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アクアリウスの囀リ

アクアリウスの囀リ

劇団有馬九丁目

OVAL THEATER & GALLERY (旧・ロクソドンタブラック)(大阪府)

2012/09/22 (土) ~ 2012/09/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

物語の中の壁から、今のこの時代の人の壁
物語は、あやかしの世界から、“皆1人、ここに居る”一つ一つの台詞が、あちこち、前後に絡み合う、そして現実の人としての生き方まで表現してます。 私は、半分くらいしか観切れていないかも知れない、 難しいが、 ぶれてない、一定して感じる物が有るお芝居です、うまく言葉でいえないです。 観方は、自由でしょう しかし ありがちな 観る方にお任せじゃ無い 最後まで放り出していない 

この芝居メタフィクションの面白さ、複雑なのですが、分からないレベルでは無いと思う。壁は、 劇中劇と劇の壁 登場人物の壁 先生と助手の壁 このお芝居を観ている観客と役者の壁 物語の中での台詞 正しい事を言って皆飛ばされてきたのよ、分かっている、皆一人 劇の中で登場人物の壁が無くなる 物語の中の壁から、今のこの時代の人と芝居との壁 メタフィクションの様に感じました。
 禿さん演じる先生が良かった、上手かった。 このお芝居のポイント、ここが上手くなかったら、まったく分からないお芝居に成っていたと思います。 

とても面白かった。 

ネタバレBOX

物語は、あやかしの世界から、“皆1人、ここに居る”一つ一つの台詞が、あちこち、前後に絡み合う、そして現実の人としての生き方まで表現してます。 私は、半分くらいしか観切れていないかも知れない、 難しいが、 ぶれてない、一定して感じる物が有るお芝居です、うまく言葉でいえないです。 観方は、自由でしょう しかし ありがちな 観る方にお任せじゃ無い 最後まで放り出していない 最高のお芝居でした。
あしたも観たいけど、行けないのが残念ですわ (>_<)

明日は、観切れていないなりに 反芻して 考えて頭の中で も一度 観ますわ。


四角い舞台を90度回転させて配置 客席からは45℃の角度で2方向と1辺と平行な1方向の
3方向の客席、

暗転から水の音、ぴちょーん、人が舞台に登場 ぴちょーん、人が登場

この物語は、メタフィクション 芝居を演じながら、作り話であることを意図的に観客が分かる
構成 観客に、お芝居をしている光景を意識させる、劇中劇の物語です、物語と現実の関係 その両方がこの物語で意味が有る。

全員が登場 足元に青い照明 先生(監督) モトセ(助手) タミセ(助手) 生徒たち アカル、チーコ、レイト(モノノケハンター) カグラ(天穂村の村長の娘) クロエ(アカルの妹)マオ(八咫烏)ヨウトラ(霊媒師) カズワダ(モノノケはかせ)

先生の指示と助手の指示で芝居が始まる、先生がお芝居の設定を説明 助手クロエが、イラついてからむ、時代は昭和後期の天穂村 この村には、モノノケがでる、退治するモノノケハンター達 それぞれに倒す目的が有る、
 アカルは、姉クロエの呪いを解くため666体のモノノケを退治すれば呪いは祈りになる。姉クロエの呪いは自分が姉に手渡した玉子が割れて、呪われた。
 見習い チーコ 女子 いじめられていた、レイト 上位のハンター、サツキNO1ハンター
サツキは、アカルを引き合いに出して、村人の戦意を引き出す、

 これはゲームなんだ、モンスターを作って ハンターを作る、アカルは、黙ったまま、やがて666体切ったらいいじゃないか、行動できなかった。

 チーコは見た、教会の地下の井戸でモノノケを作っていた。 ギャー 八咫烏がさえずる チーコは消える、レイト取り引き 俺は黙る ギャー 消される

 この先の物語は無い。フィクションの外 タミセが、物語から逃げたと非難する。

 回想シーン 洞窟の奥の情景 秘密を知って逃げた、姉から?、村から? ここは何、俺を咎める? 皆逃げていた、同じだ、

 今から始まるのは実験 物語は外に働きかけられる。壁をとっぱらい、価値観をつなげる これからアクアリウスの芝居を始めます。
天穂村つなげる 濁っている 何やら悪い奴 行かなくっちゃ 姉さんを幸せにできない 弟 血の壁が有る 八咫烏との戦い 教会 聖水が流れる。

