最新の観てきた!クチコミ一覧

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あかつき

あかつき

劇団匂組

アトリエだるま座(東京都)

2012/11/28 (水) ~ 2012/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★

無題534(12-277)
19:30の回 (晴 )。19:02会場着、受付始まってます。ここは初めて、フロア中央に正方形の舞台、板の間(1階)、1段高くなって畳部屋(2階)、一つの角に細目の柱(能舞台の柱みたいな)、客席はほぼ2面(対面)、役者は入口と奥の2ケ所から。舞台向かいのトイレも使用(ですので上演中は使用不可です)、その左にはピアノがあり生演奏。原作がSFだと読んでいることもあるのですが…。三浦さん演出ということでみにきました。19:30女性がお一人、ピアノの前へ、譜面をみると「ひるの夢」、19:31開演(暗転)~21:26終演、前説では上演時間1時間45分。舞台に仕掛けがあり、巧いこと情景を変えていました(初日はハプニングあり)。終演後、三浦さんにご挨拶。続く


ネタバレBOX

調べてみると昭和23年6月、河出書房からの書き下ろし…図書館で借りてみよう。原作ものは事前に読むか概要くらい知っていたほうがいいのではないか、終わってからよく思う。お芝居にはストップボタンがないので、気がつかずや勘違い、あるいは、伏線を見落としたまま終演、後で気がついても記憶はドンドン薄れる。

当パンを読むと、原作に忠実(再現)であろうということではなく、2012年の今、この作品をみるということ、脚本家によってデザインされ、演出家の手で動き出したこの作品に触れるということを考えなければ…ということでいいのかな。

昭和20年代、20年とは…1945年、終戦の年。私にとっては、映像や写真で見ただけであっても、平成24年もあと少しという「今」、につながっている時間。2つの時間を重ねる演出は好み。

板がはがれるというアクシデント。せっかく面白いセットだったのに。

気になった点。食事のシーンが何回かありますが、(左手)食器の持ち方がヘン。昔もこうだったのだろうか?
ダンデライオン ~たんぽぽ野郎と風娘~

ダンデライオン ~たんぽぽ野郎と風娘~

劇団 EASTONES

ザ・ポケット(東京都)

2012/11/13 (火) ~ 2012/11/18 (日)公演終了

男と娘。


殺陣に迫力。思わず力む、刀さばき。

&1night

&1night

劇団お座敷コブラ

ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)

2012/11/28 (水) ~ 2012/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★

ランプの魔人!!good job(((o(*゚▽゚*)o)))
おっちょこちょいなランプの魔人役:
早乙女敬良氏がかなりハジケてます。

個人的にはアクションシーンが多すぎて、多少間延びしたかな。

随所に笑いが散りばめられていて、楽しい舞台でした。(*^_^*)

田

オイスターズ

千種文化小劇場(愛知県)

2012/11/23 (金) ~ 2012/11/25 (日)公演終了

満足度★★★

異色作
いつもは会話のズレから生じる間にクスリとさせられるのだが今回は・・・ほとんど笑えなかった。

ネタバレBOX

主人公は舞台の中央から動かない。見渡せる舞台上が主人公の世界。世界の中心が主人公。
絶対的主人公であるはずなのだが、影は薄い。
自分の世界のゲームを遊んでいると思い込んでいるのだが、実は現実。
誰もが思った事のある、思い通りにならない世界を嘆くだけのお話で終わってしまった印象。
FURTHER ALONG

FURTHER ALONG

ノーコンタクツ

萬劇場(東京都)

2012/11/23 (金) ~ 2012/11/25 (日)公演終了

うーん
物語が短いシーンの連続で構成されているんだけど、
進行とあまり関係のない遊びや思わせぶりな台詞が多い印象。
拝見したのが初日のせいか、殺陣自体のミスがあったり
「ザ・ハードボイルド」な仕種が逆効果になってしまい
それらがしばしば間延びする原因になってちょっと見づらかった。
脚本含め、総てにおいて、カッコつけることが最上の目的になっているように感じてしまった。
真ん中くらいの席で見ていたのだけど、声もいまいち届かなくて、
諸々もうちょっと頑張って欲しかったな。
中国人の殺し屋役の方はしっかりリズムが作れていて好きだった。
舞台セット、衣装、照明は綺麗でした。

