最新の観てきた!クチコミ一覧

112141-112160件 / 189814件中
【ご来場ありがとうございました!】渇望

【ご来場ありがとうございました!】渇望

ロ字ック

nakano f(東京都)

2013/07/12 (金) ~ 2013/07/15 (月)公演終了

満足度★★★

最後は優しく
飲み会流れの同級生4人の女の子。
ふっと魔がさしたように、遺恨とか悩みとかが急に流れ出す物語。
最後は優しく終わってくれので、途中の緊張から解放されて
爽快な後味があります。オリジナルも含めて音楽も良いし
登場人物や登場しない人物の設定も、妙に可笑しい所があります。
時間の関係上、いきなり感がする部分もありますが
現実はこんな場合もあるのかも?そう思いながら女性の一部を
覗き見する感覚の50分でした。

『ギア-GEAR-』Ver.3.00

『ギア-GEAR-』Ver.3.00

ギア公演事務局

ギア専用劇場(京都府)

2013/05/03 (金) ~ 2013/09/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

心が揺れ動かされた。
マイム、ダンス、マジック、ジャグリング。それぞれのロボット達の技術力の高さ。音響効果、音響オペ、照明効果、照明オペ、映像、舞台美術、舞台設計、演出、大道具、小道具。全てが精巧に造り込まれており、全てが掛け合わせられ調和することで、更なる効果が生み出されていた。本当にオモシロかった。スタンディングオベーションでもしたい気分だった。(タイミングが掴めずできなかったが)。これは何度でも観たいと思える作品。また異なるパフォーマーの日程に観てみたいと思う。

未確認未来系少女アスカ

未確認未来系少女アスカ

モエプロ

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2013/07/12 (金) ~ 2013/07/15 (月)公演終了

満足度★★★


一度は観ておこうと思いまして初観劇。
想像以上でも以下でもなかった訳ですが、
それは行く道を行ってるという証しでもあるのかと思います。

ネタバレBOX

この手の作品を100%楽しめる素養を持っていないので、
見当違いな事を言ってるかもしれませんが、
主人公が童貞に見えないす(笑)
エデン瞬殺

エデン瞬殺

Cui?

新宿眼科画廊(東京都)

2013/07/12 (金) ~ 2013/07/17 (水)公演終了

満足度★★★

楽しめましたけど・・・
刺激的でインパクトのある芝居でしたが、頭でっかち感が拭えないなー。

ディズニーミュージカル「リトルマーメイド」東京公演

ディズニーミュージカル「リトルマーメイド」東京公演

劇団四季

四季劇場[夏](東京都)

2013/04/07 (日) ~ 2017/04/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

夢のような海の世界
人魚たちのフライングが本当に海を泳いでいるように見えて
自分も海の世界にいるような錯覚をもたらしてくれる。

アラン・メンケンの音楽はとにかく素晴らしい。

アニメ映画版とは違う設定があったりしたが、その設定があることで、アースラの動機がよりわかりやすくなっていた。

個人的には、アリエル役の谷原志音とアースラ役の青山弥生が特別好き。

是非また観たいミュージカル。

ゼロ・アワー

ゼロ・アワー

やなぎみわ 演劇 プロジェクト

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2013/07/12 (金) ~ 2013/07/15 (月)公演終了

満足度★★★★

アイデアが素晴らしい
史実を元ネタにしつつ、想像力によって作り上げたフィクションのアイデアが、圧倒的に面白かった。
ただ、芝居としては、演出なども、それほど面白いとは思わなかった。

(後日、追記するかも、、、)

ネタバレBOX

観客一人一人に小型ラジオを配り、そのイヤホンから流れてくる声に意識を向けさせるなどの工夫がなされていた。「声」というものが重要だということなのだろう。だが、そういう部分で感性が刺激されたという印象はない。ラジオから届く声は、客席全体に同時に届いているので、ラジオを持たせるという特殊な演出の効果が活きていたようには思えなかった。

また、英語が理解できる人は、声などに意識を集中して、感性によって、観劇できたのかもしれないが、私は英語が理解できないので、むしろ字幕の「文字」に意識が行ってしまい、言葉で作品を理解している部分が多かった。

総じて、感性を刺激させるような演出が様々になされている割に、観劇体験は戯曲ありきの古典的な芝居を観たという印象。

それでも、この物語のアイデアは圧倒的に面白い発想だと思った。
ゲバゲバの回02

ゲバゲバの回02

21世紀ゲバゲバ舞踊団

CHAP(長者町アートプラネット)Chapter2(神奈川県)

