ナイス・コントロール
万能グローブ ガラパゴスダイナモス
こまばアゴラ劇場(東京都)
2013/12/05 (木) ~ 2013/12/08 (日)公演終了
満足度★★★★
面白かった
ストーリーが軽快。とちゅう先が読めるように感じた自分が馬鹿でした。予想を小気味よく裏切ってくれた。
ネタバレBOX
舞台セットが、生死の境とは思えないスキー場近くのペンションみたいだったのが、意表をついて面白かった。
飲み物に隠されたしかけが笑わせてくれた。
Crossing,Christmas,Clearance.クロッシング クリスマス クリアランス
バンタムクラスステージ
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2013/12/06 (金) ~ 2013/12/09 (月)公演終了
満足度★★★★★
東京初進出バンタム☆
東京初進出、バンタムクラスステージさんの「Crossing,Christmas,Crearance」を観てきました。
バンタムさんの舞台はハードボイルドで小心者の自分は
毎回急に鳴り響く銃声に怯えつつ拝見するのですが
今回の舞台は割りと控えめで安心して楽しめましたー。
毎回まるで映画を観ているかのような感じを受けるのですが
今回の舞台を期待を全く裏切らない作品でした。
シリアスな中に登場する3人のおもちゃが本当に潤滑油
のように和ませてくれ、笑いと涙を誘ってくれました。
見ごたえのある舞台に大変満足!!!!観に行くことが出来て
ほんと良かったーーー。
性病はなによりの証拠
ブラジル
インディペンデントシアターOji(東京都)
2013/12/04 (水) ~ 2013/12/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
喜怒哀楽
上演時間2時間。いろいろなものがぎっしり詰まっていて、最後まで夢中で観た。
ホテル・アムール
ナカゴー
あさくさ劇亭(東京都)
2013/11/21 (木) ~ 2013/12/08 (日)公演終了
満足度★★★★
初 ナカゴー。
面白かったです。それにしても凄まじい痴話喧嘩。自分だったら発狂しそう。。。
FT13 公募プログラム「地雷戦 2.0(薪伝実験劇団 [ 中国 ])」
フェスティバル/トーキョー実行委員会
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2013/12/05 (木) ~ 2013/12/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
今年No.1
まだ2013年終わってないけれど、これに決めた!
もしいつか中国と戦争になったとしても、自分はこの劇団が中国にあることを忘れない(笑
演出ばかりに注目が集まって、中身が空洞化しつつある昨今、
描き方は多少古典的かもしれないけれど、
市井の人たちに話しかけるには、この位分かりやすい方がちょうど良いのかもしれない。
「実験」を敢えて封印したのかな?
だとしたら凄い決断だと思う。
テクニカルなだけで、中身の伴わない空虚な演出よりよほどいい。
演出だけを取り上げて、ありきたりな手法とか一括りにする識者の意見はもう聞き飽きた(苦笑
(すべての演出はおそらく何千年も前に既に出尽くしている、というか昔の方が発達していたのかも・・
直球上等♨
主宰や役者が真っ直ぐで良い奴なんだということが、見ていてよく伝わった!
こういう時には、そういうことが最も重要なんだよなぁ・・(苦笑
ネタバレBOX
「のらくろ」を思い出した。
戦争って、ナニ?
ともし言われれば、
それは、歴史を見れば明らかなように、
そこここの街角にいる愛すべき人が、二十歳になったばかりの青年らが、
虫ケラのようにカッコ悪く肉片になる
巨大な屠殺場をこの世に出現させることのように思われる。
裏道の、趣味でやっている刺繍入りの服を売るお店の70過ぎのおばあちゃんの
ただ一人の息子が、戦場で将校の息子の盾になって死にましたという報告と共に
体中他人の両手両足を縫い付けられた状態で帰還する光景を想像すれば良いのかもしれない。
弱虫だったり勇敢だったり、不注意だったり、慎重だったりする人間たちの、
数えきれない無意味な死の積み重ねと言えば良いんだろうか?
