
愛とその他
劇団東京乾電池
アトリエ乾電池(東京都)
2013/05/03 (金) ~ 2013/05/06 (月)公演終了
満足度★★★★
初日 LOVE版観劇
他人ん家のお茶の間で主婦やお隣さんが出たり入ったり、機知に富んだ不可思議な井戸端会議が繰り広げられる。
よくわかんないけど今になって妙な可笑しさがジワジワきている。
あっという間の約80分。

今宵すべてのBARで
お茶の間ゴブリン
秋葉原アトリエ「ACT&B」(東京都)
2013/04/26 (金) ~ 2013/04/29 (月)公演終了
満足度★★★★
雰囲気がとても良かった
バーを舞台にした安楽椅子探偵もの。
コメディタッチな導入部、謎解きのワクワク感、サスペンス的な演出が綺麗に決まっていたと思います。
セットや照明などの演出を含めた雰囲気作りがうまいです。
座席は横には若干窮屈でしたが縦の段差がしっかりと取られていて後方でも見やすかったです。

ひかる君ママの復讐
月刊「根本宗子」
BAR 夢(東京都)
2013/04/28 (日) ~ 2013/05/06 (月)公演終了
満足度★★★★
投稿演劇?
投稿演劇なのかどうかは別にして、
タイトルの意味はまったくわからない(実はわかるけど、ってどっちやねん。)
根本流ドタバタで楽しい。ネタも新鮮。
でもなんか今回は「毒」が少なかったような。もっときついのが観たいし、
梨木さんも今回は控えめな感じがした。
まあ、相当笑ったけど。特に前半10分。

おるがん選集 3
風琴工房
くらしのアトリエ ひらや(東京都)
2013/04/27 (土) ~ 2013/05/06 (月)公演終了
満足度★★★★★
トータルに面白く観られる作品
中野と高円寺の中間になる普通の民家(通常はギャラリーやイベントスペースらしい)を利用して、短編小説を2本、芝居として上演する。川上弘美「物語が、始まる」は、川上らしい幻想的なストーリーを、不思議な感触を醸し出す佐野功、独特の美意識を溢れさせている田中沙織、現実感をしっかり担う根津茂尚の3人が巧みに演じる。面白い!休憩の間に席を移動して、室内の別の部分を舞台として上演されるのが、鷺沢萌「痩せた背中」。これは再演だが、脚本も演出もほとんど変えていないらしいのに、雰囲気が相当違う。やはりスペースの質感とか、役者の個性とかで、芝居は全く変わっていくのだな、と、改めて思う。こちらは、初めて間近で観る李千鶴の雰囲気に好感。スペースも含めて、見応えある作品(群)だった。観られる人は観ておいた方が良い。

あなたに会えてよかった
東京ジャンケン
ザ・ポケット(東京都)
2013/05/02 (木) ~ 2013/05/06 (月)公演終了
満足度★★★★
よくできているなぁ(^_^)v
元クロカミショウネン18の野坂実と声優の豊口めぐみが立ち上げたユニットの旗揚げ公演。選んだ作品がエイクボーンの傑作サスペンス・コメディ(2006年にプレタポルテで観劇経験有)というあたりの着眼点は見事だが、タイミングとかが重要な作品だけにどうなのか、と思って観に行った。それがどうして、実に巧い造りになっていて、非常に楽しめる作品だった。元々のストーリーに少しだけ甘さがあるとは思っていたのだが、今回はそれがよかった、と思える造りになっていた。女優陣は舞台経験が少ないらしいが、そうとは全く見えなかった。むしろ、男優陣が少し「やりすぎ」な感じがあったのは、個性なのか演出なのか…。でも、全体には満足できる作品だった。
ただし、当日券のトップで入ったのだけれど、当日券の中で最も悪い席というのは、作品でなく制作の問題として気になってしまった。

