
「さくら」~あの満開の桜の下で~
劇団デジハリ堂
吉祥寺櫂スタジオ(東京都)
2013/03/16 (土) ~ 2013/03/17 (日)公演終了
満足度★★★
ねがわくは
現代のタウン誌編集部と幕末の函館を絡め、西行の名歌“ねがはくは花のしたにて春死なんそのきさらぎの望月の頃”を挿入してこの作品の厚みを増した。真琴役を演じた女優が、終始内股で歩いていた点も評価できる。また、個人的には、現代メディアの最大の悪弊である自己規制がちゃんと描かれていた点が気に入った。ホントの事を書くと発表させないメディアが多い、のは事実である。

誰かの囁き
中央大学第二演劇研究会
小劇場 楽園(東京都)
2013/03/14 (木) ~ 2013/03/17 (日)公演終了
満足度★★★★
現実を描くものが写実。
演劇っていうと、自分の使いたい設定を用いて、どうにかして、何か世界を描こうとする。だから、「ありえない」嘘をもちいて、現実から目を背けて、芝居により、間接的に伝えようとする。
現実はとてもリアルだし、いらない会話、想像以上の沈黙や無音がある。
意識しないと見えないその世界をどう芝居に持ち込むかというのは、なかなか大変なテーマだと思う。

【当日券あります!】第32進海丸
カズカン
パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)
2013/03/15 (金) ~ 2013/03/20 (水)公演終了
満足度★★★★
土佐の鰹漁師
海に生きる者たちの掟、その感覚が良く伝わってきた。評価は4にしたが、海での生活を知る者だけが読者であれば、5をつけてよい内容だ。ただ、一次産業に携わる人間が殆どいなくなった現在のこの国で、深読みできる者が減っているであろうと考えての評価4。

シロツメの咲く後に
夏色プリズム
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2013/03/14 (木) ~ 2013/03/17 (日)公演終了
満足度★★
リアルで驚天動地!懐かしい!!
久々に独身の頃住んでた阿佐ヶ谷に足を運ぶついでに観劇。
芝居がすすんでいく内になんだかデジャヴ感に襲われたけど、旗揚げ劇団だしキャストの方々も若手のようだし気のせいだと思ってみてたが、セーラー服のコスプレシーンで昔観た事を思い出して驚きました!
個人的に本気で驚天動地!キャッチコピーが芝居内容にあたらなくて申し訳ない(^^;)
当時、芝居好きの彼女(今のカミさんです^^)に誘われて観ました。
観劇後に感想を聞かれ、普段芝居と縁がなかった僕はこういう不思議な入れ子構造の芝居というのも初めてだったので何と言っていいか分からず、一番印象に残ったのがこのセーラー服コスプレの女優さんだったので美人だったと言ったら別れる寸前のケンカにまで発展した、ある意味思い出深い芝居です(苦笑)。
その時(たしか銀座)よりも今回の劇場の方がより演出が功を奏してた気がします。
旗揚げ劇団のようですが作演(主催)は同じ方ですよね?だとしたら前身の劇団作品を上演するということ自体がもう既に入れ子構造になってるわけで。
なんだか、どこまで行っても現実は把握させないぞって意図が見え隠れしているようですね^^
ただ、脚本タイトルの変更や加筆・修正した事は一言どこかに記した方がいいのでは。旗揚げでこれだけ話題にのぼってるのだから、前劇団からの入れ子構造が裏ネタになるのは惜しい気がします。
個人的な驚天動地と巧妙な入れ子構造を抜きにすると、人が人を殺すのってあんな簡単かなあ?と思います。
「登場人物の内面を掘り下げた強度のある演劇」を掲げているようですが、人を食ったような観点のかすめかたや精神の軽薄さ、情緒の未熟さなどどれもが強度とは対極にいる登場人物像がそこにいました。(役者さん達のことではないですよ!むしろ役者さん達は好演です。)
トリッキーな演出や脚本の骨組みがいいだけに、人物像の薄さが残念でした。

