最新の観てきた!クチコミ一覧

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Knight of the Peach

Knight of the Peach

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

サンモールスタジオ(東京都)

2012/12/05 (水) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★

正道ver
宇野さんの戯曲の美しさが際立っていたのは邪道ver以上。それだけに、その美学・哲学を役者さん達が伝える力が十分でないと、心に届くものが少なくなってしまうのだなと思いました。お疲れなのか、セリフを噛んでる役者さんが何人かいらして、その度に幻想世界から現実に引き戻されてしまう。川添美和さんはその点流石の実力、素敵でした。

ネタバレBOX

正道では出番の少なかった鬼兄のグロさが異常でしたw
Knight of the Peach

Knight of the Peach

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

サンモールスタジオ(東京都)

2012/12/05 (水) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★

邪道verをまず観ました。
上演禁止レベルとはいうものの、18禁で上演された「Recover」より遥かにマイルドだと思ったのは、海賊の舞台に慣れてしまったのか、それとも笑いの要素が多かったからなのか(^-^;) 今回は特に宇野さんの戯曲の美しさが際立っていたように思います。ピーチパーティーでの喧騒・・・歌やダンス、フェティッシュなシーン・・・と会話のシーンとのメリハリが効いていたからかも。哲学的な言葉に酔い、役者さん達のキャラクターそれぞれの人生に思いを馳せ。2時間10分という長い上演時間でしたが、ずっと観ていたい、終わらないでほしいと思いました。そして相変わらず川添美和さんの生命力が素晴らしいです。ビッチでした。

ネタバレBOX

しかし、決定的に桃太郎が弱い・・・!すみません、これはスルーできません。キジと共に最後をファッキューで終わらせるにはまだまだセクシー不足かなと・・・。個人的には、桃太郎の桃ビリヤードより、ひょい太郎さんのダンス・亜斗武さんのガンアクション(共に着衣)の方が遥かに萌えます、ごめんなさい。

ひょい太郎さんは相変わらずセクシーですね、海賊ハイジャックの舞台には必ずいてほしいなと思います。

亜斗武さん演じるサモエドは、キャラ的に非常にツボ。暴言吐きまくり暴力振るいまくりですが、前頭葉の病気でそうなってるので優しさや性欲もちゃんと持ち合わせていて。ああこの人はどんな人生を送ってきたのだろう、このキャラでスピンオフを観たいなと思わされました。ドSなセックスシーンも好き(笑) 女優さんが「えっ?えっっ?」となってるとこ、動物のメスってこんな感じのかなぁ、なんて思ったりして。前戯なしでいきなりですもんね。あ、でも発情はしてるのか。って、何書いてるの私・・・。orz
『ガラクタとペガスス』

『ガラクタとペガスス』

8割世界【19日20日、愛媛公演!!】

ワーサルシアター(東京都)

2012/11/28 (水) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★

類稀な劇団の刺のない笑いが心地いい
8割世界を、縁あって長く拝見して思うことは、こういう劇団って、たぶんあまりないよねって感想です。

好きな人は、滅茶苦茶好きだろうし、嫌いな人には、馬鹿らしいと思われるほど、好みが分かれそうな劇団の特質があります。

前回の石原さんの脚本の「タンバリンスナイパー」は、芝居としての完成度は、今回の作品より優れていたと思います。ただ、8割世界ファンにはやや不評だったみたい。今回のガラぺガは、そこへ行くと、え?これ、本当に石原さんの脚本?と感じる程、鈴木雄太さん色の色濃いものでした。

だから、現実性も、社会性も皆無。ただただありえない展開が続き、あまりにも下らない世界の中で、役者が奮闘しています。
でも、これが、妙に心地良い観劇タイムになるのは、紛れもない事実です。

世知辛い世の中だからこそ、現実を忘れて、ひと時、刺のない笑いの世界に身を委ねたくなる人間には、なくてはならない劇団かもと思わせられました。

ネタバレBOX

多くの意見にあるように、始まりから、出演者のハイテンション台詞の連鎖に、しばらく、疲れを感じました。

特に、最初から、兄役の一芯さんの声が大き過ぎて、耳障りとさえ感じます。
兄弟のキャラが違うという設定なら、喋り方から、二人の相違を克明に表現する演出で良かったのにと思います。

