最新の観てきた!クチコミ一覧

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Mermaid-drop

Mermaid-drop

Performing unit colors7~C7

高田馬場ラビネスト(東京都)

2012/10/31 (水) ~ 2012/11/04 (日)公演終了

満足度★★★★

原典をおさらいして臨んで正解
アンデルセンの原典にアレンジを加えながらも巧く活かし、あれからずっと時を経た後日譚とした着想がイイ。
また、メイン部分に原典準拠の場面を差し挟みつつ物語を進めて最後にヒロインの謎を明かすツクリと落としどころも巧い。
なお、一見鼻持ちならないが、実にポジティブな考え方でもしかすると(笑)中身はイイ奴のキャラに共感。

WAR Revolution

WAR Revolution

劇団EOE

池袋GEKIBA(東京都)

2012/10/31 (水) ~ 2012/11/04 (日)公演終了

満足度★★★

次第に快感。
初めての劇団EOE。客席に行くと、役者さんたちがアップとくすぐりを兼ねたパフォーマンス(?)。「あっ、スポーツものなんだな」って。

そしてその100分後(公演は90分)。

「スポーツもののドラマじゃない・・・ライブだったんだ・・・!」。

現在は絶滅危惧種になりつつあるメタルバンドのライブに始めて行った高校1年の頃を思い出したわ。「この声、どこから出てくんだ?」「大声量を受けるって気持ちいい!」。そして「やっぱライブはかぶりつき」。

独特の発声&セリフ回し。
ラーメン二郎のように、観劇後は「しばらくはイイかな」、でもその3日後には「また観たいな」って感じかな。

一見、一本調子の発声&心理表現。

ボクは、北区つかこうへい劇団第14期生として参加した経験を持つポップンマッシュルームチキン野郎のサイショモンドダスト★さんの大ファンなんだけど・・・カレは、けれんで良い意味での軽さが特徴。モウムリポ公演『熱海殺人事件』での超デカ声&一本調子&クドさは、芝居が進むにつれ洗練されていった。

劇団EOE『WAR Revolution』は、さらにクセがあって、そして単調な感じ。観てるボクは、完全受け身態勢。でも、じわじわと体が暖まってくる。EOEの雰囲気に身体が馴染んでいくという感じかな。ポリネシアンセックスみたい。

最初は「昔NHKでやってた人形劇みたい(←ホメ言葉でもあります)」と思ってたけど、だんだん血の通った人間の肉体を感じてはきたもんなあ。 ま、文楽人形にも感情や血肉の熱さを感じるんだけどさ(笑)

あと、よく登場する語尾「なんだよねー」(だっけ?)は、口癖になっちまいそうだ(もちろん、心中での口癖だけどね)笑。

そうそう。

平澤有彩さんの表情、発声、身体表現は、超抜クラス。すごい。
歌舞伎役者のような洗練された芸。 彼女のいろんなステージを見たい、と強く思った。 ひとり芝居でも、それこそ紙芝居でもいいから(笑)

ネタバレBOX

前説。

なぜ、ピカチュウなのか。

やっぱ浜口京子を極めるべきだと思う(笑)
ピエロの涙とボクの羽根

ピエロの涙とボクの羽根

東京カンカンブラザーズ

テアトルBONBON(東京都)

2012/10/31 (水) ~ 2012/11/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

人間関係が
素晴らしかったです。
関係性の構築がきちんとされていて、観ていて違和感を感じませんでした。

ネタバレBOX

どことなくご都合主義なのは前回もでしたが(笑)役者さんがそれをカバーする説得力のある芝居をしていたかと思います。
それぞれ個性的でとてもハマっていて引き込まれました。
ピエロの涙とボクの羽根

ピエロの涙とボクの羽根

東京カンカンブラザーズ

テアトルBONBON(東京都)

2012/10/31 (水) ~ 2012/11/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

凄かったです。
完成度が高いなあと思いました。
笑って泣けるというとちょっとチープな表現ですが、とにかく素敵な時間を過ごしました。
役者さんが魅力的です。
またぜひ次回も観にきたいです。

ピエロの涙とボクの羽根

ピエロの涙とボクの羽根

東京カンカンブラザーズ

テアトルBONBON(東京都)

2012/10/31 (水) ~ 2012/11/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

良かった
面白かった~!
一人ひとりのキャラが立っていて14人いる役の全部が印象的でした。

ネタバレBOX

最後は苦しくて悲しかったけど、ハッピーエンドな空気で終わったのでそこも好きです。
『熱狂』・『あの記憶の記録』3月に完全再演致します!!詳しくは劇団ページをcheck!!

