最新の観てきた!クチコミ一覧

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インフィニティ・エイト

インフィニティ・エイト

劇団SE・TSU・NA

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2013/08/09 (金) ~ 2013/08/11 (日)公演終了

満足度★★★★

良くできてます。
おもしろかった!!
ありがちなストーリーぽいけど、
女の子一人一人・・・にちゃんと個性があって
お互いの関係性もはっきりしていたし。
舞台の使い方も上手く出来ていた。

後半、説明的な台詞が多かったのが残念ですが
台詞の表現は良かった。(屋上から転落するシーンとかなど)

仮面の人の中に女性がいた! 殺陣が上手でした。

ビョードロ 終演いたしました!総動員2097人!どうもありがとうございました!

ビョードロ 終演いたしました!総動員2097人!どうもありがとうございました!

おぼんろ

d-倉庫(東京都)

2013/05/29 (水) ~ 2013/06/16 (日)公演終了

満足度★★★★

不思議で神秘的な世界
不思議で神秘的な世界に迷い込んだようでした。
今でもその時の様子を詳しく思い出せます!
また迷い込んでみたいです。

女の作るものなんてダメだね

女の作るものなんてダメだね

みどり人

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2013/07/25 (木) ~ 2013/07/30 (火)公演終了

満足度★★★★★

無題788(13-217)
18:30の回(小雨)。17:55会場着、受付、そのまま中へ。カウンター側に椅子席3列。周囲が暗幕で覆われた舞台、客席ギリギリにテーブルと椅子が一組。四角い底浅の皿と空のグラス、ナイフ&フォーク。18:30前説(さいじょうさん、97分、ブランケットの用意あり)、18:33開演〜20:11終演。みどり人は3作目。姉妹の部屋、スーパーのバックヤード、新宿のおしゃれなブティック、とある喫茶店。どれも小さなお話ですが表と裏、登場人物の姿を各話で上手につなげて現し、「いやいやこれは確かにある」と思わせる仕上がりで面白かったです。

鉄の時代

鉄の時代

劇団霞座

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2013/08/09 (金) ~ 2013/08/11 (日)公演終了

満足度★★★★

フライヤーを見て
とても気になっていた。SAFだし、静かそうな劇だと思い、明治系列の劇団を思い出し、雨の中、観劇に向かった。
流れるような「かたり」に耳を傾けながら、頭に響く恒常的な音とピアノ。
壮大な物語のようで、至極小さなことを言っているような、
心に響くセリフに、考えさせられた。

ネタバレBOX

一時間という長さでありながら、隣席の人がとても眠そうにしていた。
音響の心地よさが裏目に出たというべきか。
ただ、かき混ざる空間の断片はカタマリでしかないので、単調にも見える。
初めから最後まで一貫したスピードで流れるものがたりは、難しいのかもしれない。
先を考えさせるというよりは、今起きていることを考えさせる舞台は、単調だと、退屈にも見えるのかもしれない。
KIDS

KIDS

四次元ボックス

JOY JOY THEATRE(東京都)

2013/08/10 (土) ~ 2013/08/12 (月)公演終了

満足度★★★★

会っておきたい公演
公演を観ると、知っておいた方がいい公演と会っておいたほうがいい公演、そして、そのどちらでもない公演があるように思う。
この公演は、会っておいたほうがいい公演。

舞台をとおして、自分を考えさせられた。これは大事だと思う。
何かを表現するというのは、空間から作るというよりは、想いから作るものなのかもしれない

ネタバレBOX

スーツ姿、時間軸の移動、転換。
物書きという職業。
どこまでが現実で、どこまでがつくられたものなのか。
創作する人間ならば、どこまで自分に都合がよくあってもいいのか、作ることで、それと向き合わなければならないということが、鏡に映った自分自身からわかった。
「バカの瞳はもれなく綺麗」

「バカの瞳はもれなく綺麗」

GORE GORE GIRLS

北池袋 新生館シアター(東京都)

