最新の観てきた!クチコミ一覧

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初秋トリイフェス2012

初秋トリイフェス2012

トリイホール

TORII HALL(大阪府)

2012/09/15 (土) ~ 2012/09/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

ピアノが、すごいらしい スピーカーもすごいかも
16日 19:30の回

「出張!上田ダイゴ×緒方晋トークライブ」
 北加賀屋 ク・ビレ邸 20席ぐらいの空間でいつも観ております、客席から御題をもらってのトーク 即興芝居、面白いです。今回 TORII HALLの舞台で観ると感じが違いますね、距離が遠くなるので、ちょっと難しくなるように思います、が面白かった。

Shinda Panda with 西原希蓉美
 おーーびっくり、たまたま座った席の横にマイク その横にピアノがあります、1mmぐらいの特等席、これだけ近いと、なんか照れてしまいますわ!! 歌は、いつも通り素敵です、エンディングで言っておりましたが、ここのピアノすごい物らしいです。 スピーカーの前だから?声の細かな響きが聞き取れました、スピーカーとマイクも、すごい物なのでしょうか。

「TheStoneAgeのすべらない話」MC 十一十三(エンターテインメントセルフキートン)
滑らない話、これは難しいですよ、
しかし 舞台では観れない所、ばらしでの出来事、むかしここで働いてた。。。等など、面白かった。

少年ラヂオ

少年ラヂオ

自由劇場

神戸大学・出光佐三記念六甲台講堂(兵庫県)

2012/09/15 (土) ~ 2012/09/16 (日)公演終了

満足度★★★

安定したクオリティの人気の学生劇団♪
オープニングのダンスからキャラメルらしい⁈盛り上がります!

予想通り新人とは思えないしっかりとした演技で魅せてくれます♪

この辺りは今まで学生劇団を観てきましたがその劇団のクオリティと比例しています!

今回はダブルキャストで私が観たのはモダン組!

気になった役者さんは
主役のラジオ役の大原よつあきさんは
笑顔が印象的な演技♪

逆に明智役の和田祟太郎さんは
落ち着いたクールでスマートな雰囲気はハマり役!

お嬢様役のやまみさんは声が少し枯れていたけど
演技が自然で声が通っていて聞き取りやすい♪

中でも印象的だったのが
スリグループのボス役の黒木瑠璃さん(ヴェロちゃん)
チェコの留学生らしいのですが日本語も違和感なく貫禄の演技にビックリ!
インパクトは今回一番!

その他の役者さんも皆さん新人とは思えない演技に惹きつけられました♪

笑いやジーンとするシーンもあって愉しめたのですが
私の中で話しが少し長く感じたのは全体の流れが単調だったからかなぁ~

途中に演出の変化があればもっと刺激的で見応えがあったかも⁈

それでも自由劇場のお芝居のクオリティは安定感ありますね~
だから400人以上のお客さんが観にくるんですね♪

一年生がどんな風に化けるなのか愉しみです♪

芝居やるばい!

芝居やるばい!

ひた演劇祭実行委員会

日田市民文化会館「パトリア日田」(大分県)

2012/08/25 (土) ~ 2012/08/26 (日)公演終了

満足度★★★

ハードルの高い企画を、やり遂げた
上演作品は 「川面に浮かぶ」 (作・演出:福田修志)

5日間で作り上げた舞台の完成度にビックリする。キャスト・スタッフの努力は無論だが、脚本にも短期間に作り上げるためのうまい工夫があった。

詳細は、演劇感想サイト「福岡演劇の今」 http://f-e-now.ciao.jp/ に書いています。

Cavalleria Rusticana

Cavalleria Rusticana

劇的集団まわりみち’39

OVAL THEATER & GALLERY (旧・ロクソドンタブラック)(大阪府)

2012/09/15 (土) ~ 2012/09/16 (日)公演終了

満足度★★★

もう少し、もったいない。
もう少し、もったいない。舞台の作り、演技も良い、香りを使った演出も良かった。
 もう少しの所は、自分の中の罪悪感を正当化して行く、2人の女性を不幸にしてしまう、それでも 俺は、悪くないと 心をごまかして、思いこまして行く所を、もっと掘り下げてほしかった、出来ごとの表面だけが強く見えるお芝居になっていた、と感じます。
面白くないわけではありません。もう少し!!もったいない。

