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女郎蜘蛛【全公演終了しました!ご来場ありがとうございました!】

女郎蜘蛛【全公演終了しました!ご来場ありがとうございました!】

声を出すと気持ちいいの会

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2013/07/18 (木) ~ 2013/07/22 (月)公演終了

満足度★★

なかなかに
メリハリのつかない印象の舞台でした。各シーンの演出は悪くないのだろうけれど、同じようなイメージや表現のシーンが続くので結果「何が見せたいの?」に見えました。

毛色は違うけれどぬいぐるみハンターに似た演出手法なのかと。もっと盛り上げやクライマックス感が欲しかったです。

ネタバレBOX

照明が暗く、ちょっと目が疲れました。

ノンフィクションな題材が結果ファンタジーになってしまったので、モチーフ選びの間違いと、被害者や加害者への気づかいがよくわかりませんでした。もっとグレーゾーンを狙えば違うのでしょうが、直球勝負で勝負し切れていないのが残念です
ライクアプラスチック

ライクアプラスチック

あひるなんちゃら

ザ・スズナリ(東京都)

2013/07/19 (金) ~ 2013/07/21 (日)公演終了

満足度★★★★

魔女の宅急便
安くて面白い。

ネタバレBOX

テヅカ(篠本美帆)…漫画家。テヅカ先生と呼ばれたい。ドラマ化や映画化の話を蹴る。
ハマオカ(三瓶大介)…テヅカのアシ。ドラマ化映画化に賛成する。
キタミチ(根津茂尚)…テヅカのアシ。ツッコミが激しい。
モチヅキ(松木美路子)…テヅカの編集。カタヤマに罵声を浴びせる。
カタヤマ(伊達香苗)…モチヅキの部下。お土産貰えず不機嫌になる。
ツバナ(生見司織)…テヅカの友達。漫画とか色々知らない。ミッキーは描ける。
エリサワ(永山智啓)…テヅカの友達。常識人。
オカダ(宮本奈津美)…テヅカの友人の漫画家。九州まで車運転した。
モリカワ(三枝貴志)…オカダのアシ。テヅカの品をオークションにかけようとする。
ユキムラ(澤唯)…オカダのアシ。テヅカのファン。

テヅカの仕事場での会話劇。ゆるめだけど、芯が通っているような会話が魅力的。キャラも立ってて笑える。
テヅカをはじめ、カタヤマとかツバナといった女性がかわいい。男もモリカワとユキムラのコンビは最高。愛すべきキャラクターたちの、ほんわかな舞台。いい空気だった。

トンでるツバナを演じた生見司織の、音声にあわせての表情が上手い。ミョウチクリンで邪魔だけど、毒っけのない、いいキャラクター造形だった。
あと、前説の川村紗也のキキコスプレがかわいい。
波よせて、果てなき僕らの宝島(ネバーランド)

波よせて、果てなき僕らの宝島(ネバーランド)

天幕旅団

ザ・ポケット(東京都)

2013/07/17 (水) ~ 2013/07/21 (日)公演終了

世界的文学への『ダブル改編』


『宝島』は、どこに在るのか。

今、あった。

劇場という、大海に。



『宝島』ーといえば、私はアニメーションを思い起こす。毎週 欠かさず観ていたのだから間違いない。

現代的ダンスや、幻想世界を造り出す照明を用いる舞台において意外かもしれないが、かなり『宝島』を忠実に 追っていたと思う。

『宝島』と『ピーターパン』の融合は、独自の物語である。
切り替えを高頻度で行うと、観客は混乱する可能性が あった。また、いずれの作品も 長編ストーリーのため、中途半端になることも考えられる。

だが、私が観た限りにおいて、当然のことながら『改編』はされているものの、基本的ストーリーに則った構成だった。
「フック船長」と「ピーターパン」の評価が変わってしまう、そんな構成でもある。
「ピーターパン•シンドローム」なる言葉が社会に根付くなか、“大人こそピーターパン•シンドローム”の当人であり、近年、急速に陥ってしまっていることを示してくれた。
今作は、「ピーターパン」を善良な少年として描いてはいない。むしろ、ティンカーベルを奪われたために抱く感情を基盤とし、その後の「フック船長」との対決の結果も変わっている。


