最新の観てきた!クチコミ一覧

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「バカの瞳はもれなく綺麗」

「バカの瞳はもれなく綺麗」

GORE GORE GIRLS

北池袋 新生館シアター(東京都)

2013/08/06 (火) ~ 2013/08/11 (日)公演終了

満足度★★★

台詞の掛け合いリズムなどが楽しかった
設定は石川県の地方都市。
なかなか楽しく台詞の応酬があったりもしたが、
オチの部分の”ネジリ”がもっと欲しかったなぁの70分。

ネタバレBOX

都会での生活に疲れた青年が地方の求人募集のHPの綺麗な星空に魅せられてやってきて、地元民の説明を受けるというシチュエーションコメディ。
へりくだって地元を謙遜する原住民(^^)さんに、疲れた都会での仕事を説明する主人公=ライン工という説明だが、家電や車の製造ラインで・は・な・く!
なんと流れてくるパン生地に”ネジリ”を加える仕事だという・・・(初心者のウチ何割りかは初日で手首ごと持っていかれるという厳しい仕事(-_-;)。MAX速度では手先が動いているようには見えない!で話してると、地元のほとんどは東京に出て行こうとするという。そして明かされる、この地方の売りは=UFOであった・・・。工場のラインではUFO貯金箱が生産され、青年会はUFOやら宇宙人の捕獲を目的としているという。誰も信じてはいなかったが、実は団長は過去に仲間がUFOにさらわれて、証拠ともなる吐き気を催す物体を持っていて、持ち込んできたのだが。見る者全てが吐き気催すのでオチは全員の嗚咽でEND・・・。これはよくないなーと思ったデス
都会人にへりくだった言動と態度&過激な言動はユニークで面白かったが、後半は失速してましたねー。実はUFOによるアブダクトなんかは日常茶飯事で、村にはUMAなんかも普通にいる。そんなのは珍しくも無いでしょうという地元民と都会からの主人公の噛み合わない会話と、さりげなく出てくるUMAらしきものでENDとした方が納得できたなぁとか感じました。

フェイスパックのプレゼントは家族がありがたく使わせてもらいました(^^)
ベッキーの憂鬱

ベッキーの憂鬱

ぬいぐるみハンター

駅前劇場(東京都)

2013/08/07 (水) ~ 2013/08/14 (水)公演終了

満足度★★★★★

めっちゃおもしろかった〜。
ただただ楽しかった。わざとチープっぽく見える舞台美術もいい。それにしても役者さんは皆身体能力高し。

イレブン☆ナイン「命を弄ぶ男ふたり」

イレブン☆ナイン「命を弄ぶ男ふたり」

北海道演劇財団

扇谷記念スタジオ・シアターZOO(北海道)

2012/03/08 (木) ~ 2012/03/12 (月)公演終了

満足度★★★

いい感じ
これも、ある意味時代劇なのですよね。大正の時代考証って資料などが少なそうで極労されたことでしょう。そんなご苦労が見え隠れする作品になっていました。

イッセー尾形のつくり方2012 in 札幌

イッセー尾形のつくり方2012 in 札幌

森田オフィス/イッセー尾形・ら(株)

扇谷記念スタジオ・シアターZOO(北海道)

2012/06/23 (土) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★

面白かった
初日と二日目は本筋変えずにリニューアルされてました。 二日目の方が笑うつぼが分かりやすく面白かったです。

蝶を夢む

蝶を夢む

風雷紡

シアター711(東京都)

2013/08/11 (日) ~ 2013/08/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題785(13-213)
19:00の回(やや曇り)。18:15受付、18:31開場。「LDK(2011/5)」以来で2作目になります。なので雪乃さんはもう中学生…大きくなっているのをみて「早いものだ」とかってに感慨にひたる。谷仲さんは先日JACROW(7/29)で、横森さん、市森さんはトツゲキ倶楽部(5/26)、堀さんもJACROW(1/7)、若林さんは38のライブが(2012/12)…Satokoさんは青果鹿(3/24)。