ネタバレBOX

もう少し、もったいない。舞台の作り、演技も良い、香りを使った演出も良かった。
 もう少しの所は、自分の中の罪悪感を正当化して行く、2人の女性を不幸にしてしまう、それでも 俺は、悪くないと 心をごまかして、思いこまして行く所を、もっと掘り下げてほしかった、出来ごとの表面だけが強く見えるお芝居になっていた、と感じます。
面白くないわけではありません。もう少し!!もったいない。

 男が刺されて倒れる
  暗転
 女がワインボトルをテーブルに並べている ぼんやりとしている。
お母さん鶏に扉が開けっ放し、

 婚約者サルバトーれが戦争へ行った、1年後に戻ってくる 母ルチアと、婚約した娘のローラは、夏:眩しい日差しの中の洗濯物を干す 秋:木の実を採って 冬:壁の修理 春:種まき 待ち続けた、
ローラは日々ルチアを手伝っていた、
  暗転
息子の出征の日 抱き合いながら別れを惜しむ 1年後に必ず帰ってくる、待っていてくれ。

 一年が経つ頃、ローラは、馬車屋のアルフィオと結婚する事になる。
アルフィオは、ローラが世話になっていたと思い、母ルチオの店に出入りするようになる。
ルチオの店は大いに繁盛する、

 アルフィオは、シシリアのオレンジを運び、忙しく働く、
サルバトーレが、戦争から戻ってくる、 ローラは、アルフィオと結婚していた、
沈みこむサルバトーレが母ルチアに、俺はもう忘れた、いい子がいるんだ、ずっと待っていてくれたんだ、サントッツァと言うんだ、丘の上の大きな家の娘だ。
アルフィオは、みたされない思いでアルフィオの留守にローラに会いに行く窓に小石をぶつける、顔を見るだけで良かった、ある寒い日ローラは、毛布を窓から渡す、繰返し会いに行く、家に入れてしまう、重なる体、 演出でしょう、優しい甘い香りが舞台に漂いました。
繰返し合う2人、徐々に罪悪感も薄れる、なぜ おれを裏切ったサルバトーレがローラを責める、俺をからかっている、俺は本気だ、おまえはどうなんだ、
罪悪感を正当化して すり替えていく これで良いんだ、俺から奪ったのはアルフィオだ、
何が悪い、判って居ながら、いつか終わりを感じながら、いいわけをする様に見えた。

 収穫祭の日、ルチアが、教会で2人を見かける 話す雰囲気で関係が分かる。
ルチアは、アルフィオにしゃべってしまう、許してほしかった。
アルフィオとサルバトーレは決闘になる、オープニングにつながる。
アナログ

アナログ

うさぎストライプ

アドリブ小劇場(東京都)

2012/09/13 (木) ~ 2012/09/17 (月)公演終了

満足度★★★

次回は新手法に期待!
難しいですよね、その団体の「カラー」「個性」と、見方次第でそれが化けてしまう「マンネリ」と。今後はもっともっと大胆な新手法への変化を僕はうさぎストライプさんには望むかなぁ。これが出来るんだからもっともっと化けられると思う。でも今のスタイルが「カラー」「個性」ならなかなか捨てられないですよね。でも僕は新しい手法がやっぱ観たいです。あと今回はチョット劇場があってないように思いました。

100歳の少年と12通の手紙

100歳の少年と12通の手紙

アトリエ・ダンカン

東京グローブ座(東京都)

2012/09/12 (水) ~ 2012/09/23 (日)公演終了

満足度★★

ダンスが活躍する朗読劇
病気で余命わずかの少年が毎日神様に手紙を出すという物語をダンスと生演奏を交えた朗読で描いた、静謐な作品でした。

病院のベッドに横たわるオリバーと、その横で丸椅子に腰掛けるボランティアのローズの会話を中心にして展開し、次第に神様に対してのモノローグになって行く物語でした。
実際には短い生涯ながら、1日を10年と思って過ごすことによって擬似的に100歳以上まで生きて人生を全うすることによって、日々のかけがえのなさを感じさせる内容でした。
涙を誘う話だとは思いますが、個人的には好みではなく共感できませんでした。

平山素子さんの振付による中島周さんのダンスはオリバーの胸の内を表現していて美しかったです。特に最後のシーンは神聖さを感じさせる照明の中で魂が浄化されて行くかのようで、素晴らしかったです。

ヴォーカリスト2人とピアニストによる音楽は基本的に歌詞なしで、朗読の邪魔をせず控え目な感じでした。歌だけでなく、声やクラッピングで効果音を担っていたのが印象的でした。

