幻魔怪奇劇「DGURA MAGRA―ドグラ・マグラ-RE/再演」 公演情報 PSYCHOSIS「幻魔怪奇劇「DGURA MAGRA―ドグラ・マグラ-RE/再演」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2025/12/10 (水) 19:00

    見損ねた旗揚げ公演の再演だが、爆音の音楽と激しい照明も含めてとても面白く観た。(6分押し)104分。
     スタイリッシュなアングラ、と呼んでいるユニットが夢野久作の奇書に挑んだ旗揚げ公演を見損ねたことが一生の不覚と思っていたが、再演で観ることができた。原作に2度ほどチャレンジしたが読破できないほどの奇妙な作品。精神病院で目が醒めた男は記憶を失っていたが、医師と看護師が現われ、さまざまな回想や幻想的なシーンが続く。そもそもの戯曲は月蝕歌劇団の高取英が書いたわけだが、一定程度分かりやすく展開されており、これを旗揚げに選ぶ構成・演出の森永理科の判断がまず凄い。スタイリッシュが舞台上のムーヴィングが爆音の音楽や激しい照明と相まって、ある意味とてもお洒落な作品になっている。
     この劇団は、開演前の並びや場内の誘導を役者陣がやるのだが、そこからして芝居の感触を感じさせてくれるところも良い。推しの大島朋恵が誘導を巧くやってるのを観るのも楽しい。

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    2025/12/11 08:54

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