最新の観てきた!クチコミ一覧

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蝦夷地別件

蝦夷地別件

ピープルシアター

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2013/10/10 (木) ~ 2013/10/16 (水)公演終了

満足度★★★★

壮絶!”殺す”
生き残るためにはすべてを投げ出す者
そして、一方では狭い社会支配でも手段を選ばない者、アイヌの中でも葛藤があった。
さらに、和人の中にも支配争いがある。
”殺す”という言葉がリアルに響き、聞こえた舞台であった!

旅のしおり2013

旅のしおり2013

ブルドッキングヘッドロック

ザ・ポケット(東京都)

2013/10/09 (水) ~ 2013/10/14 (月)公演終了

満足度★★★

肝腎のものが伝わって来ず
ある女の、逃避行という名の旅の記録。
 逃げる端緒になった出来事をなぜ女が起こしたのか、その動機が説得力を伴って伝わってこないので、いまひとつ劇世界にのめり込めなかった。

ネタバレBOX

 それは、交際相手を殺害してから10年間、整形と改名を重ねて逃げ続ける主役の女がエア状態で表現されていたせいだけではないだろう。
 女は透明人間のようにして舞台上に存在し、無人の椅子がとつぜん向きを変えたり、女が居るらしき方向へ向けて他の人物が語りかけたりすることからその存在が暗示されるのみで、女を演じる役者は舞台上には存在しない。
 つまり、女は自ら言葉は発さず、その発言は対話者の受け答えから推察するほかないのだ。
 ならば、2人の刑事をはじめとする他の人物同士のやり取りから犯行動機を浮かび上がらせるべきだが、当パンには「動機は不明」とはっきり記され、劇の作り手自身が動機に無関心であり、はなから解き明かす気も、動機に迫る気もないことがうかがい知れる。
 本作が吸引力に欠けていたのは、謎を謎のままに放置し、それで良しとしてしまう作り手の姿勢によるところ大。なぜ殺したのか、動機をほのめかすくらいのことはせめてするべきだった。
 謎めいているからこそ魅力を放つ。
 主人公はそんなタイプの女だとはいえ、謎が少しも明かされないんじゃ観客は鬱憤が溜まるばかり。
 もちろん、主人公を魅力的な存在であらしめるにはいくらかの謎は残すべきだが、本作の主人公について言えば未解明の謎が多すぎた。
 登場人物の一部を「透明人間」として表現する“エア演劇”は劇団フルタ丸『匿名家族』以来、何作か観ているものの、本作の主人公ほどエアで表現される必然性の高い登場人物にはこれまで出くわさなかっただけに、上述の欠陥は大変に惜しまれる。
 それから、笑えそうで笑えないシーンが多かったのも心残り。
 中学時代の主人公の修学旅行時のエピソードなど、当作には本筋と関連の薄いシーンもあって、主人公を含む女子6人組が旅館でパンティを盗まれるくだりなどは自由に遊べるシーンなのに、このシーンですら爆発的な笑いは起こらず、観ているこちらはモヤモヤ。
 作・演出の喜安浩平は師匠のケラリーノ・サンドロヴィッチほど笑いへの執着が強くはないのか、上のシーンをはじめとするコミカルなシーンはほとんどがコミカル止まりで、実際に大笑いを誘うまでには至っていない。
 というわけで、初観覧のブルドッキングヘッドロックでしたが、今後も観続けるかは微妙。
 ただ、劇の組み立てはびっくりするほど巧かった。
チムニースイープ・ラララ

チムニースイープ・ラララ

彗星マジック

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2013/10/11 (金) ~ 2013/10/14 (月)公演終了

満足度★★★★★

童話みたいであどけない表情が良かった♪
舞台上では本当に冬なんじゃないかと言うくらいな空気感があったのは、話の中の冷酷さもあってのことだと思います。
言葉はなくても、素直な気持ちで接すれば伝わる、思いは通じるラララの最後には希望もあり、温もりも感じられるお話だなぁと思いました♪

エニシング・ゴーズ

エニシング・ゴーズ

東宝

帝国劇場(東京都)

2013/10/07 (月) ~ 2013/10/28 (月)公演終了

満足度★★★★

明るく、楽しく
とても明るく楽しい作品。舞台設定も、豪華客船でその中で繰り広げる笑劇。
演出も素晴らしいし、楽団もコミカルで観客も客船に搭乗しているよう。

話の本質と外れるが、帝国劇場はゆったりとして見やすい劇場と思う。
先週、新歌舞伎座に行ったが、機能的過ぎて、もひとつなじめなかった。

伯爵のおるすばん

伯爵のおるすばん

Mrs.fictions

サンモールスタジオ(東京都)

