最新の観てきた!クチコミ一覧

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くじけまみれ

くじけまみれ

月影番外地

ザ・スズナリ(東京都)

2012/08/03 (金) ~ 2012/08/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

ベンチシートで
最前列のかぶりつき。お尻は痛くなりましたが、目の前で、微笑み、叫び、転び、這いつくばる高田聖子さんを見ることができて、感激しました。
お話も、ぶっ飛んでましたが、深い。
私の周りのシジュウオンナ(アラフォーという明るいヒビキじゃない・笑)友達みんなに見てほしい。

他人を妬まず羨まず、そしてもちろん蔑まず、楽しく元気に生きたいな。と、思いながら帰りました。
大満足のお芝居です。

ネタバレBOX

高田さん演じる麻子の、40オンナの寂しさが、笑いの中にも胸に迫りました。

ティッシュ配り20年の気迫がすごくって、なんどもティッシュをつきつけられたのですが、思わず受け取りそうになりました。
あれ、受け取ったらもらえたんでしょうかね。

ラスト、電柱の上の二人はボニーとクライドみたいでカッコよかったです。

社長役の政岡泰志さん、隣の斎藤さん役の植田裕一さんも良かったです。

色々感動したのですが、帰りの電車で頭をグルグル回っていたのは「西川口 らんらららんらんらん♪」の歌とその相撲の場面でした。なんで?
ここまでがユートピア×トラックメロウ

ここまでがユートピア×トラックメロウ

劇団あおきりみかん×オイスターズ

座・高円寺1(東京都)

2012/08/02 (木) ~ 2012/08/06 (月)公演終了

満足度★★★★★

【トラックメロウ】観劇
カッカッカッ、やられました。

ネタバレBOX

何がトラック女郎だ! どこが速いんだ! 「どもっ」って感じの冴えない女性トラック運転手。

速いという伝聞だけで、トラックに乗っている人と乗っていない人との間に一般相対性理論が働き、タイムマシーンになるとの発想が素敵。トラックががたがたバックして過去に戻るなんて益々素敵。

孤独な青年の立場からすると、他のツアー関係者が未来のパラレルワールドから現在に来たように思えるのも理解できます。彼らから聞かされる未来の自分はもう一人の自分で、未来の自分が現在の自分を応援していると言っていたよと言われると、何かそうかーって思えてきます。今を生きていて感じる孤独感がスーッと消えて行き、ほのぼのと温かい気持ちになりました。素晴らしい癒し効果です!

しかし、エンジンは掛からない…、青年にはあまり教えたくない事実ですが、現実は何も変わってはいません。青年には将来、あの時はあーだったんだよと伝えてあげたいですね。

前半のツアーコンダクターと運転手との噛み合わない話もイライラさせられ面白く、不手際を極力報告しないようにしようとする体質は日本人的で、最近多発する長距離バス事故の原因もこんなところにあるんだろうなと連想しました。
点描の絆

点描の絆

東京ストーリーテラー

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2012/08/02 (木) ~ 2012/08/05 (日)公演終了

満足度★★★★

ウェルメイド
初めての東京ストーリーテラー、初めてのシアターKASSAIは充実の一言。
終演後希望者のみに“ネタバレ・パンフレット”を配布するという姿勢、
作・演出の久間勝彦さん自らが観客に感謝の言葉を伝える前説など
劇団として「観る人が参加して初めて完成する演劇」を大切にしていることが伝わってくる。

ネタバレになるので多くを書けないのが残念だが、
それもこの作品を鑑賞する上でぜひとも必要なことだろう。
最後まで真実がわからない筋立てが素晴らしく、
ありがちな予想を立てていると見事にひっくり返される。

筋立ての面白さに加えてもう一つ、
登場人物の彫りの深い造形が、“ことの起こり”に説得力と必然性を与える。
濃密な世界を共有する師弟関係が、時間の経過とともに丁寧に描写されていく。
弟子の少年役が素晴らしくて、何も起こらないうちから泣けてしまった。

冒頭、主人公の説明的な台詞がテンションに引きずられて少し上滑りになった感があるが
ラストの別人のような表情は素晴らしかった。
「点描の絆」は、この瞬間のために語られてきたのだということがわかる。

