最新の観てきた!クチコミ一覧

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「サブウェイ」列島縦断延伸ツアー

「サブウェイ」列島縦断延伸ツアー

極東退屈道場

インディペンデントシアターOji(東京都)

2013/04/05 (金) ~ 2013/04/07 (日)公演終了

満足度★★★

まつり
前回より観やすい気がした。

ネタバレBOX

インタビューな語りに求心力がほしい。
東京ノーヴイ・レパートリーシアター第9シーズン

東京ノーヴイ・レパートリーシアター第9シーズン

TOKYO NOVYI・ART

東京ノーヴイ・レパートリーシアター(東京都)

2013/02/01 (金) ~ 2013/06/02 (日)公演終了

満足度★★★★

賢治童話2本立て
椅子も良いし、素敵な劇場ですね~

宮沢賢治の世界観が良く現れた舞台だと思います。独特の演出でスキがない感じでした。

ネタバレBOX

1本目の落語は、頑張っている感じが良く伝わりましたが、素人くささも感じました。高座ではなく、舞台床で見下ろす形に違和感があったこともありました。客席も横長で特殊だったので、落語の長所が出ていなかった気がしました。特に、小咄は客いじりが不発な印象です。色んなドングリの演じ分けは良かったです。オチは小粒な感じがしましたが、賢治らしさが残って良かったとも思います。

2本目の演劇は人形や衣装が独特で良かったです。人形の素朴な表情が世界観にあっていて、動きも見事でした。右手しか動かせないので、左側に動く時は顔が腕の陰になってしまうのが残念でしたが、あまり気になりませんでした。鹿は6頭がそれぞれ個性があって良かったです。特にお面や吹き流しを使ったのが面白かったです。

演出がロシアの有名な方とのことで、鹿の衣装や表現に独特の雰囲気を感じましたが、賢治らしさに合っていたと思います。並んでピョンピョン出入りするのが、スゴく可愛かったです。

落語、演劇ともにお囃子が素晴らしく、色んな音を豊かに表現していたのが良かったです。演劇の時は、角をつけて鹿になっていたのも微笑ましかったです。
全体的に静かで、せりふ回しも丁寧で、ゆったりと時が流れる感じが心地よい舞台でした。静かな中に不思議な感覚やおかしみが感じられて、宮沢賢治らしさを感じました。小規模ながら、上質な舞台を見せて頂き、ありがとうございました。

人魚の薬 -雲の上編 海の底編-

人魚の薬 -雲の上編 海の底編-

たすいち

シアター風姿花伝(東京都)

2013/04/01 (月) ~ 2013/04/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

海の底篇を観ました。
キャラ立ちした魅力的な役者さん達がテンポ良く繰り広げるファンタジー。目崎さんのロマンチストっぷりと人間性善説の根付いたポジティブな作風が実に爽やかに心に滑り込んで来ました。もし演劇を初めて観る人がこの公演を観たら、演劇って楽しいもの、素敵なものだと間違いなく思うのだろうなと観終わった後に感じました。万人にお勧めできる作品。特に、恋する人にはお勧めです。笑

ネタバレBOX

一橋純平くんが演じた波子に恋をする海の感情は、驚く程私の胸にピンポイントで刺さりまくりました。薬を飲まされて恋による胸の痛みは無くなったのに、生きている気がしない。そのセリフで涙腺が崩壊してしまい、以後泣きっぱなしでした。私事ですが、胸の痛いときにはそれを受け入れていいんだ、これが生きてるってことなんだ、だったらこの痛みを大切にしよう・・・と。救われる思いでした。
一橋くんはいつの間にか「演劇王子」と呼ばれるようになっていて、こうして繊細な感情表現が要求されるお芝居もこなせるようになったのだなと感慨深いです。もっともっと飛躍して大きな舞台にも挑戦していってほしいです。

堀口さんは海賊を退団してからとても伸び伸びとした演技を観られるようになった気がします。ヒーローにはなれないタイプのキャラをとても魅力的に感じていて、波子さんとは結ばれないだろうけど幸せになってほしいななんて思いました。

