の薄さは全然かんじなかったです。

劇場版 ツインルームス

劇場版 ツインルームス

丸福ボンバーズ

APOCシアター(東京都)

2025/12/10 (水) ~ 2025/12/16 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

すばらしかったです。ほんと、いろいろ素晴らしかったです。まず蛇足ですが、劇場がすばらしかったです。APOCシアターには初めて訪れましたがすごく素敵な劇場です。時間があれば1Fの茶店というかバーでまったりしたかったです。劇場そのものも舞台と客席がめっちゃ近く音響もよく小劇場の中でもダントツにいい雰囲気のところですね。で、舞台ですが、話のテンポもよく中だるみすることなく観劇できました。で、特筆すべきはバンドのレベルの高さです。男性ヴォーカルと女性ヴォーカルのツインヴォーカルもすばらしかったですが、なにげにベースが激ウマでした。途中リードギターがはけてベースがリードをとったところがありますが、なかなかいいフレーズで「おお!」と思いました。あと、最後の曲で奥さんがヴォーカルをとったときにも「おお!」と思いました。もしかして声楽家とか…と思いました。バンドのレベルがめっちゃ高くバンド単体でも観てみたいと思いました。できたらカバー曲ばかりのバンド演奏も聴いてみたいなーと思いました。

みのほど

みのほど

吉祥寺GORILLA

劇場HOPE(東京都)

2025/12/03 (水) ~ 2025/12/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/12/04 (木) 14:00

一言で表現すれば「吉祥寺GORILLA版TOKYOタクシー」、目的地に着くまでの間にタクシー運転手が聞く女性客の身の上。
物語自体はオーソドックスだが、語り口/構成、人物造形などで飽くことなく見せるのはさすが。
極めて簡素で組み替えたりもしない舞台美術なのに照明その他により様々な場を表現することも加えて「これぞ舞台演劇表現!」な仕上がりにホクホク。

【オマケ】
本作の映像化を想定した妄想キャスティング
夏目英梨:上白石萌歌
夏目茉莉:上白沢慧音
豊田宗一郎:福士蒼汰
有沢健一:笠松将
船山昇:小日向文世
岡田正行:赤ペン瀧川
P:佐藤隆太
ナオ:橋本環奈
曽根咲:北川景子

横浜ヶ国

横浜ヶ国

雀組ホエールズ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2025/12/10 (水) ~ 2025/12/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

過去に観た雀組ホエールズは、たまたまなのか、もっと狭いスペースでの公演ばかり。そのスペースに結構な人数がいて、そのさばき方に面白さがある劇団という印象を(勝手に)持っていました。その点だと今回の舞台は、観ていて少々違和感もあったのですが、結果的にはそれも含めて楽しんだといったところ。

The Sunrise House

The Sunrise House

演劇ユニットfunnyroom

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2025/12/10 (水) ~ 2025/12/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

旗揚げ公演、とても面白かったです。
悩みや心に傷を持った女性達が暮らすシェアハウスを描いた作品でしたが、心に沁みました。
女性同士って分かり合えるし、いいものだなぁと、しみじみ思いました。
もう一つの家族、もう一つの帰れる場所、素敵な人間関係を描いていました。
役者さん達は、それぞれの登場人物を好演していて魅力的でした。
前向きになれ、心が温かくなる素敵な舞台でした。

横浜ヶ国

横浜ヶ国

雀組ホエールズ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2025/12/10 (水) ~ 2025/12/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

観劇してきました。今のご時世がそのまんまで、めちゃ面白かった!
映像でなく、小劇場だからこそのお話。セリフもパンチが効いてて心で大爆笑。真面目に日本の近現代史が復習できるのに笑える。高校生とか大学生とか見たらマジではまると思う。
この舞台が初舞台というお三方がいて、びっくり。
どの方もさすがの方ばかりと思っていたので、ほんと役者さんてすごいなぁ。

パーク

パーク

甲斐ファクトリー

シアター711(東京都)

2025/12/10 (水) ~ 2025/12/14 (日)公演終了

実演鑑賞

今まで見てきた甲斐ファクとは違い、ゆるいテイスト

ネタバレBOX

で始まりましたが、きっちりと怖いところまでいってくれました。

トラ丸さんはやっぱりこの劇団でやっている時が一番いいなあ。
パーク

パーク

甲斐ファクトリー

シアター711(東京都)

2025/12/10 (水) ~ 2025/12/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 初日を拝見。何の変哲もないありふれた公園で起こる人と人の一期一会を通して描かれる痛切。華5つ☆。必見。。追記後送

