最新の観てきた!クチコミ一覧

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お父さんの背中

お父さんの背中

劇団かさぶた

劇場MOMO(東京都)

2013/03/28 (木) ~ 2013/04/01 (月)公演終了

満足度★★★★

お父さんの背中
縁あって、複数回観る事が出来ました。有難うございます。

ネタバレBOX

最初観た時は、個々のエピソードの関連性が分からず、それが気になってメインの父親と息子のエピソードが、少しぼやけてしまった。でも、二回目観た時には、それを関連付けずに観たので、それぞれのエピソードをしっかりと観る事が出来ました。一番良かったのは、やはり父と息子のエピソード。「お父さんの背中」というタイトルは、息子が見た背中の意味だが、母親、奥さんが見た夫の背中の意味(劇中は母は父の事を「お父さん」と言っていた)でもあり。何もしていない父親だが、その背中は雄弁で、でも、情けなくて、思っていたより小さくて、でも、大きくて、とこれは私の私見。観終わった後に、父親と息子である自分というものをしばし考えました。有難うございました。
ご飯の時間

ご飯の時間

玉田企画

アトリエ春風舎(東京都)

2013/03/27 (水) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★

無題653(13-078)
17:00の回(曇)。17:01会場着、17:04開演〜18:34終演。何とか開演に間に合いました。「夢の星」からで2作目。舞台は和室(8畳)、コタツに小瀧さん。なさそうでありそうなお話、みていて、その「はっきりしないところ」に苛つく(巧い)、近しい間柄だから余計ややこしくなるのだろうか、世の中どうしようもないことも多い。

ネタバレBOX

連帯保証には実印と印鑑証明が必要だと思う…車が大破したら怪我すると思う…破産はしない…のか…

相手方から関係を断ち切られたとき…後悔しなければならないのか…、共に沈まなくてはならなかったのか…

実家…と言っていたと思うのですが、そうだとすると、それなりに「部屋」はあるのではないか、とか、相続は、とか考えてしまいました。
ドブ、ギワギワの女たち

ドブ、ギワギワの女たち

ネルケプランニング

【閉館】AiiA 2.5 Theater Tokyo(東京都)

2013/03/29 (金) ~ 2013/04/01 (月)公演終了

満足度★★

平常運転
話と進め方はいつも通りでいつもより露出少なめ。前方は男性客ばかり。
可愛く美人な皆が主役。全員にスポットをあてるため話が長くなる。
柿丸さんの千代丸、小橋めぐみさんのトットさん、江本さんのチャーリー&四街道部長がキュート!
やはり毛皮族の皆様に目が行きました。

ドブ、ギワギワの女たち

ドブ、ギワギワの女たち

ネルケプランニング

【閉館】AiiA 2.5 Theater Tokyo(東京都)

2013/03/29 (金) ~ 2013/04/01 (月)公演終了

無題652(13-077)
14:00の回(曇)。13:55会場着、すぐ中へ(指定席)。2月、毛皮族「ヤバレー(高円寺1)」をみたときにチケットを購入しました。ここは初めてで、すぐ横の「体育館」でLiveをみたのは…1995/11のRainbowが最後。かなり大きな会場(高円寺1は約240席、AiiAは約830席)。最前列の椅子下には水避け用のビニールシートが用意されていました。開演前、緞帳に映っているのは「あとでね」と思われる文字…今回も揺れていてよく読めない。14:05前説、14:09開演〜16:21終演。正面壁に映像、舞台上にはいくつもセット(経理部、総務部、密室である給湯室、ドブ、公園等)が登場。毛皮族の本公演「ヤバレー」と比べると露出度は1/10くらいでしょうか、抑え気味。トット役の小橋さん、「美人税(2010/9@スタジオモモンガ)」でみていました。

ネタバレBOX

お話は大味、うす味で、役者さんの個性(身体的にもキャラクター的にも)を楽しむものでした。高野さんの挑発ぶりは健在。
修学旅行

修学旅行

劇団「14歳」

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2013/03/27 (水) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

ホームルームがよかったね
いろんな劇団のお芝居・演劇を見に行ってますが
今回みたいな ホームルームは初めてです
役者さんとお客が一つになり
質問したりされたりと
なかなか 楽しい時間でした
本編も良かったよ
また いきまーす

従軍中の若き哲学者ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン....

