最新の観てきた!クチコミ一覧

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ものすごいオジさん

ものすごいオジさん

ZIPANGU Stage

萬劇場(東京都)

2013/05/22 (水) ~ 2013/05/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

ものすごいキープ力だった
あの高いテンションをず~っと
殆どの場面にわたって
キープし続ける役者の皆さん
素晴らしかったです。

* ASTERISK (アスタリスク)

* ASTERISK (アスタリスク)

パルコ・プロデュース

東京国際フォーラム ホールC(東京都)

2013/05/18 (土) ~ 2013/05/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

エポック・メイキング。
正にストリートダンス公演のエポック・メイキングと言える舞台でした。

DAZZLEの世界観をベースにしながらも、個性的な団体が見事に
溶け合って一つの幻想的で美しい物語を創り出していました。
ダンスと音楽、そして物語を語るナレーションによって展開される舞台は
今までダンス公演を観た事のない人でも充分に楽しめる。

出演者のダンスへの情熱が、作品全体のクオリティを高い次元で
安定させて、一場面ごとに息を飲み、ため息が漏れる瞬間が訪れた。
Twitterで纏められていた賞賛の声は、決してお世辞でもなければ、
ダンサーだから感じるものではないのだと私は知っています。
なにしろ、全力で一般人の私が言うのです。(笑)

今後の課題としては、こんなに素晴らしい舞台を創造できるストリート
ダンサーや舞台の存在を、どうやってもっと多くのダンサーでは無い
一般の人々にも知ってもらうか、と云うことでしょうか。

来年には第二弾の公演が決定しているようです。流石に気が早いとは
思いつつも、あんなに凄い舞台を魅せられては期待するしかありません。

泥沼ちゃん

泥沼ちゃん

散歩道楽

OFF OFFシアター(東京都)

2013/05/23 (木) ~ 2013/05/26 (日)公演終了

満足度★★★★

レベルが違った!
自分の泥沼ちゃんがかわいく思えるほどレベルが違いました。途中までは苦笑いしながら見ていましたが、最後はちょっと怖くなってしまいました。それでも笑い所は沢山ありました。

ネタバレBOX

劇団員だけの公演だからなのか体の張り方がすごかったです。
水着姿のヒルタ街さんもナイスバディでした。

流行のキラキラネームに苦言を呈する作品だったような気もします。

何をもって友達というのかを考えさせられると同時に
「会えなくても友達だよ」という台詞が強く印象に残りました。
チェンジ・ザ・ワールド

チェンジ・ザ・ワールド

マグズサムズ

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2013/05/23 (木) ~ 2013/05/27 (月)公演終了

満足度★★★★

チェンジというより・・・
季節の変わり目とか脱皮みたいな感じかな。あ、でも笹沢さんみたいな変わらない人もいるな~(笑)熱いロック魂を感じさせながら、大人になることへのせつなさも漂う良作。一度も歌わなかったのもかえってスゴイ。

カストリ・エレジー

カストリ・エレジー

激弾ショット

pit北/区域(東京都)

2013/05/23 (木) ~ 2013/05/26 (日)公演終了

満足度★★★★

戦後
日本の混乱期の悲しい物語。 その頃の底辺の社会の緊迫感と殺伐とした雰囲気がとてもよく表現されていました。 蝋燭の光、水や雨の音、煙草や香水?の香りを使った演出は非常に効果的でした。 ただ、たまに突然暗転する場面転換の仕方はちょっと唐突に感じてしまって興を殺いでしまってるような気がしないでもありません。。スイマセン。。 全体的には役者の方々は皆熱演でかなり質の高い舞台でした!




