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ライ・トゥ・ミー【終演致しました。】
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公演情報
エビス駅前バープロデュース「
ライ・トゥ・ミー【終演致しました。】
」の観てきた!クチコミとコメント
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unicorn(1870)
満足度
★★★★
イオンとの闘い
面白い。
ネタバレBOX
田舎の寂れた商店街が、村おこしの一環で、往年のマジシャンであるシニョール・マレ(岡見文克)を呼ぶが、マレは全盛期「トランプの貴公子」とはうって変わってアル中であった…。
東京で修行したという若いバーテン・智(竹内尚文)、その姉でカツカツの酒屋をしている記子(田中千佳子)、スナックに勤め実はマレの娘の菫(片岡あづさ)、菫とやりたがっている八百屋の哲郎(伊丹孝利)、バツイチで冷静な惣菜屋・葉月(菊池美里)ら街の住民と、マレの妻であり事務所社長の萌恵(外山弥生)とマレの後輩だが人気のマジシャンで萌恵が好きなKOH(山崎雅志)らが笑える舞台をつくる。
イベント当日、マレと対決をしようとするKOH。KOHが勝てば、社長をもらい菫に土下座をしろと迫る。マレが受けてたつも、トーク9割+マジック失敗の散々な結果に。しかし、審判を任された菫は、マレの思い出のマジックとお客さんが楽しんでいたとしてマレの勝ちを告げる。一方マレは、自分の負けを譲らず、これからやるマジックでケリをつけようとする。ワザと失敗するマレに対して、嘘をつく萌恵でエンド。
イオンvs商店街って社会的な構図と、KOHvsマレって人間関係の構図が面白い。田舎の抱えるムラ社会的問題と恋愛や親子の情をミックスさせ、奥行のある舞台だった。
KOHのイケイケな感じを山崎が好演したし、マレの落ちぶれ感を岡見が上手く演じていた。特に山崎は、カウンターに上がり照明を手動で当てたり、萌恵に迫ったり、マレへの憧れと反発を抱えたり、かつプロ気質を備える等、キャラとして大忙しだった。面白い。
他にも、菊池や伊丹、田中など、いいキャラをいい演技でつくってた。
菫の話をもうちょいガツンとした味でも良かったかなと思ったけど、満足の舞台だった。
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2012/10/14 00:52
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