サツキ:終わった 何もかも終わった。何も残っていない。 だいじょうぶ 笑えばいい。

一人残って、笑う 泣き崩れるカグラ 先生はタブレットをタミセに渡す、タミセは書きこむ。

☆ 上記内容は、間違えている所が多くあると思います。すいません。
この芝居メタフィクションの面白さ、複雑なのですが、分からないレベルでは無いと思う。壁は、 劇中劇と劇の壁 登場人物の壁 先生と助手の壁 このお芝居を観ている観客と役者の壁 物語の中での台詞 正しい事を言って皆飛ばされてきたのよ、分かっている、皆一人 劇の中で登場人物の壁が無くなる 物語の中の壁から、今のこの時代の人と芝居との壁 メタフィクションの様に感じました。
 禿さん演じる先生が良かった、上手かった。 このお芝居のポイント、ここが上手くなかったら、まったく分からないお芝居に成っていたと思います。 

とても面白かった。 

ボクの四谷怪談

ボクの四谷怪談

シス・カンパニー

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2012/09/17 (月) ~ 2012/10/14 (日)公演終了

満足度★★

橋本治さんが好きならば……
正直にいえば「さすがに古い」と感じました。
四十年前にこれを書いた橋本治さんはすごいとも思いましたが。

ネタバレBOX

特にオチがいくらなんでも「いま」これをやるのは手垢がつきすぎてやしませんか。お岩の亡霊=伊右衛門の自意識、「おまえは俺だったのか」オチ。四十年前にこれはすごいと思うが、いまとなってはあまりにもありすぎの展開です。それでいて微妙に古典にもなり得ていないように(私には)見えて、きつかったです。

合間合間にあるベタベタな笑いは好きです。「兄さん、抱いて」「大学に入ってから抱いてもらえばいいじゃない」のあたりとか。

あと、ラストの広い空間でみんなが走ってきて踊る感じはとても好きでした。フィナーレがかっこいいのは気持ちが上がる。
中也論 よごれたかなしみ

中也論 よごれたかなしみ

趣向

STスポット(神奈川県)

2012/09/23 (日) ~ 2012/09/30 (日)公演終了

満足度★★★★

女優が三人
若くして死んだことぐらいしか知らなかった中也ですが、論によって色々知ることができました。

ネタバレBOX

って、やっぱり女性だったんだ。肩幅もあったので少年だとばかり思っていました。中性的ないい味出している子役だなあ、でもあれを女優さんがやったらもっといいのになあと思っていましたが、ひゃー、若い書生は戸谷絵里さんという女優さんだったのですね。これが最高の形で、これ以上は良くなりようはありません、失礼しました。

小林秀雄との女性を巡る話、天才肌だったけれど生活力が無かったこと、才能のない者に対しては容赦無かったこと、それでいて亡くなった子どもには才能があったと思い込んでいて詩人を継がせたかったこと、妻に暴力的だったこと、妻も強くなったことなど、中也について論じられました。

書生の末路は可哀想でした。小林秀雄の母親が占いに凝っていて、息子の付き合っている女性を改名させたこと、そしてそれを彼も受け入れたことに特にがっかりしました。

太宰とか、中也とか、お芝居を観て作家の妻って何だろうと思います。子どもを通してそれなりの実権は持っていても、恋愛対象には見られていないのでしょうか。全て了解済みでなければ務まらないような気もします。ですから、少なくとも今の女ではない昔の女が葬式で泣き叫んだくらいではあんな風にキッとヒステリーを起こすようなことはないように思いました。

それにしても、チラシを見たときから思いましたが、スリムな大川さんには着物姿は似合いませんね。全体を通してほとんどが白い服で良かったです。
それはエデンの東か西【ご来場ありがとうございました!】

それはエデンの東か西【ご来場ありがとうございました!】

Bobjack Theater

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2012/09/05 (水) ~ 2012/09/12 (水)公演終了

満足度★★

話のつくりかた、
話のつくりかた、舞台セットなどは良かった。

でも、日常の芝居でそんな動きはしないのでは?
と役者さんに疑問を抱いてしまうところも多々。

それが染みついてしまい、良いシーンでも「良く」は観られなかった…。

「きみとぼくのあしあと」

「きみとぼくのあしあと」

ラビット番長

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/09/20 (木) ~ 2012/09/24 (月)公演終了