たぶん、これは、役者のせいではなく、雄太さんの演出に、右へ習えで、役者が異を唱えることなく、素直に演じているからだと思うのですが、個性ある味わい深い演技をする劇団員が、次々と、櫛の歯が欠けるように抜け落ちて、今や、ご自身の特性を体現できる役者さんが小早島モルさんだけになってしまった、当然の帰結なのかもしれないと感じます。

これこらは、益々、鈴木雄太さんの作劇が性に合う方には、たまらない劇団になるでしょうし、そうでない方には、どんなに気になる役者が出ても敬遠したくなる方向に向かうような気がしました。

嫁から聞いた通り、鳩時計役の原さんの好演が、芝居に元気を与えて下さいました。今日から、21種類さんとなられた小林さんは、今の8割世界には、なくてはならない要の俳優さんだとつくづく感じます。
怒涛のように、うるさい台詞の応酬の中で、小林さんが登場した途端、救い主が現れたような喜びを感じました。
小林さんには、これからも、他劇団の舞台でも、どんどん活躍の場を広げて行って頂きたいと切望します。

前回の公演で、ファンになった、弟役の白川さんは、歌の場面がとにかく面白くて、この舞台で一番笑いました。あの歌は、バックで踊る石田さんと橘さんの白熱演技も含め、絶品場面でした。歌詞がとにかく、笑えて、受けます。

アキラさんの評で、妹役と書かれていた日高さんは、本当は、兄弟の従妹役ですが、彼女のキャラ設定が、前回公演とほぼ似ていた感じなのが、やや残念でした。日高さんにも、たくさんの引き出しがありそうなので、次回は、是非薄倖の女的なキャラ設定をリクエストしたい気がします。(笑)

8割世界参加三度目の亀山さんは、私的には、今回の招き猫役が、一番適役な気がしました。

今回の作品では、兄の嫁役の木原さんただお一人が、まともな現実性のあるキャラ人物でしたが、それもあって、彼女の演技には、ほっとするものがありました。従弟の正人役の中村さん、木原さん、小林さんと、ハイテンションと対抗する役柄の人数がもう少し増えていたら、きっと、もっとそれなりに舞台に深みが増していたのではと思います。
第二回 演劇早慶戦

第二回 演劇早慶戦

演劇早慶戦実行委員会

牛込箪笥区民ホール(東京都)

2012/12/08 (土) ~ 2012/12/08 (土)公演終了

満足度★★★★

運営に難ありましたが
慶應代表があまりに素晴らしかったので大満足です。作品のクオリティ、精神性、観ているこちらの胸の高鳴り、終演後の満足感。何をとっても慶應圧勝を確信。楽しかったです、ありがとうございました! ※ネタバレ欄に追記しました。

ネタバレBOX

早稲田は序盤に芝居に入込めず、長いこと「?」が続いた上に、シェイクスピアの作品ではなく存在価値のようなものをテーマにしたそうで「どこがシェイクスピア?」と思ってしまったところがマイナスポイントになってしまったかと。身体張ってた役者さん達が怪我をしないかが心配でした(「デブ」の方、マジでヤバかったですよね?)

慶應(=あんかけフラミンゴ)はまず正攻法でロミジュリ、と思いきや、新宿区相手に大暴れ・・・。きっと表現方法でダメ出しでもあったのでしょう、しかし折れずに貫くその姿勢に将来性まで感じました。ダンスやアクションのクオリティも高く、クライマックスでの笹木皓太くんと椎谷万里江さんの長いシーンは圧巻。学生でこのレベルの演技が観られるとは。震えました、そして泣きました。(ちなみに小劇場で皓太くんレベルのアクションを観たことは今までにありません。商業演劇でも充分いける身体能力かと。)

そして、普段運営に関しては思うことがあってもグッと飲み込むのですが。今回は結局予定時間を1時間過ぎての終演、さすがに来年には改善を望みたく書き記します。もちろん、開演前や休憩時間の奔走は目にしていたので、大変だなぁ、でも頑張っていただいてありがとう、と思ってます。でも☆一つ引きますね、ごめんなさい。

