幻魔怪奇劇「DGURA MAGRA―ドグラ・マグラ-RE/再演」 公演情報 幻魔怪奇劇「DGURA MAGRA―ドグラ・マグラ-RE/再演」」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
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  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2025/12/11 (木) 14:00

    4年前の新宿スターフィールドよりも舞台の幅と高さが増してよりダイナミックかつ洗練された感覚な一方、地下の劇場から地上2階の劇場になったことで泥臭さが薄まり「おすまし顔」になった感が無きにしも非ず。
    しかしそれはむしろ「PSYCHOSISらしさ(私見)」がより押し出されたと言えるか?
    そしてあの「奇書」を解り易く整理した高取脚本と若林派/正木派を白と黒で対比させたり過去場面を照明でセピア色に染めたりする森永演出との相乗効果で「モダン・アングラ」な娯楽作に仕立て上げたのは原作ファンとしても嬉しい♪

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2025/12/13 (土) 14:00

    『凄かった...』終ってみてまず思ったのがソレでした。
    開演前から劇場の雰囲気が一種異様な感じでワクワクとゾクゾクが止まらなかったです。
    演者さんの気迫や存在感も凄くて観ている間中圧倒されっぱなしでした。
    一番最初の観劇も下北沢だったので原点回帰な感じで一層感慨深かったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2025/12/10 (水) 19:00

    見損ねた旗揚げ公演の再演だが、爆音の音楽と激しい照明も含めてとても面白く観た。(6分押し)104分。
     スタイリッシュなアングラ、と呼んでいるユニットが夢野久作の奇書に挑んだ旗揚げ公演を見損ねたことが一生の不覚と思っていたが、再演で観ることができた。原作に2度ほどチャレンジしたが読破できないほどの奇妙な作品。精神病院で目が醒めた男は記憶を失っていたが、医師と看護師が現われ、さまざまな回想や幻想的なシーンが続く。そもそもの戯曲は月蝕歌劇団の高取英が書いたわけだが、一定程度分かりやすく展開されており、これを旗揚げに選ぶ構成・演出の森永理科の判断がまず凄い。スタイリッシュが舞台上のムーヴィングが爆音の音楽や激しい照明と相まって、ある意味とてもお洒落な作品になっている。
     この劇団は、開演前の並びや場内の誘導を役者陣がやるのだが、そこからして芝居の感触を感じさせてくれるところも良い。推しの大島朋恵が誘導を巧くやってるのを観るのも楽しい。

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