最新の観てきた!クチコミ一覧

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雲。家。

雲。家。

重力/Note

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2012/11/21 (水) ~ 2012/11/24 (土)公演終了

満足度★★★★

素晴らしい演劇空間
脚本の 『雲。家。』は、観劇の前に読みました。
でも、「なんだろーな、これ」という感じで、さっぱりわかりませんでした。
そもそもこれって上演台本なの? っていう体裁で、、、
そんなものをどう上演するってんだろう。

上演は、雑な感じはまったくなくて、よく作られていました。
ああ、こういうのもありだなあ。
なんというか、空間が出来上がっているというか、完成されているというか。
六人はよく訓練されている感じで、呼吸もぴったりで。
素晴らしいと思いました。

ネタバレBOX

上演が始まってすぐに思いました。
なるほど、こういう感じか。
そうかあ。そうなるよね。
一言で言えば、朗読。
男性三人女性三人が、交互に、あるいは重ねて、いろんな読み方をしてました。
いろんな声の出し方、いろんな動き方で。
あとは照明なんかも、飽きないように、細かく変えて。

いや、ほんとにすごいなあと思いました。
この集中力。

ただ2時間はきつかったです。
見る側(ぼく)の集中が途中で切れ模様になりました。
できれば1時間か、せいぜい1時間半にまとめて欲しいなあと。
我がままでゴメンナサイ。

行方不明

行方不明

ブラジル

赤坂RED/THEATER(東京都)

2012/11/17 (土) ~ 2012/11/25 (日)公演終了

満足度★★★★

櫻井は櫻井
MCRの櫻井智也が主演、客演する彼を観るのは初めてだ。
いつもは自分が書いた台詞を喋る彼が
人の書いた作品をどんな風に演じるのか興味もあって楽しみに出かけた。
スーツの櫻井智也も初めてだったが、いつもの“あの感じ”があって嬉しくなった。
私はなんでこんなにこの人の台詞が好きなんだろう?

ネタバレBOX

舞台は数段の階段で、上と下とのスペースに分かれている。
ここを行き来することで場面転換したり、遠く離れた相手との距離を表したりする。
全体が黒っぽく色彩の無い舞台。

年下の上司から理不尽ないじめを受けながら新しい職場で働く小野(櫻井智也)。
生まれて来る子どもの為にも我慢しようとするが、ある日とうとうキレて会社を辞める。
家に帰れば妻(幸田尚子)の不倫現場に出くわし、離婚を切り出される始末。

途方に暮れて数日前に電話をくれた友人手塚(諌山幸治)に電話してみたが通じない。
彼の住む高知県へ飛び不動産会社の家を訪れると、5日前から行方不明だという。
彼の妻はどうやら若い従業員と怪しい仲。
手塚が通っていたという喫茶店のマスターと共に彼の足取りを追う小野は、行く先々で彼に関する信じがたい話を耳にする。
どうも手塚は、小野の知っている手塚ではなくなってしまったらしい。
かつて、小野がとった行動が原因で手塚は自殺未遂を起こした。
そのことも行方不明の原因の一つではないか…と必死になっていく小野。
やがて小野は、人を食うという“牛鬼伝説”が伝わるこの地で
信じられないような光景を目にする・・・。

冒頭、手塚が小野に電話して来る場面の会話にもう引きこまれる。
男同士の“久しぶり”な会話が、どうにも妙な距離を置いているように見える。
あとになって、ある重大な出来事が二人の距離を決定的なものにしたのだと判るのだが
さりげなく、だが確実に違和感を覚えさせる櫻井智也の会話が上手い。

この人の台詞はいつもドロップアウトした人の目を感じさせる。
──俺もたいしたことねーけどよ、てめぇのそれは人としてどーなんだ?
という開き直った怒りがにじんでいる。
それが今の世の中で結構真っ当だったりする。

もうひとつ、櫻井智也の演じるキャラクターは他人に執着しない。
罵詈雑言は立て板に水だが、自分については多くを語らない。
自分の中ではぐだぐだでも、他者に対してはあきらめがよい。
そもそも期待していないからかもしれないが、そこが彼の“優しさ”のような気がする。

MCRの“櫻井語”がこの作品にも自然に出ていて
あてがきとしか思えない台詞は生き生きとしている。
ぶっきらぼうだが、拭えない後悔を一生引きずって行く小野は
手塚の変化を受け容れられないし、責任も感じている。
理解できない友人の幸せを、それでも祈って止まない。