従軍中の若き哲学者ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン....

Théâtre des Annales

こまばアゴラ劇場(東京都)

2013/03/29 (金) ~ 2013/04/07 (日)公演終了

満足度★★★★

むずかしくはない
哲学者はちょっと小難しいことを話すが、だからといって演劇そのものがが哲学になってるわけではないので十分楽しめる。第一次世界大戦、キリスト教、神(信仰心)、1910年代のウィーンの芸術、この辺をちょっとおさえていくと入りやすいかもしれない。

ネタバレBOX

モリ-スウィニーでも生じさせた闇は、またかという思いはするものの闇にする理由が明らかに異なるので良しとするが、闇そのものの効果は「モリー」に軍配が上がる。が、今回は闇というより闇のなかの音、光を出現させたかったのだろうし、それは確かに効果的だった。薄闇(影だけが見えるくらいの)が象徴するように全体的に暗い照明(ランプやスキットル含めて)は、いかにも戦地だしなおかつ地味ながらきれいだった。哨戒塔に登る人間を決めるシーンが私にはくどいように感じた(というか単純な疑問として残る)。山崎の2役の設定がいかしてる。だが演技としてはもっとメリハリつけてほしかったと思うのは、一人の人間が時に優しかったり時に辛辣であるように見えてしまったから。
シュワロヴィッツの魔法使い

シュワロヴィッツの魔法使い

メガバックスコレクション

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2013/03/29 (金) ~ 2013/04/07 (日)公演終了

満足度★★★★

優れた脚本、演出
 謎が幾層にも重ねられ、其々に底意があって、劇の進展に応じて一つずつ明かされてゆくので、観客は推理を楽しむことができ、飽きさせない。
口上役の、劇にぴったり嵌った述べ方が良い。声の質、音量も適切で上手い。シナリオがしっかりしており、論理的で説得力がある。役者間の連携が良いので何故かと思っていたら、舞台セットの埠頭部分は、劇団員皆で作ったという。それで、息が合っているのだ、と納得した。
今回、拝見した作品は、魔法使い4世代、2000年に亘る歴史の一部分ということである。他のパートも是非観たい。そう思わせる内容であった。

 難破船が、シュワロヴィッツの島に漂着した。乗組員を上陸させるか否か。一悶着あるが、武器を預け、埠頭からは出ないことを条件に島民は、乗組員の上陸を認める。だが、島民たちには、秘密があった。そして、船が遭難したのも、実は、呼び寄せられたのだ、と言う。誰が、何の為に。
更に、物語が進行するに連れて、一つ、また一つ、と真実が明らかにされてゆく。そのどれもが、奇想天外である。謎を明かせば観劇の楽しみを著しく損なうので種明かしはしない。だが、実に手の込んだ、面白くまた、筋の通った作品である。

国家~偽伝、桓武と最澄とその時代~

国家~偽伝、桓武と最澄とその時代~

アロッタファジャイナ

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2013/03/27 (水) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★

みてきました。
真山明大さんのファンです。
舞台もあまり見慣れていません。
歴史も苦手です。
けれど三時間は思ったほど長く感じませんでした。
ほかの方も書かれているように、役者さんの体が後ろ向きだったりして、
聴き取れない台詞や、せっかくの熱演の表情が見れず、残念な気持ちになることが多々ありました。
そんな中で、すごい!!と思う演技をされていた女優さんや、男優さんに出会えたことはとっても良かったです。
観劇初心者ゆえに、おもしろかった~。良かった~。
と単純に感動しやすくあまり参考になりませんが…。

『熱狂』『あの記憶の記録』ご来場ありがとうございました!次回は9月!