佐山さんの演じた波子さんは包容力に溢れていてとても愛らしく。悪女っぷりを見ながらも、彼女のように皆に愛される女性になりたい、そして皆を翻弄したい、なんて一貫して憧れてました。

永渕さん、天晴れ。素敵でした。あの衣装そのまま着てみたいです 笑
泣き方を忘れた老人は博物館でミルとフィーユの夢をみる(爆撃の音を聞きながら)

泣き方を忘れた老人は博物館でミルとフィーユの夢をみる(爆撃の音を聞きながら)

おぼんろ

東京芸術劇場アトリエイースト(東京都)

2013/04/06 (土) ~ 2013/04/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

芸劇におぼんろワールド満開!
東京芸術劇場の展示室が、おぼんろが使うとまるで廃工場のように見える。その空間演出力にまず脱帽。そして、その混沌とした素敵な空間をおぼんろの達者な役者たちが飛び回る。見てるだけでワクワクする。

あのスペースでこんなに幻想的な芝居が見られるなんて。
これは今年の私の観劇の中でも大きく記憶に残る作品となった。

国家~偽伝、桓武と最澄とその時代~

国家~偽伝、桓武と最澄とその時代~

アロッタファジャイナ

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2013/03/27 (水) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

大作
内容も時間もそんな感じでした。 志を持ったヤマベとサイチョウ、今の政治家にも見習って欲しいですね!? 客席も使ったセンターステージの演出も良かったです。合間合間に入る小日向えりさんの説明もよかったのですが言葉に詰まるところがあったのは残念でした。最後にアテルイ役の藤波心さんが存在感のある予想以上の好演でした。

cafe&restaurant  キングリア

cafe&restaurant  キングリア

ゴブレイプロジェクト

Livetheater間~まほろ~(東京都)

2013/04/02 (火) ~ 2013/04/07 (日)公演終了

満足度★★★

目当ての娘がいると楽しめますね。
女の子全員へんな関西弁でめっちゃゆるい雰囲気です。

たくさんの出演者ということで、役の上での識別は問題なかったのですが、個性的な顔立ちじゃないと後々印象を残せないってのはある意味かわいそうではある。

Friendly world than you think

Friendly world than you think

セッションハウス

神楽坂セッションハウス(東京都)

2013/04/06 (土) ~ 2013/04/06 (土)公演終了

満足度★★★★

無題658(13-083)
16:00の回(雨、まだ強くない)。15:28受付、ロビー開場、15:45開場。ダンターお二人がうつ伏せ、客席から見ると逆ハの字になっていました。「ウー...」と唸っています、BGMはテンポが速いピアノ曲、ハモッているのではなく、メロディーでもなし...。最前列は桟敷、厚めのクッション、2列目Superミニ椅子、そのうち唸りが、鼾のようにもクジラの鳴き声のようにも聴こえてきました。サイトをみるとみなさん多摩美大の学生さん。16:04開演~16:46終演。客席左、出入り口からお一人...ここで突然「ヤドカリ」というイメージが浮かぶ...もこもこ(ゆったり)衣装で、ゆっくり歩を進める姿がなぜかそうみえる。

ネタバレBOX

感情と直結したようなパフォーマンスで初めてみるタイプのダンスでした。

使用楽曲にやや引きずられているような気がしました。もう少し短めに区切って、いろんな組み合わせを展開した方がみている側でも集中力が続くと思いました。
知恵と希望と極悪キノコ

知恵と希望と極悪キノコ

LIVES(ライヴズ)

シアタートラム(東京都)

2013/04/04 (木) ~ 2013/04/07 (日)公演終了

満足度★★★

毒キノコ戦闘員
雑魚キャラの意地のミセドコロってとこでしょうか!!

