止まらない子供たちが轢かれてゆく
Cui?
新宿眼科画廊(東京都)
2012/09/11 (火) ~ 2012/09/16 (日)公演終了
満足度★★★
疲れました
へヴィーな話ですね。学校のブラックな部分を扱ったイカレた内容だけど、結構リアルで、見応え十分。だだしセリフが聞き取りにくかったのが残念です。1時間の公演でしたが、疲れてしまいました。
ゴベリンドンの沼 終了しました!総動員1359人!! どうもありがとうございます!
おぼんろ
ゴベリンドン特設劇場(東京都)
2012/09/11 (火) ~ 2012/10/07 (日)公演終了
満足度★★★
会場は遠かった、あつかった。
以前の狼少年や蚕さんの話同様に、ダークなファンタジーでした。
世界設定も同様な感じでしたかな。
会場とした廃工場を上手に使っての、
観客周囲で役者が演じる”おぼんろ”スタイルが健在です。
ダンボールで作られた舞台に、
緩衝材で作られた座布団(?)+ビールケースの椅子。
うむ、朧らしさが伝わります。
マイノリティには良いですが、
主宰の希望であるシアターコクーン目指す為には、
このスタイルの継続は難しいのではないかと心配しています。
(残暑厳しい折、冷たい水のサービスなどがありましたが。
団扇や扇子+扇風機などの持込も考えて
(会場内の暑さを考えると)薄着で観劇した方が良いかな(^^)
<約2時間>
ネタバレBOX
和気藹々と出演者→主宰の語り(前説ともいう)から物語のスタートです
(写真撮影などは劇中も可との話でしたが、
フラッシュなどは使わない優しい方々ばかりでした。)
薬草の取れる森近くにある村の話
(200~300人規模なのか1000人超えるのか、
など説明台詞欲しかったなー。)
兄トシモリから薬草の採り方作り方などを教えてもらい、
二人して採取した薬草と食べ物などを交換して生計をたてている、
弟タクマが主役です。
町(都とかしても良いのでは)などで大変高価な値の付く万能薬の作り方=
緑のシグルムの葉が赤くなったら星の砂と混ぜる=を初めて教えてもらってはしゃぐタクマ。もう何日かすると17歳になり”ベンダラ”の儀式(元服だね)を
する事になるが、二人っきりの兄弟ではそんなお金など無く、やらないと言い出す。が、亡き二人の母の妹のメグミが村でカンパつのってやってくれるという。喜ぶタクマですが、突然ふらつきます。貧血だといってすぐ立ち上がります・・。その叔母から兄が村人から嫌われている、死体洗いのウラとよく会っているらしいと聞いたその晩から兄が行方不明になり、心配したタクマは普段から行かないようにと言われている沼まで探しにいき、沼の主ゴペリンドンに兄との幸せな生活を望んだりします。(そのゴペリンドン工場の壁伝ってきたりしてインパクトのある登場です)・・・兄は見つかりません。そのうち村人がだんだんといなくなる事件が起きます。今まで平和だった村は恐怖と混乱に陥ります。犯人はトシモリでした、理由はタクマの延命。なぜならタクマが生まれたことで弱った兄弟の母親の健康を願った代償に、トシモリはゴベリンドンにタクマの未来を引き換えにしていたのです。ところが10年前に母は死んでしまい約束を違えたゴペリンドンを倒してタクマの未来を取り戻そうとし、ウラの真の正体=魔女のサビーに大金を渡していたのですが、サビーはしくじり。
代わりにサビーはゴベリンドンを唯一滅ぼせるという銃を渡しますが、魔力を無くした銃に力を込める為99人の心臓の血を銃にかけるようにと言います。
ですが、これは詭弁で死人が増えると埋葬品などが手元に入るという悪知恵でありました。混乱する状況の中、タクマは森の中で不思議な予言を聞きます。「赤い雨が降るときゴペリンドンは倒れ、呪いはうつろう・・。」という。
母の死の真実、本当に99人殺してしまったトシモリ、寿命の就きかけるタクマ、孵化してくれない8年虹色アゲハの理由、山の頂上に三日月がかかるタクマ17歳のベンダラの儀式の日。赤くなったシグルムの葉が雨のように舞う中、ゴペリンドンは銃に滅され、トシモリが呪われ冷たくなってゆく中、タクマは兄を抱き共に沼の中へと沈んでいきます。
銃のいわれの悲劇とかは良いのですが、
(まぁ暗いんで好みではないんですが・・)
呪われたゴペリンドンが、
人の望みを等価交換で叶えられるという
設定の説明が詳しく欲しかったかなー。
またまた登場の弁士さんに、
タイトルの横断幕なんですが。
せっかくの会場なんだから横断幕は後ろのみに広げないで、
だーっと観客の頭上を通すとか、観客周囲を180度
(360度以上でもいいかな)ほど回転して正面で再び見せるとか、
チラ見せしないでも良いのではないでしょうか?
