国民の生活 公演情報 ミナモザ「国民の生活」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    ミッキーに会いに
    なかなか見ごたえあり。

    ネタバレBOX

    「おばけの市」…FXアドヴァイザーの枚方(藤原慎祐)が、気弱そうな広告代理店営業・高槻(西尾友樹)を顧客に囲おうと、ヴァーチャルFXを始めると高槻も熱くなり…。
    よくわからないので近づきにくいんだけど、カネの魔力で途端に敷居が低くなる。そんな怖さ? でも、こうしてる間に何百万も稼いでいる人も沢山いるんだろうなと。

    「わたしの値段」…SEX後、女に金を渡そうとするコウスケ(首藤健祐)だったが、女・ユミ(志水衿子)はそれを拒否する…。
    わかったようなわからんような理論展開だけど、妙な魅力に溢れる。カネの存在と心の在りようを提示して、ラストのキスで柔らかく締める快作。あと、志水の太ももがエロい。

    「この世にうたがあるかぎり」…自称詩人でバイトも碌に続けられないヒモなケンタ(西山宏幸)とその彼女・ヨウコ(外山弥生)の、愛情を描く。
    とかく、ケンタのグズっぷりが目も当てられない程上手い。詩は苦手。

    「崖から飛び降りる」…電気代0円で生活するリク(石田迪子)は、反原発デモに参加している。デモを表参道で見かけたヨウコは一人参加する。そんな二人のデモ開始前の会話。
    反原発で反現代人的なリクに困惑し、同時に惹かれるヨウコが一般現代人の代表者のよう。セリフにもあった「崖から飛び降りれば羽がはえる」ってのはなかなかできないし、身がもたないなと。けど憧れる。

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    2012/08/05 01:08

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