最新の観てきた!クチコミ一覧

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世界は僕を切り撮って

世界は僕を切り撮って

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北池袋 新生館シアター(東京都)

2013/05/10 (金) ~ 2013/05/13 (月)公演終了

満足度★★★★

投稿が遅くなりましたが‥。
感想を少しばかり。脚本の力強さやセンスは相変わらず素晴らしいものがあるなぁと感じました。また今回は特に印象に残る台詞も多かったと思います。

ただ、この劇団独特の”尖り”が今回は薄く感じられたので、正直少し物足りなさも感じてしまった。

このへんは次回に期待したいと思います。

縛驟雨(ばくしゅうう)

縛驟雨(ばくしゅうう)

劇団 背傳館

シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)

2013/05/16 (木) ~ 2013/05/19 (日)公演終了

満足度★★★

民俗
テイストのファンタジー?悲劇? 面白かったですが、ちょっと話が複雑なのか登場人物が多いからかストーリーが入り組んでて分かりづらいように思いました。。 あと、役者の方々の演技がもう少しこなれた?感じだとよかったかな、と。 スイマセン。。 雰囲気は悪くなかったです。



【次回公演は3月!ご来場ありがとうございました!】「かたわこや」

【次回公演は3月!ご来場ありがとうございました!】「かたわこや」

劇団東京ミルクホール

SPACE107(東京都)

2013/05/15 (水) ~ 2013/05/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白いのにも程がある
いやぁ~楽しい日曜の午後のひとときをありがとう。

「ダルマ」

「ダルマ」

劇団TEAM-ODAC

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2013/05/15 (水) ~ 2013/05/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

生きる事の意味
天変地異により壊れた世界。人の人による弱肉強食の時代。やらなければやられる時代。殺めなければ殺められてしまう時代。けして起こりえないとは言えない設定。戦う事しか知らなかった者が『守りたい人たち』の為に再び刀を手にした時、『生きる為に戦う』というのは並大抵の事ではないと感じる。殺陣のシーンは迫力があり、いとうさんや緑川さんがめちゃ怖かった(^_^;)不毛の世界はきてほしくないと願ってしまいました。大阪から観にいってよかったです。

ドロテアノヒツギ〜evolution〜

ドロテアノヒツギ〜evolution〜

ムーンビームマシン

HEP HALL(大阪府)

2013/05/17 (金) ~ 2013/05/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

童話泥棒
初演よりも個人的にドロテアの心情というか、何故そうならなければならなかったのかが、わかった気がする。きっと彼女はなりたくてなったわけではないと思いたい。そうしなければ生きて行けなかったのだから。いろんなグリム童話の主人公たちが集まり、それぞれの『物語』の結末を自分たちで導く。その結末が望んでいなかったものでも。小人たちのダンスシーンも可愛く、お話が楽しくなっていたので観にいけてよかった。ドロテアさま。あなたの安らぎはいつ訪れるのでしょうか、、、

ペコラムートンの羊(再演)

ペコラムートンの羊(再演)

劇団MAHOROBA+α

遊空間がざびぃ(東京都)

2013/05/17 (金) ~ 2013/05/19 (日)公演終了

満足度★★★★

言葉、漢字、変換
ふんわかした面白い世界観で、言葉のやり取りや役者さんの芝居も魅入るところがありました。評価があまり芳しくないのは「音」なのかなと思ったり。以下

ネタバレBOX

羊の角と尾を取ったら王様。一番ああーって思いました。小田島さんのシェイクスピア的な言葉弄りが面白い。昼と夜、あいまいな朝と夕べ、脚本の世界観は好きだし、また羊がキャベツむしゃむしゃしてたり、毛玉が落ちてきたり、演出も良かったです。一番は全体の台詞と通じて、騒々しさが些か強すぎるのではないかと思いました。何を言っているか聞こえない時も若干あり。客席から近いのであまり騒ぎ立てすぎると、話に入りにくくなると思います。ヤインとマヒルのメインの二人が、小柄な身体から出すエネルギーがとても力強くて良かったです。それらの雰囲気をより活かすには、穏やかな空気をもっと増やしてもいいのではないかと思いました。小屋のがざびぃは、何回か行ってますが座席の作り方が結構難しい部類に感じます。
劇団さんの作品は前回のラブレターでしたが、朗読劇で本来の作風は知らないので、よく観る方からすると今回のテイストは趣向が大分違っていたのかも。また別作品を観たみたいと思います。ありがとうございました。
朗読劇【詳細はお問い合わせください】

