最新の観てきた!クチコミ一覧

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ぼーくらは、みんなーいーきている〜

ぼーくらは、みんなーいーきている〜

Moratorium Pants(モラパン)

新宿眼科画廊(東京都)

2013/04/21 (日) ~ 2013/05/01 (水)公演終了

満足度★★★★

ねぇ、席替えしない?
M編。面白い。

ネタバレBOX

「席替え」
教室。いじめられっこな佐藤睦の前に佐山花織が現れ、嫌なヤツは遠くに、好きば○○君を隣にしようと、席替えを提案する…。
浮かない表情の佐藤と対照的に爛漫な佐山。佐藤も次第にノッてきて…。佐山が同級生(クラスメイト?)で、三ヶ月前に踏み切りで死んだ(たぶん自殺か)ことが分かる。席を交換してその景色を眺め合う二人。佐山の真っ暗な景色を見た佐藤に、エールを送って消える佐山。笑顔をみせる佐藤…。
15分程度の上質な二人芝居。高校生くらい?のデリケートな心とある種な生き方のコツみたいなのを「席替え」って要素でもって、美しくあたたかく魅せてくれた。○○君のものまねで佐藤の心をくすぐろうとする佐山が上手い。背景の見せ方もいいしドラマ性も十分。コンパクトでいて詰まってる。死んで人生の極意を発見した人間からの贈り物を、今後も生きていく人間が素直に受け取った舞台。気に入った。

「忠臣蔵ブルース」
討ち入り前夜。集中している石川修平の部屋に、騒がしい佐野泰臣が入ってくる…。
ジャージな衣装と現代的なしゃべり、とっつきやすいシンプルな構成と死を間近に感じている二人の心のゆらめき。ビビる石川に剣の稽古をつける佐野。どちらも不安な気持ちを抱えて、それでも武士であろうとし、疑い信じようとし、夜を過ごすさまに、笑えもするし生きるってことにおっかなくもなる。
生死に向き合うなんてまずしない現代と、生死が近すぎた(であろう)昔をつなぐ不思議な作品。面白かった。

「ヒカリモノ」
教え子の女子高生・石塚みづきと関係し、孕ませた教師・芝原弘の二人が、投身自殺をしようとしている。みづきの父はやくざなお人らしい。そこに、みづきの兄・加賀美秀明が乱入。みづきの日記をみてやってきた。加賀美は芝原の同級で4年も引きこもってるクセのあるタイプ。加賀美はもうイヤになったからと3人で死のうと提案する…。
前2編が好みだっただけに、イマイチ何かを感じられなかった。3人の現状が死に向かうってところが釈然としなかったせいだろうか。終盤の前向きなシーンもセリフが長々しいなと感じてしまった。つまらなくはないけど。
Candy Box -祭-

Candy Box -祭-

映劇企画DropTownCommunity

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2013/04/26 (金) ~ 2013/04/28 (日)公演終了

満足度★★★

話は面白い
芝居の先輩が出演してたので、見にいきました。一話目から三話目まで話が繋がってるのが凄いなあと思いました。上手い人と若い人の差が大きくて、それがきになりました。
二話目のコメディはあんまり演技のアラが無かったので、安心して見れました。

ネタバレBOX

イチロー君とオカマさんは同じ人なのかな、これは同一人物なんだろうかと最初気になってしまいました。さりげなく、プロデューサーと火事で死んだ女の子も同じ人ですよね?2人とも全然の人を演じ分けしててすごいなって思いました。

個人的には、コメディのお母さん、三話目のお茶目なおじさんが好きでした。
大阪BABYLON (おおさかバビロン)

大阪BABYLON (おおさかバビロン)

かのうとおっさん

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2013/04/25 (木) ~ 2013/04/28 (日)公演終了

満足度★★★

満席でした。
くだらない話なんだけど(失礼)バビロニア王国は楽しかった!