撮影所でのドタバタ芝居、たのしく観劇させてもらいました。

ネタバレBOX

「田園調布で噂の女、ざます婦人」だっけ、おもろいな。

JKPメンバーがたくさん出てきた時はこんなシーンが続くのかとびびったが、あのシーンだけでよかった。
音楽劇 『二十四の瞳』

音楽劇 『二十四の瞳』

Aux-Sables

あうるすぽっと(東京都)

2013/04/03 (水) ~ 2013/04/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

感涙!
子役の皆、素晴らしかった。唱歌がこれほど胸に響くとは。
エンディングでの谷山浩子さんの詩が心に染みる。

知恵と希望と極悪キノコ

知恵と希望と極悪キノコ

LIVES(ライヴズ)

シアタートラム(東京都)

2013/04/04 (木) ~ 2013/04/07 (日)公演終了

満足度★★★

普通に
面白かったのですが、ベタでチープでgdgdな感じなのは、まぁ、わざとなんですかね。。 ちょっと内輪受け狙い?なのかなという感じを受けてしまいました。。 スイマセン。。 最後にうまくいったときの爽快感はよかったのですが、ちょっとそれまでがすごく長く感じてしまったような気が。。 細かいところですが、昼メロのシーンと、逆回し、早回しのシーンは面白かったです! 笑。


大人の絵本『カラフル』

大人の絵本『カラフル』

あぁルナティックシアター

駅前劇場(東京都)

2013/04/02 (火) ~ 2013/04/07 (日)公演終了

満足度★★★★

超絶笑った!!
いやもう最後まで笑った笑った、こんなに笑ったのは久しぶりだ、っていうくらいに笑わせていただきました。

詳細は、ブログにて。

ネタバレBOX

http://blog.livedoor.jp/vividaiaiai/archives/53041794.html

良かったらご覧ください。
『熱狂』『あの記憶の記録』ご来場ありがとうございました!次回は9月!

『熱狂』『あの記憶の記録』ご来場ありがとうございました!次回は9月!

劇団チョコレートケーキ

サンモールスタジオ(東京都)

2013/03/23 (土) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

まるでオーケストラのように
重厚で硬派のイメージが強いチョコレートケーキ。絶対の信頼感を以て観る「ある記憶の記録」、それはそれは素晴らしいものでした。役者さんの、登場人物の人生を背負った確かな演技、緻密かつ情に満ちた脚本、それを最大限に効果的に観せる演出。全てが相まって2時間を実に濃密に、心豊かに過ごさせてくれました。人物それぞれの心情がまるでオーケストラで奏でられるそれぞれの楽器のように、心地良いタイミングでそれぞれのパートにスポットが当てられ。ときにはソロ、ときにはデュエット、トリオ・・・というように人物達の心情が変遷する様子がこちらの体に滑らかに染み込んでくる感覚が鮮烈。ナチスドイツ時代を引き摺る重いテーマでしたが、観終わってなぜか心が温まったのは、舞台の上に確実に「血の通った人間の温かさ」が根付いていたからなのでしょうね。

ネタバレBOX

根津さんが相変わらず素晴らしいです。忘れたことにしようと思っていた過去の記憶にスポットが当たったとき、感情表現の巧さにハッとさせられました。

元々劇チョコやJACROWで拝見していた岡本さんは、最近は北京蝶々やリバーサルでの軽やかな演出での作品ばかり拝見していましたので、またこういう演技が観られて嬉しかったです。

川田さんは2週間前には空想組曲で拝見したばかり。ここまで作り込めるなんて凄いなぁ、と。ご挨拶したときにあまりの綺麗さに見とれてしまいました。

とても可愛らしい亀田さん、娘としてお父さんのあの重い話を千秋楽まで聴き続けるのは辛いだろうなぁなんて思ってしまいました(^-^;)
シュワロヴィッツの魔法使い

シュワロヴィッツの魔法使い

メガバックスコレクション

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2013/03/29 (金) ~ 2013/04/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

「生きる」ということ
今回は次から次と仕掛けがあり、最後まで目が離せませんでした。 「生」についても考えさせられました。
奥のほうの席に座ったのでセットで見切れてしまった部分があったのは残念でした。

ネタバレBOX

実は魔法使いは二人だったのですかね!?
大人の絵本『カラフル』

大人の絵本『カラフル』

あぁルナティックシアター

駅前劇場(東京都)

2013/04/02 (火) ~ 2013/04/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

笑える物語
いつもはナンセンスコメディの劇団が、
のっけからいきなり演劇っぽかったのには驚いた。いい意味で(笑)
でもやっぱり途中はすごく笑える。

ネタバレBOX

最後の最後に白黒の衣装からカラフルに変わったところで、なるほどなー!と。
個人的には、橋沢さん、佐々木さんの
劇団2TOPの出番がもっと多かったら嬉しかった。

従軍中の若き哲学者ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン....

