
グリムと田中さん
CAPTAIN CHIMPANZEE
ザ・ポケット(東京都)
2012/11/21 (水) ~ 2012/11/25 (日)公演終了
満足度★★★★
楽しめた
楽しく、面白く、せつなく、不思議な世界を作り出していた。このファンタジーを、グリム童話をネタに発想しているのが面白い。主役の池上映子さん(田中ゆき役)のしゃべり方と声質は、台詞が非常に聞き取りやすくて独特のキャラクターを作り出しており、適役だった。

から騒ぎ
演劇集団若人
上野ストアハウス(東京都)
2012/11/22 (木) ~ 2012/11/25 (日)公演終了
満足度★★★
ちょっと惜しい
前説が完全に終らないうちにオープニングのBGMが被ってしまい、グダグダ状態でスタート。しかも、遅れて入ってきた客と、同じく入り口ドアから入る演出の役者が通路でぶつかるというハプニングも。受付係りは、遅れた客を待たせておくべきだった。また、終始BGMの音量が大きくて、台詞が聞こえない。そのうえ台詞が早口なので、何を言ってるのかわからない。せっかくのホンが台無しだ。

トロンプルイユ
ジーモ・コーヨ!
シアター711(東京都)
2012/11/21 (水) ~ 2012/11/25 (日)公演終了
満足度★★★★
騙されました
ストーリーの中にすぐ見抜けるものからそこまで考えなかったというものまでといった騙しが幾重にもあり、騙されてきました。
タイトル通り騙し絵のようでした。
悪意や自分本位のある騙し方には憤りを感じますが、笑ってすませられるものは笑ってすますのがいいです。
楽しかったです!

弱男ユニットがDAWとわっしょいしょい!
夕暮れ社 弱男ユニット
IRORIMURA・プチホール(大阪府)
2012/11/16 (金) ~ 2012/11/18 (日)公演終了
実験演劇
まぁ~実験演劇なので色々とチャレンジするのはいいと思いますが
申し訳ないですが愉しみ方が良く分かりませんでした(^^;;
魂と魂のぶつかり合いを愉しむと思うのですが、
もっと笑いに転ばせるとかしても良かったのではないでしょうか⁈
私はこの劇団の公演を観て役者さんも観ているので
役者さんの運動量や熱さは伝わりましたがそれ以上でもそれ以下でもなかったかなぁ…
何も知らずに初めて観た人は??だらけだったと思います…

ぱれえど
浮世企画
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2012/11/21 (水) ~ 2012/11/27 (火)公演終了
満足度★★★★
楽しめました
劇団初見。鈴木アメリさんや平田暁子さんが出演するので気になっていたのですが、これが期待以上の面白さ。リアルなダークファンタジーと言っていいのかな、危うい人たちがヤバい事をやっていて、結構バイオレンスなんだけど、なぜか切なく、物憂げ。いい話でした。次回作も観てみたい。

ぱれえど
浮世企画
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2012/11/21 (水) ~ 2012/11/27 (火)公演終了
満足度★★★★
人間模様のぱれえど
『今日はお祭り。あんたの分まで踊ろう』という
コピーはあるものの、インパクトを受けた仮フライヤーに
あったコピーの方が内容に適っているかも。
11人の「生きてゆく人間」と「死んでゆく人間」の姿。
各々の姿を教訓や共感、主張を露骨に喚起することなく
受け手の感情に委ねる人間模様の描き方。唯一「死んでいる
人間」地獄人タミラも狂言回しに陥ることなくこの人間模様へ
浮いているようでしっかり溶け込んでいる。
『それでも生きる。それでも死ぬ。』を噛み締める作品でした。

ぱれえど
浮世企画
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2012/11/21 (水) ~ 2012/11/27 (火)公演終了

苦情★真に受けTV
妹尾Pファクトリー
新宿シアターモリエール(東京都)
2012/11/22 (木) ~ 2012/11/25 (日)公演終了

から騒ぎ
演劇集団若人
上野ストアハウス(東京都)
2012/11/22 (木) ~ 2012/11/25 (日)公演終了
満足度★★★★
なかなか良かった。
演出面でも笑わせてくれたし。 ちょっと残念だったのは音楽が大きくてセリフが聞き取れなかったり、聞き取れても音が邪魔でストレスを感じたこと。