『熱狂』・『あの記憶の記録』3月に完全再演致します!!詳しくは劇団ページをcheck!!

劇団チョコレートケーキ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2012/10/31 (水) ~ 2012/11/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

「熱狂」観劇
まさに人々の熱狂を感じさせる素晴らしい舞台。最初から引き込まれ2時間の芝居は途中だらけることもなく最後まで興奮の中を進んでいく。チョコレートケーキらしい骨太の芝居である。
個人的な事情によって10日ほど東京を離れていた。もちろんその間の観劇予定はすべてキャンセル。外せない仕事があり,1度戻ってきたが,明後日あたりにはまた東京を離れなければならない。そのような中での観劇。心配事を抱えていると集中できないのではないか,一抹の不安もあったが,芝居中はただ芝居のみと向き合っていた。観劇後は興奮と力強さが残り,頑張ろうという気持ちになれた。
このチョコレートケーキの本公演,もちろん「あの記憶の記録」も観劇の予定でいた。観劇できるかわからない状況ではあるが,できれば観劇したいと思っている。それだけ「熱狂」は素晴らしい舞台であった。見逃すのはもったいない。オススメである。

WAR Revolution

WAR Revolution

劇団EOE

池袋GEKIBA(東京都)

2012/10/31 (水) ~ 2012/11/04 (日)公演終了

満足度

作品の”熱”は感じた・・んだが・・・
特殊な芝居だネェ・・と感じた90分
劇団の特色として、いろいろ情報を仕込んで観劇して。
生き様を見てくれというトコロなのかな?
段階を経てリピータークラスになれた人には楽しめるかもしれないが、
初見の人間には明確に好き嫌いが分かれる舞台と思った。

ネタバレBOX

3人連れ+ひとり客が中途で退場しましたし・・・・
(うーん久しぶりに帰った人見ました)
黒幕の素舞台でジャージを着た役者さんが、
ハイテンションな大きな声でひたすら喋って動いてという作品であった。
発生や芝居の強弱・抑揚も感じなかったなー
ということで、自分には合わなかったという作品でありました。
【東京フール】/【グシャラ】

【東京フール】/【グシャラ】

Theater DIO

ワーサルシアター(東京都)

2012/10/31 (水) ~ 2012/11/04 (日)公演終了

満足度★★★★

東京フール見ました
役者さんの鍛え上げた肉体に感動
(シックスパックすげー!)
予備知識をしっかり入れてからの観劇の方が、
よりイメージが膨らむかなと感じました。
も少し見たいかなーと思われた1時間でありました。

ESCAPER~探し続けていた場所

ESCAPER~探し続けていた場所

立教大学演劇研究会

立教大学 池袋キャンパス・ウィリアムズホール(東京都)

2012/10/31 (水) ~ 2012/11/04 (日)公演終了

満足度★★

良くも悪くも学生演劇・・・かな
結構潤沢に部員さんのいそうな演劇部らしかった、
演技の方はまぁ取り立てて上手な人はいないようであったが、
逆に特に下手な方もいなかった。
でも話は御都合主義的に感じてしまった、
それに135分の長丁場は結構キツクも感じたデス。
まっ学園祭に花を、と思えばいいのかな?。

『熱狂』・『あの記憶の記録』3月に完全再演致します!!詳しくは劇団ページをcheck!!

『熱狂』・『あの記憶の記録』3月に完全再演致します!!詳しくは劇団ページをcheck!!