ぱれえど

ぱれえど

浮世企画

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2012/11/21 (水) ~ 2012/11/27 (火)公演終了

満足度★★★★

地方都市感満載
どこか夢の中のようだった前作に対してなかなかに現実的で各人物やストーリーには「地方都市感」満載、ゆえに舞台となる土地の気候から雰囲気まで浮かぶよう。
そんな中に1人だけ現実離れした人物を配することで生まれる独特の風合いがまたイイ。

ミュージカル「蝶々さん」

ミュージカル「蝶々さん」

Aux-Sables

THEATRE1010(東京都)

2012/11/27 (火) ~ 2012/11/28 (水)公演終了

満足度★★★

もっと島田歌穂を
この演目は昨年の震災前に観劇しており,今回は二度目であるためなのか,素敵な芝居であることは確かなのだが,感動は薄かった。剣幸さんももちろん素晴らしいのだが,個人的にはもっともっと島田歌穂さんに歌って欲しかった。

ネタバレBOX

島田歌穂の舞台では,必ず島健さんを客席で見かける。夫婦愛ですなぁ。
へちゃむくれと台風

へちゃむくれと台風

劇団テアトル・エコー

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2012/11/22 (木) ~ 2012/11/29 (木)公演終了

満足度★★★★★

相乗効果による秀作
作、演出の鈴木氏、照明、美術、音響等のスタッフ、キャストの役者陣の力が相乗効果となって、味わいのある作品に仕上がっていました。

ネタバレBOX

作家の鈴木氏が役者一人一人に当て書きしたとあって、登場人物のキャラクターが皆、魅力的で最後まで目が離せません。特に吉川亜紀子さん演じる旅館の女将が、母親の言葉に愛情を感じて浮かべた表情は絶品でした。
最初の晩餐

最初の晩餐

合同会社グラスタ

イマジンスタジオ(東京都)

2012/11/22 (木) ~ 2012/11/25 (日)公演終了

満足度★★★★

恋したくなった。
相手を思いやる気持ちが一杯詰まっていて恋したくなった。
素敵な作品でした。

ミュージカル「蝶々さん」

ミュージカル「蝶々さん」

Aux-Sables

THEATRE1010(東京都)

2012/11/27 (火) ~ 2012/11/28 (水)公演終了

満足度★★★

真の姿
それが面白いかは別。歌も上手ないい役者が揃っているのに、なんだか退屈。

ネタバレBOX

芝居が終わった後、後ろに座っていた若い女性が「何で死んだのかわかんな~い」と、言っていたのには驚いた。人の痛みがわからないのか、それとも子供を取り上げられたことをあっさり「語って」しまったことによるものなのか。両方かな~
ファミリー(仮)

ファミリー(仮)

and Me

OFF OFFシアター(東京都)

2012/11/21 (水) ~ 2012/11/27 (火)公演終了

満足度★★★★

完成度高し
女性作家ならではの視点で描く既婚・未婚(微妙に違うが非婚よりはこちら)それぞれの心情(ホンネ?)とDV被害者の心痛、ズシリと心に響く。ホント「男でゴメンなさい、お気楽でゴメンなさい」な気分。
これ、女性観客はもっとずっとイタかったろうな。
また、終盤の二場の緊張感とそれを緩和して着地させる落とし方も巧みで、完成度高し。
エピローグ前の場のラストの「笑み」のサイコホラー的なコワさも特筆モノ(女性ってコワい…)。
さて、次回作はどうなる?

あ、日曜ソワレは、あるだけでも有り難いのに、割引まであるというのも嬉しい。

からくりサーカス~サーカス編~

からくりサーカス~サーカス編~

カプセル兵団

笹塚ファクトリー(東京都)

2012/11/15 (木) ~ 2012/11/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

やること自体に意義がある
原作は未読、からくり編とサーカス編両方を鑑賞。
キャラ芝居、パワーマイムにダンスアンサンブルの融合が素晴らしい。
漫画原作の舞台化で演劇的な意味でも
成功を収めている数少ない例なのではないかと思う。

演劇的にはからくり編の方が面白かった印象。
サーカス編は作品全網羅のためにからくり編で活躍してても
サーカス編であまり登場しなかったキャラクター達の
死に際見せ場のオンパレードで
仕方ないけどちょっとついていきづらい感(笑)