『熱狂』『あの記憶の記録』ご来場ありがとうございました!次回は9月!

劇団チョコレートケーキ

サンモールスタジオ(東京都)

2013/03/23 (土) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしかった!
『熱狂』 『親愛なる我が総統』 『あの記憶の記録』と連続で観劇。再演の2本は初演も観てるけど今回も素晴らしかった。「親愛なる~」も含め、それぞれの理解を深め合うところも良かったと思う。見た目は動と静という感じもあるけど、どれも根底に熱い人の魂が感じられる作品。1日で観るにはかなりタイトなスケジュールで体力的にもややしんどかったけど、充実した時間を過ごせた。会場スタッフの対応も素晴らしかったと思う。

俺がヤギでもその手紙だけは食えない

俺がヤギでもその手紙だけは食えない

GORE GORE GIRLS

インディペンデントシアターOji(東京都)

2013/03/28 (木) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★

自分には合いませんでした
ここでの評価が高いので期待して観劇しましたが。

ネタバレBOX

あまり笑いもなく、殆どが動きのない会話劇でした。内容も記憶に残らない内容で、20代の若者が20代の自称おっさんのおっさん化現象を小ばかにしたり、応援したりで、薄っぺらな気がしました。
なぜこりっちユーザーが高得点をつけているのか、不思議に思いました。
AMUSE×PEOPLE PURPLE ORANGE 東京公演

AMUSE×PEOPLE PURPLE ORANGE 東京公演

劇団PEOPLE PURPLE

本多劇場(東京都)

2013/03/28 (木) ~ 2013/04/07 (日)公演終了

すごい
心にずしっとくる重い話だった。
たくさんの人にインタビューを行ったと書かれている通り、本当にリアリティがあった。

ドブ、ギワギワの女たち

ドブ、ギワギワの女たち

ネルケプランニング

【閉館】AiiA 2.5 Theater Tokyo(東京都)

2013/03/29 (金) ~ 2013/04/01 (月)公演終了

満足度★★★

ドブ、ギワギワ
初日を観劇させていただきました。印象としては、もう少し小さめの劇場で観たかったかなと…出演者の人数や舞台セットを考えると妥当な広さなのかもしれませんが…。エログロ余り得意ではないので、警戒していたのですが不快な感じではなく、女性でも観やすいかと思います。綺麗なイケ女いっぱいです。

ネタバレBOX

OPダンスも映像との組み合わせで格好良かったです。ラストも圧巻でしたが、舞台上で雨を降らせる手法?は江本さんの演出ではよくあることなのでしょうか?もっと全員びちゃびちゃでもいいのかな〜なんて思いました。あとちょっと笑いどころが分からないネタもあって、それは世代差かなと。私は個人的に営業部の石川と柴田が好きです。スキーウェアに白のハイレグは自然すぎて最初気付きませんでしたが、笑いました。
ヒーローアゴーゴー!

ヒーローアゴーゴー!

劇団東京都鈴木区

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2013/03/13 (水) ~ 2013/03/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

あたたかい気持ちになりました。
初演で始めて鈴木区の魅力に触れ、大好きになり、今回は再演!!続編もあるとのことで、とても楽しみにしていました。ゴーインステージを2本観劇させていただきましたが、期待の更に上の上をいっちゃった感じ。本当に面白かった、観て良かった!と思える作品でした。お腹が痛くなるほどの笑いアリ、シリアスシーンではじーんとしてしまうし、でも最後は切ないけどにこにこしてしまう。お芝居を観て、じんわりあたたかい優しい気持ちになって帰れるのはとても嬉しいです。屋上編も遊園地編もとても素敵な作品でした。ネタバレはネタバレBOXに書きます。
【余談】鈴木区さんのお芝居は過去作品の小ネタがちょいちょい挟まれているようなので、毎度過去作品見たかったなぁ……って気持ちになります。だからこそ、ダイジェスト動画とかアプリとかkindle販売の脚本とか、充実しているのかな。そういうアプローチも他劇団ではあまり見なくてとても面白いし、今後もじゃんじゃんやっていただけたら嬉しいなと思います!!