客席内に入り込んだ芝居するのですから、
座席はもっと十文字に切って間隔空けた方が良いのではないでしょうか?
(観客との一体化も良いですがバランスも重要ではないかな?)
やはり快適な観劇環境の提供も主催者側に求めます。
・・・ので、暑かった分。
星は一つマイナスします。
追加-主な正面での舞台は良いのですが、
観客の背後にあたる入り口シャッター側で芝居するときには、
(工場ですし)パレットとか広い台で観客目線よりやや高めの方が、
良いのではないかと思われましたわ。
(主宰側への希望ということで・・・)
手話版「天気と戦う女」
長内まゆこプロデュース
【閉館】(東京都)
2012/09/04 (火) ~ 2012/09/09 (日)公演終了
満足度★★★
最終日、手話版観劇
当日の観劇スタイルは、歌舞伎や海外舞台公演でおなじみのイヤホンガイド付き。
日常会話程度の手話なら理解出来るため、自分の耳に合わなかった事もあり、イヤホンは結局未使用。
言葉を発しないパントマイムとは違い、豊富な日本語手話に合わせて物語が進行するちょっと少女漫画ぽいハッピーエンド展開だったけど、面白い舞台でした。
乱子の動きの活発な事、デフォルメが効いてて面白かった。
森山さん役の手話、綺麗で読み取りやすかった。流石お天気お姉さん。
ネタバレBOX
気になった点をいくつか。
約50分のスピード感ある舞台だったので、途中から主人公ひかるのヘアスタイルが崩れていき、肝心の顔の表情が隠れて見えるところがあったのが残念。
ひかると乱子が遭遇し暗転に近い形の中、勢いのあるやり取り場面があったが、照明落とした中で懐中電灯を用い二人を照らしていたが、会話が当たり前だが手話なので、自分の座席からでは照明の照らしが追いつかず会話が見えずらかった。二人の立ち位置や照らし方に工夫があればもっと面白く見えたかも。漠然と把握出来たが。
上演前に一般的な諸注意を手話を交えて(この場合は日本語を交えて、か)案内。イヤホン操作に関する事は告げてなかったような気がするが、上演中音漏れセリフがよく聞こえたのでその事についても前もって告げてほしかったかも。
また、乳幼児くらいの小さいお子さん連れの観客の方がいらしたが、お子さんが途中からグズついてしまい、上演中舞台横切り途中退場された。他の公演時でも途中の入退場には見ている方も気を使うのに、スタッフもなぜあんな壁際の奥まった席に座らせたのだろうか。身体の一部を使って会話を楽しむ舞台なのに、肝心のセリフが見えなくなる行動を誘発させたスタッフには今後の公演時に一考していただければ、と思う。
ゴベリンドンの沼 終了しました!総動員1359人!! どうもありがとうございます!
おぼんろ
ゴベリンドン特設劇場(東京都)
2012/09/11 (火) ~ 2012/10/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
まじ、おもしろかった!!