うーん・・・
ストーリー展開やそれぞれのキャラクターが甘い。

観ていて「?」と思うことが多かった。

ネタバレBOX

主役の女の子は、ふたりになったときから性格が激変したようにも見えてなんだか変な気分になった。

実物があるものとマイムでやるものとがあって見ている側は混乱する・・・。

居酒屋のシーンのうしろのガヤはいなくてもよかったんじゃないかと思う。
そもそも、うしろの人たちも山岳部のひとたちなのか、そうでないのかもよくわからなかった。
最初小池が絡んでいたので周りも山岳部の子たちなのかと思いきや、他のひとは全く絡まなければそっちのほうを見るわけでもない。
衣装が山の格好なので、必然的に知り合いかと思ったのに…。
関係ない人たちなら、いなくても成立する。別に「売れてない居酒屋だな」とは思わない。


帰り道のない

帰り道のない

空宙玩具

七ツ寺共同スタジオ(愛知県)

2012/09/21 (金) ~ 2012/09/23 (日)公演終了

満足度★★★★

空宙玩具「帰り道のない」観ました
 前回「なだらかな戦線」から三年ぶりの公演。前回はウルトラマン・科学特捜隊のやるせない日常を、今回はウルトラセブン・ウルトラ警備隊の危機を、どちらもTV放送後という設定で、そこへハイジやまどマギ、けいおん!にボカロまでも絡んでくる、あまりにカオスな二次創作世界w
 サブカル的要素に目が行きがちだけど、主人公と他のキャラのフィクションの位相の違い、人が手に負えない力を扱う事の危うさ等も見所。人はどこまでも過ちをかかえ、そしてそれを正そうとする人も決して消えない…。
 シンプルなセットやマイムの道具と、手の込んだ衣装の役者の組み合わせが、うまく想像力を刺激。複数のドラマ・キャラを平行して抱える役者力も光りました。

太陽がいっぱい

太陽がいっぱい

劇団どくんご

余市町・円山公園・特設テント劇場(北海道)

2012/08/19 (日) ~ 2012/08/19 (日)公演終了

満足度★★★★

どくんご「太陽がいっぱい」観ました
 名古屋・城山八幡宮の特設テントで見ました。隣の建物からは空手少年たちの掛け声が…(汗)
 皆で「その時私は!」シリーズ、今年も緊張感たっぷり。やはり一人よりも、皆でわちゃわちゃ舞台上にひしめいている場面が観てて楽しい。
 後ろの幕を外して、小屋からがんがん飛び出す奔放さもどくんごならでは。今回使ってる道具が、なんだかサルティンバンコっぽいビジュアルに(笑)。散歩のおばちゃんが動じずにいつものコースを突っ切ったり、舞台に戻ると先ほどの空手少年らが後ろを通ったり、もう何がなんだか(笑)。
 本当に、祭が似合いそうなテント公演。お祭で、ふだん芝居なんか観ないお客さんだらけで公演している様子を見てみたい!…旅公演の劇団というのは、どこか神性をはらんでいるように感じるなあ。楽市楽座、札幌ハムプロジェクト…

Dogs 7days

Dogs 7days

Double Spin

d-倉庫(東京都)

2012/09/20 (木) ~ 2012/09/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

犬の気持ち
あんなしんみりとした気持ちになったのは初めてでした。
タイトルから舞台の内容が何と無く分かりましたが、人間の自分勝手な行動で、なにも悪くない犬が犠牲になるのは悲しいものです。

ネタバレBOX

死を待つ仲間がいる中で、主人が迎えに来ても素直に喜べない、でも仲間たちは恨まずそれを祝福する、とても複雑な思いも表現出来ていたと思います。
私も犬を飼っているのですが、終演後すぐ犬に会いたくなりました。この作品をみて、ペットは主人のことをどれだけ愛しているのかということが、わかりました。ペットと過ごす時間を大事にしたいです。
煙草と私たちの害について

煙草と私たちの害について

踊れ場

ひつじ座(東京都)

2012/09/20 (木) ~ 2012/09/25 (火)公演終了

満足度★★★★★

大満足!
いやいや、メッチャ面白かった。正直そこまで期待してなかったけど大満足。お金かかってない感じなのに安いって思える舞台にはなかなか出会えないっすよ。吉原小百合さんって女優さんがスゲく良かったです!!

