最新の観てきた!クチコミ一覧

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つかまえてごらんなさい、箸で

つかまえてごらんなさい、箸で

GORE GORE GIRLS

インディペンデントシアターOji(東京都)

2013/11/01 (金) ~ 2013/11/04 (月)公演終了

満足度★★★★

あう!あう!
劇団初見!
台詞と独特の間と云うか、妙なユルさにハマって面白く観劇。
キモカワ男たちに苦笑する。

ネタバレBOX


メイは独身男が妖精になった時、妖精を捕食するためにコウキに近づいたのでは? 妖精をエサにするのは天使かも(笑)
ブラザーブラザー

ブラザーブラザー

Doris & Orega Collection

THEATRE1010(東京都)

2013/11/01 (金) ~ 2013/11/02 (土)公演終了

お寿司
家族劇っていうのでしょうか?すごく客席があたたかかったなぁ。感情移入もしやすいしね。後半テンポ良く面白くなっていった。食卓囲めるのが家族ですね。

ネタバレBOX

TVの人たちが目の前で動いている!!ってみんな感動していたなぁ。上地春奈さんがバツグンに良かった。あと朝晴くんの演技には涙出た。
オールナイトイッポン

オールナイトイッポン

HYP39

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2013/10/31 (木) ~ 2013/11/04 (月)公演終了

満足度★★★★★

愛すべきクソメン、クソガール
表情豊さんの経験が活かされているようでした。

ネタバレBOX

クソメン、クソガールの話。巨漢で胸の谷間を見ると死ぬと言われていた中学時代の女子柔道部員デスバレーの話などは、表情豊さんのことかと笑ってしまいました。

イケてる奴らの輪に入りたいのに入れないのがクソメン、クソガール。頭の良さや見た目ではなく性格的なものです。正におぎやはぎのメガネびいきの世界で、オールナイトニッポンというよりはJUNK系という感じでした。

卒業して10年も経つと、イケメンで外資系に勤めていて彼女連れで参加したタキザワやラッパーになっているハラグチなどは本当にイケてる側になったのかと思いましたが、初対面の人や何年振りかの人に対して見栄を張ろうとする立派なクソメンでした。やはり自分から女性に積極的に行けるタイプではありませんでしたが、それでも二人ともかつてのデスバレーや今現在のデスバレーから好かれる男に成長していました。

ひょんなことからクソガールだけど可愛いカヤシマと付き合えることになりそうなオリモトですが、性格がクソメンですからまだまだ厳しい道程があると思います。

カヤシマのお兄さんもクソメンでしょうが、クソメンは決して変態ではありません。お兄さんの話はエピソードとして語られるだけでも良かったのではないかと思いました。
悪徳の栄え、美徳の不幸

悪徳の栄え、美徳の不幸

ロマンチカ

シアターアプル(東京都)

1996/03/28 (木) ~ 1996/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★

アプルジャム参加作品
※実際の鑑賞日は1996年です。こりっちさんでは2008年以前の鑑賞日は設定できないようになってるので現在出来る一番古い年代にしました。

ネタバレBOX

で、実際観たのは1996年3月31日。
対照的な姉妹二人の運命。性格も正反対で姉=悪徳、妹=美徳と置き換えてもいいくらい。逞しい(?)姉に比べると妹は自分で人生を切り開いていく気概がないみたいに見えた。いい人なんだろうけど。なんか、抗うことをしないというか。そこら辺が少し観ていて歯がゆい感じでした。まぁそういう話なんだけど。しかし、姉妹っていうのが出てくるとどんな話でもたいがい姉が悪者、これはなんでなんだろう。
Hello Wedding

Hello Wedding

幸野ソロ

ワーサルシアター(東京都)

2013/10/30 (水) ~ 2013/11/04 (月)公演終了

満足度★★★★

内容は”説明”そのままです(^^)
劇中劇風にすすむ脚本話が楽しかったです

楽しませようとする開場直後の”おもてなし隊”はユニークでした
(できれば開演まで誰ぞのトークもつけて欲しかったが)