マクベス
東京二期会
東京文化会館 大ホール(東京都)
2013/05/01 (水) ~ 2013/05/04 (土)公演終了
満足度★★★★★
魔女達の喜劇
通常の解釈と異なる奇抜なことをしつつも、分かり易く説得力があるというコンヴィチュニーさんらしさがはっきりと打ち出された演出で、エンターテインメント性と社会に対するメッセージ性のバランスが良く楽しめました。
悲劇の物語にも関わらずヴェルディが作曲した音楽は妙に軽やかだったり和やかだったりするのに合わせて、皮肉的・喜劇的な面を強調しつつ、物語中で描かれる男性優位の権力闘争が現代でも止むことなく続いていることについて考えさせる演出でした。
幕が開くとカラフルな現代的な格好をした魔女達の集まるキッチンで、そこに現代の軍服とベレー帽を身に付けたマクベス達が現れて始まり、スロープ状になった巨大な回り舞台を用いながら物語としては原作通りに展開しました。
開演前から最後まで舞台手前の下手に、死者が出るたびに「正」の字記が書き加えられる黒板が置かれていたり、元々のト書きでは出て来ない場面にも頻繁に現れる魔女達はいかにも作り物な着け鼻をしていて、血は赤い手袋や紙吹雪で表現されたりと、意図的にチープでコミカルな表現を多用して、権力を巡って争う男達を嘲笑うかの様でした。
魔女が様々な動物を材料に釜でスープを作る場面では、材料がパソコンや銃、放射性廃棄物等に置き換えれていたり、歴代の王の幻影が現れるシーンでは、先代の王を次の王が殺すシークエンスをシルエットで演じたりと、ブラックジョークが効いていました。
シェイクスピアの原作にはなくヴェルディが書き足した、混乱の続く虐げられた祖国の状況を嘆く合唱のシーンでは、それまでのコミカルさが皆無で、客電の灯った客席を直立不動で凝視しながら歌い、現在でも戦乱が続いていることをシリアスに描いていて強く印象に残りました。
普通なら、マクベスが倒された後に勇ましい大団円の合唱で終わるのですが、クライマックスの途中でオーケストラと合唱が演奏を止めて、セットが冒頭の魔女のキッチンに替わり、ラジカセから流れる録音を魔女達が聴いているシーンで終わるという大胆でシニカルな演出となっていて、壮大なエンディングを期待するオペラファンを挑発する態度がとても衝撃的でした。
走りながらや、宙吊りの状態や、高い脚立の上で歌ったりと歌手にとっては過酷な演出でしたが、歌がおろそかにならずしっかりとした歌唱で、聴き応えがありました。荒々しさを感じさせるマクベス夫人を演じた板波利加さんと、気弱なマクベスを演じた小森輝彦さんの対比が良かったです。
オーケストラもまとまりのあるドライブ感がある演奏で、気持ち良かったです。

フェルナンド・アラバール「戦場のピクニック」フェスティバル
die pratze
d-倉庫(東京都)
2013/04/23 (火) ~ 2013/05/06 (月)公演終了
個人的には楽しめた。が、
当日パンフレットもアンケートもなく、3団体の上演が続いて終わるだけ。出演者クレジットを記載した紙を用意するかどうかも各団体に委ねている模様。なんだ、この投げっぱなしな企画は。フェスティバル感が全くなくて、他の日程を観たくなる要素がプロデュースされていない。
こういう企画こそアフタートークとか、何だったらまず最初に企画意図の説明(最低でも10分くらいのがっつりしたやつ)とかが欲しかったと思います。各団体は全力で演目に挑んでもらって、それらを更に受け入れやすい環境を用意する為にアプローチをするのが企画側の命題。
少なくとも自分が観たこの組み合わせが2500円で観られるのは安価だと思います。また観たい団体もありました。でもそれは団体の力であって、「戦場のピクニック」であった事やこの企画であった事の必然性は感じませんでした。
各団体の感想はネタバレBOXへ。

からっぽの地球儀
9-States
OFF OFFシアター(東京都)
2013/05/01 (水) ~ 2013/05/05 (日)公演終了
満足度★★★★★
観劇の感想です
主人公の霧島さんの台詞に心打たれたすばらしいお芝居でした.物を作り上げる才能のある人がここにいるんだなと実感できて,観ることが出来てとても感激しました。そういう姿に自分もとても励まされて良かったです.2回観ました。
他の方の観てきた!も読ませて頂きました.法廷の描写とか確かにそうかもとニュースとかでしか観たことのない私もそう思いましたが、霧島の、なぜ事件を起こしたかが後半とても良くわかるようになっていたので良かったと思います...実際の裁判は確かにこのようにカジュアルではないと思います.

愛とその他
劇団東京乾電池
アトリエ乾電池(東京都)
2013/05/03 (金) ~ 2013/05/06 (月)公演終了
満足度★★★★★
頗る知的
土の上には床があり 床の上には畳がある 畳の上にあるのが座布団
その上にあるのが らくと言う らくの上には何もないのでしょうか
どうぞ お敷きなさいと言われて らくの上に 座る 云々という歌詞が 開演前には流されていて、歌詞の内容は無論、これから始まる劇の内容を暗示している。

ひろさきのあゆみ~一人芝居版
渡辺源四郎商店
ザ・スズナリ(東京都)
2013/05/03 (金) ~ 2013/05/05 (日)公演終了
満足度★★★★
熱演
初めの一歩の延長として人生の歩みがある、という発見を通して綴られる一人の女、あゆみの歩みと弘前という街の歩みを当然重ねてタイトルがつけられているのかと思いきや、独り芝居で其処までの延長性を求めることは、酷だったようだ。あゆみ誕生から死までの誰にでも起こる典型的なエピソードを“歩く”という行為の受け渡しに纏めて書かれていた本来の脚本を、独り芝居の無援と孤立という形で舞台化し、其処に母からの視点を照射することでメタレベルの表現に昇華した。

ドンキーの翼
東京ストーリーテラー
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2013/04/25 (木) ~ 2013/04/29 (月)公演終了
満足度★★★★
真っ直ぐ素直に楽しめた
予想していた通りに筋だった展開で真っ直ぐ素直に楽しめた。心温まるストーリーでじわーっと感動する作品。いい意味で分かりやすい。