こんな人間関係もあるのだと知らされる、幸福な謎解きだった。

非実在少女のるてちゃん

非実在少女のるてちゃん

笑の内閣

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/08/03 (金) ~ 2012/08/05 (日)公演終了

満足度★★★★

おもしろかった
とてもよくできていた。

小劇団(マムジプ・柿・ままごと・悪い芝居)いじりも笑えた。
アゴラでバナナのネタはちょっと胸が痛んだ。

次回公演も観たい。
が、次回公演がプロレスだったらちょっと検討する。

ネタバレBOX

舞台上において実は、のるてちゃんはほとんど活躍をしていない、というところがよかった。セリフの誘導によって、のるてちゃんが反対運動の先鋒のように感じられるが、注意深くみると実際に運動しているのは実在の人物だけなんですよね。

残念だったのは、終わり方。
TV版エヴァンゲリオン最終話のラストシーンになぞらえて終演する。そのパロディの完成度は高く、おもしろく観られた。が、エヴァのラストがそのまま「のるてちゃん」のラストになってしまうのはあまりに残念。だって、借り物のエンディングじゃないですか。
最後はパロディで落とすのではなく、この作品独自のラストを設えて欲しかった。

幸せはいつも小さくて東京はそれよりも大きい

幸せはいつも小さくて東京はそれよりも大きい

アマヤドリ

ぽんプラザホール(福岡県)

2012/08/03 (金) ~ 2012/08/05 (日)公演終了

満足度★★★★

予想をはるかに超えて
斬新な演劇でした。普通のドラマっぽいところがあるかと思えば、
ふら~~っと倒れながら走りゆくというおもしろいリズムを持っていて、
もしかしてあれが元になってる?という監禁事件の再現ドキュメントのような。
犯罪か、犯罪でないかって紙一重なんだろうな。

ネタバレBOX

主宰にして作・演出の広田さんがすっごくオーラを放ちまくっていた。
幸せはいつも小さくて東京はそれよりも大きい

幸せはいつも小さくて東京はそれよりも大きい

アマヤドリ

ぽんプラザホール(福岡県)

2012/08/03 (金) ~ 2012/08/05 (日)公演終了

満足度★★★

うん、よかった。
キャストが駆け周ったり(前のめりから駆けだし、ほんのページがめくれるよう)、照明の色の使い分けとかで、場面が転換する。平台にリノのシンプルな舞台。セリフ回しの切り替えも納得でした。

ネタバレBOX

監禁と引きこもりの差ってどこに。考えます。
ここまでがユートピア×トラックメロウ

ここまでがユートピア×トラックメロウ

劇団あおきりみかん×オイスターズ

座・高円寺1(東京都)

2012/08/02 (木) ~ 2012/08/06 (月)公演終了

満足度★★★

トラックメロウ
バカバカしくも不条理な会話劇、劇場空間の広さを活かした演出がもう少しあればなあ。

70分のコンパクトなところはいいと思う。

Come Fly Away カム・フライ・アウェイ

Come Fly Away カム・フライ・アウェイ

テレビ朝日

Bunkamuraオーチャードホール(東京都)

2012/07/24 (火) ~ 2012/08/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

至福のひと時
ダンス好きな友人と行きました。

私は、ダンスのことはちっともわからないのですが、とにかく、観てて常に美しさが光っているステージングでした。

磨かれた肉体美の男女のペアの踊りが、一体化して、まるで、1つの肉体のように見えました。

シナトラの往年の名曲に浸りながら、美しいダンスに見とれていたら、夢の世界に誘われて、時々居眠りしてしまったようで、見逃した部分がありそうで、残念でしたが、日本の憂える現状を一時忘れて、まるで、ニューヨークにいるような至福の時間を過ごせて幸せでした。

ネタバレBOX

来日ミュージカルは、時として、向こうでは、まだ養成所クラスレベルのカンパニーだったりで、ガッカリすることも多々あるのですが、これは、一目で、実力あるメンバー揃いだとわかりました。

