満足度★★
洒落たサブカル感のあるダンス
ダンスとアニメーションのコラボレーション作品で、ファッショナブルでコケティッシュな雰囲気が新鮮でした。
振付・演出の菅沼伊万里さんのインタヴュー、アニメーション映像の尾角典子さんインタビューに続いてダンス映像にアニメーションを付加した映像が流され、その後にダンサー2人によるパフォーマンスが上演されました。
ダンサーが踊る映像にアニメーションが加えられたり、アニメーション作品にダンサーが絡んだりと、ダンスと映像の様々な関係性が表現されていて興味深かったです。小難しい感じではなく、エンターテインメント性が程良くミックスされていて、キレのある動きが気持ち良い振付でした。ダンス公演を行うには狭い会場で、少々動きを抑えた印象があって、残念でした。
赤白チェックのショートパンツ、金色のスカート、水色のスカート等、衣装が洒落ていて、モード系なメイクも作品に合っていました。
ダンスパフォーマンス自体は良かったものの、企画概要書のような当日パンフレットやクリエイター達のインタヴューが仰々しく、ロンドンで勉強したことを強調したり、作品を革新的なプロジェクトに見せようとしていたりで、鼻に付く感じがありました。
先にパフォーマンスを行って終演後にインタヴュー映像を流し、興味のある人だけに見てもらう形にした方が良いと思いました。
満足度★★★★
無題756(13-184)
19:30の回(晴、暑)。外苑前で降り3番出口へ...と、すでに行列ができています。ゆっくり進むと歩道沿いに出店、弁当、ピール、餃子、から揚げ...神宮球場(広島×ヤクルト)に行く人たちでした。滅多に来ないところなので「日本青年館」まで行ってみます。1985/12、ここで(Vo)フィッシュ時代のMarillion「Misplaced Childhood」ツアーをみました。The Art of Noise(1986/6)、Madison(1987/3)と3回通ったのですが、Marillion以外はすっかり忘れていました。
雑居ビルの2回、奥の外階段を上がって開場を待ちます...風が通らないのでいっそう蒸します。19:01受付(靴は脱ぎ)、ドリンク券(トランプ)を受け取り席へ。入って右は受付カウンター(真っ赤)、座席は丸いクッションの桟敷とその後ろに椅子席、椅子席に座ります。奥に...折りたたみの子供用テント(サーカス小屋)ですね。赤と黄。椅子が2脚。その右の壁に布が掛けられているのはここが窓だからなのでしょう。床はフローリング、天井は低めで大きな空調。
19:25正面壁に映像、インタビューシーン、続いて、19:30事務局から(文章が流れ)案内があり文末には、この曲が終わると始まる、と。19:36前説、19:38開演~20:41終演。3部構成、①(映像)尾角さんインタビュー②(映像)本作品③本公演。
2011/11(@世田谷ものづくり学校)「Wrong wrong right wrong」をみていまして、2作目です。(神楽坂)セッションハウスの公演を眺めていて名前をみつけ、サイトでこの公演を知りました。前者が明るい「月のおもて」としたら、本公演は闇の中の「月のうら」。ずいぶん印象が違いました。映像との組み合わせは、①映像の中でのもの②映像が重ねられたものの2パターン。前者はLiveをみに来ているので参考程度としても、後者は①に引きずられたような印象を受けました。作家(創り手)の意図を(映像で)先に提示するのは、あとがきを先に読んでしまったような気がしました。もっとも知っていてみるのと、知らないでみるのと...どちらがいいのかは好みの問題かと。