昭和25年、帝銀事件、貴腐ワイン…、洋館の一間、テーブルと椅子、ロッキングチェア、正面奧にはフランス窓、白いカーテン、蓄音機。

夏の虫の声、ぶどう、貴族、戦争、渦の中で発酵する怨念と情念。

18:46セーラー服を着た少女が椅子に座り本を読む、18:59前説、19:05開演〜21:06終演。会場である711の雰囲気とよくあったお話でした。

ぶどうを食べた後、手を拭くものがあった方が…。

かせつ×くつがえす試練、10と54乗

かせつ×くつがえす試練、10と54乗

PaingSoe<パインソー>

演劇専用小劇場BLOCH(北海道)

2011/07/22 (金) ~ 2011/07/25 (月)公演終了

満足度★★

何も考えずに楽しみました
シリーズ物企画とはいえ、前作などは全くみないで行きました。よくわかんない状態で見てよくわかんない状態で笑ってる自分に気づきます。

砂漠の町のレイルボーイズ

砂漠の町のレイルボーイズ

とくお組

座・高円寺1(東京都)

2013/08/07 (水) ~ 2013/08/11 (日)公演終了

満足度★★

舞台美術は綺麗で
話も役者さんの演技も緩やかであったのだが、
なんかその分穏やか過ぎてて眠くなったデス。
(それも何度もでー)
話の起伏も大きなものも無く、
なんかいまいちだなぁ・・・というのが正直な感想であります。

ネタバレBOX

開演前から舞台上には役者さんが動いて→ソファーなどに寛いでおり、そのまま暗転無く開演であります。ゆる~く過ごしている日常に楔が1本=ここが廃駅になる!と。そこで頑張るんですが、まぁだらだらと起伏無く物語りは進行し、駅長はとばされて新駅長がきて終演となるのですが。駅長は列車に撥ねられた?ともいえそうな話にもなり、なんかコレまでの話の内容に合ってないなぁとも感じました。表現したかったのは舞台上でも上手く表現された”ゆるさ”であれば、これは出来ていたと思うです。
GRECO-ROMAN HOLIDAY -グレコローマンの休日- 【札幌公演】

GRECO-ROMAN HOLIDAY -グレコローマンの休日- 【札幌公演】

開幕ペナントレース

演劇専用小劇場BLOCH(北海道)

2012/10/05 (金) ~ 2012/10/06 (土)公演終了

満足度★★★

シュールだった。
何が飛び出すか分からない。そして、電撃ネットワークとは異なる体を張ったネタの数々。もう笑わずにはいられません。

ラッキー☆アイランド〜 のこされ島奇譚 〜

ラッキー☆アイランド〜 のこされ島奇譚 〜

劇団ユニット・ラビッツ

郡山市民文化センター(福島県)

2013/08/10 (土) ~ 2013/08/11 (日)公演終了

めいとーでん~鬼切之編~

めいとーでん~鬼切之編~

COTA-rs

シアターサンモール(東京都)

2013/08/07 (水) ~ 2013/08/11 (日)公演終了

満足度★★★★

良かったです
全体的には面白かったです。ストーリーは分り易かったのですが、他の皆さんのコメントでもあるように、説明的なセリフが多く、その間は立ったままという印象がありました。動きの良い役者さんもいたので、もっとアクションや殺陣が多いと、もっと良かったと思いました。時代劇という感じではなく、現代を取り入れたポップ(?)な感じで見易く、兄弟同士の愛情・主への忠誠心等、泣かせる要素もありました。惜しい所もありましたが、面白かったです!

動物たちのバベル

動物たちのバベル

シアターX(カイ)

シアターX(東京都)

2013/08/07 (水) ~ 2013/08/10 (土)公演終了

満足度★★★★

実験
 三幕構成。開幕早々、暗転した舞台上には高低差を持ち、様々な位置を持つ蝋燭の光が灯され、やがて各々の台の上に置かれる、示唆的なシーンで開幕。

ネタバレBOX

 栗鼠、兎、熊、狐、犬、猫役の6名の役者が登場。人間が滅んだ後、各々は、犬を除いてせいせいしている。まあ、人間というものは地球上の全生物の中にある癌細胞だから当然だろう。
 犬ばかりは、それでも人間を懐かしみ、庇いだてするが、猫は、人間の残した缶詰を利用しようとしている。然し、缶を開ける手段が無い。それで、栗鼠と交渉して開けて貰ったりしている。
 人間が滅んで間も無いので動物たちも所在なさげに日を送っているということだ。
 