2013/07/13 (土) ~ 2013/07/15 (月)公演終了

満足度★★★★

ダンサーとの近しい空間♫
凛とした佇まいが美しい遠江愛サン、辻田暁サンと矢嶋里美サンもとても個性的で素晴らしい(*゚▽゚*)
その他にも若く美しいダンサーの皆さんによる、とても居心地のよい空間での小作品3本。

【ご来場ありがとうございました!】渇望

【ご来場ありがとうございました!】渇望

ロ字ック

nakano f(東京都)

2013/07/12 (金) ~ 2013/07/15 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題758(13-186)
14:00の回(曇 暑)。13:16受付(整理番号札あり)、13:31開場。ここは2回目、
2階へ上がるとカウンター/キッチンが舞台で、その手前に椅子席が目いっぱい。黒いスツールが4脚。グラス、カップ/皿、レンジ、冷蔵庫、炊飯器、なべ/やかん。上手が手洗い。カウンターと客席とは約1メートル、エビス駅前劇場よりは余裕あり。13:55前説(50分、喫煙シーンあり)、14:02開演~14:57終演。終演後、台本を購入。

山田さん、「ハロー!新宿ちゃん」をみたのは5月(半券割で)、そのときも感じたのは湧き出るパワー、どこにあるのか、尽きることのない源泉、センター確保のためにはサインだってしちゃう傍若無人ぶり、そこに惹かれてまたみに行くのです。

ネタバレBOX

ある夜、同窓会の後、しばらく開けていないお店、沈み込んでいたコトバが感情を伴い手綱を引きちぎり浮かび上がり、相手に刺さる、自分にも刺さる、すべて吐き出すまで止めようもない、止められない自分に気づく、夜は明け、また一日が繰り返される、繰り返される。
『うそつき』/『幸せはいつも小さくて東京はそれよりも大きい』

『うそつき』/『幸せはいつも小さくて東京はそれよりも大きい』

アマヤドリ

スタジオ空洞(東京都)

2013/07/12 (金) ~ 2013/07/15 (月)公演終了

満足度★★★

うそ
うそつきを観劇しました。意外な結末(?)で完結しましたが、考えれば考えるほど、最後も嘘なのかもしれない・・と感じ、何が本当で何が嘘なのか分らない気がしました。実際の生活の中でも、本当や嘘が入り混じっていると考えると、ちょっと怖い気がしました。スランプ役の役者さんが、とても可愛らしかったです。そして、役柄でもあるように、本当に焼いてくれたクッキーが出されて感激でした。

ゼロ・アワー

ゼロ・アワー

やなぎみわ 演劇 プロジェクト

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2013/07/12 (金) ~ 2013/07/15 (月)公演終了

満足度★★★★

戦争と音声メディア
第2次世界大戦中に日本から連合国軍兵に向けて放送されたラジオ番組『ゼロ・アワー』に纏わるエピソードをフィクションを交えつつ人工的でクールな質感で描き、戦争モノにありがちな悲しみや嘆きとは異なる、単純に割り切れない不思議な感情を抱かせる作品でした。

アメリカ兵達に人気のあった日系アメリカ人の女性アナウンサー「東京ローズ」の5人の内の1人がアメリカの記者につけ込まれて、アメリカに戻るものの国家反逆罪を宣告される物語と、謎の6人目の東京ローズを探す物語が、戦中/終戦直後/現代を前後しながら描かれていて、そこに波やチェスといったモチーフが重ね合わされて、重層的な拡がりが感じられました。NHKラジオの前身にまつわる話をNHK横浜放送と同じ建物に入っているKAATで上演するということも興味深かったです。

真っ白な床と壁からなる空間の中央に、タイトルの「ゼロ」にちなんだドーナツ型のカウンターが設置されていて、話の展開に連れて5分割されて様々な配置で用いられるのが美しかったです。特に弧を互い違いの向きにして接続して波の形にして、ラジオの電波と海の波を象徴していたのが素晴らしかったです。
ラジオ放送で流されている設定の音声を、実際に事前に配布されたポケットラジオを通じて聞く趣向は興味深かったものの、もう少しその仕掛けを大胆に使えそうな気がしました。
音響と照明はKAATのスタッフが担当していて、劇場の機能をフル活用して非常に凝ったことをしていながらも、目立ち過ぎることもなくて、素晴らしかったです。