従軍中の若き哲学者ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン....

Théâtre des Annales

こまばアゴラ劇場(東京都)

2013/03/29 (金) ~ 2013/04/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

あっという間でした。
哲学と戦争の話?何か難しそうだなぁと思っていましたが、全くそんな事はなく、観ている内にどんどん引き込まれていく作品でした。
観終わった後、余韻と共に自分なりの答えを考えさせられました。役者さんの演技が素晴らしく、全員カッコイイです!2回観ましたが、3回目も観たいです。

つきあたりを見上げれば…【無事に終演致しました。ご来場頂きありがとうございました!】

つきあたりを見上げれば…【無事に終演致しました。ご来場頂きありがとうございました!】

劇団宇宙キャンパス

吉祥寺シアター(東京都)

2013/04/04 (木) ~ 2013/04/10 (水)公演終了

満足度★★★★

喫茶店での群像劇
かなりドタバタしている人間模様を描いた作品でした。

ネタバレBOX

喫茶店の買収にヤクザが絡んだり、オカマが登場したりと登場人物が極端な感じもしましたが、コメディ色を強く押し出した舞台だったような気がしました。シマ一番の暴力団が、あっさりと喫茶店を手放してしまうのは、ちょっと違和感がありましたが、めでたしめでたし。で終わりました。
楽しかったです。
狂伽一閃

狂伽一閃

Borderline

pit北/区域(東京都)

2013/04/05 (金) ~ 2013/04/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題657(13-082)
12:00の回(曇、風強い)。11:32受付、開場。今日は「右」に座ってみました。舞台には大きなベッド、その後方には白い布が天井まで。王子は自宅から近いほうで、旗上げ公演ということでみにきました。開演まで「布」に映像が映っています。役者紹介もあってなかなかよいです。11:57前説(80分)、12:07開演(これだけ遅れるなら早めに一言あったほうがよいと思います)〜13:24終演。映像で「役名/役者名」があったのですが、当パンにもあると嬉しいです。大学生の恋物語…。映像(ショップの様子、海岸等)と照明を上手に使った演出でした。ファンタジーと思わせつつ、ノイズ的なシーンを挟み、ラストの展開は、なるほどー!と思いました。正直なところ「なぜノイズなのだろう」「普通の恋愛物で終わるのダロウカ」と考えていました。

役者さん、みなさん爽やか、スタッフの方の応対、映像、チラシのデザイン、手書きの文字、よかったです(全部引っ括めて★5)。次の公演も期待しましょう。兎亭...も行けるようでしたら。

ネタバレBOX

本作のようなシチュエーションはもう遠くの世界のことになっているので、結構、気恥ずかしいものがあるのですが、お話の構成が私に合っていたのでしょう、展開を楽しみながら観劇できました。

魔法は大人になる過程で消えてしまうもの。なので家に泊まって...、それが3人が示し合わせたことだった..で「それでいいのか?」と思ったのですが、その次があったのですね。

当パンに「不安」と書かれています。確かに芸達者な役者さん、美術に目を見張る劇団...たくさんあります。でも、本公演、とてもよかったですよ。
木の上の軍隊

木の上の軍隊

こまつ座

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2013/04/05 (金) ~ 2013/04/29 (月)公演終了

満足度★★★★

真の終戦とは
本当に井上ひさしさんのメッセージかどうかは確認のしようがありませんが、そうだとして、確かに井上さんのメッセージは受け取りました。

ネタバレBOX

戦争をしたのだったら、あんたたち最後まで責任持ってよね。沖縄の占領軍基地が無くなるまでが仕事だからね。

舞台中央にしめつけの木があって、登ったり下りたり大変そうで、よく落ちないで演技ができるものだと思っていましたが、ラストシーンで木が随分直立したのを見て、意外と傾斜があったことが分かりました。見せ方が上手かったです。