2013/10/07 (月) ~ 2013/10/14 (月)公演終了

満足度★★★★

非常に良かったです!
終始バカバカしさと愛しさで溢れている作品でした。中嶋さんの作品を見るのは15分の作品を合わせて三度目ですが、観ていて愛したくなる人間の描き方が非常に上手い。過去から未来に変わっていくとき、舞台スペースと限られた小道具の中でどのような世界を表現していくのか期待しながら拝見していましたが、見事にそれに答えてくれた。バカバカしい瞬間を絶妙に入れることにより可笑しな設定をこちらに飲み込ませる技術が素晴らしい。楽しい時間でした。

第28回 新宿御苑・森の薪能

第28回 新宿御苑・森の薪能

新宿区観光協会

新宿御苑・イギリス風景式庭園(東京都)

2012/10/08 (月) ~ 2012/10/08 (月)公演終了

満足度★★★★

第29回薪能、来年も行こう
屋外で見るのは初めて。なんともゆったりとして、現実を忘れて、夢の中に誘われているよう。歌舞伎が動なら能・狂言は静であろう。

能狂言を代表する傑作と優れた演者による演目であり、素晴らしいものであった。

蛇足であるが、係員(新宿区役所の職員の応援?)の案内も丁寧であり、気温も寒いことはなく、よい環境であった。

伯爵のおるすばん

伯爵のおるすばん

Mrs.fictions

サンモールスタジオ(東京都)

2013/10/07 (月) ~ 2013/10/14 (月)公演終了

満足度★★★

時を超える「ありがとう」
不老不死の男とその恋人達の長い年月に渡る物語が、押し付けがましさの無い笑いと切なさでスマートに描かれた、ウェルメイドな作品でした。

18世紀のフランスの貴族の家から話が始まり、現在より少し前の時代の高校、現在より少し未来のヤクザの事務所、1000年後の人類が滅びた時代、56億年後の宇宙消滅の日を舞台に、それぞれの時代で恋人との出会いと別れが描かれ、「ありがとう」を伝えることの大切が優しく表現されていました。

各時代で主人公の職業が異なっていて、歴史物、学園物、任侠物(ボーイズラブ風味)、SF物、と様々なテイストを盛り込んでいたのが楽しかったです。
後のシーンで活きてくる台詞や、時代設定をネタしたジョーク等、言葉の流れが巧みでありながら自然で心地良かったです。
「宇宙が終わった後に行われる、生まれて死んで行った人全員が集まる飲み会」というイメージが素敵で、ラストにその場面が演じられ、そのままカーテンコールに繋がって行くのが洒落ていました。

学園物の場面は連作ショートコントの様な仕立てだったので、暗転がテンポ感を出していて気になりませんでしたが、他のパートでも時間の経過を示すのに暗転を多用していたのにはしつこさを感じました。
脚本と役者が良かったので、それをしっかりと見せるオーソドックスな演出にしていたのは、それはそれで良かったと思いますが、個人的には、映像や文章では出来ない、生の舞台ならではの表現をもっと見せて欲しかったです。

鉄卜全ツアー

鉄卜全ツアー

鉄割アルバトロスケット

AT HALL(大分県)

2013/10/13 (日) ~ 2013/10/14 (月)公演終了

満足度★★★★

もちょっと観たかった
期待していた劇団の公演は、バカバカしくはっちゃけていて楽しませてくれた。キャストと演目に本公演並みのボリュームがあればさらに満足したのだろうが、旅公演なのでそこはしかたないか。

詳細は、演劇感想サイト「福岡演劇の今」 http://f-e-now.ciao.jp/ に書いています。

音楽劇「それからのブンとフン」

音楽劇「それからのブンとフン」

こまつ座

天王洲 銀河劇場(東京都)

2013/10/03 (木) ~ 2013/10/15 (火)公演終了

満足度★★★

フンに学べば良い
オリジナルではやはり古いのかなあと思います。

ネタバレBOX

1975年の作品。ブンとフン自体は1969年のラジオ放送に続き、1970年に小説化されたということですから、その頃の世相や世界情勢が反映されているのでしょう。

自首したブンたちを収容する刑務所の暮らし振りが快適なため、貧しい庶民の多くが事件を起こして刑務所に入ろうとするモラルハザードが起きてしまいました。ワーキングプアや少額の年金暮らしよりも生活保護の方が恵まれている現代にも通じるものがあります。

