
「バカの瞳はもれなく綺麗」
GORE GORE GIRLS
北池袋 新生館シアター(東京都)
2013/08/06 (火) ~ 2013/08/11 (日)公演終了
満足度★★★
台詞の掛け合いリズムなどが楽しかった
設定は石川県の地方都市。
なかなか楽しく台詞の応酬があったりもしたが、
オチの部分の”ネジリ”がもっと欲しかったなぁの70分。

ベッキーの憂鬱
ぬいぐるみハンター
駅前劇場(東京都)
2013/08/07 (水) ~ 2013/08/14 (水)公演終了
満足度★★★★★
めっちゃおもしろかった〜。
ただただ楽しかった。わざとチープっぽく見える舞台美術もいい。それにしても役者さんは皆身体能力高し。

イレブン☆ナイン「命を弄ぶ男ふたり」
北海道演劇財団
扇谷記念スタジオ・シアターZOO(北海道)
2012/03/08 (木) ~ 2012/03/12 (月)公演終了
満足度★★★
いい感じ
これも、ある意味時代劇なのですよね。大正の時代考証って資料などが少なそうで極労されたことでしょう。そんなご苦労が見え隠れする作品になっていました。

イッセー尾形のつくり方2012 in 札幌
森田オフィス/イッセー尾形・ら(株)
扇谷記念スタジオ・シアターZOO(北海道)
2012/06/23 (土) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

蝶を夢む
風雷紡
シアター711(東京都)
2013/08/11 (日) ~ 2013/08/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題785(13-213)
19:00の回(やや曇り)。18:15受付、18:31開場。「LDK(2011/5)」以来で2作目になります。なので雪乃さんはもう中学生…大きくなっているのをみて「早いものだ」とかってに感慨にひたる。谷仲さんは先日JACROW(7/29)で、横森さん、市森さんはトツゲキ倶楽部(5/26)、堀さんもJACROW(1/7)、若林さんは38のライブが(2012/12)…Satokoさんは青果鹿(3/24)。
昭和25年、帝銀事件、貴腐ワイン…、洋館の一間、テーブルと椅子、ロッキングチェア、正面奧にはフランス窓、白いカーテン、蓄音機。
夏の虫の声、ぶどう、貴族、戦争、渦の中で発酵する怨念と情念。
18:46セーラー服を着た少女が椅子に座り本を読む、18:59前説、19:05開演〜21:06終演。会場である711の雰囲気とよくあったお話でした。
ぶどうを食べた後、手を拭くものがあった方が…。

かせつ×くつがえす試練、10と54乗
PaingSoe<パインソー>
演劇専用小劇場BLOCH(北海道)
2011/07/22 (金) ~ 2011/07/25 (月)公演終了
満足度★★
何も考えずに楽しみました
シリーズ物企画とはいえ、前作などは全くみないで行きました。よくわかんない状態で見てよくわかんない状態で笑ってる自分に気づきます。

砂漠の町のレイルボーイズ
とくお組
座・高円寺1(東京都)
2013/08/07 (水) ~ 2013/08/11 (日)公演終了
満足度★★
舞台美術は綺麗で
話も役者さんの演技も緩やかであったのだが、
なんかその分穏やか過ぎてて眠くなったデス。
(それも何度もでー)
話の起伏も大きなものも無く、
なんかいまいちだなぁ・・・というのが正直な感想であります。

GRECO-ROMAN HOLIDAY -グレコローマンの休日- 【札幌公演】
開幕ペナントレース
演劇専用小劇場BLOCH(北海道)
2012/10/05 (金) ~ 2012/10/06 (土)公演終了
満足度★★★
シュールだった。
何が飛び出すか分からない。そして、電撃ネットワークとは異なる体を張ったネタの数々。もう笑わずにはいられません。

ラッキー☆アイランド〜 のこされ島奇譚 〜
劇団ユニット・ラビッツ
郡山市民文化センター(福島県)
2013/08/10 (土) ~ 2013/08/11 (日)公演終了