モテナイ男子もモテル男子もないものねだり。

有機農業に行きついたのが面白い。


何名か聞き取りにくい方がいらっしゃったのが残念。
後列には届かない台詞もあって残念。


終演後に役者紹介がありましたが拍手で聞こえなかった。
気になる役者さんがいらしたのですがわからず・・・。
簡易パンフに役名と役者を載せて頂けたら今後の観劇の参考に出来るのになぁ・・・と思いました。

今宵すべてのBARで

今宵すべてのBARで

お茶の間ゴブリン

秋葉原アトリエ「ACT&B」(東京都)

2013/04/26 (金) ~ 2013/04/29 (月)公演終了

満足度★★★★

二重のどんでん返し
BARのカウンターにお客さん、マスターとバイトの女子学生、そんな設定で始まる本作、いろんなどんでん返しがあってとても楽しめました。ただ、BARのお客さんは基本後ろを向いていて台詞の時だけ客席を見る感じ、これって少しカウンターの角度を変えればもっと違った風景になると思ったのですが。

ゴドーは待たれながら

ゴドーは待たれながら

ナイロン100℃

ABCホール (大阪府)

2013/04/21 (日) ~ 2013/04/22 (月)公演終了

満足度★★★

戦うゴドー
関西のこのサイズの劇場の舞台にのる大倉さんはレアでした。
「ゴドーを待ちながら」も知らず観ました。
不条理劇という知識はありましたがやはり少々退屈でした。

わざとじゃないかというくらい部屋を出られないでいるゴドー。
何かと戦っているようなゴドー。
閉じ込められてる感じがして観てるとちょっと息苦しくなる。

だから休憩は有り難かった。

30分の一人芝居なら集中して観られるけれど
2時間というものは結構きつい。

演じる大倉さんもかなりきついんじゃないだろうか。

だから少年(声のみ。野田秀樹さん)が出てきた時にホッとしたし
そこからワクワクし出した。

同じことの繰り返しに面白みがあるのだろうと思うけれど
まだまだ自分にはこれを良かったと思えるほどの観劇力がないように思う。

ただ、舞台美術、パンフはケラさんらしくいつも素敵でしたし
せいこうさんの戯曲も良いのだと思う。

大倉さんも一人であの世界を表現され華があると思いました。

Candy Box -祭-

Candy Box -祭-

映劇企画DropTownCommunity

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2013/04/26 (金) ~ 2013/04/28 (日)公演終了

満足度★★★

演技力には実力差
「あったなあ、自分にもそんな頃」という身近な共感と、ふわっと舞い降りてくる不可思議感と切なさ。人の世の理が沢山つめられた1時間45分でした。

リアルな恋愛ものからファンタジーまで、バラバラのテイスト三本が、「ある神社のお祭り」という世界観を構成しているのは流石。
特に三本目の話は圧倒的な存在感でした。一つ一つのシーンやキャラクターが良く練られており、この話が今回の公演を支配する不思議な世界観や空気感を支えていたと思います。

ただ役者はもっとまともなのを使うべき。
セリフはカミカミ、立ち姿はだらしなく、表情は集中が切れる度に素に戻る。セリフをまともに話せない役者は板の上に立つ資格はありません。錦織、葦田、鈴木の三名はともかく、後は存在感が薄かったです。誰が公演のコアメンバーかすぐ分かってしまう存在感の差がありました。

人狼 ザ・ライブプレイングシアター

人狼 ザ・ライブプレイングシアター

セブンスキャッスル

上野ストアハウス(東京都)

2013/04/24 (水) ~ 2013/04/29 (月)公演終了

満足度★★★★

参加型ゲーム
 キャストは、基本的に毎回違う役回りになるので、科白はアドリブである。即ち、瞬時に、自分の語るべき言葉を、役柄によって守らなければならないルールに拘束され乍ら、選択を迫られる。一方、観客も、推理結果をはんていするシートを渡され、書き込むようになっているので、ゲームの参加者である。この、推理の緊張感が楽しい。
 感心させられたのは、役者たちのアドリブ脳の質である。基本的に非常に高いレベルにあるのだ。流石と言わなければなるまい。と同時に、この辺りが、アドリブの面白さなのだろうが、男女により、或いは、個々人の興味を持つジャンルや得意なジャンルの違いにより、表明される意見が、その人の極めて特殊且つ普遍的な社会的・文化的位置を晒してしまうのである。タイトな時間の中で、表現されるものの緊張感と共に、とても新鮮な発見であった。

suicide paradox

suicide paradox

拘束ピエロ

シアターブラッツ(東京都)