たった14人のメンバーが、とにかく、目くるめく、踊り続けるだけでも、驚きなのに、そのダンスのテクニックがまた難度高そうなものばかり。動く芸術品という感じでした。

まさかの「ラック・ビー・ア・レディ」の軽快なナンバーから始まり、スペシャルカーテンコールの「マイ・ウエイ」まで、とても贅沢な至福の時を満喫することができました。

最後に、バンドの後ろに輝く、電飾の肖像画のようなシナトラの姿が、シナトラらしさを表出していて、とても感動的でした。子供心に憧れた、ダンデイなシナトラそのものでした。歌声が、加山雄三に似てるとずっと思っているのですが、また今日もそう思いました。

バンド演奏も、プロ中のプロといった感じの方ばかりで、音楽とダンスの融合に、心から酔いしれたひと時でした。
進化とみなしていいでしょう

進化とみなしていいでしょう

クロムモリブデン

赤坂RED/THEATER(東京都)

2012/07/28 (土) ~ 2012/08/14 (火)公演終了

満足度★★★★★

ざわつく
キャラクターの濃さに笑い、ダンス、パフォーマンスに痺れ、そうこうしているうちに段々と深みに誘い込まれていくような感じになっていく。

あいつら、おれの頭のなかで、芝居続けてるんじゃないか!?



国民の生活

国民の生活

ミナモザ

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2012/08/01 (水) ~ 2012/08/06 (月)公演終了

満足度★★★

ミッキーに会いに
なかなか見ごたえあり。

ネタバレBOX

「おばけの市」…FXアドヴァイザーの枚方(藤原慎祐)が、気弱そうな広告代理店営業・高槻(西尾友樹)を顧客に囲おうと、ヴァーチャルFXを始めると高槻も熱くなり…。
よくわからないので近づきにくいんだけど、カネの魔力で途端に敷居が低くなる。そんな怖さ? でも、こうしてる間に何百万も稼いでいる人も沢山いるんだろうなと。

「わたしの値段」…SEX後、女に金を渡そうとするコウスケ(首藤健祐)だったが、女・ユミ(志水衿子)はそれを拒否する…。
わかったようなわからんような理論展開だけど、妙な魅力に溢れる。カネの存在と心の在りようを提示して、ラストのキスで柔らかく締める快作。あと、志水の太ももがエロい。

「この世にうたがあるかぎり」…自称詩人でバイトも碌に続けられないヒモなケンタ(西山宏幸)とその彼女・ヨウコ(外山弥生)の、愛情を描く。
とかく、ケンタのグズっぷりが目も当てられない程上手い。詩は苦手。

「崖から飛び降りる」…電気代0円で生活するリク(石田迪子)は、反原発デモに参加している。デモを表参道で見かけたヨウコは一人参加する。そんな二人のデモ開始前の会話。
反原発で反現代人的なリクに困惑し、同時に惹かれるヨウコが一般現代人の代表者のよう。セリフにもあった「崖から飛び降りれば羽がはえる」ってのはなかなかできないし、身がもたないなと。けど憧れる。
ドリルチョコレートのテーマ:2012リミックス

ドリルチョコレートのテーマ:2012リミックス

MCR

駅前劇場(東京都)

2012/07/31 (火) ~ 2012/08/01 (水)公演終了

満足度

はっきり言って、がっかりしました。
これって稽古場ですることであって、舞台で観客に見せる内容とは思えません。せっかく力のある役者さんもいるというのに・・・一種“やっつけ仕事”って感じで、無駄に時間を使ってしまった気がします。

ゴトウカナエの失踪

ゴトウカナエの失踪

無国籍

いわてアートサポートセンター・風のスタジオ(岩手県)

2012/08/04 (土) ~ 2012/08/05 (日)公演終了

二度観ても
面白さに笑ってしまう。

進化とみなしていいでしょう

進化とみなしていいでしょう

クロムモリブデン

赤坂RED/THEATER(東京都)

2012/07/28 (土) ~ 2012/08/14 (火)公演終了

満足度★★★★★

わからなくてもいいと いう事 を 前提として 見てくださいね 
観終わって お家に帰って来て 
この 舞台の説明の文章を読んで、また はー ってな
思いましたが。
なんでだか 圧倒されまして 
なんでだか 私も 泣きそうになりました。

非実在少女のるてちゃん

非実在少女のるてちゃん

笑の内閣

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/08/03 (金) ~ 2012/08/05 (日)公演終了