劇団チョコレートケーキ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2012/10/31 (水) ~ 2012/11/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

熱狂
まさに、『熱狂』でした。見えないけど、人々の心情が生み出したとも言える時代の波が、押し寄せてくる濃厚で濃密な空気は、すごい迫力でした。この作品2日目なのに、満席でした。チケット完売の日も出ているので、早めに劇場に足を運ぶ事をお勧めします。

ネタバレBOX

ヒトラーが党指導者に就任後、ミュンヘン一揆裁判で禁固刑の判決を受けた頃から、第二次世界大戦に向かう時代の物語。

全役者さん、そのキャラらしい佇まいと、迫真の演技が、素晴らしかったです。
前公演『一九一一年』にも出演されていた方々は、特に全然イメージが違い、驚きました。

ヒトラー(西尾友樹さん)は、見た目のイメージは、ちょっと違うけど、キャラはヒトラーらしく、素晴らしかったです。
演説で、賛同する民衆を増やし、国の有力者達も側近として固めながら、権力を絶対的なものとしてゆく姿は、熱を増し、どんどん加速してゆくので、迫力に呑み込まれました。

見えない民衆の切望を叶える為だったのに、それぞれの立場故の、野心や譲れない思想。
権力を握った故に、私利私欲や野望が絡んでゆく政府側。
濃密な思いは、ルデコの空間と、やや暗めの照明に彩られ、深みを増してゆきました。
作品のイメージに合った髪型、衣装、小道具、オペラ系クラッシックな挿入曲も、こだわっていて良かったです。
否定されたくてする質問

否定されたくてする質問

箱庭円舞曲

駅前劇場(東京都)

2012/11/01 (木) ~ 2012/11/11 (日)公演終了

満足度★★★★

気軽に楽しめる
こんな舞台が結局のところ私は好きです。 パッション、大事ですよね。 

ネタバレBOX

身と肛門、カッパ芸には笑った。
【日替わりキャスト決定しました!】はなのいろ【水仙/桔梗】

【日替わりキャスト決定しました!】はなのいろ【水仙/桔梗】

Minami Produce

ルーサイト・ギャラリー(東京都)

2012/11/01 (木) ~ 2012/11/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

水仙-○○なミステリー
秋の日のお散歩、というテーマだが、なんとなく影がありそうなミステリー。
テンポ早い。

当日パンフのゲーム説明を結構しっかり読んだので入り込みやすかった。

しかし、凝った話の仕掛け・目を引く衣装・雰囲気のある会場はなかなか。

あとこれだけ、それぞれの役が観終わって印象に残るのがすごい。
元々舞台上で「際立つ」タイプの役者さんが揃っているのだけど、
観ている側からすれば、どの役も「はまり役」に見えるし、それぞれちゃんとした役割を持っていて、必ず、どこかのシーンで「目立って」いる。

1回だけでは、全部の仕掛けに気づくのは無理なのかもしれない。
もう1回見たいけど、公演期間短すぎなのが残念。

(補記:DVD買いました。丁度観た回。もう何度もリピート。
自分の後頭部が映っていた…。)

芝居が近いし、会場の特性も生かしていて、いいなあ、と思えるものだった。

与太:椎谷さんは左利き?それとも演技???

※補記:しかしなんどDVDを観ても、とけない謎が一つ残ってしまう・・・。

ネタバレBOX

安田さんの最後、「母親になる」瞬間、声のトーン・表情が変わったのが驚いた。

前回テンゴのバータイム・パラダイムでもすべての謎が解けるまで、3回か4回見ないとわからなかった。今回も1回きりだと理解しきれないのがもったいない。
(といっても1回だけでも十分楽しいが、腹5分目、という感じ)

各役で印象に残ったのが、

ゲームキーパーのよくあれだけのセリフを相当なハイスピードで回しているのが全体の流れを作っていたし、
あけびの何度かの切り替わりは見事だし、
マリコの告白は、まさに「口が滑った」観があったし、
かなえの悠然とした雰囲気+コミカルな言動のバランスはいいし、
ユイが自分の話をしているときは結構グサッときたし、
信如の立ち振る舞いが毅然としていたし、
大巻は、一人だけ違う話のスピードがいいアクセントになっていたし。
(水津さんの衣装にも目がいくのだが、足の細さにも目がいってしまった。)