めいとーでん~鬼切之編~
COTA-rs
シアターサンモール(東京都)
2013/08/07 (水) ~ 2013/08/11 (日)公演終了
満足度★★★★
良かったです
全体的には面白かったです。ストーリーは分り易かったのですが、他の皆さんのコメントでもあるように、説明的なセリフが多く、その間は立ったままという印象がありました。動きの良い役者さんもいたので、もっとアクションや殺陣が多いと、もっと良かったと思いました。時代劇という感じではなく、現代を取り入れたポップ(?)な感じで見易く、兄弟同士の愛情・主への忠誠心等、泣かせる要素もありました。惜しい所もありましたが、面白かったです!

動物たちのバベル
シアターX(カイ)
シアターX(東京都)
2013/08/07 (水) ~ 2013/08/10 (土)公演終了
満足度★★★★
実験
三幕構成。開幕早々、暗転した舞台上には高低差を持ち、様々な位置を持つ蝋燭の光が灯され、やがて各々の台の上に置かれる、示唆的なシーンで開幕。

七人の部長
シノザキシステムキッズ
セシオン杉並(東京都)
2013/08/10 (土) ~ 2013/08/11 (日)公演終了
満足度★★★★
シノザキ・スタジオの企画で,ゆうなっちを見た。
シノザキ・スタジオの企画で,ゆうなっちを見た。
上野ストア・ハウスから始まって,千葉こどもミュージカル『暖かいこころ』。そして,年がかわって,『天使の休日』が感動的だった。埼玉での企画では,ゆうなっちのダンスがすごい!ことに気がついた。つばさ基地などまで出向いて,アクション・スターもめざしているのだろうか。最近は,進研ゼミのCMなどにも出ているようだ。
今回は,ゆうなっちが出ていない一部『七人の部長』も見るつもりだったが,何を勘違いしたのか,三鷹にいってしまって,はいったら採決の場面になっていた。次回からは,気をつけよう。二部は,ミュージカル・ショーのオンパレードだった。二部は,ゆうなっちの勇姿が見られて救いだった。ますます,上手になるね,ゆうなっち!

スウィーティ ドム
演劇組織KIMYO
インディペンデントシアターOji(東京都)
2013/08/09 (金) ~ 2013/08/12 (月)公演終了
満足度★★★
イマージュのミロワー
映画の中で進展するシーンと会社で進行する事態とが、同一の重さで展開してゆく物語。双方にシンクロナイゼイションが無いといえば、ちと違うのだが、完全に同調しているわけでもない。但し、補完し合ってはいる。それは、とてもデリケートな合わせ鏡のような関係で、この劇団の性格を表しているように思う。劇場出入り口に立っているスタッフからもぎり・受付のスタッフ、座席案内のスタッフまで、抜群に感じの良いスタッフばかりでちょっと驚かされた。