音楽とのバランスを取るためか、朗読者2人のマイクのレベルが高めで、自然な感じに聞こえなかったのが残念でした。

クリスマストイボックス

クリスマストイボックス

劇団うりんこ

パティオ池鯉鮒(知立市文化会館) 花しょうぶホール(愛知県)

2012/09/17 (月) ~ 2012/09/17 (月)公演終了

満足度★★★★

うりんこ「クリスマストイボックス」観ました
 昨年末も観ましたが、時間ができたので急遽当日行きました。最初は不安だった季節の違いも、始まればまったく気にならない、普遍性を持った物語。 世界の境界線をかるがる越える子供達の、自分の足で歩き始める優しい大冒険。前に向かって生きていればこその、避けられない悲しみにも、きちんと向き合い前に進む人々。迷いながらも他人を思う心を育む子供達。それぞれの事情を抱えながら子供を見守る大人達。砂漠の国の迷子になったプレゼント達、いつかは持ち主や送り先に届いてほしい…。
 親子揃って観てほしい舞台。また必ず再演してほしい!

林檎ト大地ノ黙示録【ご来場ありがとうございました!!】

林檎ト大地ノ黙示録【ご来場ありがとうございました!!】

空間交合〈アサンブラージュ〉リジッター企画

ザ・ポケット(東京都)

2012/09/18 (火) ~ 2012/09/23 (日)公演終了

満足度★★★

【Aチーム】ファンタジー
分かっても分からなくてもいいの意味、長く感じられました。

ネタバレBOX

殺し屋の父親に育てられて善悪が歪になった男が失くした記憶を呼び覚ます話。掘ると彫るの言葉遊びを入れたところはちょっと地図風。

夢か現か良く分からない…、Aチームの解釈では、リンゴが大地に落ちたのではなく、リンゴが大地に飛び込んでいったということのようで、つまり妹を殺したのではなく、妹がナイフに向かって飛び込んできた、即ち自殺幇助だったようですが、詩人殺しの方は、詩人というものは嘘つきですから、詩人が死んだとか死んでいなかったとか、テロによる大量殺人は本当にあったかどうかなど、どうとでも決めつければいい訳で疲れました。

Aチームのこの話にしたって色々解釈できるのに、更にBチームでは別のエンディングだとか、何でもありもいい加減にしてほしいと思います。

妹殺しのシーンが終わって、これで折り返し点だと言われたときには、まだ続くんかいと心底ゾーッとしました。

佐藤睦さんのサービスカットが救いでした!
ユリコレクション【ご来場誠にありがとうございました!】

ユリコレクション【ご来場誠にありがとうございました!】

ラフメーカー

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/09/04 (火) ~ 2012/09/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

心地いいお芝居
役者さんたちの演じ分けが見事で時を隔てた2つの時代にスッと馴染むことができ観ていて心地よかったです。

ところどころに胸を打つシーンがありましたが、最後のほうのシーンでの夫と亡き妻の語らいがすごいよかった。

Weekly2【静かな午前 狂った午後】

Weekly2【静かな午前 狂った午後】

アヴァンセ プロデュース

小劇場 楽園(東京都)

2012/09/04 (火) ~ 2012/09/09 (日)公演終了

満足度★★★★

静か→「怖い」 狂った→「哀しい」
『ダメ出し』が超抜だったので、期待を胸に楽園へ。はたして上質の作品だった。

もともと坂上作品は、役者の外れはほとんど無い。コリッチでは酷評の連発だった『或る、致し方ない罪に対する やるせない復讐のはじまり』に出演してた お宮の松の演技は今でも克明に覚えてる。観てた時は「!?」だったのに。

今回の『静かな午前 狂った午後』の4人の役者さんも、良かったなあ。

吉井怜さんは、グラビアのイメージが強かったんだけど・・・狂気、バッチリ出てました。なんてことない会話なのに(場所が喫茶店なら、どこにでもあるような女子トークなのに)、ちょっとだけホンのちょっとだけ目をむくだけで、「うわぁ・・・この女ヤベェよ。。。」ってなったもん。ヤバイ匂いがプンプン漂ってきたよ。

あとはやっぱり古山憲太郎さんだよなあ。。。

『セコ』という作品で、はじめて古山さんの芝居を観たんだけど(ま、映像出演だったけど)・・・存在感がものすごいんだわ。怪しい、まじめ、不気味、キモい、フェロモン、汚れ、知的・・・相反するような要素が混在しまくってる魅力がある。その存在が謎すぎて、古山さんが物静かに立っていると可笑しみが湧いてきちゃうほど(笑)