ブラジリィー・アン・山田さんの本は、
この櫻井智也の個性を100%活かしていると思う。
品の良いエロとあっけらかんとしたグロ、
ブラックでシュール、全てのバランスがとても良い。
ぼかさないグロさはカラッとしていて不快感もない。
指先を切るシーンより、首がすっ飛ぶシーンの方が
非現実的で生々しさが無いものだ。

櫻井智也の周囲を夢とも現実ともつかないキャラクターが往来し
牛鬼の存在を浮かび上がらせる。
片腕の工場長、犬の不動産屋、外国人労働者・・・。
外国人労働者は面白いが、少し長さを感じたところもあった。

不倫妻の色気と牛鬼の凄み、両方を自在に演じる幸田尚子さんが素敵だ。
ブラックドレスで平然と男の首を絞める怪力の持ち主を軽やかに演じている。

びっくりするような展開はすべて妄想の中だったのか。
ひとりになって思うことはやはり死んだ友人のことだったのか。

夢と現実の境界線も曖昧なまま、別れた元妻が幸せそうなのを見かけて
小さく笑って立ち去る男。
いつになくスーツで出ずっぱりの櫻井智也が、えらくカッコよかった。
私は桜井智也の乾いた声が好きなのだと改めて気付いた舞台だった。
真心願

真心願

super Actors team The funny face of a pirate ship 快賊船

ブディストホール(東京都)

2012/11/21 (水) ~ 2012/11/26 (月)公演終了

満足度★★★★★

快作
 日本史の中で最も興味深い幕末に題を取り、現在なお続く無能で恥知らずな、この国の為政者の支配体制を撃つ言葉が飛び交う。痛烈ではあるが、心と魂の奥深くに秘めた情熱、命と知恵の総てを賭けて問題群と闘う若者たちの姿勢が物語をぐんぐん進展させて気持ちが良い。

バーシブル【終演いたしました】

バーシブル【終演いたしました】

はちみつシアター

吉祥寺スターパインズカフェ(東京都)

2012/11/21 (水) ~ 2012/11/22 (木)公演終了

満足度★★★

みました
ぼくの前の席の若い女性のキューティクルがとてもきれいでした、あ、すいません。
後半になって、あっええ話やんと思えました。苦手に思えたはちみつに少し近づけた気がしました。

地響き立てて嘘をつく

地響き立てて嘘をつく

ガレキの太鼓

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/11/14 (水) ~ 2012/11/21 (水)公演終了

満足度

最低の演劇
役者の演技が最低(一人残らず)。
原始人なら、それらしい身体があると思うのです。
そういう工夫は皆無でした。
原始人には見えませんでした。
演技をなめている。

戯曲が最低。
演出が最低。

演劇をなめているとしか思えない。

ガレキの太鼓、まだまだ未熟なり。

ロックミュージカル『Marionnette〜マリオネット〜』

ロックミュージカル『Marionnette〜マリオネット〜』

ショーGEKI

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2012/11/17 (土) ~ 2012/11/25 (日)公演終了

満足度★★★★

ボッチ・ボッチ♪アミーゴボッチ。
ボッチ役:廣田サンが主役級の存在感を見せて素晴らしい。

ボッチ、サイッコー !! 
  
   (((o(*゚▽゚*)o)))

花と乱歩と曾根崎心中

花と乱歩と曾根崎心中

演劇サムライナンバーナイン

SPACE EDGE(東京都)

2012/10/12 (金) ~ 2012/10/14 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しめました
前説からおっと言わせてくれますね。本編のオムニバスも予測を裏切る展開に引き込まれました。満足しました。

The ghost≠You-Re:i

The ghost≠You-Re:i

MT工房

シアターサンモール(東京都)

2012/11/21 (水) ~ 2012/11/25 (日)公演終了

満足度★★★★

成仏
軽めのドタバタ喜劇ながら、心に傷を抱えた者たちがそれを乗り越えるエンディングではカタルシスを味わえる。幽霊率の高さは斬新かも。

オアシスの旅人たち

オアシスの旅人たち

ぱるエンタープライズ

TACCS1179(東京都)

2012/11/21 (水) ~ 2012/11/25 (日)公演終了

今日観ました
オアシスチームを観させてもらいました。感動しました。
マスター役の方素敵です。

ネタバレBOX

ゆきちゃんがよしとにおでこにキスをするとこキュン。
ポツドール『夢の城 -Castle of Dreams』

ポツドール『夢の城 -Castle of Dreams』

ポツドール

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2012/11/15 (木) ~ 2012/11/25 (日)公演終了

満足度★★★

TOPS
座席なんか、ぎゅうぎゅう詰めでトイレにも行けなかったトップスの公演なんかと比べると
見違えるように素晴らしい環境。

舞台もずっと演劇的でユーモアも膨らませて
誰にでも見やすくなった。

それでも、やっぱりトップスの時のヒリヒリした感覚とは違うんだよなぁ。

トップスの頃は、公演の目と鼻の先で、
リアルタイムで同様の生活が進行しているのかもという緊張感があったように思う。

それに比べると、今の池袋西口では・・どうなんだろう・・?

