
大きなトランクの中の箱
庭劇団ペニノ
森下スタジオBスタジオ(東京都)
2013/04/12 (金) ~ 2013/04/29 (月)公演終了
満足度★
高評価に疑問
男性器を主題にした、思わせぶりなだけで何にもない作品。高評価に疑問。金返せ! ←賛辞の嵐を見捨ておけず、やむにやまれぬ思いで書きました。本サイトでの高評価だけにひきずられて作品を観るのは今後やめようと思います。自戒を込めて言います。観る作品を選ぶ際には他のソースも参照しましょう!

ここからは山がみえる
青年団リンク・RoMT
アトリエ春風舎(東京都)
2013/04/24 (水) ~ 2013/05/06 (月)公演終了
満足度★★★★
会場の一体感
1人の男の10代の生き様を会場全体で共有する、3時間半の1人芝居。上演時間の長さは全然気にならないし、演劇を普段見ないような人こそ、その楽しさを感じられるようなシンプルだけど力強い快作だと思いました。正直、具体的な地名や実在するミュージシャンの名前などはほとんど知らなかったので、わかるともっと深く楽しめるんだろうなと思いました。

バッコスのひまつぶし【アンケート即日公開】
劇団バッコスの祭
ギャラリーLE DECO(東京都)
2013/04/23 (火) ~ 2013/04/28 (日)公演終了
満足度★★★★
皆でお出迎え
最近の何本かを観劇しているバッコスの祭の企画公演。
コントもお芝居もメリハリがあって楽しい時間を過ごせた。
劇団、劇団員を身近に感じることができる企画として今後も続けてほしい。

バタフライ
Mo'Pop
王子スタジオ1(東京都)
2013/04/24 (水) ~ 2013/04/29 (月)公演終了
満足度★★★
ユルぽっぷ
ユルさとエロさの混在したコントでした。その性質故に戸惑う場面もちらほらありましたが、ツボにはまる場面はすごい面白かったです。会話や設定は、ベタなのかシュールなのかつかみどころが無くて、中盤からようやく雰囲気にノレました。テンポが早くて、役者さん達のスキルが高いからうまくいってるコントだなと思いました。

The Last Waltz
素人会議
明治大学和泉キャンパス・第一校舎005教室(東京都)
2013/04/11 (木) ~ 2013/04/13 (土)公演終了

【ご観劇ありがとうございました!】うわさの家族
enji
OFF OFFシアター(東京都)
2013/03/27 (水) ~ 2013/04/02 (火)公演終了
満足度★★★
解釈は分かれる?
ラストのあの展開は解釈がいろいろ分かれるかも。物語はちょっと破綻してるんじゃね?と感じながらも(あくまで個人的見解です)その展開が崩れる事なく進んでいき、また役者陣のうまさも加わりラストまでたどり着けた感じ。
最初はテレビ番組とかの表現の仕方はびっくりして、ちょっとどうなるかと心配してしまったが、終わってみたら面白かったです。

天満月のネコ
Jungle Bell Theater
萬劇場(東京都)
2013/03/27 (水) ~ 2013/03/31 (日)公演終了
満足度★★★
猫味あふれる物語
ネコという形を取っているが、いろんな愛情が交差しまた人間味いや猫味(笑)あふれる物語でした。
ネズミの悪巧みについては、もうひとふた展開や捻りが欲しかった気もしたが、面白かったです。

ブルーノ・シュルツ『マネキン 人形論』
シアターX(カイ)
シアターX(東京都)
2013/04/25 (木) ~ 2013/04/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
シンプルだけれど・・
非常に示唆に富んだ作品。
エイゼンシュタインくらいは観ておいた方が良いかも。
きょうは初日だったけど、
回を重ねるごとにもっと良くなるかもしれない、舞台も観客も。
ポーランド語だけじゃなく
最後の方はロシア語やドイツ語も入ってくる。
そのことが余計にポーランド語を引き立てている気がした。
アフタートークを聴いても、
劇団のひとりひとりがポーランド語をはっきりと発音しているのが
とても印象的だった。
言葉を非常に愛しているように感じる。
ポーランドの素晴らしさが詰まった舞台と言って良いと思う。
出来たら一度観た後で予習してもう1~2回観た方が良いかも。
自分もそうしまふ・・♨(苦笑
土曜追記----
アフタートークでポレシュへの反発があってようやくハッキリと分かった。
この舞台は、きわめて「ポーランド語的」な舞台だと。
ポレシュを写し鏡にしてようやく姿が見えてきた気がした。
ポーランド語は学ぶ価値のある言語で、シュルツは世界で最高の作家のひとりであるという話もあった。
自分もその話には大いに共感するところがあった。
ドイツや日本よりは田舎かもしれないけれど、
平原のただなかのポーランド語からは、
ちょっとした文章のなかにも
平坦さとは程遠い、奥深い森を思わせる迷宮のような言語の高層棟が見える。
ゴンブロヴィッチのようなパラドキシカルな天才と、
シュルツのように死を予感しつつ生への渇望を詠い上げる者とを、
友情で結びつける何かがある
(シュルツはユダヤ系だがユダヤ的というよりは遥かにポーランド的だ。
このことだけを取ってみても、ポーランドが様々な要素を
溶融しないままとり込める多様性をもった
「世界的な」文化であることが読み取れると思う
ドイツ語やロシア語や中国語なんかよりは遥かに金にならない言語だけれど、
文化的には極めて豊かな言語であると思う(一応フランス語や英語より、とも言っておこう・・ペルシア語だと分からない気もするけど・・
日曜もまた観てみたいな・・。