本編100分予定に15分くらいの”おもてなし隊”と
終演後の女子会風トーク(終了後にサイン会付)が30分ほどついてました

ピアノレッスン、なう。

ピアノレッスン、なう。

黒鯛プロデュース

サントリーホール ブルーローズ(小ホール)(東京都)

2013/10/30 (水) ~ 2013/11/01 (金)公演終了

満足度★★★

音の響き
小原孝氏のピアノの音の響き,これだけでも行っただけの価値はありました(もちろん,芝居自体も観劇の価値は十分あります。)。小原孝氏のピアノは変幻自在と聞いていましたが,それだけではない,単なる1音でも十分堪能できます。あまりに素晴らしかったので,観劇の翌日,CD購入に走ったところです。芝居自体も,コンパクトにまとまっていて,楽しめました。

「ラストシャフル」

「ラストシャフル」

劇団 浪漫狂

シアターサンモール(東京都)

2013/11/01 (金) ~ 2013/11/04 (月)公演終了

満足度★★★★★

選曲の良さ
 飲み屋で騒いでいた連中の話から、金があると睨んだ家に彼女の久美と一緒に忍びこんだ恭平だったが、狙われた重吉の家は、既に何者かに物色されていた。然も、ベッド脇と壁の間からは逆立ちした足が! スワ、これは単なる物盗りではなく、強盗殺人? 自分達が、凶悪犯として疑われてしまう、と逃げようとしたが、そこいら中に自分達の指紋が付いている。拭き取ろうにも最早、無理!! とおたおたしている内に、どうやら被害者が死んではいないらしいことに気付き、ベッドの上に寝かしてやるのだったが。被害者、重吉は、恭平に対して政伸と呼びかける。息子と勘違いしているのである。逃げるタイミングも当ても失した彼らは、重吉の家に息子の振りをして居座ることにした。(追記2013.11.2)

ネタバレBOX

 と、そこへ戸をどんどんと叩く音。「清治です、御隠居~~~」っとケタタマシイ酔っ払いの叫ぶ声、余り煩いので開けてやると魚屋の清治が入ってきた。どうしても話したい事があると入ってきたのだが。間もなく大鼾。起こすと、仲間も呼ぶと言って携帯で仲間に電話を掛け、結局、朝迄どんちゃん騒ぎだ。実は、彼らは地元の草野球チーム レ ユニオンのメンバーなのだが、重吉は、喋るのが、下手でこの陽気で人の良いレ ユニオンメンバーとは行き違いがあった。だが、地元の為に多大な貢献をしていた重吉の人柄も知らず、悪口を言ったりしたことを詫びにきたのだ。だが、重吉は、アルツハイマーが進み、体力も落ちて車椅子生活だ。そこへ、流石に親を心配してのことだろう。長い間、不在にしていた息子(実は恭平)達が戻って来て面倒を見てくれているというので、介護関係のサジェッションや役所の部署、人脈など必要な知識を授けてくれたのであった。幸い、久美は、心の優しい女性で、本当の父のように甲斐甲斐しく面倒を見てくれる。何の関わりも無いハズの自分達に、何故、レ ユニオンの人々はこんなに良くしてくれるのか? 事情があって、人間不信に陥っていた恭平にも、こんな疑問が湧くようになっていた。重吉の介護にも大分慣れた頃、アメリカから重吉の妹が訪ねてくる。彼女はアメリカ人と結婚し30年アメリカに住んでいたのだが、夫が他界し介護の任を解かれて帰国したのだった。(未だ本番中、ここから先は観てちょ)