女性らに、戦場で粉微塵の肉片にする子どもたちを
大量に生み育てることを奨励するということかもしれない。
憎しみを植え付けられた敵国には、
自分たちの国を滅ぼしに来る鬼のような人しか住んでないと思わせられることかもしれない。
でも、そんな国に住んでる人たちもやっぱり人間で、家族がいて、
いや、例え天涯孤独であったとしても、同じように人生の中を彷徨っている
似た者で。
そんな当たり前のことが分からなくなるということ。
この作品は、役者や演出家で話し合って、
無骨であっても、分かりやすい物語を目指したことがよくわかる。
人間が惨めに死ぬのが戦争だということを伝えようとするから、
北京でも検閲に掛かってしまう。
補助金も興行収入も手に入らない道を敢えて選ぶ。
こういった時代には、そんな勇気が、どれだけ大事な事か(苦笑
アフタートークも聞いて、自分はこの劇団と作品がとても好きになった。
素晴らしいといわなくても、
「私はこの作品がとても好きです」と言えば、それで十分だと思う。
星影のダンボールハウスにて
中央大学ミュージカルカンパニー
中野スタジオあくとれ(東京都)
2013/12/06 (金) ~ 2013/12/08 (日)公演終了
満足度★★★
物足りなさを感じるものの
概ね好感の持てる舞台。
ネタバレBOX
細かいことを言うと、脚本と人物描写が浅いかな。
①お母さんの人物像の作り込みが浅く、メリハリが利いていないので終盤で 盛り上がれない。
②先生の人柄が分かりづらい。
③全体を通して陳腐な表現が目立つ。
前半は、正直あまり褒められるような点が少ないが、後半に面白みが増しました↑
虹色の涙 鋼色の月
企画演劇集団ボクラ団義
SPACE107(東京都)
2013/12/04 (水) ~ 2013/12/08 (日)公演終了
満足度★★★★
アフターイベントに(僕が)救われた気分
今回の作品の設定からPVからどれもこれも自分にはドストライクで
「これをボクラ流でやったら面白くならない訳ないでしょ!」
と思っていた作品。
しかし、、、運良く取れた前の席の椅子が低くて硬い時から
「もしかしたら…」って予感してたんです。
開場から実際開演まで少し伸びて30分ぐらい、
そして開演してから10分そこらでとにかくお尻と脚が痛い
(情けない話ですが椅子が硬いのか低くて姿勢が良くないからか)。
宣伝チラシの「サスペンスファンタジー」の謳い文句が、
最初のシリアスシーンからどう展開していくのかにワクワクしながらも
とにかく痛みに耐え続ける3時間でした。
悲しいかな、とても情熱的な若者が初めて---(ネタバレ禁止)な
シーンに、気持ちを重ねたいけどとにかくお尻が痛い。
座るポジションをずらせばよかったんだろうけど、
あの椅子だと下手に動くとお隣さん達に迷惑がかかると思い
それがまた裏目に出て、
物語は頭に入るけど、気持ちの方が全然込められなかった、
そんな情けないかな、悲しい観劇3時間弱でした。
(目の前では必死の演技と「この場面の表現に入れるか!」という
ドハマリのダンス/無声芝居といつも(もしかしたらいつもより?)
かっこいい殺陣と
BGM(色々なシーンの表現にいつもより多用してた気が?)、
という最高にこだわった演劇が展開されていたのに・・・)
と、大波乱の物語の終わりまで「次の観劇回こそはちゃんと観よう」と
そういうマイナスの気持ちでいたんですが、
アフターイベントでローズインメニーカラーズさんと
(OVER SMILEに続き2回目の)無声芝居+生歌の掛けあわせ、
これが観れて(僕が)救われました。
観劇中のこのシーンを思い出し、あの場面で受けたショックと
演者さんと気持ちを重ねて驚きや悲しい気持ちになったのと
いろんな想いをちゃんと感じていたのが思い出せました。
それからはアフターパンフレットを眺めつつ、
自分がどういう気持で物語を観ていたか、
だんだんと想い出せてきたから不思議です。
ネタバレBOX
お尻の件はイレギュラーだったとして
色々な事を思ったんですよね、確か。
・ 前説に出演者自身(ブバイガハラ)が出てきた時の服装を見て、
「この孤島は日本の時代劇のような古い時代かつ
和風の生活をしている所なのかな?」
と想像していたら、孤島の登場人物それぞれがかなり
バラバラの和洋折衷、南国から洋風からアジアンテイストから
色々をとりいれた服装をしていたり
(前回のOVER SMILE並に衣装にこだわってました)
これもOVER SMILEとの繋がりへの伏線だったんでしょうか?