 新譚サロメ   (改訂版) 

 新譚サロメ   (改訂版) 

ウンプテンプ・カンパニー

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2012/10/29 (月) ~ 2012/11/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

素敵な和風サロメでした。
オスカーワイルドのサロメより、幻想的で切なくて、全体が一遍の叙事詩のように感じ、わたしはこのサロメはとても力強く繊細に描かれていて素敵でした。それから役者さん一人一人が輝いていましたね。こういうのが贅沢な大人の芝居でしょう。生演奏が芝居に遠近感を醸しだしていて、役者が歌うどの歌もしみじみと胸に響きましたよ。ウンプテンプ・カンパニーの芝居にははっきりとした心を感じます。

遭難、

遭難、

劇団、本谷有希子

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2012/10/02 (火) ~ 2012/10/23 (火)公演終了

満足度★★★★

流石。
納得。

エッグ

エッグ

NODA・MAP

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2012/09/05 (水) ~ 2012/10/28 (日)公演終了

満足度★★★★

NODA
流石、かな。

WAR Revolution

WAR Revolution

劇団EOE

池袋GEKIBA(東京都)

2012/10/31 (水) ~ 2012/11/04 (日)公演終了

満足度★★★★

お疲れ様でした
初めて拝見いたしました。
演出や演技、台詞のところどころにつかこうへいさんの影響を感じました。
幕末純情伝もやっているとのことですので、みなさんお好きなのでしょうか。
バレーボールの試合の演出はとてもスピーディーで好きでした。
こんな言い方は上から目線のようで語弊があるかもしれませんが、どの役者さんもとてものびしろを感じさせ、それもファンを魅了するひとつの要因なのでしょう。
熱い90分間でした。
どうぞ最後まで喉をお大事に。

帰り際、もしかしたらエレベーターでご一緒になったのはkazuoga5409さまでしょうか。。違っていたら失礼かと思い話しかけなかったのですが、逆に失礼だったかとあとで後悔しました。

 新譚サロメ   (改訂版) 

 新譚サロメ   (改訂版) 

ウンプテンプ・カンパニー

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2012/10/29 (月) ~ 2012/11/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

良い芝居でした。
生と死の狭間でのたうち回る人間というものを美しく描いていた。死を描くことは、生きることの意味を提示しているのですね。それにしても何回こみ上げてきました。これぞ見応えのある良い芝居ときっぱり言いたい。美術も衣装も音楽も演技も演出も、その一体感はお見事でした。(拍手)

星読み騙り / #garadama

星読み騙り / #garadama

ガラス玉遊戯

「劇」小劇場(東京都)

2012/10/25 (木) ~ 2012/10/28 (日)公演終了

満足度★★★★

シリアス
チラシとタイトルから、勝手にメルヘンな話かと想像していたら大違いでしたが、緊迫した上司とのやりとりなど、見応えがありました。ストーリーへのスタートもいい感じでした。

ネタバレBOX

否定していたことを実は自分も… などのパラドックスも絡みあって面白かったです。
エキスポ

エキスポ

ハイリンド

d-倉庫(東京都)

2012/11/01 (木) ~ 2012/11/11 (日)公演終了

満足度★★★★

田舎の「進歩と調和」
楽しめた。

ネタバレBOX

宮崎の大場家。昼は定食屋、夜は連れ込み旅館と、一家を支えた母が死んだ。その通夜には、母に縁がある人もない人も集まってきた…。

康夫(多根周作)の浮気話、千代子(福寿奈央)と元夫・山下(川本昭彦)の話、珠子(井端珠里)の文通話、峰山(紺野相龍)と宝田(木下藤次郎)の同性愛など、エピソードが豊富でバランスもいい。
母が生前申し込んだ大阪万博へのツアー。最終盤、TVをつけると舞台に万博の映像が映され、5人の万博を楽しむシーンになる。ここの登場と最後の〆具合が秀逸。

