
今、出来る、精一杯。
月刊「根本宗子」
駅前劇場(東京都)
2013/03/06 (水) ~ 2013/03/12 (火)公演終了
満足度★★★★
狂気の世界
終盤に一気に爆発するような狂気の世界に、やられました。本公演は初観劇でしたが、すごいの一言。
笑える場面では本当に面白くてゲラゲラ笑い、緊迫した場面は会場の暑さを忘れるくらい身の凍るような気がしたりと、圧倒されました。
ただ、男にはわからない女性の感情が多く練り込まれているので、共感できない部分も多々ありましたが…
ですが、この作品のすごさは十分に感じることができました。

来訪者(作・演出:中津留章仁)
TRASHMASTERS
座・高円寺1(東京都)
2013/03/14 (木) ~ 2013/03/20 (水)公演終了

来訪者(作・演出:中津留章仁)
TRASHMASTERS
座・高円寺1(東京都)
2013/03/14 (木) ~ 2013/03/20 (水)公演終了
満足度★★★★
「3時間休憩無し。途中、幕間に魔法の様な舞台転換有り」
と広告に打てばいいのにと思う。
「背水の孤島(初演)」「狂おしき怠惰」に続いて3回目の観劇になります。
上記のフォーマットは徹底していて、ブレなくて自分は好きです。
もし自分が簡単にウリを説明しようとしたらやはりそういう表現になると思います。
それをチラシとかの広告では全くわからないだろう事はマイナスです。
広告については素人ですが、わかりやすくと言うのは鉄則だと思います。
劇場来てから上記の事に引いてる人が必ずいるんですよ。。
「え、3時間なの?」とか客席がざわざわしている。
自分はそれを知って、また知った上で面白いと思って来ていますが、幕間に席を立つ人が複数。
幕間休憩無しは芝居に対する集中力を切らさない事が最大のメリットと思いますが、席を立ってしまう人が見えてしまうと気持ちがちょっとざらついてしまいます。
なので何とかして欲しい。
何とかした方がいい。
こんな事を書きつつ、途中で席を立ってしまった人は勿体無いとは思った。
2幕目の方が観やすかった様に思う。
席置きであるかなり豪華なパンフレットがあり(これも毎回ブレずにある様子)その中に
「演劇としての価値とか
そういったものは
観る側が決めれば良いことなので
私には興味が無い~」
とあった(勝手に引用失礼)
捉え方次第だとは思いますが、ちょっと危うく思う。
この芝居を好きになるか嫌いになるか、観て決めて欲しい、
と言うこともあるかもしれないが、
「3時間休憩無し。途中、幕間に魔法の様な舞台転換有り」
と言われて来たくないと思ってしまう人を客席まで呼んでしまっているのはどうか。
芝居は色々なデザインのチラシがあります。
本当に色々趣向を凝らしたチラシだけでも作品、と言える様なものもありますが、
正直、自分個人で言えば、チラシを観て「行ってみよう」と思う事は殆どありません。
何故ならば、チラシを観ただけじゃ、まぁどんな芝居がされるのか全くわからない為。
何でもっとちゃんと宣伝しないんだろうと不思議だったりします。
広告を打つ段階で内容が決まっていない、とかも多々あるんだと思いますが。
特に劇団としての形がある程度決まっているならばなお更。
どんな手法のチラシを使ってもいいと思いますが、
「夢だけ一杯」のチラシばかりでその部分は画一的過ぎると実はずっと思っています。
うちはこういう芝居するんだぜ!
って書いてあるとこがあっても良いのにね。

肝っ玉おっ母とその子供たち
東京演劇集団風
レパートリーシアターKAZE(東京都)
2013/03/09 (土) ~ 2013/03/10 (日)公演終了
満足度★★★★
後の世代に伝えるべきもの
戦争の悲惨さを伝えるとても悲しい作品でした。出演されてた役者全員が力強い演技で、圧倒されながら観させていただきました。
ただ、出ている兵士たちが今どちらの国の兵士なのか、同じ役者の方が演じていたので、自分のなかで判断に戸惑ってしまいました…
前日に観劇した中学生たちはなにを感じたか、気になります。