 所在なさにも、好い加減飽きが来て、動物達は、敵から身を守るために要塞化した搭を建てようとする。計画を実現化する為に、会議を開き、話し合いを持つが、建設を具体化するに当たって、計画を引っ張る者が居ない。犬だけはリーダーを決めて、その者の下に、計画を推進しようと提案するが、他の動物達は、リーダーの下に行動するという習性を持たない為、この案は却下される。各々の平等を原則に、代わりに提案された案は、各々の習性に基ずくものであったが、衆目の一致をみないばかりか、意見の食い違いばかりを明らかにするのであった。そこで提案されたのが、違い自体を翻訳するというものであった。この案は承認され、誰が翻訳家になるか、という段で、また一モメ。結局、くじ引きで選ぶことになり、栗鼠がその役を負うことになってが、議論を続けるうちに、最早、敵が存在しないことが明らかになり、塔を建設するという文明的なプロジェクトそのものから、言語翻訳、差異性の容認など文化的なプロジェクトへの変貌を遂げる。

 劇場の裏方スタッフが登場して、舞台上の転換を宣言し、観客は、二幕までの舞台出演者対観客という演劇空間から、劇場へ芝居を観に来ている観客と場面転換をしている裏方という「現実」世界へ誘われる。
動物達は、時空の転移を経験したような不思議な体験を舞台上で語るが、その後、舞台上から観客席を見る。其処には、人間が居るようだ、否、確かに本物の人間が居ることを発見。客電が灯され、客席が明るくなるとハッキリ人間が居ることを認識し、動物の観点からヒトに対して、根本的な問いと発することになる。
 その問いとは、歴史上の何かを蹴られるとしたら、観客の各々は、何時の、どんな出来事を、どのように変えたいか、というものであった。

七人の部長

七人の部長

シノザキシステムキッズ

セシオン杉並(東京都)

2013/08/10 (土) ~ 2013/08/11 (日)公演終了

満足度★★★★

シノザキ・スタジオの企画で,ゆうなっちを見た。
シノザキ・スタジオの企画で,ゆうなっちを見た。

上野ストア・ハウスから始まって,千葉こどもミュージカル『暖かいこころ』。そして,年がかわって,『天使の休日』が感動的だった。埼玉での企画では,ゆうなっちのダンスがすごい!ことに気がついた。つばさ基地などまで出向いて,アクション・スターもめざしているのだろうか。最近は,進研ゼミのCMなどにも出ているようだ。

今回は,ゆうなっちが出ていない一部『七人の部長』も見るつもりだったが,何を勘違いしたのか,三鷹にいってしまって,はいったら採決の場面になっていた。次回からは,気をつけよう。二部は,ミュージカル・ショーのオンパレードだった。二部は,ゆうなっちの勇姿が見られて救いだった。ますます,上手になるね,ゆうなっち!

スウィーティ ドム

スウィーティ ドム

演劇組織KIMYO

インディペンデントシアターOji(東京都)

2013/08/09 (金) ~ 2013/08/12 (月)公演終了

満足度★★★

イマージュのミロワー
 映画の中で進展するシーンと会社で進行する事態とが、同一の重さで展開してゆく物語。双方にシンクロナイゼイションが無いといえば、ちと違うのだが、完全に同調しているわけでもない。但し、補完し合ってはいる。それは、とてもデリケートな合わせ鏡のような関係で、この劇団の性格を表しているように思う。劇場出入り口に立っているスタッフからもぎり・受付のスタッフ、座席案内のスタッフまで、抜群に感じの良いスタッフばかりでちょっと驚かされた。