・ ナニモノにも縛られず孤高をゆき、島で唯一長の息子を「王子様」
娘を「お姫様」と呼ぶ漁師の青年(イセ)の言動や行動に
ちゃんとした「理由(長の次男だった事など)」が存在していたり
・ 物語のキーの1つである「フネ」、初めて木の船で青年達が
船出するシーンを大道具の足場(なんというんでしょうか、
ああいった段差を作る為の台は)の閉じていく様で、
島から離れていくというのをうまく表現していたり
このシーンでそれまで海辺で魚釣りや素潜り、
泳ぐ事はあったとしても
海上を(船で)疾走る、海上から島を眺めたりと
初めてづくしの経験に漁師の青年イセや姫ルナ達が感激する様など、
「同じ気持ちになりたいなー!共感したいなー!」と
思わされた場面でした。
・ 権力を失うのを恐れて長を殺した王子カイ、
というメインストーリーの中で
それまで愚直なまでに母親(参謀)ミチサキに従いながらも
自分なりの正義を通していた息子サンゴまでもが
権力への欲に傾いていく、そして最後には母親ミチサキにまで
手にかけてしまう様、
そして王子カイとサンゴとそれぞれを盛りたてる島の住人達により
島(イーストムーン)中で争いが繰り広げられる様、
鉄と鋼の武器がぶつかり合う様を
「鋼色の月」と表現していた事に気づき、
また、この物語のキーの1つは「権力」とその「欲」なのかな、と
・ 長がまず殺され、そしてイセ達が船に乗り、何者かの火矢により
船を沈められ、そして宮で一夜を明かした後の
第二第三の殺人の時のイセを中心とした無声芝居と
そのBGMとしてかかるローズインメニーカラーズさんの楽曲、
ルナに無実を証明する事もできず逃げ出し、
そして更に同じ漁師仲間の死にまで遭遇し、
やっと逃げ延びたと思ったら仲間の漁師達に殴られ蹴られと
散々な扱いを受けて最後に邏卒(警察)のミユキの元へ現れる
漁師の青年イセ、
ここにもっとも気持ちを重ねたかったです。
驚き、くやしさ、かなしさ、そして何が起きているのか分からない
(実際はあの時犯人はカイ、と分かっていたのでしょうが)、
という恐怖など色々な感情があの無声芝居の中で
繰り広げられていたと思います。
・ あとどのシーンかちょっと思い出せないんですが、
もう1箇所物語の表現をうまくダンスにした部分があって
「ああ、(ボクラ団義さんは表現がやっぱり)うまいなあ」と
思わされました。
・ 終演後のトークで添田さんがゲストの方にアドリブトークで
完全食われちゃってた気が・・・
が、がんばれ、添田さん∩(*・∀・*)∩フ
・ 真凛さんがアフターで語っていた、
「曲にセリフを合わせるのがとてもむずかしい」というお話、
なるほどなあ、と思いました。
ローズインメニーカラーズさんの曲のもりあがりと間奏に合わせて
捜査日誌を読むなど、結構タイミング重要だもんなあ、と納得です。
【気になった点】
何点か
・ 長が殺され容疑者を目撃した少女、しかし色盲の少女の説明からは
どの容疑者もが矛盾してしまうという所について、
刀の切り傷、洋服に乱れその他はなく争った形跡はなかった事、
そして洋服についたトリカブトの紫、
長の一族は能力を持つ限り皆色盲、
などいくつかのトリックの元ネタは提示されていたのですが、
ちょっと自分の頭のキャパを越えてしまったのか
自分にはこれらが全体的にうまく紐付け(紐解け?)られませんでした。
この辺は本格パンフレットで説明されているのかしら?