劇中のアナウンサーが着ている白と青のオリジナルの制服を、受付や案内のスタッフも着ていて、口調もデパートの案内嬢の様で、開演前からやなぎみわさん世界観を徹底していたのが印象的でした。

音声デザインを担当したフォルマント兄弟が当日パンフレットに書いた文章は、架空の技術や風習をあたかも実在するように説明する、「兄」の三輪眞弘さんならではの文章で面白かったのですが、6人目の東京ローズの正体を書いてしまっているので、そこは配慮して欲しかったです。

an act lesson

an act lesson

NICEPLAN

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2013/07/12 (金) ~ 2013/07/14 (日)公演終了

満足度★★★

「だれが合格したと思いますか」
そんなのわかんないよ。どんな芝居のオーディションなのかもわからず、どんな台詞を与えられていて、それをどんなふうに言ったのかもわからないのに。
判断のしようがないような気が。

4人の会話がもっぱら演技とか芝居とかそういう関係の話題ばっかりで。もっと違う話も聞きたかったな。
恋バナとかさ。

シアター21フェス vol.92"夏編"

シアター21フェス vol.92"夏編"

セッションハウス

神楽坂セッションハウス(東京都)

2013/07/13 (土) ~ 2013/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題757(13-185)
17:00の回(曇 夕立)。16:30受付、ほんの少し待ち開場。小川麻子さん(3月の「ダンス専科2013」をみに行ったときお隣にいらしたので)がでるということでみにきました。全7演目、先にコメントありますように開けるたびに違った味わい、面白さ、まだまだいろんな表現があるんだなと(いまさらですが)思いました。

17:03前説(4番目と5番目との間に10分の休憩あり)、17:09開演~18:42(出演者紹介)終演。各演目約10分。

マイムのようなコミカルなもの、水辺の揺らぎが見えてくるもの、鳥を肩に不思議な動きをするもの、絵本の中の物語のようなもの、どれも印象的でした。

(y-e-t)クラシックギター系の生演奏はほとんどみる機会がないので、奏者をみるかダンスか...で悩みました。

ネタバレBOX

y-e-t 「必ず、アラームかけるってよ」
藤井咲恵「眠らないカフカと鳥瞰の緑」
目澤、久津美「わだつみ」
ブラバニ「未定」
小川麻子WSチーム「花はどこへいった・・・・・」
中島加奈子「狼と小鳥の夜」
DEBEDEBE☆1号「Zwerg ツヴェルク」
『岸田國士原作コレクション2』

『岸田國士原作コレクション2』

オーストラ・マコンドー

black A(東京都)

2013/07/05 (金) ~ 2013/08/04 (日)公演終了

満足度★★★★

『モノロオグ』と『空の赤きを見て』
前回のシリーズで岸田戯曲の面白さに改めて舌を巻いたのですが、
その驚きは今回も褪せることなく・・・。

観ていてひたすら惹き込まれ、観終わっての余韻にどっぷり浸って。
今回も、演出や役者たちの演技に、
戯曲をしっかりと背負い、でも縛られるのではなく、そこから踏み出す力を感じたことでした。

ネタバレBOX

『モノロオグ』

一人芝居。

会場に洒脱な着物姿の役者が足を踏み入れた瞬間、
その艶に染められて、空間全体にトーンが生まれる。
ちょっと古風な所作や言葉の美しさが
役者の掌にしっかりとのっているのが良い。

最初は、場での一人語りの態で、
状況や心情の移ろいが紡ぎ出され、
観る側もその顛末を受け取っているのですが
たちまちに舞台と客席の隔たりが消えて、
その空間全体に
ロールの心情が溢れだし、巻き込まれていく。

小さな動きの一つずつや言葉を持った視線とともにつづられる
台詞のニュアンスに深く捉えれられて、
気が付けば想いの問わず語りの片端が
観る側にしたたかに置かれていて・・・。
表情のひとつずつが、その意味に留まることなく、
女性の心情の起伏や揺らぎの肌触りとして伝わってくる。