わが友ヒットラー

わが友ヒットラー

シアターオルト Theatre Ort

駅前劇場(東京都)

2013/03/27 (水) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★

独自の美意識を徹底した空間。だが、心が見えてこない。
 三島由紀夫作『わが友ヒットラー』は『サド侯爵婦人』と対をなす長編戯曲です。私がこの戯曲の上演を観るのは今回で3度目になります。
 暗い劇場に入るなりスロープ状の白いステージが目に入りました。ステージ両脇に客席が設定されていて、いつもとは違う駅前劇場にわくわくしました。スロープ最下方あたりの天井から吊り下げられたシャンデリアには、人骨や髪の毛を思わせる装飾が施され、ユダヤ人虐殺を想像させます。

 男同士の言葉の闘いは常に丁々発止というわけではなく、俳優はある演技の手法や型をもちいて丁寧に演じていました。緊迫感がないわけではなかったけれど、細かな対立をたっぷりと見せすぎだったように思います。型を演じるにしても、スピード感や軍隊らしい躍動感が欲しかったです。三島由紀夫戯曲の長大かつ流麗なセリフは、やはり難易度が高いですね。

 スロープが割と急こう配なので、俳優が登っていくと天井に頭がぶつかりそうになります。意外と狭い演技スペースで椅子を転がしたりもしますので、俳優への身体的、精神的負荷は高そうです。4つの脚が包帯で巻かれた歩行器が、演説台や朝食のテーブルになるのを見て、鈴木忠志さんの作品(俳優が車イスに乗って登場するなど)を思い出しました。演技手法だけでなく、演出に関してもSCOTの影響があるように見受けられました。

 千秋楽は満席で、スロープ下方の階段上にも客席が設置されていました。「CoRich舞台芸術まつり!2013春」で偶然同じ題材を扱っていた劇団チョコレートケーキと、半券割引や交互トーク出演などの共同企画を実施されていたので、その効果もあったのではないでしょうか。フェスティバルを有効活用してくださっていることをとても嬉しく思いました。

ネタバレBOX

 作り込んだ演技、美術、衣裳、ヘアメイク、照明などのスタッフワークから 劇団独特の美意識を感じ取ることができました。でも『わが友ヒットラー』を上演するなら、今の日本の政治や世界情勢をほのめかすような演出の遊びや工夫が、もっとあっていいのではないかと思いました。衣装に和のムードを加えていましたが、今の日本とヴィヴィッドに直結するわけではありませんでした。ヒットラーが昭和天皇に見えた瞬間があったのは面白かったです。

 俳優はある型を演じるのが基本でしたが、残念ながら俳優自身のクセが目立っていたように思います。声の大小の変化や歌うようなセリフなど、語り方に工夫はあるし、訓練も積まれているのでしょうけれど、人物の心が伝わってこなかったです。たとえばレームはヒットラーを溺愛し、盲信していますが、それが感じられないので彼の滑稽さが見えませんでした。レームの「ヒットラーの命令がないから殺せない」という意味のセリフは笑いどころだと思うんですが、笑えなかったのが残念。私もシュトラッサーと一緒に呆れて苦笑したかったです。
 
 生きたねずみを透明のケースの中に入れていたのには驚きました。ヒットラーがレームを殺したあと、そのケース上部に取り付けられていた小さなシャンデリアの光が消えます。細かいところまで凝っていますね。
 ステージ中央部分に通っている長い溝の中に照明が仕込まれており、俳優を足元から照らすのが効果的でした。ヒットラーが最後のセリフを言い終わった後、照明が消えるタイミングが素晴らしかったです。ヒットラーがちょうど進行方向を向いた直後に暗転したので、暗転後も彼の残像が残りました。決して後退しないという暗い決意と、ユダヤ人虐殺と戦争へと進む未来が見えました。
六丁目金山ビル・おみまめ

六丁目金山ビル・おみまめ

劇団芝居屋

テアトルBONBON(東京都)

2013/05/22 (水) ~ 2013/05/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

おみまめの謎が解けました
おみまめの謎が解けて良かったです。

今度はマーガレットのママに手相を見てもらいたいです。

権藤さんのお店も気になります。

大西洋レストラン

大西洋レストラン

PROMAX

博品館劇場(東京都)

2013/05/22 (水) ~ 2013/05/26 (日)公演終了

満足度★★★

曖昧
毒にも薬にもなりそうな内容が、毒にも薬にもならない曖昧なものだけが残った印象でした。

ミーツ

ミーツ

ロロ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2013/05/23 (木) ~ 2013/06/02 (日)公演終了

満足度★★★

笑い多く
憎たらしいくらい上手くなってるのに、
いつも以上にむらが目立つのは何故だろう?
ピーターパンナ、くそ可愛いな(笑)