モモ

モモ

劇団うりんこ

練馬文化センター(東京都)

2012/09/24 (月) ~ 2012/09/24 (月)公演終了

満足度★★★★

ペロッペロッ
モモ…そうか…私の中にもいるのかな?いるんだ!いろんな物語が交差しながら大人の社会を見せつける子供用の芝居だったような。外交員BLW/553/Cにスポットあてた、っていうのが佃さんの作風らしかったです。ちょっとブラック的な風刺的な。会場に響き渡る子供の笑い声っていいですよね。こっちまで笑ってしまいました。

ESP.

ESP.

劇団スパイスガーデン

ウッディシアター中目黒(東京都)

2012/09/19 (水) ~ 2012/09/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

スケールが小さいんだか大きいんだか
バカな学生4人が汚い部室で繰り広げる、くだらないんだけどスケールが大きなお話。青春の叫びが出て、超大仕事をやり遂げた割には、充実感よりもゆるゆる感が充満するステージでした。笑った。

僕と彼の人妻

僕と彼の人妻

青ひげマシーン

ギャラリーSite(東京都)

2012/09/06 (木) ~ 2012/09/09 (日)公演終了

満足度★★★

楽しめました
かなりエロい妄想劇を想像してたのだけど、比較的ライトタッチなソープドラマ的愛憎劇でしたね。女優さん達よかったな。円形劇場みたいな舞台配置で、結構その効果がありました。

ゴベリンドンの沼  終了しました!総動員1359人!! どうもありがとうございます!

ゴベリンドンの沼  終了しました!総動員1359人!! どうもありがとうございます!

おぼんろ

ゴベリンドン特設劇場(東京都)

2012/09/11 (火) ~ 2012/10/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

立ち上がるキャラクター
主宰の末原拓馬がきれいな顔で情熱的に語るから
その青いパッションに惹かれて人が集まるような印象があったが、
それは大きな誤解だった。
5人の役者の一人ひとりが創り込む登場人物が何と魅力的なことだろう。
廃工場のシャッターの内側は、痛みを伴う大人のファンタジーの世界だった。

ネタバレBOX

廃工場の中が丸ごと物語りの世界になっている。
廃材を利用したという飾り付けも、役者の衣装も、
観る者を架空のその国へと惹き込む。
悲劇に悲劇が重なるようなストーリーの根幹にあるのは
人間の尽きることのない欲望と孤独を怖れる気持ち、
そして大切な誰かを守ろうとする、身勝手なほどの愛情だろうか。

役者がそこにいるだけで、一人ひとりのキャラクターが立上がって来る。
ゴベリンドンを演じた高橋倫平さん、高い身体能力を生かした
縦横無尽の動きが魔物の孤独と哀しみを一層引き立てている。
“死ねない運命”にもがき苦しむゴベリンドンの慟哭が
びんびん伝わって来て素晴らしい。

死体洗いの老婆ザビイを演じたさひがしジュンペイさん、
欲の塊のようなこの老婆は、金品も欲しいが
実は人々から一目置かれたくて仕方がないという
孤独の裏返しのような欲求にまみれている。
その観るもの誰にでもある俗っぽい気持ちを
見透かすような台詞に魅せられる。

二人の叔母メグミを演じたわかばやしめぐみさん、
この人のちょっとハスキーなアルトの声は本当に魅力的。
“沼の声”として歌う所もミステリアスな感じが素敵だし、
ちっちゃな顔で、紅一点の華やかさと母親の温かさを両方表現できる人だ。

兄のトシモリ演じた藤井としもりさん、
この人の表情や瞳は何か哲学的なものを感じさせる。
魔物を恨みながらも、その魔物と契約してしまった自分を
激しく責める気持ちがどこかあきらめに似た表情ににじんでいて
凄惨な行為に走る心理に説得力を与えている。

作・演出で弟タクマを演じ末原拓馬さん、
まずこの世界観を一から作り上げたことがすごいと思う。
ゴベリンドンの森、沼、伝説と俗世がクロスするエピソード、
これらを目に見えるかたちにしたのがあの廃工場だ。
純なタクマがどれほど悲しかったか計りしれないが、
それでも大好きな兄を一人にはしないというラスト、
小さな希望の芽を残したところに救いがあって温かい気持ちになった。
幼さの残るタクマが少しずつ大人になっていくところがとても良かった。

気温が下がったことに加えて扇風機もあり、劇場は大変快適だった。
ビールケースの椅子にぷちぷちの座布団がこれまたとても良かった。
360度スムースに向きを変えて観ることができる。
都心のヘンな客席の劇場に持ち込みたいくらいだ。

末原拓馬さんの前説に情熱は感じるが、
始まりは一気に物語りに入った方が効果的かもしれないと思った。
この廃工場へ足を踏み入れた瞬間、
私たちは物語りの世界に引きずり込まれる。
この劇場にはそれだけの力があるし、
観客の想像力をもう少し信じても良いと思う。
もちろん終演後にいろんな話が聞けるのはとても楽しい。
5人の努力の賜物である特設劇場、
こういう空間でいつでもロングランできたら本当にいいね!
シェイク!!