2013/04/27 (土) ~ 2013/04/29 (月)公演終了

満足度★★★

作家は、もっと世界に自分を開いて
 嫉妬やそれに纏わる所有を描くサスペンスということなのだろうが、テーマ自体に軽重の差が無い複数の要素が入っており、アウフヘーベンされていない点、場の転換がかなりあるにも関わらず、出捌けに関して工夫が無い点、関係性を自意識の中で組み上げている点等々で、物語として、第三者に見せる収束点を曖昧化してしまった。
 これらの諸条件が、結果的に、サスペンスそのものの、成立を困難にしている。即ち、伏線が伏線としての機能を果たさず、物語を拡散させる方向に働いてしまった。もっと、シナリオの段階で登場人物たちの声を作家は聞くべきである。ナルシシズムは、この場合、最大の敵だ。詩と同じで、劇に於いて、その登場人物は、具体的なものとして生きていなければならない。それは、シナリオレベルで、そうあらねばならぬのは、当然のことである。そうでなければ、役者がイメージを掴めまい。

レ・ミゼラブル

レ・ミゼラブル

東宝

帝国劇場(東京都)

2013/04/23 (火) ~ 2013/07/10 (水)公演終了

満足度★★★★

プレビュー公演2観劇目!(*^_^*)☆
初日よりさらに魅了されたよ☆彡特にアンジョルラスの杉山有大さんの存在感は大きかった!毎日少しずつ変更され進化しているようだけと、プレビュー公演でこの仕上がり☆彡 本公演が楽しみです♪(^_-)-☆  (詳しくはブログで)

Candy Box -祭-

Candy Box -祭-

映劇企画DropTownCommunity

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2013/04/26 (金) ~ 2013/04/28 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しめました!
若いメンバーばかりで初々しさが良かったです!

緋色の町

緋色の町

★☆北区AKT STAGE

北とぴあ ペガサスホール(東京都)

2013/04/26 (金) ~ 2013/04/29 (月)公演終了

満足度★★★★★

素晴しかったですね!
シンプルなステージで、あっという間に終わってしまいました。また観たいです!

Bar あの夜

Bar あの夜

真紅組

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2013/04/26 (金) ~ 2013/04/28 (日)公演終了

満足度★★★

濃いキャラの女優陣の競演!
お店に来店するお客さんが女性3名ずつで前半と後半のオムニバスの様な会話劇!
それは個性的な女優陣の競演!
歴史上の人物の妻たちがお酒を飲みながら自慢や愚痴が交わされる♪

色々なキャラの濃~い女優さんの熱演が笑いを誘っていました!
中でも印章的なのは美香本響さんはコメディ向きの面白さ♪
笑いは間や話し方でお客さんのウケ方が全然違ってくる
その人の持って生まれた笑いのセンスを感じました♪

お店が開店するまで掃除のやりとりなどちょっと引っ張り過ぎかなぁ…
もっとテンポ良く展開されれば笑いの大きさも違ったと思います♪

全体的にはゆる~い感じのコメディ♪
年配の方には面白いベタな笑いのお芝居♪

今までとちょっと違った雰囲気のインディペンデント1stでの時間でした♪

黒蜥蜴

黒蜥蜴

パルコ・プロデュース

ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)

2013/04/05 (金) ~ 2013/05/06 (月)公演終了

満足度★★★

念願の黒蜥蜴
観劇にハマる前から見たいと思っていた黒蜥蜴。今回の再演でようやく拝見することができました。
ロビーに踏み込んだ瞬間から別世界。この雰囲気作りから、もう始まっているのだと驚きでした。
三幕構成で体力が心配でしたが、約一時間毎に休憩を挟む形だったので、むしろ見やすかったです。
座ってしまえば、あとはもう三島由紀夫の言葉たちと、黒蜥蜴や明智探偵の声に溺れていくだけ。煌びやかな舞台美術にも圧倒。
たまには大きな劇場もいいなぁ、と満足のスタンディングオベーションでした。