朗読劇【詳細はお問い合わせください】

劇団MAHOROBA+α

レンタルスペース+カフェ 兎亭(東京都)

2013/02/02 (土) ~ 2013/02/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

愛のカタチ
サイトでのタイトルが記載されてない事もあり、三ヶ月以上も書くのが遅くなりました。メールの方が主流になり、場合によっては郵便局の不手際で届かない事だってありえる昨今。手紙ってロマンだなと思いました。観てきた!を書いたのもベテランのお二人。A.R.ガーニーも含め好きになりました。オススメの作品だと思います。

ネタバレBOX

結婚するだけが生き方ではない。恋や愛にも色々なカタチがあって、喧嘩したりすれ違いもあり、人はふとしたきかっけで壊れてしまう事もある。それでも想いは届ける事が出来るし、何かで繋がっているような暖かさを感じました。こういうのを観たら、手紙の習慣はなくならないと思うし続いて欲しいです。衣装を着替えることで視覚的に大人になったのが分かります。
小さくても効果的な演出も多いんだと勉強になります。会場は狭かったけど、無料でこのようなものを観れるのは価値ありだと思います。6月にはパルコ劇場でも公演するようで、素敵な作品でした。ありがとうございました。
磁界

磁界

浮世企画

新宿眼科画廊(東京都)

2013/05/17 (金) ~ 2013/05/22 (水)公演終了

満足度★★★★

キレイに一本とられる
過去に観た2作と比べて直球と言おうか誤解を恐れずに言えばベタでもあり、これはこれで充分面白いが…などと思って観ていたら最後の場でギャフン。
油断していたら不意に足を掬われる快感(爆)、的な?
明かされてみればそれまでのあれやこれやがそれぞれ腑に落ちる、みたいな。

ネタバレBOX

妙に「芝居がかった」演技や「ドラマでありがちな」状況・展開に「こういうのもアリなんだ」と思いながら観ていたら本当にドラマだったとはキレイに一本とられました。
「周囲の人々を描くことで本編には登場しない人物を浮き彫りにするシカケかな?」という先入観を持っていたので尚更に…(笑)
男嫌い

男嫌い

コマ・スタジアム

ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)

2013/05/11 (土) ~ 2013/05/23 (木)公演終了

満足度★★★★★

沢口靖子さん好演!アラフォー女の本音炸裂!
40代独身女性の今を描いた東京下町の人情喜劇。
老舗蕎麦屋を舞台に、帰ってきた勘当された息子とか、行かず後家の娘の恋とか、昔ながらのパッケージでも、展開は少し今風、部分的に過激。
でも、誰にも楽しめる内容になってて…気軽に楽しめました。
こういうの好きです。

私の好きな沢口靖子さん好演!
歌あり、ダンスありの大活躍。
ただいいお嬢さん…ではなく、本音炸裂!
中でも陣内さん相手のラブ・シーンでの激白カミングアウトは、沢口さんの普段見せない面を出していて、良かった!
脚本がいいんですね。
劇中で大衆演劇の踊りのシーンもあって、作品がにぎやかでいいのですが、曲数が多すぎ。
そのため、せっかく調子のいい芝居の進行が、そこに来ると止まってしまって残念。
2、3曲減らして、その分、沢口、陣内、の演技を見せてほしかった。

ちなみに今日は、陣内さんがやっちゃいました!
一番大事なセリフを間違えて、ご本人はその場で気づいてなかったようで、言い直しても同じセリフしかでなくて…。

「ル テアトル銀座」は5月末で閉館!と今日知った。
同ビル売却に伴って「銀座テアトルシネマ」も閉館。
残念です。

いってきMARS

いってきMARS

イッパイアンテナ

元・立誠小学校(京都府)

2013/05/16 (木) ~ 2013/05/20 (月)公演終了

満足度★★★★

素直に楽しめる作品
宇宙船の居住訓練。
ダイニングルームでのやりとり。

それぞれのキャラがマッチして違和感なく楽しめた。
アドリブっぽいところもあって余裕が見えましたね。
女優さんたちが皆お綺麗でした!!