ひろさきのあゆみ~一人芝居版
渡辺源四郎商店
ザ・スズナリ(東京都)
2013/05/03 (金) ~ 2013/05/05 (日)公演終了
満足度★★★★★
「あゆみ」が大人の一人芝居に
工藤千夏さんの脚本・演出で「あゆみ」が大人の一人芝居に。満席のスズナリの舞台に、一人、工藤由佳子さん。泣き過ぎた。残すは5月5日15時の回のみ。

focus. 神話
ミームの心臓
インディペンデントシアターOji(東京都)
2013/05/02 (木) ~ 2013/05/08 (水)公演終了
全部は観られなかったので評価は控えます
ハイブリットハイジ座は未見だったので、楽しみにしていました。お話の内容はともかく、勢いがあって、魅力的な若い役者さんたちを見ることができて良かったです。個人的に、南美櫻さんの声が好きです。
どうせナンセンスなドタバタにするなら、もっと弾けてくれてもよかったと思いました。途中がいろいろ甘かったです。
ミームの心臓は、前回初見の20分の短い芝居でもっと観てみたいと思ったのですが、今回のは逆に長く感じました。
事前に読んだパンフで「カインとアベルの物語」とあったので、息吹を男の子だと勘違いしたまま観ていたのもあって、全体的に良く分かりませんでした。
なんとなくカインとアベルというより「失楽園」(渡辺某の作った意味じゃなく)ぽい話だなと感じました。
何故、カインとアベルが男女に置き換えられたのか、脚本家にうかがってみたい気もします。
(追記)
と、こう書いた後、公演詳細を読んだら「性差を超えた恋」と書いてありました。やっぱり息吹って男の子だったんですか?ええっ?!(そのあたりネタばれ)
四次元ボックスさんについては、すみません。終演時間を読み間違え、別の予定をいれていたため、2団体見た時点でやむなく会場を後にしました。
3本で2時間半くらい、長くても3時間では終わるだろうと踏んだ私が甘かったです。本当にすみません。
なので全体評価は控えます。
個人記録で書いておくと満足度は「ハイブリットハイジ座」☆3つ 「ミームの心臓」☆2つ
星の数が少なくても(ごめんなさい)、こういった企画は今後もぜひ続けてほしいですし、観に行きたいと思います。
2つしか観ていないから余計にそう感じるのでしょうが、神話がモチーフというのは感じられませんでした。
あ、ハイブリットハイジ座の海賊は北欧神話でしたね。

CLOUD NINE
Func A ScamperS 009
シアターサンモール(東京都)
2013/05/01 (水) ~ 2013/05/05 (日)公演終了
満足度★★★
ファンタジーのさじ加減
題材としてはファンタジーに入るんでしょうか。
ファンタジーのさじ加減は難しいと思います。
単に趣味に合わなかっただけかも知れませんが。
※追記
ところでここ今回はたまたま観に行ったけど、ウェブやチラシに全く内容が書かれてない。
ブログを辿るとわかるのかも知れませんが。
まぁ、普通だったら選択肢には入って来ませんね。

斜い人 (はすいひと)
ナイスコンプレックス
サンモールスタジオ(東京都)
2013/05/02 (木) ~ 2013/05/08 (水)公演終了
満足度★★★★
観てどう思うか
前回のゲズントハイトはひたすら優しさに溢れた作品でしたが、今回は「これを観てどう思う?」と問われるような作品でした。

ポジション
ナカゴー
北とぴあ カナリアホール(東京都)
2013/05/03 (金) ~ 2013/05/05 (日)公演終了

Bye-bye,Sneak
劇団スクランブル
シアター711(東京都)
2013/05/02 (木) ~ 2013/05/06 (月)公演終了
満足度★★★
好みであるが
ライトコメディとはいえ「それはちょっと」ということが多くて雑味が目立つ作品になってしまった。
クライムコメディなら本筋はあくまでクールに、飾りつけはバランスよく仕上げてほしかった。

suicide paradox
拘束ピエロ
シアターブラッツ(東京都)
2013/04/27 (土) ~ 2013/04/29 (月)公演終了
満足度★★
見映えはいいが
情報屋の最初と最後の独白で作品の肝が語られている。
ストーリーはそれ以上でもそれ以下でもない。
やたら人が死ぬためだけに演者の人数が多いように思えてしまう。
期待してた分、いろいろもったいないよ。

映像都市・チネチッタ
“STRAYDOG”
テアトルBONBON(東京都)
2013/05/02 (木) ~ 2013/05/06 (月)公演終了
満足度★★★★★
ネホリーとハホリー☆
(^^)/ 面白かったです! さすが、ストレイドッグの舞台! 古き良き昭和の薫りがたまらないです。
また、この舞台を充分に味わうため、動画サイト等で、「座頭市」 「笠置シヅ子」 「酔いどれ天使」 「鳳啓介」 など観てから観劇することをオススメいたします♪
観劇日記をブログに書きました。

あなたは闇の訪問者?
演劇部隊Chatter Gang
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2013/02/06 (水) ~ 2013/02/11 (月)公演終了
満足度★★★
楽しいけど
ポイントになる部分が荒唐無稽な設定なため、コメディ色をもっともっと強めた作品にするか、ありそうな設定にしてサスペンス色を強めるかにしたほうがよかった。