カラスの楽園
Trigger Line
小劇場 楽園(東京都)
2012/11/15 (木) ~ 2012/11/25 (日)公演終了
満足度★★★★
演劇が苦手という人には是非お勧めしたい作品です
映画を思わせるスピード感のある展開と、細かなカット割。そして正統派新劇の持つ、無言の時の丁寧な表現とを併せ持つ舞台です。
映画やテレビは好きだが芝居は食わず嫌いですという方には、芝居の世界への入門編としてお勧めしたいです。
物語の背景はかなり刈り込んで語られます。なのでこの時代を知る者にとっては、くどい、曖昧さをもっと描いてほしい、と思われかねない点はありますが(私もその世代の一人として感じました)、知らない世代が増えている事を考えると、止むを得ない。聞いたからこそ作中人物の抱える弱さを実感できる台詞にもなるため、評価が分かれるだろうと考えます。

星の息子
燐光群
座・高円寺1(東京都)
2012/11/16 (金) ~ 2012/11/28 (水)公演終了
満足度★★★
狂気と現実の境目
終盤、もう少しスピード感があったら良いのになぁ、、と思いました。
全体的には That's 燐光群 というところでしょうか。

地響き立てて嘘をつく
ガレキの太鼓
こまばアゴラ劇場(東京都)
2012/11/14 (水) ~ 2012/11/21 (水)公演終了

不変の価値
集団:歩行訓練
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2012/11/21 (水) ~ 2012/11/24 (土)公演終了

死愛づる姫君
星の女子さん
七ツ寺共同スタジオ(愛知県)
2012/11/17 (土) ~ 2012/11/18 (日)公演終了
満足度★★★★
星の女子さん「死愛づる姫君」観ました
別役実リスペクトの、正統派不条理演劇(特に、序盤の言葉を問いただすやり取りが別役チック)。
なんども何度も繰り返し、細部の違う同じ夢を見ているかのよう。同じ役でも、別の個体だったり設定が変化したりと、手掴みしにくい世界を手探りで探検。薄皮を剥きつつ迫る世界の核心には、実は何も無い…?懐かしい気分になる舞台。
素舞台に異空間を立ち上げる、演出の意図が浸透した役者陣もみな魅力的。なかでも劇団唯一の所属である主演女優の、演出家の意向が徹底的に染みこんだ身体に見応えあり。他の役者もいい味、ステキ、カワイイw

ライオンキング【東京】【2023年1月22日昼公演中止】
劇団四季
四季劇場 [春](東京都)
2000/01/01 (土) ~ 2016/05/28 (土)公演終了

グリムと田中さん
CAPTAIN CHIMPANZEE
ザ・ポケット(東京都)
2012/11/21 (水) ~ 2012/11/25 (日)公演終了
満足度★★★
夢の話ではありました・・・
(おもいでぽろぽろ+ブリジットジョーンズ)÷グリム童話でしょうか?
つくりは面白くしていましたが、
いまひとつ突っ込みドコロも多く感じてしまいました。
長さも結構なものがあり、も少し尺を短くした方がよいのではとも思ったです。
14:09~16:24まで=本当に予定通りの2時間10分でした。
(最近は本当に開演時間は最近守られないっすねー)

牛乳地獄act.8 『冥土ダイバー』 + 金星ロケット第2号 『透明人間のためのスラップスティック』
牛乳地獄
G/Pit(愛知県)
2012/11/09 (金) ~ 2012/11/11 (日)公演終了
満足度★★★★
牛乳地獄『冥土ダイバー』 + 金星ロケット『透明人間のためのスラップスティック』観ました
【牛乳地獄「冥土ダイバー」】 ストーリー自体はありがちだけど、その道具立てが深い(バイツァ・ダストを臨死体験で発動w)。死と再生で自分の人生、価値観を問い直す主人公。複製コピーで、まっさらになったり、ノイズが増すようにダーク化するダブルヒロインの対比。牛乳地獄特有の、役者の身体による時空操作もブレずに巧み。手法とテーマががっちりかみ合った様子。前回初心を見直した功か?と、勝手に思いました。
【金星ロケット「透明人間のためのスラップスティック」】 同時上演の牛乳地獄で輝いていた役者が、かなり苦戦してたように見えてしまいました。テンポもテンションも、もっとアップできればもっとバカバカしく…役者の人間性以上に、技術力が必要なドタバタ芝居。透明化で舞台上の世界から役者が出ハケするのは、芝居としてかなり面白い試み。手法として、さらに応用してみては?