ネタバレBOX

 劇が始まってからも、会社パートで主役を張った大島トシロウ役の山本 一樹が、前科者であるにも拘わらず、とてもいい奴、という彼自身の地のキャラが出ている温かい舞台で、まあ、シナリオでもトシロウは、ミノルに嵌められて豚箱に入った利用されてしまうタイプとして描いているので齟齬は無い。だが、演劇が演劇的である為の狂気だの、ラディカリズムだの、パッションだの、痛切さだの、要するに突き詰めてしまう要素は、若干弱まる。それが、悪いというのではない。だが、劇的効果としては弱まる、ということである。普段は、名古屋中心に活動している劇団だから“あおきりみかん”という優れた劇団も刺激になっているはずである。だから、自分達の独自色を出そうと頑張っても来たのだろう。11回目の公演を打てるということ自体、大したことだし、東京に出張ってきたことも大したことである。今回は、劇団の、どちらかというと素の顔を見せてくれたような気がするし、それでも良いと思うが、次回来る時には、歌舞く者としての側面を強調してみては如何だろうか? 
 例を上げよう。今作では、互いに歪んだ合わせ鏡で、メインストリームが2つ同じ重さで演じられるような形が面白さだったが、メインストリームとサブとを差別化する。劇団の今迄築いてきたキャラがあるので難しいとは思うが、信頼関係を更に深めた上で、歌舞く技術の習得にも励んでほしいのだ。ラストシーンを例にとって考えてみよう。白い雨が降るシーン、全員が出てきて踊るシーンだ。物語自体からは、別に踊る必然性は出て来ないように思う。それを必然たらしめるのであれば、バッカスの巫女が、人肉を食って踊りまわったような狂の世界を描いたらどうだろう? 科白の中にも白い雨の降る中で、人肉を食うことが、既に言及されているのだし、白い雨は核の死の灰(原爆投下後に実際に降った雨は無論、黒いが)の影響を感じさせる。原子爆弾ではなくとも、総ての核は、あらゆる生命に危機を齎し、ヒトは、放射性核種を無害化する術を持ち合わせていない。これは、今に始まったことではない。原爆を世界で初めて開発したアメリカは、核の被害をも最初に被っている。だから、死の灰による被害を抑えようと、原爆開発当時から、放射性核種に由る被曝・被爆の害から逃れようと懸命に研究してきた。然し、或る放射性核種に何らかの操作を加えると、べつの放射性核種に変ずるだけで、一向に無害化できない。
 原爆にしろ、原発にしろ、機能すれば、例外なく死の灰を生ずる。米・露の原水爆は兎も角、世界の国々の多くは、そんな物を更に大量に作り出そうとしているのだ。この事実を凌ぐ狂気は、現在地球上には存在すまい。この事実を観客に感じさせる方法として、巫女が、持つ物を工夫するか、それを神格化して踊り狂うようなシーンが作れると面白い。“猿の惑星”第一作で、猿達の神が何であったかを思い出して欲しい。
あかい壁の家

あかい壁の家

オフィス3〇〇

本多劇場(東京都)

2013/08/01 (木) ~ 2013/08/11 (日)公演終了

満足度★★★★

『人間はいずれ死ぬのに,どうして生きているのだろう』
渡辺えり子『あかい壁の家』を観た。

『人間はいずれ死ぬのに,どうして生きているのだろう』と,子どもの頃から渡辺えり子はずっと思って生きて来た。おまえ,太っているな!と言う友達からの厳しい指摘で,小学校もろくに行っていない。演劇で世の中は変わるか,沢田研二に会いたい,漠然とした理由で,山形を捨て,東京に出て来た。そのような娘に,父親は,ゲーテのウィルヘルム・マイスターの修行時代を与えた。生きるとは,何だろう。生きるために,演劇をしたい。本で読めばいいものを演劇でやる必要はないのでは,なかろうか。感動した演劇の一つは,唐十郎『盲導犬』で,蜷川幸雄が演出していた。心中した男と女の意識が,たまたま町を歩いていた二人の心に入ってしまう。渡辺えり子も不条理演劇を,結構早くから実践していた。『青い鳥』,お金よりも大事なものがある,そういう世界が好きだった。演劇は,額縁を見るのではなく,役者と客が一体になるべきものなのだ。

寺山修二は,突然消えてなくなった人を探す,唐十郎は,解体されたところから,自分が新しく何かを作っていく。演劇は,親とか,知人が良く見にいく。標準的な演劇を観る場合,さほど抵抗もない。しかし,渡辺えり子のは,わからない演劇が多かった。そのために,役者の親の中では,わかるとかわからないとかでなく,感じて見るべきと主張する人もいた。細かいところは,流そうぜ。言葉に一つ一つに意味があるけど,わかんない!といっちゃうと,バカにされそうだから,無理してわかった振りしたい。あとは,慣れの問題だろう。ぼろを隠そうと早口になるだけだ。小劇場は,なんで弁当食えないんだよ。ちゃんとした椅子くらい用意して欲しいよね。