・ 外界から流れ着いた男クッキーが実はOVER SMILEの世界で
争いが終わった後の「日本」から来たという設定について、
元々色つながりで何か通ずるものを感じていたので、
「そうか、こうつなげてきたか、それなら長の能力の件も納得できるな」
とは思いつつ、(自分は)先日のOVER SMILEが
OVER SMILEの初見だった事もあり、
この短期の中で物語同士をつなげてしまうのは、
観劇者側の好みが分かれてしまうんじゃないかな、
という感じがしました。
(OVER SMILEを観てない人はそもそも何のことか分からないでしょうが)
あのOVER SMILEはあくまでもあの世界で完結していて欲しかった、
という人もいるのではないかと・・・
(自分もそう思っているような、
せめて2、3年前に観たのであったら「懐かしさ」とか
別の感情を持てたかな、と)
・ 長を殺したのは最終的に誰だったのか、について
無理に長の弟である医師サカイガワである必要はあったのかな、
と思いました。
憎まれていた訳でなし、あるとすれば息子の手にかかって
死ぬのが嫌だったとか、「もう楽にしてほしい」とか、
そういう意味からだったのなら納得なのですが・・・
・ タイトル「虹色の涙 鋼色の月」の「鋼色の月」については、
非常によくイメージできたのですが、
それに対して「虹色の涙」が最後に出てきた帆、
色盲ではなくなっていた姫、というのはちょっとパンチ弱かったかな、
という気がしないでもないかと。。。
(あるいは自分が気づいてないだけで更に何かと紐ついていたのかも)
・ 真凛さんの捜査日誌読みはともかく、
その他で長文でもないセリフで一部
自分の言葉としてでなく「セリフを読んでる感」を
感じさせてしまっている場面がありました。
誰とかそういうのはいいんですが、芝居に入り込めてなかったのかな?
まだまだ色々良い点気になった点感じたものなどあったのですが、
ちょっとお尻の痛みにかき消されてまだ想い出しきれてません。
もう1回観る予定なのでそこでなんとか
(本格的パンフレットはもう読んでしまうつもりなのですが)
・ 演者さんに共感、感情をのせる
(演者さんの演技自体には問題を感じなかったので、
アレに気持ちをのせられたらどれくらい面白いのか知りたいです)
・ お話のトリックや繋がりの点をちゃんと理解する
ちゃんと見直す
したいなあ、と思います。
女子大生100年日記
学習院女子大学 pafe.GWC実行委員会
学習院女子大学(東京都)
2013/11/26 (火) ~ 2013/12/01 (日)公演終了
満足度★★★★
企画も良く、楽しかった。
やっとブログ書き終わりました。(忙しいので)
一生懸命なスタップさんに誘われ、参加させられたり
周囲の風景や通行人の反応も楽しみながら、
3世代の女学生風景を堪能、順番もよかったですね。
来年も学習院さんの企画が楽しみです。
各公演の感想はTBへ
できれば次回はもっと他の場所へも見せて欲しいです。
♪~ご観劇ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。~♪ ミュージカル座ガラコンサート
ミュージカル座
六行会ホール(東京都)
2013/12/03 (火) ~ 2013/12/06 (金)公演終了
満足度★★★★★
先日、観たばかりでも、やっぱり感動!!
「ディーバ」浦壁多恵サンは相変わらず素晴らしかった。
初・伊東えりサン、・・・こちらもまた凄かったなァ(*゚0゚)
声質に強度が有り、表現力のある方ですね。
もろびとこぞりて焼きもろこし
colorchild
ウッディシアター中目黒(東京都)
2013/12/04 (水) ~ 2013/12/10 (火)公演終了
満足度★★★★★
とにかく楽しい!面白い!