前列の女子は
もしかして・・・なことがあるかもなんで
覚悟を!!笑

(私ならテンパッて出て来なかっただろうなぁ・・・)

ネタバレBOX

ダイニングテーブルの下にきゅうきゅうに隠れている4人と
勘違いされている行動の2人のところは爆笑。

船長のゲームの上手さやギターにやられる♪

全体的には宇宙兄弟の船内訓練の落ちこぼれ版みたいな感じでしたけど
単純に笑えてちょっと優しい気持ちになれるお芝居でした。

もっと違う雰囲気も観てみたいイッパイアンテナさん。
シリアスなお芝居だったらどんなだろうか・・・。

バブルのヒデキ

バブルのヒデキ

あなざーわーくす

ラ・グロット(東京都)

2013/05/17 (金) ~ 2013/05/19 (日)公演終了

満足度★★★★

場の空気をからめ物語を運ぶ
手練れの女優たちの、
研がれ鍛えらた役者力が
シーンごとに色を編み上げ、
豊かに物語に観客を巻き込んで・・・。

終わってみれば、
役者たちが緻密に組み上げた世界に
しっかりと閉じ込められておりました

ネタバレBOX

恣意的にベタに組みあげられた物語には、
観る側の空気をいかようにも受け止める表層のラフさが生まれ、
自由に作りうる刹那のスペースみたいなものが担保されていて。
そこに、舞台にある一人ずつの内の役者筋が、
時にパワーで緩急を自在につけ、
あるいは刹那を細微に編み上げつつ
冷静にシーンのフレームを作りこみ、組み上げ、
あげくには観る側を舞台にまで引きこみ
観る側を浸しこんでいく。

まあ、開演前には当パンを読んでおけとのアドバイスを受けつつ、
何が始まるのかがわからない舞台に、
最初はちょっと身構えたりもしたのですが、
そのとまどいも、物語が進み、
役者たちのしたたかな舞台への導き方に次第に心を許し、
引きこまれ、共に遊んで楽しくなることで、
むしろ、後半に観る側の箍を外し
客席から踏み出すためのの振り子のようなパワーとなって。
場内もれなくいじりたおすような巻き込みにも、
役者たちが場の空気感を掌に載せていて
揺らぎやためらいがなので、
観る側が躊躇なく委ねることができて。
その中で、役者其々の豊かな切っ先を持った台詞や所作に
場の空気が面白いように変わり、
豊かな遊び心が客席と舞台のボーダーを消し去り
劇中での映画制作の世界にまで観る側を誘い込み、
そこに描かれた時代の雰囲気のデフォルメや、
作り手たちが幼少のころに擦りこまれたであろうその世界の感覚が
温度を持ち、観る側をも共振させていく。

時に目を瞠り、ドキドキし、
素敵に微妙な可笑しさや、
したたかに導かれる苦笑に導かれて。
そこには観る側を意識させることなくつなぎとめる密度があって、
さまざまなデフォルメや、刹那ごとの役者たちのポジションや
ミザンスも丁寧に作りこまれていて・・。
気が付けば、劇中劇の
ビデオカセット(!)に刻まれた時代の肌触りが
タイトルの時代とともにがっつりと蘇り、
その時代を見つめての、
当時と変わらない、でも紛うことなき作り手の今の感触として
観る側に置かれているのです。