日本人は,話をするとき,暗黙の了解ってのが必ずある。そのため,多くを語らない。感覚で気持ちを伝える。あとで,どうしてはっきり言わないんだよ!というのは,どっちかと言うと,西洋人の発想なのだ。言葉を直接に,相手にはっきり伝える。欧米では,愛していると,妻にも伝える。日本人は,シャイなので,結婚前でも,後でもそんな言葉は口にしない。渡辺えり子は,女優仲間から,あなたはやっぱり演出家だと言われることがある。芝居が,世の中でどういう意味を持つか,そういうことをいつも気にする。如月小春は,子供を残して死んでしまった。渡辺えり子は,子供はいない。すったもんだの恋愛遍歴の末,年下の旦那と一緒になった。如月小春とは,シンポジウムの打ち合わせを始めた頃,永遠の別れとなった。44歳で,くも膜下出血でライバルは消えていった。

『おしん』に出た。本当の山形の人間を連れて来た。そうみんなから言われた。確かに,山形出身であった。唐十郎の『少女仮面』1982では,春日野八千代という,宝塚歌劇団の男役の半生をやった。これは,初演では,白石加代子だった。状況劇場では,李麗仙だった。渡辺えり子は,娘役の森下愛子が印象的だったと言っている。『少女仮面』に出て,渡辺えり子は,岸田國士賞をゲットし,『おしん』で一躍時の人になっていく。まだ,28歳だった。小劇場が下積みで,お金になるTV・映画の俳優が成功者ってのはあんまりひどい区分じゃないだろうか。勿論,今でも小劇場だけでは食べていけない。TV・映画関係者に見出いだされて初めて,ひとかどの俳優になったにちがいないとも言えるけれど。

劇団という厄介なものを解散して,手放すと,精神的にも経済的にも確かに楽になる。プロデュース公演が,次第に多くなっていく。39歳まで,独身でいた。「誰かいい人いないかな」。すごくごちそうしてくれて,レシートを見ると,15万円もしたことがあった。何度もデートをした。結婚も決まりそうで,あとは,劇団をほかって,自分のしあわせに突入する。そう思って,心構えしていたら,スカとなった。30歳で好きだと言ってくれた男と結婚するはめになってしまった。

『あかい壁の家』を観た。渡辺えり子の演劇を観たいと思って,本田劇場に足を運んだ。特急かいじが,大月で止まった。急遽,タクシーで高尾まで飛ばす。とんでもない金額を請求された。

演劇は,生バンドも出て来る楽しいものだった。上記の特色も出て,少し過去と未来が交錯する作品だった。なぜか,みそも○○も一緒とか言っている場面があって,なんとかみそ,というのが良く出て来た。偶然そのような,つかってみそをお土産でいただいだいた。なんという幸福。なんという偶然。

参考文献:えり子の冒険(小学館)

ブロードウェイミュージカル『ピーターパン』

ブロードウェイミュージカル『ピーターパン』

ホリプロ

東京国際フォーラム ホールC(東京都)

2013/07/18 (木) ~ 2013/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★

素晴らしい新ピーター
家族で前ピーター高畑充希のファンであったが、気になって今年も観てきた。正直、唯月ふうかのピーターパンぷりに驚かされた。天晴れだ。しかし子供そのままの少年ピーターに対して、仁藤萌乃が大人で暗く感じた。ウェンディがもっと少女らしければ唯月ピーターが更に生きてくるだろうにと思う。
迷子の双子を、今回キャラを変えたのが良かった。カーリー武藤晃子は大正解。海賊も迷子も、去年より個性的で分かり易くなっていたし、橋本じゅんはいちいち面白い。リリー池田美佳はしなやかで美しかった。ジョン役福田響志、マイケル役の大東リッキー、この2人は理想的で、私が観た中で最もジョンとマイケルだった。
充希ピーターは大好きに変わりないが、2013ピーターパンは、全体的に完成度が高く、大満足としか言いようがない。このメンバーで、ウェンディ他の誰かでまたみたい。

永遠の別れは永久の果てに

永遠の別れは永久の果てに

空想天象儀

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2013/08/01 (木) ~ 2013/08/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