ロックミュージカル『Marionnette〜マリオネット〜』
ショーGEKI
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2012/11/17 (土) ~ 2012/11/25 (日)公演終了
満足度★★
この人たち、なんなの
話の内容は何となくつかめたが、白塗りの人たちは結局何だったのか分からずに終わった。
そんな事どうでも良いと言わんばかりに奇妙なキャラクター達が大騒ぎするので、そういう雰囲気を楽しめる人には良いかも知れない。
自分はちゃんとストーリーがあって、起承転結がしっかりしてる方が好み。

ソコヂカラの使い方
デッドストックユニオン
ウッディシアター中目黒(東京都)
2012/11/20 (火) ~ 2012/11/25 (日)公演終了
満足度★★
淡々としすぎ
台詞のやりとりが淡白。
テンポは良いのだが、言われた事に対する反応が薄いので、予定調和を感じてしまう。
舞台の背景や人物の人となりを紹介し終わるまでこの調子が続く。特に必要性を感じない登場人物も多く、その人たちがストーリーに影響のない会話をしてるので、自然長くなるし飽きる。
上演時間も出演人数も料金も半分で良かった。

ポツドール『夢の城 -Castle of Dreams』
ポツドール
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2012/11/15 (木) ~ 2012/11/25 (日)公演終了
満足度★★★★
性病になりませんように
性病撲滅運動のCMのような舞台。おっとっと検査に行かないとな。
まあ目が行きがちなのは、舞台であまり観ることができない過剰な性描写なのだが、性器がチラ見えたところで喜んでしまっては僕ら下等人間欲望まみれ生物だ。
これが舞台である以上役者は地獄のようだろう。心を凍結させ風俗嬢さながらの淡々とした精神を備えなければすぐに破綻する。観客は好奇の目で、期待感に満ち溢れたどんぐりまなこで舞台上をすみずみ観察する。僕らは観察する。他人の、しかも文化の産物であるギャルという興味津々な人間たちの生活を視ずにはいられない。三浦の術中に嵌る。
これをこなす役者たちは実験動物か.......。
役者は演出家を(脚本を)信仰してしまった時点で麻酔薬を規定量以上打たれたモルモットだ。舞台としてそれはそれでとても美しいし、莫大な力でもある。
とはいえ........私はどうしても舞台上に提示される、我々にも当てはまる現実よりも、そこに立つ役者たちの現実に興味がいってしまう。彼らは普段なにをみている?生きることさえつまらなくなっているのではないか?何をしても自分の演じる虚構に勝る現実など既に皆無に近いだろう。さみしさが押し寄せる。それは生きるさみしさだ。
三浦のつくる絶妙なキャラクターには感服する。小太りのギャルは何かとスナック菓子をほおばっているが、歯磨きは欠かさない。「食べたら歯を磨く」と躾けられてきたのだろうな、と連想せられ愛着が湧く。そのシーンだけ小学校に入りたての小さな少女が一生懸命歯を磨いているようにみえる。そういった面白い幻惑が端々に見受けられる。
人生わからないな、何考えて生きてるんだろうな、虚無感は誰にでもおとずれる。ただ、自分が無垢な自分であった頃、セックスも知らないで風や石や校庭の雲なんか追っかけていたっけな........ときゅんと思い出させてくれる(また、その時点で自分は大人なんだなとさみしさが襲うが)ピュレグミの比にもならない「きゅんとすっぱい」舞台だ。
それは援交で初めて知った年上のオヤジのキスのすっぱさであり、フェラチオ(クンニ)しようと頬寄せた恋人の性器が思いのほかツンとにおったときのすっぱさであり、これから我々が出会い抱き合い生きて生きて生きて生きてすべてと決別するときの涙のすっぱさである。