田舎世界を舞台に非合理に生きる人々。だけど正直で人間くさくて、暖かな作品。そんなゆっくりな人らにちょっと癒される。
バラバラ姉妹に憐れみを

バラバラ姉妹に憐れみを

水素74%

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/10/31 (水) ~ 2012/11/07 (水)公演終了

満足度★★★★★

なるほど
一見、ストレートな舞台のようで、
どんどん雰囲気が変わっていくあたり。
70分にその流れをきっちりまとめてくるあたり。
非常に素晴らしい。

これは登場人物たちのダメっぷりがそのまま作品の評価につながらない
良い例のような気がする。

シンプルで、ちょいゲージュツで、寂しさと、ちょっとした優しさがあって。

「東京っぽい」というと語弊があるのかもしれないけれど、
自分が最近ようやく認識しつつある漠然とした東京っぽさを体現しているような気もする。

これが春風舎でなくて中心地のアゴラに投下されるあたり、
しかも週末を挟んで1週間近くで上演されるあたり、
アゴラの方向性が水素に向かっていることを示しているような・・。

ネタバレBOX

登場人物はみんなバラバラ。

言ってることがくるくる変わり、よく殴られる女性。

その女性のことなんかちーとも見てないのに、
自分のことだけは見てろ、全面肯定しろと言って殴る小太り氏。

何も信じてないのに、どこかに真実の愛的なものがある気がして内心少し焦っているっぽい?女性。

女ににりたい、というよりかは、男のままでいたくない男。

逃げた男の子供を引き取りながら、育児放棄をしてるような女性

これらの表現が適切かは分からないが、
登場するのは、なんだかこんな感じの、
ダメな感じの男女。

しかもお互い会話がまったく噛み合わず、
お互いに自分の思い込みを押し付け合っては、
結局は誰の言うことも理解しているようには見えない。

なんだかなー、と、思って見ていると、
最後でそれぞれがひとつにつながってくる。

それは、たぶんみんなの死んだ(殴り殺されたと思われる)
母親の想い出みたいだ。

お互いの対話が全くかみ合っていないのにも関わらず、
どうやら、母親への愛憎っぽい感情で、
この子たちの心は実は一つに結びついているみたいだ。

生きている人間同士では決して分かり合うことはなく、
ただお互いに孤独なままに、
死んだ母親の想い出に、想像の世界の中で癒されいていく様は
非常に寂しく見える。

そういえば、きのうお袋とニュースを見ていたら、
息子をエレベータの事故で失った母親が、
それ以後ずっとエレベータを使えないで階段を使いながら、
こどものことを忘れないでいる場面があった。

水素のハナシは、それの逆バージョンだ。

きっと、その息子は、そんな特別な子じゃなかったんじゃないかな。

クラスにいたとしても、クラスメートとしてどれだけ印象に残っていたか。

でも、その母親にとっては特別で、
そのニュースを見るお袋の目は、
そんなことは母親にとっては当たり前のことで、
死んでもいつまでも忘れないのは当然であるかのようだった。

それが親子逆だったとしたら・・
このわりとハードな現代社会で、
そんなんで子が生きていけんのかね、と、思ったりもするが、
この作品で描いているのは、まさにそこだった。

恋人に暴力をふるっていた小太り氏は、
シューマイにグリーンピースをのせるためだけに生きる、
何も考えないマシーンになってでも生きていくため、
殴り殺された想い出の母親に、
自分が言ってほしい言葉をしゃべらせることで、
命をつないでいくようである。

ふと思う。

母親との思い出がなかったら、この子たち、もうとっくに死んでたかもしれないな。

母親は死んだかもしれないけど、
この子たちの中に生きてるから、
子供たちも、自分の中の母親を消さないために、
苦しくても生きて行こうとするのかもしれない。

母親は死んじゃったけど、どうもこの子たちをしっかりと支えてくれてるみたいだぜ、と気付いたら、どうもそんな悪い話じゃないな、と、ふと気づいた(笑

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