観客をいじったりもあるのですが、
そこに至るまでのしなやかな空気の作りこみがあるから、
その在り様も舞台の更なる深さを導いてきて。

観終わって、一人の女性の美しさと
観る側に置かれた心情の一体感が
しっかりと心に残ったことでした。

『空の赤きを見て』

病気の父親と家族の話。
父親は故郷に帰ることを望んで・・・。
息子はその金策に走っているらしい。

病床の空間が切り離されていることで
舞台に置かれるシーンがすっきりと分かりやすくなっていて。

役者たちが演じる家族ひとりずつの想いには、
単に台詞に表されるにとどまらない
奥行きが作られていて。
それも、いろんな温度を持って重ねられていく感じが良い。
役者たちそれぞれが担うキャラクターのありようが
底堅い演技の力量で観る側に置かれていくのですが、
そこには単に演じられるにとどまらない、
個々によく抑制された解け方のようなものがあって、
観る側が場の空気全体を急ぐことなくしなやかに受け取ることができて。
強く表立つことなく、一方でとてもデリケートな質感が
とてもナチュラルなものとして訪れるのです。

家族から見て外側の人間が訪れたときの
空気の変化も良く作られていて。
一か所だけ、ロールたちがそれぞれに醸す空気が
エアポケットに入ったようにすっと乖離して
切れたように感じてしまう部分もあったのですが、
でも、そのことで、
この空間の織り上げ方の繊細さに改めて思い当たったりも。

末期の父親と、
それをそれぞれに看取る家族の風景が、
観る側にも感触としてしみこんできて
観終わって、それから一呼吸おいて、
深く浸潤される感覚がありました。

*** ***

岸田戯曲の魅力を満喫しつつ、
でも、それが戯曲の仕組みだけではない
演出や役者の力や創意によって、より引きだされていることにも
思い当たって。

「もっと見たい!」欲求に再び捉われたことした。
限界ベイベェ!

限界ベイベェ!

ヒミツキチ110階

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2013/07/11 (木) ~ 2013/07/15 (月)公演終了

満足度★★★★

アイドル
 28歳でアイドル路線を走る花山 ミュウ。歌、踊り、ベシャリ何をとっても、デビュー時より落ちているとファンクラブ会長にすら言われてしまう彼女だが、だからこそ、その頑張りは、周りの人々を元気づける。
 

ネタバレBOX

 名プロデューサーに見出され芸能界に入ったことがきっかけで勘当された彼女を、病身の身ではありながら見捨てなかった彼のおかげで、なんとか現役でいられる彼女だったが、現在、彼女をプロデュースするのはスカウトしたプロデューサーの息子。マネージャーは、もとミュ-ジッシャンで、彼女よりも音楽シーンでは実績があった男だが、一所懸命なミュウの魅力にほだされて現在では、マネージャーに徹している。
 それでも、28歳という年齢は、アイドルとしてはとっくにの薹の立った年である。而も、彼女の夢は、武道館でライブをやることなのだ。己の夢を掛けた彼女は、視聴率アップを狙う現在のプロデューサーと武道館出場を賭けて北海道の100Kmマラソンにチャレンジする。12時間以内にゴールできたら、武道館行き決定、但し、できなければ芸能界引退という勝負だ。
 結論から言うと、演劇的には、ゴール時点で幕というのが、正解だと思う。その後は、余りにリアリティーを損なってしまうと考えるのだ。その辺り、荒さがあるが、旗揚げ公演で観客に感動を与えたのも事実。それは役者陣の熱演とひたむきを追及したシナリオであった。
The Swing of Sympathy

The Swing of Sympathy

The Bambiest

Neuro Cafe Tokyo(東京都)

2013/07/12 (金) ~ 2013/07/14 (日)公演終了

満足度★★

洒落たサブカル感のあるダンス
ダンスとアニメーションのコラボレーション作品で、ファッショナブルでコケティッシュな雰囲気が新鮮でした。

振付・演出の菅沼伊万里さんのインタヴュー、アニメーション映像の尾角典子さんインタビューに続いてダンス映像にアニメーションを付加した映像が流され、その後にダンサー2人によるパフォーマンスが上演されました。
ダンサーが踊る映像にアニメーションが加えられたり、アニメーション作品にダンサーが絡んだりと、ダンスと映像の様々な関係性が表現されていて興味深かったです。小難しい感じではなく、エンターテインメント性が程良くミックスされていて、キレのある動きが気持ち良い振付でした。ダンス公演を行うには狭い会場で、少々動きを抑えた印象があって、残念でした。
赤白チェックのショートパンツ、金色のスカート、水色のスカート等、衣装が洒落ていて、モード系なメイクも作品に合っていました。