廃工場は実に魅力的な空間で、そして暑かった。
フレンドリーであり、オチャラケたっぷりな前半。
シリアスであり感動的な後半。
大きな廃工場を借り切って、これこそ「おぼんろ」といわんばかりに縦横無尽に走り、飛び、ぶら下がり、、、、。
今まで以上に動きとスピード感のある芝居だった。
さらに、廃工場を最大限に利用すべく、さまざまな試みも。
脚本・演出の拓馬を中心に、ただ、演じるだけでなく、廃工場での芝居を面白くするアイデアを各自で出し合ったのだろう。
まだまだ、これからだ。
「おぼんろ」の真の面白さは、日々進化していくことにもある。
初日の芝居が、千秋楽にどんな芝居になっているのか。
さらに魅力的な芝居になることを楽しみにまた出掛けることになるだろう。
ネタバレBOX
遠いと思っていたけど、地下鉄有楽町線の豊洲駅からは3番出口を出てすぐにバス停があり、本数も多かったので助かった。
廃工場は、バス停枝川2丁目そばで、これも分かりやすい。
トイレは1つしかなく、男女兼用。きれいに掃除がしてあり、良かったが、水を流すレバーが元にもどらないことがあるので手動で元の位置に戻すように。
芝居の最中には舞台上にトイレがあることになるので、一緒に芝居をしたい場合を除いてトイレの使用は控えた方がいい。
蚊取り線香と団扇、汗拭きタオルは必要かも。
神様たちのすむところ
GENKI Produce
パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)
2012/09/11 (火) ~ 2012/09/30 (日)公演終了
満足度★★★
モダンなセット、
近未来的な時代設定と至近距離の舞台から、お洒落な雰囲気に最初はワクワク感があったのだけれど
ネタバレBOX
時間とともに昭和の匂いが・・・。 クライマックスシーンはGENKI PRODUCEらしいと言えるのでしょうけれど、あまりにもストレートに言葉にしすぎ、ちょっと鼻についたかな。 お洒落な雰囲気にあわせてスマートにまとまることを期待していたんだけれど。 最後、話を無理やりまとめた感じだし。 個人的にはホンワカ雰囲気を醸し出していた、あに子さんが好印象。
【初ツアー公演終幕致しました!】都道府県パズル
北京蝶々
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2012/09/08 (土) ~ 2012/09/10 (月)公演終了
満足度★★★
地方出身者として色々思う
地方出身者です。現在大阪に住んでます。東京へもちょくちょく出向いてます。で色々思うことありました。東京 VS 地方、東京 VS 大阪。「道州制基本法」について今まであまり意識してなかったので今回かなり勉強になりました。しかし、せっかく各地方出身の役者が揃ったのに、なんだかセリフというか役割がプロトタイプで、きっと、きっと出身毎に役者の思いがもっと他にあったのではないでしょうか。そこが表現できてれば、さらに素晴らしい共感できたものになっていたと思います。惜しい。
謎解きはディナーのあとで
ネルケプランニング
天王洲 銀河劇場(東京都)
2012/08/31 (金) ~ 2012/09/09 (日)公演終了
満足度★★
期待しすぎた
原作を読んでいると、頭にハテナマークがたくさん出てきました。
まず、宝生麗子と影山の関係が恋人同士のようで風祭警部もなんか若すぎる。
一般の舞台好きというよりDAIGOやウエンツのファンのためのような舞台でした。
終わり方もなんとも言えず、マイクを使っているせいで舞台を見ているという特別感もなく、スピーカー近くだったのですごくうるさいという印象。
なんか、いろいろと期待していただけなんかショックが大きかったイメージでした。
神様たちのすむところ
GENKI Produce
パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)
2012/09/11 (火) ~ 2012/09/30 (日)公演終了