 TVネタを利用しながら笑いを獲るというのは流行りなのだろうか? 多くの人がTVを中心に生活しているとも思えないのだが。観客の反応からは、或る程度矢張り見られているのだろうとの判断はできる。然し、折角、舞台で上演しているのだから、枕とはいえ、TVネタを多用するのは如何なものか? とは思うのだ。
 ところで、レ ユニオンのメンバーは何故、午前2時近くに現れたのか? 丑三つ時だからである。この辺り、流石に舞台人、キチンと我が文化の伝統を踏まえての作りだ。但し、矢張り故人となっている恭平の生みの親たちの現れる時間帯は、朧であるが。
『WAY OUT』

『WAY OUT』

WAYOUTカンパニー

博品館劇場(東京都)

2013/10/30 (水) ~ 2013/11/04 (月)公演終了

満足度★★★★

これが日本の働く男達だ!
席は会場のど真ん中。役者の表情までは若干厳しくなり始める距離だったが見応え十分。ただ、一部のキャストの歌声はこれより下がると言葉が聞き取れない可能性が高いか。
毎日スーツを着て頑張る働く男達の熱いミュージカルだ。

ネタバレBOX

AD役以外、キャストは全員スーツ。女性は一切登場しない。
ダンスは冒頭から派手さもキレもあり魅せてくれる。大人数のシーンで全員の振りが僅かにズレてしまっているのが気になったものの、それを補って余りあるエネルギーを持っていて素晴らしいと感じた。歌も気持ちが押し出されて観る者の心に訴えてくる。

男達は毎日一生懸命働いている。使う側の人間も、使われる側の人間も。
しかしこの物語の舞台である日本は、国債は1000兆円を軽く越え、消費税30%、医療費全額負担、地価高騰等、先の見えない不毛地帯と化していた。
そんな中、大型ファンドによる「日本買収」の一報が飛び込み、男達の中に激震が走る。
そして、ファンドの主導でここまで日本をダメにしたとされる大企業の社長や政治家を、それらに使われる側であった男達が弾劾し裁く狂った公聴会が行われることに。
日本を、そして自分を生まれ変わらせてくれると信じて、使われてきた男達は叫ぶ。責める。
それに対して、意志を持って人を使ってきた男達の言葉が正面からぶつかる。

どうしてこんな状況になった? 誰かのせい? どうすれば良かったんだ? 相手を潰して、何になる? 考えても考えても、泥の中にはまり込んでいくばかり。

毎日を生きるのに精一杯で諦めを覚えてしまった男達が、日本を買収から救う為に団結して立ち上がる姿に感動。
スーツを着て毎日仕事をする男達は、カッコいいという事を認識した。
働く男達に力を与えてくれる作品だと思う。
頑張れ! 世のジャパニーズ・ビジネスマン達!!
止むに止まれず!

止むに止まれず!

ソラリネ。

上野ストアハウス(東京都)

2013/10/30 (水) ~ 2013/11/04 (月)公演終了

芝居でこんなに笑ったのは初めて
チケットプレゼントの繰り上げで、Wキャストの鈴チームを観劇。

いやー…素晴らしかった。
自分でお金を払ってでも、もう一方の空チームを見てみたいとさえ思う。
お芝居を見てボロ泣きすることは多々あるが、こんなに笑ったのは初めてだ。
他の方も書いていらっしゃるように、脚本が見事!
ギャグに頼らなくてもこんなに笑える。
こんなに複雑に絡み合った話なのに、観客は全く混乱せずに観られる、練りに練られた脚本。
笑い所や泣き所の分配も文句なし。
そしてその脚本を見事に演じた役者さんの演技力。役者が役にぴったりハマっている。
きちんと役者が舞台の上で役を生きている。
あんなに大声出しているのに、誰一人として声が枯れていない。
あの広島弁も相当稽古したんだろう。

舞台上に時計があり、暗転もなく、時計がいじられることもない(劇中と実際の時間経過は同じ速度)ので、2時間が短いとか長いとかは思わないのだけれど、お腹いっぱいの2時間。

時間の流れが同じことで、泣かせるシーンと夕暮れが重なるのがまた涙を誘うのだ。
最初にちょろっと出た人物が、最後に総ツッコミを受ける人物であると誰が予想しただろうか。