若者の、特に地方の若者たちの荒涼とした風景の描写は、
東京の演劇シーンでは望むべくもなく、
現在進行形で燃えている場所はだいぶ前からヒップホップに完全に移ってしまったのかな、という認識を新たにしたり。
(西部劇のガンファイトがライムに移っただけなんじゃないかと思えた向こうのヒップホップに比べて国内のソレは昔ずいぶん牧歌的に見えたけれど、今では他の何にも負けない完全な心の鏡として機能しているような・・


方法論だけそのままで完全な新作として上演するやり方もあるんではないかな、と思ったり。

地球の王様

地球の王様

Doris & Orega Collection

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2012/11/14 (水) ~ 2012/11/25 (日)公演終了

満足度★★★★

初代・地球の王様
面白い。

ネタバレBOX

ウィルスの蔓延で、とある食品会社の社員+清掃員の6名が生き延びている富士山の山小屋に、単独宇宙飛行を終えた宇宙飛行士がやってきて、リーダーを決めようと提案する。部長の梅木(西村雅彦)の信任投票を行うも、賛成1、反対6の結果に半狂乱する梅木だったが…。

人類がほぼ死亡した異常な状況に反して、序盤からコメディな雰囲気。終盤、宇宙飛行士・里見(永井大)の本音が飛び出すシーンでややシリアスになるも、アットホームな空気の舞台だった。笑えるとこもけっこうあって、安心して気軽に観劇できる楽しい作品。印象はいい。
人類継続のため、若い明梨(大塚千弘)に子を産ませようとする里見のくだりみたいなリアルな話は少なく、美熟女な佐和子(高橋ひとみ)の一妻多夫制の提唱とか梅木の年功序列で小うるさい話とか、芦田(片桐仁)の強盗話とかにスポットを当てている。

終盤、カレーを食べる面々が示すように、非常時こそ日常なふるまいをして、何気ない話して、恋して怒って、これからも生きていくというようなね。普段着みたいな印象。
人間をライトに描き、笑いにつなげ、変にグロくしないとこがいいところかな。物足りないといえば物足りないけど。

王様決めの話が出るまでがちょっとだるかったけど、王様の話以降は格段に面白くなった。華のあるキャストと話が上手くマッチした好みの舞台だった。
オアシスの旅人たち

オアシスの旅人たち

ぱるエンタープライズ

TACCS1179(東京都)

2012/11/21 (水) ~ 2012/11/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

若さみなぎるパワー
最高です!
感動しました!

前半はどうなるかと思いましたが、話しが進むにつれて、
展開が色々と変わっていき、ドキドキ、ホロリとするようなシーンが
あったり、でもクスッとするところや胸キュンなとこもあったりで
色々なものが凝縮された展開でした。

ネタバレBOX

前説があったのは芸人さんの役があったためかな?
わかりませんが、それで少し和んだ部分もありますし、
その芸人役の人がイケメンなのに面白い!

健三の役の人もおいしい立場でしたし、ツンケンして人を信用して
なかった役(?)人もかわいかった。

それぞれの役の個性が光っていた感じでした。

そして、何よりも出演者全員のパワーがすごく、会場内の熱気も
すごかったです。

もう一度観たいなって思わせるいい舞台でした!
不変の価値

不変の価値

集団:歩行訓練

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/11/21 (水) ~ 2012/11/24 (土)公演終了

満足度★★★★

面白かったけど
中盤以降の情報量の多さに、ぜんぜん頭が追い付かなかった・・・^^;

前半油断させておいて後半あそこまでグッと引っ張ってく鮮やかさはお見事。

よわくてやわらかくてつよい生き物

よわくてやわらかくてつよい生き物

うさぎ庵

アトリエ春風舎(東京都)

2012/11/18 (日) ~ 2012/11/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

一言断っておくと・・
やはり二人芝居で1時間以上喋りっぱなしということもあって、
役者さん二人の地理的な距離もあってか?
完璧という訳ではなかったように思います・・。