2013/08/06 (火) ~ 2013/08/11 (日)公演終了

満足度★★★★

要注目劇団
 面白い。
 端的に言えば、思うところあって東京から都落ちした垢抜けた美青年を石川県某市の若い男女6人組がおちょくり倒し、おちょくり返される話。ま、双方のどちらにも“おちょくってる”という意識はないのかもしれませんが、結果的におちょくっているという…。
 本サイトでの批判を受けて直したのか、演技はちゃんとメリハリのついた真っ当なものになっていて(バルブにはそう見えました)、まともな人間が一人も出てこないこのおかしな劇をより面白くしていた印象。己の異常性への自覚がまるでない一見まともな人間たちが時に語気を荒らげ、時に冷静に自説を主張し合うズレた会話は爆笑モノでした。
 何より、タイトルにも表れている通り、作・演出の西山さんの言語感覚が秀逸!
 この劇団、今後、大バケする可能性も…。
 ただ、衣裳や美術へのこだわりの無さがバルブ的に少々気になったので星は4つ。
 衣服にはほとんど頓着しないバルブが役者の衣裳に厳しい目を注いでしまうのは自分としても不思議ですが、それはバルブが他の多くの演劇ファン同様、お芝居というものに非日常を求めるせいでしょう。
 役者は平均的な一般人よりいくらかマシな恰好をすべき。でないと日常に引き戻されちゃう。
 それに、男性客は女優を、女性客は男優を、どうしたって異性として見るわけだから、女優には女として、男優には男として光り輝く恰好をさせたほうが客はやっぱり喜びますし。
 例えば、ネルシャツにズボンという丸川役を演じたある女優さんの恰好。もっとガーリーな恰好をさせればより素敵に見えたに違いなく、男性客はより良い心地で劇を楽しめたはず。
 高級ドレスを着せろとか、そんなことは申しません。今回の劇で女優がドレスなんか着てたら場違いですし、和服でもまずい。
 まあ、女子大生が部屋に友達を呼んでバカっ話を繰り広げる会話劇だったりすればネルシャツにズボンのほうがくつろいでる感じが出てむしろ良いのかもしれませんが、本作はそういう芝居ではなかったし、より女らしく見えるようスカートにブラウスとかでも良かったのではないでしょうか?
 スカートだとUFOに見立てたテーブルを下から持ち上げるシーン(←観てない方には何を言ってるのかさっぱり分かりませんね…)で不都合が生じるとか、そういった事情もあったのかもしれませんが、上手く動きをつけてあげれば問題は回避できたはずです。
 要するにバルブが言いたいのは“衣裳にも最低限の気配りを!”ってこと。
 いや、それどころか、先鋭的な笑いを追求する貴団の作風からして衣裳には並の劇団以上にこだわってオシャレなイメージをつけたほうが女性客がつきやすくなって劇団経営という観点からは得策かもしれない。
 例えば、犬と串。同じく笑いへの追求心が強いあの劇団が売れつつあることには衣裳や美術がオシャレであることが少なからず寄与しているようにバルブは思うのだ。
“オシャレなんて糞食らえ!”を基本的なファッション観にしているバルブが“もっとオシャレに!”などとヌかしていることに我ながら驚きますが、あまりに衣裳がイケてないと服装に気を取られて芝居の中身が頭に入ってこないということにもなりかねないので、少なくともそうならない程度には衣裳にも心配りを! とりあえずこれだけは言っておきたいです。
 
 

そこで、王たちはいなくなった

そこで、王たちはいなくなった

劇団回転磁石

北池袋 新生館シアター(東京都)

2013/07/19 (金) ~ 2013/07/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

相変わらず好きです。
昨年の池袋のSAFで出会って以来、好きな劇団です。
それから三作品目となると、ある程度いい意味でも悪い意味でも、やり方が想定出来てしまうので、何とも不思議な気分で観させてもらいました。
アンケートにいろいろ書かせていただいたので、細かいコメントは割愛しますが、物語の視点や発想は、やはり私の好みです。
ダンスやそれを彩る照明もなかなかでした。