ネタバレBOX

音信不通だった息子が、婚約者を連れて帰って来るという。
しかし「息子」は「娘(いわゆる男の娘ではない)」になっていた。それをカミングアウトする前に、家族(と住み込み従業員)は「息子」を「息子の婚約者」と勘違いする。
そこから嘘と勘違いの連鎖が始まる。ここまでが笑いパート。

勘違いが解けた後は泣きパート。
ここは泣けたなぁ。
二人のことを認めることになる、父と婚約者の飲み比べも。

そして万事解決!と思いきや、まさかの白タキシード!?え、お姉ちゃんも?
……って、お姉ちゃんは何でもなく、なぁんだと思ったのも束の間、「父ー!!p(`Д´)qおいぃー!!」と観客と家族らにツッコませる二段構えのラスト。
あんなに良いこと言って、婚約者を試したあの飲み比べも台無し!父ー(;´Д`)もうっ!!

登場人物の中で唯一全ての真実を知り、各人がどのように勘違いしているかを把握しているのは住み込み従業員。家族に一番近い赤の他人という所がまた面白い。

一つだけ注文するとするならば。欲を言うならば。
あきら役にもっともっと女性らしさが欲しい…かな。
女形が女性らしさを研究し尽くして、女性よりも女性らしく見えてしまうような、女性が惚れ惚れしてしまうような。
それか、ふとした瞬間に男らしさが垣間見えてしまうか。
普通の、かわいいと言われて喜んでいる女の子だったので。

阿Q外傳

阿Q外傳

NAT

こまばアゴラ劇場(東京都)

2013/10/31 (木) ~ 2013/11/04 (月)公演終了

満足度★★★

まさに中国!
昔も今も体質は変わらない。個人の存在がいかに軽いものか明白。
場面転換のロック調の踊りは役者個々をクローズアップさせたい意図は理解できるが、芝居とはそぐわない。
感心したのは、時代性を考慮して、BGMにドビュッシーの亜麻色の髪の乙女を選曲したこと。これはなかなか良かった。
奸匪と偽革命軍の意味を知らずに死んだ阿Qは自国発信の報道しか知らず他国発信のそれを知らない国民への皮肉であろう。

ロスト・イン・ヨンカーズ

ロスト・イン・ヨンカーズ

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2013/10/05 (土) ~ 2013/11/03 (日)公演終了

満足度★★★★

ニール・サイモンの目の優しさが好き
三谷さん同様、私も、ニール・サイモンは大好きな作家なので、これまでもかなりの作品を拝見していますが、この作品は未見でしたし、内容も全く知りませんでした。

キャスト名を拝見し、勝手に、松岡さんと中谷さんが主役かしらと思っていたのですが、家族劇で、誰が主役というのでもなく、強いて言えば、孫役の二人が一番重要人物だった気もします。二人の目を通して語られる、父親や、叔母や叔父や祖母の物語といった趣。そして、この二人の子供達の存在が、彼らに影響を及ぼして、ギクシャクした家族関係が少しだけ好転するというストーリー構成が、実に秀逸な舞台でした。

このまだ子供の年齢の孫兄弟を演じられた、浅利さんと、入江さんが、とにかく、ものすごく魅力的でした。

確執がある家族だけれど、そこに、作者の、人間を観る温かい目があって、各登場人物それぞれが、苦手な家族に対しても、どこかで、愛情深く相手をみつめている様子に、感銘を受けます。

最近、昔、一人っ子の私をさんざん羨ましがらせた、友人の兄弟関係が、無残にも打ち砕かれている事例が多く、仲良しの兄弟関係が、これほどにも破綻するのかという現実を直視することばかりなので、たとえ、芝居とは言え、人間関係が破綻しないよう努力しているこの一家の物語は、大変清々しく、心に沁みました。