舞台上のいろんな仕掛けも本当に楽しく、
しかも、それらを企画倒れにすることなく貫き膨らませる
様々な熟達があって。
たとえば、
観客に赤い糸を引かせるアイデアと物理的な工夫にしても、
驚きをワンアイデアで終わらせることなく
その舞台の状態にさらなるシーンをつなげて
 観る側から舞台のテンションを切ったり醒めたりする刹那を取り除き、
さらにのめり込ませていく力を生み出していく
作り手の創意が加えらえていて。
舞台で観客全員を引っ張り出して動かすことにしても、
あらかじめ、席で花を演じさせたりと、
観る側の逡巡をさりげなく解いているから、
場の流れが滞ることなく、気持ちよく全体がそのシーンに取り込まれていく。
しかもそこには観る側自らに伏線を置かせるような仕掛けが、
内包されていて
表見上チープな物語の終演を
舞台の熱を冷ますことなく導く企てにもなっていて。
それらが、スタッフの顔に戻っての段取りではなく、
役者たちが貫き演じるロールを脱ぎ捨てることなく行われるから、
観る側の意識も舞台の世界から離れることがなく、
まるっと乗せられてしまう。
いじられることも、ましてや舞台で体を動かすことも、
冷静に考えると、
それなりに抵抗感があることなのですが、
それが物語を追う感覚でできてしまうのは
さりげなく凄いことで・・・。
終演の高揚を更に極大化させる撒き物にしても、
ベタに見せかけて、実はとてもしたたかで上手いなぁと思うのです。

終わってみれば、まんまとその世界にのせられて、
冷静に考えると物語に不釣り合いなほどの
不思議な高揚感が残って。
それが少し落ち着くと、
観る側を、そこまでにしたたかに掴み取り導いていく
どちらかといえばベテランの域にまで至った、
まさに脂の乗り切った女優たちのそのパワーに思い当たり
改めて感じ入ったことでした。
未確認の詩-ウタ-

未確認の詩-ウタ-

ライオン・パーマ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2013/05/16 (木) ~ 2013/05/20 (月)公演終了

満足度★★★★

癖になる味わい(笑)
「肩肘はらずに気楽に観て」という雰囲気を感じる舞台。
いつもながら不思議な魅力のある芝居だ。
なんだかんだで楽しい気持ちになるんだよなあ(笑)。
上演時間約2時間。

ネタバレBOX

銀河警察と短パン刑事、ボスが中心に繰り広げる刑事ものは大好物(笑)。
このほか、ラーメン屋の行列の話やオオカミ少女、お母さんの誕生日会等、いくつかの物語が並行して繰り広げられるが、どれも大爆笑ではないが、
「ふふっ」と思わず笑ってしまう。

勝手にお約束と思っていた、SMっちっくなマスク、仮面の場面がなかったのは残念(笑)。
この劇団が創り上げる世界は、癖になる味わいであり、以前の公演と似たようなキャラであっても楽しめる(笑)。
というか出てきて欲しい(笑笑)。

一緒に観劇した友人(芝居観劇は2回目)の感想は、
「面白いんだけど、話が色々と並行していて、ついていけなかった。
玄人好みの作品なのかな?テーマを絞っていて、時間がもう少し短い方が楽しめたかな」であった。

公演終了後の挨拶で、いい歳だしいつまでやれるか分からないと
おっしゃってましたが、これからもぜひ楽しい公演を続けて欲しいと
思う。

ライオンパーマさんは、私が掲示板に掲載している「【ご参考】残念な公演の共通点」を参考にして下さっているような気がする。
そうであれば嬉しいかぎりだ。

あの素晴らしい愛をもう一度!

あの素晴らしい愛をもう一度!

劇団くりびつてんぎょう

シアターブラッツ(東京都)

2013/05/16 (木) ~ 2013/05/19 (日)公演終了

満足度★★★

✕5+α
長く感じました。

ネタバレBOX

離婚するカップルが5組もあると、色々なシーンを5回ずつやることになり、冗長で辟易しました。

これから別れる女性のことを旧婦と呼んでいましたが、旧婦の独白が三人目までで終わったときには、5人もしくは旧郎も入れると10人になりますが、ようやく全員を公平に演技させるという呪縛から解き放たれたと喜びましたが、ちょっと違うシーンの後に残り二人の女性の独白シーンがあり、ああやっぱりかとガッカリしました。

総勢27人、その内離婚式関係者以外の人たちは約10人でしたが、ラスト辺りでは恐らくそのような人たち全員にそれなりの長さの台詞を言わせていたと思います。特に男性は上半身裸になって脱いだシャツを振り回すというオマケ付きで。ご苦労はお察ししますが、付き合うこちらは苦痛でした。
ミス・サイゴン