父と暮せば・準ドラマリーディング
ユニット TOGETHER AGAIN
新宿ゴールデン街劇場(東京都)
2013/03/15 (金) ~ 2013/03/17 (日)公演終了
座っているだけなのに
前半でも、ちょっとしたト書きが告げられるだけで、その場の画が容易に思い描かれるのに、後半部分は、お二人の会話だけでそれが可能になっていく。
本当に、リーディングではあったけど、しっかりとセットが作られたt動きのある濃い舞台を観にいった後のような気分でした。
偶然なのか、演出なのか、じわーっと暑くなる劇場内も、真夏のお芝居には良かったです。ただ、アレルギー体質なので、蒸し暑くなると、体が痒くて集中できないのが残念でした。

探偵~哀しきチェイサー2・雨だれの挽歌
ココロ・コーポレーション
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2013/03/14 (木) ~ 2013/03/26 (火)公演終了
満足度★★
昭和34年、秋
なぜ、このこの芝居を観る気になったのであろう。
可もなく不可もなくといったところです。ジュリーは太りましたね。南野陽子さんはお年を召されてもきれいでいた。

来訪者(作・演出:中津留章仁)
TRASHMASTERS
座・高円寺1(東京都)
2013/03/14 (木) ~ 2013/03/20 (水)公演終了

BONE SONGS【本日23日(土)13時&18時開演、当日券あります!】
劇団鹿殺し
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2013/02/15 (金) ~ 2013/03/03 (日)公演終了
満足度★★★★★
投稿が遅れてしまいましたが
最高にエンターテイメントな作品でした。一代記としても、音楽劇としても。なによりもしっかりと主人公を描けていて、こんなにバカバカしくもタエを最終的には応援してしまう・・・なんとも不思議な感覚でした。癖になってしまいそう。

シロツメの咲く後に
夏色プリズム
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2013/03/14 (木) ~ 2013/03/17 (日)公演終了
満足度★★★★
えっ、見事にだまされた
劇中劇なのかそれとも普通のl演劇なのか、最後までわからなかった。とても上質なミステリーでした。夏色プリズム第1作目ということであるが、大いに期待できできる。次回作が楽しみだ

さくらの花束
劇団ゲキハロ
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2013/03/14 (木) ~ 2013/03/24 (日)公演終了

ヒーローアゴーゴー!
劇団東京都鈴木区
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2013/03/13 (水) ~ 2013/03/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
自分史上最高でした!
遊園地編を拝見しました。
私の観劇数はとても少ないので恐縮なのですが、今まで観たものの中で一番面白かったです!
上手く表現できないのがもどかしいですが、観劇したあとにこんなに心の中が満たされたのは生まれて初めての経験です。
この「感動」というひとことでは言い表せない感情を私にくださった鈴木区のみなさんに、心からの感謝を。
ありがとうございます!!
スケジュール上無理なのですが、どうしてもデパート屋上編が観たいです。
いろんな伏線とか、やっぱり知りたいですね~。
ゴーインステージが観たかったなぁ(泣)
鈴木区さん、最高!
ゴーインジャーのドラマCD化、期待しています(笑)

ゴドーは待たれながら
東京演劇集団風
レパートリーシアターKAZE(東京都)
2013/03/01 (金) ~ 2013/03/03 (日)公演終了
満足度★★★
なぜこの脚本だったのか、、、
いとうせいこうさんの脚本が面白い。
ただ、この脚本は、私の勝手な解釈では、台詞のある部分が重要なのではなく、むしろ台詞と台詞の間にある間(ま):時間や空間をいかに活かすかが重要な芝居なのだと思いました。
今回の演出も演技もけっして悪かったとは思いませんが、間(ま)を活かすというよりは、台詞や演技で見せようとする演出になっていたと思います。
それはそれで良いという人もいるのかもしれませんが、個人的には、オンオフを逆にするような演出だったら、この脚本が活きたのではないかと思ってしまいます。
この演技・演出ならば、むしろより一般的な脚本を選ばれた方がよかったのではないかと思ってしまいます。