ソ連と韓国は独裁国家で、翻訳するときに小説の内容を都合良く変えてしまうことから、多くのフンは一枚岩ではありませんでした。因みにソ連はブレジネフ、韓国は朴正熙の時代です。

そして、ソ連や韓国のブンの攻撃からオリジナルブンを助けるために、フンが牢屋の壁に自らの血で新しいブンの小説を書き始めたところで終演となりました。

新妻聖子さんの、仰向けになって顔をこちらに向けて、それでいて声量のある歌声には驚かされました。

言葉遊び的な歌は面白くありませんでした。

歴史的なものならいざ知らず、フンがオリジナルブンを生かすために新しい本を書き始めたように、井上ひさしさんの今を扱った戯曲を活かすにはオリジナルそのものではなく、新しい脚色が必要なのではないかと痛感しました。
あんかけフラミンゴ11【ご来場ありがとうございました】

あんかけフラミンゴ11【ご来場ありがとうございました】

あんかけフラミンゴ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2013/10/11 (金) ~ 2013/10/15 (火)公演終了

あんかけフラミンゴ11
テーマの切り込みが珍しいのかな。
えぐい(自分的に) 描写が私はNG。
その表現の仕方で人の心をえぐりたい、衝撃としての効果を狙いたい、という制作サイドの意図があるのかもしれないけど、他に方法ないのかなあ、と思う。
あんかけだけじゃなく、若い創作者にありがちなので、そういうことが「やりたい」時期があって、長い演劇人生の中の通過点なのかもしれないけれども……
一番のネックは客席から舞台が半分見えないという会場づくり。
観客への配慮、観てもらいたいという意識が足りないのかな?と思ってしまいます。

無休電車【本日大千秋楽☆10/21(月)14時開演、当日券若干枚ございます!!!】

無休電車【本日大千秋楽☆10/21(月)14時開演、当日券若干枚ございます!!!】

劇団鹿殺し

青山円形劇場(東京都)

2013/09/27 (金) ~ 2013/10/14 (月)公演終了

満足度★★★★★

いいなぁ~大好き♪
劇団鹿殺しは初見。東京千秋楽を観劇。
懐かしく、切なく、哀しいのに見終わった後に温かいものが残ります。
泥くさいけど、胸につーんとくる素敵な作品。
特に楽隊の電車が好き♪

役者さんは、菜月チョビさんがかわいい♪ オレノグラフィティさんもいい♪
客演陣も、客演とは思えないほど馴染んでいて違和感がありませんでした。

ネタバレBOX

美術の使い方がよいです。特に、ラストの円形劇場の特徴を活かした壁面一杯の満天の星空は圧巻。美しい夜空でした。

劇中劇でいちいち台詞の端々に、「ROCK!」「FUCK!」と言うのが笑えます。
劇中歌の「宝塚奇人歌劇団~イヨッ!ハッ!大当たり!」が頭に残りぐるぐる回ります。
愛のおわり

愛のおわり

青年団国際演劇交流プロジェクト

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2013/10/11 (金) ~ 2013/10/14 (月)公演終了

満足度★★★★

60分一本勝負、第一戦、第二戦
形式は面白いと思いましたが、気持ちはあまり伝わって来ませんでした。

ネタバレBOX

広いスタジオ、まるで白井選手が出てきて床運動でもするかのような白い床。そこに男と女が登場し、初めの約一時間は男が攻撃、児童合唱団がコンクールの練習しなきゃと言いながら入ってきて一曲歌って次の約一時間は女が逆襲するという形式でした。男が女を呼び出した場所は見た通りの公共施設のスタジオだったわけです。

攻撃側は下手奥、攻撃される側は上手手前に位置し、攻撃側が斜めの動線上を相手に近づいたり離れたりしながらぶっ続けで喋り倒すという方式でバトルは行われました。

一時間喋り倒す役者さんは本当に素晴らしいと思います。

バトルの内容は男女の別れ話で、恐らく売れ出した役者が売れなかった時代に世話になった女が邪魔になったといったところだろうと推察します。

バトルは男が女に飽きて別れようと切り出したところからスタートしましたが、飽きた理由を一時間もあげつらうことは所詮無理な話です。女の逆襲のラスト近くでようやくアツアツだった頃の生々しい性描写が語られ、二人の関係の具体的な一面が見えましたが、大半は抽象的な内容で二人の生活振りや日常は見えて来ませんでした。