シェイク!!

ゲキバカ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/09/20 (木) ~ 2012/09/30 (日)公演終了

満足度★★★★

和装ジュリエット
笑えた。公演前のアナウンスもしっかりしてた。

ネタバレBOX

劇団のハコ入り日。シェイクスピアのロミジュリ公演なのに、装置は「土俵」。奥さんの出産を間近に控えた劇作家・三谷(岡田一博)はその光景にショックを受けるも、なんとか公演を行おうと、台本を角界にちなんだ、部屋と部屋の争いに書き換えることでリハーサルを決行する…。

基本笑える。装置設計図の陰謀論のくだりとかガラスの仮面ネタとか最高。単に、ふんどし姿の男で笑いをとるでなく、きちんと計算された笑いが嬉しい。テンポもいいし。
一転、話的には、劇団の過去回想を挟んでしっとりとしたテイストも味あわせてくれた(挟み込みチラシに劇中劇団のチラシを挟む小ワザも○)。
バランスとしては、しっとりした箇所にもうちょい重心を移動させてもよかったと感じた。回想が説明的に使われていたような印象なので、それと今の心情のつながりが薄いというか、人物の心をじっくり描いても良いんじゃないかというか。

照明・音響やアクション、安定したエンタメ要素ふんだんで楽しい舞台だった。
太  陽

太 陽

アカネジレンマ

劇場HOPE(東京都)

2012/08/22 (水) ~ 2012/08/26 (日)公演終了

満足度★★★

世界観の伝わりが弱いかな
新しい血が交わる事により関係性が再び動き出すといったところか。
設定の世界観(世の中の状況かな)の伝わりが少し弱いかなと感じたが、劇場を劇場としての設定は悪くない、描いてる物語も悪くない。
もう一押的なのが欲しいとも感じたが、よかった。

ゴミくずちゃん可愛い

ゴミくずちゃん可愛い

ぬいぐるみハンター

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/08/22 (水) ~ 2012/08/27 (月)公演終了

満足度★★★

ちょっと長いかな
前半の説明台詞の流れだとちょっと厳しいかなと思えたが、後半はきっちり変えてきたので思ったより長くは感じなかった&面白くは感じた。
でもやはりちょっと長いかな。

しじま•う(ご来場ありがとうございました!)

しじま•う(ご来場ありがとうございました!)

鶏頭

エビス駅前バー(東京都)

2012/08/14 (火) ~ 2012/08/21 (火)公演終了

満足度★★★★

違う話だが似てる部分もあり
30分モノの2話からなり、内容は違うものの、鈍感キャラが出てきたり、何となく似てるところがあると感じる。

ネタバレBOX

一話目、加賀美さん演ずるキャラがちょっと活躍しすぎじゃね?(ある意味圧巻だが)と感じる部分もありましたが、どちらも面白かった。
煙が目にしみる

煙が目にしみる

劇団だるま座

アトリエだるま座(東京都)

2012/09/21 (金) ~ 2012/09/23 (日)公演終了

満足度★★★★

よかったです。
4月に1度観たので、この作品は2度目ですが、よかったです。

ネタバレBOX

おばあちゃん役がとても好きです。
幕末スープレックス(大阪公演先行予約)

幕末スープレックス(大阪公演先行予約)

劇団子供鉅人

HEP HALL(大阪府)

2012/09/20 (木) ~ 2012/09/23 (日)公演終了

満足度★★★★

縦横無尽!お祭り騒ぎでした♪
いゃ~生バンドに歌と踊りの
縦横無尽のハチャメチャな展開はもうお祭り騒ぎ♪

中でも三姉妹の小中太さん&億なつきさん&キキ花香さんの
突き抜けた演技は見応えあります!
億さんの裸に近い姿でやりきる姿は観てる方が冷や冷やモノです…(^_^;)
それと出てくるだけで存在感たっぷりのリリィ~じゃなく
益山寛司さんはダンス仕込みのしなやかな動きは妖艶♪
それにしてもメイクの乗りが良すぎます!!