また次回も観に行きたいです

LOVE,LOVE,LOVE

LOVE,LOVE,LOVE

劇団青年座

青年座劇場(東京都)

2013/08/02 (金) ~ 2013/08/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

歪だけど、リアル
全くどんな芝居か、内容を知らずに観に行ったので、ある意味衝撃的でした。

この芝居の主役の、ケネスとサンドラの思考形態や、価値観には、あまり共感は覚えませんが、それでも、これはイギリスの多くの家庭で、実際に起こりえる事象を丁寧に、転写表現した作品だという実感はありました。

大家さんの舞台は、数えきれない程観ていますが、今回の作品ほど、彼が魅力ある役者さんだということを認識させられた経験はかつてなかったと思います。
松熊さんは、以前から、上手な女優さんだなと注目していましたが、今回のサンドラ役の身を呈した乗り移りぶりは、快挙的な素晴らしさでした。
ジェイミー役の前田さん、お若いのに、先輩俳優の間で、実に繊細な役どころを無理なく演じていらして、驚きました。昔観た映画で、少年時代のブラッド・ピットが、自閉症の少年を好演していましたが、それを彷彿とさせる秀逸な演技でした。
安藤さんは、養成所時代から既に完成した演技力を有していましたが、青年座団員になられてしばらくは、才気が先走ってしまう、過剰演技が、彼女の良さを隠してしまう懸念を感じたのですが、今回のローズ役では、自然に近い演技の見事さに息を呑みました。安藤さんの女優としての躍進に期待が持てると、少なからず御縁があった人間として、嬉しくなりました。
嶋田さんは、少し前までは、役を深く考え過ぎて、役に演技を封じ込められるような迷いを感じる役者さんでしたが、柔軟性ある演技をものになさったようで、今回のヘンリー役、こちらまで、感情移入してしまうリアルさがありました。

創立当時から、新劇嫌いな父が唯一、目を掛けていた劇団が、旗揚げメンバーが次々と他界された後も、力を失うことなく、新しい才能や風を積極的に受け入れて、健在どころか、益々、価値ある劇団に進化している様を拝見し、個人的にも、万感胸に迫るものがありました。

ネタバレBOX

作劇と、演出の妙が利いている、素敵な舞台構成でした。

マリファナを吸うことに何も罪悪感を感じない、サンドラの思考回路は、日本でしか生活したことのない自分には、想像してみることもできないくらい、違和感だらけで、何も共感できないのですが、でも、イギリスという国の一般的家庭をリアルに再現している芝居なのではという、深さは、素直に感じられる作品でした。

私としては、こんな身勝手な親に育てられた、ローズとジェイミーが気の毒に思えてならないけれど…。
渇いた欲望

渇いた欲望

オフィス・ナカジ

シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)

2013/08/07 (水) ~ 2013/08/11 (日)公演終了

満足度★★★★

無題787(13-216)
15:00の回(暑い)。14:30受付(名前がなかった)、開場。データによると「Bチーム」。タイムカプセル(あるいは同窓会)もの、ということでお話の大きな枠は予想通りでした。結局、10年の間「変わってしまったこと」か「変わらずにいたこと」のどちらか。あとは、エピソードの重ね方(作)、役者の力量(演出&役者自身)次第。正方形の舞台を客席が囲む(4面)配置、パイプ椅子にクッション。一応、入って左が正面とのこと、正面3列(ひな段)、時計周りに1列、2列、2列)。木の板でこしらえた椅子、おもちゃ、ドラム缶。入口から一番遠い(対角線)角にミニ舞台。お客さんの多くは、ご家族か知人関係か。15:01前説、15:10開演、いきなりの殺人シーン、誰が誰を殺したのか、なぜ、〜16:53終演。(人を殺すということについて)何箇所か無理やり感がありましたが、面白かったです。

