満足度★★
洒落たサブカル感のあるダンス
ダンスとアニメーションのコラボレーション作品で、ファッショナブルでコケティッシュな雰囲気が新鮮でした。
振付・演出の菅沼伊万里さんのインタヴュー、アニメーション映像の尾角典子さんインタビューに続いてダンス映像にアニメーションを付加した映像が流され、その後にダンサー2人によるパフォーマンスが上演されました。
ダンサーが踊る映像にアニメーションが加えられたり、アニメーション作品にダンサーが絡んだりと、ダンスと映像の様々な関係性が表現されていて興味深かったです。小難しい感じではなく、エンターテインメント性が程良くミックスされていて、キレのある動きが気持ち良い振付でした。ダンス公演を行うには狭い会場で、少々動きを抑えた印象があって、残念でした。
赤白チェックのショートパンツ、金色のスカート、水色のスカート等、衣装が洒落ていて、モード系なメイクも作品に合っていました。
ダンスパフォーマンス自体は良かったものの、企画概要書のような当日パンフレットやクリエイター達のインタヴューが仰々しく、ロンドンで勉強したことを強調したり、作品を革新的なプロジェクトに見せようとしていたりで、鼻に付く感じがありました。
先にパフォーマンスを行って終演後にインタヴュー映像を流し、興味のある人だけに見てもらう形にした方が良いと思いました。