満足度★★★
Bチーム
チケットプレゼントにて鑑賞。
水谷理砂が素敵だった。子役がカーテンコールにいないのは、時間が遅いからか。残念。
ネタバレBOX
母・エリ(水谷理砂)に連れられた病院(研究所?)で注射を打たれ、30年眠り続けた勇気(西秋元喜)は心は子供、体は中年として目覚める。遠い親戚に引き取られるも、邪険に扱われ母に会いたいと塞ぎ込む。その家(鳩宿家)は、男性が短命という「呪い」のある家系で、ヒステリックな美鈴(田中良)をはじめ、婚約者を見下している満里奈(太田彩佳)、ファンシーファッションな乃恵留(あに子)、引きこもりの瑠嘩(相川春樹)など一癖ある人間ばかり。そこに、勇気の世話係として雇われた元保育士の有希(丸山夏歩)や、美鈴の妹でエリに瓜二つの飛鳥(水谷理砂)、飛鳥に好かれている息子の成(たこ魔女)、飛鳥に嫌われている娘・陽菜(板倉美穂)がやってくる…。
「愛」がテーマなのだろうが、色んな愛があふれていてつかみにくい。それが屈折してるものだから、素直に受け止めにくい。
男が短命なのは染色体の影響だってのはいいが(婿も短命なのはエイズみたいなもの?)、その「呪い」の結果、「母が息子に曲がった愛を抱く」ってことになるってことと、とはいえ母が子を愛する気持ちは普遍的なものなんだってのが中心なのかな。エリはエリの姉の旦那と不倫して勇気を生み、その運命を変えるため研究所へ勇気を預けたという真っ当な愛との対比でもあり、子の幸せが一番の願いという母の愛情は同じなんだという主張でもあるのか。…とも思ったけど、単純に破綻しかけている家族って冷めた見方をしてしまった。男子短命の呪いと母の愛との繋がりが薄いと思う。
エリを演じた水谷は、まっすぐな愛情が眩しいエリとやさぐれた飛鳥をちゃんとに演じ分けていて安心してみていられた。また、幼い頃の勇気を演じた大政凛もしっかりしてた。この二人の序盤のシーンが一番良かった。
30年後の勇気は、小四の男の子って感じがあまりしなくてパッとしない。それでいて、「愛してる」って言葉をキッカケに精神も成長するというくだりがすんなり受け止めにくく困った。ラスト、父を求める有希とのシーンで締めたのはよかったが、色々唐突だなと思う。
また、会話がちょっとダルい。序盤がテンポ悪いというか、その分役者が揃ってからを厚くしたほうが良かった。
チラシの出来は上々。
緑の指
世田谷シルク
シアター711(東京都)
2012/08/15 (水) ~ 2012/08/19 (日)公演終了
満足度★★★
ラストまできて?
個人的には話はラストまで来てどっちなの?となったが、面白いと感じた。
また、ダンスはいつも以上のシルクダンスで、この狭いステージ上でのあの動きはスゴかった。
ハイスクールミレニアム2012
アリスインプロジェクト
上野ストアハウス(東京都)
2012/08/14 (火) ~ 2012/08/19 (日)公演終了
満足度★★★★
時間はあっという間でした
タイムパラドックスを半分ぐらい無視する時空モノと言った感じかな。
(知らずに行動した事が自然の摂理的なのは小説のタイム・リープに近いか?)
なぜこの時代なのか?なぜこの人物達が選ばれたのか等をもう少し描いてもよかったと思う部分はありましたが、面白かったですし、二時間があっという間でした。
「ボイルド・シュリンプ&クラブ」(8月)
劇団6番シード
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2012/08/15 (水) ~ 2012/08/19 (日)公演終了
満足度★★★★
衣装チェンジがハンパない
初日に観た時は物語は面白いのだが、繋がりが悪いように感じ、面白さが半減してるように思えた。
2回目見た場合、初日より場面の繋がりがスムーズで本の面白さが十分出てたと感じました。
面白かったですし、椎名さんの衣装チェンジの回数がハンパなかったです(笑)
止まらない子供たちが轢かれてゆく
Cui?