でも、自分も何度も観ている大塚氏と、
多分初めてキッチリ見ると思われる
坪井さんの人間的な魅力が大きいのでしょう、
色んなところをちょっとずつ想像力で補いながら観ていくと・・
自分はこの話、
シンプルだけど、悪くないのかな、
と思ったりしました。

きっと、要約すると凄くどこにでもありそうな夫婦の悩みのようにも思えたりするんですけど、
その描き方が素晴らしいと思いました。

ネタバレBOX

子どもをつくらないと決めた夫婦の死に別れの物語なのですが、
子供はいらないと思っていた奥さんが、
旦那が「子供はいなくても、君の仕事が僕らの子供だから・・」
と言うようなことを言って、末期ガンの旦那にだまって
50過ぎで不妊治療に向かう描写がとても良いな、と思いました。
里見八犬伝

里見八犬伝

日本テレビ

新国立劇場 中劇場(東京都)

2012/11/16 (金) ~ 2012/11/26 (月)公演終了

満足度★★★

明治座時代劇を思い出す
若かりし頃、よく招待券で拝見させて頂いていた明治座の時代劇。映像でも有名な俳優さんが、バッタバッタと人を斬り、その度に客席のそのタレントさんのファンの女性客が、溜息混じりに喝采を叫ぶ、そんな昔日の記憶の高揚感が蘇る舞台でした。

正直言えば、開幕からしばらくは、場違いな客の自覚が強く、まるでテレビゲームの実演ショーを見るようなこそばゆい気持ちでいっぱいでした。

やはり、あの深作監督のご子息の演出だしなあなどと、冷めた目で観ていました。

でも、馬木也さんと香寿さんが登場されてからは、俄然舞台が締まり、活劇としての面白さが出て来ました。

歌舞伎などの往年の八犬伝物に比べたら、確かに、物語性からも、殺陣等の技術面においても、同じ土俵で語れない部分はあるのですが、新国でかつて目にしたこともない若い女性客層が、泣いたり、感動したりしながら、この舞台に前のめりで夢中になっている様子を見て、これはこれで、成立する世界なのではと、寛容な気持ちになれました。

入口がどうであれ、若い観客層が、生の演劇に触れて、ライブの演劇の魅力を知って下さることは、半世紀に及ぶ演劇ファンとしては、この上ない喜びに感じるので。
そういう意味からも、深作さんは、楽しみな舞台演出家でもいらっしゃると思いました。

ネタバレBOX

西島さんは、伊達に大河を経験されてはおらず、この群像劇のお手本のような作品の主役として、立ち姿に、絵になるオーラを感じさせられました。

浜路役の森田さんは、どういう経歴の方か存じ上げませんが、和服の着付けや所作が、とても現代的で、違和感があったのが残念でした。

馬木也さんは、殺陣も、発声も、時代劇キャストとしての資質が溢れていて、伏姫と玉梓という、真逆のキャラクターを見事に演じ分けた香寿さん共々、この舞台を格上げするのに、大貢献されました。

敵対した父子の、馬木也さんと、加藤さんの迫真の決闘場面には、息をのむ思いがありました。

他の八犬士役の役者さんも、皆さん、まだ発展途上ではあるものの、それぞれ、優れた資質をお持ちの方ばかりで、今後の演劇界の活路を見出す気がします。

映画のCG的な演出はあまり賛成出来かねますが、終幕近く、犬士が死ぬ度に、舞台上で、その犬士の玉が破裂する様は、紛らわしい役名や、各自の所有する玉を再確認させる点でも、なかなか効果的な見せ方だと感心しました。

最後に、村の子供達が、新しい種を土に埋める場面は、いつぞやのこゆび侍の近未来舞台作を思い出しました。

もう少し、脚本を練り直し、再演を検討して頂きたい気持ちも湧いたので、観終えてみれば、なかなかに好感度高い舞台だったように思います。
南風、はるかから

南風、はるかから

演劇畑ハッピーナッツ

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2012/11/16 (金) ~ 2012/11/18 (日)公演終了

冒険好きには愉しめるかも♪
ん~なんでしょう⁈
映像を使ったオープニングに
しっかりと演じている役者さんに
投写を使っての舞台設定を変えるなど見処もありましまが
設定?展開?何かが足りないのか…?