小気味いいテンポの台詞とよく動く身体で、まるで映画のカットが積み上げられるように場面が進んで、息つく間もないジェットコースターのような舞台でした。
ネタバレBOX
舞台が定時制高校なのでいろんな人がいます。
八百屋さん、魚屋さん、コンビニ店長に、主婦に、お嬢様。と、その家来。真面目な学生さんもいれば不思議っ子ちゃんもいる。
そんな連中がちょっとイカれた校長とテンション暴走気味の新米教師とにあおられて、クリスマスイベントに映画を一緒に撮るという話なので、もうスタート時点で既に面白かった。
ただでさえそんな風にいろんな人がいる上に、その中に児童劇団員やら自称女優やらまで混ざっているので、物語はもうはちゃめちゃのめっちゃくちゃ。
ダッチロールしまくりな映画撮影が進行する一方で、もちろんしんみりあり、キャラクターの成長ありで、愛にあふれた物語でもありました。
思い出の先に今があり、今の先に明日がある。だから。
…そんな事を考えながら帰路につける、いい時間を過ごせる舞台だったと思います。クリスマス前に心の洗濯でもしよーかな…という向きには絶対お勧めです。
Crossing,Christmas,Clearance.クロッシング クリスマス クリアランス
バンタムクラスステージ
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2013/12/06 (金) ~ 2013/12/09 (月)公演終了
満足度★★★★★
素敵なクリスマスプレゼント
まるでディズニーの名作映画を見ているような心温まる美しい物語。
シーンのかっこよさと、洒落た台詞の連続にしびれる。
ナイス・コントロール
万能グローブ ガラパゴスダイナモス
こまばアゴラ劇場(東京都)
2013/12/05 (木) ~ 2013/12/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
本当にスバラシイ舞台。
(ネタバレ欄にて。)
ネタバレBOX
「生と死」というテーマを、ここまでpopに描けるなんて‼!
本当にすばらしい作品でした。
アクアリウム
DULL-COLORED POP
シアター風姿花伝(東京都)
2013/12/05 (木) ~ 2013/12/31 (火)公演終了
初ダルカラ!
すごい面白かった。
ほんとに面白かった。俳優さんがみんな素敵で、一人一人見応えあって。
台詞がまた、嚙みごたえがあるというか。台詞を聴いていて、情景が淡い色彩で浮かんでくるようなかんじ。
あと、渡邊亮さんがよかった!長台詞がぬめっとしてて、気持ち悪いかんじが素敵。キモ愛おしいかんじ。
あと、制作さんにご親切に対応していただいて、ありがとうございました。
Dear friends (東京)
劇団6番シード
劇場MOMO(東京都)
2013/11/29 (金) ~ 2013/12/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
これは面白い。
ボロアパートの部屋が一室。それだけ。そこに全てが詰まってる。小劇場のワンシチュエーション・コメディはこうやって創るんだよという、見本のような作品。素晴らしい。
劇団結成20周年記念公演にこの作品を持ってくるところがまたいいですよね。
ネタバレBOX
アフターイベントは椎名亜音さんのミニライブ。宇田川さんも栗生さんも歌って大満足。
サプライズのサイリウム作戦も大成功(?)。みんなで盛り上がりました。
虹色の涙 鋼色の月
企画演劇集団ボクラ団義
SPACE107(東京都)
2013/12/04 (水) ~ 2013/12/08 (日)公演終了
満足度★★★
設定と構成と
楽しかったですが、いろいろ気になるところもあり。
やはり長いと感じましたね。
ネタバレBOX
「設定」で気になったのは、孤島で暮らす島民の多くが「船」を知らないという点。
世界=島だとしても、さすがに無理があると思います。魚を取るのに「水上の乗り物」があったら便利って誰か思いつくでしょう。
「構成」で気になったのは、「長」殺しから次の事件(アキカゼなど)までの長さ。
「宮」への不信感、イセへの疑惑、キーパーソンであろうクッキーの謎、島の常識が崩れていく不安(ルナの困惑)など様々な要素がありましたが、もう少しそれらが組んずほぐれつ、たたみ掛けるようにスピーディーに展開できなかったか。
サスペンスとして、謎が謎を呼ぶ感覚が薄いと感じ、集中力の維持が難しい時間帯がありました。