ネタバレBOX

【デパート屋上編】前作も大好きだったけど前作より更にパワーアップしている感じ。前作のらぁめんやさんやおかもちアタックのくだりも大好きだったので、それが無いのはとても寂しかったですが、前作より笑いのテンポとか諸々が洗練された感じがあって、楽しかったです。ヒーローじゃない人たちのキャラも相変わらず強烈で、ドリル姉さんやU.M.A.が出てくると何度でも笑ってしまう。照山氏は本当にずるい、あの存在感……。ラストの方は毎回うるうるしてしまいますね。何度でも観たい大好きな作品です。【遊園地編】本当にテーマパークが出来ていてまず大笑い(笑)屋上編→遊園地編と続けて見ると、とぶらや5班の皆の絆の強さとか、出てくるキャラクターたちの愛しさとかそういうものが更に高まって、空回る葵山くんとか、とぶらやの皆がチーフや5班を大好きなところとか、協力してくれるマルゴツの人の気持ちとか、チーフの譲れない想いとかが凄い説得力を持って自分の中に飛び込んできました。とても引きこまれてボロボロ泣いてしまったり、でもコミカルなシーンでは爆笑しちゃったり。感情のリミットをはずしてくれる鈴木区のお芝居がとても好きです。あと間島さん演じる吐露夢さんが凹んだ葵山くんにかける台詞がとても好き。その後の市長がかける言葉も好き。きっと今後チーフのようにチームを引っ張っていく存在になるかもしれない葵山くんが、どんなスーツアクターさんになっていくのかも気になったりします。あとミーハーな感想としては、吐露夢さんの声当てと葵山さんの動きがぴったり合うのが鳥肌モノでかっこよかったです!
秘密も、うろ覚え。

秘密も、うろ覚え。

モモンガ・コンプレックス

岩崎博物館(神奈川県)

2013/03/29 (金) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★

50年後の再演
50年後に再演される予定の作品を通じて、現在の姿と50年後の姿がユーモアと切なさをもって描かれていて、しっとりとした質感が心に残りました。

トランペット独奏によるファンファーレが響く中、電動ブラインド越しにダンサー達の姿が見え隠れする印象的なオープニングの後、賑やかなショーダンス的なシーンが続き、それぞれのソロを挟みつつ、50年後のシーンが挿入されて年老いていく体を感じさせ、静かに終わる展開でした。

紙皿やプラスチックかご等に顔を書いた仮面を身に付けて踊るシーンは抑制された動きとジェスチャーが能のようで、とても美しかったです。
このカンパニーらしい失笑を誘う様な小ネタが楽しかったのですが、各ダンサーの存在感だけで十分面白いので、笑いを取ろうとする演出をそれほど盛り込まなくても良いような気がしました。

表情も作品の要素として大きな位置を占めていて、各ダンサーの個性が出ていました。白神さんの男前な雰囲気とソプラノの歌声にインパクトがありました。

ピアノ生演奏を中心とした音楽も、普段はクラシックの演奏会を行うことが多い会場の雰囲気に合いつつ、ノリの良さもあって素敵でした。既製の音楽の選曲のセンスも良かったです。

龍神山の物語

龍神山の物語

オールアクトカンパニー

SPACE107(東京都)

2013/03/27 (水) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★

歌にダンスに
お芝居だけでなく歌やダンスにも魅了されました。何と言っても石山雄大さんの絶対的な存在感がこの公演のキモだったと思います。結末は予想通りでしたが、その悲劇的結末にも拘らず、最後に爽快感が得られたのは脚本の勝利でしょうか。

ゼガヒデモ

ゼガヒデモ

Guesspell Project

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2013/03/27 (水) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★