cut out list
PLAT-formance
インディペンデントシアターOji(東京都)
2013/04/25 (木) ~ 2013/04/30 (火)公演終了
満足度★★★
いや、とりあえず、観て来たんで。
コントの割りには、美術が凝っているような。結構なお金と時間を費やしているだろうに、こんな軽い感じのものでいいの?
もっと盛り上がりを作って、演劇的にすることも可能だったろうに。そうしないのは、やっぱり軽いおしゃれな感じを求めているから?
出演していたお二方とも魅力的な役者でした。

~メタモルリバース~
おぼんろ
新宿眼科画廊(東京都)
2013/03/01 (金) ~ 2013/03/06 (水)公演終了
若さじゃないよね
当日、となりの方に「若いっていいですね!」と話しかけられました。
すごいそれが頭に残ってしまいましたが、しっかり泣けました。
若いのがいいのではなく、うらやましいのは才能があること。
若いだけでは全然羨ましくないです。

もしも国民が首相を選んだら
オデッセー
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2013/04/24 (水) ~ 2013/04/30 (火)公演終了
原案の松沢さんはロビーでニコニコしていたが…
“最低不幸社会”なる概念を、某宰相が口にしていたのを、芝居を見終って思い出した。
この製作者の芝居には、スタッフに芝居ゴコロが感じられないのが寂しい。

泣き方を忘れた老人は博物館でミルとフィーユの夢をみる(爆撃の音を聞きながら)
おぼんろ
東京芸術劇場アトリエイースト(東京都)
2013/04/06 (土) ~ 2013/04/07 (日)公演終了

大きなトランクの中の箱
庭劇団ペニノ
森下スタジオBスタジオ(東京都)
2013/04/12 (金) ~ 2013/04/29 (月)公演終了

あ〜あ
泥棒対策ライト
多目的スペース・キチム(東京都)
2013/04/24 (水) ~ 2013/04/26 (金)公演終了
満足度★★★★★
あ~あ
全てよし!!今回はまたなんかすごい。やってくれた。期待を裏切らない!身体・音楽・照明・会場の雰囲気すべてが合体して「あ~あ」してた。

ウェルカム・ホーム
天才劇団バカバッカ
テアトルBONBON(東京都)
2013/04/18 (木) ~ 2013/04/29 (月)公演終了
満足度★★★★★
正統派
正直劇団名で敬遠していましたが、評判につられて観劇してみたら自分がバカだったーというくらい正統派でした。
きちんと起承転結で進む中に、笑いと涙、芝居とダンス、歌と長台詞、表と裏など様々な要素がぶつかりあわず混在していました。
俗物的なものの中に社会派のメッセージも込められていて。
面白かったです!
ちなみにアフタートークで自分が兄弟のどの位置にいるかで、どの人に共感できるか違ってくるという話がありましたが、自分の場合は充でした。

ブルーノ・シュルツ『マネキン 人形論』
シアターX(カイ)
シアターX(東京都)
2013/04/25 (木) ~ 2013/04/28 (日)公演終了
満足度★★★
政治的なマネキン人形論
ポーランドの劇団による3人芝居で、独特の湿っぽく暗くてグロテスクな雰囲気が印象的でした。
原作を読んでいないので、どこからが脚色なのか分かりませんが、マネキン人形/物質/生命といった話題から次第に20世紀前半の戦争や独裁者達についての話になって行き、全体主義による人間のマネキン化という不気味なイメージが喚起されました。
赤や黄色に変色されて奥の壁に映し出された、ブニュエル、チャップリン、エイゼンシュタインの映画が、物質/生命と、政治の2つのテーマを繋ぎ合わせていて興味深かったです。
ガラクタを寄せ集めたかのような美術やアコーディオンで奏でられる寂しげな音楽、全体的に暗い照明がカビ臭さを感じるような古びた雰囲気を醸し出していて、逆に新鮮でした。
「人間を演じるマネキン」を役者が演じる体裁となっていて、人形的なギクシャクとした動きで演じていたのですが、それがユーモラスに見えず、むしろ怖さを増していました。
海外の前衛的な劇団の公演が字幕もありながら1000円で観られて、素晴らしい企画だと思います。字幕のオペレーションがかなり乱れていたのが残念でした。