ネタバレBOX

厳格な母に育てられた、この家族の兄弟達は、皆、どこか、精神的なバランスを欠き、エディは、大人になっても泣き虫で、母親になかなか本音を口にできず、結婚後は、母とは疎遠になっている。そのエディが、亡くなった妻の入院費などで、金欠になり、出稼ぎに行くので、息子達を、母親に預かってもらう算段をしに、久しぶりに、ヨンカーズの母の家にやって来たところから、この物語は始まります。

苦手なおばあちゃんだけれど、父親の仕事のために、やむなく、祖母の世話になる道を選ぶ、幼い兄弟。このジェイ(ヤコブ)と、アーティ(アーサー)の二人のやりとりがとても愉快で、観ていて、気持が和みました。

誰にでも気さくで、明るいベラ叔母さんは、でも、軽度の知的障害があるのか、精神的に未成熟で、感情の起伏が激しく、これまでは、友人も恋人も皆無という淋しい生活を強いられて来ました。

やくざなルイ叔父さんは、ギャングの手下らしく、裏社会のお金で、結構羽振りは良い様子。他に、呼吸困難になるガート叔母さんも、その原因は、厳格な母親。

家族に対して、殊更厳しく、愛情深い言葉ひとつ掛けない祖母は、昔、二人の子供を亡くしたせいで、家族に対して、過剰な対応をしてしまう。

こうして、大人達には、それぞれ、屈折した精神事情があるのですが、幼いジェイとアーティは、そんないびつな家族関係をものともせず、すくすくと、順当な成長をして、その二人の成長に、大人達が刺激を受け、少しだけ、関係が改善に向かう様が、本当に素敵です。

ニールサイモンの戯曲は、いつも、こういう等身大の人間がリアルに描かれ、お互いの関係がホンの少し好転するかなという、とても良い匙加減で幕となるところが、堪りません。

敬愛する作家の作品ということで、三谷さんの演出も、きめ細かく、愛情深く、とても素敵だったと思います。
『うれしい悲鳴』/『太陽とサヨナラ』(終演しました! ご来場ありがとうございました!)

『うれしい悲鳴』/『太陽とサヨナラ』(終演しました! ご来場ありがとうございました!)

アマヤドリ

吉祥寺シアター(東京都)

2013/10/23 (水) ~ 2013/11/03 (日)公演終了

【うれしい悲鳴】2回目
やはり舞台は生ものだから役者の対話の間やエンディングの捌け方の演出にも2日前との違いを見て取れましたね。

それにしても、この舞台は何度観ても泣ける。・゚゚・(>д<;)・゚゚・。

BINGO

BINGO

Rising Tiptoe

ザ・スズナリ(東京都)

2013/10/29 (火) ~ 2013/11/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

■端正な総合藝術!
 チーム「ステア」の公演を観てきました。流麗なるせりふがテンポよくリズミカルに響き渡りました。役者さんひとりひとりのまっすぐなまなざしと自然体のやわらかなふるまいが綺麗でした。舞台美術・音楽・照明が色彩豊かに、さりげなく調和していて、明るく安心感のある空間を創り出していましたが、脚本はシリアスな内容で、その真逆な要素の響きあう世界観の構築を軽々と成し遂げた作者の力量と役者さんたちの演技力に感銘を受けました。

森の別の場所

森の別の場所

時間堂

シアター風姿花伝(東京都)

2013/11/01 (金) ~ 2013/11/11 (月)公演終了

満足度★★★★

正攻法
戯曲もリリアン・ヘルマンの古典。
演技・演出も正攻法。

正攻法の作品が好きな人にはお勧めできる。
私個人としては、その点が物足りなく思えたが、それは趣向の問題なのかもしれない。

と言っても、リリアン・ヘルマンの戯曲は素晴らしい。
物語劇だが、その解釈は一義的ではなく、どのような解釈も可能な素晴らしい作品。

今作は、演出家の黒澤世莉さんが翻訳もしていて、そういう意味でも、
これが古典だから素晴らしいというだけではないのかもしれない。
(小田島雄志訳など、他の人が訳したこの作品を、私は読んだことも、観たこともないので、実際のところはわからないが。)

趣向の問題もあり、舞台の満足度は☆3の印象ですが、この戯曲は素晴らしいと思うので☆4にします。

止むに止まれず!