文楽研究の権威•ドナルド•キーン早稲田大学名誉博士の言葉を借りれば、「『改編』は、つまらなくする。『原本』の方が、ほとんどおもしろい」そうだ。

文楽と違い、今回舞台化されたのは青少年向け冒険小説の代表作ではある。かつて『改編』されたことは聴いたことがない。その通り上演する、映像化することが、古典へ対するオマージュだろう。

物語の結末を変えたどころか、二つの代表作を融合させ、現代的な演出方法まで取り入れた今作は 90%の「つまらない」か、10%の「おもしろい」部類かの問題ということになる。


客席を 真っ二つにした、船形の造りは モチーフとして適切だった。
中央の舞台が やや高い位置にあり、たとえば行き場がないことで関係性が生まれる『宝島』航海中のシーンで絶大な効果を発揮した。

一方、全体を見渡すと、ダイナミクスに乏しかった。
『宝島』の土埃の雰囲気、歩き疲れた感覚が伝わらない。
上陸後を割愛し過ぎたのは恐らく事実なのだろう。それは残念である。










ターニングポイント

ターニングポイント

下北発女の子演劇集団 Angeiil

サンモールスタジオ(東京都)

2013/07/13 (土) ~ 2013/07/21 (日)公演終了

満足度★★★★

女性キャストのコント集
なかなかの出来栄え。笑いはもちろん、下ネタあり、バイオレンスあり!?の2時間ちょい。多少やりすぎかなぁと思う場面もありましたが、まあ、許容範囲内と言っていいでしょう。声が出てたのは好感が持てましたね。

ジャングル・ジャンクション

ジャングル・ジャンクション

演劇集団キャラメルボックス

THEATRE1010(東京都)

2013/07/12 (金) ~ 2013/07/15 (月)公演終了

満足度★★★★

女組観劇
小劇場が似合いそうな作品なんですけど、それを2階席のある大劇場でやっちゃうミスマッチ感がたまらなく気持ちいいですね。坂口理恵さんのブルーナイト、ずるいわぁ(笑)

宇宙人、来たる【終演、ご来場ありがとうございました!】

宇宙人、来たる【終演、ご来場ありがとうございました!】

劇団前方公演墳

駅前劇場(東京都)

2013/07/17 (水) ~ 2013/07/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

熱演、面白、楽しい!
人生最初の演劇がこの作品でした。HPで作品の説明を読んで妙な設定だなと印象が残り、気になって観にきました。
出演者の方が演じる役がどれもキャラが濃くて熱い。宇宙人がホントに面白い。マサコが私のツボにどっぷり入ってなかなか頭から離れそうにないです。
それから、ryocoさんが可愛いかったです。役にはまってる時と公演が終わって素の時とは別人な感じですがカワイイです。
あっ、3Dも重要なポイントでしたね。

波よせて、果てなき僕らの宝島(ネバーランド)

波よせて、果てなき僕らの宝島(ネバーランド)

天幕旅団

ザ・ポケット(東京都)

2013/07/17 (水) ~ 2013/07/21 (日)公演終了

満足度★★★

ブラックなストーリー、
なかなか楽しかったです!オープニングが印象的。とても素敵でした。しかし、なんだか台詞が聞き取りにくい。役者さんによっては半分以上、こちらの想像で理解していた。こうした舞台構成上、声がばらけやすいのは仕方ないのかな?とはいえ、台詞はお芝居の中心だし、基本中の基本だと思います。どのような構成の舞台でも、常にクリアーに苦労せずに聞き取れるようであって欲しい。台詞が聞き取りにくいと、せっかくのストーリーもよく出来た衣装や小物も魅力が半減する。音楽も素晴しかったので、すごく残念な感じ。

ネタバレBOX

以前観劇した時もすごく聞き取りにくかった。あまり気にしてないのかな?
いい雰囲気を作っているのにな・・・・。
波よせて、果てなき僕らの宝島(ネバーランド)

波よせて、果てなき僕らの宝島(ネバーランド)

天幕旅団

ザ・ポケット(東京都)