***

追記です。twitterでのつぶやきを転記します。

1)今回のあんフラのと前回のあんフラ(本公演「つまんなかったら言ってね、死ぬから」)との違いを考えてる。なぜ私は今回は大絶賛して、前回は受け入れられなかったか。尻が出るのは同じなのに。

2)きっと今回のは、あらゆるものへの反骨精神が、尻を出すという行為の瞬間に感じ取れたからなんだろうな。シェイクスピアもその戯曲の登場人物も、新宿区も観客も。男が腰振ってて美しいとは誰も思うまい、芸術だ何だと言ってても生殖の為に生きていてその姿が滑稽なのは皆同じ。とコンマ1秒での表現。

3)もちろん、あの表現が区から咎められること、観客から批判されることは全部折込済みで、だからこそ尻を出すという行為が反骨精神の象徴として効果的な表現になったのだと思う。立ちはだかる障害を逆にバネにして飛距離を伸ばした。今回のあんかけフラミンゴはそんな印象。

4)奇しくも、早稲田の奥村さんが当日パンフに書いていた芝居の狙いは、慶應(=あんフラ)の島田さんが体現してしまった。まさに平成のシェイクスピア。

5)最後に一つ、もうこれ以上この件には触れないけれども。運営の不手際はどう考えても区の責任。自分達の落ち度としてひたすら謝罪する学生達の胸中を考えるとこちらも穏やかでなんていられない。次の世代を担う人材が良い作品を上演できるようにその環境を整える事が、より長く生きている者の責任では。

6)私の知っている関係者は誰もその点の内部事情を口(=言い訳)になんてしてないけれど、それは自分達の表現に確固とした責任とプライドを持っているからなんだと思う。舞台の上から発せられるものが全て。それを観客が受け止められれば成功。それだけのメッセージを発する力があんフラの芝居にはあった。
もう一度、もう二度と。(終了致しました)

もう一度、もう二度と。(終了致しました)

トランジスタone

APOCシアター(東京都)

2012/12/05 (水) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

ほっこりしました。
短い時間のなかで、いろんな愛が詰まった作品だったと思います。
見終わった後は心がポッと暖かくなるような感覚になりました!クリスマスのこの時期に最適な作品(^ν^)
自分の周りの大切な人との関係について考えさせられたし、一緒にいる時間を大切にしたいと思った。
演劇をあまり観ない私ですが、これからは色んな作品をみたいと思えた作品でもあり、この劇団の次回作がどんなものなのか興味を持ちました。きっと次回も見に行くと思います☆
オカマ役の人の演技がお気に入りです( ^ω^ )♫

少しはみ出て殴られた

少しはみ出て殴られた

ホリプロ

DDD AOYAMA CROSS THEATER(東京都)

2012/11/30 (金) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

会話劇!
ホリプロの若手舞台ということでイケメン芝居だと思ってたのですが、しっかりした脚本の会話劇で驚きました。会話劇は他の役者さんとの関わり方(身体的にも、心でも)が難しいと思うのですが、そこはベテランの役者さんがやはり一歩上。多分回を重ねてどんどん良くなる舞台。客席の雰囲気の良さも後押ししそう。そして役者さん達の華は流石ホリプロ。

ゆめとあくま

ゆめとあくま

劇団 四葉のクローバー

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/12/06 (木) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

満足度★★★

死後の世界
現実の殺人事件と死後の世界が平行して描かれ、シンクロするコンセプトは分かるのですが、あまり共感出来ませんでした。

ネタバレBOX

死後の世界で、女性も少年になるのは何故でしょうか?死後は少年になる設定の必然的がピンと来ませんでした。また、夢海の分身は少女なのに、未来は少年なのも不思議でした。死後の世界の詩的表現の中に、俗っぽい言葉があり、違和感がありました。

根本的に、夢海が殺人を犯す理由が母親への憧憬にあるとしても、なぜ母親の死後、長い年月を経てから殺人が始まったのか、きっかけが何なのか、わかりませんでした。殺人に至る程の狂気を、結婚を理由に止められるのか?殺人の対象が母親像とあっていないのは何故か?片山は夢海の凶行を、どのようにして察知したのか?不可解な点が多くありました。夢海は心優しいという設定ですが、エピソードが乏しく、殺人犯であることの意外性に欠けました。高校生で殺されても、兄の幸せを願う雫の方が純真に見えました。