最初から最後まで飽きさせない展開はお見事!!
途中、変な登場人物が出たりして、
ストーリーが見えない部分がありましたが
理屈抜きに愉しめるこれが子供鉅人の音楽劇でしょう♪

私はどちらかと言うとストーリー重視の方が好きなのかも知れません(^_^;)

それにしても時間を忘れさせる怒涛の140分!
観る度にお芝居が変幻自在に変化する不思議な魅力のある劇団!
ヨーロッパのセンスが漂う雰囲気も私を惹きつけます(^^)

公演は全て前売り完売して立ち見客まで⁈
来客数1000人超え!! 凄いなぁ~!

これからも益々、目が離せません!
次はどんな姿でお目見えするかなぁ♪

五右衛門

五右衛門

劇団アニマル王子

武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)

2012/09/21 (金) ~ 2012/09/25 (火)公演終了

満足度★★★

2時間30分(休憩10分)
劇団初見です。
リチャード三世と石川五右衛門のコラボということで楽しみにしていましたが、正直、リチャード三世だけでやってもらった方がより楽しめたかなという印象です。
私が(歌舞伎だけは20年近く観ているので)石川五右衛門に対して厳しい目になっているのかもしれません。日本駄右衛門らの白波五人男までもじっているから余計。
(シェイクスピアと歌舞伎を絡ませるのがこの劇団のウリでしたら、もう少し頑張っていただきたかったという気持ちです。すみません)

観終わった後、突っ込み所は多々あったのですが、衣装も美術も手が込んでいましたし、イケメンや美女も出ていましたしで、雰囲気を楽しむには良い感じです。
ちょっと長いですが。

最澄役の八木岳さん、良かったです。他の作品でも見たいです。

他の方も書いていましたが、アドリブ風のコントは要らないと思います。

ネタバレBOX

シェイクスピア風の台詞は良かったのですが、何人かの役者が「しゃべれていない」のが残念でした。(かなり重要な役の人でも)
はっきり言って、噛み過ぎ、引っかかりすぎ、言い直しすぎです。
私が見たのが初日ならまだしも、もう後半だというのですから、そこはもっと頑張ってほしかったです。応援する気持ちでそう思います。

一緒に見た夫は、役者がたびたび台詞をかむのが気になって、話自体がほとんど楽しめなかったと言っていました。
彼がこういった芝居を見慣れていないから特にそうなのでしょうが。残念です。

ストーリーは、リチャード三世と石川五右衛門という本歌取りがあるので細かい説明は省略しますというお約束でできていた気がします。
元ネタを知らない人には赤薔薇と黒薔薇の対抗とかわかりにくかっただろうし、リチャード三世の甥殺しは唐突過ぎたと思います。ただの悪い人じゃんみたいな(笑)
最澄役の八木岳さんは上手だった(と思う)のですが、ホントあれでは良い人だか悪い人だか分りません。
どっちでもいいのですが、観終わった後のすっきり感や感動が無いのです。
悪人でも、最澄を主役でしっかり話をまとめていただきたかったです。
五右衛門にはいまひとつ華を感じず、共感できず、ラストのカタルシスがない。
最後に大国(中国)の力を借りて出て来たときには(このご時世なので)気分が悪くなりました。
そもそも、あの中国女は必要ですか?
青竜の壺って必要ですか??
あの辺りをはしょったら、もうすこし短くできたのではないでしょうか。

登場人物多すぎ。その上、歴史上の人物の名前をそのままもってくると却ってわかりづらくなると感じました。道真とか勝家とか、余計な想像をしないといけないのかと思わせる名前はやめてほしいです。
そもそも、何故にリチャード3世が最澄?
エリート出自を捨てたからか、部下に逃げられたからか、でもどちらもリチャード三世の話とはマッチしていない。(よね?)
ちょっと素敵な名前だから借りましたというには最澄・空海の名前は恐れ多いと感じる私です。(いや、空海使ってないけど)
もっというと、赤星十三郎って絶対あんなんじゃないよ!とかも思うんです。むしろ南郷力丸でいいんじゃない?とか。(歌舞伎オタクの意見だと聞き流してください。ごめんなさい)

あと、最近お芝居見ると原発とか放射能を絡ませるのがやたら多いのですが(←個人的にはややうんざり)、あのウランの扱いも軽すぎると感じました。

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