ヒーローズ

ヒーローズ

少年社中

劇場MOMO(東京都)

2013/08/08 (木) ~ 2013/08/18 (日)公演終了

そつのない舞台と訓練された役者たち
役がヒーローだと、ヒーローっぽい衣装とか物言いとかになっちゃうよね。役が小学生だと、小学生っぽい言い方とか態度になるのと同じようにね。
そういうの、つまらないと思うんだ。

じゃあヒーローだけど、ヒーローっぽくないのがいいのかというと、そういうわけでもないのかもしないけど。難しいですよね。

すごおく上手な感じで舞台はそつなく進行して行きました。でも、はみ出す部分がもっともっと欲しいなあと。贅沢ですかね?

ネタバレBOX

時間のリピートもアニメはもちろん他の舞台でもやってて、個人的には飽々なネタで。
鉄の時代

鉄の時代

劇団霞座

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2013/08/09 (金) ~ 2013/08/11 (日)公演終了

満足度★★★★

カオスに陥ることなくクリアに
前回は観ることができなかったのですが、
それ以前に観た作品に比べて
個々がロールが担う時その在り様が濁ることなく明確になり、
テーマによりクリアな切っ先が生まれていたように思います。

さらに研ぎうる若干の余地も感じつつ、
その表現の行きつく先に
とても自然に引き込まれてしまいました。

ネタバレBOX

作り手が表したい想いの頂を舞台に置くとき、
従前に観た作品では、
その場がすべてパワーで塗りこめていくような印象があって、
舞台全体がそのトーンに溢れカオスにすらなっていましたが、
今回の舞台では、一つずつのロールが
硬質であっても緩急をもって編まれているので
戯曲が組み上げる世界の構造や、組みあがる個々のニュアンスが
とてもくっきりと見えました。

そのうえで解けていく感覚だから、
作家と読者がそれぞれに紡ぐ物語を
単なる概念ではなく、そこに湛えられらた感覚とともに
受け取ることができた気がします。

舞台を支配するテンションが全体を濁らせるのではなく、
透明感を導き出して。
思索のごとく役者が歩むことも、
その廻り方も、早さも、たおやかさや温度も、
そして立ち止まることも、
一つずつが内心の風景と重なり
観る側をも描かれる世界の色に取り込んでいく。
そして、そのなかに散らばる言葉たち、
一つずつについては、コンテンツが保ちきれず、
編み上げるひとつずつのシェープが
少しだけあいまいになる部分があったものの、
表現のクオリティの先に広がる
作家と読者と作品世界の関係の構図は
舞台上にしっかりと浮かび上がって。

美術や照明には観る側に世界観を上手く導く強さがあり、
役者たちにも、異なる色の切っ先が作りこまれていて、
ロールそれぞれの表層と内心も、安易に束ねられることなく、
背負うものの重なりの中で上手く切り分けられていたように思う。

耽美な世界に浸されて、
でも、観終わって
描くことの苦悩と、受け取る側の心が解かれ鎧が外されることの質感が、
概念や個人的に特別な事象に落ちるのではなく
ベールをはがされたかのようにとても生々しく、
汎用性をもって
あるべくしてあることのように残ったことでした。

作り手や団体に対する印象も
今回かなり変わって。
劇団が内包する美学やパワーを肌で感じることに留まらず、
様々なテーマに対して、この作り手の語り口から導き出されるものが
どのような色を醸し出してくれるのかが、
とても楽しみになりました。
Weekly2【マザーフッカー】

Weekly2【マザーフッカー】

アヴァンセ プロデュース

「劇」小劇場(東京都)