脚本も良かった。

「ま、そうなるしかないな」って結末なんだけど(これがものすごく哀しいんだ)、あのラストで、作品が更に濃厚になったような気がする。4人の登場人物それぞれの視線・感情を想像しやすくなったんだよね、あのラスト5分で。古典文学を読んだ後のような味わいがあったなあ。

今回の『静かな午前 狂った午後』は佳作だったし堪能もしたんだけど、「坂上さん、ストレスたまってないかな?」なんて思っちゃったのも事実。

今までの作品は、狂気を暴力というカタチで表現することが多かったように思うんだけど、この作品では、狂気をかなり潜在化させたカタチで表現してた。

でも、暴力シーンだからこそ表現しうる「哀しさ」ってあると思う(ま、現実で殴られたり刺されたりしちゃ、たまったもんじゃないけど)・・・坂上さんの中で、そういう作品を作りたいという気持ちと、「でも暴力シーンは引かれるしなあ。」という気持ちがバトルしてるんじゃないかな?って(←もちろん妄想)。

で、案の定。

次回作は『SHINOBU's BRAIN in the Soup BOMB!』。 

「BOMB!」が付いたよ(笑)

こりゃ、コリッチの評価が真っ二つに割れるな。

楽しみ。すっげー楽しみ。




息吹の瞬間 ~愛のうた~

息吹の瞬間 ~愛のうた~

BIRTH ENTERTAINERS

博品館劇場(東京都)

2012/09/12 (水) ~ 2012/09/16 (日)公演終了

満足度★★★

チケットは高かったけど
柳原医師役の演技と、堂島役の声が良かったのでよしとしようかな。

『つまんなかったら言ってね、死ぬから』【ローション・ペペと提携!】

『つまんなかったら言ってね、死ぬから』【ローション・ペペと提携!】

あんかけフラミンゴ

Geki地下Liberty(東京都)

2012/09/13 (木) ~ 2012/09/17 (月)公演終了

満足度★★★

まだまだいけるはず
歪な家族の結びつき、愛し方というものが上手く表現されていた。

あと、エロいというより下品だ。でもこの作品ではそれで正解かなって思う。

なにせ最後がローション地獄なんだもの・・・


ところで、最前列への注意事項はちゃんとしてたのかな?座ってからじゃ遅いんですからね。

ゴベリンドンの沼  終了しました!総動員1359人!! どうもありがとうございます!

ゴベリンドンの沼  終了しました!総動員1359人!! どうもありがとうございます!

おぼんろ

ゴベリンドン特設劇場(東京都)

2012/09/11 (火) ~ 2012/10/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

同僚の正直な感想に納得
初日に行ってまたリピーターで観てきた。
やはり、思った通り、進化していたようだ。
脚本が変わっているわけではないだろうに、役者の熱さはそのままに、芝居が昇華したようだ。
何度見ても引き込まれてしまう。
物語自体より、役者の演技に引き込まれてしまうのかもしれない。
昔芝居をやっていたという同僚が観に行って、パワフルな役者たちから元気をもらったと言っていた。
とても面白かったと。
いまどきあんなに熱くなる連中がいることに驚き、自分も頑張らなくてはと思ったそうな。
そうなんだ、おぼんろは見に行けば、元気になれるんだね。

ユリコレクション【ご来場誠にありがとうございました!】

ユリコレクション【ご来場誠にありがとうございました!】

ラフメーカー

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/09/04 (火) ~ 2012/09/10 (月)公演終了

満足度★★★★

楽しめました
結構笑いも入っているけど、しっとりしたいい話でしたね。母と娘の役をひとりの女優さんが演じて、その転換が面白かったです。

『つまんなかったら言ってね、死ぬから』【ローション・ペペと提携!】

『つまんなかったら言ってね、死ぬから』【ローション・ペペと提携!】

あんかけフラミンゴ

Geki地下Liberty(東京都)

2012/09/13 (木) ~ 2012/09/17 (月)公演終了

満足度★★★

結構切なかったりして・・・
確かにエロいけど、これは結構切ない家族ドラマ。何か考えさせられますね。しかし体を張ったローション・プレー、役者さん達大丈夫なのか?打ち身や捻挫はしなかったのか?