ネタバレBOX

化け物を着ぐるみにした事は失敗だと思うよ。
カストリ・エレジー

カストリ・エレジー

激弾ショット

pit北/区域(東京都)

2013/05/23 (木) ~ 2013/05/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

観るべき作品
チケットプレゼントに当選し、観させて頂きました。
作品に対する劇団さんの強い思いをずしりと感じる素晴らしい舞台でした。
体温や臭いや、湿気など全て伝わってくるようでした。
何度もびくっとして、何度も心拍数が速くなり、何度も「怖い」と思いましたが、
現代に生きる私達は、観るべきだと思いました。

『問わず語り』

『問わず語り』

劇団ドガドガプラス

明石スタジオ(東京都)

2013/05/23 (木) ~ 2013/05/26 (日)公演終了

満足度★★★

身体のメタ化
 5月23日19時開演の本作を拝見したが、導入部の主演、あれでも演技のつもりだろうか? 科白の内在化は愚か、そのようなことに気をつけているということすら感じられない所作の連続であった。溜めなどの発想もなければ、きちんとした人間観察もしていないのではないか、と疑われるほどの出来であった。板に上がる以上、そういうテンションで上がって欲しい。
 以上のような方法を採らないなら、呼吸や、心拍数の調整で年齢を表現するような、生理学に基ずいた身体表現の基本を身につけるべきである。観客の目は節穴ではない。漸く、所作に締まりが出て来たのは、休憩直前のお富が亡くなるシーン辺りからだ。
 休憩後は、年齢設定が、主役自身の実年齢に近い、ということもあったのであろうし、テンションが上がったという側面もあろうが、合格点に達した。

『問わず語り』

『問わず語り』

劇団ドガドガプラス

明石スタジオ(東京都)

2013/05/23 (木) ~ 2013/05/26 (日)公演終了

満足度★★★★

エロス香る日常と戦争
さすがは望月六郎さんというべきか、エロティシズムの描写がとても素晴らしい。
戦争、ならびに大きな時代の流れと、個人の生活との関係とは何か、考えさせられた。
役者さんたちの演技も良かった。

ネタバレBOX

品のないエロではなく、想像力によってそのエロスを感じさせる舞台。
そのエロスも、放蕩生活を送る主人公に特殊に体験されたものではあっても、多かれ少なかれ、どんな人でも内面では抱えている欲望とも言える。
その欲望が、戦争という大きな時代の流れの中で、そんな流れとは関係なく存在する人間の本能のようにも見えると同時に、その時代の緊張感に後押しされる形で暴発するもののようにも見える。

戦争、ならびに大きな時代の流れと、個人の生活との関係とは何か、深く考えさせられた。

役者さん達の演技がとても良かった。
主演の丸山正吾さんは、主人公の年齢の変化をとてもうまく演じ別けていたと思う。
また、女優陣の演技もとても良かった。


蛇足:
大入り満員だったせいもあるのかもしれないが、
エロテックな舞台を受けての性的興奮をしているのか、劇場内(客席)には、男くさいむんむんとした空気が流れていた。
それはあまり気持ちのいいものではなかったが、別の味方をすれば、それがあるリアリティを舞台に付加していたとも言えなくもない。
この点は、不思議な劇体験だった。
何度もすみません

何度もすみません

MacGuffins

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2013/05/23 (木) ~ 2013/05/26 (日)公演終了

満足度★★★★

何度でも!
マクガフィンズの舞台5回目です。
l今回も役者さんの熱量に圧倒されてしまいました。
前回と同じ席で観ましたが、前回以上の熱を感じました。
スピード感のある展開でも観客を置き去りにする事なく、飽きずに楽しめると思います。
初日だから…?という事でもないかと思いますが、ところどころで台詞をかんだりしていましたがそんなことは御構い無し!(笑)
生なんだから!もちろん「間違えていい!」という事ではないかと思いますが「間違えたってかまわない!」
のめり込んで引き込まれると思います。