発情ジュリアス・シーザー
柿喰う客
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2013/03/14 (木) ~ 2013/03/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
カッコいい女子
シェイクスピアは、難しい。
って敬遠してた。
けど、中屋敷さんの手にかかると…。
綺麗な女子が、シリアスで、面白い。
カッコいい。
テンポ良く、縦横無尽に動き回る。
役者との距離が近く感じる。
何回目 観たい。

テネシーの女たち
Theatre Polyphonic
シアターシャイン(東京都)
2013/03/07 (木) ~ 2013/03/10 (日)公演終了
満足度★★★★★
secret track
舞台の上に気高く美しいけものがいた。あるいは天使が。ボリス・ヴィアンは『日々の泡』の序文に、〜この世に必要なのは2つだけ。美しい少女との愛、そして音楽、ニューオーリンズ、デューク・エリントンの。他のものなんて必要ない。なぜなら、醜いのだから〜、と書いている。本作の舞台の上には全部乗っかっていた。もちろん醜いものも含めて。けど、ボリス・ヴィアンも納得でしょ。苦笑するのか、苦虫を噛み潰したようになるのかはわからないけれど。なにしろこれがぼくらの生きる世界だ。しかし、この戯曲たちって70余年前に書かれているわけだが。テネシー・ウィリアムズ、スゴすぎ!もちろん、優れた演出、俳優の存在が人の普遍を生身のものとして実体化したことこそ一番に称賛すべきだけれど。と、次作へ向けてのこじつけ、前奏曲、のつもり。あと、やっぱり2つだけでは足りなくて、世界に必要なもの。ぼくには演劇が必要、間違いなく。そう思わせてくれた、最高に豊潤な作品。

『うぶな雲は空で迷う』
MONO
J:COM北九州芸術劇場 小劇場(福岡県)
2013/03/16 (土) ~ 2013/03/17 (日)公演終了

素晴らしき哉、人生!
オーストラ・マコンドー
吉祥寺シアター(東京都)
2013/03/14 (木) ~ 2013/03/20 (水)公演終了
満足度★★★★★
映画は観てないけれど…
以前観たオーストラ・マコンドーの作品とは違って、オーソドックスに作っていて、共通項はMOGMOSの音楽くらいでしたが、原作の持つ力は充分感じられました。生演奏もうまくマッチしていて上演時間の長さも気になりませんでした。外国の話なので、若干ニュアンスなどがわかりにくいとこもありましたが心に響くいいステージでした。

9―ナイン―
K Dash Stage
新神戸オリエンタル劇場(兵庫県)
2013/03/16 (土) ~ 2013/03/17 (日)公演終了

啼いた、曼珠沙華
激団しろっとそん
MOVE FACTORY(大阪府)
2013/03/08 (金) ~ 2013/03/10 (日)公演終了
満足度★★★
きらっきら で ちょっと、 くたくたで。
前説 休止前に振り返り 始めた頃のエピソード振り返り 舞台のカーテンが落ちた、控えているのが丸見え そのスカートそんなに長かったっけ? 足が短い!! 落ち込む
短編 『ルージュの伝言』 本編 『啼いた、曼珠沙華』
面白かった きらっきらっで、 ちょっと、 くたくたで、 根強い ファンを持つ劇団。 またどこかで!!

馬のリンゴ 【3月15、16日 アフタートーク決定】
ワワフラミンゴ
神楽坂フラスコ(東京都)
2013/03/15 (金) ~ 2013/03/20 (水)公演終了