からくり編の舞台も観ていたのでその部分は楽しめましたが、
3時間半もの上演時間と純粋な芝居部分の荒さは
ちょっと目につきました。

それでもこの大作を二部作まででまとめあげて
創り上げること自体に私は☆5つを評価します。
この舞台を観てからくりサーカスの世界が好きになりました◎

『 パレパーレ星の新しい生き物 』

『 パレパーレ星の新しい生き物 』

札幌ハムプロジェクト

池袋GEKIBA(東京都)

2012/11/27 (火) ~ 2012/12/02 (日)公演終了

満足度★★★

絵本
ハートフル。

ネタバレBOX

入院しているパレパーレ8歳とペルペルペ88歳の友情とか。

飛行機のシーンは良かった。そのほか、会話の中身もいいと思うとこがあった。60分であれやこれやと展示したわりに、しっかりまとまってた。

作り物な小道具や衣装が作品の調子にあってたとも思うけど、安っぽい感がすぎるかな。好みかもしれないけど。あと、ラストの歌はなくてもいいと思った。
地響き立てて嘘をつく

地響き立てて嘘をつく

ガレキの太鼓

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/11/14 (水) ~ 2012/11/21 (水)公演終了

満足度★★

なんだか難しかったねと言われてしまうパターン
実際に客出しの時にお客さんの一人も言っていました。
芝居やってて一番言われたくない言葉の一つ。

最初は原始人のシーンから始まって
この芝居はどういう方向に向かっていくんだ
という期待感もあり、
色々と想いを馳せながら観ていました。
しかしだんだん仕組みが分かってきて、
意外に内容が薄いのでは感じてしまってからは、
期待はずれで苦痛の残り時間。

ところどころ面白いなと感じた部分もあって
良い役者さんも出ていたし
センスは嫌いではないのですが、
どうしても表層感ばかりを感じてしまいました。
いわゆる奇をてらってるだけになってしまってる感じ。

ネタバレBOX

とりあえずエレベーターのシーンは無駄に長すぎました。
へちゃむくれと台風

へちゃむくれと台風

劇団テアトル・エコー

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2012/11/22 (木) ~ 2012/11/29 (木)公演終了

満足度★★★★

日常のほんの一瞬
台風は人の心をひっちゃかめっちゃかに乱すのか。

ネタバレBOX

誤解していました。へちゃむくれとはちょっと古い茨城弁で意気地なしのことでした。

不倫して、妊娠しているかもしれないのに、結局は悩んだ挙句付き合いをやめ会社も辞めた意気地なしの満智子、すっかり意味が違ってきました。

しかし、へちゃむくれは満智子だけではありません。一人ひとりには人知れない面があり、この数日間に問題が起きて解決するという単純なものはなく、この前もこの後も延々と問題を引きずっている日常のほんの一瞬を描いていたに過ぎませんでした。

トチ狂ったお父さんを始め、みんなどうなるんでしょう。
義朝記

義朝記

演劇集団よろずや

八尾市文化会館プリズムホール 小ホール(大阪府)

2012/11/25 (日) ~ 2012/11/25 (日)公演終了

満足度★★★★

見事な言葉の美しさ
泉鏡花とまでは言わないものの、小劇団でよくぞここまでと思うほど難しくも美しいセリフを役者陣は、見事な口跡の良さで熱演。
見ながら、そこに無いはずの、琵琶か三味線の音色が聞こえるような気がした。

ただ演出が、新劇の紅毛物調と岡本騎堂の新歌舞伎調の動くのか動かないのか、どっち付かずな演技があり、見ている方も迷ってしまう。


そして最大の問題点は、八尾市のホールでの上演であるということ。
日頃古典芸能を見ていない客層に、この芝居のセリフがどこまで伝わったかということには大いに疑問を感じました。

改作して、歌舞伎、文楽の新作として見たいと思わせる秀作では有りました。

ロックミュージカル『Marionnette〜マリオネット〜』

ロックミュージカル『Marionnette〜マリオネット〜』

ショーGEKI

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2012/11/17 (土) ~ 2012/11/25 (日)公演終了