2013/07/17 (水) ~ 2013/07/21 (日)公演終了

満足度★★★

へー!
意外にも結構ブラックなファンタジー。笑。 前半と後半でかなりテイストが違ってて、もちろんミステリーチックにドキがムネムネする感じで話が進む後半が面白かったです! 前半は場面転換が多く、ちょっとまとまりがないような感じがしたかなぁ。。 スイマセン。。 あと、舞台の構造によるのかもしれませんが、役者の方々の声が拡散してしまうせいかセリフが聞き取り辛いことが多かったのが残念でした。。 衣装は素晴らしかったです! それと、ヒップホップやテクノ、ドラムンベース、ブレイクビーツ、ハウス、アンビエント、R&B、ロックといったようないろんなジャンルの音楽の使い方が面白かったでっす。


アンダー・ザ・ロウズ

アンダー・ザ・ロウズ

Projectスナフキン

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2013/07/18 (木) ~ 2013/07/21 (日)公演終了

満足度★★★

「世間の風」側にまわっちゃったかも・・・
鴻上作品を初めて見たが、ちょっとがっかり。いじめられた側にまったく共感できず、むしろ「怒」。「いじめられても仕方ないか」などと観客に思わせてはこの芝居の意味がない。

ネタバレBOX

唯一よかったのは、一之瀬が自分の彼女の過去を知って彼女を気遣ってあげられるようになったことかな。対比としてパラレルワールドの一之瀬が現実世界に表れて何か気づいて帰ってほしかったんだけどなあ。少しSFっぽくなるし。

やっぱ、バットで復讐はダメでしょ。特に長年いじめられていた男が無抵抗の女性作家を殴った時には、完全にこの作品から心が離れた。ここはやっぱり女性作家が武道の達人で男が殴られっぱなしになるとかじゃないと。
『RADIO KILLED THE RADIO STAR』

『RADIO KILLED THE RADIO STAR』

*pnish*

俳優座劇場(東京都)

2013/06/26 (水) ~ 2013/07/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

衝撃的サイコホラー!!
目を覆いたくなる恐怖というものを初めて感じました。
浅沼晋太郎さん作演出ということで見に行ったのですが、
やっぱり素晴らしい世界観がそこにありましたね。
幽霊とか出てくる恐怖なんてもんじゃない怖さ!!
舞台に関しても無駄のない小道具の配置や、
ラジオのブースの使い方など全て意味があるのでそこも注目ですね。

楢山異邦人

楢山異邦人

ゴブレイプロジェクト

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2013/07/16 (火) ~ 2013/07/21 (日)公演終了

満足度

残念
悪ふざけがすぎる。

お客様はお金を払って観に来てくれてるんだという事をもっと考えるべき。

もし、喜んでるお客様もいるからいいじゃないかとか好みもあるから仕方ないとか思ってるとしたら、問題外。

そういうレベルの作品ではない。

芝居を舐めてるとしか思えない。

女郎蜘蛛【全公演終了しました!ご来場ありがとうございました!】

女郎蜘蛛【全公演終了しました!ご来場ありがとうございました!】

声を出すと気持ちいいの会

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2013/07/18 (木) ~ 2013/07/22 (月)公演終了

満足度★★

初日を拝見
初日らしい緊張感のある舞台でした、舞台上も客席も。

シンプルな舞台でしたが、照明が暗く、音もちょっと耳障りなくらいに大きかったように思います。学生劇団に毛が生えたという感じでしょうか。そのわりに値段設定はちょっとお高めな印象でした

ネタバレBOX

蝶と蜘蛛がキーワードですが、蝶の印象が勝ちすぎているのが残念。刺青もなぜ蝶だけを見せたのかとかも。

もっとおどろおどろしいものを期待していましたが、スタイリッシュなシーンが多いため、逆にとても表面的なお芝居になっちゃってました。現実の事件をモチーフにしている以上、もう少し深水が欲しかったです。

あのラストはちょっと犯人を美化しすぎている気がしました
小野寺の弟・小野寺の姉

小野寺の弟・小野寺の姉

ホリプロ

天王洲 銀河劇場(東京都)

2013/07/12 (金) ~ 2013/08/11 (日)公演終了

満足度★★★

ハートフルではあるけれども
コメディーとしてはそこまで面白いとは思わなかった。

あと、照明が暗く、大きな劇場ではあるが、役者さんの表情が見えないシーンが多いのは残念。

ネタバレBOX

クライマックスの雨は効果的だが、ちょっと降っている量がそこまで多く感じないので、もっと降って欲しかったです。
ラブなま

ラブなま

うんなま

【閉館】カラビンカ(大阪府)