終盤、夢海が死ぬシーンも、非常にドラマチックで情緒的なBGM、スポットライトの中、恋人と果たせぬ将来を語り、セカチュー並みの盛り上がりでしたが、夢海に共感できなかったので、むしろ殺人犯が幸せに死ぬことへの嫌悪感を感じました。

大地が夢海と恋に落ちる理由も見た目重視な感があり、雫を殺した相手でも許すほどルックスにこだわる薄っぺらい人間に見えました。大地は切れ者の設定ですが、結局は殺人犯を見抜けず恋に堕ち、逃亡を助けているので、恋愛至上主義のモラルに欠けた話にも思えます。全体的に、展開に無理があると思いました。もっと強い世界観だったら、少女漫画風になったかもしれませんが、中途半端な感じが残りました。最後は銃声があった方が、救われます。

十字架で構成された舞台装置は良かったです。照明も効果的でした。衣装も、それぞれの役に合っていました。ニコラウスの衣装はプルートと対照的で、良かったです。3人の少年も、それぞれ紐を巻いていたのが印象的でした。

雫役は兄思いの妹役を好演していました。ただ、殺されるシーンだけ、スカートの下にジャージを着ていたのは、変でした。増田は、セリフが聞きづらい時がありましたが、友人を殺された恨みや執念を良く表現していました。ニコラウスは滑舌に難があるようですが、全てのセリフを力強く発音するので、一本調子に聞こえました。メリハリがあれば良かったと思います。全編を通してラブシーンも殴るシーンも振りだけだったので、信憑性に欠けました。せめて殴る音のBGMを入れれば良かったと思います。

転換時の動きは良かったです。カーテンを開けると十字架が現れるのも、効果的でした。少年達が獣と戦うシーンを始め、役者の動きや舞台の使い方は見事でした。

New York Trilogy

New York Trilogy

Seiren Musical Project

高田馬場ラビネスト(東京都)

2012/12/08 (土) ~ 2012/12/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

「I love you because ...」を観劇

役者が手を挙げて軽くジャンプしたら確実に照明機材に当たるくらい低い天井、ひしめき合う観客(9割が大学生のようで、笑い声や熱気がある)、狭い空間で、間近に役者を観ることができます。
ストーリーは単純で、フラれたばっかりの、性格正反対の2人が、とにかくジタバタしてすれ違おうとしてくっつくというものですが、頻繁なジョークやコメディ部分によって飽きさせません。
リラックスしてラブコメを楽しむことができました。

ネタバレBOX

台詞のある本人以外の人達がしっかりリアクションとってるのも良かったです。
NYの男女の出会いという設定なので、外ドラっぽい大げさな言い回しと、割りきったSex関係の言い回しを主人公の親友達が「連発」しますが、一応アッサリしているので観客も笑っていました。歌の掛け合い、台詞、振り付けの演出、音響が、全体的にとても高い舞台でした。

ハモりや掛け合いが歌の中にふんだんに組み込まれていたのが最初の感動でした。曲を作った人は凄いと思います!

歌は、主役の松下湧貴さんが抜群に上手かったです!高音の伸びや強弱のつけかたが、ウットリ聴かせる正統派のミュージカル美声でした。松下さんの歌、他ミュージカル劇団の中でも抜きん出てると思います。

彼女の親友の塩原さんは、キレイで台詞も動きも歌も良く、総合力が高くて素敵な女性でした。小野さんも、ストーリーサポート役でしたが、歌と踊りがキリッとしていて実力者でした。

仲の良い男同士、仲の良い女同士、仲の良い女と男のコンビ、の3ペアによるストーリー、仲の良い者同士の友情など気心の知れた会話が、コントのようで相手を思いあってて楽しかったです。明るく楽しいミュージカル劇団という印象がすっかりできあがったので、他の2作品や次回公演も気になってきました。きっと明るい気分になれそうです。

カゼマチ

カゼマチ

ゲンパビ

要町アトリエ第七秘密基地(東京都)