ミス・サイゴン

東宝

青山劇場(東京都)

2012/08/22 (水) ~ 2012/09/09 (日)公演終了

満足度★★★★

みました。
引き付けられるところもあればそうでないところも、といった感じが最初から最後まで続いていました。
歌っていないところは変なところも多く、目についてしまった印象でした。
客席の盛り上がりがすごく、初見の私はおいてきぼりな感じを受けました。
素敵なキャストさんもいました。

レ・ミゼラブル

レ・ミゼラブル

東宝

帝国劇場(東京都)

2013/04/23 (火) ~ 2013/07/10 (水)公演終了

満足度★★★

とても楽しみにしてました!
映画でとても感動しましたので楽しみにしておりましたが、そういった感動はありませんでした。
ですがいいお話ですし頑張ってもらいたいです。

ロール&ロール

ロール&ロール

ノアノオモチャバコ

「劇」小劇場(東京都)

2013/05/15 (水) ~ 2013/05/19 (日)公演終了

満足度★★★★

ある意味大人なおはなし
初ノア。サスペンスと思いきや、大人な心理戦?スポーツって…。あの舞台が広いスタジアム感じられたのはやはりすごいことだと思う。アフターパフォーマンスも観る事できて良かったです。

未確認の詩-ウタ-

未確認の詩-ウタ-

ライオン・パーマ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2013/05/16 (木) ~ 2013/05/20 (月)公演終了

満足度★★★★

バカバカしさ(?)が・・
何とも言えず面白かったです。この心地良いふんわりした面白さって不思議だなぁと思いました。色々なキャラが面白すぎて、本来のストーリーが何だったのか?と思ったりもしましたが、最後はしっかりとまとまっていました。何度も笑い、気持ちの良い2時間でした!

レミング ~世界の涯までつれてって~

レミング ~世界の涯までつれてって~

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2013/04/21 (日) ~ 2013/05/16 (木)公演終了

満足度★★★★★

ものすごく心地良いヂャンヂャン+寺山
先日行われたイベントで知りましたが、5月4日が寺山修司没後
30周年なんですね。寺山の仕事の中では圧倒的に演劇が好きです。
不条理で夢幻的な展開がカフカっぽくてかなりツボ。

本作『レミング』は、ファンにとっては天井桟敷の最終公演作品として
... 有名なのですが全く未見で、それだけに気になっていました。今回
観ることができて、本当に嬉しかったです! そしてその期待どおりの
作品でした。

ネタバレBOX

この舞台、演出が本当に面白かった。奇妙にねじれたような、でも
すごく癖になるBGMにかぶせた、役者達の5・7拍子で取られた動き、
そこで鳴らされる足音や台詞の響き、その全てが音楽的に、整然と
機械的にかっちりと演出されていて。

洞窟のようにも、都市の摩天楼のようにも見える舞台装置や、
宮沢賢治っぽい、どこか夢幻感のある衣装。すごく良かったです。
寺山が観たら、多分絶賛していたと思う。あくまで多分だけど。

あのミニマリズムは慣れてくると心地良くて、ずっとこの空間にいたい…
そう思えるようになってきますね。違うかもしれないけど、四つ打ちの
ダンスミュージックに身を任せるような、そんな高揚感があります。

ダンスミュージックで思ったけど、寺山の扱う言葉は多分にヒップホップ的、
今回の作品の演出に合わせて、細かく分解された流れで台詞を耳にして
実感しました。言葉の意味ではなく、流れや響きを重視していると思しき
ことや、韻をふんでいるようなかけ合いかたとか、

多分、今、寺山が生きていたら、ジャズの流れで間違いなくヒップホップに
傾倒していたと思いますね。そして20歳若かったら、絶対にその作風は
「ままごと」や「マームとジプシー」のそれと近かったはず。抒情的な彼等と
違って、冷ややかで即物的な作品に演出されそうな気がしますが。

物語は意外と笑える要素が多い、というか、笑いどころばかりでした。
八嶋・片桐のコンビネーションがよくて、いいタイミングで台詞を
差し込んできて、結果、客席大爆笑。