ネタバレBOX

気になった点について。
懐中電灯を使用するシーンがあるのですが、その明かりが何度も顔面を直撃して非常に辛かったです。
舞台装置の照明が客席に入るシーンであれば、ある程度防ぐことが出来ますが、役者が操作する予測のできない動きだったため、どうすることもできず。
客席通路を移動する際の照明としては、ある程度の光量が必要になるかもしれませんが。それ以外の、持ち道具的な役割の場合については生ライトでなくてもいいのでは、と配慮が欲しかったです。
レミング ~世界の涯までつれてって~

レミング ~世界の涯までつれてって~

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2013/04/21 (日) ~ 2013/05/16 (木)公演終了

満足度★★★

無彩色のドライな質感
寺山修司の作品ですが、妖しさや熱さや猥雑さといった、いわゆるアングラ的なテイストが希薄で、ドライなノスタルジーが印象的な舞台でした。

太郎と次郎(劇中では言及されませんが同一人物の様でした)が住むアパートの隣の住戸との壁がなくなるところから始まり、いつの間にか映画の撮影中や夢の中という設定になっていたりして、何が現実で何が虚構か分からなくなる様な幻想的な物語でした。

有名な芸能人が出演する商業系の劇場の公演であっても、松本雄吉さんはいつもの維新派のスタイルを前面に押し出していて、迎合して分かり易くしない姿勢が気持良かったです(但し、独特の演出に乗れずに寝てしまっている客も多くいましたが)。
同じ格好をした人達が直線や格子状に並んで立ち、5拍子や7拍子のビートに乗せて台詞を喋り、機械的な動きを反復する、「ヂャンヂャン☆オペラ」の様式が幻想的でありながらも整然とした、独特な雰囲気を醸し出していました。

メインキャスト4人の内の男性3人はコミカルな役割を多く担っていて、意外と笑える所が多い作品になっていました。特に、不思議な設定のキャラクターを演じた松重豊さんの怪演が楽しかったです。
常盤貴子さんは立ち振る舞いは美しかったものの、台詞回しが硬くて作品の世界観に溶け込んでいないよう感じました。

3軒茶屋婦人会5 ブライダル

3軒茶屋婦人会5 ブライダル

G2プロデュース

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2013/04/20 (土) ~ 2013/05/02 (木)公演終了

満足度★★

初3軒茶屋婦人会
篠井さんと深沢さんを目当てに拝見。
女形三名で演じようと、刺さるものは刺さるなぁという感触。共感出来るかどうかは、役者が増幅するというよりも脚本の力そのままじゃないかなぁ。身体の中まで共鳴するセリフや表現は、期待していたほどでもなく。どちらかというと違和感が強かったなと。
原作があったり、別の作家の手による脚本で見たかったかも。

たいせつなきみ

たいせつなきみ

NAO-TA!プロデュース

ザ・ポケット(東京都)

2013/04/24 (水) ~ 2013/04/29 (月)公演終了

満足度★★★★

泣いて笑って……
観終わってふと思いました。この舞台の主役は、舞台には登場しないお父さんとお母さんかもしれないなぁ、と。

お父さんの残した亡き妻への言葉。娘たちへの想い。当たり前の家族の当たり前の愛情が、しみじみと胸に響きました。そしてこれからもきっと、三姉妹のかたわらで見守ってくれることでしょう。

個性的な登場人物がそれぞれ必死で生きている様子が愛しくて、泣きながら笑い、笑いながら泣いてしまう、忙しい舞台でした。

淡仙女

淡仙女

あやめ十八番

セーヌ・フルリ(東京都)

2013/04/17 (水) ~ 2013/04/21 (日)公演終了

満足度★★★★

濃密な空間……
ほの暗い濃密な空間で紡がれる、ある家族の物語。……それも一筋縄ではいかない、過去と現在、現実と虚構の重なる不思議な空間でした。

登場人物の一人ひとりの想いが、観終わったあとにじんわりと胸に残ります。

誰かを大切に思うこと、幸せでありたいと思うこと。たくさんのイメージの積み重ねが、さまざまなことを考えさせる舞台。これを観ることができてよかったです。

エンゲキ555号公演『W氏の帰れない夜』

エンゲキ555号公演『W氏の帰れない夜』

エンゲキ555号

小劇場 楽園(東京都)