新宿眼科画廊(東京都)
2012/09/11 (火) ~ 2012/09/16 (日)公演終了
満足度★★★
良くも悪くも「若い」
見ごたえは十分。
ただパワフルというか雑というか、良くも悪くも「若い」作品だったなあと。
とにかく印象的だったのは、筆圧の高さを感じさせる脚本の勢い。
パワーのこもったセリフの、頭が追い付かないほどの連打・乱打には、どこか惹きこまれるものを感じました。
ただ、イマイチだったのは役者陣。
作品の要求に身体が追い付いていないのに、または、身体的にセリフが腑に落ちてないのに、うわべだけ「上手く見せよう」としているように見える役者が少なくなかったのはどうにも。
若いのだし、もっと捨て身でぶつかってほしかったというか、作品世界を成立させるような説得力がほしかったところ。
演出面で、役者にもっと負荷をかけてもよかったのではないかと。
照明・音響のクオリティは高かったと思います。
今回のコラボ、どちらの劇団も初めましてでしたが、脚本の綾門さんの劇団「Cui?」に関しては、他の作品も観てみたいなあと思いました。
エッグ
NODA・MAP
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2012/09/05 (水) ~ 2012/10/28 (日)公演終了
満足度★★★
初!!
初めて東京芸術劇場に行き、初めて妻夫木さんの演技を舞台で拝見しました。やはり、妻夫木はすごいな~と感心。なんか圧倒されてしまいました。仲村さんの演技はもちろん。深津さんの歌声もすてきでした。
椎名林檎さん作曲ということでしたが、なんか話の流れが止まってしまう感じで、あまりいい印象は得られませんでした。
また今回は、私の大好きな大倉孝二さんが出るということでわくわくして行ってみると、やっぱりいつも通り大倉さんコミカルですてきでした。
最初の方は笑える要素があり、最後はなんかしんみりしちゃう公演でしたかね。
ナツ。キタル。ホタル。
tYphoon一家 (たいふーんいっか)
明石スタジオ(東京都)
2012/09/06 (木) ~ 2012/09/09 (日)公演終了
満足度★★★
まあまあ楽しめた
季節外れのホタル、まあまあ楽しめた。
上演時間約1時間50分。
ネタバレBOX
<感想>
ファンタジーは好きなジャンルだし、なかなか好きな作風なのだが、
物語の展開が一体感を感じなかった。
お盆の時期に、あの世からこの世に来る場合、
仮の人間の体を借りて自分の大事な人に会いに来るという設定であったが、
突拍子もない感じがしてしまい、残念ながらあまり共感できなかった。
本線の話はいいと思うが、途中の話が・・・。
直球勝負した方が良いような話なのに、変化球を多用した感じかな。
最終的に3つの物語が1つの流れに集約される様は良かった。
個人的には、主人公の男性とおかまっぽい役を演じた役者さんが良かった。
2段に分けた舞台美術は工夫してあって楽しめた。
他のレビューは高評価のようなので、そういう意見もあるのだと
思ってもらえると幸いである。
f
MOKK
こまばアゴラ劇場(東京都)
2012/09/11 (火) ~ 2012/09/13 (木)公演終了
ゴベリンドンの沼 終了しました!総動員1359人!! どうもありがとうございます!