2013/08/06 (火) ~ 2013/08/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題786(13-215)
18:00の回(少し雲)。17:53会場着、受付(全席指定)。前からベンチシート、X、A〜で7列くらい。18:09開演〜19:48終演。嘉門さんは映画でしかみたことがなく、「不倫純愛(2011)」には赤澤ムックさんも出ていました。終始暗い舞台、中央に水槽(金魚)左右に座席(各席にライト)、下手(嘉門さん)、上手にテーブルと椅子、デリヘルの控室。冷たく冷え切った部屋では、やがてグツグツと感情が真っ赤に煮えたぎる。男ではなく(この作品の「男」は、優柔不断で頼れない者か実に勝手な者として描かれている)女であること、女としての快楽、女であることと産むこと、育てること。どれもが針のように刺さってくるようでした。喫煙シーンあり。

ネタバレBOX

溜め込まれた熱が突然巨大な気泡となって現れ弾ける。一旦、落ち着いたかのように見えても、いつ何時、間欠泉のように噴き出すのか。熱から逃れるように男はただ彷徨する。
しゃぼん玉の欠片を集めて※無事公演終了致しました!ありがとうございました!

しゃぼん玉の欠片を集めて※無事公演終了致しました!ありがとうございました!

TOKYOハンバーグ

ワーサルシアター(東京都)

2013/08/08 (木) ~ 2013/08/13 (火)公演終了

満足度★★★★

シャボン玉
突飛な展開が、あるわけではないが、心に沁みる作品でした。それぞれの立場での、理想、現実、過去の郷愁、言い訳、日常の中での些細な事の意味の大きさ。触れることはできなくても、確かな温もりを感じる、優しさに包まれた作品でした。相変わらず、魅力的な役者陣でした。

ネタバレBOX

登場人物達の背景が映し出す現実は、決して甘くはない。たとえ家族や友人でも、入れない領域や、力になれないこともある。致し方無い中でも、どうにかしたい想いや切なさに潜む、温もり、優しさの視線が、大西さんの本の魅力だと思いました。

正代幸子役(久松夕子さん)の肩で息つく姿も、首の傾げ方にも、一言では、言い表すことのできない思いが溢れていて、素晴らしかったです。

幸子の孫の優香役(光藤依里さん)も、とても良かった。笑顔も曇り顔も、言葉に出さない想いが溢れでます。瞳が饒舌!
そして、やはり相原さんは、魅力的でした。島村真理役(相原奈保子さん)会社経営の現実の厳しさも知りながら、人の痛みがわかる優しさ女らしさが、輝いてました。又、ぜひとも、ぜひとも、出演して頂きたいです。
大江山鬼伝説

大江山鬼伝説

ミュージカルカンパニーOZmate

相鉄本多劇場(神奈川県)

2013/08/10 (土) ~ 2013/08/11 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しめました♪
判り易く、音楽付きで衣装なども見応えありました。
鬼とは姿かたちを指すのか、心を指すのかという問いかけも良かった。

だいたい100分くらい

ネタバレBOX

豪華な衣装に和太鼓の実演奏と、なかなかに舞台が豪勢です。
酒吞童子が腕を切られるという有名エピソードは無く。
心の荒んだものが姿形は人間だが、心が鬼になり。
その逆で姿が鬼になったものは、大江山で人を諭すものとなるという話です。
父と息子にその役をなぞらえて、説明道化役は有名人=陰陽師晴明さんです。ポンポンとリズム感良く話は進み、妹の犠牲で息子は父を手にかけることをせず。山に帰り、人の世をみる事となるのでした。と刀を振り下ろして終わりとしないところが上手いなぁと感心いたしました。
ヒーローズ

ヒーローズ

少年社中

劇場MOMO(東京都)

2013/08/08 (木) ~ 2013/08/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

熱かった!!
この日、少年社中を観るためだけに、大阪からやってまいりました☆
MOMO初めてだったのですが・・・中入ってびっくり!
衝撃の舞台の近さ!
あの濃ゆい人たちの演技を、こんな至近距離で観られるなんて!
あまりの贅沢さに、くらくらしました。。。