視覚的
 非バージョンを観た。お笑いというと、自分達の世代はもっと言語感覚に訴えるものを想像していたが、TVの影響だろうか。視覚的要素が強い。川柳や狂歌を下敷きにしたような、言語センスを活かした作品が極端に少ないのも、或いはこのような伝統芸と対峙するような芸が見られなかったのも、芸人の振りをしてはいても、漫然と受け身で生きていて、ものをキチンと見もしなければ聞いてもいないので、ただ流行りの視覚的遊戯に埋没し、過去の作品を活かし現在をも活かしむるような作品が上がってこないのだろう。
 落ちが丸見えという笑いにならないレベルのものも多く、これで、芸というのはいかがなものか? とは思う。
 ストーリーのある演劇仕立ての作品も、一定、言いたいことを表しているし、その志も分からなくは無いのだが、こちらも、視覚的要素やアクションに安易に逃れ、伝統的な笑いの芸や過去の偉大な作品に通暁していないので、対決もしていない。その結果、芸が浅い。

私のなかの悪魔

私のなかの悪魔

メジャーリーグ

あうるすぽっと(東京都)

2013/03/25 (月) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★

19世紀の戯曲なのに今風
高橋洋さんが久しぶりに舞台に出演と言う事で楽しみにしていた公演。
青山眞治さんが舞台演出と見た時、「G.G.R」の舞台の不慣れなさに違和感がつきまとっていたけど、今回は全くそう思う事もなく、古い戯曲なのに現代的で夫婦、というか男女の緊迫感ある会話に楽しめた。

ネタバレBOX

海辺近くのある家。一段高くした舞台床上にソファーとテーブル、4本の支柱。 舞台奥上方にロフトのような小部屋が見える。
夫と元夫、妻と夫、妻と元夫の会話場面が多い。
陽気に振る舞う小悪魔妻、嫉妬と不信を募らせながらも時折感情剥き出しにしてうろたえたりする夫、元夫は現夫にアドバイスと思わせるような巧妙なそそのかしをするも、翻弄されてしまったりする。本当は女難の手相でも出ていそうな性格。
夫婦の関係が破滅寸前になるとわかるとあがく妻、それを逆手に妻を傷つけるも、結局自滅してしまう夫。
上品な昼メロみたいな感じだったけど、三人とも生々しい迫力で大人な魅力が満載だった。

最後のアドルフの台詞の時、自分の座席からは支柱で役者が遮られて表情が見えなかった事が非常に残念だった。
それ以外はとても興味深い演目でした。
台風

台風

ぐにゃり

ハコビル(福岡県)

2013/03/23 (土) ~ 2013/03/24 (日)公演終了

満足度★★★

よくできた戯曲だが、舞台はやや雑駁
イジメの問題に正面から取り組んでいて、構成もうまくてよくできた戯曲だ。
ただ演技と演出が弱くて舞台はやや雑駁な印象で、戯曲の面白さが完全には引き出されていない。

詳細は、演劇感想サイト「福岡演劇の今」 http://f-e-now.ciao.jp/ に書いています。

不変の価値

不変の価値

集団:歩行訓練

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/11/21 (水) ~ 2012/11/24 (土)公演終了

満足度★★★★★

実験面の可能性においては圧倒的
2012年の冬に行われたフェスティバル・トーキョーで、私はそれなりの数の作品を見たが、実験面の可能性においては、他の有名な劇団の公演を差し置いて、この作品が圧倒的に高いと思った。

ただ、正直に言わせてもらえば、完成度や演技・その他の面では、圧倒的に低かった。
だから、多くの人の反応が低評価なのは仕方のないことだと思う。

ただし、私はこの作品の中の可能性を高く評価したい。

ネタバレBOX

まず、観客は、チケット代から公演にかかった諸経費(山口県からの交通費など)を差し引いた金額500円をその場で返金される。
そして、その500円を払って、役者に演出を付ける。

この演出の権利がチケット代であり、同時にその演出通りに役者が演技することこそがその見返りなのである。つまり、役者の演技が商品だということだ。

役者にとっては、観客の要求に答えることが労働であり、500円がその対価となる。

この時点から、既に「不変の価値」の問題提起は始まっている。

そして、次々と複数の観客が演出を付けていく。
そこでは、無理な要求などもあり、それなりに面白おかしいのだが、本質的な意味で偶然性や複数性などが芝居に取り込まているとは言い難く、少しもったいない気がした。