2013/04/23 (火) ~ 2013/04/29 (月)公演終了

満足度★★

引っ張って、引っ張って、
引っ張って、引っ張って、もういい加減にしてほしいと思いました。

ネタバレBOX

宇宙船に紛れ込んだ地球人を識別して宇宙船から排除するだけの話を、引っ張って、引っ張って120分にしたもので、宇宙船が直って地球人が帰る件でも、さらに記憶消去シャワーがまだだとか言って引っ張ったときにはもう吐きそうになり、席を立ちたくなりました。

いのち背負投みたいな技が一回失敗したとき、ああこれは人の数だけやるなと直感し、まさにその通りでした。あんなものスローモーションで人数分やられたらたまったものではありません。
大きなトランクの中の箱

大きなトランクの中の箱

庭劇団ペニノ

森下スタジオBスタジオ(東京都)

2013/04/12 (金) ~ 2013/04/29 (月)公演終了

満足度★★★★

ちょっと触れたくないけれど
終わってみれば、美術を観るだけでも
木戸銭の元を取ったような気分ではあるのですが、
無論それらは表現の踏み台に過ぎず、
描き出されていく男性にとっての成長の俯瞰と
あからさまでちょっと気恥ずかしい共振感に、
苦笑しつつ、でもガッツリ捉えられてしまいました。

ネタバレBOX

以前にはこぶねで観た世界の集大成のような作品でもあり、
なにか、OSが一気に新しいものに変わった
パソコンだからこそ描きえた
男性が繫がれたものの
より細微な表現にも思えたり。

男性にとっての父親への畏怖や憧憬、
超えられない感というか・・・。
また、少年のころの純粋な興味のなれの果てや
悶々とした劣情の感覚の行き場のなさ。
さらには若さの気恥ずかしさから
老いることで生まれる衰えやずるさ・・、
それらが、どこか戯画的に、
一方で隠したり否定したりしたい部分をも含めて
舞台上に展開していきます。
ある意味いい歳こいた男性にとっての黒歴史的なものを具象化され、
観る側がかぶせていたベールを剥ぎ取り晒すような部分もあるわけで、
居心地の悪さもがっつり感じつつ、
そこまでをしっかりと舞台に乗せる作り手の
アーティストとしての貫きにぞくっときたりもして。

好きか嫌いかといわれると
実はきわめて微妙で、
一言で表現できないようなデリケートな感情も湧いてくるのですが、
自然体では決して触れたり直視したりすることなく、
寧ろおくびにも出さないように抗い、
なかったことにしてしまうものを
衒いもなく観る側に突きつける、
観る側にその評価を迷わせるような
なにかを踏みこえたリアリズムこそが、
この作品の秀逸さでもあるように思えるのです。

某マンションの一室に設えられた世界に比べて、
作品が内包しうるものも圧倒的に大きいわけで、
カノンに導き出される内なるものや、
生きることへの俯瞰と繰り返しが
概念としてではなく、溢れるように伝わってきたことでした。



バタフライ

バタフライ

Mo'Pop

王子スタジオ1(東京都)

2013/04/24 (水) ~ 2013/04/29 (月)公演終了

満足度★★★★

カ・ワ・イ・イ
アイドルグループっていいなあって思いました。

ネタバレBOX

点と点を結んで、恋愛アイドル「てんむす。」ー!

どう表記するかは知りませんが、アイドル法が制定されて、てんむす。が結成され、アイドル法廃止に伴って解散、そして再結成?までのオムニバス形式の話。

頭の上で手の甲を合わせる決めポーズが可愛くて好きでした。

田中美甫さんは聡明そう、グループのまとめ役って感じです。テノヒラサイズとの共演のときは特に際立ちますね。綾乃彩さんはオアシスの大久保さんを可愛くしたような感じ。挟めますが印象的だった日替わりゲストの鈴木由里さんは一日だけの出演なのによく振付が完璧にこなせるものだと感心しました。ただ、出番が来るまで洋服掛けの隙間からこちらを睨んでいたのは不気味で怖かったですけどね。

田中さんが胸を触らせたときと、大きい!、同中と発したときはドキッとしましたが、相武紗季がどうしたとか、泉ピン子がどうしたとか、ニョッキがどうしたとか、ちんすこうがどうしたとか、ちょっとエッチなテーマということでしたが、皆さん爽やか過ぎて空振りだったような気がします。

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