木の上に逃げた上官と新兵の話。最初は敵を倒そうとする緊張感があったものの、米軍の野営地のゴミ捨場から食が調達できるようになると、タバコは分け合わずに見つけた者のものにするなどと次第に状況が変わり、最後は米軍は二人を知っていて生かされていたことに気付くと、投降して生き恥を晒すことへの葛藤に悩むのでした。

この島出身の新兵と本土出身の上官というのが絶妙な組み合わせでした。占領軍基地が無くなるまでは沖縄に終戦が来ないということですが、占領軍基地と現在の米軍基地が全くの同意語とも言い切れないところが少々悩ましい点ではあります。ただ、地位協定なんかを見ると、やっぱり占領軍と言えるのかもしれませんね。
少し静かに

少し静かに

ブルドッキングヘッドロック

ザ・スズナリ(東京都)

2013/04/03 (水) ~ 2013/04/10 (水)公演終了

満足度★★★★

同期
のときのセピア色が綺麗でした。

ネタバレBOX

映像作家の男とバンドの成功を夢見る女子の、まるで関係のない二人とそれぞれの友人や関係者たちのおよそ一年間に亘る群像劇。

才能がある故に疎まれ、才能に嫉妬して友人が離れていくのも辛ければ、才能がない故にメンバーが抜けても名ばかりでバンドが存続しているのも悲しいものです。

クリスマスパーティに行く奴はまたパーティのことを考える頃になる、特に何がどうしたということもない一年でした。

男の才能について自分だけが理解し、隣家を盗聴していた事実を自分だけが知っていると思っていた女性の鼻っ柱が折れたときは精神的などんでん返しを見たようでした。人の性癖については余程のことがない限り触れない、大人の付き合い方の奥の深さを当たり前のこととは言え再認識しました。

気持ちがテルミンを介して空気を伝わっていき、同期させるのは何のこっちゃでしたが、そのときなどのダンスに際しての照明が黄色っぽいセピア色で、とても綺麗でした。

ところで、2007年の『不確かな怪物』以来久し振りでしたが、記憶違いでなければ相変わらずシコシコが好きなんですねという感想を持ちました。
ゴドーは待たれながら

ゴドーは待たれながら

ナイロン100℃

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2013/04/06 (土) ~ 2013/04/14 (日)公演終了

満足度★★★

思索的な堂々巡り
サミュエル・ベケットの代表作『ゴドーを待ちながら』では最後まで現れないゴドーのその時の様子が描かれた一人芝居で、コミカルな雰囲気の中に人生やアイデンティティーについて考えさせられる要素も見え隠れする作品でした。

自分を待ってる人の所へ行こうと思いつつも、いつどこで誰が待っているのかが思い出せず、一人ボケツッコミを繰り返しつつ話が堂々巡りして、いつになっても部屋を出ることが出来ない状況が延々と続く物語で、『ゴドーを待ちながら』を知らなくても楽しめて考えさせられる内容でしたが、裏話的エピソードや引用が巧みに用いられていて、知っていると洒落た趣向をより楽しめると思いました。

大倉孝二さんは緩急自在な演技で素晴らしかったです。台詞の語尾の言い回しや妙な動きがユニークで、引き込まれました。大きな声も小さな声も劇場のサイズに合っていて、聞き取りやすかったです。

ナイロンお得意の映像は用いられず、音楽や効果音もほとんど使われず、照明もごく限られた場面以外は変化のない、ストイックな演出が演技を際立たせていました。
録音による野田秀樹さんの声の出演は音響オペレーターさんの会話の間の取り方が上手く、スピーカーからの音の聞こえ方も自然で、まるでそこに野田さんがいるかのようでした。

戯曲の2割程度をカットしての上演とのことでしたが、休憩込み2時間でも飽きることなく観られたので、カット無しのフルヴァージョンで観てみたかったです。

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