2012/12/06 (木) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★

良い作品でした
現実でも起きている事件を彷彿とさせる内容で、信憑性のある脚本だと思いました。宗教団体が放射能を撒き、汚染された地域で人々が障害を負う設定など、アイデアが素晴らしいです。

ネタバレBOX

フキタという苗字は発音が難しいので、主役はもう少し言いやすい苗字の方が役者に優しい気がします。医師が土を食べる設定は、インパクトの割に、よくわかりませんでした。

教師や警官が、市長の息子というだけで変人と付き合うのは妙な気もしますが、田舎ではそういうものかも知れません。最寄りのコンビニまで歩いて20分や移住者に補助金支給など、真実味のある設定でした。

ただ、監禁事件の際に警官が逃げたのに、教師は包丁まで持ち出していたのは違和感がありました。市長の長男に無理強いされる場面があれば、説得力が増したように思います。または、教師設定はいらないかも知れません。市長の次男は、必要性が乏しいように思いました。

演出では、山浦が「202号室か」と呟いて暗転するところが好きです。鉄道模型やシャボン玉も、象徴的でした。最後に明日香がシャボン玉を吹き尽くして怒るのは、中盤の繰り返しでしたが、明日香は成長したはずだし、意味がよくわかりませんでした。シャボン玉のシーン自体は、シャボン玉が照明に反射して、幻想的でとても綺麗でした。カバンや服に付いたら嫌だなと思いましたが、役者さんが上手く配慮してくれて、助かりました。あと、吹田家のシーンで、兄が靴のまま裸足の妹と会話するのは、違和感がありました。

吹田兄妹の演技は、とても良かったです。明日香の障害の演技も見事でしたし、清明は周囲を圧倒する演技力で、難しい役所を演じきりました。薫や朝戸亮は、異常性や緊迫感のある演技でクライマックスを盛り上げました。青田と森崎は、しがらみで亮に付き合う様子がよく出ていました。青田の面倒見が良い様子は、最後に明日香の世話役を引き受けた流れに上手く繋がっていたと思います。

山浦は、罪を悔いている様子が良く伝わりました。凶行に走る人は、案外、普通かもと思わせる演技でした。一村は、役柄のためか演技が固く、変に浮いて見えました。もう少し周りと調和した演技の方が良いように思います。清明や薫は、ペースを乱されずに演じており、流石でした。沙織は数少ない普通の人でしたが、山浦の普通さや象徴的なBGMを引き出す役割を上手く果たしていました。
森崎、青田の衣装はカジュアルすぎて違和感がありましたので、一工夫欲しかったです。

全体的に見て、脚本の良さとメインの役者の演技力が光る作品でした。また、劇場の雰囲気も本作に合っていたと思います。良い作品を見せて頂き、ありがとうございました。

エダニク

エダニク

iaku

ぽんプラザホール(福岡県)

2012/12/08 (土) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★

いい芝居だった。満足。
男3人の会話劇。
前半は朗読劇かと思えるほど絵的な動きはないものの、扱う題材や新たに見えてくる背景などがドラマ性を高め95分飽きさせることがなかった。

ネタバレBOX

動機に無理があるんじゃないかという違和感を持たせながら、それらも見事に解消していく仕組みも、うまく騙してくれて嬉しくなる。

計算された舞台の高さ設定も良かった。

個人的には、沢村の仕事を守るための伏線が最初に欲しかったのと、後半の力押しはもう一仕掛け欲しかった。

作者の主張が感じられるところ、答えは示さずにテーマを示すにとどまる部分も共感。

全体としては、いい芝居で、満足した。
吉田ハミガキ

吉田ハミガキ

しいばしあやな×あさかわちえ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/12/03 (月) ~ 2012/12/04 (火)公演終了

満足度★★★★

ブッ跳びー♪(笑)
シュールで実験的。猫の目のように話がコロコロ変移するが考えようによってはエッシャーの「メタモルフォーゼ」のように徐々に変わっているとも言えるか?
それでありながら最後は(殆ど忘れていた)序盤の一点に回帰するのが巧み。
ネタのブッ跳び方はワワフラミンゴに通ずるも、「あ、ここで終わりだな」とワカるところが違いかも。