聖ミカエラ学園漂流記
月蝕歌劇団
ザムザ阿佐谷(東京都)
2013/03/13 (水) ~ 2013/03/17 (日)公演終了

『コーヒーが冷めないうちに』
カワグチプロヂュース
ART THEATER かもめ座(東京都)
2013/03/13 (水) ~ 2013/03/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題636(13-061)
12:00の回(晴、暖かい)。11:15受付(整理番号券あり)、11:30開場。3つのテーブル(二人用)と椅子、カウンターに椅子。振り子時計が3つあり、その針は違う時間、動いてはいない。仄暗い照明、4つのお話。とても丁寧なつくり。11:57前説(川口さんご自身)、12:05開演~13:47終演。「時の娘」たちのお話、コーヒーが冷めないうちに読み切ることができる短編集。過去へ未来へ翔ぼうとする者たち、変えたいこと、伝えたいことを胸に。こちらは初めてですが、役者のみなさんの巧さもあり、心に残る「時間」となりました。
この作品、2011年に上演されていたのですね。林さんは、ガラス玉遊戯、シンクロ少女等で拝見しました。SFが好きだったので、いろんなジャンルの作品を読んだり、観たりしました。その中でも「時間物」は、ほろ苦くもあり甘酸っぱくもありで、出会いと別れが人生と重なり、切なさも一層増すのでした。
5話目以降や、変り種版もみたくなりました。

発情ジュリアス・シーザー
柿喰う客
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2013/03/14 (木) ~ 2013/03/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
とにかく全員が格好良かった
男前すぎる女優の皆さんの熱演、とても素晴らしかったです。また、円形舞台ということもあって、客席と俳優さんとの距離も非常に近く、とても迫力のある舞台でした。柿喰う客のお芝居がこんなに近くで観られるのは嬉しい限りでした。そして何より、とにかく全員が格好良かった!笑って泣いて、見応え十分の本当に素敵な舞台でした。
また、アフタートークでは、演出の中屋敷さんが楽しそうに今作の裏話を話されてる様子が印象的でした。女体シェイクスピアシリーズの意味深なタイトルの謎も解けてスッキリしました(笑)

音楽家のベートーベン
ダックスープ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2013/03/14 (木) ~ 2013/03/26 (火)公演終了
満足度★★★★★
チラシからは全く想像できなかった
でも観れば納得。こんなの宣美しようが無いよなあ。
今までで一番ガンガン笑うというか吹き出しました。
本当に見られてよかったです。村上さんンという女優さんが
お気に入りになりました。すごく可愛らしかったです。

水の音
公益社団法人日本劇団協議会
恵比寿・エコー劇場(東京都)
2013/03/12 (火) ~ 2013/03/17 (日)公演終了
満足度★★★★
中年になってからがオススメ
自分も気付けば既に中年です。
このお芝居はそんな年頃になるまではツマラナイと思います。
でも歳を取ったことで重ねられる部分もあるでしょう。
個人的にはすごく「あの」演出が良かったです。
初めて拝見しました。

シロツメの咲く後に
夏色プリズム
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2013/03/14 (木) ~ 2013/03/17 (日)公演終了
満足度★★★
結局・・
何が現実だったのかが分からず、混乱してしまいました。展開は意外性があって面白いのですが、何となく曖昧な感じで、考えれば考えるほど分からなくなりました。なので、勝手に自分の解釈で納得したという感じ・・。それが脚本の狙いだったのか?とも思いましたが、もしそうだったら個人的には好みません。面白かった気もするのですが、ちょっと消化不良な舞台でした。

笑う通訳
電動夏子安置システム
上野ストアハウス(東京都)
2013/02/15 (金) ~ 2013/02/20 (水)公演終了
満足度★★★★
V版観劇
アイディア一発ものながら、脚本の荒だとかロジックのおかしい所は積極的に目をつぶらせる力技で非常に楽しめました。
また、結構な人数が出ているのにキャラ立ちがハンパ無いです。

『うぶな雲は空で迷う』
MONO
ABCホール (大阪府)
2013/03/08 (金) ~ 2013/03/11 (月)公演終了
満足度★★★★
飛行船に乗ってるみたいな
飛行船の中という舞台設定。セットや効果音の力も大きかったと思いますが、一緒に飛行船に乗って飛んでいるような気分になれる楽しい舞台でした。MONOの舞台、やっぱり面白くて好きです。

BONE SONGS【本日23日(土)13時&18時開演、当日券あります!】
劇団鹿殺し
ABCホール (大阪府)
2013/03/15 (金) ~ 2013/03/18 (月)公演終了
満足度★★★
音楽劇
「サイケデリック・ペイン」「ボクの四谷怪談」と音楽劇に当たりはないのか?と思うほど
私に合わないものばかりで…
鹿殺しさんは前回の「田舎の侍」で知り
気に入ったのですが
今回のはどうも合わなかったようです。
ストーリーに説得力がないような…。