あかい壁の家
オフィス3〇〇
本多劇場(東京都)
2013/08/01 (木) ~ 2013/08/11 (日)公演終了
満足度★★★★
『人間はいずれ死ぬのに,どうして生きているのだろう』
渡辺えり子『あかい壁の家』を観た。
『人間はいずれ死ぬのに,どうして生きているのだろう』と,子どもの頃から渡辺えり子はずっと思って生きて来た。おまえ,太っているな!と言う友達からの厳しい指摘で,小学校もろくに行っていない。演劇で世の中は変わるか,沢田研二に会いたい,漠然とした理由で,山形を捨て,東京に出て来た。そのような娘に,父親は,ゲーテのウィルヘルム・マイスターの修行時代を与えた。生きるとは,何だろう。生きるために,演劇をしたい。本で読めばいいものを演劇でやる必要はないのでは,なかろうか。感動した演劇の一つは,唐十郎『盲導犬』で,蜷川幸雄が演出していた。心中した男と女の意識が,たまたま町を歩いていた二人の心に入ってしまう。渡辺えり子も不条理演劇を,結構早くから実践していた。『青い鳥』,お金よりも大事なものがある,そういう世界が好きだった。演劇は,額縁を見るのではなく,役者と客が一体になるべきものなのだ。
寺山修二は,突然消えてなくなった人を探す,唐十郎は,解体されたところから,自分が新しく何かを作っていく。演劇は,親とか,知人が良く見にいく。標準的な演劇を観る場合,さほど抵抗もない。しかし,渡辺えり子のは,わからない演劇が多かった。そのために,役者の親の中では,わかるとかわからないとかでなく,感じて見るべきと主張する人もいた。細かいところは,流そうぜ。言葉に一つ一つに意味があるけど,わかんない!といっちゃうと,バカにされそうだから,無理してわかった振りしたい。あとは,慣れの問題だろう。ぼろを隠そうと早口になるだけだ。小劇場は,なんで弁当食えないんだよ。ちゃんとした椅子くらい用意して欲しいよね。
日本人は,話をするとき,暗黙の了解ってのが必ずある。そのため,多くを語らない。感覚で気持ちを伝える。あとで,どうしてはっきり言わないんだよ!というのは,どっちかと言うと,西洋人の発想なのだ。言葉を直接に,相手にはっきり伝える。欧米では,愛していると,妻にも伝える。日本人は,シャイなので,結婚前でも,後でもそんな言葉は口にしない。渡辺えり子は,女優仲間から,あなたはやっぱり演出家だと言われることがある。芝居が,世の中でどういう意味を持つか,そういうことをいつも気にする。如月小春は,子供を残して死んでしまった。渡辺えり子は,子供はいない。すったもんだの恋愛遍歴の末,年下の旦那と一緒になった。如月小春とは,シンポジウムの打ち合わせを始めた頃,永遠の別れとなった。44歳で,くも膜下出血でライバルは消えていった。
『おしん』に出た。本当の山形の人間を連れて来た。そうみんなから言われた。確かに,山形出身であった。唐十郎の『少女仮面』1982では,春日野八千代という,宝塚歌劇団の男役の半生をやった。これは,初演では,白石加代子だった。状況劇場では,李麗仙だった。渡辺えり子は,娘役の森下愛子が印象的だったと言っている。『少女仮面』に出て,渡辺えり子は,岸田國士賞をゲットし,『おしん』で一躍時の人になっていく。まだ,28歳だった。小劇場が下積みで,お金になるTV・映画の俳優が成功者ってのはあんまりひどい区分じゃないだろうか。勿論,今でも小劇場だけでは食べていけない。TV・映画関係者に見出いだされて初めて,ひとかどの俳優になったにちがいないとも言えるけれど。
劇団という厄介なものを解散して,手放すと,精神的にも経済的にも確かに楽になる。プロデュース公演が,次第に多くなっていく。39歳まで,独身でいた。「誰かいい人いないかな」。すごくごちそうしてくれて,レシートを見ると,15万円もしたことがあった。何度もデートをした。結婚も決まりそうで,あとは,劇団をほかって,自分のしあわせに突入する。そう思って,心構えしていたら,スカとなった。30歳で好きだと言ってくれた男と結婚するはめになってしまった。
『あかい壁の家』を観た。渡辺えり子の演劇を観たいと思って,本田劇場に足を運んだ。特急かいじが,大月で止まった。急遽,タクシーで高尾まで飛ばす。とんでもない金額を請求された。
演劇は,生バンドも出て来る楽しいものだった。上記の特色も出て,少し過去と未来が交錯する作品だった。なぜか,みそも○○も一緒とか言っている場面があって,なんとかみそ,というのが良く出て来た。偶然そのような,つかってみそをお土産でいただいだいた。なんという幸福。なんという偶然。
参考文献:えり子の冒険(小学館)