2013/07/13 (土) ~ 2013/07/15 (月)公演終了

満足度★★★

初恋の 何となく 何となくな
ラブですね 出会って 徐々に一人と 初恋の何となく何となくな 感じが出てました。“あなたは、私が見えてますか?”女子の思う所ですかね、 面白かった。

ネタバレBOX

トントン トントン トントン 大きくなる 止まる 男が一人 カーテンを閉める。 ビニールプールを膨らませる 一人 一人 舞台へ 5人 だれ 押し出される一人 ザーー(TVの砂嵐の音) 女の子一人 座って下さい 始めまして、今日私一人 後はこの面子 私こう見えて中はけっこうけっこう、水てっぽう  ザーー(TVの砂嵐の音) 代わる代わるおしゃべり 頭の中で何かが起こっている。 コンコン入ってます。 ラブ入ってます。 梅田がこっち見てた。アイスクリーム 何処いこ 梅田 近い ロンドン BBG? バリ ぶりっ子 ガール トークが成立してない 私遠くへ行きたいべ あっかんべー アイスクリーム食べる。 ザー 。 ロンドンからパリへ 移動 ニワトリ 飛行機 船室です。 かなわないなー  お待たせおまたせた じゃ行くべ 歩く マチュピチュ どこまでいける。 楽しい 雨でびしょびしょ ハロー ハッ ハロー ここどこ ココ梅田 トイレ行く 行きたい 行ったばかりじゃん ビニールプールに2人入る 足でかけあう 楽しい 出ていく一人一人 あなたは、私が見えてますか? 女子が出ていく ドンドンドン大きくなる 止まる。

『ダンパチ11・インディアンズ』『ヴァンパイアに咬まれたい』

『ダンパチ11・インディアンズ』『ヴァンパイアに咬まれたい』

ショーGEKI

「劇」小劇場(東京都)

2013/07/10 (水) ~ 2013/07/21 (日)公演終了

満足度★★★★

観劇の感想です。
夏のダンパチは楽しみにしています.うちわも頂きましたが2日とも割と涼しい日でした.私は女性陣のヴァンパイアが好きでした.お二人の美しさと衣装がとてもお似合いで素敵でした.男性陣はとーるちゃんに会えただけでも満足ですが,お話は...ダンパチらしくて良かったと思います.でもコント集の方が断然好きです.

『静かな一日』

『静かな一日』

ミクニヤナイハラプロジェクト

吉祥寺シアター(東京都)

2013/02/14 (木) ~ 2013/02/17 (日)公演終了

満足度★★★★

感動!
 躍動的な演技、精緻に造形された舞台美術、適切な音響・照明…。演劇は総合芸術なのだと再認識させてくれる素晴らしい舞台でした。

脳内業火(ゲヘナ)ランドの巻

脳内業火(ゲヘナ)ランドの巻

ゴキブリコンビナート

テルプシコール(TERPSICHORE)(東京都)

2000/08/12 (土) ~ 2000/08/13 (日)公演終了

満足度★★★★

自分に問いたい
※実際の公演期間は1995年8月12日(土)〜8月13日(日)です。こりっちさんでは1999年以前の公演情報は登録できないので現在できる一番古い日付にしました。

ネタバレBOX

何でこれ観に行ったのかな?多分自分の「チラシの正体確かめたい」欲求が原因。チラシの裏にある今までのアンケートの不評さがその欲求に拍車をかけたに違いない。
宗教とか、イジメられる小学生とか出てきたけど話はほとんど覚えていない。話がつまんなかったとかそういうレベルの問題じゃなく、舞台上に散らばった作りものではない生の食物がすごく臭かった。ほとんどそれしか覚えていない。その後1ヶ月ほど寿司とか刺身を食べる気が起きなかった。あんなに臭い思いをしなくて済むならまた観に行ってみたい。勿論怖いもの見たさ。
ラジエーター

ラジエーター

シアターノーチラス

シアター711(東京都)

2013/07/10 (水) ~ 2013/07/14 (日)公演終了

満足度★★★

惜しい
テーマとしては面白いものをねらっていたが、いまひとつ盛り上がりがなく、フラットなまま終わってしまったのが惜しい。

Still on a roll

Still on a roll

FUKAIPRODUCE羽衣

こまばアゴラ劇場(東京都)