だが、重要なのはこの観客の要求によって変容する舞台の側ではなく、観客がそこで、演出を付けているという行為の側にある。
観客が劇構造に参加して興奮するという部分もあるが、もっと重要なことは、
ここで行使した演出の意味、500円の価値が、後に理解されるようになるということだ。

その手掛かりは、開場時にスクリーンに写されていた言葉であり、
劇の後半にまた投影されることになる言葉だ。

「商品は、自分自身で市場に行くことができず、また自分自身で交換されることもできない。したがって、われわれはその番人を、すなわち、商品所有者をさがさなければならない。商品は物であって、したがって人間に対して無抵抗である。もし、商品が従順でないようなばあいには、人間は暴力を用いることができる。」(『資本論(一)』マルクス・エンゲルス編/向坂逸郎訳 岩波文庫 1969,p.152) 

(上記の引用は、当日販売していた公演台本からの孫引きなので、原本にはあたっていません、悪しからず)

観客は、500円を使って役者に演出を付けたこと、そのこと自体がある種の暴力であったと気付かされる。そしてそれは、様々なサービス業など、今日私たちが社会で金銭の代償に人間に対してさえも求めている暴力そのものだということに気付く。

あの行為はただの観客参加では無かったのだ。まさに自分が手をくだしたその行為が、金銭を介在させた暴力の本質に触れているということ。私たちは、そのようなことに無自覚に、日々生活し、金銭のやり取りをしているということ。それが資本主義の本質だ。このようなシステムで社会は成り立っている。そのことに気付き、観客はゾッとする。
まさにその渦中に自分がいて、日々その暴力を行使して私たちは生活しているのだから。

だが、逃れようがない。
かつてのように共産主義の理想を信じるほど、現在の私たちはナイーブではない。それでも、この社会の中で生きていかなければならない。

凄い作品だと思った。


観念的に説明してしまったが、一番重要なのは、観客の行為そのもの、その手触りの感覚が作品のコアにあるということだ。ただの観念でそれを舞台にしている訳ではない。実験性をうたった作品の中には、観念先行で何の手触りもないものも多い。だが、この作品にはこの手触りがある。
素晴らしいと思った。

ただ、演出家の谷竜一氏はどこまでこの演劇の可能性を自身で把握しているのかという点はよくわからなかった。

というのは、作品の後半は、まさに観念先行の哲学的な言葉が舞台を覆いつくしたからだ。ただし、そのような空虚な言葉、身体性を伴わない言葉が交換され、叛乱しているのが今日の社会であり、「不変の価値」の問題提起として、金銭同様に「言葉」の価値も問われているのだとも言える。もはや、単なる情報でしかない言葉の洪水の中を私たちは生きているのだから。

ただし、そういう「言葉」や「情報」への批評として後半の舞台があるとするならば、空虚ではない言葉・身体を持ってきて対峙させるか、又はより徹底的に空虚でしかないことを、観客が絶望するまでに見せつける必要があったのではないかと思う。そうでなければ、この作品も観念先行の作品だと位置づけられてしまっても仕方がないと思う。

と、偉そうなことを言ってすみません。
本当に期待しているので、書きました。

実験、ポストドラマなどと言っても、本当に面白い作品に出逢うことは稀で、その多くは観念先行で、それならば舞台にする必要はない、文章で批評すればよいのではないかと思うことがよくある(もちろん、そうでない作品も知っているが)。

この作品には観念だけで終わらないものがきちんとある。

今後の作品・活動にも期待しています。

お父さんの背中

お父さんの背中

劇団かさぶた

劇場MOMO(東京都)

2013/03/28 (木) ~ 2013/04/01 (月)公演終了

満足度

学芸会
面白くなかったと言うか何を伝えたいのか全く分からなかった。
タイトルだけでなんとかです。

学芸会です。

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