ブロードウェイミュージカル『ピーターパン』
ホリプロ
東京国際フォーラム ホールC(東京都)
2013/07/18 (木) ~ 2013/07/28 (日)公演終了
満足度★★★★
素晴らしい新ピーター
家族で前ピーター高畑充希のファンであったが、気になって今年も観てきた。正直、唯月ふうかのピーターパンぷりに驚かされた。天晴れだ。しかし子供そのままの少年ピーターに対して、仁藤萌乃が大人で暗く感じた。ウェンディがもっと少女らしければ唯月ピーターが更に生きてくるだろうにと思う。
迷子の双子を、今回キャラを変えたのが良かった。カーリー武藤晃子は大正解。海賊も迷子も、去年より個性的で分かり易くなっていたし、橋本じゅんはいちいち面白い。リリー池田美佳はしなやかで美しかった。ジョン役福田響志、マイケル役の大東リッキー、この2人は理想的で、私が観た中で最もジョンとマイケルだった。
充希ピーターは大好きに変わりないが、2013ピーターパンは、全体的に完成度が高く、大満足としか言いようがない。このメンバーで、ウェンディ他の誰かでまたみたい。

永遠の別れは永久の果てに
空想天象儀
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2013/08/01 (木) ~ 2013/08/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
飽きさせないのは見事
前2作を未見のまま鑑賞で不安でしたが、さすがに世界観を創り込んであったためかすんなり入っていけました。
長尺は前説で聞いて「えーっ」と思いましたが、緩急がなかなか上手く、笑わせるところは笑わせ、決めるところは決めており最後まで集中できました。
演出と役者が見事にアンサンブルした結果でしょう。今後注目します。

猫とカフェオレと依頼
Yellow House企画
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2013/07/23 (火) ~ 2013/07/28 (日)公演終了
満足度★
あえて辛口で
投稿が遅くなりましたが、辛口な意見が続いていることに便乗させていただきます。
正直、旗揚げ公演としてあまりいい印象は持たれなかったと思います。
無駄に広い劇場。空間がスカスカで、それをなんとか埋めようとする役者の「努力」が見えてしまい冷めてしまいます。
そのためか集中力の低いキャストが多く、全体的に冗長でプロとしてのまとまりは感じません。仲良サークルといった印象です。

「バカの瞳はもれなく綺麗」
GORE GORE GIRLS
北池袋 新生館シアター(東京都)
2013/08/06 (火) ~ 2013/08/11 (日)公演終了
満足度★★★★
非常に勿体無い
これまでに過去何作か拝見しましたが、今回が一番洗練され、かつ物足りなく感じました。
役者はレベルに差があり玉石混交。場を引上げる方もいれば、間の取り方が不器用でもどかしい方も。
最小限のセットと道具だけで経費を抑え、衣装も普段着なのは個人的には気になりませんでしたが、こだわりが無いと感じる方もいらっしゃるでしょう。

ゴローにおまかせ3 後ろから前から
劇団☆新感線
シアターアプル(東京都)
2000/10/04 (水) ~ 2000/10/15 (日)公演終了
満足度★★★★
シアターアプルで観ました
※実際の公演期間は1995年10月4日(水)〜15日(日)です。こりっちさんでは1999年以前の公演情報は登録できないので現在できる一番古い日付にしました。

カタルシツ『地下室の手記』
イキウメ
HEP HALL(大阪府)
2013/08/09 (金) ~ 2013/08/11 (日)公演終了
満足度★★★
引きこもり
原作は未読だが、もう別物というくらいは違う印象。
社会を捨てた人間が、ネットに向かって社会批判をする。暗い印象はなく、笑えるところも多い。
知り合いの引きこもりのことを思い出しながら観ていた。あまり、主人公に共感は出来なかったが、社会を捨てることと、社会に向かって何かを言うことが両立しているところに現代性があるのだと思う。