おぼんろ
ゴベリンドン特設劇場(東京都)
2012/09/11 (火) ~ 2012/10/07 (日)公演終了
満足度★★★★
熱いっっ
圧倒的な近さ、観客にとにかく飛び込んでいくその熱量、そうか、これがおぼんろか~と思った。直にお会いした末原拓馬さんは、コリッチの公演説明に書いてあるような、むちゃくちゃ長くて、底抜けにポジティブで、熱のこもった文章が想起させる通りの熱い人だった。会場入って、いきなり話し掛けられたんでビビッてしまった。開演すると、やってることは無謀極まりない。たった5人の役者が、どでかい工場を縦横無尽に駆け回りながら演じるのだ。360度舞台、熱すぎる。正直、物語にはあまり共感出来なかったのですが、こういう直接的な方法で訴えかける演劇にはすこぶる好感が持てて☆1つ、生の拓馬さんに会ってその熱さにやられてしまい☆1つ追加しました。
ネタバレBOX
劇中の台詞の情景描写は、詩的で幻想的な言葉が多くて想像力をかきたてる。役者はクルクルと役を変えて、たった5人で1つの村の平和と崩壊の壮大な世界を展開する。
役者との距離感が圧倒的に近い。近すぎる。役者の配慮や気配りが物理的な距離だけでなく精神的な距離も近づける。非日常を楽しむ一体感、これが魅力なのかな、と思いました。
会場に行く道すがらはドキドキ。駅前を通り過ぎると人影の少ない工場地帯だし、会場付近は街灯もまばらで真っ暗。そんな中にあるのは、本当に工場、しかもかなり大きい。会場に入ると、出演する役者さんに水をもらったり、おしりに敷く手作りのクッションもらったり。で、ボーっと会場見回していたら末原さんに話しかけられた。たわいもない会話ですが何かうれしい。布や段ボールで装飾された会場も、舞台美術も、衣装も、メイクも何もかも非日常。なのに、場内案内をやっている役者達はとてもアットホームで近い。
丁寧過ぎるほどの前説は、演劇を見慣れてる人でもなかなか無い工場での観劇への緊張をほぐしてくれる。そのままユルユルと開演、すると工場の入り口のシャッターは締め切られる、すなわち密室。360度が舞台。しかも客席も幾つかの区画に緩く分けられていて役者は客席の間でも平然と演技をする。もう工場の中はすごい暑さで、ガンガン汗をかいて演じる役者がちょくちょく観客に絡むので、強引に劇世界へと巻き込まれていってしまう。この熱量はすさまじい。工場の天井はかなり高く、その天井付近にまで役者はガシガシ登って演じる。ゴブリンドン役の方、壁を上に下にと移動して、すごいなと思いました。
ラブ☆ガチャVol.5
茶柱日和
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2012/09/11 (火) ~ 2012/09/17 (月)公演終了
満足度★★★★★
少女マンガの王道
初恋にふさわしい、お話でしたね。
男優さん ハンサムな方たちが多かったですね。
キュンとさせていただきました。
お部屋の装飾、こどうぐ とてもかわいらしかったです。
ゴベリンドンの沼 終了しました!総動員1359人!! どうもありがとうございます!
おぼんろ
ゴベリンドン特設劇場(東京都)
2012/09/11 (火) ~ 2012/10/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
しっかりしたシナリオ
シナリオの構造がしっかりしているので、廃工場の空間を使い、縦横無尽に動き回る身体能力の高い役者陣のリズム、躍動感、スピード感が活きる。
構成も巧みだ。だが、最も見事なのは、その言語遊戯だろう。しょっぱな、聞いたことも無いような単語が頻出する詩的導入部があるのだが、演劇の基本に沿って、劇の全容が、この時点で解説される。但し、観客には、その表現の意図する処は、正確には分からない仕掛けになっている。従って、観客は、推理することを強制されながら、芝居を見ることになるのだが、この辺りのシナリオ、構成の巧みは、特筆してもよかろう。ここで、既に観客は、劇作者の呪縛から逃れられないようになっているのだ。
ネタバレBOX