満足度★★★

表現=人
のるては色々かわいい。

ネタバレBOX

非実在青少年規制条例が提出され表現の自由が脅かされそうになる中、漫画の神から遣わされた魔法少女・冷泉のるて(伊集院聖羅)は、魔法の力が使えない状態でなんとかそれを阻止しようとする…。

討論会などの会話が主軸の舞台で、ストーリーは二の次という感じ。規制派の高校教師・津川(田中浩之)が、不当逮捕された教え子を守るために反旗を返すとか、全体的にキャラは立ってるけど人の描写が弱いと思った。それでいい舞台なんだろうけど。
とはいえ十分楽しめるし、興味深いテーマを扱ってそれを提示するいい作品だと感じた。話の内容も国会で実際にあったことで、それを二時間で要点を抽出してみせるという意味で付加価値のついた公演だった。一見、規制派が頭おかしいように(反対派は冷静に)描かれるけど、かなり突飛な規制なんだろうということは伝わってきた。

『本を焼く国ではいつか人をも焼くようになる』 ハイネ
『ナチスが最初共産主義者を攻撃したとき~
 ナチスはついに教会を攻撃した。私は牧師だったから行動した。
――しかし、それは遅すぎた』  マルティン・ニーメラー
『大衆は女のようなものだ。
口では自由が欲しいと言いながら、強い者に支配されたがっている』 ヒトラー
が印象に残った名言。
非実在少女のるてちゃん

非実在少女のるてちゃん

笑の内閣

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/08/03 (金) ~ 2012/08/05 (日)公演終了

満足度★★★

初笑の内閣
実在の人物の発言や偉人の格言を引用しつつ、日本の社会問題を笑いで思いっきり風刺する、若さみなぎる社会派演劇。気概が感じられました。

リプレイ

リプレイ

ダイナマイトキッド

劇場HOPE(東京都)

2012/08/03 (金) ~ 2012/08/05 (日)公演終了

満足度★★★★

セットはシンプルながら
先の読めないスリリングな展開、そして壮絶な最期を堪能しました。脇役まで個性豊かに描かれ、コクのあるストーリーになっていました。

N.N.N.3〜ドンドン進むと、心も踊る。そんな気がする夏なんです〜

N.N.N.3〜ドンドン進むと、心も踊る。そんな気がする夏なんです〜

STスポット

STスポット(神奈川県)

2012/08/03 (金) ~ 2012/08/05 (日)公演終了

満足度★★★★

ドンドン進もう
若手2組+ゲストの3本立て。京極朋彦ダンス企画:哲学的な面が今後どう発展していくかが楽しみ。ピグマリオン効果:学生にしてはずいぶんと肩の力に抜けた作品作り、クリウィムバアニーやニジンスキー版春の祭典を思わせる。大倉摩矢子:舞踏家が選ばれるとは興味深い。明るいことで他の作品とよく調和が保たれている。

Come Fly Away カム・フライ・アウェイ

Come Fly Away カム・フライ・アウェイ

テレビ朝日

Bunkamuraオーチャードホール(東京都)

2012/07/24 (火) ~ 2012/08/12 (日)公演終了

満足度★★★★

スキンヘッドのサキソフォンの
おじさんがすごかった。
フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーンの振り付けが今市だった。つうか扱いが低い。ダンスに向かないのか?

ニアニアフューチャ

ニアニアフューチャ

あひるなんちゃら

駅前劇場(東京都)

2012/08/03 (金) ~ 2012/08/07 (火)公演終了

満足度★★★

おなじみのゆるゆる
ゆるーい不条理的ナンセンス喜劇。期待通りに楽しめたが、良くも悪くも期待から外れず、微妙に毒気が足りなかった気がする。

ここまでがユートピア×トラックメロウ

ここまでがユートピア×トラックメロウ

劇団あおきりみかん×オイスターズ

座・高円寺1(東京都)

2012/08/02 (木) ~ 2012/08/06 (月)公演終了

満足度★★★

【オイスターズ】これ、面白い!
笑った、笑った、こみあげてくる笑いを抑えるのが、苦しかった。
面白い不条理劇だった。上演時間70分。

ネタバレBOX

現代日本を象徴するような物語だった。
自分の否を認めないバス運転手は、特に楽しめた。

アンケート用紙が、コンパクトでありながら、他劇団と比較すると
良かったと思う。



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