ズズー夫人の恋人
艶∞ポリス
サラヴァ東京(東京都)
2013/04/23 (火) ~ 2013/04/24 (水)公演終了
満足度★★★★★
祝!プレ旗揚げ公演
最近は、脚本・演出と創作活動にも意欲を見せている女優・岸本鮎佳が
主宰する劇団ユニット「艶ポリス」のプレ旗揚げ公演。
官能小説朗読劇と言うことで、友人でもある岸本女史の恥ずかしい声を
聞かせられるのは苦痛かも?と思いつつ、観劇したが朗読劇を
交えたお芝居であった。
昔のバイト仲間であった妙齢女性3人の女子会の光景から始まり、
それぞれの見栄の張り合いから妄想と現実を含めた与太話を寸劇で
披露していくと言う展開で観ている者を飽きさせない構成になっていた。
ストーリーはテンポも良く、初めての人にも分かりやすい
オムニバス形式となっており、多くの人が笑える「下ネタ」と言う
エッセンスをよく引き出していた。
岸本女史に言わせれば、「下ネタ」でなく「艶」だと一喝されそうだが
(笑)。
他にも、ヒキ笑いのリアクションや店員などへのキレ芸などの笑いを
引き出すネタを散りばめて、プレ旗揚げ公演の内容としては十分に
満足できるものだった。
「下ネタ」に抵抗が無ければ、今回の公演を観た人のほとんどが、
次回の公演を楽しみにしてくれることだろう。
ただ、岸本女史の才能を知るだけに、更に期待値は膨らむ。
今回はコメディよりもほぼコントに近い内容になっているが、
彼女の脚色の最大の魅力はセリフのやり取りで観客をニヤリとさせ、
思わぬ笑いのツボに導くところにある。今回の劇中でも笑いを
掴んでいたのは「下ネタ」そのものよりも、
「毒」のある会話の巧妙さであったり、日常風景のコミカルな解釈で
あったりと、岸本女史が生み出す創作物の魅力の片鱗を垣間見せていた。
岸本女史の人間の言動に対する観察眼の鋭さと主観客観入り乱れた
彼女独自の解釈こそが、彼女の放つ「毒」の根源である。
岸本女史の持つ「毒」は一撃必殺の劇薬ではなく、
甘さの中にピリッと苦味を感じさせ徐々に浸食される
遅行性の「毒」であり、多くの観客はその甘美さに魅了されるはずで
ある。
そこに劇団ユニット名よろしく「艶」を加味するのであれば、
直球の「下ネタ」でなく、オトナの男女の会話やピロートークと
言った第三者が聞くと恥ずかしい言動を彼女の持つ「毒」で
犯して欲しいと思った。
豊かな色と書いて「艶」。
今後は「艶めかしい」とも言えるちょっとキワドイ話を
岸本女史独特の観点で創作していくのだろうか。
岸本女史がどんな豊かな「色」を描いてくるのか、
また一つ、将来が楽しみな劇団ユニットが産声をあげた。

哀と愛と藍と
アリー・エンターテイメント
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2013/04/23 (火) ~ 2013/04/29 (月)公演終了
満足度★★★★★
素敵な物語なんですよネ
何とも素敵な美しい愛の物語である。物語を自分に投影すると,もしもその様な状況に陥ったら,自分も現実から逃避し,廃人同様の人生を送るのだろうと,哀しくもかつそれでもいいと,胸を締め付けられる程であった。そのように感情移入してしまったからなのかもしれないが,本筋はとてもとても素晴らしかったのだが,周囲の人間模様,劇団員の若者たちやセーラー服男と気まずい2人の場面は,物語に深みを与えるとの見方もあろうが,自分には余計に,物語の筋を阻害するものに感じてしまった。とはいえ,観劇後感は満足の一言に尽きる。さすがに再演だけのことはある。

Love Wars
激情コミュニティ
シアターブラッツ(東京都)
2013/04/20 (土) ~ 2013/04/22 (月)公演終了
満足度★★★
やりたいことと伝えること
表現方法としてやりたいことはわかるのですが、それが効果的に使われているか!? というと、必ずしもそうではなく感じてしまいました。
ストーリー的な深みがなく、メインは二人の恋愛の話なのですが、同じ職場の男女関係の話も並列に出てきて、職場内の恋愛模様のストーリーに感じてしまいました。
あと、Twitterやモニターの使い方、独白などは良かったのですが、 転換の多さと長さは気になりました。

クリエイタアズ ハイ
ホチキス
OFF OFFシアター(東京都)
2013/04/17 (水) ~ 2013/04/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
面白かったぁー
出演者の皆さんのパワーが伝わってきます。笑いはもちろん涙もありで、幸せな100分でした。
カトさんが素敵すぎます☆是非、前列、むしろ桟敷をオススメします!