2013/07/11 (木) ~ 2013/07/21 (日)公演終了

満足度★★★★

HUKAIPRODUCE羽衣「still on a roll」観ました
 「浴槽船」演劇動画クォータースターコンテスト優勝で初めて評判を聞き、旅公演に先駆けての大阪・SP水曜劇場の「サロメVSヨカナーン」動画配信でその存在感が心に引っかかった団体。(どちらも動画絡み…)


 型にはまったようなミュージカルと、グダグダな現実が微妙にかする展開。
 世界の反転を連想させる意味深な美術。
 (私にとっては)ロロに匹敵する、掴み処の無い異様さ…つくりもの感、内包する泥臭さ、客との距離感も含め、劇団どくんごを思わせる空間。

 身体も声も突き抜けて、単純に観てても楽しい♪100分間、ほとんどテンション落とさず。。。


 他の方の感想を読んで、歌でごり押し。事態に決着というのに納得。そうか、これがデウス・エクス・マキナとか言うやつか(笑)
 唐突な終わりも、私は特に気になりませんでした。(名古屋・B級遊撃隊とかで慣れてるのでw) 


 結論。「ヒモ男の脳内四季ミュージカル」と私は受け止めました(笑)。
 ロロ同様、私には受け止め方が難しいですが、見た目以上に新しい潮流を持っているように感じました。

波よせて、果てなき僕らの宝島(ネバーランド)

波よせて、果てなき僕らの宝島(ネバーランド)

天幕旅団

ザ・ポケット(東京都)

2013/07/17 (水) ~ 2013/07/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

なんというオープニングだろう
開演直後から、想像力を刺激する絵に泣きたいような気持になった。
繊細な波の音、風をはらんで膨らむ白い帆、美しい動き。
ピーターパンが殺されて、フック船長は呪われる。
「笑劇ヤマト魂」時代の作品の再演だというこの作品、
ダブル本歌取りは、元歌を大きく外れて行く意外性と楽しさ満載の舞台だった。

ネタバレBOX

劇場に入ると、舞台の向こう側にも客席が設けられており
二手に分かれた客席から見下す舞台にはブルーシートがかけられていた。

やがて始まる息をのむようなオープニングは、私にはまったく想定外だった。
強い磁力で観る者を一気に海へ引きずり込むような展開が
舞台表現にはまだまだ無限に方法があることを教えてくれる。

オウム役の渡辺実希さん、私はこれまで「静」の役を観ていたのだが
今回「動」の役が水を得た魚の如くとても楽しそうで、生き生きしている。
美しくて、調子の良い”悪い奴”がとても魅力的。

作・演出の渡辺望さん、豊かな創作アイデアにはいつも感服するが
役者としても、ジョン・シルバーの表裏あるキャラクターが素晴らしい。
この人はクセのある人物造形が実に上手くて、人間の二面性が鮮やか。

バンダナをパッチワークのようにつないだキュートなボレロ、
あるいは結んで繋いでデッキブラシや手すりを表現したりと
衣装や小物の使い方にセンスが感じられる。

天幕旅団の特徴である流れるようなスローモーションの動きは今回も健在で
よく訓練した客演陣もこればかりは劇団員に及ばないところがある。
スローモーションと活劇のメリハリある組み合わせで
時間の流れを表現したり、“見せる”場面転換が秀逸。
いつもながら出ハケの複雑さをそうと見せないエレガントな動作も素敵。

天幕旅団の豊かな発想と“生来の品の良さ”が
残酷なファンタジーを極上のエンタメにするところが楽しい。
元歌の底に隠れた人間の本心を掘り出すような作風が好き。
ティンカ―ベルもピーターパンも殺されちゃうんだよ!
ピーターパンは”楽しいことを考えないと空を飛べない”んだって!

あー、つまり私は天幕旅団が大好きなんだと思う。
だから何を見ても楽しくて仕方がないんだ。
こんな風にどこもやらない舞台表現を見せてくれる劇団に心から敬意を表したい。

次は12月に「天幕版 ピノキオ(仮)」だって。
加藤さんがピノキオかなあ。
もうどうしようもなくこの炎天の下、12月を想う私なのである。

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