ネタバレBOX

 板上には凡そセンターに青いベンチが1つ。ベンチの下手奥ホリゾント手前に中々洒落た電灯が1つニョキっと突っ立っている。出捌けは下手・上手の側壁袖から。尺は約105分。
 設定が上手い。演劇という表現形式は実に制約の多い表現形式だから今更言うまでも無いこと乍ら設定が良ければ脚本の半ばまで成功と言えるほど大切なことなのだ。どこにでもあり、其処には人々が集い、良く訪れる人々が会話を交わすようになることも実に自然なことだ。こういったことが何の不自然も感じさせない効果を生み、観客を演劇空間に誘い込む。
 ちょっと変わっていることは、このベンチをとても大切にし雑巾とバケツを持参しては綺麗にしてくれる初老の男性、佐藤が居ることである。
幻魔怪奇劇「DGURA MAGRA―ドグラ・マグラ-RE/再演」

幻魔怪奇劇「DGURA MAGRA―ドグラ・マグラ-RE/再演」

PSYCHOSIS

「劇」小劇場(東京都)

2025/12/10 (水) ~ 2025/12/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/12/10 (水) 19:00

見損ねた旗揚げ公演の再演だが、爆音の音楽と激しい照明も含めてとても面白く観た。(6分押し)104分。
 スタイリッシュなアングラ、と呼んでいるユニットが夢野久作の奇書に挑んだ旗揚げ公演を見損ねたことが一生の不覚と思っていたが、再演で観ることができた。原作に2度ほどチャレンジしたが読破できないほどの奇妙な作品。精神病院で目が醒めた男は記憶を失っていたが、医師と看護師が現われ、さまざまな回想や幻想的なシーンが続く。そもそもの戯曲は月蝕歌劇団の高取英が書いたわけだが、一定程度分かりやすく展開されており、これを旗揚げに選ぶ構成・演出の森永理科の判断がまず凄い。スタイリッシュが舞台上のムーヴィングが爆音の音楽や激しい照明と相まって、ある意味とてもお洒落な作品になっている。
 この劇団は、開演前の並びや場内の誘導を役者陣がやるのだが、そこからして芝居の感触を感じさせてくれるところも良い。推しの大島朋恵が誘導を巧くやってるのを観るのも楽しい。

つか版・忠臣蔵2025

つか版・忠臣蔵2025

劇団扉座

紀伊國屋ホール(東京都)

2025/12/09 (火) ~ 2025/12/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

血気盛んな勢いの初演52回目公演から安定の再演80回目公演
満席の紀伊國屋ホールに観劇者が求める信頼を味わえる芝居でした
お時間ある方はぜひ

わたしは太陽

わたしは太陽

ももちの世界

テアトルBONBON(東京都)

2025/12/10 (水) ~ 2025/12/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白かった。『アクアマン』や黒木和雄の『原子力戦争』、TRASHMASTERS風味まで詰め込んである。太陽光発電の闇を探る平吹敦史氏、行く先々で待ち構える謎の男(内田健介氏)の展開は岡本喜八&佐藤允のノリ。海底の人魚王国から日本のエネルギー政策の闇を撃つ。ファンタジーTRASHMASTERS。

海底深き人魚の王国。東の人魚王(内田健介氏)は家臣の亀(平吹敦史氏)に怒り狂っている。海の恒久平和の為に西の王国の王子と娘(鈴木美緒さん)との縁談をまとめたのに、式の当日に娘は失踪。亀はお目付け役だった。結婚が嫌な17歳の鈴木美緒さんは人間になった姉のもとに家出する。地上にある島では村長(内田健介氏)の息子(喜田〈きた〉裕也氏)と妻(桜まゆみさん)が平和に暮らす。危険な原発を廃炉にしてクリーンエネルギーである太陽光発電を導入する為に活動している。

低予算ながら衣装や小道具が洒落ている。亀の背負ったハードシェル・リュックもカッコイイ。殆どのファンタジー・シーンを影絵で表現。これがとても良い。

キャスティングがズバリ当たっている。
主演の鈴木美緒さんは元NMB48の誰か(加藤夕夏?)っぽい。最初から最後までゴリゴリの関西弁で突き通す。可愛い。
桜まゆみさんは声がさとう珠緒、表情が吉高由里子っぽい。一々魅力的。
内田健介氏はノリノリ。この劇団の本体。
三井田明日香さんも好アシスト。
MVPはディベートの達人、谷本ちひろ氏。声がとても良かった。
セコイアの森に住む魔女役で峯素子さんが出演。

作家の持つオリジナリティと社会への問題意識が妙なバランスで嵌まって面白い。
是非観に行って頂きたい。

ネタバレBOX

※東と西が逆か?

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