ただ、想像力ってせいぜいこうあったらいいなあと思う程度のことという女の言葉は強く印象に残りました。もしも僕がイラク人だったらと思ってイラク人のことを想像してみてもせいぜい自分の経験を踏まえた弟像を想像する程度のものであり、科学者が宇宙に棲む生物を想像してみても地球上の生物に良く似たものしか想像できないのと同じで、凡人の想像力には限界があります。

別れる二人がフィナーレで手を繋ぐのは違和感を覚えました。
「僕らをみて」

「僕らをみて」

劇想からまわりえっちゃん

道頓堀ZAZA HOUSE(大阪府)

2013/10/12 (土) ~ 2013/10/14 (月)公演終了

パワー爆発!
勢いの有る劇団さん。みんなを楽しませたい、そして自分たちも楽しんでいる。サービス精神が旺盛で色んな趣向が有る前説で既にお腹いっぱい状態。お芝居の方はと言うと、それぞれが小学生の役と、その親の役の両方を演じる。さすが役者さん、みなさんお上手。楽しませていただきました。

蝦夷地別件

蝦夷地別件

ピープルシアター

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2013/10/10 (木) ~ 2013/10/16 (水)公演終了

満足度★★★

原作の情報量が多すぎて→
収めるのに苦労したんだなぁとは理解できた。
でも進行役とかナレーションとか分かり易さを第一にしてほしかったかなぁの、
約二時間半でありました。

Show the BLACK

Show the BLACK

大川興業

ザ・スズナリ(東京都)

2013/10/11 (金) ~ 2013/10/14 (月)公演終了

満足度★★★★

暗闇演劇10周年
初めての観劇であります
ほんとーに真っ暗でした、暗所恐怖症の人は無理でしょうねぇ・・・。

10年で4人の退席者が先の回では混乱したお客さん1名につられて、
1回に4人になったとか・・・・。

笑えたり怖かったりと、いろりろ感情を揺さぶられた2時間でした。

クロスワールド

クロスワールド

夏色プリズム

北池袋 新生館シアター(東京都)

2013/08/14 (水) ~ 2013/08/18 (日)公演終了

満足度★★★

ラストはうーん
説明台詞はあるが、さすがにあのラストはうーんだったな。また確かに二つの世界の話にはなっていて、一方の話の流れは悪くはなかったが、不備はあってもあのキャラの性格からして躊躇しないと思えるのだが。後、折角なら調査部分描いてよかったか。
もう一方の話は、淡々とし過ぎてると言うか単調過ぎるので、もう少し何かエピソードがあってもよかったかな。後、客席配置と見せ方がどうもあってない。(まあ、対面客席にしてる意味もあまりなかったきもするが)少しもったいない舞台になってたかな。

黄金のコメディフェスティバル2013

黄金のコメディフェスティバル2013

黄金のコメディフェスティバル

シアター風姿花伝(東京都)

2013/08/15 (木) ~ 2013/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★

なんとか
なんとか全作品を観ることができた。

ネタバレBOX

江古田のガールズ「大勝利!」。プリセットすしやすくしようよ(笑)。
電動夏子安置システム「EZ」。少し時間短かかったか、あの設定があまり生かせてなかったかな。
保木本真也がプロデュース「emiko」。個人的にはもっとコメディ色を期待してたのたが、その点はちょっと物足りなかったかな(あくまで個人的)。
ポップンマッシュルーム野郎「死が二人を分かつまで、愛し続けると誓います」。最近の本公演パターンをギュッと濃縮した感じ。
犬と串「クイニーアマン~言いたいだけ ~」もうコントでした(笑)。
8割世界「狸のムコ入り」一部のキャラ必要あったのかと感じる部分はあったが、全体的には王道いってもいいか。どちらも面白かった。
必然の幸運

必然の幸運

zotA-project

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2013/10/09 (水) ~ 2013/10/14 (月)公演終了

満足度★★

少々あざとい
基本的に誰かがボケて、それにツッコミを入れる。というスタンスのコメディ。

ボケとツッコミが分かりやすくて少々あざとく見えた。数も多いので、コメディというよりはコントに見えた。
こういうスタンスはテレビのコント等で見慣れているので、小劇場ではもう少し違った形の、演技や演出による笑いを提供してほしいところ。