歴史の天使と住宅事情
アシメとロージー
劇場MOMO(東京都)
2013/03/14 (木) ~ 2013/03/17 (日)公演終了
満足度★★★
独特の・・
舞台だと思いました。テーマがあるのかないのか?テーマは何なのか?分からない感じですが、何となく考えさせられたり、切なかったり、笑えたりしました。お父さんの後ろ姿に哀愁が漂っていて、切なくなりました。役者さん達は、それぞれに個性的で良かったとおもいます。特に探偵役の役者さんが、いい味を出していて面白かったです。全体的に不思議な感じ(?)の舞台でした(良い意味で)。

僕たちの町は1ヶ月後ダムに沈む *TypeA*
ソラリネ。
上野ストアハウス(東京都)
2013/03/13 (水) ~ 2013/03/17 (日)公演終了

連続おともだち事件
クロムモリブデン
赤坂RED/THEATER(東京都)
2013/03/06 (水) ~ 2013/03/20 (水)公演終了
満足度★★★★★
ダークでポップでリアルな世界
クロムらしいポップさと切り口で、キリキリと刺すかと思えばやさしい顔をみせ嘲笑するかと思えば手を差し伸べてくる。
あっちこっち飛び回る身体能力もさすがです。

「桜」
613
しもきた空間リバティ(東京都)
2013/03/15 (金) ~ 2013/03/17 (日)公演終了
満足度★★★
短編集
「さくら」をモチーフにして各団体が趣向をこらした作品を観せてくれました。
こういう企画は新しい団体との出会いにも繋がるので今後も続けてほしい。
近く公演される団体の宣伝タイムがあったが、こういうのももっとあってもいいんじゃないかなぁ。

歴史の天使と住宅事情
アシメとロージー
劇場MOMO(東京都)
2013/03/14 (木) ~ 2013/03/17 (日)公演終了
満足度★★★★
歴史の天使
住宅事情と土地の歴史というテーマをアシロジらしいアプローチで見せてくれる作品だった。
作品に必要なエッセンスのみを観客に示し、ことさらに難しいものにしなかったところがよかった。

ユメオイビトの航海日誌
怪傑パンダース
ザ・ポケット(東京都)
2013/03/13 (水) ~ 2013/03/17 (日)公演終了
満足度★★★
ユメオイビト
アクションとファンタジーがちょうどいい具合に混ざりあってて、演者の気持ちもぐっと感じられる楽しい作品でした。
ただ、良くも悪くも冒険物としては王道すぎるストーリーではあるかな。

tubbing
tubbing
キッド・アイラック・アート・ホール(東京都)
2012/09/15 (土) ~ 2012/09/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
大沼さんのユーモアがギュギュッと!
大沼さんのユーモアが90分にギュギュッと詰まっています。
ブログからもわかる人を楽しませるための抜群のセンス。
内容だけでなく楽しませるための言い回し等もじっくり練られていて笑いの絶えないステージでした。
日替わりゲストのコーナーも衝撃の展開があったり、
ゲストの口から知られざる大沼さんの過去が暴露されたりと見逃せません。
4ステージとも観に行きましたがまったく飽きることなく最後まで楽しめました!

【当日券あります!】第32進海丸
カズカン
パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)
2013/03/15 (金) ~ 2013/03/20 (水)公演終了
満足度★★★★
おもしろい!!
熱い男達のお芝居でした!
役者、演出、劇場の使い方、全体的にバランスが良かったと思います。
ベテラン、中堅勢の演技はさすが。若手も頑張って、喰らいついてました。
これから、どんどん良くなって行くんじゃないでしょうか。
ドリンクが付くのはいいですね〜