すでに次回の公演のチラシもいただけましたので楽しみにしています。

まだ初日ですから、こういう大切な事は最初に書きべきかもしれませんが、きっと誰もこんな感想は読まないだろう(笑)と思って最後に書いておきます。
最前と2列目は文句なしの「つばかぶり席」に仕上がっていますので
役者さんの光るシャワーを浴びる事に抵抗がある方は3列目以降がよろしいかと思います。
もちろん、3列目が安全かどうかはわかりませんが、4列目ではかぶれませんでした(笑)


あと

金魚さんの声が私はとっても好きです(笑)お芝居も台詞もいいけど声もいい。
正直、男主人公が羨ましい(笑)いい意味で耳に残ります。

評価★4は5までしか、★がないから。5つけちゃったら「超えた!」って思った時に星つけれなくなってしまうので(5つの気持ちの)4です

ネタバレBOX

びっくりしてしまうと過去に戻ってしまう。という漫画みたいな設定ですが非常に面白い仕掛けになっているかと思います。

主人公がクイズ戦士になった際の追い込まれ方が少し弱いかも。
なんて思いましたが時間の都合でそのあたりの秒描写をカットされたのか、はじめから特に考えてなかったのかはわかりませんが個人的にはクイズに正解しなかった場合になぜそこまでひどい事を言わなければならない状況に追い込まれるのか、もっと具体的にみせてほしかったです。

ハッピーエンドは好きですし、多数の共感を得やすいかと思いますが、もし、叶うのであればわかりやすいハッピーエンドばかりではなくもう少し、観ている側に想像させるラストのお芝居も観てみたいと思います。
同じお芝居をみた人同士で終わった後に「あれって、あの後どうなったんだろうね」なんて話をしてみたいですが、こういった事は紙一重なのかもしれませんね。考えるのが苦手な人だったりした場合
「結局、なんだったの?」なんて事になってしまうかもしれませんから。

ここに書いても後出しじゃんけんと思われてしまうと思いますが
最初の告白で篠原さんに「ごめんなさい」と振られたシーンで
「あぁ、きっと彼女も時をかけてしまう少女なんだな」と思ってたらやっぱりそうだった!
って…みんな思うのかな?あのシーンだったら。
全長50メートルガール

全長50メートルガール

踊れ場

RAFT(東京都)

2013/05/21 (火) ~ 2013/05/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしい!!
緩くて、理屈が通っていて、少しずつ事情が分かってきて、いいねぇ。

ネタバレBOX

ドラゴン予報が出ての一世一代の決心、いいじゃん。

明日恋をして、身体が大きくなって、多分50メートル、明日来て人身御供の19歳の少女をさらっていくドラゴンを退治しようとはグッドアイデアです。

何分持続するのか心配ですが、あーぽん頑張って!

女子会風うだうだ話から少しずつ見えてくるこの土地の様子、河童がいて、毎年この時期になるうとドラゴンが飛来してきて一人つかまえて去っていくのが日常の世界、そして恋すると大きくなってしまう人もいる世界。

不思議少女あーぽん役のあやかさん、大熱演でした。三歩歩くと忘れるニワトリのときの羽の様子などハマってました。
けつあごのゴメス【全公演終演しました!!たくさんのご来場ありがとうございました!!!!】

けつあごのゴメス【全公演終演しました!!たくさんのご来場ありがとうございました!!!!】

劇団鋼鉄村松

ザ・ポケット(東京都)

2013/05/22 (水) ~ 2013/05/26 (日)公演終了

満足度★★★★

中井ちゃん萌え!
たった一人の女子、頑張ってました。

ネタバレBOX

兄が牛になってしまった中井ちゃん、部屋の中で糞垂れるので面倒見切れず肉屋に売ったらいつの間にか闘牛場の牛になっていて、それが滅法強くて勝ち続けていました。いずれ自分のところに復讐のために殺しにやって来ると恐れた中井ちゃん、一度この牛に負けたけどカッコいい闘牛士にもう一度戦って倒すように頼んで、結果は相討ちで、連勝中に牛が貯めたファイトマネーを受け取る受け取らないがあって、そう言えば途中で何か決闘があって、どうもその理由が末期がんで結局自殺みたいなものだったとかで、男の情熱とロマンに満ちたストーリーなんだかどうだか。