止むに止まれず!

ソラリネ。

上野ストアハウス(東京都)

2013/10/30 (水) ~ 2013/11/04 (月)公演終了

満足度★★★★★

最高でした
何回も観たくなるほど、すごい面白かったです。

らぶ・まん的キャンディ「あめちゃん」

らぶ・まん的キャンディ「あめちゃん」

らぶ・まん

Livetheater間~まほろ~(東京都)

2013/11/01 (金) ~ 2013/11/05 (火)公演終了

満足度★★★

オツムの弱さ加減が良い
70年代アイドル歌謡とアメリカンポルノを足してサイケなテイストで仕上げたアーティスティック(いい感じでチープ)な舞台。
今回、ヒロインを演じた、流しの似顔絵師の側面を持つ“苺田みるく先生”の下品でイヤラシイ魅力が全開で強烈。

ネタバレBOX

行く先々で、頭の弱いヒロインが利己主義で自省しない男たちに繰り返し押し倒されるエロティックコメディ。
「受容」を武器に世間を渡り歩くおバカな愛の冒険活劇!!
ごとり

ごとり

片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2013/10/31 (木) ~ 2013/11/04 (月)公演終了

(^o^)
「おどかし」にはホントにビックリしてしまいました。(笑)
女の子たちがかわいかったです。
空調が暑くて、全然寒くならなかったのは、マイナスです。寒いくらいがいいです。
セットと照明はいい感じでしたが、内容は、よくわかりませんでした。
お誕生日の彼はイケメンでしたね。

♪ご来場ありがとうございました♪  トラブルショー

♪ご来場ありがとうございました♪  トラブルショー

ミュージカル座

光が丘IMAホール(東京都)

2013/10/31 (木) ~ 2013/11/04 (月)公演終了

楽しい作品ではありましたが
 バックステージものでもあったということなのでしょうが、少しハメをはずしすぎドタバタ感が目立ってしまっていたように感じました。そのため、上演時間も休憩含め3時間と長めです。ただ、役者の皆さんが各々の役回りをきちっと演じきっており、全体的にはとても楽しめるエンターテインメント作品になっていたと思います。

オーディション

オーディション

劇団SwanLake

池袋GEKIBA(東京都)

2013/10/31 (木) ~ 2013/11/03 (日)公演終了

バレエと社会問題
バレエ教室を舞台に社会問題を描いた作品。
社会問題がテーマなので物語の展開はシリアス(ダーク)な部分が多い。このダークさを許容出来るかどうかで評価は大きく割れるだろう。
展開面ではラストシーンがハッピーエンドになっていたが、「あんな事実が発覚して、バレエ教室の人間関係が修復出来るのか?」という気はする。どうせなら最後まで悲劇で押し通しても良かったかもしれない。

ネタバレBOX

髪の毛を切ろうとしたり囚人同士を殴らせるくだりは物語の設定上のルールに反している気がしました。
ちなみに、この「看守と囚人の実験」の話は私も聞いたことがあります。たしか、この物語と同じように実験が暴走状態になって危険な状態になったため途中で実験を中止した、という結末だったと思います(自信はない)。そういう意味では、このストーリーは非常にリアルではあります。
止むに止まれず!

止むに止まれず!

ソラリネ。

上野ストアハウス(東京都)

2013/10/30 (水) ~ 2013/11/04 (月)公演終了

本格派コメディ
はっきり言って「素晴らしい」の一言。
ギャグに頼らず演劇的な笑いを呼ぶ本格派。
誤解が誤解を誘発していくシナリオ構成は見事。キャラクター設定も明確で、役者さんの演技もテンポが良い。特に鈴原あきら役の大坂のどかさんが良い。単に上手いだけでなく観客の目を引きつける女優さん。
チケットは4200円と少々高いがその価値はある。

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