一番笑ったのは、無くなった壁の代わりに、修理人がサルトル『壁』を
置いていったのに対して、こんなステップで超えられそうなの、壁じゃ
ないだろっ! ほらっ、ほらっ! って、必死に八嶋が飛んでみせる場面と

松重豊扮する主人公の母親が分裂して、片桐がモグラ叩きよろしく
追っかけて回る場面かな。客席も、その笑いを誘う様子にドッと
沸いてたな。

最後、狂気に意識が分裂し始めた八嶋が静かに眼鏡を外してニヤっと
笑い、ボソッと台詞を呟いた刹那、けたたましく鳴り響く音楽と一緒に、
舞台上の狂気が一気に客席にまで拡散していくような気がして、思わず
ぞぞっと鳥肌が立ちました。なかなかない希有な体験をしました。
また、生で観てみたいな。そうしたら、もっと別の構造が見えるのかも。
未確認の詩-ウタ-

未確認の詩-ウタ-

ライオン・パーマ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2013/05/16 (木) ~ 2013/05/20 (月)公演終了

満足度★★★

どの世代にも
 この所、重い作品ばかり観ていたので息抜きになるような作品であった。というのも、明るいホームドラマ風のテイストに詰め込まれた、一般人が夢見るレベルの本質的な事と生きて行く為に必要な希望が、殆ど屈折なしで描かれていたからである。
 今回が20回目の公演であり、それなりのロジックとフィジカルなレベルでの加工は、充分にこなされたシナリオで、役者陣の演技もそつの無いものであったが、尚、高いレベルを目指すのであれば、夢見るレベルではなく、夢を夢見るレベルで作品を書くという所迄、作家は、自らの哲学と存在のレベルを掘り返して欲しい。それができれば、一皮どころか、二皮も三皮も剥けた作品世界を成立させることが可能であろう。

シュナイダー

シュナイダー

青年団若手自主企画 マキタ企画

アトリエ春風舎(東京都)

2013/05/15 (水) ~ 2013/05/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

表現上細かい欠点はあるが、本質的な欠点なし
 よくこれだけダークな作品を描いたな、と感心した。というのも、現在、この国で喧伝されているのは、在りもしない未来と幻想ばかりだからである。少なくともTVはそうではないか? 然るに、現実はそうではない。それどころか、原発推進派や諸官僚、政治屋の動きを見る限り、ふりまかれている下らない幻想と反対に暗く蠢く人間という生き物のダークエネルギーしか見えてこないのである。端的に言えば、「我の死後洪水は来たれ!」という無責任そのもの及び倫理の徹底的退廃の上で、既存「エリート」は、多くの甘い囁きを垂れ流しているだけなのだ。その点をブレの無い視座で見定め作品化している点に感心したのである。そも、人間という生き物は、この地球上に於いて食物連鎖の最上位に位置する。即ち、あらゆる生物の王と言って過言ではない。従って、いいことも悪いことも自分の好きなことをやってのけることができる位置にいるのである。我らは、このことの意味する所を良く知らねばなるまい。誰でも理屈の上ではよく知っていることだが、人間は、総ての良いことも、また総ての悪いことも、最大限実行可能なのである。それを敢えてしないのは、倫理と法による規制に従うからである。
 一方、自分自身がどうなっても良いと定めれば、彼を縛るものなど何処にもないのが実情である。そして、負のエネルギーを解放する為に、一般市民が、採り得る方法とは、先ず、自らが犠牲者の立場になることではないだろうか? そして、自分の不幸の原因を、例えば加害者に求めるとすれば、加害者が法的に罰せられ、その罪を法的に償ったあとでも、倫理を盾に、加害者をいびり続けることは可能なのではないか? この作品では、登場する被害者の総てが、加害者に対してこの点をメタレベルで実践している。そのことを舞台を通じて観るのが、我ら観客である。つまり、舞台は、このようなことが正当なのか否かを観客に問うているのであり、観た者は、その答えを探すことを求められているのである。だから、この作品は、謎に始まり、謎に終わっているのだ。

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