牛が強そうな牛らしくて迫力ありました。

そして何より、中井ちゃん役の小山まりあさんが可愛くて、コミカルな動きも大げさ過ぎず丁度いい具合でした。
いやむしろわすれて草

いやむしろわすれて草

こどもの城 青山円形劇場/ネルケプランニング

青山円形劇場(東京都)

2013/05/16 (木) ~ 2013/05/26 (日)公演終了

満足度★★★

家族、姉妹だからわかる口の閉ざし方
固定されたベッドを中心に他はセットらしいセットはなし。
セリフの間に静寂と無音が目に見えて、言葉で聞こえてくるような舞台。つい子供時代を追想してしまう。
軍人さんや文学青年が出てこない向田邦子みたいな良作品だった。
舞台袖?舞台裏?の会話の使い方は良かったけど、この劇場では観づらいシーンが多々あったのが残念。
約90分。

ネタバレBOX

クスクス笑いあえたり、チャチャの入れあいこしたり、人から見れば他愛無い事で喧嘩したりと日常を過ごす。
直接的な表現が多用していたわけではない。感情も爆発させた所でどうなる訳ではない。だけど、周囲の優しさや暮らしぶりの犠牲心に、やるせなさや罪悪心も生じて苛まれる気持ちがひたひたと伝わってくる。
切なくなりながらも、みんな泣き笑いしながら生きているのよねー。
大輔さんの上手く言葉に出来ない泣き笑いの表情に、ついもらい泣きしそうになった。
アジア温泉

アジア温泉

新国立劇場

新国立劇場 中劇場(東京都)

2013/05/10 (金) ~ 2013/05/26 (日)公演終了

満足度★★★

確かに良い舞台なのだが
個人的に観客の容姿を多数の前で笑い者にするような演出は大っ嫌い。
冒頭から観客を色んな面で巻き込み、演者自身の容姿にも台詞で蔑んではいたが、日本語、韓国語、音楽が激しく絡み合おうとした時だった為、あまり観客フォローになっていないような気がした。

前半部分、盛り込み過ぎてやや冗長気味に感じた。
終盤につれ全ての忌、恨を浄化させるようなアジアのシャーマン的儀式は見応えあり、シェイクスピア悲劇のようなロマンスを迎えたヒバリとアユムの白い魔力で護られたかのような最後は綺麗だったが、キャストが多勢居た割にはこの人達の話はこれだけ?とちょっと物足りなさもあった。
出来れば、台詞字幕を落ち着いて読んでみたいので映像化を希望。
学生観劇日で賑やかだった。

ネタバレBOX

千葉てっちゃん達は国と時代を越えた、北村想の寿歌を見ているようだった。谷川さん達の役柄が山師というより、終始盛り上げ役に徹していた。
山中さんと森下さんが並んでいると、なぜだか舞台を観ているというより単館系の邦画を観ているようだった。
追記
日本人キャストの台詞で、土地を失った後の人々や残留してその土地の写真を記録として残す判断を決めた人、明らかに震災の事を言った訳ではないが、その心情に近い台詞を吐露させてた、あの震災がなかったら沖縄を想像していたかも。

ここからは舞台の中身とは無関係。
アンケートにも記入したが観劇時、盲者の観客の方がいらした。正当な料金を払って観に来ている一人の観客なんだからそれは別に構わない。が、上演中、同行者の方が韓国語の字幕を小声で一字一句読み上げていたので心底まいった。
休憩中、劇場スタッフにイヤホンガイドの有無を確認してもらったが用意していないと言われる始末。
日本語と韓国語が入り混じる舞台、歌舞伎公演や他の舞台でイヤホンガイドの使用が出来るのに、なぜ新国立は用意出来ないんだろう。
もうちょっと観客のニーズにあわせてくれても良いと思うのだが。
明治座 五月花形歌舞伎

明治座 五月花形歌舞伎

松竹

明治座(東京都)