前3列はベンチシートでしたが、ベンチシートで休憩なし3時間はちょっとしんどいです。前半、気持ちが思うように乗らず、終盤、いよいよ物語が動き始めた頃にケツがSOSを発するという残念な展開。
前作「OVER SMILE」とのつながり(ある少女のくだりで舞台上にフォンチーさんがいるとグッときます)や、島を離れた彼らの目指す先が「いい国」であるかは、観ている我々の手にかかっていると受け取れるメッセージ性はよかったと思います。
Crossing,Christmas,Clearance.クロッシング クリスマス クリアランス
バンタムクラスステージ
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2013/12/06 (金) ~ 2013/12/09 (月)公演終了
満足度★★★★
番外編「クロッシングマナー」
関西の人気劇団バンタムクラスステージが
東京へ拠点を移しての第一弾、初日幕開けは、
本編より先に番外編を演るという珍しい順番。
70分ほどの短編で“サスペンスコメディ”とうたっているが
本編の人間関係をコンパクトに紹介しながら時にハラハラさせる展開で
構成と緩急のバランスが巧み。
ネタバレBOX
借金の取り立て屋をしているレニーは
金を横領した疑いをかけられて窮地に陥る。
背景にあるイタリアン・ギャングとアイリッシュ・ギャングの対立。
今日の夕方5時までに金を取り返さないと
身代わりになってくれているヒューズが拷問にかけられる。
何としても真犯人を見つけ出さなければ…。
コメディだけどちゃんと謎解きの面白さもあり、充実のストーリー展開。
福地教光さん演じるレニーの、
二枚目ながら弱さやワケありな雰囲気もちゃんとチラ見せするあたり
計算された“本編へのお導き”も効いている。
この番外編は男ばかりだが、例によって整然とパイプ椅子を移動して場面転換
と思いきやいきなり踊り始めたりして、そのギャップが可笑しい。
正確に拷問7日目に息絶えるように仕事する緻密な殺し屋カレンダー(斉藤厚)、
レニーの仕事仲間でクールだけどハラのすわったヒューズ(ドヰタイジ)など
魅力的なキャラが登場していよいよ本編が楽しみになって来た。
銃声バンバン響くんだろうな。
人も死ぬんだろうな(当たり前か)。
客席に出来たての人物相関図が配布されたから予習して行こう。
登場人物に「おもちゃの人形 飛行機 丈太郎」ってあるけど…。
トイストーリー+ギャング抗争って一体どんな話なんだろう?
ホテル・アムール
ナカゴー
あさくさ劇亭(東京都)
2013/11/21 (木) ~ 2013/12/08 (日)公演終了
満足度★★★★
嘘のディテール積み重ねないで!
という台詞が耳に。墨井さん(よしこ)と今村さん(こうじ)の熱量がハンパない。観るものも演じるものも消耗する。総じてみると面白い。台詞も演技もかなり激しい。途中、観客席に疲れを感じた。
ネタバレBOX
女優さんをパンチするシーンは観ていて辛いです。よって星マイナス1です。
星降る闇にピノキオは、青い天幕(サーカス)の夢を見る
天幕旅団
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2013/12/05 (木) ~ 2013/12/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
素晴らしかったです…!
誰もが知ってる原作を「そう来たか…!」という表現&見せ方で、大変楽しく鑑賞。70分があっという間。観劇後は、星空の中で舞台を観たような感覚に…。
初見でしたが、大大大好きな劇団さんになりました!演出以外のスタッフワークも光ってます☆(特に劇場外の置きチラシは開演前に持ってゆく人続出w)
過去公演のDVD、切に希望…。これからも、素敵な作品を紡いでほしいです。
虹色の涙 鋼色の月
企画演劇集団ボクラ団義
SPACE107(東京都)
2013/12/04 (水) ~ 2013/12/08 (日)公演終了
満足度★★★★
勿体ない
私は3時間でも観ていられました。
台詞噛むとこや声が小さめなのは冒頭から気になったかなー。
「りばーしぶる/ばたふらい」
ソラリネ。
ギャラリーサイズ(東京都)
2013/12/04 (水) ~ 2013/12/08 (日)公演終了
満足度★★★★
リアルな空間での演技。
ギャラリーのキッチン部分を、舞台に見立てての公演。ほとんどの役者さんが自然体の演技で、こちらも力まずに観れました。特に妻役の方の演技が本当に良かったです。