ネタバレBOX

集まった人たちがほぼ全員暗くて重い過去を背負ってるところや、アイドルっぽい女性のアイドルっぽい演技もあざとく見えた原因。

あと
・カップにコーヒーが入ってないのがバレバレ
・しかも飲み終わったカップをダンボールにしまう
・あの青年がハリウッドの演技学校に合格?
・アクションが原因で流産したカップルが、妊娠発覚後にまだアクションを続けている
この4点には少々興ざめした。
あんかけフラミンゴ11【ご来場ありがとうございました】

あんかけフラミンゴ11【ご来場ありがとうございました】

あんかけフラミンゴ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2013/10/11 (金) ~ 2013/10/15 (火)公演終了

『あんかけ二郎』“飛びました♪”“飛びました♪”
狂うほどの「弱い女」が「弱い男」を想い続ける関係性を過激なまでの演出で描く劇団でしたが、今回は それが逆転したように思いました。
いや、少なくとも、中盤までは 違ったアプローチであることを提示しながら、実は「弱い女」と「弱い男」は何ら変わらなかったのです。

キャストの男女比で いえば、女10人と男1人の構成と なっています。「ハーレム」の単語さえ よぎった比率が、「草食系男子」ばかりをフューチャーしているように感じました。
「子供を作りたくない」という青年に、「やらせて」と迫る女子の両者は、現代社会を極端な形として「見える化」する設定でしょう。



私は中絶は 冒してはならない行為だと考えていますが、日本人の風土からすると、若い女性を中心に意識は低い。
ただ、過激劇団の声が聞こえる劇団でも、「中絶」を文字通りの悲劇として描いた点は社会派ですし、実施後の女の様を「見える化」したことを「過激」の一言で蹴散らすには もったいない かもしれません。


最近、LINEやTwitterなどのSNSが衣食住の一つに収まるくらい普及するなか、演劇の表現方法に 取り入れる形が浸透してきました。
3年前の演劇を考えてみたいと思います。AとBとCが同じ場にいるとして、AとBの会話を聴くCの反応も なければ不自然でした。
また、AがBに対し「あなたのこと、とても心配です」と発信しておきながら、直後「はあ?どうでもいいし…」と呟く芝居も無理があっと思うのです。


※ネタバレへ

ネタバレBOX

今回の『あんかけ二郎』では、不妊に悩むLINEのグループに所属する女性同士の会話が繰り返されるわけですが、「21歳の女子大学生」が輪の中へいるのにもかかわらず、「陰口」が連発されます。
スマートフォンの画面だとか、Twitterでいうところの「ハッシュタグ」を「見える化」すれば このような演出になるのでしょう。


そして、果ては「現実に会っているのか?」、あるいは「LINE上での やり取りか?」すら、境界線が曖昧になっていく。
代表的な演出方法のLINEやTwitterの情報を スクリーンに映すタイプを採り入れても問題は生まれません。
あえて一種の会話劇に特化したことで、平穏を奪われた女の怖さを「見える化」するのです。


「好きな人に暴力を振るわれた時、こう口角がククッと 上がります。でも、~笑ってるわけではありません!」

次のような台詞が、何度も何度も放たれた。
この意味は、「彼女のことを愛してるけど、やらない」という男の態度にも共通します。

ひるがえってLINEやTwitterのシーンを読み解くと、文面で呟く内容は本心には 程遠いケースも あるわけで、様々な角度より「現代の若者」を扱ったといえます。


『あんかけ二郎』は、坂上二郎さん の噴射口を借りて“飛びました”“飛びました”。
『ラーメン二郎』は、麺は麺でもスパゲッティへ変わって登場。この旨さ、さっぱり塩味の豚骨スープです。
『ハチミツ二郎』は、発揮されませんでした。テーマ性も あれ なので、仕方ありませんが。
ストレンジストーリーズ

ストレンジストーリーズ

猫のホテルプレゼンツ 表現・さわやか

駅前劇場(東京都)

2013/10/03 (木) ~ 2013/10/14 (月)公演終了

満足度★★★★

面白かった
チラシの文面と写真イメージに偽りなし、でした。
ティムバートンの映画と宮崎アニメを融合実写化したかのような舞台、ゆるゆると楽しめました。真弓さんの声はいつ聞いても良い発声だw。

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