ファイティングポーズ

ファイティングポーズ

劇団光希

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/09/13 (木) ~ 2012/09/17 (月)公演終了

満足度★★★★

グッときましたね
さえない中年男がボクシングジムの扉を叩く・・・。展開は予想できるけど、そこは劇団光希、実に魅せてくれます。観終わった後で、グッと拳を握り締めるような芝居ですね。元気を分けてもらいました。森下さんはおいしい役どころでしたね。

信仰連鎖~カミサマのいたところ~

信仰連鎖~カミサマのいたところ~

削除

北池袋 新生館シアター(東京都)

2012/09/14 (金) ~ 2012/09/17 (月)公演終了

満足度★★★★

扱う題材が題材なだけに…。
前回のように、鋭く斬り込むのはさすがに難しかったのかなぁと思う。モデルとなっている(と思われる)某教団について取り上げるのは、ある意味リスクを伴う行為でもあるので、押さえた表現になってしまったのもやむを得ないのかなぁと思う。でもこれからも信念を貫いて挑んでいって欲しい。次回に期待します。

僕のポケットは星でいっぱい

僕のポケットは星でいっぱい

K-BOX company

遊空間がざびぃ(東京都)

2012/09/14 (金) ~ 2012/09/17 (月)公演終了

満足度★★★★

ペルセウスも見たかった
アンドロメダチームを見ましたが、カシオもヒデトシも男性の役なのに、女性が演じられていたのが好印象。特に、箕輪さんのヒデトシは小柄で、すばしっこく動き回られてたし、声の感じとかも含めて、物凄く少年らしくてよかったですわ。

アンドロメダチームではヤマノウエ役だった方が、ペルセウスチームのカシオなんだとか。かなり雰囲気が変わるんでしょうね。それはそれで、見たかったです。、

ワタシんち、通過。のち、ダイジェスト。

ワタシんち、通過。のち、ダイジェスト。

マームとジプシー

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2012/09/07 (金) ~ 2012/09/17 (月)公演終了

満足度★★★

あやふやな記憶
色々と突っ込みどころはあるだろうし、あの繰り返しの手法を嫌いな人は嫌いだとも思う。でも演劇初心者としては「こういうのもあるんだなー」と思ったし、描かれようとしているものの(この時代における)普遍さは、数多の(目的を忘れたのではないかと思わせる)その他の演劇よりもリアリティがあった。

ネタバレBOX

かつて住んでいた場所、家がまさに取り壊される日の、3兄弟姉妹の感情が繰り返される。繰り返される過程で、徐々に感情の高ぶりが強調されていく。記憶が都合よく整理されていく感じ、思い返すたびに感情が後から補強されていく感じは、実際と近いのではないかと思う。私はいつもそうだ。でっち上げとまではいかないけれど、その瞬間の実態からはどんどんかい離していく感じ。嘘ではないが、本当と言えるかどうかは分からない…。
登場人物に強制的に与えられる喪失感に対して、勝手に答えが用意される。すなわち、新しい家を作るしかない、というもの(姉→弟)であったり、よくわからないけれど、(何らかの形で)戻れると思う、というもの(旧恋人→妹)であったり。そういう整理のされ方は都合がいいけれど、本当かどうかは分からない。壊される家に対して戸惑うべきなのか。自分は本当に戸惑っているのか。
いずれにせよ、適当な答えを登場人物は用意する。ところが、観劇後の印象はむしろ、綺麗な答えが用意されなかったように感じる。そしてそのことに対して、たぶん共感するのだと思う。人によっては、苛立つのだと思う。提示された答えにはリアリティは無い。だからといって、ここで描かれたものにリアリティが無いわけではない。喪失し得るものが無いと気付いた時の喪失感は一週回って無色透明、みたいなガッカリ感の中にあって、ちょっとしたイベント(家の取り壊し)に酔ってみることは快感ですらあるかもしれない。
ちょっとよくわからなくなってきたけれど、そんなことをもやもや考えてしまうくらいには、中味の詰まっているものだったと思う。
この海はどんなに深いのだろう

この海はどんなに深いのだろう

A級MissingLink

ウイングフィールド(大阪府)

2012/09/16 (日) ~ 2012/09/17 (月)公演終了

満足度★★★★★

【おすすめ】この海はどんなに深いのだろう
とても普遍的なお話でした。いくつものプロットが下へ下がる螺旋階段状につながっていて、観客も見えない暗闇の先をかすかな光に頼りながら降りて行っているのに、いつの間にか地上のスタート地点に戻っているというからくり構造。先へと進ませる戯曲の推進力が素晴らしかったです。
不満を言えば、リズムが一定なため、作品が本来持っているものよりも軽いような感じがしました。人の記憶にリズムチェンジは不可欠。この作品はもっと行けるはずです。

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