飽きさせないのは見事
前2作を未見のまま鑑賞で不安でしたが、さすがに世界観を創り込んであったためかすんなり入っていけました。

長尺は前説で聞いて「えーっ」と思いましたが、緩急がなかなか上手く、笑わせるところは笑わせ、決めるところは決めており最後まで集中できました。

演出と役者が見事にアンサンブルした結果でしょう。今後注目します。

猫とカフェオレと依頼

猫とカフェオレと依頼

Yellow House企画

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2013/07/23 (火) ~ 2013/07/28 (日)公演終了

満足度

あえて辛口で
投稿が遅くなりましたが、辛口な意見が続いていることに便乗させていただきます。

正直、旗揚げ公演としてあまりいい印象は持たれなかったと思います。
無駄に広い劇場。空間がスカスカで、それをなんとか埋めようとする役者の「努力」が見えてしまい冷めてしまいます。

そのためか集中力の低いキャストが多く、全体的に冗長でプロとしてのまとまりは感じません。仲良サークルといった印象です。

ネタバレBOX

無駄に照明が強いせいでキャストが汗をかきまくりそれも集中を乱していたように思います。

説明的すぎる伏線と説得力の弱い台詞。妖怪たちのカフェは裏稼業で探偵紛いをやっているという構想は悪くないのに脚本としての完成度は高いとは言えません。同じことを繰り返す演出も長ったらしく飽きます。

旗揚げならば仕方ないという気もしますが、それにしてはチケット料金も安いという程ではなく、劇場もここを選択した意味がわからず(効果は完全にマイナス)、キャストも個人個人のレベルが高い人間もいますがまとまりがない。
せめて攻め込む何かを感じさせる旗揚げであってほしかったです。

観客が「がんばれ」と応援しながら観ているのが感じ取られ、学生の発表会を見ているようでした。
これを機に成長してくれることを願います。
「バカの瞳はもれなく綺麗」

「バカの瞳はもれなく綺麗」

GORE GORE GIRLS

北池袋 新生館シアター(東京都)

2013/08/06 (火) ~ 2013/08/11 (日)公演終了

満足度★★★★

非常に勿体無い
これまでに過去何作か拝見しましたが、今回が一番洗練され、かつ物足りなく感じました。

役者はレベルに差があり玉石混交。場を引上げる方もいれば、間の取り方が不器用でもどかしい方も。

最小限のセットと道具だけで経費を抑え、衣装も普段着なのは個人的には気になりませんでしたが、こだわりが無いと感じる方もいらっしゃるでしょう。

ネタバレBOX

他の方も書かれている通り、「オエーッ」オチが弱すぎて、えこれで終わり?と思わざるを得ません。
効果を狙ったのではなく、単純にスランプで書けなかったかのだと思われても仕方ないのでは。

途中途中のシーンでは笑いも細かく起きていただけに、この急いで突貫工事を行ったような部分は惜しいと感じました。
ゴローにおまかせ3 後ろから前から

ゴローにおまかせ3 後ろから前から

劇団☆新感線

シアターアプル(東京都)

2000/10/04 (水) ~ 2000/10/15 (日)公演終了

満足度★★★★

シアターアプルで観ました
※実際の公演期間は1995年10月4日(水)〜15日(日)です。こりっちさんでは1999年以前の公演情報は登録できないので現在できる一番古い日付にしました。

ネタバレBOX

で、実際観たのは1995年10月9日。ほぼ下ネタミュージカルといって差し支えないような、でも楽しめる舞台でした。話自体は、あってないというか、「ロミオとジュリエット」をそのまま動物の世界に移したみたいな。たぬきとうさぎだったかな?悲壮感とか無縁でしたけど。全体的に歌も踊りも殺陣も良かったです。個人的にはこの頃から「古田新太はいつ頃から太り始めたんだろう」という疑問が生まれました。
カタルシツ『地下室の手記』

カタルシツ『地下室の手記』

イキウメ

HEP HALL(大阪府)

2013/08/09 (金) ~ 2013/08/11 (日)公演終了

満足度★★★

引きこもり
原作は未読だが、もう別物というくらいは違う印象。
社会を捨てた人間が、ネットに向かって社会批判をする。暗い印象はなく、笑えるところも多い。
知り合いの引きこもりのことを思い出しながら観ていた。あまり、主人公に共感は出来なかったが、社会を捨てることと、社会に向かって何かを言うことが両立しているところに現代性があるのだと思う。

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