わたしが観た回は、二回とも本編より前にプロローグがある回。
本編の内容はいささかも変わらないのに、プロローグによって本編で受ける印象、視点も影響を受け。
これは、全プロローグ通し推奨です!
わたしも行けるものなら・・・(涙)

等身大のヒーロー、これはまさしくほんとに等身大でした。
なんせ、各ヒーローを創り上げたのは、各役者さんご自身なので。
その個性、カラーがびっしびしにキャラに反映されていて。
ぴたっと合う、活き活きとした、とても魅力的なキャラクターたちでした☆

ネタバレBOX

本編は、もっとおふざけした感じの、はっちゃけたコメディなのかなと想像していたら・・・。
サスペンス要素のある、タイムリープのある巻き戻し繰り返しのある話。
タイムリーブする毎に、繰り返す毎に少しずつ変化。
話が展開されていくにつれて、少しずつ、少しずつ、明らかにされてゆく真実。
それを知った上で観る二回目は、その哀しみ、その想いが、その場面場面で感じ取れて、たまんなかったです。

世界は、予想外に悲惨な世界でした。
希望のないそんな世界で、それでも立ち向ってゆくその姿。
ラスト、出口に向かって、未来に向かって立つ全ヒーローの背中は、とても頼もしく、とても輝いていて、とてもかっこよかったです。
あまりにも希望のない世界なのに、あんなに希望に満ちたラストにできる。
あぁ、少年社中だ・・・大好きだ、と思いました。

また千秋楽も、観に行きます。
もう少し盆休みの日程が早くわかっていれば、調整の上でもう少し観られたかもしれないのですが(涙)
全ヒーローバージョン、観たかったぁ!!
火消しや

火消しや

外組

Geki地下Liberty(東京都)

2010/11/30 (火) ~ 2010/12/05 (日)公演終了

『爆華や』に ついて



「三千人 来場しなければ、解散します」

浅草の地で彼らが公言した“目標”は、東京スカイツリーの建設より非現実のように思えた。

今でこそ、水族館やプラネタリウムなどの施設が集まる東京スカイツリーは この国の新しい名所として広まっている。

だが、360m超の白い巨塔の建設着工前はというと、地元の人でさえ見上げる姿を考えることは なかった。

隅田川付近の空き地は殺伐とし、築数十年の民家や商店が建ち並ぶ場所である。
隅田川•川岸の雑草をむしり取る高齢者に、地上デジタル放送を理解させられない。その現象と同じだろう。

この劇団が「三千人 来場しなければ、解散します」を言った時、私たちは草むしりの老人だった。


彼らには、厳格なルールが 存在する。

「6人以内で、男だけで、全ての役を演じ切る」という 鉄則だ。


なるほど。汗臭く、蒸気さえ噴出する 舞台は、鉄則のためであったわけか。


花火職人の町•江戸で、「鍵屋」と「玉屋」の二大のれん組が あった。
今作は、「鍵屋」で働く職人連中の蒸気ほとばしるドラマ、そして「吉原」も 顔を出すエンターテイメント性で成り立つ舞台だ。

序盤では、狭い作業場から生まれる江戸職人の一体感。

吉原では、踊り等、エンターテイメント性が発揮された。

そうした、時代劇の持つ 暮し目線 の 「騒動記」といえなくもない日常の後、私たちは“職人”を賭けた 戦いを目撃することになる。


「鍵屋」の「暖簾分け」に際して、職人達のなかで誰が最も大きな花火を打ち上げ、巨輪を夜空に咲かせることが できるのか。
あの日本相撲協会が消し去りたい、花火版の技量会開催である。
審査を経た後、徳川将軍の眼前でカラフルな火花(ひばな)を散らせば、江戸の勲章ものだろう。