ダンスパフォーマンス自体は良かったものの、企画概要書のような当日パンフレットやクリエイター達のインタヴューが仰々しく、ロンドンで勉強したことを強調したり、作品を革新的なプロジェクトに見せようとしていたりで、鼻に付く感じがありました。
先にパフォーマンスを行って終演後にインタヴュー映像を流し、興味のある人だけに見てもらう形にした方が良いと思いました。

an act lesson

an act lesson

NICEPLAN

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2013/07/12 (金) ~ 2013/07/14 (日)公演終了

満足度★★★

最初から最後まで
ずっと、各々に与えられた言葉は何だろう?と、興味を持ちながら観られる舞台で、集中して観る事が出来ました。はっきりしたラストではないのですが、それも脚本の狙いなんだろうな・・と思いました。面白かったです。

ネタバレBOX

誰が選ばれたのか?というのは、観劇者の想像に任せても構わないと思いましたが、与えられたセリフに関しては分かった方がいいと思いました。
滑舌の悪い役者さんがいたので、最終選考という設定としてはどうかな・・?と思いました。でも、とても綺麗な役者さんでした。
白夜

白夜

劇団演奏舞台

演奏舞台アトリエ・九段下GEKIBA(東京都)

2013/07/12 (金) ~ 2013/07/14 (日)公演終了

満足度★★★★

寺山 初期作品
 失踪した妻を訪ね歩く男を描いた寺山修司の若書きが今作のシナリオだが、後に更に深化する韜晦の芽やシュールな感覚への傾き、予めの喪失感など、終生の特質となった寺山の特徴が、その卵の状態や発芽した状態で、隋所に見られる点でも価値ある上演だ。没後30年の今年、寺山の世界は、あちこちで、再演されるであろうが、初期作品を扱った点でも面白い試みである。

ネタバレBOX

 若書きとはいえ、メインプロットにサブプロットが輻輳されるような形で重層化しつつ陰影をつけ、深化し、微妙な対比を示しつつ、大団円のどんでん返しに持ち込む基本的な作劇術の骨組みは、矢張り大作家のものと言ってよい。同時に、彼ほどの才能ですら、若いな、と感じる部分があるのも事実。そのニュアンスをきちんと出した演技、演出は好感が持てる。4人の登場人物のうち女中以外は、Wキャストで演じられるが、自分が拝見したのはBバージョンだ。老人役の鈴木 浩二の演技が気に入った。天井ホールから、移ったGEKIBAの空間へは初めて足を運んだが、稠密で自分の好みではある。音響効果も密室的な空間によく響き、濃密な舞台になった。
 気になった点がいくつか、女中が、拭き掃除をする際、床を拭いた後で、椅子を拭くなど、作業手順に問題があるように思う。拭き掃除は通常、高い所から低い所へ作業の手が移って行くものだと思う。寺山のシナリオのト書きにそうあるなら仕方が無いが、これは、シナリオを当たって居ないので分からない。
谷繁【リピーター割引はじめました!】

谷繁【リピーター割引はじめました!】

タテヨコ企画

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2013/07/10 (水) ~ 2013/07/15 (月)公演終了

満足度★★★

「怒」が好きです。
喜・怒・哀・楽をテーマの4つの短編を上演。
前半の喜と怒の作風と後半の哀と楽のそれとは違うように思えた。
私の好みは前半の2つで特に「怒」をテーマとしたものである。
まず、あり得ないことなのだが、それが自然と受け入れられて面白く観ることができた。
逆に後半の2つに関しては、それがない。しかも間延びした感があった。

ターニングポイント

ターニングポイント

下北発女の子演劇集団 Angeiil

サンモールスタジオ(東京都)

2013/07/13 (土) ~ 2013/07/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白かった
ターニングポイントというタイトルの通り エンジールのターニングポイントになる舞台になる予感がしました。
役者さん 演出家さんのやる気をがんがん 感じました
そして 時間があっという間にすぎる 楽しい舞台でした。

NO GOAL 【ご来場ありがとうございました】

NO GOAL 【ご来場ありがとうございました】

青春事情

駅前劇場(東京都)

2013/07/10 (水) ~ 2013/07/14 (日)公演終了

満足度★★★★

ロッカールーム
ホームレスワールドカップ出場までの道筋が描かれるわけだが、テンポが良すぎでスッキリしすぎな印象を受けた。

監督、選手などの人物の背景、ホームレスワールドカップに参加するきっかけなどもう少し掘り下げてもよかったのでは。

このページのQRコードです。

拡大