描かれるのは、運命に翻弄される兄弟とゴベリンドンと呼ばれる呪われた存在との稀有な邂逅と悲劇的な結末。サブプロットに死体洗いを生業とする魔女と兄の話、兄弟の母の死にまつわる真実と兄の思い込み。兄弟の叔母が明かす母の死の真実。この村に刃物、銃など一切の武器が無いことに関する伝説。その結果の平和。兄弟が大切に育てている美しい蝶の蛹。弟が体験する不思議な予知等々。これらが、総て、最後の悲劇に向かって、その逸話が埋めるべき場所にぴたりと嵌ってゆく。パズルのピースを一つ一つ丹念に埋めてゆくような見事さがある。更に、この作品の作者が、若い作家でありながら、内容的に余りにも陰惨な悲劇に、現代の観客にも耐えうるような着地点を用意し、配慮していることだ。
ゴシック文学に出てきそうな詩的文体を駆使しながら、恰も矛盾の同位体のような言葉の綾を紡ぎ、最終部では其処にあった齟齬を解消し、而も悲劇として成立させたうえで、一縷の救いを与える。見事な手腕である。
役者同士の連携も良い。下町の廃工場を舞台にするセンスも日本人には珍しいかも知れない。レオス・カラックス的でとても気に入った。役者、スタッフ共に爽やかなことも好印象であった。
キミが、No.1☆/デカ長・園田獄太郎の憂鬱
劇団東京都鈴木区
【閉館】(東京都)
2012/08/30 (木) ~ 2012/09/02 (日)公演終了
満足度★★★★
どちらも楽しめました
1時間弱の短編コメディニ本立て。
内一作は初のラブコメということでしたが、笑いのノリは今までの作品通りで
安心して見られました。
ゆるーいショートコント風の前説も楽しく、アットホームな雰囲気で心地よい公演でした。
客席がステージをコの字型に囲む形になっていたのですが、
左右の席は演者さんの後頭部しか見えないなんて場面が多々あり、ちょっと見づらいかなと感じました。
正面の席では近すぎたり、振り返らないと見えない場面があったりして、こちらもちょっと見づらかったです。
ネタバレBOX
『デカ長・園田獄太郎の憂鬱』
ストーリーはかなり突拍子もない感じで、正直ミステリー物として考えると「う~ん…」な感じなのですが、
そういうのは置いといて、キャラの掛け合いや、それっぽい空気感を楽しむ作品なのかなと思いました。
舞台上にいきなり横たわる死体から始まる冒頭と、ラストの演出は『自給探偵』を彷彿とさせます。
他にも過去作とのリンクが散りばめられていて、それらを見つけるのも楽しいです。
登場人物では、絵本作家役の演者さんが凄い印象に残りました。シリアス場面でのギャップが良かった。
そして、いつもながら音楽のチョイスが良いです!
『キミが、No.1☆』
シリアスと笑いのバランスが絶妙でした。
テクノ先輩のキャラが面白すぎです。
終盤は本気で泣かせにかかってるな!と思っていたら笑撃のオチが(笑)
しんみりとし過ぎることなく、ほっこりとした観劇後感が得られて良かった。
ゴベリンドンの沼 終了しました!総動員1359人!! どうもありがとうございます!
おぼんろ
ゴベリンドン特設劇場(東京都)
2012/09/11 (火) ~ 2012/10/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
時を経た
悲劇が重なり合ったファンタジー、良くできた脚本でした。
ネタバレBOX
母親の病気を治したいと願う気持ちから生じた悲劇と、400年前の鍛冶屋が化物に変貌する原因になった悲劇が重なり合った物語。
廃工場というか、機械類を取っ払った工場建屋の一階と二階を全方位的に有効活用していました。ライティングの関係でゴベリンドンの沼に住む化物の身悶える様子が影となって二階の壁に映るのも効果的でした。
母親の不治の病を治すため沼に住む化物にこれから生まれてくる弟の命を売った兄…、後にそれを知った母は第二子(弟)を助けるために我が身を差し出そうとするが、病気では死ねないため自殺して思いを遂げる。弟の命が救われたことを知らない兄は、母親が死んだことを約束違反だと恨み、弟の命を差し出す必要は無いと考えて化物退治を決意…、村の忌み嫌われている婆さんから400年前に魔力のあった銃に再び魔力を注ぎ込む方法を教えられ、魔力を得るために大量の村人たちをその銃で殺戮してしまう。最後、兄は化物から母親の死の真相を聞くも時既に遅く化物を撃ち殺し…。弟も悲しみのあまり沼に沈んで全ては終わりました。
そしてその銃は、400年前に鍛冶屋が娘の身体が溶け込んだ鉄で作ったもので、その悲しみから鍛冶屋が化物になった経緯があり、自らの銃で殺されるというもう一つの悲劇があったのでした。
親を思う子の気持ち、子を思う親の気持ち、そのすれ違いが伝わって来ました。