好みの問題もあると思うのですが、話が全く入ってきませんでした…

それは映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」を観た後にも思いましたが
冒険が中心に展開されるのはあまり集中できませんでした…(^^;;

チラシの思ってたイメージちょっと違ったかなぁ…

一人ひとりの役者さんは熱く演じていたので、

ロールプレイング的な冒険の話が好きな人には愉しめるかも♪

世界は僕のCUBEで造られる

世界は僕のCUBEで造られる

ACTOR’S TRASH ASSH

吉祥寺シアター(東京都)

2012/11/20 (火) ~ 2012/11/26 (月)公演終了

満足度★★★★

初日!
それぞれのキャストが個性的でキラキラしてました。
この作品が現実にあったらと思うとちょっぴり試してみたいかも。
素敵な作品ありがとうございます。

ご無沙汰してます。

ご無沙汰してます。

ホントに、月刊「根本宗子」

BAR 夢(東京都)

2012/11/10 (土) ~ 2012/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★

テイストを作って・・・
やられました♪
コンセプトは当パンなどで読んでいたけれど、
テイストが降りてきた瞬間に、
体験しないとわからないような、
説明のできない面白さに満たされておりました。。


ネタバレBOX

あの、スペースに対面の客席・・・、
それだけでけっこうド肝を抜かれたのですが。

役者がしっかりとハマっているものなぁ。
普通の男女を演じる美男美女という、
ドラマの嘘が貫かれて
その展開が観る側をはこんでくれる。

作り手が、トーンの元ネタを
アイデアや構成力で役者達の魅力を歪めないように取り込んで。
編まれるもののひとつずつが悉く絶妙な厚みをもって面白い。
そもそも、
役者達があざといデフォルメでなく
素の美しさで、
観る側にとって馴染み深い世界の空気を剽窃(褒め言葉)し
コメディを紡ぐのが、目を瞠るほどに鮮やかに思えて。

前述の空間も、
奇を衒っているわけではなく、
作品を観る側に体現させるツールとしてうまく使われ、
音楽の使い方にも
作り手のセンスの冴えがあって。
演技の、客との距離に揺らぎひとつみせない精緻さと安定も凄い。
舞台には贅沢過ぎる洗練と切れがあり、
でもベタな部分が切り捨てられずに
あの、どこか懐かしい男女の世界として
観る側にちゃんとよみがえる。

なにか脳裏に染み付いているような感覚なのですが、
目の前にあからさまにドンっと表現されると、
今までには感じ得なかった新鮮さとベタさが混在して、
もう、めっちゃおもしろかったです。
cafeシアターD.C.(ダ・カーポ) 【東京公演】

cafeシアターD.C.(ダ・カーポ) 【東京公演】

さるしげろっく

ウッディシアター中目黒(東京都)

2012/11/16 (金) ~ 2012/11/18 (日)公演終了

満足度★★★★

個を囲み流れる空気
楽しい個性的なお客さんが次々に訪れ、こういうお店あったら面白そうだなぁと思いつつ、他の方も言うように経営については不安が残るお話でした。話の流れはとても良かったと思います。以下

ネタバレBOX

見たのは2の方でした。ダンスあり、笑い所もしんみりシーンもあり、話の流れは上がり下がりのリズムがよく、尺も80分程度の好きな長さでした。選曲も良いのでしょうが、ダンサーさんの楽しい雰囲気が伝わり良かったです。特にマスターの芝居のキレが好きで、ウェイターさんやキャラクターの面白さで楽しく見れました。やたら早口にした分、何を言ってるのかわからなかった箇所や、流暢だったのに何故か急に噛んだりした所、カクテルを飲まないのがもったいない。他にテーブルクロスのシワやお酒を扱っている動きに見えなかったのが残念でした。ですがそれらを引いても非常に良い内容だったと言えます。1の方も観てみたいですね。松本公演も頑張ってください。
傭兵ども!砂漠を走れ! -サバンナ&オアシス-

傭兵ども!砂漠を走れ! -サバンナ&オアシス-

劇団6番シード

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2012/11/14 (水) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★

リアルでした
オアシス編を観ました。女性が男性を演じるのではなく女性の傭兵というところが妙にリアル感がありました。軍事マニアでも戦争などに特別詳しいわけではありませんが、よく調べ上げて本をかかれていることに関心です。それとキャストそれぞれの役があてがきかと思うくらいマッチしていて、宇田川伍長カッチョイイ!中川ゴクツマ超迫力!!椎名ボンクラ泣かせるじゃねぇ~か~!!!他省略。男性キャストのサバンナ編も気になりますね。何とか都合をつけて観にいけたらな~と思います。

ネタバレBOX

お一人だけ素人さん?というような方がいらして、ちょっと残念。すみません…なので☆4つ。

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