2013/05/03 (金) ~ 2013/05/27 (月)公演終了

満足度★★★★★

演目の配分が良い夜の部
自分のイージーミスのせいで、「将軍江戸を去る」は、20分遅刻し、二場の途中にようやく間に合いました。

勘九郎さんの血気盛んな鉄太郎の登場場面を見逃したのは残念でなりません。
で、そこでは、「中村屋!」の掛け声も発せられたのかもしれませんが、私が席に着いてからは、勘九郎さんが、青果の名台詞を朗々と発する間でさえ、常に、「高麗屋!」の掛け声ばかりで、これでは、知らない人は、勘九郎も高麗屋なんだと誤解するのではと思う程でした。

「藤娘」の七之助は、見た目は申し分ない美しさでしたが、まだ踊るのが精一杯と言った感じで、余裕がなく、腰をもう少し、落して踊った方が、座りが良い舞踊になりそうな気がしました。衣装の変化と共に、踊りの内容も変化して行くのがこの演目の醍醐味なので、今後に期待したいと思いました。

「鯉つかみ」は、暑くなってきたこの季節には、うってつけな楽しい演目で、あまり歌舞伎に詳しくない観客でも素直に楽しめる作品でした。
1階席の前方のお客さんは、何かと大変そうで、夜の部は、2階席にして、正解でした。

ネタバレBOX

「将軍江戸を去る」は、ちょうど、大河ドラマの今の放送内容とダブるし、普段は、退屈しそうなお客さんにも、受け入れやすい演目だったかもしれません。

何度観ても感じ入る作品ですが、今回の、染五郎さんの慶喜と、勘九郎さんの鉄太郎は、任に合った配役で、安心して拝見できました。染五郎さんの慶喜の、心の動きが客席にダイレクトに伝わるわかりやすさがありました。いつか、お二人の反対の役でも拝見したくなりました。

「鯉つかみ」は、力を入れずに、役者が演じ、それによって、客側も娯楽として楽しめる内容で、これからの歌舞伎には、こういう演目上演がもっと増えてしかるべきと感じます。

愛之助さんと鯉の格闘、大変愉快痛快でした。壱太郎さんの小桜姫も、愛らしく、恋する女の凄味もちょっと出して、好演されていました。
ノミの心臓

ノミの心臓

劇団サミシガリヤ

シアター711(東京都)

2013/05/22 (水) ~ 2013/05/26 (日)公演終了

満足度★★★★

熱い思いが迸る!
ホントに、ホントに、ホントに芝居が好きなんだなあと感じる熱い公演でした。
女性役者たちの体当たりの演技十分客席に伝わりました。
それとノミの意味もね!
ラストで歌ってた皆さんの眼キラ☆キラ輝いてました。☆彡
面白かったです。

チェンジ・ザ・ワールド

チェンジ・ザ・ワールド

マグズサムズ

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2013/05/23 (木) ~ 2013/05/27 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題713(13-138)
19:30の回(晴)。18:35会場着、受付は18:30からなので5Fへ上がります。今夜は外にスタッフの方がいらして案内をしています。エレベータで上がり、受付、ピンクの整理番号札を受け取ります。私は30番台でしたが、5分前に並んだのは20番からでした。19:00開場、最前列はミニ椅子がでてました。ちゃんと背もたれがあり、舞台まで少し距離があるのでゆったりと足を伸ばすことができます。初日の今日、どうやら満席のようで、状況によっては左右の通路にザブトン席を設けます、と案内がありました。「13人のスピード!」からで3作目です。舞台は落書きだらけの部屋、数段上がったところにある奥のドアは戸外に通じ、上手のドアはステージに行くためのもの。ソファ、ベンチシート、テーブルに椅子、アサヒビールのビールケース、正面には着替え用の部屋。19:29前説(アナウンス、100分)、19:36開演~21:05終演。Eギターやベース(Barclay、ブラック)は本物、音はでませんでしたが、ついつい笑ってしまう楽しい内容でした。終演後、「日暮新聞(手書きの労作)」をいただきました。

ネタバレBOX

どこにでもあるような材料かもしれませんが、創意工夫と流れる汗次第で愉しいお芝居になるものですね。お芝居をみに行ったとき、新宿や渋谷で路上Liveを聴くことがあります。彼ら、彼女たちも大きな志を胸に歌っているのだと思います。「世界を変える」ことが音楽に一番求められるものだとは思えませんが、音楽が、好きなバンドが、好きな歌があったから頑張ることができた、という経験は少なくありません。

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