トラベラー

トラベラー

天才劇団バカバッカ

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2012/12/05 (水) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

満足度★★★

なんだかなー
ほとんど笑えませんでしたが、箸が転がっても可笑しい人には大受けでした。

ネタバレBOX

海苔販売会社の国内営業部と海外営業部のロミオとジュリエット。それに宇宙船の燃料として宇宙人から海苔の注文があって日米を巻き込んだ騒動も絡んだ話。

ラストの全員の行く末とかの、役者紹介があるから長くなるんですね。

リーディング・フェスタ2012 戯曲に乾杯!

リーディング・フェスタ2012 戯曲に乾杯!

日本劇作家協会

座・高円寺2(東京都)

2012/12/08 (土) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

満足度★★★

リーディング
もう少し踏み込んだディスカッションを期待してたんだけどなー・・

楽園

楽園

モダンスイマーズ

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2012/12/07 (金) ~ 2012/12/08 (土)公演終了

満足度★★★★

蓬莱作品
流石、といったところでしょうか。

青のはて ―銀河鉄道前奏曲(プレリュード)―

青のはて ―銀河鉄道前奏曲(プレリュード)―

てがみ座

吉祥寺シアター(東京都)

2012/11/30 (金) ~ 2012/12/03 (月)公演終了

満足度★★★★

演出、舞台セットは良い
ただ、、東北弁が多すぎて、脳内での言語変換に疲れた・・・
もう少し、なんとかならんかったのか。

The Library of Life まとめ * 図書館的人生(上)

The Library of Life まとめ * 図書館的人生(上)

イキウメ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2012/11/16 (金) ~ 2012/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

流石。
面白い。

ファントム・ライセンス

ファントム・ライセンス

進戯団 夢命クラシックス

新宿シアターモリエール(東京都)

2012/12/05 (水) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★

アニメチックな娯楽アクション
コミカル…というよりマンガチック、アニメチックな娯楽アクション。
某怪盗もの&某スタジオ系のリスペクトネタが楽しく、おポンチさは往年の新感線に通ずる?
また、アクションのキレはもちろん、サンプリングのS.E.のタイミングが寸分たがわずピタリと合うのも見事。

ネタバレBOX

さらに先日のラッパ屋との共通点まであり(ホントにももクロちゃん、小劇場系に大モテ)、満足度高し。
迷いアゲハ

迷いアゲハ

海市工房

「劇」小劇場(東京都)

2012/10/31 (水) ~ 2012/11/05 (月)公演終了

満足度★★

違和感。
演出面での不満が残る舞台でした。

ドアや靴や火の概念に違和感があり、
特にタバコには火を点けないのに、
キャンドルを燈したりで、??でした。

マイムなども有対象と無対象の区別が曖昧でした。


そして
オッサンの回想シーンに出演されている役者さんの年齢が高過ぎて、
ここでもかなりの違和感が…

役者さんは良かったので、
このメンバーなら違う作品を観たかったです。

「ストレンジャー イン ザ 騎士」

「ストレンジャー イン ザ 騎士」

無頼組合

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2012/12/07 (金) ~ 2012/12/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

ネホリーとハホリー☆
(^^)/ 面白かったです! 「男の愉しめる舞台」 で、観客には男性が多かったです。
また、 「うちの彼氏や、旦那には、いつまでもカッコ良くいてもらいたい」 と、思う女性は、一緒に観るのがオススメ☆
観劇後の、この感覚は・・・、寝る前に毎日、ブランデーを飲みながら、
少しづつ読んでた、推理小説(特にハードボイルド)を、読み終わった・・・・、
そんな、大人の知的な興奮 です・・・。
ネタバレを含め、観劇日記をブログに書きました。  

蛍、紫陽花、百日紅。

蛍、紫陽花、百日紅。

劇団はんなりふるぼっこ

【閉館】(東京都)

2012/12/06 (木) ~ 2012/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★

この雰囲気は
好きな人、嫌いな人で分かれそうですが、自分は楽しめました。
ただ後ろのほうの席に座ってしまうとちょっと観づらくなってしまうのが残念です。

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