ぱれえど 公演情報 浮世企画「ぱれえど」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    ぱれえど
    チケットプレゼントにて鑑賞。

    ネタバレBOX

    大公害被害を出した会社に勤めてた岩瀬(鈴木歩己)は、罪悪感を抱えたままドブさらいの仕事を続ける。そんな岩瀬には、地獄人・タミラ(鈴木アメリ)の姿が見えていた…。

    陽本…ヤクザな権田殺しの罪を被る。
    権田(山森信太郎)…バカラ賭博を仕切る。キレやすいシスコン。
    和世(中島美紀)…キャバクラのママ。陽本の子・志乃(今城史恵)を授かる。
    明日香(吉川莉早)…進藤(立浪伸一)を弄び、陽本(川本裕之)と付き合う。
    茉奈(平田暁子)…陽本のフィアンセ。陽本の浮気で自称うつ病になり失踪。
    進藤…明日香にコケにされ、金欲に走るも、バカラ賭博で破滅に向かう。
    西(岩田裕耳)…薬の密売をする精神科医。見下されることに劣等感を抱く。
    佐久間(ぽんず)…芸人志望。岩瀬を脅すも、殺される。
    渡部(竜史)…正義感溢れる若手警官。出世と無縁な交番勤務が続く。
    志乃…父・岩瀬を受け入れられずにいる。
    タミラ…バカンス中の地獄人。固いプリンが好き。
    岩瀬…罪悪感を引きずるも、それを克服する。

    岩瀬と陽本の「罪悪感」の対比、とその同調。タミラがみえる人は大きな罪悪感を抱えているという。ラスト、罪悪感を抱えた陽本が死んだ岩瀬をみて何を思ったか。踊る面々の中、ダメ人間同士の傷の舐め合いにも見えるし、罪悪感を受け入れる潔さににも見える。

    ダメ人間のオンパレードで、100分飽きない。飽きないけど、それぞれの話が薄味な印象。「哀しさ」がもっとほしい。
    ラストの演出の変に派手にしないとこは良かった。陽本と岩瀬が見つめ合い、周りで亡霊のように踊り演奏する構図に、乾いたチグハグ感があった。作品に「哀しさ」がもっとあれば、ここがもっと際立ったように思う。

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    2012/11/23 12:13

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