技量会は、中堅職人の一騎打ち、その一人の弟にあたる新入り職人は相手にもされなかった。


結果は 果たして。


江戸職人達の、文字通り湯気の立つ世界。そして、「人の弱さ」も、しっかり描く。


ラスト打ち上げた花火は、アサヒビールの本社さえ揺れてしまいそうな、壮大な数十発だった。本物の火薬を使い、劇場を燃やしたわけではない。
だから、オープニングで打ち上げたとしても、アサヒビール本社は微動だにしなかったはずである。


そこに至る職人達の汗へ、私たちは見惚れたのだから。


「三千人来場しなければ、解散します」

当日昼公演の段階で、まだ不明確な数字だった。


今現在、この劇団は存在している。



























ベッキーの憂鬱

ベッキーの憂鬱

ぬいぐるみハンター

駅前劇場(東京都)

2013/08/07 (水) ~ 2013/08/14 (水)公演終了

満足度★★★★

☆☆☆☆
恋しちゃったネ。

妄想癖の子に。。。

ネタバレBOX

生徒会長が残念・・・
ダム

ダム

喜劇団 ロックドルーム

荻窪小劇場(東京都)

2013/08/09 (金) ~ 2013/08/11 (日)公演終了

満足度★★★★

ダム?!
どこがダムだかはあまり分かりませんでしたが…。

ネタバレBOX

一番初めの、若手お笑いコンビが滑っているのを、大丈夫、このまま続ければ絶対受けるってと、ネタを考えた方が漫才をしながら必死になって相方に訴えているような感じが少し痛かったです。

次に女性が登場して安心しました。初めから女性を出しとけば良かったのにと思いました。タレント発掘の選考基準はいくつかあって、要約すると胸の大きさなどという小ネタにはクスっとさせられました。

最後の比較的長目のが良かったです。劇団解散後10年経って再会する話で意外な事実が判明した、と思ったら、そういうストーリーのお芝居を練習している劇団の話で、主宰の俳優が自殺を図るのもどこからが本当かとヒヤヒヤさせられる、そんな重層構造が面白かったです。
しゃぼん玉の欠片を集めて※無事公演終了致しました!ありがとうございました!

しゃぼん玉の欠片を集めて※無事公演終了致しました!ありがとうございました!

TOKYOハンバーグ

ワーサルシアター(東京都)

2013/08/08 (木) ~ 2013/08/13 (火)公演終了

満足度★★

☆☆
まず、チラシのスチール写真が良い!

御年80歳とは思えぬお婆ちゃんの機敏な動き、存在感に元気をもらった。

妹役、女子高生役の子も良い。

ネタバレBOX

脚本にそう書いてあるから、演出にそう言われたから、と消化できずに演じている振りをしている方々が残念だった。

新版 青森県のせむし男

新版 青森県のせむし男

劇団 風蝕異人街

ザムザ阿佐谷(東京都)

2013/08/10 (土) ~ 2013/08/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題786(13-214)
14:00の回(少し雲)、風が止むと猛烈に暑い、とにかく暑い。13:20会場着、受付(半券に整理番号を書いてくれます)、13:32開場。特に予定していたのではなく、何となく前日深夜に予約メール…だからなのでしょうか受付に名前がありませんでした。ザムザは約1年半ぶり。劇中、カミナリが聴こえましたが音響だと思っていましたし、照明も落ちたそうですが気づかず。そんな雰囲気に満ちたお話でした。こちらは初めて、14:02前説(70分、遅れているお客さんありで、5分おし)、14:06開演〜15:21終演…外は豪雨。

ネタバレBOX

(手前側)真っ赤な柵で仕切られた舞台、下手に黒い学生服が案山子のように立っていて、その足下には上半身を露わにした白い女性が二人、一人はゆっくりと身をくねらせ、一人はじっとうずくまる。壁に和服、破れたセーラー服などがあり、暗めの照明、提灯を使った演出、狐の面、柵の向こうで身じろぎせずに息を潜める者。張り詰めた空気がとても心地よく、また都内で公演があればみたいと思います。

夕方、通りかかった古本屋で文庫本を発見するも…1,500円。

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