まりっじぶるー
楽日スペシャルで沢山歌っていました♪

華やかで楽しかった♪
花嫁さんが綺麗でした♪

たそがれの映画監督

たそがれの映画監督

ハマコクラブキヨコクラブ

シアターブラッツ(東京都)

2012/11/22 (木) ~ 2012/11/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

笑いっぱなしだった。
可笑しくてずっと笑いっぱなしだった。
出る人出る人みんな個性的で変。

【ご来場ありがとうございました】13、ならず【次回公演は夏頃を予定】

【ご来場ありがとうございました】13、ならず【次回公演は夏頃を予定】

ソテツトンネル

ACT cafe(大阪府)

2012/11/24 (土) ~ 2012/11/25 (日)公演終了

満足度★★★★

カフェでの不思議な60分♪
バーチャルな世界とリアルな世界を上手く交えた話しの展開
そこで起こるお互いの探り合い!
なかなか面白いストーリーで最後まで魅入りました!

ほとんどの役者さんが初めて観る人ばかり⁈ だったのですが
客席から至近距離で演じるのでそれがまた新鮮で独特な雰囲気に感じました♪
舞台が近いお芝居は緊張感があって観る方も力が入ります
その中でも皆さん落ち着いて演じているので話しに惹きつけられます♪

言葉が標準語に近かったせいもあるのか?
大阪の匂いはなく、東京の劇団で観る様なお芝居のテイスト

最後の言葉の意味がよく分かりませんでしたが…

上映時間は60分と短めでしたが面白い作品でした♪

ぱれえど

ぱれえど

浮世企画

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2012/11/21 (水) ~ 2012/11/27 (火)公演終了

満足度★★★★

人生は、哀しい「ぱれえど」
浮世企画は旗揚げから見ているが、回を追うごとに作品が面白くなっていってると思う。

最初のあぶくが「え?」と思うイマイチ度が強かっただけに(笑)成長ぶりが著しい。

今城文恵の作品は都市の片隅で生きるごく普通の人々がそれぞれにいろんな事情を抱えていて、表面と裏面のギャップ、その隙間に手を突っ込んで見せていく想像力がなかなかだ。

作家としてのスタイルが徐々に出来つつある。
前回の「沼辺者」に続き、場末感漂う地域、今回はどぶ臭さが漂う小さな町の話。

初冬の新宿、スペース雑遊という劇場にも適した内容の芝居。

ボヘミアンを思わせる音楽がドラマに合っていた。

冒頭の喫煙シーン、結構煙が出るのでタバコの匂いだけで咳が止まらなくなる私は最前列にいてドキっとしたが、咳き込まずホッとした。

この劇団、以前は開演前に喫煙場面の告知注意があったが、今回はなかった。できればあったほうがありがたかった。


ネタバレBOX

前回同様、異次元の生物が出てきて、今回は「地獄人」。とても悪いことをして罪悪感が強い人にだけ姿が見えるという設定。

鈴木アメリがこの謎の女を可愛らしく、すっとんきょうに演じている。

芝居が進行するにつれ、登場人物の「事情」が明らかになっていき、新しい「事件」が起きてサスペンスとして面白さも感じる。

キャラクターが良く描き分けられて、役者も揃っている。

大事故を起こした会社の元社員(鈴木歩己)とバーテン(川本裕之)、中年男性2人が話の中心だが、

若い俳優ではこういう役柄は無理であり、適役。

欲を言えば、この二人の結びつきが淡々としているので、人生の哀歓までにはいたらず、物足りなさが残る。


男たちは挫折したり、破滅していくが、女たちは傷を抱えながらも自分なりの「ケリ」をつけて生きていく。

バブルの時代によく見かけた軽薄な遊び人のサラリーマンを演じる立浪伸一が印象に残った。

俳優寄りに観ると、登場人物の中では、岩田裕耳の精神科の医師が一番演じにくかったと思う。

彼が得意とする癖のある役ではなく、一見ごく普通の常識人で、薬の横流しはしてるが格別善人でも悪人でもなく、途中で豹変する強い二面性があるわけでもない。しかし、最後に、コントロールされて優等生で育った彼の諦観みたいなものが出て面白い。

エンディングの「狂騒」が「ぱれえど」というタイトルを表現していたと思う。


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